ヨヨ(バハムートラグーン)

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&font(#6495ED){登録日}:2009/11/07 Sat 10:46:41 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- ◆概要 [[バハムートラグーン]]の登場人物。 ◆略歴 &font(#ff0000){※一応ネタバレ注意} ゲーム開始直後にグランベロス帝国によって滅ぼされたカーナ王国の王女。ゲーム本編では18歳。 主人公のビュウとは&bold(){幼馴染み}の関係である。 ゲーム中の描写では&bold(){ビュウとヨヨの仲は非常に良く}、&bold(){周りの人間((あのマテライトですら))も「ビュウと王女がくっつくだろう」と思っていた}ようだ。 ただし、小説版においては&bold(){ビュウはヨヨを妹のように扱っているフシがある}など、当人たちがどのような感情を抱いていたかについては想像の余地がある。 このカーナ王国は神竜バハムートを守護竜と崇める国であり、カーナ王家は代々神竜の声を聞き、神竜の力をその身に宿す事が出来る「ドラグナー」の血を引いている。 彼女もその例に洩れずドラグナーの血を引いており、神竜の力を使い、心を通わせることができる可能性を秘めていた。 それ故にカーナ陥落の際に、「空を手に入れた。だが、完全ではない。」と神竜伝説に挑もうとするグランベロス帝国皇帝[[サウザー>サウザー(バハムートラグーン)]]によって連れ去られ、&bold(){数年間を牢屋の中で軟禁されて過ごす}ことになる。 その獄中生活の待遇がどのようなものであったかは定かではないが、&bold(){身近な人間の死を体験した挙句}に&bold(){見知らぬ地での孤独な生活を強いられた}彼女の心中は察するものがある。 しかし、そんな彼女の獄中生活はある男の登場によって一変する。 グランベロス帝国の将軍&bold(){パルパレオス}である。 ヨヨの現状を見過ごせなかったパルパレオスは、自ら話し相手としてヨヨと積極的に接するようになり&bold(){お互いに親交を深めていった}。 このパルパレオスという”心の拠り所”がいなければ、ヨヨは壊れかけた心を保つ事が出来なかったかもしれないともされる。 その後カーナ王国の生き残り達で結成された反乱軍達によって、キャンベルで助け出されそのまま反乱軍に参加する。 グランベロス帝国の支配から各ラグーンを開放する戦いを続けながら、彼女は各地に眠る神竜を目覚めさせていった。 ドラグナー((ゲーム上ではこの頃はまだワーロックだが))は神竜の心をその身に宿すことによってその召喚が可能となるのだが、神竜と一体化しているヨヨは神竜の心の影響を強く受けてしまう。 このバハムートラグーンという作品における神竜達は、バハムートを除いて非常に若く我の強い連中ばかりであるので、 神竜達がバハムートへの怒りを露わにするなど傍若無人な振る舞いを続けた結果、&bold(){宿主であるヨヨの精神的ダメージは蓄積し続けた}。 そのために彼女は心身の不調を抱えるようになり、しまいには寝込んでしまう事もあった。 なおゲーム中の神竜達((ヴァリトラ・リヴァイアサン・ガルーダ・ユルムンガルド))の会話によれば、ヨヨ自身はドラグナーとして不十分であり、故に自分達神竜を何匹も抱え込み、死にかけている状態だったらしい。 しかし、この後ヨヨがドラグナーに覚醒したり、比べ物にならないくらい強大な怒りを放つアレキサンダーを抑えこむなどしている辺り、彼らの見る目が無いと言える。 元々人間をいじめて楽しんでいたのをバハムートにたしなめられて戦争を起こしたような奴らなので、仕方ないといえば仕方ないのだが。 ちなみに&bold(){後にこの状態からは脱出}。どうやら&bold(){神竜の怒りをセンダックに押し付けた}ようである。 その後、カーナにてサウザーの命により反乱軍に参加すべくやって来たパルパレオスと再会し、共に祖国カーナをグランベロス帝国の支配より解き放つ事に成功。 これにより、正当な王位継承者であった彼女は&bold(){若くして即位しカーナ王国の女王となる}。 本格的に反乱軍改め、オレルス救世軍の指導者的な立場に居座り、グドルフ将軍に支配されたグランベロス帝国を叩き、神竜の伝説を追いかけることになる。 そしてカーナ神殿でバハムートを目覚めさせ、その心を受け止め、他の神竜のバハムートに対する怒りすら彼女は抑え込んだ。 結果ヨヨは、真にドラグナーとして覚醒し、人間と神竜の梯、文字通り世界の命運を握る存在となったのであった。 &font(#ff0000){このときバハムートラグーンでは唯一のクラスチェンジがいつのまにか行われるが気にしない気にしない。} なお、このときにはすでにバハムート除く神竜との力関係は逆転したようであり、神竜の心を覗けるようにまで成長し、最終決戦の舞台、神竜達の故郷「アルタイル」への扉をバハムートと力を合わせて開いたりしている。 アルタイルでの最終決戦でもそのキャラクターを遺憾なく発揮し大活躍をし、名実ともに最重要キャラとしての面目を保つ。 また、ヨヨの中にいた神竜の内6体がヨヨの体を離れ復活するのだが、最終的にヨヨに憑依したラスボスだけが復活の依り代が足りずにヨヨの体内に残ってしまう事になる。 しかし、続編が描かれる事は無かったので、それがその後どのような事態を呼んだかについては不明なままである。 ◆悪女という評価について &font(#ff0000){『ヨヨと言えば悪女』}というのは実際にゲームをやった事のある人にも、やった事のない人にも、下手するとバハムートラグーンを知らない人にもおなじみの見解である。 &font(#ff0000){スクウェア三大悪女}、&font(#ff0000){RPG史上最大の悪女}などと揶揄され、定着した悪女っぷりは有名。 それ故にヨヨという名前とヨヨの発した迷言&font(#0000ff){「サラマンダーよりはやーい!」}((実際のテキストは「サラマンダーよりずっとはやい!」だが、前者での二次使用が多い))だけを知っているという人も多い。 &font(#800080){<劇中でみせた行為>} ・少年時代のビュウとヨヨがドラゴンに乗って教会((訪れた男女は必ず結ばれるとの噂の教会))へ向かうという回想シーンがあるが、この時のヨヨは&bold(){「サラマンダー……とっても、はやいね!!」}と感激。&br()教会に降りた後は中には入らず、&bold(){「大人になっても今と同じ気持ちで、教会に誘ったら一緒に来てくれる?」}と再来の約束をしていたのだが… ・上記の通り、主人公と物語開始時点では恋人だが、帝国に攫われて&bold(){敵将に心変わり}((ただし、ある種のストックホルム・シンドロームだった可能性はある))。&br()なお&bold(){惚れていく描写はほとんどない}。よって&bold(){プレイヤーにはパルパレオスのどこに惚れたのかさっぱり分からない}。 ・主人公との思い出の場所に、その恋人とその恋人の竜に乗って訪れる際に、かの有名な&bold(){「サラマンダー((主人公の竜))よりずっとはやい!」}。 ・そのまま教会に到着し、パルパレオスに「ここが思い出の場所なのか?」と聞かれると、&bold(){「ううん……思い出の場所なんかじゃない。だって私達……これから始まるんですもの」}。&bold(){ビュウを完全に昔の男扱い}している。&br()時間がないので前述の言い伝えを今はまだ聞かせないと言い、&bold(){「その話はいつかまた2人、教会で。その時にはここが思い出の教会になっているの」}と、&bold(){2人で教会に入っていく}。約束とは一体… ・救出された後は&bold(){ビュウに対していかにも思わせぶりな態度を取る}のだが… ・パルパレオスは一人で例の教会を守っていたのをきっかけにビュウ達と合流するのだが、その時にパルパレオスを指して&bold(){「おねがいビュウ……私の大切な人なの……」}。 ・その後3人で教会に入ると長い話を始める。&bold(){「ビュウ……今までありがとう。でも私、子供の頃にはもう戻れないの……楽しかったあの頃に……でもきっとそれはいい事なのビュウにとっても私にとっても……」}。「ビュウにとっても」と&bold(){勝手に自己完結}。これまた有名な&bold(){「おとなになるってかなしいことなの……」}まである。&br()&bold(){その後2人を背にその場を後にするビュウ}。そして&bold(){ヨヨとパルパレオスは教会の祭壇に行き、愛を誓い合う}。 ・この時点で&bold(){プレイヤーの心は既に奈落の底に落ちている}が、&bold(){奈落の底に落ちてからが本番}である。&br()ここからは&bold(){ビュウへの冷たい言葉}と&bold(){パルパレオスとのイチャイチャ描写}が&bold(){ひたすら続く}。&bold(){みんなで一緒に暮らしている戦艦の中}なんですがそれは。 ・そのみんなが暮らしている空飛ぶ戦艦の中で、その恋人相手に&bold(){「夜な夜なヨヨ様の苦しそうな声が聞こえるの」}。&br()&bold(){この時点で神竜の怒りは克服したはず}なのになー、おかしいなー(棒) ・&bold(){「わたしね、戦いのないときは パルパレオスについていたいの。元気が出るようにって。いつか……ビュウがわたしにしてくれたみたいに……。」}。これを&bold(){本人の目の前}で言う。 ・ヨヨが死を覚悟して皆に別れを告げるシーン。&bold(){ビュウに告げるセリフは「みんな」宛}であり、ラストは&bold(){「ビュウ、ドラゴンのエサやり忘れないでね……」}。他人事すぎる。 ・ここまででもお腹いっぱいなのに、最終決戦で&bold(){「私、ビュウには嫌われてる……私がいる事でビュウを嫌な気分にさせてしまう……それは判っているの……でも……貴方はやっぱりわたしの大切な人なの!いまだけでもいいの……わたしに……強さを!あの頃のように!」}という無茶苦茶な発言。&br()しかもこれは神竜アレキサンダーの行く末をヨヨに委ねるという、&bold(){周囲の人間が絶対に逆らえない状況}で、ビュウに協力を求めた際の発言。&bold(){最後の最後で再び乗り換えやがった}と言われる((正確には過去の大切な人として協力を求めただけであり、よりを戻そうとしたわけではないと言われる。しかし言い方からしてそう思われても致し方がない))。 ・上記の後、&bold(){ビュウに感謝の言葉の一つもない}。 もしかしたら察した人もいるかもしれないが、ヨヨが悪女であるという評価を底上げしている要因として「&bold(){作品そのもののエロジョークの多さ}」がある。 バハムートラグーンというゲームは、子供が見てもなんのこっちゃだが、大人が見ると気付くネタが多い。 &bold(){「夜な夜なヨヨ様の苦しそうな声が聞こえるの」}や&bold(){「12個入りのたんすのアレ」}はまさにその筆頭である。 特にヨヨに対してはそういうエロジョークが数多く割り振られており、 ・&bold(){「夜な夜なヨヨ様の苦しそうな声が聞こえるの」} ・クルーから、フラれた気晴らしに&bold(){エロ本を与えられるビュウ} ・ヨヨの部屋に入ると、&bold(){急いで走ってくるパルパレオス}と&bold(){ベッドで寝ているヨヨ}。&bold(){「いったい、なんなのかしらねえ」} ・基本的にヨヨのベッドから手に入る&bold(){「おうじょの???」} などなど、ヨヨとセックスを匂わせる描写は枚挙に暇がない。 おまけに相手にパルパレオスも、ヨヨ以外に対して空気を読まない言動を多発するため、&bold(){ヨヨごと嫌いになるというプレイヤーも多数}いた。 解放軍に参加した途端に場を仕切ろうとしたり((上記の通り直前まで敵国の将軍である))、フラれた直後のビュウに対して&bold(){「ヨヨのことは私に任せてくれ!」}とのたまったり。 特に&bold(){時も場所も構わずにヨヨといちゃついている}ことは、&bold(){プレイヤー達に相当にストレスを与えたであろう}。 当時のプレイヤーにとっては、&bold(){ヨヨとは主人公=プレイヤーをフッた挙句に、当初敵だった男に腰を振って}しかも&bold(){最後にはヨリを戻そうとしてきた}という、 &bold(){到底受け入れることの出来ないキャラクター}であった。 もしもこのような「エロジョーク」的要素がなければ、三角関係に揺れ動く程度に収まり、悪女とまでは呼ばれなかった&bold(){かもしれない}。 ただし、&bold(){彼女の責任感のなさとダブルスタンダード具合}により&bold(){被害を被ったり不幸になった人間が多いのも事実}である。 ヨヨはパルパレオスの態度次第で&bold(){会議を放り出したり}、&bold(){周囲の人間を急に蔑ろにしたりする}。態度をはっきりさせずに風見鶏のように振る舞う様は、&bold(){信用が置けない}と言われても仕方がないだろう。 2人がくっついたことでマテライトやラッシュは元気をなくし、神竜たちはなぜかセンダックの心の中をヨヨの代わりにする。 ビュウの方は、ホーネットやドラゴンおやじには恋の行方を賭け事のネタにされ、アナスタシアとうまくいってるバルクレイには同情され、クルーにはフラれた気晴らしにとエロ本を勧められる。 &bold(){散々である}。 これらの行動の共通点として、&bold(){身近で彼女を支えてくれる人々を大事にしない事}が挙げられる。 帝国から助け出してもらった際に、しばらくはそのありがたみもわからなかったと本人が言っているが、&bold(){しかしその後もなにか変わったというわけでもなかった}。 本作ではチャプターの間に自由行動パートがあり、そこではメンバー同士の人間関係が赤裸々に語られる。 その中で主要メンバーを中心に、最初はヨヨのことを支えヨヨのために戦おうとした者たちが、&bold(){少しずつだが確実に愛想を尽かしていく様子が描かれている}。&bold(){ヨヨに近い人々ほどその傾向は強かった}((上記の通り、パルパレオスが加入した際には、ヨヨに忠義を尽くしてきたマテライトは見る影もなく覇気を失い、王女に憧れを抱いていたラッシュやトゥルースは露骨に失望し、カーナ解放軍全体がたちまち厭戦気分に支配された。パルパレオスにうつつを抜かして他のことをおざなりにするヨヨに対して、ここまでの積み重ねがついに噴出したのだ))。 また、プレイヤーの中には&bold(){ヒロインは彼女ではなく他のキャラである}とする者も多いという。 大抵は病弱僧侶の&font(b,#daa520){フレデリカ}。次点でルキアやメロディア、センダック、サラマンダー((ヨヨに比較されて下げられてしまったが、ダンスパーティでビュウと踊るなどヒロイン的な所も多い))、バハムートなど。 余談だがこのフレデリカ、設定画も無く専用イベントも少ないのに&bold(){かつてRPG最萌で準優勝したというかなりの強者}である。逆説的にそれほどヨヨを嫌っていたプレイヤーが多かったということかもしれない。 しかしながら、彼女もまた祖国の滅亡・父親の死・長年の拘留といった数え切れぬトラウマを抱えていたり、 神竜の怒りによって何度も死の淵まで追いやられたりする紛れもないストーリー上の被害者であることも忘れてはならない。 そもそも彼女一人を見ても仕方のない部分がある。 一途に居ない者を思い続けた男と新しい世界で別の幸せを見つけた女。よくある話であり、ヨヨの決断は現実的ではある。 ただ&bold(){この恋愛観の差は大多数のプレイヤーに受け入れられるものではなかった}のだ。 &bold(){ビュウはバハムートと共に空を駆け巡り}、&bold(){パルパレオスは死ぬ}というエンディングを、&bold(){ヨヨに対する天罰}と取るかは人それぞれであろう。 だが、一つ言えるのはヨヨの行動・言動だけでこのゲームを「クソゲー」だの「シナリオが糞」と安直に判断して欲しくは無いという事である。 ちなみにゲームとしての評価は「SRPGとしては難易度が低すぎるかもしれないが、気分を高揚させる高質なBGM、高いレベルにまとまっているグラフィック、(一要素でしかない前述の問題以外は)秀逸なシナリオ」と、&bold(){なかなかの高評価}である。 余談だが、このゲームでは主人公(ビュウ)、ヒロイン(ヨヨ)、ドラゴン達、自軍の旗艦だけが名前をつけられるのだが、何も知らない当時のプレイヤーは、&bold(){好きな子の名前をヒロインにつけてトラウマになった}とかなんとか… ただし、作中でも「好きな人の名前はドラゴンにつけるように」という助言がある。製作者も分かってはいたようだ((これ以外にも、暗殺依頼でヨヨをターゲットにできる。さらに当のイベントの際に教会を守れと言われるのだが守る必要はなく、雷属性の攻撃を当てれば壊せてしまう。しかし敵に雷属性の攻撃を使うものがいないため、自分自身の手で破壊することが前提となっている))。 ◆ヨヨは誰を愛していたのか? ビュウと仲の良かったヨヨはパルパレオスとくっついた。 これだけ聞くと&bold(){ヨヨの件に関してはビュウが一番の被害者と思われがち}だが、&bold(){パルパレオスこそが真の被害者という見方もできる}。 プレイヤーはビュウ視点でバハムートから「ヨヨの中にお前はいない」と言われているため、&bold(){既にビュウに愛情はなくなったことを知りえる}のだが、ではヨヨはパルパレオス一筋だったのだろうか? というのもヨヨを精神的な部分で支えたパルパレオスだが、本編で一度たりともヨヨに対して「愛している」という類の発言をしていないのだ。 結婚直後こそ幸せそうなものの、&bold(){次第にヨヨと共にいる時間が減っていく}。 また、ビュウに対してヨヨの件で嫉妬・羨望・罪悪の念を抱いている描写、教会以降一度たりともビュウに話しかけない(会話が行われない)事実。 果たして彼はヨヨに愛されていたのだろうか? 最終的にはパルパレオスは自ら暴徒に暗殺されることを望む((なお過去に「死んで取れる責任などないんじゃ」と言い含められているにも関わらずこの行動をとったことに対しても賛否両論がある))。 エンディングでの「グッバイ、ヨヨ…」はそれだけに&bold(){色々と深みを持つ発言}なのである。 はたしてヨヨは本当は誰を愛していたのだろうか?その答えは誰にもわからない。 ◆戦闘面でのヨヨ 以上のようにシナリオ面では散々な評価をされている彼女だが、戦闘面では超優秀なキャラである。 さすがヒロイン(公式)と言ったところか。 以下、その脅威の性能を列挙していく。 ・味方使用可能キャラ中最高のMPとまりょくを誇る ・ほぼ同業のセンダックのほぼ上位互換(クラスチェンジによって完全上位互換に) ・広範囲高威力のMAP兵器「ガルーダ」「バハムート」「アレキサンダー(2周目限定)」を使用可能 ・近接戦闘でも高威力全体攻撃「バハムート」による大ダメージが期待できる ・近接戦闘の攻撃力を1.5倍に上げる最強の支援魔法「ビンゴ」を使用可能 他にもリヴァイアサンでフィールド上の水を凍らせたり、ホワイトドラッグで回復もこなせたりするが、ヨヨを攻撃もしくはビンゴ以外で利用するのはちょっともったいないかもしれない。 それほどまでに攻撃面での性能がずば抜けているのが彼女なのである。 バハムートラグーンでは基本的に「同職は同職で固めたほうがわざのレベルが高くなる」という都合上、 同職で固めたくなるのだが、ヨヨとセンダックについては固めないことによるメリットも大きいため運用に悩まされる。 ~ヨヨとセンダックを組ませるメリット~ ・バハムートやアレキサンダーをLv.20で撃てる(特に近接戦闘時には2連発が可能) ~ヨヨとセンダックを組ませないメリット~ ・ビンゴを2連発できる ・MAP兵器神竜Lv.10を2連発できる だが、これだけ優秀な性能にもかかわらず、 彼女の言葉から受けたショックを処理出来ずに、敢えて彼女を外した人もまた多い筈。 ゲームである以上使う使わないは自由なので、自分なりの方法で楽しんでください。 ◆余談 上記の理由により&bold(){「不幸主人公」の代表格}とされている主人公のビュウであるが、&bold(){メロディアに好かれ}、&bold(){ルキアともいい関係になりうる}し、&bold(){フレデリカとは戦いが終わった後で一緒に薬屋を営む約束をしている}((告白とも受け取れる言葉であり、それが上記の人気に繋がっていると思われる))。 男性の中では唯一女性部屋に入ることを許されるほど。というか、&bold(){ほぼ全てのユニットやクルー、ドラゴン達にすら慕われる}ほどである。 周囲からの信頼厚く、リーダー格のマテライトですら戦闘の時は彼の指示に従う。 &bold(){各国を帝国から次々と解放し}、成り行きとはいえ&bold(){神竜たちの世界をも救う}ことになる。そして&bold(){そのことは作中では誰でも知っている}のだ。 完全に&bold(){稀代の英雄}であり、&bold(){人間の戦士としてたどり着けるところの上限}であろう。 ドラゴンに懐かれるとか、個性的過ぎる隊員たちをまとめないといけないとか、ガチホモのジジイに好かれるとか苦労人気質なところはあったが、 「不幸主人公」という名称はヨヨとの関係だけから付けられたものとも言える((エンディング後の展開などから、ヨヨとは関係なく「不幸主人公」であるという意見もあるにはある。鬱だったり後味が悪い展開ではないのだが))。 様々な人間が少なからず人間関係を軋ませる本作において、&bold(){(ヨヨに対して以外は)珍しいくらい良好な人間関係を保っている人間なのだ}。 ヨヨに心を砕かれたプレイヤーはこの事を思い出そう。 #center(){ &font(#0000ff){「ビュウ…今までありがとう…」} &font(#0000ff){「でも…わたし…もう戻れないの」} &font(#0000ff){「楽しかったあの頃に…」} &font(#0000ff){「ねぇ…ビュウ。大人になるってかなしい事なの…」} } 彼女を一途に想う人、彼女を許しきれない人。 追記・修正をお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,16) } #include(テンプレ3) &bold(){キャラクターや作品に対して誹謗中傷や愚痴等のコメントをした場合IP規制やコメント欄撤去などの処置がされますのでご注意ください。} #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 相談所の依頼によりコメント欄リセットと警告を追加 -- 名無しさん (2017-05-01 18:03:02) - 俺はこのゲームちょう好きだからなー。 -- 名無しさん (2017-07-22 01:19:20) - 年を経るごとに評価の変わって来るキャラ。人間の心は単純なものじゃないんだよ -- 名無しさん (2017-07-22 02:21:40) - うろ覚えだけど、名前を入力できてしまった影響も少なからずあると思う。 -- 名無しさん (2017-11-14 18:13:09) - 子供の頃の自分は最初から竜一筋だったからヨヨは( ´_ゝ`)フーンどうぞお幸せにって感じだった。 -- 名無しさん (2018-03-09 19:14:21) - ホワイトドラッグ… -- 名無しさん (2018-05-19 16:13:16) - 別にパレパレオスになびく事は何の問題もない。問題なのは数々の言動の無神経ぶりと最後ビュウに粉かける尻軽さ -- 名無しさん (2018-07-21 11:24:35) - ↑パルパレオスに惚れたのはストックホルム症候群なのかも知れんけど、どうしても尻軽な印象は拭えないもんな。元鞘に戻ろうとしたと言うより、パルパレオスの別れを無意識の内に感じ取ってビュウをキープしようとしたように見えるのがマズかった -- 名無しさん (2018-07-21 14:41:17) - 未プレイだけど、製作側がプレイヤー層を見誤ったのかな…大人目線だと理解できても小中学生には悪女イメージ持っても仕方なさそう -- 名無しさん (2018-08-13 09:32:39) - うろ覚えだけど当時のスタッフのインタビューを見る限り、「現実的な理由で主人公が失恋すること」がストーリーのテーマであって、それ以上の意図はなさそう。 -- 名無しさん (2018-08-13 13:04:30) - プレイヤー層を見誤るも何も大抵のプレイヤーは失恋する場面なんて見たくないし、これがリアルだとか言われても共感できないからな。スタッフの独り善がりとしか言いようがないような… -- 名無しさん (2019-06-25 13:21:54) - 常識的に考えて金を出してまで主人公の失恋シーンを見たがる人間がどれだけいるかと言われたらね・・・ -- 名無しさん (2019-06-25 13:45:48) - そういや、ロマサガ3のユリアンもOPで振られてたよな。あの頃スクウェアで失恋ネタが流行ってたのかね -- 名無しさん (2019-06-25 15:54:32) - スクウェア三大悪女で代表されいるけど、それ以外の該当者は"まだ擁護できる点が多い"分ヨヨは"戦闘面で優秀"位でさっさと終わらせたいプレイヤー以外は思入れもクソの無いキャラ(さっさと終わらせたいプレイヤーも「使えるキャラ」程度の認識) -- 名無しさん (2019-10-14 15:00:36) - 「どちら様が王女様で?」「余よ」 -- 名無しさん (2019-10-14 15:09:41) - ビュウに対してもそうだけど、責任感のなさとダブルスタンダードで振り回した結果、純粋にヨヨに関わったせいで不幸になった人数(当のパルパレオス含む)が圧倒的に多いことがアレな所以だと思ってる。 -- 名無しさん (2020-03-03 00:54:22) - 理解はできるが好きになれるかと言われたらまた別だろうねってキャラ。 -- 名無しさん (2020-03-03 07:46:12) - サラマンダーを引き合いに出すのもヒドい -- 名無しさん (2020-03-03 12:56:59) - 追記編集しました -- 名無しさん (2020-03-03 13:52:49) - ようやく全体の編集が終わりました -- 名無しさん (2020-03-03 17:38:21) - いい記事だった -- 名無しさん (2020-03-04 11:07:35) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2009/11/07 Sat 10:46:41 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- ◆概要 [[バハムートラグーン]]の登場人物。 ◆略歴 &font(#ff0000){※一応ネタバレ注意} ゲーム開始直後にグランベロス帝国によって滅ぼされたカーナ王国の王女。ゲーム本編では18歳。 主人公のビュウとは幼馴染みの関係である。 ゲーム中の描写ではビュウとヨヨの仲は非常に良く、周りの人間(あのマテライトですら)も「ビュウと王女がくっつくだろう」と思っていたようだ。 ただし、小説版においてはビュウはヨヨを妹のように扱っているフシがあるなど、当人たちがどのような感情を抱いていたかについては想像の余地がある。 このカーナ王国は神竜バハムートを守護竜と崇める国であり、カーナ王家は代々神竜の声を聞き、神竜の力をその身に宿す事が出来る「ドラグナー」の血を引いている。 彼女もその例に洩れずドラグナーの血を引いており、神竜の力を使い、心を通わせることができる可能性を秘めていた。 それ故にカーナ陥落の際に、「空を手に入れた。だが、完全ではない。」と神竜伝説に挑もうとするグランベロス帝国皇帝[[サウザー>サウザー(バハムートラグーン)]]によって連れ去られ、数年間を牢屋の中で軟禁されて過ごすことになる。 その獄中生活の待遇がどのようなものであったかは定かではないが、身近な人間の死を体験した挙句に見知らぬ地での孤独な生活を強いられた彼女の心中は察するものがある。 しかし、そんな彼女の獄中生活はある男の登場によって一変する。 グランベロス帝国の将軍&bold(){パルパレオス}である。 ヨヨの現状を見過ごせなかったパルパレオスは、自ら話し相手としてヨヨと積極的に接するようになりお互いに親交を深めていった。 このパルパレオスという”心の拠り所”がいなければ、ヨヨは壊れかけた心を保つ事が出来なかったかもしれないともされる。 その後カーナ王国の生き残り達で結成された反乱軍達によって、キャンベルで助け出されそのまま反乱軍に参加する。 グランベロス帝国の支配から各ラグーンを開放する戦いを続けながら、彼女は各地に眠る神竜を目覚めさせていった。 ドラグナー((ゲーム上ではこの頃はまだワーロックだが))は神竜の心をその身に宿すことによってその召喚が可能となるのだが、神竜と一体化しているヨヨは神竜の心の影響を強く受けてしまう。 このバハムートラグーンという作品における神竜達は、バハムートを除いて非常に若く我の強い連中ばかりであるので、 神竜達がバハムートへの怒りを露わにするなど傍若無人な振る舞いを続けた結果、宿主であるヨヨの精神的ダメージは蓄積し続けた。 そのために彼女は心身の不調を抱えるようになり、しまいには寝込んでしまう事もあった。 なおゲーム中の神竜達((ヴァリトラ・リヴァイアサン・ガルーダ・ユルムンガルド))の会話によれば、ヨヨ自身はドラグナーとして不十分であり、故に自分達神竜を何匹も抱え込み、死にかけている状態だったらしい。 しかし、この後ヨヨがドラグナーに覚醒したり、比べ物にならないくらい強大な怒りを放つアレキサンダーを抑えこむなどしている辺り、彼らの見る目が無いと言える。 元々人間をいじめて楽しんでいたのをバハムートにたしなめられて戦争を起こしたような奴らなので、仕方ないといえば仕方ないのだが。 ちなみに後にこの状態からは脱出。どうやら神竜の怒りをセンダックに押し付けたようである。 その後、カーナにてサウザーの命により反乱軍に参加すべくやって来たパルパレオスと再会し、共に祖国カーナをグランベロス帝国の支配より解き放つ事に成功。 これにより、正当な王位継承者であった彼女は若くして即位しカーナ王国の女王となる。 本格的に反乱軍改め、オレルス救世軍の指導者的な立場に居座り、グドルフ将軍に支配されたグランベロス帝国を叩き、神竜の伝説を追いかけることになる。 そしてカーナ神殿でバハムートを目覚めさせ、その心を受け止め、他の神竜のバハムートに対する怒りすら彼女は抑え込んだ。 結果ヨヨは、真にドラグナーとして覚醒し、人間と神竜の梯、文字通り世界の命運を握る存在となったのであった。 &font(#ff0000){このときバハムートラグーンでは唯一のクラスチェンジがいつのまにか行われるが気にしない気にしない。} なお、このときにはすでにバハムート除く神竜との力関係は逆転したようであり、神竜の心を覗けるようにまで成長し、最終決戦の舞台、神竜達の故郷「アルタイル」への扉をバハムートと力を合わせて開いたりしている。 アルタイルでの最終決戦でもそのキャラクターを遺憾なく発揮し大活躍をし、名実ともに最重要キャラとしての面目を保つ。 また、ヨヨの中にいた神竜の内6体がヨヨの体を離れ復活するのだが、最終的にヨヨに憑依したラスボスだけが復活の依り代が足りずにヨヨの体内に残ってしまう事になる。 しかし、続編が描かれる事は無かったので、それがその後どのような事態を呼んだかについては不明なままである。 ◆悪女という評価について &font(#ff0000){『ヨヨと言えば悪女』}というのは実際にゲームをやった事のある人にも、やった事のない人にも、下手するとバハムートラグーンを知らない人にもおなじみの見解である。 &font(#ff0000){スクウェア三大悪女}、&font(#ff0000){RPG史上最大の悪女}などと揶揄され、定着した悪女っぷりは有名。 実際、「スクウェア三大悪女」を挙げろとゲームファンに尋ねた場合、まず間違いなく、ほとんどの人がヨヨの名前を真っ先に挙げる(次点は『ライブアライブ』の「アリシア」。三人目は人によって異なる傾向がある)。 それ故にヨヨという名前とヨヨの発した迷言&font(#0000ff){「サラマンダーよりはやーい!」}((実際のテキストは「サラマンダーよりずっとはやい!」だが、前者での二次使用が多い))だけを知っているという人も多い。 &font(#800080){<劇中でみせた行為>} ・少年時代のビュウとヨヨがドラゴンに乗って教会((訪れた男女は必ず結ばれるとの噂の教会))へ向かうという回想シーンがあるが、この時のヨヨは&bold(){「サラマンダー……とっても、はやいね!!」}と感激。&br()教会に降りた後は中には入らず、&bold(){「大人になっても今と同じ気持ちで、教会に誘ったら一緒に来てくれる?」}と再来の約束をしていたのだが… ・上記の通り、主人公と物語開始時点では恋人だが、帝国に攫われて敵将に心変わり((ただし、ある種のストックホルム・シンドロームだった可能性はある))。&br()なお&bold(){惚れていく描写はほとんどない}。よって&bold(){プレイヤーにはパルパレオスのどこに惚れたのかさっぱり分からない}。 ・主人公との思い出の場所に、その恋人とその恋人の竜に乗って訪れる際に、かの有名な&bold(){「サラマンダー((主人公の竜))よりずっとはやい!」}。 ・そのまま教会に到着し、パルパレオスに「ここが思い出の場所なのか?」と聞かれると、&bold(){「ううん……思い出の場所なんかじゃない。だって私達……これから始まるんですもの」}。ビュウを完全に昔の男扱いしている。&br()時間がないので、前述の言い伝えを今はまだ聞かせないと言い、&bold(){「その話はいつかまた2人、教会で。その時にはここが思い出の教会になっているの}と、&bold(){2人で教会に入っていく}。約束とは一体… ・救出された後は&bold(){ビュウに対していかにも思わせぶりな態度を取る}のだが… ・例の教会をパルパレオスが一人で守っていたのをきっかけにビュウ達と合流するのだが、その時にパルパレオスを指して&bold(){「おねがいビュウ……私の大切な人なの……」}。 ・その後3人で教会に入ると長い話を始める。&bold(){「ビュウ……今までありがとう。でも私、子供の頃にはもう戻れないの……楽しかったあの頃に……でもきっとそれはいい事なのビュウにとっても私にとっても……」}。「ビュウにとっても」と&bold(){勝手に自己完結}。これまた有名な&bold(){「おとなになるってかなしいことなの……」}まである。&br()&bold(){その後2人を背にその場を後にするビュウ}。そして&bold(){ヨヨとパルパレオスは教会の祭壇に行き、愛を誓い合う}。 ・この時点でプレイヤーの心は既に奈落の底に落ちているが、&bold(){奈落の底に落ちてからが本番}である。&br()ここからは&bold(){ビュウへの冷たい言葉}と&bold(){パルパレオスとのイチャイチャ描写}が&bold(){ひたすら続く}。&bold(){みんなで一緒に暮らしている戦艦の中}なんですがそれは。 ・そのみんなが暮らしている空飛ぶ戦艦の中で、その恋人相手に&bold(){「夜な夜なヨヨ様の苦しそうな声が聞こえるの」}。&br()&bold(){この時点で神竜の怒りは克服したはず}なのになー、おかしいなー(棒) ・&bold(){「わたしね、戦いのないときは パルパレオスについていたいの。元気が出るようにって。いつか……ビュウがわたしにしてくれたみたいに……。」}。これを&bold(){本人の目の前}で言う。 ・ヨヨが死を覚悟して皆に別れを告げるシーン。&bold(){ビュウに告げるセリフは「みんな」宛}であり、ラストは&bold(){「ビュウ、ドラゴンのエサやり忘れないでね……」}。他人事すぎる。 ・ここまででもお腹いっぱいなのに、最終決戦で&bold(){「私、ビュウには嫌われてる……私がいる事でビュウを嫌な気分にさせてしまう……それは判っているの……でも……貴方はやっぱりわたしの大切な人なの!いまだけでもいいの……わたしに……強さを!あの頃のように!」}という無茶苦茶な発言。&br()しかもこれは神竜アレキサンダーの行く末をヨヨに委ねるという、&bold(){周囲の人間が絶対に逆らえない状況}で、ビュウに協力を求めた際の発言。&bold(){最後の最後で再び乗り換えやがった}と言われる((正確には過去の大切な人として協力を求めただけであり、よりを戻そうとしたわけではないと言われる。しかし言い方からしてそう思われても致し方がない))。 ・上記の後、&bold(){ビュウに感謝の言葉の一つもない}。 もしかしたら察した人もいるかもしれないが、ヨヨが悪女であるという評価を底上げしている要因として「&bold(){作品そのもののエロジョークの多さ}」がある。 バハムートラグーンというゲームは、子供が見てもなんのこっちゃだが、大人が見ると気付くネタが多い。 &bold(){「夜な夜なヨヨ様の苦しそうな声が聞こえるの」}や&bold(){「12個入りのたんすのアレ」}はまさにその筆頭である。 ちなみに時田タカシの関わった作品はこういうエロジョークや、癖の強いヒロインが登場することが多い。 特にヨヨに対してはそういうエロジョークが数多く割り振られており、 ・&bold(){「夜な夜なヨヨ様の苦しそうな声が聞こえるの」} ・クルーから、フラれた気晴らしに&bold(){エロ本を与えられるビュウ} ・ヨヨの部屋に入ると、&bold(){急いで走ってくるパルパレオス}と&bold(){ベッドで寝ているヨヨ}。&bold(){「いったい、なんなのかしらねえ」} ・基本的にヨヨのベッドから手に入る&bold(){「おうじょの???」} などなど、ヨヨとセックスを匂わせる描写は枚挙に暇がない。 おまけに相手にパルパレオスも、ヨヨ以外に対して空気を読まない言動を多発するため、&bold(){ヨヨごと嫌いになるというプレイヤーも多数}いた。 解放軍に参加した途端に場を仕切ろうとしたり((上記の通り直前まで敵国の将軍である))、フラれた直後のビュウに対して&bold(){「ヨヨのことは私に任せてくれ!」}とのたまったり。 特に&bold(){時も場所も構わずにヨヨといちゃついている}ことは、&bold(){プレイヤー達に相当にストレスを与えたであろう}。 当時のプレイヤーにとっては、&bold(){ヨヨとは主人公=プレイヤーをフッた挙句に、当初敵だった男に腰を振って}しかも&bold(){最後にはヨリを戻そうとしてきた}という、 &bold(){到底受け入れることの出来ないキャラクター}であった。 もしもこのような「エロジョーク」的要素がなければ、三角関係に揺れ動く程度に収まり、悪女とまでは呼ばれなかった&bold(){かもしれない}。 ただし、&bold(){彼女の責任感のなさとダブルスタンダード具合}により&bold(){被害を被ったり不幸になった人間が多いのも事実}である。 ヨヨはパルパレオスの態度次第で&bold(){会議を放り出したり}、&bold(){周囲の人間を急に蔑ろにしたりする}。態度をはっきりさせずに風見鶏のように振る舞う様は、&bold(){信用が置けない}。 2人がくっついたことでマテライトやラッシュは元気をなくし、神竜たちはなぜかセンダックの心の中をヨヨの代わりにする。 ビュウの方は、ホーネットやドラゴンおやじには恋の行方を賭け事のネタにされ、アナスタシアとうまくいってるバルクレイには同情され、クルーには振られた気晴らしにとエロ本を勧められる。 &bold(){散々である}。 これらの行動の共通点として、&bold(){身近で彼女を支えてくれる人々を大事にしない事}が挙げられる。 帝国から助け出してもらった際に、しばらくはそのありがたみもわからなかったと本人が言っているが、&bold(){しかしその後もなにか変わったというわけでもなかった}。 本作ではチャプターの間に自由行動パートがあり、そこではメンバー同士の人間関係が赤裸々に語られる。 その中で主要メンバーを中心に、最初はヨヨのことを支えヨヨのために戦おうとした者たちが、&bold(){少しずつだが確実に愛想を尽かしていく様子が描かれている}。&bold(){ヨヨに近い人々ほどその傾向は強かった}((上記の通り、パルパレオスが加入した際には、ヨヨに忠義を尽くしてきたマテライトは見る影もなく覇気を失い、王女に憧れを抱いていたラッシュやトゥルースは露骨に失望し、カーナ解放軍全体がたちまち厭戦気分に支配された。ここまでの積み重ねがついに噴出したのだ))。 また、プレイヤーの中には&bold(){ヒロインは彼女ではなく他のキャラである}とする者も多いという。 大抵は病弱僧侶の&font(b,#daa520){フレデリカ}。次点でルキアやメロディア、センダック、サラマンダー((ヨヨに比較されて下げられてしまったが、ダンスパーティでビュウと踊るなどヒロイン的な所も多い))、バハムートなど。 余談だがこのフレデリカ、設定画も無く専用イベントも少ないのに&bold(){かつてRPG最萌で準優勝したというかなりの強者}である。逆説的にそれほどヨヨを嫌っていたプレイヤーが多かったということかもしれない。 しかしながら、彼女もまた祖国の滅亡・父親の死・長年の拘留といった数え切れぬトラウマを抱えていたり、 神竜の怒りによって何度も死の淵まで追いやられたりする紛れもないストーリー上の被害者であることも忘れてはならない。 そもそも彼女一人を見ても仕方のない部分がある。 一途に居ない者を思い続けた男と新しい世界で別の幸せを見つけた女。よくある話であり、ヨヨの決断は現実的ではある。 ただ&bold(){この恋愛観の差は大多数のプレイヤーに受け入れられるものではなかった}のだ。 &bold(){ビュウはバハムートと共に空を駆け巡り}、&bold(){パルパレオスは死ぬ}というエンディングを、&bold(){ヨヨに対する天罰}と取るかは人それぞれであろう。 だが、一つ言えるのはヨヨの行動・言動だけでこのゲームを「クソゲー」だの「シナリオが糞」と安直に判断して欲しくは無いという事である。 ちなみにゲームとしての評価は「SRPGとしては難易度が低すぎるかもしれないが、気分を高揚させる高質なBGM、高いレベルにまとまっているグラフィック、(一要素でしかない前述の問題以外は)秀逸なシナリオ」と、&bold(){なかなかの高評価}である。 余談だが、このゲームでは主人公(ビュウ)、ヒロイン(ヨヨ)、ドラゴン達、自軍の旗艦だけが名前をつけられるのだが、何も知らない当時のプレイヤーは、&bold(){好きな子の名前をヒロインにつけてトラウマになった}とかなんとか… ただし、作中でも「好きな人の名前はドラゴンにつけるように」という助言がある。製作者も分かってはいたようだ((これ以外にも、暗殺依頼でヨヨをターゲットにできる。さらに当のイベントの際に教会を守れと言われるのだが守る必要はなく、雷属性の攻撃を当てれば壊せてしまう。しかし敵に雷属性の攻撃を使うものがいないため、自分自身の手で破壊することが前提となっている))。 ◆ヨヨは誰を愛していたのか? ビュウと仲の良かったヨヨはパルパレオスとくっついた。 これだけ聞くとヨヨの件に関してはビュウが一番の被害者と思われがちだが、パルパレオスこそが真の被害者という見方もできる。 プレイヤーはビュウ視点でバハムートから「ヨヨの中にお前はいない」と言われているため、既にビュウに愛情はなくなったことを知りえるのだが、ではヨヨはパルパレオス一筋だったのだろうか? というのもヨヨを精神的な部分で支えたパルパレオスだが、本編で一度たりともヨヨに対して「愛している」という類の発言をしていないのだ。 結婚直後こそ幸せそうなものの、次第にヨヨと共にいる時間が減っていく。 また、ビュウに対してヨヨの件で嫉妬・羨望・罪悪の念を抱いている描写、教会以降一度たりともビュウに話しかけない(会話が行われない)事実。 果たして彼はヨヨに愛されていたのだろうか? 最終的にはパルパレオスは自ら暴徒に暗殺されることを望む((なお過去に「死んで取れる責任などないんじゃ」と言い含められているにも関わらずこの行動をとったことに対しても賛否両論がある))。 エンディングでの「グッバイ、ヨヨ…」はそれだけに色々と深みを持つ発言なのである。 はたしてヨヨは本当は誰を愛していたのだろうか?その答えは誰にもわからない。 ◆戦闘面でのヨヨ 以上のようにシナリオ面では散々な評価をされている彼女だが、戦闘面では超優秀なキャラである。 さすがヒロイン(公式)と言ったところか。 以下、その脅威の性能を列挙していく。 ・味方使用可能キャラ中最高のMPとまりょくを誇る ・ほぼ同業のセンダックのほぼ上位互換(クラスチェンジによって完全上位互換に) ・広範囲高威力のMAP兵器「ガルーダ」「バハムート」「アレキサンダー(2周目限定)」を使用可能 ・近接戦闘でも高威力全体攻撃「バハムート」による大ダメージが期待できる ・近接戦闘の攻撃力を1.5倍に上げる最強の支援魔法「ビンゴ」を使用可能 他にもリヴァイアサンでフィールド上の水を凍らせたり、ホワイトドラッグで回復もこなせたりするが、 ヨヨを攻撃もしくはビンゴ以外で利用するのはちょっともったいないかもしれない。 それほどまでに攻撃面での性能がずば抜けているのが彼女なのである。 バハムートラグーンでは基本的に「同職は同職で固めたほうがわざのレベルが高くなる」という都合上、 同職で固めたくなるのだが、ヨヨとセンダックについては固めないことによるメリットも大きいため運用に悩まされる。 ~ヨヨとセンダックを組ませるメリット~ ・バハムートやアレキサンダーをLv.20で撃てる(特に近接戦闘時には2連発が可能) ~ヨヨとセンダックを組ませないメリット~ ・ビンゴを2連発できる ・MAP兵器神竜Lv.10を2連発できる だが、これだけ優秀な性能にもかかわらず、 彼女の言葉から受けたショックを処理出来ずに、敢えて彼女を外した人もまた多い筈。 ゲームである以上使う使わないは自由なので、自分なりの方法で楽しんでください。 ◆余談 上記の理由により&bold(){「不幸主人公」の代表格}とされている主人公のビュウであるが、&bold(){メロディアに好かれ}、&bold(){ルキアともいい関係になりうる}し、&bold(){フレデリカとは戦いが終わった後で一緒に薬屋を営む約束をしている}((告白とも受け取れる言葉であり、それが上記の人気に繋がっていると思われる))。 男性の中では唯一女性部屋に入ることを許されるほど。というか、&bold(){ほぼ全てのユニットやクルー、ドラゴン達にすら慕われる}ほどである。 周囲からの信頼厚く、リーダー格のマテライトですら戦闘の時は彼の指示に従う。 &bold(){各国を帝国から次々と解放し}、成り行きとはいえ&bold(){神竜たちの世界をも救う}ことになる。そして&bold(){そのことは作中では誰でも知っている}のだ。 完全に&bold(){稀代の英雄}であり、&bold(){人間の戦士としてたどり着けるところの上限}であろう。 ドラゴンに懐かれるとか、個性的過ぎる隊員たちをまとめないといけないとか、ガチホモのジジイに好かれるとか苦労人気質なところはあったが、 「不幸主人公」という名称はヨヨとの関係だけから付けられたものとも言える((エンディング後の展開などから、ヨヨとは関係なく「不幸主人公」であるという意見もあるにはある。鬱だったり後味が悪い展開ではないのだが))。 様々な人間が少なからず人間関係を軋ませる本作において、&bold(){(ヨヨに対して以外は)珍しいくらい良好な人間関係を保っている人間なのだ}。 ヨヨに心を砕かれたプレイヤーはこの事を思い出そう。 #center(){ &font(#0000ff){「ビュウ…今までありがとう…」} &font(#0000ff){「でも…わたし…もう戻れないの」} &font(#0000ff){「楽しかったあの頃に…」} &font(#0000ff){「ねぇ…ビュウ。大人になるってかなしい事なの…」} } 彼女を一途に想う人、彼女を許しきれない人。 追記・修正をお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,16) } #include(テンプレ3) &bold(){キャラクターや作品に対して誹謗中傷や愚痴等のコメントをした場合IP規制やコメント欄撤去などの処置がされますのでご注意ください。} #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 相談所の依頼によりコメント欄リセットと警告を追加 -- 名無しさん (2017-05-01 18:03:02) - 俺はこのゲームちょう好きだからなー。 -- 名無しさん (2017-07-22 01:19:20) - 年を経るごとに評価の変わって来るキャラ。人間の心は単純なものじゃないんだよ -- 名無しさん (2017-07-22 02:21:40) - うろ覚えだけど、名前を入力できてしまった影響も少なからずあると思う。 -- 名無しさん (2017-11-14 18:13:09) - 子供の頃の自分は最初から竜一筋だったからヨヨは( ´_ゝ`)フーンどうぞお幸せにって感じだった。 -- 名無しさん (2018-03-09 19:14:21) - ホワイトドラッグ… -- 名無しさん (2018-05-19 16:13:16) - 別にパレパレオスになびく事は何の問題もない。問題なのは数々の言動の無神経ぶりと最後ビュウに粉かける尻軽さ -- 名無しさん (2018-07-21 11:24:35) - ↑パルパレオスに惚れたのはストックホルム症候群なのかも知れんけど、どうしても尻軽な印象は拭えないもんな。元鞘に戻ろうとしたと言うより、パルパレオスの別れを無意識の内に感じ取ってビュウをキープしようとしたように見えるのがマズかった -- 名無しさん (2018-07-21 14:41:17) - 未プレイだけど、製作側がプレイヤー層を見誤ったのかな…大人目線だと理解できても小中学生には悪女イメージ持っても仕方なさそう -- 名無しさん (2018-08-13 09:32:39) - うろ覚えだけど当時のスタッフのインタビューを見る限り、「現実的な理由で主人公が失恋すること」がストーリーのテーマであって、それ以上の意図はなさそう。 -- 名無しさん (2018-08-13 13:04:30) - プレイヤー層を見誤るも何も大抵のプレイヤーは失恋する場面なんて見たくないし、これがリアルだとか言われても共感できないからな。スタッフの独り善がりとしか言いようがないような… -- 名無しさん (2019-06-25 13:21:54) - 常識的に考えて金を出してまで主人公の失恋シーンを見たがる人間がどれだけいるかと言われたらね・・・ -- 名無しさん (2019-06-25 13:45:48) - そういや、ロマサガ3のユリアンもOPで振られてたよな。あの頃スクウェアで失恋ネタが流行ってたのかね -- 名無しさん (2019-06-25 15:54:32) - スクウェア三大悪女で代表されいるけど、それ以外の該当者は"まだ擁護できる点が多い"分ヨヨは"戦闘面で優秀"位でさっさと終わらせたいプレイヤー以外は思入れもクソの無いキャラ(さっさと終わらせたいプレイヤーも「使えるキャラ」程度の認識) -- 名無しさん (2019-10-14 15:00:36) - 「どちら様が王女様で?」「余よ」 -- 名無しさん (2019-10-14 15:09:41) - ビュウに対してもそうだけど、責任感のなさとダブルスタンダードで振り回した結果、純粋にヨヨに関わったせいで不幸になった人数(当のパルパレオス含む)が圧倒的に多いことがアレな所以だと思ってる。 -- 名無しさん (2020-03-03 00:54:22) - 理解はできるが好きになれるかと言われたらまた別だろうねってキャラ。 -- 名無しさん (2020-03-03 07:46:12) - サラマンダーを引き合いに出すのもヒドい -- 名無しさん (2020-03-03 12:56:59) - 追記編集しました -- 名無しさん (2020-03-03 13:52:49) - ようやく全体の編集が終わりました -- 名無しさん (2020-03-03 17:38:21) - いい記事だった -- 名無しさん (2020-03-04 11:07:35) #comment #areaedit(end) }

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