Wall Sina, Goodbye (進撃の巨人)

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&font(#6495ED){登録日}:2016/08/09 (Tue) 16:41:50 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#ff7800){まだやることが残ってる それをやらなければ}} #center(){&font(#ff7800){このくだらない世界に さよならできない}} 『LOST GIRLS アニ外伝』とは、[[進撃の巨人]]の[[スピンオフ]]作品で、『進撃の巨人LOST GIRLS』の第1弾である。第2弾は『LOST GIRLS ミカサ外伝』。正式名称は『進撃の巨人LOST GIRLS Chapter 1:Wall Sina Goodbye.』 元々はアニメDVD&Blu-rayの初回限定版の特典としてついてきたビジュアルノベルだったが、後に瀬古浩司氏によってノベル化、更に不二涼介氏によって漫画化された。 時系列としては第57回壁外調査の前日を描いた作品となっている。 以下、ネタバレ注意。 【あらすじ】 朝が来て目を覚ますアニ。彼女にはとある任務があった。それは「翌日の第57回壁外調査にてエレン・イェーガーを捕獲する」事である。 その為に次の日いない口実を作る為に憲兵団の同僚であるヒッチに「病欠」をするという事にすることを頼む。すると彼女はその交換条件にとある人物の捜索を依頼する…。 【登場人物】 ・[[アニ・レオンハート]] 本作の主人公。 「エレンの捕獲」という任務の為に多くの人を殺さなければならないことに憂鬱な気持ちを抱いている。 非番であったため、ヒッチに次の日に「病欠」という事にしてもらう代わりに、カーリーの捜索に動く。 本編でも見せた凄まじい格闘能力と、%%隠す気のない%%自身の正体をチラつかせるような発言をする。 ・エリオット・グーンベルク・ストラットマン マルレーン商会の会長。46歳。 本編の10日前に娘であるカーリーの捜索を憲兵団に依頼していたのだが、彼らがそもそも捜索すらしていなかったことに失望していた。 人を見る目は確かで、アニが嘘をついている事をすぐに見抜いたり、彼女を信頼に足る人間だと判断し、捜索を任せたりした。 カーリーとは互いに基本的には不干渉のスタンスを取っていたり、夕食をとるとき以外は会話もあまりしなかったりと、中は疎遠な模様。 ・カーリー・ストラットマン エリオットの一人娘。20歳。 アインリッヒ大学で化学を専攻し、3年前に卒業した後は特に職には付いていなかった。 エリオットが捜索願を出す2日前から行方が分からなくなっていた。 アニは調べていく内に彼女が酒場に出入りしていたり、職務質問を受けていた事を知る。 ・ピット・リドーズの店員 カーリーの行方についてアニに聞かれ、始めはだんまりを決め込んでいたが、後になって彼女にウェインの事を教える。 なお、ピット・リドーズの中で乱闘が起きても特に何も言わなかった。 ・ピット・リドーズにいた客達 1人はコデロインを飲んでいた所にやってきたアニに対して、セクハラをしようとしたがフルボッコにされ、コデロインの服用を見逃してもらう代わりにカーリーに関する情報を話をした。 他の客もアニに脅迫される形で情報を話すことになった。 ・ウェイン・アイズナー カーリーの恋人と思われる人物。 南アーヘンの自宅にて死体で発見される。 ・ウォルド 赤目の義眼を付けた男。 アニが捜索をする5日前にピット・リドーズを訪れ、カーリーの居場所を聞いてきた。 その後、仲間のルーと共に南アーヘンから出ようとするアニを馬車で待ち伏せて、襲撃する。 ・ルー ウォルドの仲間で、彼と共にアニを襲撃する。 ・ヒッチ・ドリス アニと同室の憲兵団員。 アニの頼みを聞く代わりに自身が上司から押し付けられていたカーリーの捜索を依頼する。 ・マルロ・フロイデンベルク 憲兵団員で、非番であるにもかかわらず仕事に来ていた。 ・アニの父親 回想で何度か登場し、アニに厳しく格闘術を仕込んでいた。 ・[[エレン・イェーガー]] 本編の主人公。本作では登場はしないが、次の日の壁外調査にてアニに襲撃されることになる。 なお、漫画版では1コマだけ登場する。 【本作での用語】 ・マルレーン商会 エリオット・G・ストラットマンが会長を務める商会。 かつてはウォール・マリアの商人との取引をして商品を買い付け、ウォール・シーナで卸していたが、845年のウォール・マリア陥落によって取引先を失った結果、現在は馬車で客を目的地まで運ぶ「マルレーン・キャリッジ」の仕事のみであった。 ・ピット・リドーズ カーリーが職務質問を受けていた酒屋で、ゴロツキ達が出入りしている。 ・コデロイン 違法薬物で2年ほど前から王都にて出回り始め、アニ達のいるストヘス区にも流れ込んできた。 「効果で質が良く、中毒性が高い」という特徴があり、所持がばれた場合は禁固5年程度の刑罰に処せられるらしい。 【以下、物語の真相。更なるネタバレ注意。】 ウェインとルーによって襲撃されたアニは自身の指輪で左手を傷つけ、巨人化させて窮地を脱するが、ここでルーがウォルドを裏切り、アニを銃で撃った後にウォルドの事も銃殺した。生き絶え絶えのウォルド。そこにアニが何事もなかったかの様に近づく。ウォルドは彼女にカーリーに関する事を話して息絶えていった。 彼らは便利屋で5日前にストラットマンに依頼され、ウェインに辿り着いたが逆に彼から「ストラットマンをカーリーの秘密をダシに強請り、かつ身代金をもらう」という取引を持ち掛けられ、それに基づいて行動していたのだった。 アニはウォルドからの情報でカーリーのいる彼の事務所に訪れ、そこにいたルー達をボコボコにし、カーリーを見つけ出した。そしてアニは彼女から「秘密」について聞くことになる……。 #center(){&font(#ff0000){ただ私は… この街にいない方がいい}} #center(){&font(#ff0000){そう思っただけ}} カーリーの「秘密」、それは「彼女がコデロインの生成をしていた」事であった。彼女は大学で得た科学の知識を元にコデロインの生成を行い、ウェインなどの売人たちに売らせていた。 そしてその元締めはなんと父親のストラットマンで、彼は人を雇って客役をやらせ、マルレーン・キャリッジで王都で運び、それによって利益を得ていたのだった。その際、彼女がコデロインを生成する上で父親に課した1つの条件があった。それは「王都以外の場所にいるゴロツキ達にはコデロインを売らない」事。しかし、ストラットマンはそれを破り、ピット・リドーズのある街でもコデロインを売り始めた。彼女はストラットマンを問い詰め、潮時だと考えた彼女は家出を決意したのだった。 カーリーはアニに「自身を見つけられなかった事にして、ウォール・ローゼへ行くための通行許可証を出す」事を頼んだ。その要求を吞んだアニは通行許可証を作った。戻って来るとカーリーはピット・リドーズにて最後の酒をゴロツキ達にふるまっていた。その後、いくらか話をした後、彼女に通行許可証を渡して別れた。 アニは彼女が町を出ようとするのに対して「ただコデロインの生成をやめればいいのではないか」と聞いたが、カーリーは父親が全てを失い、それを取り戻そうとするのに協力する形でコデロインを生成していたからか、「パパを見ていたらまたコデロインを作ってしまうかもしれないから」と答えたのだった……。 【以下、物語の最後の真相。更なるネタバレ注意。】 #center(){&font(#0000ff){あのクズは… 娘を返す気などなかったんだ…}} #center(){&font(#0000ff){私を酔わせて金を奪おうと…}} #center(){&font(#ff7800){そんなことはどうでもいい それより}} #center(){&font(#ff7800){&bold(){煙草を吸うのをやめてもらえませんか?}}} ストラットマン宅に戻ったアニ。彼に「カーリーは戻らないだろう」という旨の事を伝え、それからあることを聞く。 #center(){&font(#ff7800){あなたがウェイン・アイズナーを殺したんですね?}} 彼女はストラットマンに対して自身の推理を話す。 ウェインはカーリーと町を出るつもりはなく、彼女を利用してストラットマンから金を手に入れていたのだが、憲兵が動き出したことで金を早めに手に入れようと、メモを残して自宅で彼と二人で会い、彼は何らかの理由で殺されることとなった。 そしてストラットマンは彼の死体を隠して自宅へ戻り、訪れてきたウォルドにウェイン宅に行くように仕向けて、その後自分はウォルドとルーに罪を着せるために憲兵団支部に赴き、「2人がウェインを狙っている」という旨の伝言を残していった。 しかし、その伝言を通行許可証を取りに行く際に見つけたアニはなぜその事を最初にあた時に話さなかったのかという矛盾と、彼の吸っている煙草から上の推理に至ることとなったのだった。 ストラットマンは最初は否定していたが、最終的に彼女の推理を認めた。そして留置場へ連れていかれることを覚悟したが、アニは彼の罪を握りつぶし、ウェインの死体を工業地の廃液層の中へ処分した。 「なぜ自分を助けるのか」というストラットマンの問いに対して、「娘も商売道具も失い、救いの手も差し伸べられない」という現実を突きつけることで彼への「罰」とするためとアニは答えた。その後、逆にアニの方から「どうして夕食はいつも一緒に取っていたのか」を聞いた。その答えは商売の事でカーリーと「話す」為であった。その答えにアニは自分の父親との「会話」の事を思い出すのであった。 ストラットマンと別れ、兵舎に戻ったアニは報告書を適当にまとめ、明日の「任務」に備えてシャワーを浴びる。その中でアニは父親が別れ際に言ったことを思い出し、改めて自身の決意を確かめる。 #center(){&font(#ff7800){何があろうと私は故郷へ帰る}} #center(){&font(#ff7800){それこそが なされなければならないこと}} #center(){&font(#ff7800){そしてそれだけが…}} #center(){&font(#ff7800){&bold(){唯 一 私 に わ か っ て い る こ と だ}}} 追記・修正はコデロインを服用しないようにしながらお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - スピンオフ増やし過ぎィ! -- 名無しさん (2016-08-11 13:53:41) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2016/08/09 (Tue) 16:41:50 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#ff7800){まだやることが残ってる それをやらなければ}} #center(){&font(#ff7800){このくだらない世界に さよならできない}} [[進撃の巨人]]の[[スピンオフ]]で、[[アニ・レオンハート]]を主役に据えた作品。 『進撃の巨人LOST GIRLS』の第1弾であり、第2弾は[[ミカサ>ミカサ・アッカーマン]]が主役の作品、『Lost in the cruel world』。 元々はアニメDVD&Blu-rayの初回限定版の特典としてついてきたビジュアルノベルだったが、脚本家の瀬古浩司氏によってノベル化、更に不二涼介氏によって漫画化された。 その後2017年にLOST GIRLSの2作品のOVA化が決定。本作はまず前編が同年12月に原作の第24巻の限定版単行本の付録として出され、後半も第25巻の限定版単行本の付録として2018年4月に発売された。 時系列としては第57回壁外調査の前日を描いた作品で、アニメ本編では16話と17話の間を描いた作品になっている。 以下、ネタバレ注意。 【あらすじ】 朝が来て目を覚ますアニ。彼女にはとある任務があった。それは「翌日の第57回壁外調査にてエレン・イェーガーを捕獲する」事である。 その為に次の日いない口実を作る為に憲兵団の同僚であるヒッチに「病欠」をするという事にすることを頼む。すると彼女はその交換条件にとある人物の捜索を依頼する…。 【登場人物】 ・アニ・レオンハート CV:嶋村侑 本作の主人公。 「エレンの捕獲」という任務の為に多くの人を殺さなければならないことに憂鬱な気持ちを抱いている。 非番であったため、ヒッチに次の日に「病欠」という事にしてもらう代わりに、カーリーの捜索に動く。 本編でも見せた凄まじい格闘能力と、%%隠す気があるか疑わしいい%%自身の正体をチラつかせるような発言をする。 ・エリオット・グーンベルク・ストラットマン CV:水内清光 マルレーン商会の会長。46歳。 本編の10日前に娘であるカーリーの捜索を憲兵団に依頼していたのだが、彼らがそもそも捜索すらしていなかったことに失望していた。 人を見る目は確かで、アニが嘘をついている事をすぐに見抜いたり、彼女を信頼に足る人間だと判断し、捜索を任せたりした。 カーリーとは互いに基本的には不干渉のスタンスを取っていたり、夕食をとるとき以外は会話もあまりしなかったりと、仲は疎遠な模様。 ・カーリー・ストラットマン エリオットの一人娘。20歳。 アインリッヒ大学で化学を専攻し、3年前に卒業した後は特に職には付いていなかった。 エリオットが捜索願を出す2日前から行方が分からなくなっていた。 アニは調べていく内に彼女が酒場に出入りしていたり、職務質問を受けていた事を知る。 ・ピット・リドーズのバーテン CV:小松昌平 カーリーの行方についてアニに聞かれ、始めはだんまりを決め込んでいたが、後になって彼女にウェインの事を教える。 なお店内で乱闘が起きても特に何も言わなかった。 ・ピット・リドーズにいた客達 1人はコデロインを飲んでいた所にやってきたアニに対してセクハラをしようとしたがフルボッコにされ、コデロインの所持・服用を見逃してもらう代わりにカーリーに関する情報を話をした。 他の客もアニに脅迫される形で情報を話している。 ・ウェイン・アイズナー カーリーの恋人と思われる人物。 南アーヘンの自宅にて死体で発見される。 OVAでは「ケンパー・ヴォルツ」という名前に変更された。 ・ウォルド 赤目の義眼を付けた男。 アニが捜索をする5日前にピット・リドーズを訪れ、カーリーの居場所を聞いてきた。 その後、仲間のルーと共に南アーヘンから出ようとするアニを馬車で待ち伏せて、襲撃する。 ・ルー ウォルドの仲間で、彼と共にアニを襲撃する。 ・ヒッチ・ドリス CV:渡辺明乃 アニと同室の憲兵団員。 アニの頼みを聞く代わりに自身が上司から押し付けられていたカーリーの捜索を依頼する。 ・マルロ・フロイデンベルク CV:杉田智和 憲兵団員で、非番であるにもかかわらず仕事に来ていた。 OVAでは目録を作っていたところ、やってきたアニにカーリーに関する情報を伝えている。 ・アニの父親 CV:石塚運昇 回想で何度か登場し、アニに厳しく格闘術を仕込んでいた。 なお彼自身は後に本編の時間軸でも登場するが、アニメ版The Final Seasonで映像化された際既に石塚氏が他界していたため、担当声優は石井康嗣氏が引き継いでいる。 ・[[エレン・イェーガー]] 本編の主人公。本作では登場はしないが、次の日の壁外調査にてアニに襲撃されることになる。 なお、漫画版では1コマだけ登場する。 【本作での用語】 ・マルレーン商会 エリオット・G・ストラットマンが会長を務める商会。 かつてはウォール・マリアの商人との取引をして商品を買い付け、ウォール・シーナで卸していたが、845年のウォール・マリア陥落によって取引先を失った結果、現在は馬車で客を目的地まで運ぶ「マルレーン・キャリッジ」の仕事のみであった。 ・ピット・リドーズ カーリーが職務質問を受けていた酒屋で、ゴロツキ達が出入りしている。 ・コデロイン 違法薬物で2年ほど前から王都にて出回り始め、アニ達のいるストヘス区にも流れ込んできた。 「効果で質が良く、中毒性が高い」という特徴があり、所持がばれた場合は禁固5年程度の刑罰に処せられるらしい。 【以下、物語の真相。更なるネタバレ注意。】 ウェインとルーによって襲撃されたアニは自身の指輪で左手を傷つけ、巨人化させて窮地を脱するが、ここでルーがウォルドを裏切り、アニを銃で撃った後にウォルドの事も銃殺した。生き絶え絶えのウォルド。そこにアニが何事もなかったかの様に近づく。ウォルドは彼女にカーリーに関する事を話して息絶えていった。 彼らは便利屋で5日前にストラットマンに依頼され、ウェインに辿り着いたが逆に彼から「ストラットマンをカーリーの秘密をダシに強請り、かつ身代金をもらう」という取引を持ち掛けられ、それに基づいて行動していたのだった。 アニはウォルドからの情報でカーリーのいる彼の事務所に訪れ、そこにいたルー達をボコボコにし、カーリーを見つけ出した。そしてアニは彼女から「秘密」について聞くことになる……。 #center(){&font(#ff0000){ただ私は… この街にいない方がいい}} #center(){&font(#ff0000){そう思っただけ}} カーリーの「秘密」、それは「彼女がコデロインの生成をしていた」事であった。彼女は大学で得た科学の知識を元にコデロインの生成を行い、ウェインなどの売人たちに売らせていた。 そしてその元締めはなんと父親のストラットマンで、彼は人を雇って客役をやらせ、マルレーン・キャリッジで王都で運び、それによって利益を得ていたのだった。その際、彼女がコデロインを生成する上で父親に課した1つの条件があった。それは「王都以外の場所にいるゴロツキ達にはコデロインを売らない」事。しかし、ストラットマンはそれを破り、ピット・リドーズのある街でもコデロインを売り始めた。彼女はストラットマンを問い詰め、潮時だと考えた彼女は家出を決意したのだった。 カーリーはアニに「自身を見つけられなかった事にして、ウォール・ローゼへ行くための通行許可証を出す」事を頼んだ。その要求を吞んだアニは通行許可証を作った。戻って来るとカーリーはピット・リドーズにて最後の酒をゴロツキ達にふるまっていた。その後、いくらか話をした後、彼女に通行許可証を渡して別れた。 アニは彼女が町を出ようとするのに対して「ただコデロインの生成をやめればいいのではないか」と聞いたが、カーリーは父親が全てを失い、それを取り戻そうとするのに協力する形でコデロインを生成していたからか、「パパを見ていたらまたコデロインを作ってしまうかもしれないから」と答えたのだった……。 【以下、物語の最後の真相。更なるネタバレ注意。】 #center(){&font(#0000ff){あのクズは… 娘を返す気などなかったんだ…}} #center(){&font(#0000ff){私を酔わせて金を奪おうと…}} #center(){&font(#ff7800){そんなことはどうでもいい それより}} #center(){&font(#ff7800){&bold(){煙草を吸うのをやめてもらえませんか?}}} ストラットマン宅に戻ったアニ。彼に「カーリーは戻らないだろう」という旨の事を伝え、それからあることを聞く。 #center(){&font(#ff7800){あなたがウェイン・アイズナーを殺したんですね?}} 彼女はストラットマンに対して自身の推理を話す。 ウェインはカーリーと町を出るつもりはなく、彼女を利用してストラットマンから金を手に入れていたのだが、憲兵が動き出したことで金を早めに手に入れようと、メモを残して自宅で彼と二人で会い、彼は何らかの理由で殺されることとなった。 そしてストラットマンは彼の死体を隠して自宅へ戻り、訪れてきたウォルドにウェイン宅に行くように仕向けて、その後自分はウォルドとルーに罪を着せるために憲兵団支部に赴き、「2人がウェインを狙っている」という旨の伝言を残していった。 しかし、その伝言を通行許可証を取りに行く際に見つけたアニはなぜその事を最初に会った時に話さなかったのかという矛盾と、彼の吸っている煙草から上の推理に至ることとなったのだった。 ストラットマンは最初は否定していたが、最終的に彼女の推理を認めた。そして留置場へ連れていかれることを覚悟したが、アニは彼の罪を握りつぶし、ウェインの死体を工業地の廃液層の中へ処分した。 「なぜ自分を助けるのか」というストラットマンの問いに対して、「娘も商売道具も失い、救いの手も差し伸べられない」という現実を突きつけることで彼への「罰」とするためとアニは答えた。その後、逆にアニの方から「どうして夕食はいつも一緒に取っていたのか」を聞いた。その答えは商売の事でカーリーと「話す」為であった。その答えにアニは自分の父親との「会話」の事を思い出すのであった。 ストラットマンと別れ、兵舎に戻ったアニは報告書を適当にまとめ、明日の「任務」に備えてシャワーを浴びる。その中でアニは父親が別れ際に言ったことを思い出し、改めて自身の決意を確かめる。 #center(){&font(#ff7800){何があろうと私は故郷へ帰る}} #center(){&font(#ff7800){それこそが なされなければならないこと}} #center(){&font(#ff7800){そしてそれだけが…}} #center(){&font(#ff7800){&bold(){唯 一 私 に わ か っ て い る こ と だ}}} 追記・修正はコデロインを服用しないようにしながらお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - スピンオフ増やし過ぎィ! -- 名無しさん (2016-08-11 13:53:41) - 原作だとチェリーエードだったのが漫画版ではなぜかライムエードになってるんだよな。 -- 名無しさん (2016-08-14 17:11:51) - 原作24・25巻の限定版特典で上下巻のOAD化決定。24巻の方は12月8日に出るとか。 -- 名無しさん (2017-11-07 22:26:40) - NHKで放送されたのを録画してあったから見たけど、ブレイキングバッドから着想を得て話考えました感がプンプン漂ってくる内容だな…薬物の色も青いし、ね -- 名無しさん (2021-11-24 13:57:50) #comment #areaedit(end) }

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