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●「スケバン刑事」
1985年TVドラマ。
和田慎二の原作漫画に多少は忠実。斉藤由貴をトップアイドルに押し上げた。
■麻宮サキ(斉藤由貴)
鷹ノ羽学園2年B組。サウスポー。死刑囚の母を救う為に、桜の代紋入りの超合金ヨーヨーを武器にスケバン刑事となる。
「てめえら許せねぇ」
■神恭一郎(中康次)
暗闇指令のエージェントでサキをサポートする。長髪でもないし、サキとのロマンスも無い。凡庸。
■海槌三姉妹
日本征服を企む、トチ狂った悪魔の三姉妹(笑)彼女達の登場によりこのドラマシリーズは一気に加速(暴走)していく。
●「スケバン刑事Ⅱ〜少女鉄仮面伝説〜」
1985〜86年TVドラマ。
原作漫画から大きく逸脱したが、そのぶっ飛んだ内容から、当時ちょっとした社会現象にまでなった。敵の学生?達が特撮モノの怪人レベルである。
しかし、原作者からはサキの持つ孤高を最も上手く表現している(鉄仮面含めて)として絶賛された。
■二代目麻宮サキ・五代陽子・早乙女志織(南野陽子)
土佐出身のスケバン鉄仮面。十数年間、鉄仮面を着けて暮らしていた。
名前が複数ある事から察される様に、とても数奇な運命に翻弄されている。スケバンというにはかなり生真面目すぎる性格。
「おまんら許さんぜよ」
■矢島雪乃(吉沢秋絵)
スケバンお嬢様。二代目サキを慕い助太刀する。武器は袱紗と琴の爪。ボケ担当。
「本当にタコでございますわ」
■中村京子(相楽ハル子)
ビー玉のお京。二代目サキの親友となり、助太刀する。ツッコミ担当。
「このタコ!」
■西脇(蟹江敬三)
暗闇指令のエージェント。サキ達の担任でもある。キャラを使い分けている。
●「スケバン刑事Ⅲ〜少女忍法帖伝奇〜」
1986〜87年TVドラマ。
原作枯渇により原作者の別作品『忍者飛翔』からモチーフのみ引っ張ってきた別モノ。
もはやスケバンでも刑事でもない。かといって忍者モノとも言い難い。
スターウォーズをモチーフにした戦隊シリーズみたいなノリ。
無理にモチーフを合成したため、もはや悪い意味でカオス。
明らかに&font(#0000ff){前作の成功により(悪い意味で)調子に乗ったスタッフが原作(者)をバカにして作った}とみられる[[原作レイプ]]作品。
その出来は&font(#ff0000){原作者の激怒を引き出した事でも有名}で原作者自身に「これはスケバン刑事じゃない」「実写化なんてもう嫌だ」とすら言わしめた。
■三代目麻宮サキ・風間唯(浅香唯)
自称九州一の大スケバン。田舎娘描写が過剰。
風魔一族の血をひく…つまりくノ一。
サキの名は口上の時しか使わない。
考えないで走る。
「あんたら許さんかいね」
■風間結花(大西結花)
風間三姉妹長女。鉄製の折り鶴と鶴拳が武器。
考えてから走る。
「いい加減にしなさい!」
■風間由真(中村由真)
風間三姉妹次女。リリアン棒と糸が武器。
考えながら走る。
「だって〜こいつがよぉ〜」
■般若・依田(萩原流行)
風魔一族鬼組頭。三姉妹を忍として鍛える。
「×ですねぇ〜」
●「スケバン刑事〜コードネーム=麻宮サキ」
2006年映画
18年振りの新作。といってもスタッフは全く違う。雰囲気も脳天気で大らかだった80年代とはガラリと変わって、鬱であんまり爽快感が無い。むしろ60年代の不良ものに近いかも。
昔から4を作ろうという声がスタッフやファンの間であったが、前述の通り原作者が中々首を縦に振らなかった。
そんな彼が「彼女がやるならいいよ」と推薦したのがあややこと松浦亜弥である。
セーラー服をモチーフにした&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){妙にエロい}}}スタイリッシュなバトルスーツや[[牙狼]]のスタッフが手掛けたアクションシーンの評価が高い。
■四代目麻宮サキ・K(松浦亜弥)
NYのスラム街で育つ。母の釈放を条件に期間限定で麻宮サキを襲名する。現代が舞台というのに歴代で一番スケバンらしいキャラクター。
■秋山レイカ(石川梨華)
歴代で一番リアルかつ陰湿ないぢめっ子。しかもビッチ。実は公安から派遣された学生刑事だったが裏切っていた。ボンテージの衣装といい、石川は熱演であったがかなりのイメージダウン。
■Kの母(斉藤由貴)
どうやら初代麻宮サキらしいのだが、凛としていた彼女がこんな荒んだ女性になるとは思えない…と斉藤由貴は語っている。
■暗闇指令(長門裕之)
2006年の映画では原作漫画通り暗闇“警視”となっている。一応全シリーズ通して登場しているスケバン刑事達のボス。セラコン(死語)。
「セーラー服は学園の戦闘服だ!」
二代目「追記・修正ちゃあ、うち、初めてやき・・」
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- アマリリスのあとがきで、ドラマの出来に和田先生が激おこだった。 -- 名無しさん (2013-10-01 14:14:43)
- 一部の書籍では「特撮ヒーロー・ヒロイン」枠で紹介されてることもあるんだが、実際そういう風に受け止めて良いもんなの? -- 名無しさん (2013-10-01 16:17:12)
- ↑2激おこなのはスケバン刑事ⅢだけでスケバンⅡは和田先生は好評価だったよ。 -- 名無しさん (2013-10-01 16:21:54)
- 原作では鬼母だったサキの母親だがドラマのⅠではどえらく性格改変されて優しくなっていた。 -- 名無しさん (2013-10-01 16:37:07)
- そっか、激おこだったのはⅢだったか…。しかしこれといいピグマリオ(アニメ)といいなんだかなぁ。和田先生が作ったものを初めから終わりまで再現したドラマやアニメを見てみたかったなぁ。 -- 名無しさん (2014-02-25 21:47:46)
- これのヨーヨーが何故か「なかよし」の裏表紙に印刷された通販商品にあったよーな… -- 名無しさん (2014-02-25 21:51:38)
- ↑5 和田先生は「サキは苦悩の中で戦う少女なので特撮にしたければべつの作品を作れ」とカンカンだった。正直ドラマ版の1も反応が微妙で喜んでいたのは2だけだった。 -- 名無しさん (2014-02-25 23:07:31)
- 3は決着の仕方がなぁ・・・ねーちゃんら死にかけてるのに無視(無言を貫かねばラスボスを倒す力が手に入らないと言う何だか解らん設定)なのに単なる知人の怪我で叫んじゃってそれを台無しにし、ラスボスやっつけた方法が「純真な少女の心がもたらした奇跡の力」・・・これはちょっとなぁ・・・途中までの3姉妹の話はまあまあだとは思う。時代先取り過ぎだったけどね。 -- 名無しさん (2014-08-28 09:02:38)
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&sizex(8)&font(b){スケバンまで張ったこの麻宮サキが、&br()何の因果か落ちぶれて、今じゃ&ruby(マッポ){警察}の手先。}
&sizex(8)&font(b){笑いたければ笑えばいいさ。}
&sizex(8)&font(b){だがな、てめぇらみてぇに魂までは薄汚れちゃいねぇんだぜ!}}
本項では、和田慎二原作の漫画『[[スケバン刑事]]』の実写化作品について解説する。
1985年から1988年にかけてテレビシリーズが3本、劇場版が2本製作され、その後2006年にリメイク版の映画が制作された。
いずれも東映が制作に関与しており、テレビドラマは全て[[フジテレビ]]系列で放送された。
*概要
基本的には原作漫画に準じているが、不良少女が桜の代紋入りの重合金[[ヨーヨー]]で戦うという荒唐無稽なスタイルが大いに受け、主演女優はいずれも本作で大ブレイクを果たすこととなった。
原作と異なり麻宮サキの名称はコードネームの扱いで、「少女鉄仮面~」以降は歌舞伎のように襲名するシステムとなっている。
ヨーヨーも&bold(){蓋が開いて桜の代紋が出て来る}というギミックもあってか玩具が多数出回り、そのほとんどがパチモンだった(公式ライセンス商品が発売されたのは2000年代以降のことである)。
そういう点では特撮的人気を誇った作品と言えよう。
3部作の完結後も路線を直接引き継いだ『少女コマンドーIZUMI』((当初は本作の第4シリーズとして計画されたが、後述の理由から別作品となった。))『[[花のあすか組!]]』や『セーラー服反逆同盟』などの類似作品が数多く登場し、1980年代を代表するテレビドラマ作品として今なお高い知名度を誇る。
原作漫画の連載終了後にテレビドラマ化されたため、原作漫画があったことを知らない人も多いかもしれない。
*作品解説
**スケバン刑事
1985年に放送。全24話。
原作の第1部をベースとしているが、登場人物の顛末など多少の差異が見られる。
演者の斉藤にとってはこれがドラマデビューで、幼さの残る容姿と役柄のギャップから次第に人気を博し出世作となった。
・麻宮サキ
演:斉藤由貴
鷹ノ羽学園2年B組。サウスポー。死刑囚の母を救うためにスケバン刑事となる。
ちなみに、本作から9年後に誕生する演者の姪が後に[[アニメ系アイドルユニット>i☆Ris]]の一員となるのは別の話。
「てめえら!許せねぇ!」
・神恭一郎
演:中康次
暗闇指令のエージェントでサキをサポートする。原作と違い長髪でもないし、サキとのロマンスも無い。凡庸。
演者は後に[[ゴーマ族と戦う道士>五星戦隊ダイレンジャー]]や[[流星塾の創設者>花形/ゴートオルフェノク]]を演じる。
・海槌三姉妹
日本征服を企む、トチ狂った「悪魔の三姉妹」。彼女達の登場によりこのドラマシリーズは一気に加速(暴走)していく。
**スケバン刑事Ⅱ 少女鉄仮面伝説
1985~86年に放送。全42話。
原作漫画の第2部をベースとしているが、主演3人の魅力と熱く荒唐無稽な内容で、当時ちょっとした社会現象にまでなった。
原作者からは「鉄仮面によって『麻宮サキ』の持つ孤高を上手く表現できている」と絶賛され、最高傑作として挙げるファンも多い。
放送終了後の1987年には劇場版も公開され、後述する『Ⅲ』の主人公・風間唯がゲスト出演している。
・五代陽子/二代目麻宮サキ
演:南野陽子
土佐出身のスケバン鉄仮面。本名は「早乙女志織」といい、十数年間、鉄仮面を着けて暮らしていた。
名前が複数ある事から察される通り、とても数奇な運命に翻弄されている。スケバンというにはかなり生真面目すぎる性格。
中の人は当時&bold(){前転すらろくにできないほどの運動音痴}で、スタント担当の大野剣友会に呆れられたというのは有名な話。
「おまんら、許さんぜよ!」
・矢島雪乃
演:吉沢秋絵
スケバン[[お嬢様>お嬢様(属性)]]。二代目サキを慕い助太刀する。武器は袱紗と琴の爪。ボケ担当。
「本当にタコでございますわ」
・中村京子
演:相楽ハル子
またの名をビー玉のお京。二代目サキの親友となり助太刀する。ツッコミ担当。
「このタコ!」
・西脇
演:蟹江敬三
暗闇指令のエージェント。サキ達の担任でもある。キャラを使い分けている。
[[ウルトラマンレオ]]を[[捕らえてバラバラにした過去がある>星人ブニョ]]かは不明。
**スケバン刑事Ⅲ 少女忍法帖伝奇
1986~87年に放送。全42話。
風間三姉妹が悪の忍者軍団・六道衆と戦う。
原作枯渇により原作者の別作品『忍者飛翔』からモチーフのみ引っ張ってきた別モノ。
「&font(#ff0000,b){&ruby(・・・){普通の}女学生が悪と戦うのが『スケバン刑事』の醍醐味だろ!?忍者ものがやりたきゃよそでやれ!}」と、原作者の激怒を引き出した。
そのため、後枠で当初計画されていた本作の第4シリーズが『少女コマンドーIZUMI』という別番組に変更された経緯がある。
ただし「[[東映的>変身忍者 嵐]][[忍者>世界忍者戦ジライヤ]][[ドラマ>手裏剣戦隊ニンニンジャー]]としては割と面白い」と評価する声もそれなりにあり、本作も劇場版が作られたことがそれを物語っている。
二代目と同様、本作の風間三姉妹の役名は演者の下の名前と同じになっている。
・風間唯/三代目麻宮サキ
演:浅香唯
自称九州一の大スケバン(演者と同じ[[宮崎県]]出身である模様)。サキの名は口上の時しか使わない。
九州弁訛りのイモ娘描写が過剰。右人差し指で鼻をこするクセがある。
風魔一族の血をひく、つまり[[くノ一]]。
考えないで走る。
「あんたら、許さんかいね!」
・風間結花
演:大西結花
風間三姉妹長女。鉄製の折り鶴と鶴拳が武器。
考えてから走る。
「いい加減にしなさい!」
・風間由真
演:中村由真
風間三姉妹次女。リリアン棒と糸が武器。
考えながら走る。
「だって~こいつがよぉ~」
・般若・依田
演:萩原流行
風魔一族鬼組頭。三姉妹を忍として厳しく鍛える。
表の顔はやはり担任で飄々を装っている。
「×ですねぇ~」
**スケバン刑事/コードネーム=麻宮サキ
2006年に公開された18年ぶりの新作映画。といってもスタッフは全く違う。
雰囲気も脳天気で大らかだった80年代とはガラリと変わって、鬱であんまり爽快感が無い。むしろ60年代の不良映画に近いかも。
昔から「4をやろう」という声がスタッフやファンの間であったが、前述の通り原作者が中々首を縦に振らなかった。
そんな彼が「彼女がやるならいいよ」と推薦したのがあややこと松浦亜弥である。
セーラー服をモチーフにした&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){妙にエロい}}}スタイリッシュなバトルスーツや[[牙狼>牙狼-GARO-]]のスタッフが手掛けたアクションシーンの評価が高い。
・K/麻宮サキ
演:松浦亜弥
NYのスラム街で育ち、母の釈放を条件に期間限定で麻宮サキを襲名する。
現代が舞台というのに歴代で一番スケバンらしいキャラクター。
・秋山レイカ
演:石川梨華
歴代で一番リアルかつ陰湿ないじめっ子。しかもビッチ。
実は公安から派遣された学生刑事だったが裏切っていた。ボンテージの衣装で石川は熱演したものの、かなりのイメージダウン。
・Kの母
演:斉藤由貴
どうやら初代麻宮サキらしいのだが、「凛としていた彼女がこんな荒んだ女性になるとは思えない…」と斉藤由貴は語っている。
・暗闇警視
演:長門裕之
一応全シリーズ通して登場しているスケバン刑事達のボス。本作では原作版と同じ名義になった。
「セーラー服は学園の戦闘服だ!」
二代目「追記・修正ちゃあ、うち、初めてやき……」
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- アマリリスのあとがきで、ドラマの出来に和田先生が激おこだった。 -- 名無しさん (2013-10-01 14:14:43)
- 一部の書籍では「特撮ヒーロー・ヒロイン」枠で紹介されてることもあるんだが、実際そういう風に受け止めて良いもんなの? -- 名無しさん (2013-10-01 16:17:12)
- ↑2激おこなのはスケバン刑事ⅢだけでスケバンⅡは和田先生は好評価だったよ。 -- 名無しさん (2013-10-01 16:21:54)
- 原作では鬼母だったサキの母親だがドラマのⅠではどえらく性格改変されて優しくなっていた。 -- 名無しさん (2013-10-01 16:37:07)
- そっか、激おこだったのはⅢだったか…。しかしこれといいピグマリオ(アニメ)といいなんだかなぁ。和田先生が作ったものを初めから終わりまで再現したドラマやアニメを見てみたかったなぁ。 -- 名無しさん (2014-02-25 21:47:46)
- これのヨーヨーが何故か「なかよし」の裏表紙に印刷された通販商品にあったよーな… -- 名無しさん (2014-02-25 21:51:38)
- ↑5 和田先生は「サキは苦悩の中で戦う少女なので特撮にしたければべつの作品を作れ」とカンカンだった。正直ドラマ版の1も反応が微妙で喜んでいたのは2だけだった。 -- 名無しさん (2014-02-25 23:07:31)
- 3は決着の仕方がなぁ・・・ねーちゃんら死にかけてるのに無視(無言を貫かねばラスボスを倒す力が手に入らないと言う何だか解らん設定)なのに単なる知人の怪我で叫んじゃってそれを台無しにし、ラスボスやっつけた方法が「純真な少女の心がもたらした奇跡の力」・・・これはちょっとなぁ・・・途中までの3姉妹の話はまあまあだとは思う。時代先取り過ぎだったけどね。 -- 名無しさん (2014-08-28 09:02:38)
- 2のときはお京や雪乃など魅力的なキャラが出たので和田先生が感心してプロデューサーと話が弾んだというが3ではその人がやめさせられたので和田先生が激おこになってしまい・・・ -- 名無しさん (2014-11-03 19:35:34)
- 文庫版だかの後書き漫画でサキのヨーヨーの許可は原作者は出してないと言ってたな、つまりブームに乗っかって売られたヨーヨーは全部バッタもんと -- 名無しさん (2015-12-16 13:25:21)
- 二代目と三代目は映画で共闘したことがあるぞ。 -- 名無しさん (2017-07-21 23:45:13)
- 当時はTV特撮ヒーローがホントにメタルと戦隊しかなくなってた関係か、特にバンダイのB-CLUB等でポスト仮面ライダーあるいはズバット的特撮物として推されていたな -- 名無しさん (2020-03-23 17:39:29)
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