DDX-101 金剛

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&font(#6495ED){登録日}:2019/04/05 Fri 20:19:55 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){&size(23){概要}} 「&bold(){DDX-101 金剛}」とは、[[コトブキヤ]]が展開するプラモデルシリーズ「[[フレームアームズ]]」の一つ。 フレズヴェルク、ウィルバーナイン、バルチャーに次ぐ可変機で、艦船型の巡航形態へと変形する水陸両用機。 &bold(){&size(23){目次}} #contents(fromhere=true,level=2) ---- *DDX-101 金剛 月面戦争終結後、T結晶への対応を巡り[[技術復興連盟>https://www49.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/36022.html#id_38d77333]](&ruby(ガフ){G.A.F})と[[R.V.L.T>https://www49.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/36022.html#id_a960aa31]]へと分離した防衛機構は、その激突を深めていった。 そしてガフとの戦力差が大きい事、ヤクトファルクスを戦線投入してきた事に喘いだリベルタは、極東の旧防衛機構施設に廃棄されていた「FAらしき残骸」を元にして新たなFA建造に着手する。 この残骸はもともと「DD-01」という開発コードが与えられた、FAという兵器が開発されるよりも更に以前、戦争最初期の段階で発案されたフレームアーキテクト強化案の一つだった。 それは対アントに留まらず、降下艇の迎撃をも視野に入れた防空迎撃機能「イージスシステム」を搭載し、更に地球上の広域をカバーするべく洋上の運用すらも可能とする巡航形態を搭載した、当時としては前衛的ともいえる高い汎用性を備えた代物だったのである。 しかしDD-01は完成寸前で開発が凍結されるという憂き目に遭い、実際に月との戦争で日の目を見ることは無かった。 既に述べた通り汎用を通り越して&bold(){万能}に近いDD-01のスペックは製造コストを跳ね上げ、かつ生産性や整備性も相応に犠牲になっていたのだ。 当時、侵攻が始まってから開発に着手した都合上時間の猶予は少なく、トドメに数も揃えなければならないとあっては「対アント戦を充分こなせ、かつ量を確保できる機体」を求めた防衛機構の判断も、致し方ないところかもしれない((このあたりの事情は、輝鎚の原型となった「試作二八式」が同様の理由で廃案とされたあたりからも伺える))。 尤も実際には戦争は長期化し、やがて月側がFAを送り込んで来るという事態にまで至った。%%やっぱこの組織色々とダメダメなんじゃ%% …もちろんこれは結果論であり、当時の防衛機構首脳陣の判断を責められるものではないが。 時は流れ月面戦争終結後、DD-01はリベルタの手で現行技術を盛り込まれ復活を遂げる。 そうして生まれ変わったDD-01には、その先見性の高さと、当時の技術陣に対する敬意を込め、新たに「DDX-101 金剛」の名が与えられることになった。 更なる改良を加えたイージスシステムによって対多数戦闘において戦果を示し、更に洋上から侵攻できるという特性によって、当時ガフの警戒が薄かった欧州におけるリベルタの拠点確保に大きな貢献を果たすこととなる。 機体としては、イージスシステムと多種火機による優秀な迎撃性能及び対多数戦闘能力と、海上、地上双方で活動可能な高い戦術性を有する反面、生産性や運用面では課題が残されていたとされている。 またイージスシステムは一極集中によるバランスの悪化を防ぐべく多数のユニットを分散配置する構成になっており、上半身を中心とする機体の大型化にもつながっている。 加えて武装選択のシークエンスを挟むため標的を定めてから攻撃実行までに若干のタイムラグが発生するという弱点があり、武装が射撃系統に偏っている事もあって一対一の近接戦は不得手。 ゼルフィカール/GAとの戦闘時にはその点を突かれ終始劣勢を強いられることとなった。 &big(){&bold(){◇武装}} ・M-YN20 旧式の試作装備を転用し、改良した光学兵器。このような装備になったのはリベルタの懐事情が芳しくなく、一から製作する事が難しかったため。 消費エネルギーが大きく、使用する際は内臓のバッテリーに加えて本体からのエネルギー供給も必要とするが、その威力は非常に高い。 取り回しに優れない程の大きさであり、通常戦闘においては使い勝手は悪いとされる。 ・エイジスプラットフォーム(九四式単装速射砲・CIWS(掃射砲)・マイクロミサイル(VLS)) イージスシステムと連動して動作する各種兵装及びそれを搭載するシールド。巡航形態時は甲板に相当する部位になる。 多数の目標を同時に補足可能という特徴を持ち、本機の対多数戦闘能力を高める事に一役買っている。 金剛の戦術性の根幹を為す兵装であり、これが損傷・破壊されるとその戦闘能力は大幅に落ち込むことになる。 ・巡航形態 脚部を後ろに回し、背面と脚部の装甲を組み合わせる事で巡航形態に変形する。この形状は当時のDD-01の意匠を大きく残しているらしい。 装甲内部に存在するスクリューによって推進する。 底面が存在せず脚部が水面に直に接触する為そのままだと水没しそうだが、実際は脚部に搭載されたスラストアーマーの技術を応用した浮力発生装置「フロートローター」によって問題なく水面に浮かぶ事ができる。またこの形態をとらずとも水上での活動自体は可能な様子である。 フロートローターは地上でのスラスターとして用いる事も可能。 &big(){&bold(){◇キット}} 2018年11月発売。定価7800円。デザイナーはバーゼラルド以来6年振りとなる柳瀬敬之氏。 箱サイズが大きいため、今までとはレイアウトが変わった新たな窓付きのパッケージとなっている。 成型色は白、赤、薄赤、赤土色、濃いグレー。アイセンサーはクリアグリーン。またハンドパーツはバーゼラルド、レイファルクスと同形状となっている。 大型化したという設定通り、複数のパーツを噛ませることでフレームアーキテクトの長さを延長しており、白虎ほどではないが従来機よりも大きい。肘関節部分もアーキテクトの物ではなく専用造形である。 色分けに関しては武装がほぼ単色成型であることを除けば優秀。 一方可動域は全体的に狭め。特に肩は殆ど外転させる事が出来ない。 巡航形態への変形はパーツの取り外しの指示があるが、パーツを付ける位置は変わらない為、頑張れば差し替え無しで変形が可能。%%手漕ぎボートとか言うなし%% 装甲を接続するアームや肘関節など、一部にABS製パーツが使われている為塗装の際は注意したい。 コトブキヤショップ購入特典はフレームアームズのロゴがプリントされたニューフライングベース。 ---- &bold(){&size(19){余談}} ・リベルタが発見した時点でDD-01は全体の約40パーセントが欠損しており完全な再現は不可能であったため、基礎設計のみを流用し、独自に用意したパーツで欠損部位を補い再構築したという。資金面で苦しいはずのリベルタがどうやってこの「独自に用意したパーツ」を賄ったかは不明。 ・DD-01自体はお蔵入りとなってしまったが、その開発経験は「アーキテクトに既存兵器の性質を付加する」という後のFA開発の基礎となる理論を確立し、やがて轟雷及びスティレット、ひいては他の全FAの開発へと繋がっていく事となった。&br()つまりフレームアームズの開発はDD-01から始まったと言っても過言ではなく、結果として本機はFAとしては後発でありながら「原初のFA」ともいえる存在となっている。 ・金剛という名と艦船モチーフという点は第二次世界大戦で活躍した[[大日本帝国の同名の高速戦艦>金剛型戦艦]]を彷彿とさせるが、本機の運用形態はどちらかというと自衛隊が所有する護衛艦「[[こんごう>こんごう型護衛艦]]」の方が近い。 ・本キットの発売によって、柳瀬敬之氏デザインのフレームアームズは陸海空を取りそろえたことになる(轟雷、スティレット、金剛)。%%バーゼラルドは宇宙ということにしておこう%% 追記・修正、お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 今後公式で金剛型姉妹がリリースされるかな? -- 名無しさん (2019-04-05 20:43:31) - 項目見てまたscpの亜種かと思ってしまった -- 名無しさん (2019-04-05 21:47:41) - ガールになったら帰国子女の金剛デース!とキャラが被りそうだ -- 名無しさん (2019-04-05 22:35:15) - 変形した姿はなんとなくアトランジャーとかを思い出す -- 名無しさん (2019-04-06 00:05:23) - 合 体 巨 艦 ヤ マ ト -- 名無しさん (2019-04-06 11:32:36) - 画像調べてないけどトランスフォーマーみたいな人→船じゃなくてカヌーに乗ったみたいな姿に変形するのコイツ? -- 名無しさん (2019-04-12 08:12:28) - ↑イエス。上半身は艦艇の艦橋をモチーフにしたデザインとなっている -- 名無しさん (2019-04-16 09:56:01) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2019/04/05 Fri 20:19:55 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){&size(23){概要}} 「&bold(){DDX-101 金剛}」とは、[[コトブキヤ]]が展開するプラモデルシリーズ「[[フレームアームズ]]」の一つ。 フレズヴェルク、ウィルバーナイン、バルチャーに次ぐ可変機で、艦船型の巡航形態へと変形する水陸両用機。 &bold(){&size(23){目次}} #contents(fromhere=true,level=2) ---- *DDX-101 金剛 月面戦争終結後、T結晶への対応を巡り[[技術復興連盟>https://www49.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/36022.html#id_38d77333]](&ruby(ガフ){G.A.F})と[[R.V.L.T>https://www49.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/36022.html#id_a960aa31]]へと分離した防衛機構は、その激突を深めていった。 そしてガフとの戦力差が大きい事、ヤクトファルクスを戦線投入してきた事に喘いだリベルタは、極東の旧防衛機構施設に廃棄されていた「FAらしき残骸」を元にして新たなFA建造に着手する。 この残骸はもともと「DD-01」という開発コードが与えられた、FAという兵器が開発されるよりも更に以前、戦争最初期の段階で発案されたフレームアーキテクト強化案の一つだった。 それは対アントに留まらず、降下艇の迎撃をも視野に入れた防空迎撃機能「イージスシステム」を搭載し、更に地球上の広域をカバーするべく洋上の運用すらも可能とする巡航形態を搭載した、当時としては前衛的ともいえる高い汎用性を備えた代物だったのである。 しかしDD-01は完成寸前で開発が凍結されるという憂き目に遭い、実際に月との戦争で日の目を見ることは無かった。 既に述べた通り汎用を通り越して&bold(){万能}に近いDD-01のスペックは製造コストを跳ね上げ、かつ生産性や整備性も相応に犠牲になっていたのだ。 当時、侵攻が始まってから開発に着手した都合上時間の猶予は少なく、トドメに数も揃えなければならないとあっては「対アント戦を充分こなせ、かつ量を確保できる機体」を求めた防衛機構の判断も、致し方ないところかもしれない((このあたりの事情は、輝鎚の原型となった「試作二八式」が同様の理由で廃案とされたあたりからも伺える))。 尤も実際には戦争は長期化し、やがて月側がFAを送り込んで来るという事態にまで至った。%%やっぱこの組織色々とダメダメなんじゃ%% …もちろんこれは結果論であり、当時の防衛機構首脳陣の判断を責められるものではないが。 時は流れ月面戦争終結後、DD-01はリベルタの手で現行技術を盛り込まれ復活を遂げる。 そうして生まれ変わったDD-01には、その先見性の高さと、当時の技術陣に対する敬意を込め、新たに「DDX-101 金剛」の名が与えられることになった。 更なる改良を加えたイージスシステムによって対多数戦闘において戦果を示し、更に洋上から侵攻できるという特性によって、当時ガフの警戒が薄かった欧州におけるリベルタの拠点確保に大きな貢献を果たすこととなる。 機体としては、イージスシステムと多種火機による優秀な迎撃性能及び対多数戦闘能力と、海上、地上双方で活動可能な高い戦術性を有する反面、生産性や運用面では課題が残されていたとされている。 またイージスシステムは一極集中によるバランスの悪化を防ぐべく多数のユニットを分散配置する構成になっており、上半身を中心とする機体の大型化にもつながっている。 加えて武装選択のシークエンスを挟むため標的を定めてから攻撃実行までに若干のタイムラグが発生するという弱点があり、武装が射撃系統に偏っている事もあって一対一の近接戦は不得手。 ゼルフィカール/GAとの戦闘時にはその点を突かれ終始劣勢を強いられることとなった。 &big(){&bold(){◇武装}} ・M-YN20 旧式の試作装備を転用し、改良した光学兵器。このような装備になったのはリベルタの懐事情が芳しくなく、一から製作する事が難しかったため。 消費エネルギーが大きく、使用する際は内臓のバッテリーに加えて本体からのエネルギー供給も必要とするが、その威力は非常に高い。 取り回しに優れない程の大きさであり、通常戦闘においては使い勝手は悪いとされる。 ・エイジスプラットフォーム(九四式単装速射砲・CIWS(掃射砲)・マイクロミサイル(VLS)) イージスシステムと連動して動作する各種兵装及びそれを搭載するシールド。巡航形態時は甲板に相当する部位になる。 多数の目標を同時に補足可能という特徴を持ち、本機の対多数戦闘能力を高める事に一役買っている。 金剛の戦術性の根幹を為す兵装であり、これが損傷・破壊されるとその戦闘能力は大幅に落ち込むことになる。 ・巡航形態 脚部を後ろに回し、背面と脚部の装甲を組み合わせる事で巡航形態に変形する。この形状は当時のDD-01の意匠を大きく残しているらしい。 装甲内部に存在するスクリューによって推進する。 底面が存在せず脚部が水面に直に接触する為そのままだと水没しそうだが、実際は脚部に搭載されたスラストアーマーの技術を応用した浮力発生装置「フロートローター」によって問題なく水面に浮かぶ事ができる。またこの形態をとらずとも水上での活動自体は可能な様子である。 フロートローターは地上でのスラスターとして用いる事も可能。 &big(){&bold(){◇キット}} 2018年11月発売。定価7800円。デザイナーはバーゼラルド以来6年振りとなる柳瀬敬之氏。 箱サイズが大きいため、今までとはレイアウトが変わった新たな窓付きのパッケージとなっている。 成型色は白、赤、薄赤、赤土色、濃いグレー。アイセンサーはクリアグリーン。またハンドパーツはバーゼラルド、レイファルクスと同形状となっている。 大型化したという設定通り、複数のパーツを噛ませることでフレームアーキテクトの長さを延長しており、白虎ほどではないが従来機よりも大きい。肘関節部分もアーキテクトの物ではなく専用造形である。 色分けに関しては武装がほぼ単色成型であることを除けば優秀。 一方可動域は全体的に狭め。特に肩は殆ど外転させる事が出来ない。 巡航形態への変形はパーツの取り外しの指示があるが、パーツを付ける位置は変わらない為、頑張れば差し替え無しで変形が可能。%%手漕ぎボートとか言うなし%% 装甲を接続するアームや肘関節など、一部にABS製パーツが使われている為塗装の際は注意したい。 コトブキヤショップ購入特典はフレームアームズのロゴがプリントされたニューフライングベース。 ---- &bold(){&size(19){余談}} ・リベルタが発見した時点でDD-01は全体の約40パーセントが欠損しており完全な再現は不可能であったため、基礎設計のみを流用し、独自に用意したパーツで欠損部位を補い再構築したという。資金面で苦しいはずのリベルタがどうやってこの「独自に用意したパーツ」を賄ったかは不明。 ・DD-01自体はお蔵入りとなってしまったが、その開発経験は「アーキテクトに既存兵器の性質を付加する」という後のFA開発の基礎となる理論を確立し、やがて轟雷及びスティレット、ひいては他の全FAの開発へと繋がっていく事となった。&br()つまりフレームアームズの開発はDD-01から始まったと言っても過言ではなく、結果として本機はFAとしては後発でありながら「原初のFA」ともいえる存在となっている。 ・金剛という名と艦船モチーフという点は第二次世界大戦で活躍した[[大日本帝国の同名の高速戦艦>金剛型戦艦]]を彷彿とさせるが、本機の運用形態はどちらかというと自衛隊が所有する護衛艦「[[こんごう>こんごう型護衛艦]]」の方が近い。 ・本キットの発売によって、柳瀬敬之氏デザインのフレームアームズは陸海空を取りそろえたことになる(轟雷、スティレット、金剛)。%%バーゼラルドは宇宙ということにしておこう%% 追記・修正、お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 今後公式で金剛型姉妹がリリースされるかな? -- 名無しさん (2019-04-05 20:43:31) - 項目見てまたscpの亜種かと思ってしまった -- 名無しさん (2019-04-05 21:47:41) - ガールになったら帰国子女の金剛デース!とキャラが被りそうだ -- 名無しさん (2019-04-05 22:35:15) - 変形した姿はなんとなくアトランジャーとかを思い出す -- 名無しさん (2019-04-06 00:05:23) - 合 体 巨 艦 ヤ マ ト -- 名無しさん (2019-04-06 11:32:36) - 画像調べてないけどトランスフォーマーみたいな人→船じゃなくてカヌーに乗ったみたいな姿に変形するのコイツ? -- 名無しさん (2019-04-12 08:12:28) - ↑イエス。上半身は艦艇の艦橋をモチーフにしたデザインとなっている -- 名無しさん (2019-04-16 09:56:01) #comment #areaedit(end) }

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