王留美

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&font(#6495ED){登録日}:2010/12/22(水) 04:23:52 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 19 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#c70067,b){紅龍、私はね、この世界が変わりさえすればいいの。} &font(#c70067,b){どんな手段を使ってでも……。} } 『[[機動戦士ガンダム00]]』の登場人物。 CV:真堂圭 性別:女 誕生日:7月9日 年齢:17歳(1st)→22歳(2nd) 身長:152㎝(1st)→163㎝(2nd) 体重:41㎏(1st)→45㎏(2nd) 血液型:A型 所属:[[ソレスタルビーイング>私設武装組織 ソレスタルビーイング]]・エージェント 読み:ワン・リューミン   けしからん[[おっぱい]]を持つチャイナ娘。 [[私設武装組織 ソレスタルビーイング]]の最大手スポンサー、王商会の当主で美少女セレブ(笑)。 若冠15歳で当主の座に就き、その美貌と財力から社交界では有名。 エージェントとして実動隊の[[チームプトレマイオス]]に施設や情報を提供し、他のスポンサーやエージェントに接触してのパイプ役として活動をサポートする。 が、当の本人はソレスタルビーイングの掲げる戦争根絶には興味が無く、寧ろ武力介入によって世界が変わっていく様子を楽しんでいた。 世界の変革を強く望んでおり、莫大な資産の多くをソレスタルビーイングに投じている。 余談だが、[[第2世代ガンダム>第2世代ガンダム(機動戦士ガンダム00)]]を開発したコロニー・クルンテープの開発を組織の為に企画した有力な華僑の存在が示唆されており、 先祖の代からエージェントとして活動していたらしい。 また、常にボディーガード兼執事の&font(#3300ff){&ruby(ホンロン){紅龍}}が彼女の傍に控えている。   実はこの紅龍は&font(#ff0000,b){留美の(小説版等によれば腹違いの)兄}で、本来ならば王家を継ぐのは彼であったが、小説版によると善良な気質を持っていたが為に先代は彼を当主の器ではないと見限り、留美を後継者に選ぶ。 そして、紅龍を自由にさせ過ぎた事が失敗だったとし、留美には自由時間など一切与えずに、文字通り四六時中、王家の当主となる為の徹底した英才教育を施した。 留美はこの先代の意向で人生の大半を王家の当主としての教育に費やされてしまった事への鬱憤と王家という名の柵から解放された新しい人生への羨望を抱き続けていた。 小説版では、全てが手に入る立場であるが為、「欲求」を持てない事に「&color(gray){世界が灰色に映る}」と描写されていた。 その為、新たな人生が開けるのではないかと考え、世界の変革を強く望むようになった。 &font(#c70067){&u(){&font(#ffffff){言い回しや高圧的な態度から「ただの&u(){[[&font(#ffffff){厨二病}>厨二病]]}じゃね?」等と指摘されることもあったが、ぶっちゃけまさにその通りと言える。}}} 【1st】 第1話から登場。 ソレスタルビーイングの武力介入の開始直前に軌道ステーション「天柱」でパーティーに参加。 その式典を狙うテロリストの迎撃に投入された[[ガンダムキュリオス]]、[[ガンダムヴァーチェ]]の活躍を間近で見守る。 戦術予報士の[[スメラギ・李・ノリエガ]]を高く評価しており、その予報の正確さに驚嘆していた。 その後地上で武力介入を行っていた[[ガンダムエクシア]]と[[ガンダムデュナメス]]には土地を用意し、新装備の追加や整備の環境を整える。 三大国家群のタクラマカン砂漠での合同軍事演習の際には別荘でプトレマイオスクルーと共にマイスター達の帰還を待っていた。 このミッションの前日には、クルーの女性陣と共に麗しい水着姿を披露している。 この頃は真面目にソレスタルビーイングのエージェントとしての仕事を熟しているように見えるが、次第に組織に内密で独自の行動をとるようになっていく。 本来は[[アレハンドロ・コーナー]]等の監視者は絶対中立の存在であり、ソレスタルビーイングの構成員とは接触を避けた方が良い立場にあるが、 彼女自身はそんな事を気にも留めずに一構成員としてアレハンドロと度々接触していた。 ソレスタルビーイング全体の組織としての綻びや、留美が独自の意識に基づく行動をとっている事がこうした点からも確認出来る。 [[ガンダムスローネ]]とトリニティの出現に伴ってそれが顕著に表れ、付き合いの長いチームプトレマイオスと反目する中でもトリニティにバックアップを進言する等、 独断行動が一層目立つようになった。 ソレスタルビーイングが国連軍に敗北した後、組織は疲弊し各種パイプを断たれ、チームプトレマイオスのスポンサーは最早王商会のみとなる。 トリニティの中で唯一生き残った[[ネーナ・トリニティ]]を保護し、[[地球連邦政府>地球連邦平和維持軍]]樹立に伴う世界の変革を見つめるも、未だ自身の望む世界になっていない事を痛感。 世界を変える機体として[[ダブルオーガンダム]]の完成を待ち望んでいた。   【2nd】 美しい大人の女性へと成長し、おっぱいも更に増量した。%%そこ、ケバくなったとか言うな%% ネーナ・トリニティを従え、引き続きソレスタルビーイングのサポートを行っており、人手不足の組織に[[アニュー・リターナー]]を紹介した事も。 しかし、ソレスタルビーイングの支援を行う一方で、裏では[[イノベイター>イノベイター(機動戦士ガンダム00)]]を率いる[[リボンズ・アルマーク]]と繋がりを持つ等、手段を選ばなくなっていく。 上記のアニューの推薦も、実際はリボンズからの指示である。 これらの事が(自分の所為で妹に望まぬ形で当主を継がせた事への負い目とその罪滅ぼしから)常に留美に忠実な紅龍からも疑念を抱かれ、 元々彼女の態度や処遇に不満を抱いていたネーナに至っては反感と嫌悪を強めてしまう。 この時期になると、自慢の美貌は絶頂期に達するも待ち受けているのは下り坂、という状況に焦燥感を駆り立てられ、 何とか変革完遂の時期を早めようと資金投入等にも見境が無くなっていく。 そして美も金も底が見え出した状況下、不老不死に近い肉体を持つイノベイター(イノベイド)に強い憧れを抱き、その一員に加わる事を望むも、 そうした内心を看破するリボンズに「&font(#47ea7e){富や権力を当たり前に持ち、同種でありながら、大衆を上から見下ろす旧世代の考え方}」(要は&font(#ff0000,b){消え去るべき過去の遺物})と揶揄され、 その望みも「&font(#47ea7e){君は、イノベイターにはなれない。悲しいけど、それが現実なんだよ}」と嘲笑される。 それを契機にリボンズを見限り(というか見限られて放り出され)、ヴェーダの所在の情報を渡す為に[[プトレマイオス>プトレマイオス(機動戦士ガンダム00)]]に通信を入れ、ラグランジュ5で待っていた。 しかし、リボンズを出し抜こうと画策していた[[リジェネ・レジェッタ]]の協力を得たネーナに裏切られ、窮地に立たされてしまう。 ネーナも相当利己的な人物だが、 &font(#dc143c,b){「何でも持ってるくせに、もっともっと欲しがって…そのくせ中身は空っぽ」} という評価は王留美という人物を端的に表していると言えよう。 そして、裏切ったネーナから銃撃され、殺されかけるも、唯一の肉親である兄・紅龍に文字通り命懸けで庇われ、窮地を脱する。 アニメではかなり動揺こそしたものの、留美は彼に哀悼の意を示す様子は見せなかった。 が、小説版では彼の死に「&color(gray){灰色の世界}に一瞬色彩が明滅した」と言う程激しい悲しみの感情を抱いていた。   その後、指定したポイントに現れた[[刹那・F・セイエイ]]にメモを託し、留美を心配した刹那に一緒に来ることを勧められるも、「&font(#c70067){求めてるものが違う}」と断った。 そして、王家のコネクションを駆使して世界の変革を目指す志を改めて固め、小型艇で脱出する。 が、その行動を読んでいたネーナの[[スローネドライ>ガンダムスローネ]]に捕捉されてしまい、GNハンドガンで小型艇を撃ち抜かれ、志半ばで宇宙の藻屑と消えたのであった。 余談だが、この際に小型艇の舵を刹那と[[グラハ……>グラハム・エーカー]][[いや、ミスター・ブシドー>ミスター・ブシドー]]が激戦を繰り広げている方に向けていれば、その混乱に乗じて生き延びられたかもしれない……と、小説では言及されていた。 ……が、 「宇宙の物理法則は彼女の味方をしなかった」 「別の場所に逝った」 と明言されている通り、結局それが叶う事は無かった。 素晴らしく愛らしい容姿や素振り、おっぱいという武器を携えた彼女の第一印象は極めて良好だった為に活躍も期待されていたが、そもそも名前からして「&font(#c70067,b){留}まる&font(#c70067,b){美}」でしかなく、 所詮は「&font(#c70067,b){自分にとって都合の良い世界への変革}」を目指す事以外は眼中に無かった身勝手な人間として、その人生に幕を下ろしたのも必然であったのかも知れない…。 【台詞集1】 #openclose(show=クリックにて展開){ 「そんな顔していると、男が下がるわよ?」 「&font(#3300ff){始まりました、お嬢様}」 「&font(#c70067){遂に、彼らが動き出すのね……}」 「&font(#c70067){あらあら、自分達だけぞろぞろと。勝手な人達ねぇ……}」 「&font(#3300ff){避難されますか?}」 「&font(#c70067){まさか。でも、流石スメラギさん。見事な予報ね}」 「世界が、変わってゆく……」 「&color(green){どの国のニュースも、俺達の話題で持ち切りだ。“謎の武装集団、全世界に対して戦争根絶を宣言する”ってな。}  &color(green){尤も…殆どの奴らは信じちゃいないようだがな…}」 「&font(#c70067){ならば、信じさせましょう。ソレスタルビーイングの理念は、行動によってのみ示されるのだから}」 「&font(#3300ff){ガンダム…}」 「&font(#c70067){そう。あれこそが、ソレスタルビーイングの理念を発現する機体よ……}」 「一度だけじゃない、何度でも介入するわ」 「&font(#e6b422){ソフトドリンクかい?ここのお勧めはオリジナルカクテルだよ}」 「&font(#c70067){私は未成年でしてよ}」 「&font(#e6b422){おぉ、これは失礼}」 「例え利用されていると分かっていても、私達は動く」 「&font(#c70067){ソレスタルビーイングの創設者……イオリア・シュヘンベルグは、声明でこう言った筈よ?}」 「&font(#e6b422){“ソレスタルビーイングは、戦争を幇助する国も武力介入の対象である”と}」 「最大規模のミッション…世界は、ソレスタルビーイングを注視せざるを得なくなる……」 「これがガンダムマイスターの力…」 「戦闘中にコックピットハッチを開けるだなんて…!」 「&font(#c70067){お見事でした。スメラギ・李・ノリエガ}」 「&font(#8b008b){とんでもないハプニングがあったけどね…}」 「&font(#c70067){とはいえ…ヴェーダの推測通りに計画が推移しているのは、事実でしてよ?}」 「&font(#8b008b){王留美、このミッションでどれ位の犠牲者が出たか分かる?}」 「&font(#c70067){いえ}」 「&font(#8b008b){私の予測だと…500人は下らないわ}」 「&font(#c70067){それを承知の上で、ソレスタルビーイングに入ったのではなくて?}」 「&font(#8b008b){分かってるわよ。ええ、分かってるわ……}」 「嫌なものね、待つしかないという事は……」 「世界が動けと言っているんだわ、私達に……」 「ふぅ…。全く、世界というのは……」 「何という失態…!イオリア・シュヘンベルグが求めた理想を、ガンダムは体現している。なのに…どうしてマイスター達は、こうも不完全なの?」 「&color(green){ふう…!ヒヤヒヤもんだぜ……。けどよぉ、お嬢さん、これでこの問題が解決するのか?}」 「&font(#c70067){…出来ないでしょうね。でも、人は争いを止める為に、歩み寄る事が出来る。歩み寄る事が……}」 「&font(#c70067){ナノマシンの普及によって、宇宙生活での人体への悪影響は激減した。なのに、精神衛生上の観点から、地上に降りる必要があるなんて…}」 「&font(#8b008b){人間がコロニー以外の宇宙で暮らすには、まだまだ時間が掛かるわ…}」 「&font(#c70067){スメラギさんは、人類が宇宙に進出するのがお嫌い?}」 「&font(#8b008b){私達はまだまだ未成熟な生命体よ。でも、それも悪くないわ。重力下で飲むお酒は格別ですもの…}」 「&font(#c70067){昼酒は体に毒でしてよ}」 「&font(#8b008b){止めたくても止められない、まさに未成熟……}」 「&font(#3300ff){お嬢様、米軍艦隊が動きました。太平洋を横断してユーラシア方面に向かっている模様です}」 「&font(#c70067){今頃、AEUも人革連への境界線に向けてモビルスーツ隊を集結させているでしょうね}」 「&font(#3300ff){何故…その事を?}」 「&font(#c70067){的確なのよ。スメラギさんの予測は…}」 「トリニティのやり方は、確かに無謀だわ。しかし、これで世界が変わるというなら……!」 「&font(#c70067){そう、エクシアが新型のガンダムに…}」 「&font(#3300ff){こんな事をして、良いのでしょうか?}」 「&font(#c70067){さあ、どうかしら?紅龍、私はね、この世界が変わりさえすればいいの。どんな手段を使ってでも……}」 「&font(#336045){待てミハエル。そこにいるご婦人、ヴェーダの資料の中で見た記憶がある}」 「&font(#c70067){記憶に留めて下さっていて光栄ですわ。私の名は王留美、ソレスタルビーイングのエージェントをしております。こちらはパートナーである紅龍です}」 「&color(crimson){ちょっといい男じゃん}」 「&font(#164082){そうかぁ?}」 「&font(#336045){この場所に来た事で、あなた方の能力の高さは分かりました。それで、私達に何か御用ですか?}」 「&font(#c70067){ただ、御挨拶に伺ったまでです}」 「&font(#336045){んっ?}」 「&font(#c70067){チームトリニティも、私達と同じソレスタルビーイング。エージェントである私達が、あなた方をサポートするのは、至極当然の事}」 「&font(#164082){何言ってやがる!?}」 「&color(crimson){アタシら、そっちのガンダムの攻撃を受けたのよ!}」 「&font(#c70067){その事については聞き及んでいます。ですが…私はあちら側の人間という訳ではありません}」 「&font(#336045){つまり…中立の立場であると?}」 「&font(#c70067){いいえ。私は、イオリア・シュヘンベルグが提唱する理念に従う者……それ以上でもそれ以下でもありません}」 「&font(#336045){……成程、そういう事ですか}」 「&font(#c70067){ええ……}」 「&font(#336045){分かりました、王留美。必要に迫られた時、あなたの援助を期待させて頂く}」 「&font(#c70067){良しなに}」 「&font(#336045){この場所を彼らには…?}」 「&font(#c70067){伝えない事をお約束しますわ。では}」 「&font(#3300ff){宜しかったのですか、お嬢様?ソレスタルビーイングは、彼らと敵対して―――}」 「&font(#c70067){構わなくてよ。トリニティは世界に、変革を誘発したのだから}」 「&font(#3300ff){それ程までに、今の世界がお嫌いですか?}」 「&font(#c70067){ええ。変わらないのなら、壊れても良いとさえ思う程に……}」 「こんなにも世界が変わってゆく……。その向こうには、一体何があるのかしら……?」 「&font(#336045){我々を、機体ごと&ruby(そら){宇宙}に戻す手筈を整えて欲しい}」 「&font(#c70067){喜んで…と言いたい所ですが、少し遅かったようですわ}」 「&font(#336045){何?}」 「&font(#c70067){既に、国連軍の部隊がそちらに向かっています}」 「&font(#336045){何だと…!?}」 「&font(#c70067){早めの対処を}」 「世界は、どちらに傾くのかしら……?国連か……彼らか……」 「&color(crimson){これで世界は変わったのですか?お嬢様}」 「&font(#c70067){さあ…}」 「&color(crimson){今の世界はお気に召しませんか?}」 「&font(#c70067){期待はしているわ。世界が変わっていく事を……}」 「&font(#c70067){良かったら見せて下さらない?第一世代の機体を}」 「&font(#444444){ん?了解}」 「これが、オーガンダム……。初めて太陽炉を積んで、稼働した機体……」 「世界を変える機体……ダブルオーガンダム……」 } 【台詞集2】 #openclose(show=クリックにて展開){ 「&font(#3300ff){お嬢様。何故ソレスタルビーイングの情報を、彼らに話したのですか?この4年間、何の為に準備を……?}」 「&font(#c70067){この程度の危機を乗り越えないようでは、意味は無くてよ}」 「&font(#3300ff){お嬢様…あなたは世界の変革よりも、戦いを求めているように見受けられます}」 「&font(#c70067){そう。戦いの果てにこそ、世界の変革があるわ……}」 「ダブルオーが、起動した……」 「&font(#c70067){お優しいことね、新生したソレスタルビーイングは……。一体誰の影響かしら?}」 「&font(#3300ff){お嬢様、その手配は私に}」 「&font(#c70067){ネーナ・トリニティにお願いするわ}」 「&font(#3300ff){何故です?}」 「&font(#c70067){あなたに脳量子波が使えて?}」 「&font(#0000ff){そ、それは…}」 「&font(#c70067){イノベイターを欺く為にも、彼女の能力は必要不可欠。あなたでは分不相応なのよ紅龍…いえ、“お兄様”}」 「&font(#56256e){イオリア・シュヘンベルグは、第三段階までの計画を練りながらも、第一段階の紛争根絶に執着していた…。}  &font(#56256e){リボンズ・アルマークの計画か?ソレスタルビーイングの理念か……}」 「&font(#c70067){どちらにしても、世界は変わる……!}」 「イノベイターとの対立は、変革を加速させる…。フッ、楽しみだわ……」 「&font(#47ea7e){メメントモリの建造協力、感謝しているよ}」 「&font(#c70067){……期待していますわ、イノベイターの作り出す未来に}」 「&color(crimson){お嬢様。お嬢様はソレスタルビーイングに見切りをつけて、イノベイターに加担されるおつもりですか?}」 「&font(#c70067){そんな次元の考え方では、真の変革は訪れはしないわ}」 「&color(crimson){どういう意味でしょうか…?}」 「&font(#c70067){あなたは自分で思っている程、特別な存在じゃないという事よ}」 「&font(#3300ff){お帰りなさいませ、お嬢様。あっ…!何かあったのですか?}」 「&font(#c70067){幾ら上位種とはいえ、男の嫉妬は見苦しいという事よ…。それで、戦況は?}」 「&font(#3300ff){プトレマイオスによる、衛星兵器への攻撃は、まだ行われていないようです}」 「&font(#c70067){そう、慎重なことね…}」 「&font(#56256e){ティエリア・アーデは僕達と敵対する道を選んだらしい。それはとても素敵な事だと思わないかい?}」 「&font(#c70067){……ええ、とても……}」 「&color(crimson){反乱分子に好き勝手な事やらせておくなんて、イノベイターは何を考えてるんですか、お嬢様?}」 「&font(#c70067){彼らなりの思惑があるのよ}」 「&font(#3300ff){このクーデターは、世界を変える事になるのでしょうか?}」 「&font(#c70067){さぁ?終焉の始まりかも知れなくてよ}」 「&font(#3300ff){それを、お嬢様はお望みなのですか?}」 「&font(#c70067){……}」 「&font(#c70067){ソレスタルビーイングが、活動を再開した様ですわね}」 「&font(#47ea7e){頃合いだと思っていたよ}」 「&font(#c70067){正直な所、今の状況に落胆していますわ}」 「&font(#47ea7e){落胆?}」 「&font(#c70067){情報統制と軍備増強…旧世代のやり方を世界規模に広げただけ。この後どうするおつもりです?}」 「&font(#47ea7e){人間が知る必要は無いね}」 「&font(#c70067){何れ全ての人類は、イノベイターとなるのではなくて?}」 「&font(#47ea7e){それは違うよ}」 「&font(#c70067){!?}」 「&font(#47ea7e){時代の変革期には…古きもの、悪しきものを切り捨てなければならない。}  &font(#47ea7e){例えば、富や権力を当たり前のように持ち、同種でありながら、大衆を上から見下ろす旧世代の考え方とか…}」 「&font(#c70067){私の事を仰っているの?}」 「&font(#47ea7e){望まぬとも時代に取り残されていくのさ。君の美貌が時と共に劣化していく様に…。華やかかりし頃の過去に固執し、他者を傷つけて安寧を得る。}  &font(#47ea7e){いけない事だと分かっているのに、止める事すら出来ないんだ。誰かが諭してやる必要があると思わないかい?}」 「&font(#c70067){それが…あなた方だと?}」 「&font(#47ea7e){人間の価値観は狭過ぎるんだ。僕等はもっと広い視野で物事を考えている}」 「&font(#c70067){……そうですか。なら、その広い世界の変革…期待しておりますわ}」 「&font(#47ea7e){一つ言っておくよ。君は、イノベイターにはなれない}」 「&font(#c70067){!}」 「&font(#47ea7e){悲しいけど、それが現実なんだよ}」 「&font(#c70067){ネーナ・トリニティからの連絡は?}」 「&font(#3300ff){まだありません}」 「&font(#c70067){使えない子ね…!}」 「ヴェーダの所在をソレスタルビーイングに伝えれば、イノベイターの計画に狂いが生じる筈。そしてまた世界は……」 「&font(#c70067){ネーナ?ネーナ・トリニティ、聞こえて?この艦のシステムが制御できないの!助けて頂戴!}」 「&color(crimson){ハハハッ!バーカ!知っているわよそんな事!だって私がやってるんだから!}」 「&font(#c70067){あ、あなたが…!?}」 「&font(#c70067){私は…、私は世界の……}」 「&font(#3300cc){留美!}」 「&font(#c70067){変革を……!!}」 「&font(#3300ff){お嬢様…}」 「&font(#c70067){平気よ…。私には、まだ……!}」 「&font(#3300ff){指定ポイントに現れる者はおりません。お嬢様…ソレスタルビーイングは、本当に来てくれるでしょうか?}」 「&font(#c70067){私に分かる訳無いわ…!でも、来なければ世界はイノベイターの物となる……。リボンズ・アルマークの物に……!}」 「&font(#3300ff){ネーナ・トリニティは、何時からイノベイター側に――}」 「&font(#c70067){質問ばかりしてないで、自分で考えなさい!あなたがそうだから、私が王家の当主にさせられたのよ!!}」 「&font(#3300ff){ッ!}」 「&font(#c70067){お兄様に当主としての器が無かったから、私の人生は歪んだ…!だから私は、世界の変革を望んだの!地位や名誉、資産すら引き換えにしても……。}  &font(#c70067){そう。私は人生をやり直し、私だけの未来を手に入れる!最後まで付き合ってもらうわよ、紅龍……}」 「&font(#3300ff){ッ…!}」 「&font(#c70067){あなたには、その責任があるわ……}」 「&font(#c70067){紅龍!}」 「&color(crimson){退きなって!}」 「&font(#c70067){お兄様…!}」 「&font(#3300ff){リュ、留美……生きて……!}」 「&font(#c70067){お兄様!!}」 「&font(#c70067){刹那・F・セイエイ…}」 「&font(#0000ff){王留美!?どうした?怪我をしているのか?}」 「&font(#c70067){何でもありません。それより、これを…!}」 「&font(#0000ff){何だ?}」 「&font(#c70067){ヴェーダ本体の所在が、記されています…}」 「&font(#0000ff){ヴェーダの本体が…?}」 「&font(#c70067){イノベイターにこの事を知られたら、ヴェーダを移送されてしまう…!一刻も早く、ヴェーダの奪還を!}」 「&font(#0000ff){了解した。ここから脱出を…}」 「&font(#c70067){私は大丈夫です}」 「&font(#0000ff){しかし…!}」 「&font(#c70067){私は、あなたとは行けないのです。私の事は心配しないで}」 「&font(#0000ff){……分かった}」 「あなた達とは行けないのよ。求めてるものが違うんだから……」 「&font(#c70067){ソレスタルビーイングも、イノベイターも、お兄様の命も捧げて、変革は達成される…!私はその先にある、素晴らしい未来を……!}」 「&color(crimson){そんなもの、あるわけないじゃない}」 「&font(#c70067){ネーナ!?どうして……!!}」 「&color(crimson){言ったでしょ?アタシはアンタが大嫌い。アンタに従ってたのは生きてく為。ちょっと愛想良くしたらすぐ信じちゃって、フフッ。でもね?アンタの役目は終わったの!}」   } #center(){ &font(#c70067){こんなにも項目が追記・修正されてゆく……。その向こうには、一体何があるのかしら……?}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,16) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 雑談で5000字オーバーしてたんで消しました -- 名無しさん (2013-10-05 01:16:20) - 結局、刹那達はコイツが裏で敵(イノベイドやトリニティ)と内通していた事やコイツが殺された事は最後まで気づかずじまいだったのかな? -- 名無しさん (2014-05-09 23:19:01) - ↑ 劇場版開始前頃には、王家からの援助が断たれた所為もあって資金難が深刻化したから、殺されたことには気付いてる -- 名無しさん (2014-05-09 23:36:43) - 本当に世界を変えるというのならば、こんな人間になっていない 結局のところコイツは意思も能力も持ち合わせていなかった 哀れなものだ… -- 名無しさん (2014-06-16 21:27:58) - ↑持ってたのは金とおっぱいだけか…ふぅ -- 名無しさん (2014-06-17 01:05:44) - ネーナとは見下しまくっていたが最終的には殆ど同じ性格 -- 名無しさん (2014-07-29 20:21:52) - ↑結局のところ二人は似たもの同士だった訳で… -- 名無しさん (2014-07-29 20:57:02) - 薄い本の常連さん。 -- 名無しさん (2014-07-29 21:16:35) - 最初は可愛かったのになあ…… -- 名無しさん (2014-09-04 21:37:43) - コイツの設定くだらんかったな。22で絶望してたら岡本夏生とかどうすればいいんだ -- 名無しさん (2014-09-09 22:20:32) - リューミンの二期評価はそれまで好きだった人が手のひら返して自業自得扱いしててかわいそう。好きなら文句は留美じゃなくて制作に行くべきだろ。暗い喜びのはけ口としての需要にかなってしまったのかねえ。それはそれで歪みだと思う。 -- 名無しさん (2014-10-10 09:05:51) - 自分の兄さえも見下していた時点で彼女に変革というものは不可能と思った。 -- 名無しさん (2014-10-10 09:07:39) - 「あなたは自分で思っているほど、特別な存在じゃないということよ」ってセリフがブーメラン発言だし -- 名無しさん (2014-11-25 03:24:27) - ネーナと同じで見た目だけでしたって感じ。 -- 名無しさん (2014-12-19 21:41:38) - リボンズといい最初大物かと思ってたのに最後は小者で終わった人物 -- 名無しさん (2015-01-19 18:02:29) - ↑5製作者がそうしたキャラにした時点で、そのキャラはそういう物に決まってしまうんだよ、それが公式設定 ↑小者に失礼だよ、小者ってのは自分の身を弁えて無理な願望を持たず出来る事だけをやる奴だよ、十分な程の幸せに恵まれながら自分の身の丈に合わない無理な願望抱いて勝手に絶望してる奴とは違うよ -- 名無しさん (2015-04-09 13:23:35) - 実はマリナと境遇が似通ったところがあるのだが、選んだ道はあらゆる意味で正反対。 -- 名無し (2015-08-03 00:10:01) - オルフェンズのクーデリアは王留美は高見してないでこうやって生きて成長すべきだったって見える。00直後の企画らしいし。 -- 名無しさん (2015-10-26 14:42:47) - 留美とネーナのコンビは揃って好きだわ。良くも悪くも人間っぽいし。あとエロい -- 名無しさん (2015-10-30 18:03:09) - 留美にしろネーナにしろ、ガンダムOOの物語において最後まで生きていてはいけないキャラだったな -- 名無しさん (2015-11-30 23:30:47) - 世の中30歳でも40歳でも精神的にも肉体的にも「美女」と呼べる女性もいるというのに、根性のない女である -- 名無しさん (2015-12-05 14:36:29) - ろくな教育受けてないな。この女。 -- 名無しさん (2015-12-06 22:16:18) - ↑留美を育てた先代がろくなヤツではなかったみたいだし -- 名無しさん (2015-12-16 01:03:51) - 世界の変革の動機がどう変えたいかじゃなく現状の否定から始まってるからな。ただまぁ我々みたいな一般市民が持ちそうな思考ではあるのも確か。リボンズの「君はイノベイターにはなれない」っていうのは確かだと思う。 -- 名無しさん (2016-01-19 05:40:10) - まぁ生まれた時から何でも物だけはある変わりに自由は一切無く、齢15で金と社会の縛鎖に雁字搦め。後はこのまま老いさらばえていくだけとか気が狂ってもおかしくないくらいにはきっつい状況だと思うけどな -- 名無しさん (2016-01-19 07:50:36) - 恵まれているからこそ、何もかもがんじがらめな状況に耐えられなかったんだろ 先代が継がせるべき相手を間違った、才能はあるんだけど気質が致命的に当主というものに向いていなかった -- 名無しさん (2016-03-19 15:43:17) - ルイスみたいに普通の女の子として生きたかったけど、家の呪縛に囚われたって感じかな -- 名無しさん (2016-03-28 16:45:24) - ネーナの事は道具扱いはしてないし、彼女なりに愛してたんだろうな。もしかしたら初めての「友達」と思っていたのかもしれない。惜しむらくはネーナと五年の間に一方的ではない心の繋がりを築けていれば… -- 名無しさん (2016-05-01 07:12:40) - 69や貝合わせをしてるリューミンとネーナが見たい -- 名無しさん (2016-05-27 23:09:20) - ある意味でお互いの最大の理解者が側にいながらも、結局友情を育めることもなく互いに一人ぼっちのまま死んでいった…と考えると哀れではある。半分は自業自得だけど。 -- 名無しさん (2016-05-27 23:40:11) - ↑そう考えると、最初は反発し合い、離れ離れになりながらも長いときを経て分かり合えた刹那とマリナとは対照的といえるのかな? -- 名無しさん (2016-06-04 16:22:37) - ↑そこまで意識したかどうかは分からないが、確かに対比になってるよな。ほんとに先代の当主である留美のオヤジは人を見る目はなかったんだな…。遠回しに息子と娘を不幸にした元凶とも言えるし -- 名無しさん (2016-06-15 02:11:06) #comment #areaedit(end) }

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