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飛龍(ひりゅう)とは、大日本帝国海軍が所有していた空母の一隻である。開戦当時から空母赤城と共に活躍するも、ミッドウェー海戦にて沈没した。
竣工1939年7月5日
戦没1942年6月6日
除籍1942年9月5日
全長216.9m
速度34.5n
排水量17.300t
本来は[[蒼龍>蒼龍(航空母艦)]]の姉妹艦だったが、諸事情により再設計される
完成後、第二航空戦隊の旗艦に就役する
船体は蒼龍のデータを元に再設計されており、復元性・防弾処理など全体的に向上している
また、この飛龍を元に後の雲龍型空母が設計、建造された。
経歴
1941年
他艦艇と共に米軍真珠湾基地を強襲、当面の作戦行動を不可能にする
1942年
ミッドウェー海戦勃発
正規空母[[赤城>赤城(航空母艦)]]・[[加賀>加賀(航空母艦)]]・[[蒼龍>蒼龍(航空母艦)]]三隻が被弾炎上する中、飛龍は単艦スコールの内に逃れていたため健在だった。
そんな中飛龍の艦長は単艦になりながらも戦うことを決意、索敵機が発見した空母「ヨークタウン」に狙いを定め攻撃隊を発進させた。
運良く相対した米空母「ヨークタウン」は既に一度被弾し応急処置をとられただけで、耐久力は手負いの状態であった。
せめて一矢報いるべく飛龍攻撃隊はヨークタウンに猛攻を仕掛け、航行不能・大破に追い込む
しかし3対1の戦力差は大きく、千ポンド爆弾四発の直撃を受け飛龍は大破。しばらく浮いていたものの後に海中へと姿を消していった…
この際、艦長も運命を共にしている
単艦でありながら反撃に出た飛龍の姿は、敵軍であった米軍も賞賛する程のものだったという…
なお、飛龍の反撃を受けて大破した空母ヨークタウンは自力航行ができずにおり、他艦によって真珠湾へ曳航されていたが後の7日に伊168潜水艦がこれを発見。雷撃を喰らいトドメをさされている。
1999年
後に、アメリカの深海調査会社により、ミッドウェー付近の深海4800mに眠る飛龍の姿が発見されたという。
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