光の存在(超常現象生命体)

登録日:2024/05/07 Tue 21:56:00
更新日:2025/07/11 Fri 00:29:40
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光の存在(Bright Presence)とは「レメディー・コネクテッド・ユニバース」に登場する超常現象生命体


【概要】

闇の存在と同様に「闇の世界」を起源とする超常現象生命体。
光の存在という名称からは想像もつかないような出自だが、「 闇の存在 」と対立関係にある。
「闇の存在」の化身と化したバーバラ・ジャガーを封じるためにジャガーと共に闇の世界へ身を投じたトーマス・ゼインに宿り、人間の形での実体化を果たす。

なお、初出は『Alan Wake』で、初めてその存在について明確に言及されたのはブログ形式ノベル『This House Of Dreams』。
ゲーム作品で初めて言及された のは『Alan Wake Ⅱ』である。


ダイバー

声:ジェームズ・マカフリー

映画監督のトーマス・ゼインに宿ることで人間の形で実体化した姿。
真っ白なジムスーツを装着した姿で、頭部の覗き窓からは光の存在の本体と思わしき光が放射されている。
ゼインが過去に自作の映画『詩人トム』で演じたキャラクター「 ダイバー 」として現れており、姿が同じことに加えて、詩人にしてダイバーという設定も踏襲している。

1970年~2012年まではこの姿で存在していたが、2019年以降はゼインが アラン・ウェイクドッペルゲンガーの姿 となっており、まだ光の存在が彼に宿っているのか、彼の身体から抜け出て別の誰かに宿っているのか等の詳細は不明である。

なお、ゼインから光の眷族「レディーオブライト」の役割を託されていたシンシア・ウィーバーと、アラン・ウェイクにより「ヒーロー」の役割を与えられた『CONTROL』の主人公ジェシー・フェイデンの2名だけは『詩人トム』に登場する架空のキャラクターに過ぎない「詩人にしてダイバーのトム・ゼイン」の実在を信じている。

光の弾丸

光の存在が銃弾の形になったもの。
闇の世界に滞在していたアリス・ウェイクの作品(写真)により実体化し、「靴箱」*1を介してサーガ・アンダーソンの手に渡った。
最終的には闇の存在に取り憑かれたアランの眉間に撃ち込まれ、頭蓋骨内部に巣食い彼を支配していた闇を浄化した。


▶能力

◇次元間知覚

次元を超えてあらゆる光と知覚を共有し、そこへテレポートできる。
「闇の存在」が寄り付かない電灯の光や「闇」を焼き払えるアランが所持する懐中電灯の光も「光の存在」の一部である。
ブライトフォールズから遠く離れたニューヨークに存在するFBC本部「オールデスト・ハウス」内の光も「闇」に有効だったため、 RCUに存在するあらゆる光は「光の存在」の一部の可能性がある。


◇「闇」の浄化

「闇の存在」に取り憑かれ操られた生物「闇に支配された者たち」や「闇」に操られた物体「ポルターガイスト」が纏う物理的ダメージを無効化する闇のシールドを焼き払うことができる。


◇治癒

強い光の中にいる人間の傷を癒すことができる。
Alan Wake's American Nightmare』では回復時に ゼインの呼吸音 が聴こえる。


◇変貌効果

光によって地形を変えたり、変貌アイテムであるコーヒーポッドと靴箱を出現させることができる。
また闇の世界内では武器や懐中電灯を出現させることもできる。


【活躍】

・1970年(『This House of Dreams』)

上述の様に、トーマス・ゼインの創作活動の結果、ジャガーは映画のキャラクターである「闇の存在」として復活を遂げてしまったため、ゼインは「闇の存在」と戦う『詩人トム』の主人公「ダイバー」を演じるためにジムスーツを着て闇の世界へ飛び込んだ。

その闇の世界で出会ったのが光の存在であり、明け渡されたその肉体を得て「ダイバー」として誕生した。

ちなみに肉体を光の存在と闇の存在に奪われたゼインとバーバラの魂は「マスターポエム」と呼ばれるゼインの詩によって生み出された余剰次元に逃げ込み、いつまでも幸せに暮らしているとされる。


・2010年9月1日~9月15日(『Alan Wake』)

「闇の存在」に目を付けられたベストセラー作家のアラン・ウェイクに力を貸し、彼に「闇」の軍勢と戦う方法や、「光」の使い方を教えて夢から目覚めさせた。

その後、「闇の存在」により闇の世界に引き込まれたアランを救出し、その後は懐中電灯の光や安全地帯である電灯の光としてアランをサポートする。

9月15日、「闇の存在」を倒すためパワーオブジェクト*2「クリッカー」を手に闇の世界の底へやって来たアランの前に現れ、彼の分身であるミスター・スクラッチを紹介し、アランが闇の世界にいる間の代理をさせると説明したあと、闇の存在=ジャガーの元へ向かうアランを見送った。


・2010年『シグナル』

闇の世界の底に囚われ、絶望から昏睡状態となったアランから分離し実体化した理性「ラショナル・アラン」を探し出し、シグナルを送って自分の元へ来るように伝えた。
また、言葉を具現化させる「概念としてのライト」と「破壊可能な手段としてのコルトパイソン」を託した。

ビルトモア製材所でラショナル・アランと合流したが、アランの狂気の化身であるインセイン・アランによって離れた場所に転送されてしまった。


・2010年『小説家』

ラショナル・アランと再会し、「概念」でサポートして彼をアラン本体がいる闇の世界の最深部「バードレッグキャビン」に導いた。


・2012年(『This House Of Dreams』)

メイン州オーディナリーの住人であるサマンサ・ウェルズの悪夢の中に現れ、ゼインが光の存在を宿す瞬間の場面が再現される。


・2012年(『Alan Wake's American Nightmare』)

一晩だけ顕現したアリゾナ州ナイトスプリングスでミスター・スクラッチ率いる闇の軍勢と戦うアランをサポートする。
また、『詩人トム』のポスターとしてカメオ出演している。


・2019年(『Control』)

アラン・ウェイクの導きでオールデスト・ハウスの捜査セクターを探索し、第三のモノと対峙するFBC局長ジェシー・フェイデンを手助けする。
前述の通りオールデスト・ハウスはブライトフォールズから遠く離れたニューヨークにあるにもかかわらず第三のモノに対し光が有効だったことから、その影響範囲は計り知れない。
ただし人間を治癒させる力は失っている。
また、光の存在を宿したはずのゼインが ダイバーではなくアランのドッペルゲンガーの姿になっており、 この時点の光の存在がまだゼインに宿っているかは定かではない。


・2023年(『Alan Wake Ⅱ』)

ミスター・スクラッチ率いる闇の軍勢と戦うアラン・ウェイクとFBI捜査官サーガ・アンダーソンをサポートするが、 明らかに弱体化 しており、安全地帯に入っても全回復できなくなってしまった。

前述の通りアリス・ウェイクの力で「光の弾丸」として実体化し、サーガ・アンダーソンによりミスター・スクラッチの眉間に撃ち込まれて内部の闇を浄化した。

光の存在の勢力】

「闇の存在」が自身の軍勢を持つように、光の存在にも手駒らしき存在がいる。

光の闘士

アラン・ウェイクが過去に執筆したカルトドラマ『ナイトスプリングス』の脚本に登場する、 闇の使者 と戦う主人公。

アラン・ウェイク

『アレックス・ケイシー』シリーズで有名なベストセラー作家。
詳細は項目を参照。


レディーオブライト/ランプおばさん

ゼインやアランの物語の中で「ランプおばさん」とも呼ばれる「レディーオブライト(光の貴婦人)」の役割を与えられた女性。

シンシア・ウィーバー

かつてゼインの映画『詩人トム』の中で光の眷族「レディーオブライト」を演じた。
詳細は項目を参照。

ローズ・マリーゴールド

アラン・ウェイクの大ファンにして信者。
ジャガーの姿に擬態した「闇」に触れられてアランを妨害するが、アランがジャガーを倒したことで「闇の存在」の支配から脱し、二代目のランプおばさんとなった。
詳細は項目を参照。


追記、修正はジムスーツを着てからお願いします。

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最終更新:2025年07月11日 00:29

*1 中に入れた物体を次元を超えて転送できる変貌アイテム

*2 超常的な実用アイテム。触れた人間にその力が結合され、超能力者へと変貌させる。