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リトルバスターズ! - (2016/04/30 (土) 00:00:47) の最新版との変更点
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&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 15 分で読めます
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#center(){&font(#0000ff){―この青春(イマ)を駆け抜けろ。}}
ゲームブランド[[Key]]の第6作目の作品。2007年7月27日に初回版が発売された。
この項目では、同ブランドの第7作目であり、上記の18禁版でもある『&font(#ff0000){リトルバスターズ! エクスタシー}』についても解説する。
#center(){&font(#008000){【概要】}}
本作をもってメインライターの[[麻枝准]]氏がシナリオライターを休業することになっていたこともあり、
唯一の社内ライターだった新人の都乃河勇人氏を育成する目的で制作された。
麻枝氏は最終盤のシナリオにのみかかわり、共通ルートや一部個別シナリオは都乃河氏が担当している。
本作は全年齢版(以下無印版)だが、わずか1年後の2008年7月25日に、攻略ヒロインと&font(#ffc0cb){エクスタシー}なシーンを追加した18禁版である『&font(#ff0000){リトルバスターズ! エクスタシー}』(以下エクスタシー版)が発売された。
エクスタシー版はいちおう、Keyの第7作品目という扱いになっている。要するに新作扱い。
非18禁版→18禁の流れで発売された事例は、ビジュアルアーツ系列ではこの作品が初めて。
このエクスタシー版をベースに&font(#ffc0cb){エクスタシー}なシーンを削除し、新規CGを追加した『リトルバスターズ! Converted Edition』がPS2・PSP・PSVita・PS3版として発売されている。メーカーは鍵っ子におなじみの&font(#0000ff){プロトタイプ}。
レーティングはいずれもCERO:B(12歳以上対象)
ストーリーの追加はないが、後発の作品ほど細やかなアップデートがなされ、PSP版以降はモブキャラの大半に声がついた。
追加声優陣が異常に豪華で、[[杉田智和>相沢祐一]]・[[花澤香菜>立華奏]]・[[野中藍>伊吹風子]]・[[神田朱未>藤林椋]]・[[広橋涼>藤林杏]]など、Keyの関連作品で主要キャラを演じた面々がモブを熱演する。
加えてPSVita版以降はモブキャラだった[[あーちゃん先輩]]に立ち絵がついた(立ち絵は先立って発売されていた『クドわふたー』の冬服立ち絵と同じ)。
PS3版では画質がHD画質となり、後述のダンジョン探索の画面が3Dポリゴン化された。
2012年秋にはアニメ版放送開始を記念して、PC完全版『リトルバスターズ! Perfect Edition』(以下PE)が発売された。ソフ倫で15歳以上推奨。
追加内容はPSVita版までの(タッチパネル操作を除いた)全要素とWindows7・Windows8への対応。
そのほか、一部声優がアニメ版の声優に変更された。
&del(){え? 変わってないように聞こえる? はて、なんのことです?}
これより後に発売されたPS3版でも同じ声優陣である。
そのほか、2014年1月29日発売の『リトルバスターズ! Refrain』BD第1巻の特典として、原作スタッフが手がけた『西園美魚密室殺人事件!?』が収録されている。BDプレイヤーズゲームなので、BDに対応したハードでプレイしましょう。
新規のイベントCGは1枚しかないが、フルボイス、選択肢によるED分岐があるなど、特典の枠を越えたクオリティの作品となっている。
スピンオフ作品として、2010年6月25日には『[[クドわふたー]]』が発売された。
こちらは最初から18禁だが、後にPSP版・PSVita版が発売されている。
詳細は当該項目を参照のこと。
#center(){&font(#008000){【ストーリー】}}
あの一番辛かった日々。
毎日ふさぎ込んでいた日々。
そんな僕の前に、四人の男の子が現れて、僕に手を差しのばしてくれたんだ。
「強敵があらわれたんだ!きみの力がひつようなんだ!」
そう彼らは訴え、僕に名を訊いた。
「…なおえ、りき」
「よし、いくぞ、りき!」
一方的に手を掴んで、僕を引きずるように走り出す。
「ね、きみたちは!?」
転ばないよう必死についていきながら、そう訊く。
「おれたちか?
悪をせいばいする正義の味方
ひとよんで…リトルバスターズさ」
歯をにやりと見せ、そう名乗った。
ずっと、彼らと生きていたら、
いつの間にか心の痛みも寂しさも忘れていった。
ただただ、楽しくて…
いつまでもこんな時間が続けばいい。
それだけを願うようになった。
(パッケージ裏より抜粋)
#center(){&font(#008000){【登場人物】}}
#center(){CVは特別な記述がない限り、「非18禁版・アニメ版/エクスタシー版」で表記}
#center(){各キャラの詳細は個別記事を参照のこと。}
***◆主人公
『(異様に賑やかな青春を送る)普通の少年』
[[直枝理樹]]
CV:田宮トモエ/[[民安ともえ]]/[[堀江由衣]](アニメ版)/[[たみやすともえ>民安ともえ]](PE・PS3)
※ゲーム版すべてで、視点変更時のみ声あり。
***◆ヒロイン
&font(#ff7800){『なかなか人に懐かない気高き仔猫』}
[[棗鈴]]
CV:田宮トモエ/民安ともえ/たみやすともえ(アニメ版・PE・PS3)
&font(#ffb74c){『ほんわりきゅーとなメルヘン少女』}
[[神北小毬]]
CV:やなせなつみ(無印版のみ「柳瀬なつみ」名義)/[[まきいづみ]]
&font(#999999){『えきぞちっく(自称)なマスコット』}
[[能美クドリャフカ]]
CV:金子明美/[[鈴田美夜子]]/若林直美(アニメ版・PE・PS3)
&font(#0000ff){『日傘を差した物静かな天然素材』}
[[西園美魚]]
CV:荒井悠美/柚木かなめ/巽悠衣子(アニメ第1期)/[[河原木志穂]](アニメ第2期以降・PE・PS3)
&font(#000000){『ちょっぴりお茶目な姉御肌』}
[[来ヶ谷唯湖]]
CV:田中涼子/[[一色ヒカル]]
&font(#800080){『お気楽 極楽 騒がし乙女』}
[[三枝葉留佳]]
CV:すずきけいこ/[[涼森ちさと]]
***◆エクスタシー版以降の昇格ヒロイン
&font(#800080){『素っ気無し 愛想無し 配慮無しの風紀委員』}
[[二木佳奈多]]
CV:すずきけいこ/涼森ちさと
&font(#9900ff){『唯我独尊の女王猫』}
[[笹瀬川佐々美]]
CV:田宮トモエ/民安ともえ/[[徳井青空]](アニメ版)/たみやすともえ(PE・PS3)
***◆エクスタシー版で追加されたヒロイン
&font(#008cff){『ボケまくりの完全無敵少女』}
[[朱鷺戸沙耶]]
CV:[[櫻井浩美]]/[[風音]]
***◆熱い野郎共
&font(#008000){『あらゆる日常をミッションにするリーダー』}
[[棗恭介]]
CV:[[緑川光]]/氷河流
子供時代のCV:鴨ノ宮ゆう/江田あかね
&font(#ff0000){『憎めない筋肉馬鹿一直線』}
[[井ノ原真人]]
CV:神奈延年/水無月了
&font(#000000){『最強の男児にして真人のライバル』}
[[宮沢謙吾]]
CV:織田優成/長月優
子供時代のCV:鴨ノ宮ゆう/江田あかね/潘めぐみ(アニメ版)
***◆その他
詳細は[[リトルバスターズ!のサブキャラ、モブキャラ一覧]]を参照のこと。
[[マスク・ザ・斉藤]]
[[バイオ田中]]
[[マッド鈴木]]
[[ドルジ]]
etc...
#center(){&font(#008000){【ゲームの内容】}}
[[ゲーム]]としては、選んだ選択肢によってその後の展開が変わるオーソドックスなADV。
三節棍VSうなぎパイ、筋肉旋風(センセーション)、目からゴボウ、筋肉革命、サーイエッサー!、筋肉さんがこむらがえった、お茶の間はこっぱみじん、筋肉わっしょい!
など、騒がし過ぎる学園生活と筋肉が描かれる。
作中にはいくつものミニゲームが用意されている。
特に大規模なものとして、以下の4つが用意されている。
・フリーノック形式の『野球ゲーム』
・登場キャラ同士がランキングと恥ずかしい称号をかけて戦う『バトルランキング』
・学園の謎を探る『探索モード』
・闇の執行部と戦う『シューティングモード』
このうち、探索モード以外のミニゲームはスキップできる。
野球の試合とバトルランキングがひと段落すると、今までの主人公の行動によって、それぞれのルートに分岐する。
基本は笑いを含めた描写を交えつつ、ヒロインそれぞれの抱えた問題と立ち向かい、恋人同士になって解決していくというもの。
ただし、各ヒロインにはいくつかの攻略制限がかかっている。
鈴のみは小毬・葉留佳・クドリャフカ・来ヶ谷・美魚のEDと、鈴のBADエンドを見なければEDを見られない。
また、周回プレイをしている際、一度攻略したヒロインは小毬を除き、特定のシナリオの最終EDを見なければ再攻略はできなくなる。
(事前に作った各ヒロインルート内のセーブファイルからなら可能)
鈴を攻略すると、特定シナリオをクリアするまで共通ルートを新規に始めることができなくなる。
佐々美・佳奈多・沙耶は、特定シナリオの最終EDを見た後でなければ攻略できない。
なぜか、といわれると「世界の秘密」を知っているか否かというネタバレになる。
#center(){&font(#008000){【ミニゲーム】}}
***◆野球ゲーム
恭介の思い付きから始まった野球の練習。
人数もやる気も道具も時間も人数も足りて無いけど、対戦相手と試合の日程だけは決まっているため、
毎日放課後にグラウンドの端を無断で占拠して練習をする。
始めは初期メンバーの理樹・鈴・恭介・真人しかいないが(謙吾は部活で不参加)、
バスターズにメンバーが加入するとそのメンバーも練習に参加するようになる。
猫も沢山おり、当てると鈴に怒られる。
猫が自ら当たりにくることもザラ。
練習終了時に参加者全員のステータスが上昇し、バトルランキングがより加熱する。
プレイヤーはバットを振るタイミングだけ操作する。
うまくメンバーの守備範囲に打つと、メンバーが捕球し、理樹に向かって投げ返してくる。
そのボールをまた打ち返すことでコンボが繋がり、練習終了時のステータス上昇値が大きくなる。
***◆バトルランキング
真人と謙吾が安全にケンカするために考案されたゲーム。
野次馬達に『どうでもいい』ものを投げ込んでもらい、適当に掴んだモノ(ハンデで女子は使うものを選べる)の『本来の使い方』で戦う。
(例)
・青ヒゲ危機一髪→飛び出した青ヒゲを当てる。
・風船→膨らませて、相手に踏ませる。
・三節棍→殴る。
・うなぎパイ→殴る。
武器はルーレットで選ばれるため、ほぼランダム(エクスタシーではクリックするタイミングで一応選べる)。
特定キャラには専用武器があり、専用武器を装備した相手に勝つのは至難の技である。
バトルに負けると、勝者から恥ずかしい称号を付けられる。
(例)
・来ヶ谷→真人=『不可能を不能にする男』
・鈴→謙吾=『強さをとったらふんどししかアピールポイントがない』
・美魚→恭介=&font(#ffc0cb){『強気受け』}
・クド→美魚=『やお■ってなんですか』
・恭介→鈴=『まだ生えてない』
不本意な称号は、また負けて別の称号を付けられるか、ランキング一位になって『バトルランキング暫定王者』の称号で上書きするしかない。
そのほか、参加キャラクターは何かしらのアイテムを持っており、
敢えて戦わず、自分が持っているアイテムと交換することもできる。
能力アップアイテム、回復アイテムが多いが、たまに能力が下がるアイテムの場合もあるので注意。
ただし、あえて受け取ってランキング上位者に渡すという戦略性のあるプレイにも使えるので、奥が深い。
***◆探索モード
***◆シューティングモード
エクスタシー版以降、特定ルートでのみプレイすることになる。
学園の地下に眠るという秘宝を求めて、秘宝を守る『闇の執行部』との戦いを繰り広げる。
『探索モード』で学園の地下ダンジョンを探索し、闇の執行部との戦いになると、画面が12分割され、『シューティングモード』になる。
12分割された画面で、指定された位置を一定時間以内にクリックする
難易度がかなり高く、PCのスペックが低いと反応が間に合わないことがある。
エクスタシー通常版以降の作品では難易度を選択することができる(エクスタシー初回版もパッチを当てれば選択可能)。
普通に攻略するにはシューティングモードをスキップできるが、[[特殊ED>スクレボエンド(リトルバスターズ!)]]を見るためにはプレイしなければならない。
#center(){&font(#008000){【楽曲】}}
今作では[[麻枝准]]・[[折戸伸治]]・戸越まごめ・Manack・PMMKの5氏が作曲を担当した(ほか、編曲のみで水月陵氏も担当)。
楽曲数はBGM鑑賞で聴ける曲だけでも50曲を越える。
大半の楽曲を麻枝・Manack・PMMKの各氏が担当しており、折戸・戸越の2氏の曲は少なめ(戸越氏は作編曲1曲・編曲1曲のみ)。
また、戸越氏は本作制作中にKeyを退社した。
外注担当の比率が高く、従来のKeyの曲とは若干雰囲気が異なる。
その後、アニメ版でも大半の楽曲は原作のものが用いられた。
*** OPテーマ
・&bold(){Little Busters!}
作詞・作曲:麻枝准
編曲:中沢伴行・尾崎武士 (I've)
Vocal:[[Rita>理多]]
「高く跳べ 高く空へ 高く蹴れ
高く声を上げ』
初めて聞くとただの曲にしか聞こえないが、全クリした後に聞くと、
この曲そのものが激しいネタバレであるという作詞者の見事なトリック(?)が仕掛けられている。
また、媒体によって若干アレンジが異なる。
*** EDテーマ
・&bold(){Alicemagic}(小毬・葉留佳・来ヶ谷2)
作詞:都乃河勇人
作曲:折戸伸治
編曲:MintJam
Vocal:Rita
「キミは泣いた後笑えるはずだからって言ったんだ
僕らの旅 忘れたりしないよ」
・&bold(){Alicemagic -Rockstar Ver.-}(佐々美・佳奈多)
作詞:都乃河勇人
作曲:折戸伸治
編曲・Remix:MintJam
Vocal:Rita
『Alicemagic』のリミックス版。エクスタシー版以降の楽曲。
・&bold(){雨のち晴れ}(クドリャフカ・美魚)
作詞:樫田レオ
作曲・編曲:PMMK
Vocal:Rita
「人たちはこの空飛ぶことは叶わないけど その代わり
いま流す涙は天に昇りまた 雨となり還る」
・&bold(){Song for Friends}(来ヶ谷1・Refrain1)
作詞・作曲:麻枝准
編曲:MintJam
Vocal:Rita
「誰のために僕らはゆく?
誰のためにまた目覚める?」
・&bold(){Saya's Song}(沙耶)
作詞・作曲:麻枝准
編曲:ANANT-GARDE EYES
Vocal:[[Lia]]
「何もかもを知ってすべてをなくして
それでもいいと掴もうとしてみた」
・&bold(){リグレット}(鈴)
作曲・編曲:PMMK
数多のプレイヤーに虚無という名のトラウマを植えつけた本作最強の鬱曲。
ED曲のなかで、唯一ボーカルなしの曲である。
これからは強く生きるのか、逃げるのか。
・&bold(){Little Busters! -Little Jumper Ver.-}(Refrain2)
作詞・作曲:麻枝准
編曲:中沢伴行・尾崎武士 (I've)
Mix:高瀬一矢 (I've)
Vocal:Rita
「きみは一人 僕で二人
いつしか「僕たち」になって」
オーラスED曲。
物語はこの曲に始まり、この曲に終わる。
*** BGM
・&bold(){Sha La La Ecstasy}
作曲・編曲:Manack
コーラス:[[霜月はるか]]
『しゃ〜ら〜ら〜え〜くすたし〜』(by 霜月はるか)
うれし恥ずかし[[あのシーン>セックス]]のドキドキ感をハルカカナタまで吹き飛ばしてくれる素敵曲。
二次創作等でも広くネタにされる。
他のエロゲで再生してみても萎える素敵曲。
・&bold(){光に寄せて}
作曲:折戸伸治
編曲:Manack
美魚のテーマ曲。
ピアノとストリングスをメインにした泣きのメロディで、キャラごとのテーマ曲のなかでも特に評価が高い。
しかし、本作のインターネットラジオ番組『[[ナツメブラザーズ!>ナツメブラザーズ!、ナツメブラザーズ(21)!]]』にてBLのテーマとして流れることが多かったことから、ネタ曲としても扱われる。
・&bold(){何も起こらなかった世界}
作曲・編曲:PMMK
言いようのない不安を煽る、メロディー音がたった二つの音程のみで構成されるアンビエント曲。
1ループ7分以上(本作最長)のなかで、徐々に激しくなるノイズは、場面と相まってまさにトラウマと呼ぶにふさわしい。
物語の極めて重要なシーンにてピンポイントで流れるので、印象に残っているプレイヤーも多いだろう。
作曲者曰く「ドローンとした曲」。
・&bold(){[[たったひとつの魔法の言葉]]}
作曲・編曲:PMMK
小毬のテーマ曲『魔法のアンサンブル』のアレンジ。
小毬√のみならず、小毬と親しい関係にあるキャラのクライマックスシーンに用いられ、プレイヤーの涙腺を崩壊させた。
詳細は個別記事参照。
*** 挿入歌
・&bold(){遥か彼方}
作詞・作曲:麻枝准
編曲:Manack
Vocal:Rita
#center(){{{
どんな彼方でも 見えない光でも
掴む 幾千の時を越えて
君が笑うから 皆も笑うんだろう
そんな日が来るなんて
思ってなかったのに
}}}
対人類用最終涙腺破壊兵器。
想像を絶する破壊力を誇る。
#center(){&font(#008000){【スタッフ】}}
企画:[[麻枝准]]
原画:[[樋上いたる]](小毬・葉留佳・佳奈多・来ヶ谷)・Na-Ga(鈴・クド・美魚・佐々美・沙耶・佐々美の取り巻き)
シナリオ:麻枝准(鈴・沙耶・Refrain)・都乃河勇人(共通√・小毬・来ヶ谷・佐々美)・城桐央(葉留佳・佳奈多・クド)・樫田レオ(美魚)
音楽:[[折戸伸治]]・麻枝准・戸越まごめ・Manack・PMMK・水月陵
#center(){&font(#008000){【評価】}}
鍵作品なので当然[[泣きゲー]]に分類される。
そのため、普通にプレイすれば感動する。
しかし、ある程度のシナリオをクリアしたり、特定のルートに進むとこの話の矛盾に気づき途端に怖くなる。
そして、そのまま終わると[[鬱ゲー]]になる。
よく「最終ルートは神だが、個別ルートが微妙」などと言われるが…まぁ、確かにいろいろ微妙かもしれないが(個別ルートは新人が書いた)、
それも含めてリトルバスターズ!という物語なのである。
そもそも個別√は最終ルートに向けて、さまざまな設定を小出しにしている段階なので、
違和感を覚えたり、消化不良であったりするのは仕方のないところではあるのだが……
(エクスタシー版のみ、ゲームを始めるのと同時に「世界の秘密を知っていますか?」と質問されるので、小出しの設定に気づきやすい)
発売当初は、個別ルートをいくつかクリアしただけで駄作と評価し、本作を中古屋に売るプレイヤーが数多くいた。
ネット上での評価も酷いものだったが、全クリしたプレイヤーが増えるにつれて、その判断が早計過ぎたことが判明。
一転して「名作」「良作」との評価を受けるようになった。
作品の核である「世界の秘密」については、作中で明かされない点も多くあり、多くのプレイヤーによって熱心な議論が積み重ねられている。
内容自体との評価とは別に、この作品の商法への批判も当初はなされた。
概要にもある通り、本作は無印版からエクスタシー版になる際、ヒロインの昇格や追加が行われ、コンシューマ版はそれがベースになっている。
しかもコンシューマ版はSONY系のほとんどのハードから発売され、次々にアップデートされている。
言うまでもなく、無印版の価値がダダ下がりしてしまったのだ。
もともとKeyに18禁要素を期待しているプレイヤーなどほとんどおらず、[[完全版商法]]と見なされて反発を招いてしまったのである。
どれほど批判の声が大きかったか。
それは後に都乃河勇人氏が『[[Rewrite]]』について「18禁追加版は出しません」と、くどいぐらいに繰り返していることから察することができる。
#center(){&font(#008000){【インターネットラジオ】}}
エクスタシー版発売に先駆けて、2008年6月23日から、インターネットラジオステーション音泉にてインターネットラジオ番組『[[ナツメブラザーズ!>ナツメブラザーズ!、ナツメブラザーズ(21)!]]』の配信が開始された。
パーソナリティは無印版恭介役の緑川光氏と、エクスタシー版鈴役の民安ともえ氏が務める。
第36回配信からはエクスタシー版クド役の鈴田美夜子氏もパーソナリティに加わり、タイトルを『ナツメブラザーズ(21)!』に改称した。
そのカオスな内容が好評を博し、2011年10月24日まで、計170回を数える長寿番組となった。
詳細は個別記事を参照。
2012年10月5日からは、アニメ版放送と並行して、上記番組の流れをくむ『リトルバスターズ!R』の配信が音泉とHiBiKi Radio Stationにて開始された。
パーソナリティは緑川光・たみやすともえ・若林直美の3氏。
また、29日が含まれる週のみ、真人役の神奈延年氏も担当した。
上記番組に負けず劣らずのカオスな内容から、こちらも2014年9月12日配信分まで続く息の長い番組となった。
#center(){&font(#008000){【アニメ】}}
原作はストーリー構成上の事情で、アニメ化が困難だとしばしば囁かれてきた。
しかし2012年の秋クールから、原作発売より5年の歳月を経て、遂にテレビアニメ版(第1期)が放映された。
発表当初は今まで多くの鍵作品をアニメ化してきた[[京アニ>京都アニメーション]]の制作と思われていたが、
予想は大きく外れ、[[原作レイプ]]に(悪い意味で)定評のあるJ.C.STAFFの制作であった。
(ちなみに同クールの京アニ作品は[[中二病でも恋がしたい!]])
この事が判明するとファンからは阿鼻叫喚の声が上がり、一部からは既に[[黒歴史]]確定とまで言われていた。
また、民安ともえ氏が演じていた鈴以外のキャラは別の声優が担当することになったことについても、大きな炎上材料となった。
もともと民安氏は3役以上の役柄を演じていたので(理樹・鈴・佐々美・ソフトボール部の一人)、
負担を軽減するという意味では仕方がないとする意見もあった。
それでも理樹の声を少年役の実績がほとんどない[[堀江由衣]]氏、佐々美の声を新人声優の[[徳井青空]]氏が、
それぞれ演じることになったので、演技に不安を覚えるファンは多かった。
そのほか、アニメ版で美魚を演じることになっていた[[河原木志穂]]氏も産休で降板し、1期は巽悠衣子氏が代役をすることになった(Refrainで復帰)。
だが、実際に放送が開始されると脚本・演出・演技ともに好評だった。
特に、原作の設定を準拠しつつも、原作とは異なった形でそれを活かす展開は、重度の鍵っ子でさえも舌を巻いた。
原作では主人公の視点縛りがあるゆえに表現できなかった別キャラサイドの描写が物語とうまくかみ合っており、
原作へのわかりやすい入門口になっている点も見逃せない。
なお、シリーズ構成と大半の話数の脚本をしている島田満氏(第2期は全話脚本)は、あの長大なゲームを2周したという。
(島田氏は、かつて『[[ロミオの青い空]]』をはじめとする世界名作劇場シリーズの全話脚本を担当し、
近年も『[[ななついろ★ドロップス]]』のシリーズ構成で高い評価を受けた、ジャンルを選ばぬ実力派の脚本家である)
アニメ第1期は2クール全26話。
原作の共通ルートを下敷きにしつつ、小毬√、美魚√、葉留佳√、クド√、人形劇、謙吾の加入、野球の試合が描かれた。
いずれのキャラとも恋愛関係にはならず、リトルバスターズとしての友情が強調されている。
各キャラクターの問題解決にリトバスメンバーが大活躍し、そのなかで理樹や鈴も成長していくようなつくりとなっており、
結果として各キャラクターの√を違和感なく1本化することに成功した。
特に美魚、クドリャフカ√は評価が高く思わず涙した視聴者も多いはず。
また、小毬が物語上大きな役割を果たし、人形劇はレノンからの課題へと変更され、第2期への重要な伏線を張っている。
BD/DVDは初回盤全巻購入特典として、バトルランキングを主軸とする未放送エピソードを収録したBDが応募者全員にプレゼントされる。
サービスシーンとマスク・ザ・斉藤の仮面のギミックは必見。
原作で評価の高かったギャグシーンも、このエピソードにまとめて導入されている。
最終話放送後、公式HPにて2期にあたる『&font(#afdfe4){リトルバスターズ! Refrain}』の制作が発表され、
2013年秋から1クール全13話放送された。
来ヶ谷√を経て、鈴√、Refrainの最後までが描かれた。
話数の都合からか大幅に簡略化されたエピソード(理樹と鈴の逃避行など)があったものの、
男キャラの描写はおおむね好評。
また、小毬と鈴の友情の証が、鈴の成長に直接影響する描写は、アニメ独自の描写がありながらも、
原作の設定をさらに昇華させたものとして高く評価されている。
声優陣も原作以上の熱演で、原作に見劣りしない、ひとつの作品として見ても完成度の高い名作となっている。
特に11話での「あのシーン」の恭介の泣きの演技は必聴もの。
緑川光氏いわく「長年心残りだった幻の1テイク目をやってやる!的な攻めの心意気で現場には臨みました」とのこと。
実際にガチ泣きで演技していたらしい。
スタッフもキャストもそろいもそろって鍵っ子である。だがそれがいい。
『リトルバスターズ! Refrain』のBDの初回特典として、BD-PG『&font(#0000ff){西園美魚密室殺人事件?}』に加え、
沙耶√、佐々美√、佳奈多√をアニメ化した『&font(#ff0000){リトルバスターズ! EX}』が各巻に収録された。
全8話(第1巻から第6巻までは1話ずつ、最終巻の第7巻には2話収録)。
1話から4話までは沙耶√、5話・6話が佐々美√、7話・8話が佳奈多√になっている。
世界観はテレビアニメ版準拠で、特殊ルートである沙耶√を除いて恋愛描写はなく、
佳奈多√も含めて全編「Refrain」後のストーリーとして再構成されている。
そんな事情もあり、佳奈多の「世界の秘密」にかんする描写は全カットされ、一部描写が変更された。
***アニメスタッフ
監督:山川吉樹
助監督:櫻井親良
シリーズ構成:島田満
脚本協力:都乃河勇人
キャラクターデザイン:飯塚晴子
音楽:折戸伸治・麻枝准・戸越まごめ・PMMK・三輪学(Manackの一般名義)・水月陵・岩崎健一郎(Refrain)
アニメーション制作:J.C.STAFF
***主題歌
原作で登場したボーカル曲はすべて登場している。
「Refrain」以降はKeyのスタッフが制作した新規曲も多数用いられた。
特に「Refrain」OP曲『Boys be Smile』は恭介のテーマ曲『BOYS DON'T CRY』のボーカルアレンジ版で、ファンを驚かせた。
&bold(){第1期}
・&bold(){Little Busters! 〜TV animation ver.〜}(1話~25話・番外編OP)
作詞・作曲:麻枝准/編曲:MintJam/Vocal:Rita
・&bold(){Alicemagic 〜TV animation ver.〜}(1話~5話・7話~13話・15話~17話・19話~22話・24話~25話・番外編ED)
作詞:都乃河勇人/作曲:折戸伸治/編曲:MintJam/Vocal:Rita
・&bold(){Alicemagic}(6話・18話ED)
作詞:都乃河勇人/作曲:折戸伸治/編曲:MintJam/Vocal:Rita
・&bold(){雨のち晴れ}(14話・23話ED)
作詞:樫田レオ/作曲・編曲:PMMK/Vocal:Rita
&bold(){Refrain}
・&bold(){Boys be Smile}(1話~9話・11話~13話OP、10話ED)
作詞・作曲:麻枝准/編曲:MANYO(arcane)/Vocal:鈴湯
・&bold(){君とのなくしもの}(1話~2話・4話~5話・7話・12話ED)
作詞:都乃河勇人/作曲:折戸伸治/編曲:nishi-ken/Vocal:北沢綾香
・&bold(){Song for friends}(3話・8話~9話ED、13話挿入歌)
作詞・作曲:麻枝准/編曲:MintJam/Vocal:Rita
・&bold(){Hanabi}(6話ED)
作詞・作曲:麻枝准/編曲:萩原ゆう/Vocal:Lia
ダイジェスト気味になったとある展開を補うべく、挿入歌的な役割で導入された物語性のとても強い楽曲。
実は2003年にタイアップなしで発表された楽曲で、原作発売後、プレイヤーから「リトバスのプロトタイプ」との噂がささやかれている曲だった。
それゆえ、「歌詞がストーリーを説明している」というレベルで本編とシンクロしている。
・&bold(){遥か彼方}(11話ED)
作詞・作曲:麻枝准/編曲:Manack/Vocal:Rita
・&bold(){Little Busters! -Little Jumper Ver.-}(13話ED)
作詞・作曲:麻枝准/編曲:中沢伴行・尾崎武士/Vocal:Rita
&bold(){EX}
・&bold(){Little Busters! EX}(OP)
作詞・作曲:麻枝准/編曲:MintJam/Vocal:Rita
・&bold(){目覚めた朝にはきみが隣に}(1話~3話・5話・7話ED)
作詞・作曲:麻枝准/編曲:MANYO(arcane)/Vocal:鈴湯
・&bold(){Saya's Song}(4話ED)
作詞・作曲:麻枝准/編曲:ANANT-GARDE EYES/Vocal:Lia
・&bold(){Alicemagic -Rockstar Ver.-}(6話ED)
作詞:都乃河勇人/作曲:折戸伸治/編曲:MintJam/Vocal:Rita
・&bold(){Alicemagic 〜TV animation ver.〜}(8話ED)
作詞:都乃河勇人/作曲:折戸伸治/編曲:MintJam/Vocal:Rita
・&bold(){Little Busters! -Ecstasy Short Ver.-}(8話挿入歌)
作詞・作曲:麻枝准/編曲:中沢伴行・尾崎武士/Vocal:Rita
これからプレイする方々は、是非『最後まで』プレイしていただきたい。
長過ぎる共通パートに飽きが来るかもしれない。
微妙な個別ルートに嫌気がさすかもしれない。
それでも、『最後まで』彼らの日々を見守っていただきたい。
彼らの駆け抜けた青春の日々は、きっとあなたの心に暖かなものを残すだろうから…
筋肉、筋肉〜♪
そうだ。
#center(){追記・修正をしよう}
その名は、
項目名は、
#center(){リトルバスターズ!}
この世界には編集がある。
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,10)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- アニメもあと少しで終わりかぁ…後はラストまで駆け抜けて行って欲しい! -- 名無しさん (2013-12-21 01:08:36)
- JCの真価見せてもらったぜ…最高だった -- 名無しさん (2014-02-01 21:25:11)
- ゲームだと主人公とヒロインの声優が一緒という。 -- 名無しさん (2014-03-13 17:21:37)
- ↑おまけにヒロインのライバルも同じ人っていうのがね。というか佐々美の声は民安sannde -- 名無しさん (2014-03-13 17:30:52)
- ミス 民安さんで良かったんじゃ? 出番も本編では多くなかったんだし -- 名無しさん (2014-03-13 17:31:49)
- あの大団円は智アフでグレイさんを死なせたお詫びさがかなり出ている -- 名無しさん (2014-06-02 02:00:52)
- JC制作と発表されて散々物議も醸したがEX含めて原作通り神でしたな。 -- 名無しさん (2014-08-15 00:56:40)
- 地味にアニメから見始めた層からの葉留佳の好感度が低いんだよね。アニメで三枝家の悪行が柔らかめにしかも髪飾りの部分を出してないから葉留佳が唯の逆恨みキャラって言われててショックだったわ -- 名無しさん (2014-08-21 19:54:12)
- ↑こういう言い方はあまり好きじゃないが、アニメでも十分三枝一族の内情は描写されてるのだから、個人的な好みはともかくとしてもあれを逆恨みとか言うのははっきり言って読解力足りないと思うが。とりあえず佳奈多ルート含めて原作やれと言いたくなるな。 -- 名無しさん (2014-08-21 20:00:00)
- ↑自分もそう思ったけどアニメ組からは佳奈多を恨んでる相手の事を考えれない奴って意見が大半だったんだよね。胸糞悪くなるから見たくないけどちゃんと葉留佳が佳奈多を信じれなくなった理由を細かく描写して欲しかったかな。 -- 名無しさん (2014-08-21 20:13:17)
- ↑×5グレイって何? -- 名無しさん (2014-08-25 02:56:43)
- よるの -- 名無しさん (2014-08-25 07:05:26)
- 途中で切れた 夜のバッティング練習が好きだった -- 名無しさん (2014-08-25 07:05:59)
- 人生初のギャルゲーだったけどいまだにこれ以上に泣かされたゲームが無い、リフレインの男三人がかっこよすぎるんじゃ… -- 名無しさん (2015-07-25 18:34:42)
- 実は男の友情の物語だった -- 名無しさん (2016-03-09 22:52:35)
- 「ヒロインとの物語」っていうより「リトルバスターズの成長と友情の物語」っていうのが一番しっくりくる -- 名無しさん (2016-03-10 09:15:26)
#comment
#areaedit(end)
}
&font(#6495ED){登録日}:2009/05/26(火) 18:53:43
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 15 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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#center(){&font(#0000ff){―この青春(イマ)を駆け抜けろ。}}
ゲームブランド[[key]]の第6作目の作品。2007年7月27日に初回版が発売された。
この項目では、同ブランドの第7作目であり、上記の18禁版でもある『&font(#ff0000){リトルバスターズ! エクスタシー}』についても解説する。
#center(){&font(#008000){【概要】}}
本作をもってメインライターの[[麻枝准]]氏がシナリオライターを休業することになっていたこともあり、
唯一の社内ライターだった新人の都乃河勇人氏を育成する目的で制作された。
麻枝氏は最終盤のシナリオにのみかかわり、共通ルートや一部個別シナリオは都乃河氏が担当している。
本作は全年齢版(以下無印版)だが、わずか1年後の2008年7月25日に、攻略ヒロインと&font(#ffc0cb){エクスタシー}なシーンを追加した18禁版である『&font(#ff0000){リトルバスターズ! エクスタシー}』(以下エクスタシー版)が発売された。
エクスタシー版はいちおう、Keyの第7作品目という扱いになっている。要するに新作扱い。
非18禁版→18禁の流れで発売された事例は、ビジュアルアーツ系列ではこの作品が初めて。
このエクスタシー版をベースに&font(#ffc0cb){エクスタシー}なシーンを削除し、新規CGを追加した『リトルバスターズ! Converted Edition』がPS2・PSP・PSVita・PS3・[[Nintendo Switch]]版として発売されている。メーカーは鍵っ子におなじみの&font(#0000ff){プロトタイプ}。
レーティングはいずれもCERO:B(12歳以上対象)
ストーリーの追加はないが、後発の作品ほど細やかなアップデートがなされ、PSP版以降はモブキャラの大半に声がついた。
追加声優陣が異常に豪華で、[[杉田智和>相沢祐一]]・[[花澤香菜>立華奏]]・[[野中藍>伊吹風子]]・[[神田朱未>藤林椋]]・[[広橋涼>藤林杏]]など、Keyの関連作品で主要キャラを演じた面々がモブを熱演する。
加えてPSVita版以降はモブキャラだった[[あーちゃん先輩]]に立ち絵がついた(立ち絵は先立って発売されていた『クドわふたー』の冬服立ち絵と同じ)。
PS3版では画質がHD画質となり、後述のダンジョン探索の画面が3Dポリゴン化された。
2012年秋にはアニメ版放送開始を記念して、PC完全版『リトルバスターズ! Perfect Edition』(以下PE)が発売された。ソフ倫で15歳以上推奨。
追加内容はPSVita版までの(タッチパネル操作を除いた)全要素とWindows7・Windows8への対応。
そのほか、一部声優がアニメ版の声優に変更された。
&del(){え? 変わってないように聞こえる? はて、なんのことです?}
これより後に発売されたPS3版でも同じ声優陣である。
そのほか、2014年1月29日発売の『リトルバスターズ! Refrain』BD第1巻の特典として、原作スタッフが手がけた『西園美魚密室殺人事件!?』が収録されている。BDプレイヤーズゲームなので、BDに対応したハードでプレイしましょう。
新規のイベントCGは1枚しかないが、フルボイス、選択肢によるED分岐があるなど、特典の枠を越えたクオリティの作品となっている。
スピンオフ作品として、2010年6月25日には『[[クドわふたー]]』が発売された。
こちらは最初から18禁だが、後にPSP版・PSVita版が発売されている。
詳細は当該項目を参照のこと。
#center(){&font(#008000){【ストーリー】}}
あの一番辛かった日々。
毎日ふさぎ込んでいた日々。
そんな僕の前に、四人の男の子が現れて、僕に手を差しのばしてくれたんだ。
「強敵があらわれたんだ!きみの力がひつようなんだ!」
そう彼らは訴え、僕に名を訊いた。
「…なおえ、りき」
「よし、いくぞ、りき!」
一方的に手を掴んで、僕を引きずるように走り出す。
「ね、きみたちは!?」
転ばないよう必死についていきながら、そう訊く。
「おれたちか?
悪をせいばいする正義の味方
ひとよんで…リトルバスターズさ」
歯をにやりと見せ、そう名乗った。
ずっと、彼らと生きていたら、
いつの間にか心の痛みも寂しさも忘れていった。
ただただ、楽しくて…
いつまでもこんな時間が続けばいい。
それだけを願うようになった。
(パッケージ裏より抜粋)
#center(){&font(#008000){【登場人物】}}
#center(){CVは特別な記述がない限り、「非18禁版・アニメ版/エクスタシー版」で表記}
#center(){各キャラの詳細は個別記事を参照のこと。}
***◆主人公
『(異様に賑やかな青春を送る)普通の少年』
[[直枝理樹]]
CV:田宮トモエ/[[民安ともえ]]/[[堀江由衣]](アニメ版)/[[たみやすともえ>民安ともえ]](PE・PS3)
※ゲーム版すべてで、視点変更時のみ声あり。
***◆ヒロイン
&font(#ff7800){『なかなか人に懐かない気高き仔猫』}
[[棗鈴]]
CV:田宮トモエ/民安ともえ/たみやすともえ(アニメ版・PE・PS3)
&font(#ffb74c){『ほんわりきゅーとなメルヘン少女』}
[[神北小毬]]
CV:やなせなつみ(無印版のみ「柳瀬なつみ」名義)/[[まきいづみ]]
&font(#999999){『えきぞちっく(自称)なマスコット』}
[[能美クドリャフカ]]
CV:金子明美/[[鈴田美夜子]]/若林直美(アニメ版・PE・PS3)
&font(#0000ff){『日傘を差した物静かな天然素材』}
[[西園美魚]]
CV:荒井悠美/柚木かなめ/巽悠衣子(アニメ第1期)/[[河原木志穂]](アニメ第2期以降・PE・PS3)
&font(#000000){『ちょっぴりお茶目な姉御肌』}
[[来ヶ谷唯湖]]
CV:田中涼子/[[一色ヒカル]]
&font(#800080){『お気楽 極楽 騒がし乙女』}
[[三枝葉留佳]]
CV:すずきけいこ/[[涼森ちさと]]
***◆エクスタシー版以降の昇格ヒロイン
&font(#800080){『素っ気無し 愛想無し 配慮無しの風紀委員』}
[[二木佳奈多]]
CV:すずきけいこ/涼森ちさと
&font(#9900ff){『唯我独尊の女王猫』}
[[笹瀬川佐々美]]
CV:田宮トモエ/民安ともえ/[[徳井青空]](アニメ版)/たみやすともえ(PE・PS3)
***◆エクスタシー版で追加されたヒロイン
&font(#008cff){『ボケまくりの完全無敵少女』}
[[朱鷺戸沙耶]]
CV:[[櫻井浩美]]/[[風音>風音(声優)]]
***◆熱い野郎共
&font(#008000){『あらゆる日常をミッションにするリーダー』}
[[棗恭介]]
CV:[[緑川光]]/氷河流
子供時代のCV:鴨ノ宮ゆう/江田あかね
&font(#ff0000){『憎めない筋肉馬鹿一直線』}
[[井ノ原真人]]
CV:神奈延年/水無月了
&font(#000000){『最強の男児にして真人のライバル』}
[[宮沢謙吾]]
CV:織田優成/長月優
子供時代のCV:鴨ノ宮ゆう/江田あかね/潘めぐみ(アニメ版)
***◆その他
詳細は[[リトルバスターズ!のサブキャラ、モブキャラ一覧]]を参照のこと。
[[マスク・ザ・斉藤]]
[[バイオ田中]]
[[マッド鈴木]]
[[ドルジ]]
etc...
#center(){&font(#008000){【ゲームの内容】}}
[[ゲーム]]としては、選んだ選択肢によってその後の展開が変わるオーソドックスなADV。
三節棍VSうなぎパイ、筋肉旋風(センセーション)、目からゴボウ、筋肉革命、サーイエッサー!、筋肉さんがこむらがえった、お茶の間はこっぱみじん、筋肉わっしょい!
など、騒がし過ぎる学園生活と筋肉が描かれる。
作中にはいくつものミニゲームが用意されている。
特に大規模なものとして、以下の4つが用意されている。
・フリーノック形式の『野球ゲーム』
・登場キャラ同士がランキングと恥ずかしい称号をかけて戦う『バトルランキング』
・学園の謎を探る『探索モード』
・闇の執行部と戦う『シューティングモード』
このうち、探索モード以外のミニゲームはスキップできる。
野球の試合とバトルランキングがひと段落すると、今までの主人公の行動によって、それぞれのルートに分岐する。
基本は笑いを含めた描写を交えつつ、ヒロインそれぞれの抱えた問題と立ち向かい、恋人同士になって解決していくというもの。
ただし、各ヒロインにはいくつかの攻略制限がかかっている。
鈴のみは小毬・葉留佳・クドリャフカ・来ヶ谷・美魚のEDと、鈴のBADエンドを見なければEDを見られない。
また、周回プレイをしている際、一度攻略したヒロインは小毬を除き、特定のシナリオの最終EDを見なければ再攻略はできなくなる。
(事前に作った各ヒロインルート内のセーブファイルからなら可能)
鈴を攻略すると、特定シナリオをクリアするまで共通ルートを新規に始めることができなくなる。
佐々美・佳奈多・沙耶は、特定シナリオの最終EDを見た後でなければ攻略できない。
なぜか、といわれると「世界の秘密」を知っているか否かというネタバレになる。
#center(){&font(#008000){【ミニゲーム】}}
***◆野球ゲーム
恭介の思い付きから始まった野球の練習。
人数もやる気も道具も時間も人数も足りて無いけど、対戦相手と試合の日程だけは決まっているため、
毎日放課後にグラウンドの端を無断で占拠して練習をする。
始めは初期メンバーの理樹・鈴・恭介・真人しかいないが(謙吾は部活で不参加)、
バスターズにメンバーが加入するとそのメンバーも練習に参加するようになる。
猫も沢山おり、当てると鈴に怒られる。
猫が自ら当たりにくることもザラ。
練習終了時に参加者全員のステータスが上昇し、バトルランキングがより加熱する。
プレイヤーはバットを振るタイミングだけ操作する。
うまくメンバーの守備範囲に打つと、メンバーが捕球し、理樹に向かって投げ返してくる。
そのボールをまた打ち返すことでコンボが繋がり、練習終了時のステータス上昇値が大きくなる。
***◆バトルランキング
真人と謙吾が安全にケンカするために考案されたゲーム。
野次馬達に『どうでもいい』ものを投げ込んでもらい、適当に掴んだモノ(ハンデで女子は使うものを選べる)の『本来の使い方』で戦う。
(例)
・青ヒゲ危機一髪→飛び出した青ヒゲを当てる。
・風船→膨らませて、相手に踏ませる。
・三節棍→殴る。
・うなぎパイ→殴る。
武器はルーレットで選ばれるため、ほぼランダム(エクスタシーではクリックするタイミングで一応選べる)。
特定キャラには専用武器があり、専用武器を装備した相手に勝つのは至難の業である(それほど強くない専用武器もある)。
バトルに負けると、勝者から恥ずかしい称号を付けられる。
(例)
・来ヶ谷→真人=『不可能を不能にする男』
・鈴→謙吾=『強さをとったらふんどししかアピールポイントがない』
・美魚→恭介=&font(#ffc0cb){『強気受け』}
・クド→美魚=『やお■ってなんですか』
・恭介→鈴=『まだ生えてない』
不本意な称号は、また負けて別の称号を付けられるか、ランキング一位になって『バトルランキング暫定王者』の称号で上書きするしかない。
そのほか、参加キャラクターは何かしらのアイテムを持っており、
敢えて戦わず、自分が持っているアイテムと交換することもできる。
能力アップアイテム、回復アイテムが多いが、たまに能力が下がるアイテムの場合もあるので注意。
ただし、あえて受け取ってランキング上位者に渡すという戦略性のあるプレイにも使えるので、奥が深い。
***◆探索モード
***◆シューティングモード
エクスタシー版以降、特定ルートでのみプレイすることになる。
学園の地下に眠るという秘宝を求めて、秘宝を守る『闇の執行部』との戦いを繰り広げる。
『探索モード』で学園の地下ダンジョンを探索し、闇の執行部との戦いになると、画面が12分割され、『シューティングモード』になる。
12分割された画面で、指定された位置を一定時間以内にクリックする
難易度がかなり高く、PCのスペックが低いと反応が間に合わないことがある。
エクスタシー通常版以降の作品では難易度を選択することができる(エクスタシー初回版もパッチを当てれば選択可能)。
普通に攻略するにはシューティングモードをスキップできるが、[[特殊ED>スクレボエンド(リトルバスターズ!)]]を見るためにはプレイしなければならない。
#center(){&font(#008000){【楽曲】}}
今作では[[麻枝准]]・[[折戸伸治]]・戸越まごめ・Manack・PMMKの5氏が作曲を担当した(ほか、編曲のみで水月陵氏も担当)。
楽曲数はBGM鑑賞で聴ける曲だけでも50曲を越える。
大半の楽曲を麻枝・Manack・PMMKの各氏が担当しており、折戸・戸越の2氏の曲は少なめ(戸越氏は作編曲1曲・編曲1曲のみ)。
また、戸越氏は本作制作中にKeyを退社した。
外注担当の比率が高く、従来のKeyの曲とは若干雰囲気が異なる。
その後、アニメ版でも大半の楽曲は原作のものが用いられた。
*** OPテーマ
・&bold(){Little Busters!}
作詞・作曲:麻枝准
編曲:中沢伴行・尾崎武士 (I've)
Vocal:[[Rita>理多]]
「高く跳べ 高く空へ 高く蹴れ
高く声を上げ』
初めて聞くとただの曲にしか聞こえないが、全クリした後に聞くと、
この曲そのものが激しいネタバレであるという作詞者の見事なトリック(?)が仕掛けられている。
また、媒体によって若干アレンジが異なる。
*** EDテーマ
・&bold(){Alicemagic}(小毬・葉留佳・来ヶ谷2)
作詞:都乃河勇人
作曲:折戸伸治
編曲:MintJam
Vocal:Rita
「キミは泣いた後笑えるはずだからって言ったんだ
僕らの旅 忘れたりしないよ」
・&bold(){Alicemagic -Rockstar Ver.-}(佐々美・佳奈多)
作詞:都乃河勇人
作曲:折戸伸治
編曲・Remix:MintJam
Vocal:Rita
『Alicemagic』のリミックス版。エクスタシー版以降の楽曲。
・&bold(){雨のち晴れ}(クドリャフカ・美魚)
作詞:樫田レオ
作曲・編曲:PMMK
Vocal:Rita
「人たちはこの空飛ぶことは叶わないけど その代わり
いま流す涙は天に昇りまた 雨となり還る」
・&bold(){Song for Friends}(来ヶ谷1・Refrain1)
作詞・作曲:麻枝准
編曲:MintJam
Vocal:Rita
「誰のために僕らはゆく?
誰のためにまた目覚める?」
・&bold(){Saya's Song}(沙耶)
作詞・作曲:麻枝准
編曲:ANANT-GARDE EYES
Vocal:[[Lia]]
「何もかもを知ってすべてをなくして
それでもいいと掴もうとしてみた」
・&bold(){リグレット}(鈴)
作曲・編曲:PMMK
数多のプレイヤーに虚無という名のトラウマを植えつけた本作最強の鬱曲。
ED曲のなかで、唯一ボーカルなしの曲である。
これからは強く生きるのか、逃げるのか。
・&bold(){Little Busters! -Little Jumper Ver.-}(Refrain2)
作詞・作曲:麻枝准
編曲:中沢伴行・尾崎武士 (I've)
Mix:高瀬一矢 (I've)
Vocal:Rita
「きみは一人 僕で二人
いつしか「僕たち」になって」
オーラスED曲。
物語はこの曲に始まり、この曲に終わる。
*** BGM
・&bold(){Sha La La Ecstasy}
作曲・編曲:Manack
コーラス:[[霜月はるか]]
『しゃ〜ら〜ら〜え〜くすたし〜』(by 霜月はるか)
うれし恥ずかし[[あのシーン>セックス]]のドキドキ感をハルカカナタまで吹き飛ばしてくれる素敵曲。
二次創作等でも広くネタにされる。
他のエロゲで再生してみても萎える素敵曲。
・&bold(){光に寄せて}
作曲:折戸伸治
編曲:Manack
美魚のテーマ曲。
ピアノとストリングスをメインにした泣きのメロディで、キャラごとのテーマ曲のなかでも特に評価が高い。
しかし、本作のインターネットラジオ番組『[[ナツメブラザーズ!>ナツメブラザーズ!/ナツメブラザーズ!(21)]]』にてBLのテーマとして流れることが多かったことから、ネタ曲としても扱われる。
・&bold(){何も起こらなかった世界}
作曲・編曲:PMMK
言いようのない不安を煽る、メロディー音がたった二つの音程のみで構成されるアンビエント曲。
1ループ7分以上(本作最長)のなかで、徐々に激しくなるノイズは、場面と相まってまさにトラウマと呼ぶにふさわしい。
物語の極めて重要なシーンにてピンポイントで流れるので、印象に残っているプレイヤーも多いだろう。
作曲者曰く「ドローンとした曲」。
・&bold(){[[たったひとつの魔法の言葉]]}
作曲・編曲:PMMK
小毬のテーマ曲『魔法のアンサンブル』のアレンジ。
小毬√のみならず、小毬と親しい関係にあるキャラのクライマックスシーンに用いられ、プレイヤーの涙腺を崩壊させた。
詳細は個別記事参照。
*** 挿入歌
・&bold(){遥か彼方}
作詞・作曲:麻枝准
編曲:Manack
Vocal:Rita
#center(){{{
どんな彼方でも 見えない光でも
掴む 幾千の時を越えて
君が笑うから 皆も笑うんだろう
そんな日が来るなんて
思ってなかったのに
}}}
対人類用最終涙腺破壊兵器。
想像を絶する破壊力を誇る。
#center(){&font(#008000){【スタッフ】}}
企画:[[麻枝准]]
原画:[[樋上いたる]](小毬・葉留佳・佳奈多・来ヶ谷)・Na-Ga(鈴・クド・美魚・佐々美・沙耶・佐々美の取り巻き)
シナリオ:麻枝准(鈴・沙耶・Refrain)・都乃河勇人(共通√・小毬・来ヶ谷・佐々美)・城桐央(葉留佳・佳奈多・クド)・樫田レオ(美魚)
音楽:[[折戸伸治]]・麻枝准・戸越まごめ・Manack・PMMK・水月陵
#center(){&font(#008000){【評価】}}
鍵作品なので当然[[泣きゲー]]に分類される。
そのため、普通にプレイすれば感動する。
しかし、ある程度のシナリオをクリアしたり、特定のルートに進むとこの話の矛盾に気づき途端に怖くなる。
そして、そのまま終わると[[鬱ゲー]]になる。
よく「最終ルートは神だが、個別ルートが微妙」などと言われるが…まぁ、確かにいろいろ微妙かもしれないが(個別ルートは新人が書いた)、
それも含めてリトルバスターズ!という物語なのである。
そもそも個別√は最終ルートに向けて、さまざまな設定を小出しにしている段階なので、
違和感を覚えたり、消化不良であったりするのは仕方のないところではあるのだが……
(エクスタシー版のみ、ゲームを始めるのと同時に「世界の秘密を知っていますか?」と質問されるので、小出しの設定に気づきやすい)
発売して間もない頃は個別ルートをいくつかクリアしただけで駄作と評価し、本作を中古屋に売るプレイヤーも数多くいた。
当然ながら個別ルートをクリアしただけで本作の正当な評価など出来る筈もなく((こんなことを言っていたらAIR、CLANNADにしたって駄作扱いは免れない。しかも個別ルートにしても一般的には駄作というわけではない))、すぐに「名作」「良作」と評価されるようになった。
作品の核である「世界の秘密」については、作中で明かされない点も多くあり、多くのプレイヤーによって熱心な議論が積み重ねられている。
内容自体との評価とは別に、この作品の商法への批判も当初はなされた。
概要にもある通り、本作は無印版からエクスタシー版になる際、ヒロインの昇格や追加が行われ、コンシューマ版はそれがベースになっている。
元々Keyに18禁要素を期待しているプレイヤーなどほとんどおらず、[[完全版商法]]と見なされて反発も招いてしまった((後に都乃河勇人氏が『[[Rewrite]]』について「18禁追加版は出しません」とネタにしたり、エイプリルフールネタにしたりしている))。
ただし、エクスタシーの内容そのものは無印同様によく出来ており、中身に関してはプレイヤーからの不満は少ない。
#center(){&font(#008000){【インターネットラジオ】}}
エクスタシー版発売に先駆けて、2008年6月23日から、インターネットラジオステーション音泉にてインターネットラジオ番組『[[ナツメブラザーズ!>ナツメブラザーズ!/ナツメブラザーズ!(21)]]』の配信が開始された。
パーソナリティは無印版恭介役の緑川光氏と、エクスタシー版鈴役の民安ともえ氏が務める。
第36回配信からはエクスタシー版クド役の鈴田美夜子氏もパーソナリティに加わり、タイトルを『ナツメブラザーズ(21)!』に改称した。
そのカオスな内容が好評を博し、2011年10月24日まで、計170回を数える長寿番組となった。
詳細は個別記事を参照。
2012年10月5日からは、アニメ版放送と並行して、上記番組の流れをくむ『リトルバスターズ!R』の配信が音泉とHiBiKi Radio Stationにて開始された。
パーソナリティは緑川光・たみやすともえ・若林直美の3氏。
また、29日が含まれる週のみ、真人役の神奈延年氏も担当した。
上記番組に負けず劣らずのカオスな内容から、こちらも2014年9月12日配信分まで続く息の長い番組となった。
#center(){&font(#008000){【アニメ】}}
原作はストーリー構成上の事情で、アニメ化が困難だとしばしば囁かれてきた。
しかし2012年の秋クールから、原作発売より5年の歳月を経て、遂にテレビアニメ版(第1期)が放映された。
この時の制作は[[原作レイプ]]に(悪い意味で)定評のあるJ.C.STAFFの制作であった。
この事が判明するとアニメオタクのファンからは阿鼻叫喚の声が上がり、一部からは既に[[黒歴史]]確定とまで言われていた。
とは言え、京アニもクラナド1期でやらかした経歴があるので、実際はどこの制作でも大騒ぎしていたと思われる。
また、民安ともえ氏が演じていた鈴以外のキャラは別の声優が担当することになったことについても話題となった。
とは言えこちらも元々民安氏は3役以上の役柄を演じていたので(理樹・鈴・佐々美・ソフトボール部の一人)、
しかも理樹はゲームだとほとんど出番のないパートボイスだがアニメだとそうはいかない・鈴の出番も多いので、こちらも仕方ないだろう。
ただ、理樹の声をベテランだが少年役の実績はほとんどない[[堀江由衣]]氏、佐々美の声を新人声優の[[徳井青空]]氏が、
それぞれ演じることになったので、演技に不安を覚えるファンも居た。
そのほか、アニメ版で美魚を演じることになっていた[[河原木志穂]]氏も産休で降板し、1期は巽悠衣子氏が代役をすることになった(Refrainで復帰)。
だが、実際に放送が開始されると脚本・演出・演技ともに好評だった。
特に、原作の設定を準拠しつつも、原作とは異なった形でそれを活かす展開は、重度の鍵っ子でさえも舌を巻いた。
原作では主人公の視点縛りがあるゆえに表現できなかった別キャラサイドの描写が物語とうまくかみ合っており、
原作へのわかりやすい入門口になっている点も見逃せない。
なお、シリーズ構成と大半の話数の脚本をしている島田満氏(第2期は全話脚本)は、あの長大なゲームを2周したという。
(島田氏は、かつて『[[ロミオの青い空]]』をはじめとする世界名作劇場シリーズの全話脚本を担当し、
近年も『[[ななついろ★ドロップス]]』のシリーズ構成で高い評価を受けた、ジャンルを選ばぬ実力派の脚本家である)
アニメ第1期は2クール全26話。
原作の共通ルートを下敷きにしつつ、小毬√、美魚√、葉留佳√、クド√、人形劇、謙吾の加入、野球の試合が描かれた。
いずれのキャラとも恋愛関係にはならず、リトルバスターズとしての友情が強調されている。
各キャラクターの問題解決にリトバスメンバーが大活躍し、そのなかで理樹や鈴も成長していくようなつくりとなっており、
結果として各キャラクターの√を違和感なく1本化することに成功した。
特に美魚、クドリャフカ√は評価が高く思わず涙した視聴者も多いはず。
また、小毬が物語上大きな役割を果たし、人形劇はレノンからの課題へと変更され、第2期への重要な伏線を張っている。
BD/DVDは初回盤全巻購入特典として、バトルランキングを主軸とする未放送エピソードを収録したBDが応募者全員にプレゼントされる。
サービスシーンとマスク・ザ・斉藤の仮面のギミックは必見。
原作で評価の高かったギャグシーンも、このエピソードにまとめて導入されている。
最終話放送後、公式HPにて2期にあたる『&font(#afdfe4){リトルバスターズ! Refrain}』の制作が発表され、
2013年秋から1クール全13話放送された。
来ヶ谷√を経て、鈴√、Refrainの最後までが描かれた。
話数の都合からか大幅に簡略化されたエピソード(理樹と鈴の逃避行など)があったものの、
男キャラの描写はおおむね好評。
また、小毬と鈴の友情の証が、鈴の成長に直接影響する描写は、アニメ独自の描写がありながらも、
原作の設定をさらに昇華させたものとして高く評価されている。
声優陣も原作以上の熱演で、原作に見劣りしない、ひとつの作品として見ても完成度の高い名作となっている。
特に11話での「あのシーン」の恭介の泣きの演技は必聴もの。
緑川光氏いわく「長年心残りだった幻の1テイク目をやってやる!的な攻めの心意気で現場には臨みました」とのこと。
実際にガチ泣きで演技していたらしい。
スタッフもキャストもそろいもそろって鍵っ子である。だがそれがいい。
『リトルバスターズ! Refrain』のBDの初回特典として、BD-PG『&font(#0000ff){西園美魚密室殺人事件?}』に加え、
沙耶√、佐々美√、佳奈多√をアニメ化した『&font(#ff0000){リトルバスターズ! EX}』が各巻に収録された。
全8話(第1巻から第6巻までは1話ずつ、最終巻の第7巻には2話収録)。
1話から4話までは沙耶√、5話・6話が佐々美√、7話・8話が佳奈多√になっている。
世界観はテレビアニメ版準拠で、特殊ルートである沙耶√を除いて恋愛描写はなく、
佳奈多√も含めて全編「Refrain」後のストーリーとして再構成されている。
そんな事情もあり、佳奈多の「世界の秘密」に関する描写は全カットされ、一部描写が変更された。
***アニメスタッフ
監督:山川吉樹
助監督:櫻井親良
シリーズ構成:島田満
脚本協力:都乃河勇人
キャラクターデザイン:飯塚晴子
音楽:折戸伸治・麻枝准・戸越まごめ・PMMK・三輪学(Manackの一般名義)・水月陵・岩崎健一郎(Refrain)
アニメーション制作:J.C.STAFF
***主題歌
原作で登場したボーカル曲はすべて登場している。
「Refrain」以降はKeyのスタッフが制作した新規曲も多数用いられた。
特に「Refrain」OP曲『Boys be Smile』は恭介のテーマ曲『BOYS DON'T CRY』のボーカルアレンジ版で、ファンを驚かせた。
&bold(){第1期}
・&bold(){Little Busters! 〜TV animation ver.〜}(1話~25話・番外編OP)
作詞・作曲:麻枝准/編曲:MintJam/Vocal:Rita
・&bold(){Alicemagic 〜TV animation ver.〜}(1話~5話・7話~13話・15話~17話・19話~22話・24話~25話・番外編ED)
作詞:都乃河勇人/作曲:折戸伸治/編曲:MintJam/Vocal:Rita
・&bold(){Alicemagic}(6話・18話ED)
作詞:都乃河勇人/作曲:折戸伸治/編曲:MintJam/Vocal:Rita
・&bold(){雨のち晴れ}(14話・23話ED)
作詞:樫田レオ/作曲・編曲:PMMK/Vocal:Rita
&bold(){Refrain}
・&bold(){Boys be Smile}(1話~9話・11話~13話OP、10話ED)
作詞・作曲:麻枝准/編曲:MANYO(arcane)/Vocal:鈴湯
・&bold(){君とのなくしもの}(1話~2話・4話~5話・7話・12話ED)
作詞:都乃河勇人/作曲:折戸伸治/編曲:nishi-ken/Vocal:北沢綾香
・&bold(){Song for friends}(3話・8話~9話ED、13話挿入歌)
作詞・作曲:麻枝准/編曲:MintJam/Vocal:Rita
・&bold(){Hanabi}(6話ED)
作詞・作曲:麻枝准/編曲:萩原ゆう/Vocal:Lia
ダイジェスト気味になったとある展開を補うべく、挿入歌的な役割で導入された物語性のとても強い楽曲。
実は2003年にタイアップなしで発表された楽曲で、原作発売後、プレイヤーから「リトバスのプロトタイプ」との噂がささやかれている曲だった。
それゆえ、「歌詞がストーリーを説明している」というレベルで本編とシンクロしている。
・&bold(){遥か彼方}(11話ED)
作詞・作曲:麻枝准/編曲:Manack/Vocal:Rita
・&bold(){Little Busters! -Little Jumper Ver.-}(13話ED)
作詞・作曲:麻枝准/編曲:中沢伴行・尾崎武士/Vocal:Rita
&bold(){EX}
・&bold(){Little Busters! EX}(OP)
作詞・作曲:麻枝准/編曲:MintJam/Vocal:Rita
・&bold(){目覚めた朝にはきみが隣に}(1話~3話・5話・7話ED)
作詞・作曲:麻枝准/編曲:MANYO(arcane)/Vocal:鈴湯
・&bold(){Saya's Song}(4話ED)
作詞・作曲:麻枝准/編曲:ANANT-GARDE EYES/Vocal:Lia
・&bold(){Alicemagic -Rockstar Ver.-}(6話ED)
作詞:都乃河勇人/作曲:折戸伸治/編曲:MintJam/Vocal:Rita
・&bold(){Alicemagic 〜TV animation ver.〜}(8話ED)
作詞:都乃河勇人/作曲:折戸伸治/編曲:MintJam/Vocal:Rita
・&bold(){Little Busters! -Ecstasy Short Ver.-}(8話挿入歌)
作詞・作曲:麻枝准/編曲:中沢伴行・尾崎武士/Vocal:Rita
これからプレイする方々は、是非『最後まで』プレイしていただきたい。
長過ぎる共通パートに飽きが来るかもしれない。
微妙な個別ルートに嫌気がさすかもしれない。
それでも、『最後まで』彼らの日々を見守っていただきたい。
彼らの駆け抜けた青春の日々は、きっとあなたの心に暖かなものを残すだろうから…
筋肉、筋肉〜♪
そうだ。
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- アニメもあと少しで終わりかぁ…後はラストまで駆け抜けて行って欲しい! -- 名無しさん (2013-12-21 01:08:36)
- JCの真価見せてもらったぜ…最高だった -- 名無しさん (2014-02-01 21:25:11)
- ゲームだと主人公とヒロインの声優が一緒という。 -- 名無しさん (2014-03-13 17:21:37)
- ↑おまけにヒロインのライバルも同じ人っていうのがね。というか佐々美の声は民安sannde -- 名無しさん (2014-03-13 17:30:52)
- ミス 民安さんで良かったんじゃ? 出番も本編では多くなかったんだし -- 名無しさん (2014-03-13 17:31:49)
- あの大団円は智アフでグレイさんを死なせたお詫びさがかなり出ている -- 名無しさん (2014-06-02 02:00:52)
- JC制作と発表されて散々物議も醸したがEX含めて原作通り神でしたな。 -- 名無しさん (2014-08-15 00:56:40)
- 地味にアニメから見始めた層からの葉留佳の好感度が低いんだよね。アニメで三枝家の悪行が柔らかめにしかも髪飾りの部分を出してないから葉留佳が唯の逆恨みキャラって言われててショックだったわ -- 名無しさん (2014-08-21 19:54:12)
- ↑こういう言い方はあまり好きじゃないが、アニメでも十分三枝一族の内情は描写されてるのだから、個人的な好みはともかくとしてもあれを逆恨みとか言うのははっきり言って読解力足りないと思うが。とりあえず佳奈多ルート含めて原作やれと言いたくなるな。 -- 名無しさん (2014-08-21 20:00:00)
- ↑自分もそう思ったけどアニメ組からは佳奈多を恨んでる相手の事を考えれない奴って意見が大半だったんだよね。胸糞悪くなるから見たくないけどちゃんと葉留佳が佳奈多を信じれなくなった理由を細かく描写して欲しかったかな。 -- 名無しさん (2014-08-21 20:13:17)
- ↑×5グレイって何? -- 名無しさん (2014-08-25 02:56:43)
- よるの -- 名無しさん (2014-08-25 07:05:26)
- 途中で切れた 夜のバッティング練習が好きだった -- 名無しさん (2014-08-25 07:05:59)
- 人生初のギャルゲーだったけどいまだにこれ以上に泣かされたゲームが無い、リフレインの男三人がかっこよすぎるんじゃ… -- 名無しさん (2015-07-25 18:34:42)
- 実は男の友情の物語だった -- 名無しさん (2016-03-09 22:52:35)
- 「ヒロインとの物語」っていうより「リトルバスターズの成長と友情の物語」っていうのが一番しっくりくる -- 名無しさん (2016-03-10 09:15:26)
- なんでエロゲー化しちゃうんだ氏ね -- 名無しさん (2016-09-14 07:48:59)
- 矛盾からの鬱ゲーがわからん…矛盾なんかあったっけ… -- 名無しさん (2019-05-24 21:53:03)
- 遅ればせながらようやくRefrainまでアニメ視聴完了した。世界の秘密についてネタバレを踏む前に完走できてよかった… -- 名無しさん (2021-12-20 21:01:18)
- なんじゃこりゃこの項目で初めて知った。すごく面白そうVitaあるからやりたくなってきた -- 名無しさん (2022-11-16 23:07:40)
- psp版やった後に18禁版の存在を知ってやったけど、一部キャラのエクスタシーな場面がどうしてもまだその関係性までいってないよなって感じだったなぁ、エロが後付けだから仕方ないけどね -- 名無しさん (2023-07-04 15:58:38)
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