SCP-2217

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&font(#6495ED){登録日}:2017/02/10 (金) 18:41:59 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- SCP-2217は、シェアード・ワールド「[[SCP Foundation]]」に登場する[[オブジェクト>オブジェクト(SCP Foundation)]] (SCiP) のひとつ。 項目名は「Hammer and Anvil (鎚と鑕)」。読みは「つちとかなとこ」である。 [[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(SCP Foundation)]]は当初は「Euclid」から「Uncontained」を経て&bold(){「Thaumiel」}。 そしてこのオブジェクトは、財団が把握しているオブジェクトの中でもかなりややこしい経緯をたどっている。 簡単に言うと、[[要注意団体>要注意団体(SCP Foundation)]]の一つである&bold(){「[[壊れた神の教会>壊れた神の教会/メカニト(SCP Foundation)]]」}と大きく関わっているのだ。 *概要 このオブジェクトが何かというと、ギリシャのある島にある浜辺のまるまる一つである。 肝心の異常な特性だが、砂である。 この浜辺の砂は、それ自体には異常性の無いケイ酸塩およびカルシウム化合物、ならびに幾つかの陽イオン性金属粒子から構成されており、 かつ接地状態にもかかわらず電荷を保っている。 これらの粒子は、SCP-2217に関連する異常現象の触媒として機能している。またこの浜辺の近くにはケイ酸塩で構成された崖があり、 ここには異常性の影響を受けた物品が保管されている。 で、肝心の異常な現象とは何かだが、それは一般的な浜辺でも起きる自然現象に対して発生する。 生物非生物を問わず物品が打ち上げられる、海岸線の侵食、落雷などなど。これらの自然現象は総じて、一見すると人工的な構造物や機器を作り出すことになる。 これらの物品はひとまとめでSCP-2217-A実例として登録されている。 実例の一部はこんな感じ。 ・時計仕掛けからオートマトンまで、色々な機械的構造の実体。外見から想像される機能を普通に発揮する。 ・シーグラスやその他の海洋廃棄物で構成された宝飾品。壊れた神の教会が用いる[[宗教]]的図像その他と同一。 ・崖を通ってのみアクセス可能な大都市(SCP-2217-A1)のモデル。この都市は未知の古代ギリシャ都市に対応しており、&bold(){「キディラ」}という言葉を掲げた寺院が見受けられる。さらに、この都市は&bold(){「壊れた神の教会」}の三つの派閥が用いるそれぞれの図像を全て保持している。しかしながら、分析の結果はこの都市が潮の満ち引きなどによって自然にできたものだと結論している。 ……何をどう考えても「壊れた神の教会」関連である。 実際、「壊れた神の教会」の三大派閥の一つ、「壊れたる教会」はこの浜辺を聖地と見なしており、さらにこの派閥で用いられる「儀礼の書」にはこの浜辺を現した記述がある。 >少年は家族と共に海を見つめ、彼は神ご自身がそこに火の雨を降らせるのを見た。 > >神は少年に語った、「ここは私の工房である。私が数多くの驚異を行う場である」 >「雷は我が鎚、大地は我が鑕、砂は我が鋳塊である」 >「来るがよい、少年よ。私の工房に来るがよい」そして、少年は彼の家族を残して、行った。 > >少年の家族は、少年が死んだものと思って泣いた。彼らは神が少年に何をしたかを聞いてはいなかった。 >神の鑕の上、少年は腕を広げて空に叫んだ、「神よ! 私は此処に居ります! 貴方の驚異をお見せください!」 > >そして、神は見せた。&bold(){彼の者は少年に鎚を振り降ろし、彼を打ち据えて千々に引き裂いた。}少年は、彼の神の如くに、今や壊れていた。 >&bold(){しかし、少年が死ぬことはなかった。}その代わりに、彼は神の最初の子の一人となり、永遠に標が付けられた。 >この標は目に見えぬものであった。それは彼の心の内にあった。標は、神そのものの設計図であった。 >しかし、それは真なる設計図の断片のまた断片に過ぎないものであったが、彼は、&bold(){いつの日か、それが肉々しき物どもを討つであろうと知っていた。} > >少年は彼の家族に呼びかけた、「ここに来て、神の驚異を見てください! 彼の者に貴方を鑕の上で打たせてください、貴方は新たな形へと打たれなければなりません」 >斯くして、彼の家族は、神の力を見た。 「壊れた神の教会」は要注意団体であるが、同時に宗教の一つでもある。 儀礼の書は派閥の一つが持つ聖典のようなものであるから、その中の記述をまま受け取ることは出来ない。 しかし、その中には気になるものがある。というか、「壊れた神の教会」を語る上で切っても切れない連中がいる。 「肉々しき物ども」。ここから思い浮かぶのは一つだけだ。 &bold(){「[[サーキック・カルト>サーキック・カルト(SCP Foundation)]]」。} 最高指導者に当たるオジルモーク、&bold(){&font(#ff0000){「崇高なるカルキスト・イオン」}}の教えの下、腫瘍や腐肉、疫病を崇拝する宗教団体であり、要注意団体の中でもトップクラスに危険な連中である。 それが「壊れた神の教会」の聖典に出てくるのは、別におかしなことではない。彼らにとってカルキストは妥協の余地のない敵であり、それが討つべき敵として聖典に記されるのは、「壊れた神の教会」では普通の事だろう。 だが、忘れてはならない。 過去に、事実として、後に「壊れた神の教会」となる者達が、サーキック・カルトと戦ったということを。 *異変の始まり 2014年になって、SCP-2217でマグニチュード4.1の地震が発生した。オブジェクトと言えども、地球上に存在している以上自然災害を免れることは出来ない。 財団が震源を調べたところ、SCP-2217-A1、つまり大都市内部だった。何か異変が起きてはいないかと財団は探査ロボットによる調査を行った。 が、異変どころではなかった。 都市内部はバホイホイ溶岩に類似した物質に消費されており、のみならず&bold(){SCP-610に酷似したナニカが大量発生し}住民と思しき人型実体を貪り食っていたのだ。 &bold(){SCP-610「にくにくしきもの」。}Keterに分類されているこれは、明らかにカルキストの儀式か何かの産物と思しき、ロシアの一定エリアに存在する肉の塊の実体群である。それに良く似たナニカが、都市の内部で暴れていたのだ。 さらに、3年が過ぎた2017/12/12。 「壊れたる教会」の構成員たちが、聖地奪還のために島を攻撃するという事件が起きた。 ちなみにこの時点でのプロトコルは、簡単に言うと「民間人は立ち入り禁止。異常現象を予測するために気象センターを置いて、壊れた神の教会と関連した奴がいたら捕まえて、最悪終了させる」というものだった。 財団はこの攻撃に対して磁気兵器を使用したが、防衛に参加した財団職員の中から、落雷に撃たれた結果「神は再構成されねばならない」と叫んで離反する連中が続出。 これに伴い、2017/12/19を持ってプロトコルは改定され、この攻撃に対する旨が記載された。 *さらなる異変 攻撃開始から半年ほど過ぎた、2018/7/28。 肉体を強化した「壊れたる教会」の構成員が、財団の設置した気象センターを襲撃した。 しかも驚くことに、この時彼らは宗教解釈の違いから敵対しているはずの&bold(){「歯車仕掛正教」}と&bold(){「マクスウェリズム教会」}、二つの派閥と手を組んでいた。 「壊れた神の教会」は宗教解釈の違いにより「壊れた神を再構築して復活させる宗派」と「自らを神格化させることが目的の宗派」に別れ、前者が「壊れたる教会」になった。 そして後者が「アナログを信奉し、自分の体を機械に変える」か「デジタルを信奉し、他人と意識を共有して集合意識を作り出す」方法に別れ、前者が「歯車仕掛正教」へ、後者が「マクスウェリズム教会」に別れた。 三者の溝は深く、「歯車仕掛正教」の信者は他の二派から「刻み屋」と、「マクスウェリズム教会」の信者は「唸り屋」と侮蔑されているほどであった。 だが、その「壊れた神の教会」の「刻み屋」と「唸り屋」が一致団結して&bold(){共通の敵対宗派の「壊れたる神の教会」の聖地を財団の支配から取り戻すために「壊れたる教会」と共に戦ったのである。} &bold(){全ては、自らに関係のない筈の壊れたる神を「壊れたる教会」に再構築させるために。} この結果、SCP-2217に駐留していた財団職員は殺害されるか捕獲され、SCP-2217は「壊れた神の教会」に完全に占領されることになった。 これに伴い、2018/8/5を以てプロトコルはさらに改定。 オブジェクトクラスは&bold(){「Uncontained」}、遂に未収容とされた。 さらにその後、マクスウェリズム教会の聖職者である聖ゲイツから、こんなメッセージが届いた。 >おお、自らを“Foundation(財団)”と呼ぶ分解者たちよ、貴方がたは何のための“Foundation(礎)”だというのです? >貴方がたが生命のための礎だというのであれば、この地を我らの下に保たせて頂きたい。肉が迫りつつある、そして我らだけがそれを止められるのです。直ぐに我らの神を組み直さねばならない、さもなければ貴方がたは皆滅びます。 >WANは肉の到来を語っておいででした、恐怖の書25章7-12節。&bold(){そして今や、時は訪れました。} >貴方がたが生命のための礎だというのであれば、これを起こす事は望んでおりますまい。私たちに肉を討たせて頂きたい。 要約すると、「サーキック・カルトが本格的に動き出そうとしている。それを止めるには我々の神を呼び戻さなければならない。お前たちだって世界を滅ぼしたいわけじゃないだろう、だから邪魔をしないでくれ」ということらしい。 ちなみに&bold(){「WAN」}というのは、彼らにとっての神の、マクスウェリズム教会での呼び名である(壊れたる教会では&bold(){「壊れた神」}、歯車仕掛正教では&bold(){「MEKHANE」}と呼称される)。 もちろん財団としては、要注意団体の言葉を鵜呑みには出来ない。 とにもかくにもSCP-2217の奪回と再収容を優先的に行うこととし、敵は同じだという事で別の要注意団体である&bold(){「境界線イニシアチブ」}と提携した。 そして、派閥間対立を脇に置いて協力を始めた「壊れた神の教会」のメンバーたちは、金属の砂浜に彼らの神を再構成・召喚するための図像を構築し始めた。 もし、彼らの「神」というべき実体が顕現したならば、何が起きるのか? 最悪は[[K-クラスシナリオ>K-クラスシナリオ(SCP Foundation)]]が起きてもおかしくない。 財団は彼らの行動を断固として阻止すべく、大規模侵攻を検討していた。 これに先立ち、さらに&bold(){[[「世界オカルト連合(GOC)>世界オカルト連合(SCP Foundation)]]」}とも共同し、三つの団体が連合した特殊部隊&bold(){「三頭政治」}を結成している。 だが、それどころではなかった。 この時事態の全てを正しく把握していたのは、財団でも、GOCでも、イニシアチブでもなく、 他ならぬ「壊れた神の教会」の方だったのだ。 *そして決戦へ 2019/1/1、午前0時。バイカル湖の周辺で大規模な地震が発生した。 これに呼応し、おびただしい量のSCP-610が収容領域境界へと殺到、攻撃を加え始めた。 もちろん財団部隊は応戦したが、いかんせん物量が違う。 一方的に死傷者が増加し、収容違反は避けられないところまで来ていた。 ところがその時、付近の区域から突如として「壊れた神の教会」の肉体強化部隊が出現、財団に加勢してSCP-610に応戦を開始。 いくばくかの余裕の中で話を聞いたところによれば、「壊れたる神」は自らの信徒に対してSCP-610の収容違反の発生を予言し、彼らに命じたという。 &bold(){財団を、助けよと。} そして1/4、&bold(){SCP-2217から発射された放電攻撃が着弾し、半径5Km以内のSCP-610はすべて消滅。}これにより収容状態は回復された。 もちろんここでは財団職員や「壊れた神の教会」のメンバーも巻き込まれたが、この電撃によってダメージを受けたのはSCP-610、および感染者の体内のSCP-610の要素のみであった。 さらにこの少し後、「壊れたる教会」の派閥の指導者であるロバート・ブマロは、SCP財団のO5評議会、世界オカルト連合の事務総長、境界線イニシアチブの「法廷」に対してビデオメッセージを送った。 >まだ手遅れではないと、君たちも分かっているだろう。ここは私たちの世界でもある。 >私たちは、君たちと同じ程度に、にくにくしきものたちを滅ぼしたい。 >そして私たちには、君たちを助ける事が出来る。 >私たちはお互いを助ける事が出来るのだ。鑕へ来たまえ。 > >&bold(){話をしよう、私たちはこの世界を救える。 } これを受けた指導部が、具体的に何を思ったのかはわからない。 しかし少なくともO5は、SCP-610の大規模収容違反の発生が、サーキック・カルトの活動と決して無関係ではないと判断したのだろう。 サーキック・カルトの上級構成員「カルキスト」は、メンバー1人がKeter認定されるほどの危険な連中だ。 ましてやその指導者たるイオンとなると、その力は想像を絶するものとなることは容易にうかがえる。 SCP-2217-A1での「にくにくしいもの」による殺戮、そして今回の大規模収容違反。 サーキック・カルトの動きについて、恐らく他のどの団体よりもよく知っているだろう「壊れた神の教会」の行動と声明。 5/14日、O5評議会はこれらサーキック・カルト関連の不穏な情勢がXK-クラス世界終焉シナリオに繋がるとして、「壊れた神の教会」との一時休戦及び協力の締結について議論し、&bold(){全会一致でこれを可決。} これに伴い、SCP-2217は「Thaumielクラス異常存在」として再分類。SCP-610の大増殖による世界の破滅、すなわち「XK-610-Ω」を阻止するため、四つの組織が手を組んだのだ。 このシナリオを防止するための試みが実行されている間は、全ての秘匿プロトコルは無効となる。 これはLV-Zero「捲られたベール」シナリオ、つまり財団の存在や保有しているオブジェクトが一般社会に明らかになる危険性が高い。 だが、XK-610-Ωの危険性と天秤にかければ、それは許容されなければならない。 だからといって放置していいわけではないので、財団はこれに先立って手を打った。 [[SCP-8900-EX]]における「アンニュイ・プロトコル」、あれと同じようなことをやったのだ。 記憶処理化合物や無害なEクラス異常存在、EX指定されたものの一般公開されるには至っていない異常な存在の、民間人に対する緩やかな曝露を。 この世の中には、人知を超えた異常なものがある、という事実の幾ばくかを明かしてでも、そのシナリオは阻止されねばならない。財団はそう結論したのだ。 「三頭政治」が実行していることからすると、世界オカルト連合と境界線イニシアチブも、恐らくは似たようなことを考え、そのリスクを受け入れたのだろう。 8/25現在、SCP-2217は「三頭政治」の制御下にあり、プロジェクト・アンニュイは45%まで進行している。 そして、XK-610-Ωの発生日もわかっている。 &bold(){2019/12/31。}それが人類社会の命運を握る決戦の時だった。 彼らは、間に合ったのだろうか。 *おまけ **恋昏崎新聞社『 Xデー迫る 国内諸勢力の動き 』 日本支部の準要注意団体に&bold(){「恋昏崎新聞社」}という異空間に本社を持つ超常存在を扱う組織向けの新聞を発行する新聞会社がある。 この新聞社の構成員は全員何らかの理由で元々いた組織を脱退した元・GoI構成員であり、殆どが財団に私怨をもって動いている。 発行する新聞の内容も基本財団の活動批判などマイナスイメージを作るのが目的のものが多い。 しかし、そんな財団嫌いな新聞社も迫るサーキックとの最終決戦を前に流石に財団批判を一旦置いといて、 日本国内の各超常組織の情勢を細かく調査し超常社会全体での情報提携の為に発行したのがこの文書(&bold(){GoIフォーマッド})である。 既に名の知られた大手の正規要注意団体、メジャーな準要注意団体だけでなくまだ関連作品の少ないマイナーな団体も要所に登場しており 多数の異常存在を扱う財団世界の日本情勢を見られる逸品に仕上がっている。 それぞれの団体の動向のうち目立ったものを抜粋すると――― ・&bold(){日本超常組織平和友好条約機構(JAGPATO)} 財団、GOC、日本政府が加盟する日本国内での調停役。迫る一大決戦に各超常組織に協力を求めているが、 我が強い団体の返答は三者三様で中々足並みは揃わず苦労しているらしい。 ・&bold(){財団・GOC} 決戦に向け軍備を強化しつつ国内での隠れサーキック信者の炙り出し・摘発する&bold(){「肉狩り」}に力を注いでいる。 ・&bold(){[[日本生類創研>日本生類創研(SCP Foundation)]]} お馴染み国内やらかしマッドサイエンティスト。11月の時点で国内戦闘へは不介入を宣言し中立の立場を示しているものの、 &bold(){サーキックが生み出す超生物に興味がないわけがなく、確実にサンプル採集用の人員やドローンがこっそり混じってくるだろう}とJAGPATOからは危惧されている。 ・&bold(){東弊重工} 同じくお馴染み国内超技術パラテック業者。JAGPATOとは休戦協定を結び、&bold(){決戦に向けて[[SCP-1079-JP]]の改良型の生産、供与を合意。} メカニトの強化外骨格を見た開発者たちが&bold(){「俺らならもっと凄いの作れる!」と職人魂に火がついた模様。} ・&bold(){如月工務店} 善意とも悪意とも図れない手腕で建造を繰り返す『鬼』たち。 その閉鎖性から新聞社も動向を探れすにいたが、サーキック侵攻予測地に「不審な土木業者」の目撃情報が相次いでおり、 酩酊街の[[案内人>SCP-1922-JP]]も&bold(){「奴らにとっては“建材”が山ほど手に入る稼ぎ時」}と不安視していた。 ・&bold(){[[酩酊街>酩酊街(SCP Foundation)]]} 忘却されし者たちが流れ着く雪と歌と酔いの異界。 サーキックが引き起こすウイルスによるパンデミックから大量のシェルター・避難所が必要になった際には 街を避難所として快く開放してくれた。しかも&bold(){人数制限無し}と相変わらず愛を込めてくれている。 &bold(){&font(l){行くのは良いけど籠ってる内に忘れられるんじゃ…}} ・&bold(){トリスメギストス・トランスレーション&トランスポーテーション(TTT)} 辺境の山神から超メジャー神話の有名神まで、多くの神々が運営する現代の神界と人間界を橋渡しする翻訳・情報整理会社。 なお構成員はあくまで地球の神々でありヤルダバオートやMEKHANEに対する認識は不明。 地球と人類の危機に神々も&bold(){黄泉の一画を改装して}膨大なスペースの避難所を提供してくれた。 …が、場所が場所だけに&bold(){「五体満足で帰れるのか?」、「食事したら黄泉戸喫(よもつへぐい)にならね?」と各組織はビビりまくっている。} ・&bold(){[[石榴倶楽部>石榴倶楽部(SCP Foundation)]]} 人肉をザクロと称するカニバリズム愛好家たち。その活動内容から他団体からサーキックとの関連を疑われているが、本人たちは明確に関係を否定。 &bold(){「サーキシズムと純粋なカニバリズムを一緒にしないでくれ」}と『肉狩り』を行う各所から睨まれている現状には不服な模様。 ・&bold(){遠野妖怪保護区} 蒐集院や[[大日本帝国異常事例調査局(IJAMEA)>大日本帝国異常事例調査局(SCP Foundation)]]などが過去の大戦時に戦力として使役していた妖怪たちが静かに暮らせるよう保護する元蒐集院の一派。 しかし、最近は財団がJAGPATOを通して「ぬっぺふほふ」や「寝肥」といった体が肉塊系の妖怪をサーキックとの関連を疑って 身柄を引き渡すよう申告しており&bold(){「“肉々しい”だけでなんでもかんでもサーキックと繋げるな」}とこちらも『肉狩り』に憤慨している。 …が、Xデーが近づくにつれて肉系妖怪たちの体調が著しく悪化しだしていた為渋々治療の為の生体検査を受け入れることにしたらしい。 また『神食』をするサーキックの侵攻に備え保護区の守護結界の強化を施すなど職員、妖怪ともども神経を尖らせている。 これ以外にも広告や関連トピックなどでメジャー、マイナー様々な団体の小ネタが散りばめられている為、実際に一度本家の記事も一読することをお勧めする。 追記・修正は人と神と肉の決戦に生き延びてからお願いします。 ---- #right(){CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-2217 - Hammer and Anvil by Ihpkmn http://www.scp-wiki.net/scp-2217 http://ja.scp-wiki.net/scp-2217 Xデー迫る 国内諸勢力の動き by snoj http://ja.scp-wiki.net/koigarezaki-news-1224 この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。 } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,122) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - Uncontainedとは珍しい表記だ Keterというよりは、未収容を強調したかったのかな -- 名無しさん (2017-02-10 18:56:31) - さあにくにくしいものの項目も作るんだ -- 名無しさん (2017-02-10 19:09:52) - 基本敵対している組織同士が「世界を救う」為に協力して一つの敵と戦う…なんて燃える展開なんだ… -- 名無しさん (2017-02-10 19:10:54) - ↑×3 オブジェクト自体の異常性は全く関係なく要注意団体との争いで収容できてないからだろうね -- 名無しさん (2017-02-10 19:12:03) - せめてあと2年くらい待ってくれないと東京オリンピックがががが -- 名無しさん (2017-02-10 19:33:17) - ちなみにサーキックが勝利した場合の未来はSCP-2480/2510を参照。ああなる位ならとりあえず話の通じる方に賭けるわな…… -- 名無しさん (2017-02-10 21:50:26) - 燃えるSCP -- 名無しさん (2017-02-10 22:20:21) - しかしこの戦いって財団が出来ることって後方支援や情報操作だけよな…有効な攻撃は教会しかできないだろうし財団が収容してる攻撃性能高そうな異常物体って軒並み言う事聞かないバーサーカーばっかりだし -- 名無しさん (2017-02-10 22:35:40) - 情報操作に関して言えばむしろ一番重要なのでは サーキックに勝とうが壊された虚構シナリオがはじまればそれはそれで世界終わるぞ -- 名無しさん (2017-02-10 22:37:51) - そこに乱入する東弊重工と日本生類創研と蒐集院と「博士」と負号部隊! -- 名無しさん (2017-02-10 22:44:02) - 蒐集院…そういや残党まだ残ってんだもんな連中 -- 名無しさん (2017-02-10 22:45:27) - 生類創研が遺伝子を弄くり、東弊重工謹製のナノマシンを埋め込み、蒐集院が呪術的強化を施し、負号部隊が鍛え上げた対決戦用人形実態を連れてきました!→downvoteq@ -- 名無しさん (2017-02-10 23:02:40) - ミス downvoteだ馬鹿野郎ってされるとこまで見えた -- 名無しさん (2017-02-10 23:03:17) - そもそも呪術以外全部日生研でできるだろ -- 名無しさん (2017-02-10 23:09:08) - そもそも世界中の要注意団体がこぞってサーキック共と戦争を始めるだろう。ロシア支部に存在するとある団体を除いては -- 名無しさん (2017-02-11 00:25:06) - ミート・サーカスか -- 名無しさん (2017-02-11 00:27:25) - ↑違う、腐敗卿の山という最近登録された要注意団体 -- 名無しさん (2017-02-11 00:42:47) - なにこの熱い展開 -- 名無しさん (2017-02-11 01:46:24) - 「くっ!これまでかっ!..ッ!誰だ!」「(無言で加勢)」←こんな感じか熱いな -- 名無しさん (2017-02-11 21:17:38) - この調子でサーキック系の記事の解説考察どんどん書かれてほしいな -- 名無しさん (2017-02-12 20:52:40) - ちなみにSCP-610、どう考えてもサーキック・カルトが絡んでいるとしか思えないんだけど、確かSCP-610の記事そのものにはサーキックに関する記述ないんだよね -- 名無しさん (2017-02-23 11:39:13) - ↑そもそも610はSCPの中では割と初期の古参で、サーキック・カルト自体は比較的最近出来た要注意団体。610を見た著者がサーキックを発想、構想して設定を作っていった。あと闇の娘とか吊られた王とか、610以外の初期の凶悪なのとも設定に交えて幅を広げていった感じもある -- 名無しさん (2017-02-23 23:00:12) - 直近のサーキック記事にはこんな感じの未来にならなさそうなものもあって気になったから色々見てみたら、そもそもこれってサーキックの設定ができる前に書かれた記事っぽいねこれ。むしろ2075とか2095以降の世界観はこれに影響を受けて作られたのかも -- 名無しさん (2017-03-05 02:45:40) - カルキストだけ明らかにぶっちぎりの危険団体だからなぁ -- 名無しさん (2017-03-11 20:35:35) - カルキストはゾンダーみたいなでしょ -- 名無しさん (2017-03-11 22:43:25) - 「壊れた神の教会」のメンバーが皆川亮二のARMSのドラッケン部隊で脳内再生される…… -- 名無しさん (2017-04-04 15:56:19) - 2019年はちょっと近すぎるなあ……期日過ぎたら賞味期限切れな感じ -- 名無しさん (2017-04-24 18:12:20) - 教会側が勝利した場合の未来はSCP-1961-JP参照 -- 名無しさん (2017-04-25 08:13:38) - 世界が滅んでは神秘も何もないからな・・・ -- 名無しさん (2017-04-26 22:15:12) - ↑2財団が、であって欲しいね -- 名無しさん (2017-05-21 15:39:04) - たしか捲られたベールシナリオ後のtale見たな、歯車仕掛け正教の要注意人物をなぞる形の -- 名無しさん (2017-06-18 18:12:36) - これの続きは、2019年に書かれるのだろうかw -- 名無しさん (2017-07-05 15:16:58) - 2019年12月31日? その年の3月5日に世界が終わるから関係ないじゃん -- 名無しさん (2017-10-07 22:06:16) - 最終的にでっかい肉塊みたいなのが出てきて最終兵器ジェラルド博士が突っ込んで敬礼。でもやっぱり生きてる博士 -- 名無しさん (2017-11-17 14:02:08) - 劇場版SCP「SCP-2217!壊れた神の鎚と鑕!」、2019年12月31日上映!…同時上映、「SCP-666½-J!ブライト博士の最悪な休日」 -- 名無しさん (2018-02-07 12:22:14) - ↑2幸運を。死にゆく者より敬礼を。 -- 名無しさん (2018-03-25 12:06:06) - 遂に壊れた神の教会が団結した日が現実に来ましたね…2019年の大みそかが楽しみだわ -- 名無しさん (2018-07-28 17:40:49) - 2019蟷エ3譛遺両?乗律 -- 名無しさん (2018-08-03 18:23:18) - 神は完全に壊れ、対抗していた他の団体も壊滅し、誰もが絶望していたその時、財団のあるJ博士がセグウェイに乗って現れた…!「あとは任せな!」 (2018-08-04 16:55:21) - ↑ジェラルド博士が指定されていないところで乗り物を運転することは禁止されています -- 名無しさん (2018-08-27 09:20:55) - 最後の「残された時間は3ヶ月と少し。」というところ、現在11月なので修正した方がいいのですかね… -- 名無しさん (2018-11-04 14:16:02) - まさか本気で言っているとは思わないが、「作中での現在時刻から見て3ヶ月後」ってことだからね?大体今2018年だよ? -- 名無しさん (2018-11-09 03:54:12) - やっぱりリアルXデーに記事が更新されるとk -- 名無しさん (2018-12-09 17:34:45) - とかは無いのだろうか... -- 名無しさん (2018-12-09 17:36:02) - そもそも今の時間が正確だと言う証拠はあるのか?なんて言ったら議論は終わりになっちゃうんだろうけど…… -- [削除済み]研究員 (2018-12-25 21:34:39) - ついに今年になってしまったか・・・ -- 名無しさん (2019-01-10 01:49:19) - この世界が2510の最後の世界線だとするとこの戦争に敗北すると全平行宇宙が終わるので責任重大ですね(白目 -- 名無しさん (2019-02-19 21:52:43) - はえーすっごい…なんか映画化できそうなレベル -- 名無しさん (2019-05-12 14:00:16) - ついに残り三ヶ月になりましたね。 -- 名無しさん (2019-09-03 16:37:05) - 残り2ヶ月...世界の運命や如何に! -- 名無しさん (2019-10-02 18:31:40) - 残り2か月 財団のベールが捲られるような一大決戦になるんだろうな -- 名無しさん (2019-10-29 21:45:49) - 残り一ヶ月… -- 名無しさん (2019-11-09 13:55:21) - 最悪世界滅亡しても機械仕掛けの神があるからへーきへーき -- 傍若 (2019-11-20 20:43:20) - これマジでX-dayに更新されたらお祭り騒ぎだな -- 名無しさん (2019-11-23 19:04:36) - ↑2 機械仕掛けの神でやり直せる程度ならいいんだけどな -- 名梨さん (2019-11-25 23:52:08) - ↑壊れた世界は別途直さなきゃいけないけど難しそうだな -- 名無しさん (2019-11-28 19:36:26) - とうとう一ヶ月を切ったぞ、さぁ如何する世界! -- 名無しさん (2019-12-02 07:38:16) - 多分25日にショックで寝込んじまうと思うから30日くらいに声かけてくれ。 -- ひとりぼっち (2019-12-02 09:25:19) - scp-2798の前例があるから記事更新を期待しちゃう -- 名無しさん (2019-12-02 13:36:34) - ↑×2 なんかすんげぇ巨人がアメリカのところから現れてもうそろそろ地球滅びそうになってるんだが… -- 名無しさん (2019-12-10 11:51:38) - 普段殺し会っていたようなような敵と協力して戦うとかいうくそ胸熱 -- 名無しさん (2019-12-10 12:20:09) - 残り二週間 -- 名無しさん (2019-12-16 12:39:28) - Xデーが2019/12/31、機械仕掛けの神が復旧完了するのが2020/1の見込み… -- 過保護提督 (2019-12-17 00:54:16) - もう来週か… -- 名無しさん (2019-12-24 09:01:06) - 現在12月26。あと5日。 -- 名無しさん (2019-12-26 21:18:51) - 次回財団世界死す! -- 名無しさん (2019-12-27 03:44:26) - 明日やんけ -- 名無しさん (2019-12-30 00:54:44) - ついに明日かあ… -- 名無しさん (2019-12-30 10:26:03) - とうとう終わりが近いなぁ.. -- 名無しさん (2019-12-30 17:03:41) - 決戦が明日に迫ってるから修正しときました -- 名無しさん (2019-12-30 22:33:59) - 明日やんけ! -- 名無しさん (2019-12-30 23:00:06) - 日本の「国体護持」みたいに2020/1/1に合わせて続編来るの? -- 名無しさん (2019-12-30 23:18:08) - 今日やんけ! -- 名無しさん (2019-12-31 11:01:59) - 開 戦 だ  -- 名無しさん (2019-12-31 11:50:00) - さあどうなる -- 名無しさん (2019-12-31 13:15:27) - ΩKは乗り越えられたのか? -- 名無しさん (2020-01-01 00:34:47) - 日本支部には某財団嫌いの新聞社の各勢力へのインタビューが投稿された模様 -- 名無しさん (2020-01-01 01:15:20) - 大丈夫だろうか -- 名無しさん (2020-01-01 01:19:29) - 無事新年を迎えられたということは世界は救われたのだろうか -- 名無しさん (2020-01-01 02:44:05) - どうやら誰もにくにくしいものにはなっていないな。新年は救われたようだ -- 名無しさん (2020-01-01 07:20:41) - ありがとう、担当。 -- 名無しさん (2020-01-01 08:41:13) - 「シガーロスちゃんか神の所行って汚染したら全部ひっくり返るんちゃうかしら…」 -- SCP-610-1(生き残り) (2020-01-01 09:25:37) - 決戦前にニッソと如月全然ぶれてないの草 -- 名無しさん (2020-01-21 17:52:33) - TTTが参戦せず避難所の提供だけに留まってるのは「神食」を警戒してるからかな -- 名無しさん (2020-02-01 13:29:34) - 何だかんだで頼れる酩酊街、一時休戦・共闘と熱い展開な東弊重工、相変わらずのニッソ、そして如月ェ… あと個人的にパチモン博士がどう動いていたのか気になる -- 名無しさん (2020-02-02 02:41:04) - ↑避難所に平然と逃げ込んでた説を提唱するw -- 名無しさん (2020-02-04 11:05:25) - 原作者が期限過ぎても全くこの話に関心がないようなので結末が出たとしてかなり後になりそう。最近は5000番コンテストに精を出してるようだ -- 名無しさん (2020-02-05 07:04:13) - 5000番コンテストにこれの続き出すか、その後には出ると思うから気長に待とう -- 名無しさん (2020-02-14 10:22:49) - 結局続き全然来ないな -- 名無しさん (2020-03-26 03:10:08) - 冷静に考えたら、人間だけでなく、地球の神や妖怪や亜人達に取ってもヤバイ自体なわけか・・・ -- 名無しさん (2020-04-16 12:56:16) - 間違えた。自体→事態 -- 名無しさん (2020-04-16 12:59:46) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2017/02/10 (金) 18:41:59 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- SCP-2217は、シェアード・ワールド「[[SCP Foundation]]」に登場する[[オブジェクト>オブジェクト(SCP Foundation)]] (SCiP) のひとつ。 項目名は「Hammer and Anvil (鎚と鑕)」。読みは「つちとかなとこ」である。 [[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(SCP Foundation)]]は当初は「Euclid」から「Uncontained」を経て&bold(){「Thaumiel」}。 そしてこのオブジェクトは、財団が把握しているオブジェクトの中でもかなりややこしい経緯をたどっている。 簡単に言うと、[[要注意団体>要注意団体(SCP Foundation)]]の一つである&bold(){「[[壊れた神の教会>壊れた神の教会/メカニト(SCP Foundation)]]」}と大きく関わっているのだ。 *概要 このオブジェクトが何かというと、ギリシャのある島にある浜辺のまるまる一つである。 肝心の異常な特性だが、砂である。 この浜辺の砂は、それ自体には異常性の無いケイ酸塩およびカルシウム化合物、ならびに幾つかの陽イオン性金属粒子から構成されており、 かつ接地状態にもかかわらず電荷を保っている。 これらの粒子は、SCP-2217に関連する異常現象の触媒として機能している。またこの浜辺の近くにはケイ酸塩で構成された崖があり、 ここには異常性の影響を受けた物品が保管されている。 で、肝心の異常な現象とは何かだが、それは一般的な浜辺でも起きる自然現象に対して発生する。 生物非生物を問わず物品が打ち上げられる、海岸線の侵食、落雷などなど。これらの自然現象は総じて、一見すると人工的な構造物や機器を作り出すことになる。 これらの物品はひとまとめでSCP-2217-A実例として登録されている。 実例の一部はこんな感じ。 ・時計仕掛けからオートマトンまで、色々な機械的構造の実体。外見から想像される機能を普通に発揮する。 ・シーグラスやその他の海洋廃棄物で構成された宝飾品。壊れた神の教会が用いる[[宗教]]的図像その他と同一。 ・崖を通ってのみアクセス可能な大都市(SCP-2217-A1)のモデル。この都市は未知の古代ギリシャ都市に対応しており、&bold(){「キディラ」}という言葉を掲げた寺院が見受けられる。さらに、この都市は&bold(){「壊れた神の教会」}の三つの派閥が用いるそれぞれの図像を全て保持している。しかしながら、分析の結果はこの都市が潮の満ち引きなどによって自然にできたものだと結論している。 ……何をどう考えても「壊れた神の教会」関連である。 実際、「壊れた神の教会」の三大派閥の一つ、「壊れたる教会」はこの浜辺を聖地と見なしており、さらにこの派閥で用いられる「儀礼の書」にはこの浜辺を現した記述がある。 >少年は家族と共に海を見つめ、彼は神ご自身がそこに火の雨を降らせるのを見た。 > >神は少年に語った、「ここは私の工房である。私が数多くの驚異を行う場である」 >「雷は我が鎚、大地は我が鑕、砂は我が鋳塊である」 >「来るがよい、少年よ。私の工房に来るがよい」そして、少年は彼の家族を残して、行った。 > >少年の家族は、少年が死んだものと思って泣いた。彼らは神が少年に何をしたかを聞いてはいなかった。 >神の鑕の上、少年は腕を広げて空に叫んだ、「神よ! 私は此処に居ります! 貴方の驚異をお見せください!」 > >そして、神は見せた。&bold(){彼の者は少年に鎚を振り降ろし、彼を打ち据えて千々に引き裂いた。}少年は、彼の神の如くに、今や壊れていた。 >&bold(){しかし、少年が死ぬことはなかった。}その代わりに、彼は神の最初の子の一人となり、永遠に標が付けられた。 >この標は目に見えぬものであった。それは彼の心の内にあった。標は、神そのものの設計図であった。 >しかし、それは真なる設計図の断片のまた断片に過ぎないものであったが、彼は、&bold(){いつの日か、それが&color(#F54738){肉々しき物ども}を討つであろうと知っていた。} > >少年は彼の家族に呼びかけた、「ここに来て、神の驚異を見てください! 彼の者に貴方を鑕の上で打たせてください、貴方は新たな形へと打たれなければなりません」 >斯くして、彼の家族は、神の力を見た。 「壊れた神の教会」は要注意団体であるが、同時に宗教の一つでもある。 儀礼の書は派閥の一つが持つ聖典のようなものであるから、その中の記述をまま受け取ることは出来ない。 しかし、その中には気になるものがある。というか、「壊れた神の教会」を語る上で切っても切れない連中がいる。 「&color(#F54738){肉々しき物ども}」。ここから思い浮かぶのは一つだけだ。 &bold(){「[[サーキック・カルト>サーキック・カルト(SCP Foundation)]]」。} 最高指導者に当たるオジルモーク、&bold(){&font(#ff0000){「崇高なるカルキスト・イオン」}}の教えの下、腫瘍や腐肉、疫病を崇拝する宗教団体であり、要注意団体の中でもトップクラスに危険な連中である。 それが「壊れた神の教会」の聖典に出てくるのは、別におかしなことではない。彼らにとってカルキストは妥協の余地のない敵であり、それが討つべき敵として聖典に記されるのは、「壊れた神の教会」では普通の事だろう。 ちなみに実際のところ、この記事には直接サーキックが関わっているわけではない。 ここで重要なのは、メカニト達が「肉々しきものども」を敵視しているということである。 *異変の始まり 2014年になって、SCP-2217でマグニチュード4.1の地震が発生した。オブジェクトと言えども、地球上に存在している以上自然災害を免れることは出来ない。 財団が震源を調べたところ、SCP-2217-A1、つまり大都市内部だった。何か異変が起きてはいないかと財団は探査ロボットによる調査を行った。 が、異変どころではなかった。 都市内部はバホイホイ溶岩に類似した物質に消費されており、のみならず&bold(){SCP-610に酷似したナニカが大量発生し}住民と思しき人型実体を貪り食っていたのだ。 &bold(){[[SCP-610]]「にくにくしいもの」。}Keterに分類されているこれは、明らかにカルキストの儀式か何かの産物と思しき、ロシアの一定エリアに存在する肉の塊の実体群である。それに良く似たナニカが、都市の内部で暴れていたのだ。 さらに、3年が過ぎた2017/12/12。 「壊れたる教会」の構成員たちが、聖地奪還のために島を攻撃するという事件が起きた。 ちなみにこの時点でのプロトコルは、簡単に言うと「民間人は立ち入り禁止。異常現象を予測するために気象センターを置いて、壊れた神の教会と関連した奴がいたら捕まえて、最悪終了させる」というものだった。 財団はこの攻撃に対して磁気兵器を使用したが、防衛に参加した財団職員の中から、落雷に撃たれた結果「神は再構成されねばならない」と叫んで離反する連中が続出。 これに伴い、2017/12/19を持ってプロトコルは改定され、この攻撃に対する旨が記載された。 *さらなる異変 攻撃開始から半年ほど過ぎた、2018/7/28。 肉体を強化した「壊れたる教会」の構成員が、財団の設置した気象センターを襲撃した。 しかも驚くことに、この時彼らは宗教解釈の違いから敵対しているはずの&bold(){「歯車仕掛正教」}と&bold(){「マクスウェリズム教会」}、二つの派閥と手を組んでいた。 「壊れた神の教会」は宗教解釈の違いにより「壊れた神を再構築して復活させる宗派」と「自らを神格化させることが目的の宗派」に別れ、前者が「壊れたる教会」になった。 そして後者が「アナログを信奉し、自分の体を機械に変える」か「デジタルを信奉し、他人と意識を共有して集合意識を作り出す」方法に別れ、前者が「歯車仕掛正教」へ、後者が「マクスウェリズム教会」に別れた。 三者の溝は深く、「歯車仕掛正教」の信者は他の二派から「刻み屋」と、「マクスウェリズム教会」の信者は「唸り屋」と侮蔑されているほどであった。 だが、その「壊れた神の教会」の「刻み屋」と「唸り屋」が一致団結して&bold(){共通の敵対宗派の「壊れたる神の教会」の聖地を財団の支配から取り戻すために「壊れたる教会」と共に戦ったのである。} &bold(){全ては、自らに関係のない筈の壊れたる神を「壊れたる教会」に再構築させるために。} この結果、SCP-2217に駐留していた財団職員は殺害されるか捕獲され、SCP-2217は「壊れた神の教会」に完全に占領されることになった。 これに伴い、2018/8/5を以てプロトコルはさらに改定。 オブジェクトクラスは&bold(){「Uncontained」}、遂に未収容とされた。 さらにその後、マクスウェリズム教会の聖職者である聖ゲイツから、こんなメッセージが届いた。 >おお、自らを“Foundation(財団)”と呼ぶ分解者たちよ、貴方がたは何のための“Foundation(礎)”だというのです? >貴方がたが生命のための礎だというのであれば、この地を我らの下に保たせて頂きたい。肉が迫りつつある、そして我らだけがそれを止められるのです。直ぐに我らの神を組み直さねばならない、さもなければ貴方がたは皆滅びます。 >WANは肉の到来を語っておいででした、恐怖の書25章7-12節。&bold(){そして今や、時は訪れました。} >貴方がたが生命のための礎だというのであれば、これを起こす事は望んでおりますまい。私たちに肉を討たせて頂きたい。 要約すると、「『肉々しきもの』の脅威が本格的に動き出そうとしている。それを止めるには我々の神を呼び戻さなければならない。お前たちだって世界を滅ぼしたいわけじゃないだろう、だから邪魔をしないでくれ」ということらしい。 ちなみに&bold(){「WAN」}というのは、彼らにとっての神の、マクスウェリズム教会での呼び名である(壊れたる教会では&bold(){「壊れた神」}、歯車仕掛正教では&bold(){「MEKHANE」}と呼称される)。 もちろん財団としては、要注意団体の言葉を鵜呑みには出来ない。 とにもかくにもSCP-2217の奪回と再収容を優先的に行うこととし、敵は同じだという事で別の要注意団体である&bold(){「境界線イニシアチブ」}と提携した。 そして、派閥間対立を脇に置いて協力を始めた「壊れた神の教会」のメンバーたちは、金属の砂浜に彼らの神を再構成・召喚するための図像を構築し始めた。 もし、彼らの「神」というべき実体が顕現したならば、何が起きるのか? 最悪は[[K-クラスシナリオ>K-クラスシナリオ(SCP Foundation)]]が起きてもおかしくない。 財団は彼らの行動を断固として阻止すべく、大規模侵攻を検討していた。 これに先立ち、さらに&bold(){[[「世界オカルト連合(GOC)>世界オカルト連合(SCP Foundation)]]」}とも共同し、三つの団体が連合した特殊部隊&bold(){「三頭政治」}を結成している。 だが、それどころではなかった。 この時事態の全てを正しく把握していたのは、財団でも、GOCでも、イニシアチブでもなく、 他ならぬ「壊れた神の教会」の方だったのだ。 *そして決戦へ 2019/1/1、午前0時。バイカル湖の周辺で大規模な地震が発生した。 これに呼応し、おびただしい量のSCP-610が収容領域境界へと殺到、攻撃を加え始めた。 もちろん財団部隊は応戦したが、いかんせん物量が違う。 一方的に死傷者が増加し、収容違反は避けられないところまで来ていた。 ところがその時、付近の区域から突如として「壊れた神の教会」の肉体強化部隊が出現、財団に加勢してSCP-610に応戦を開始。 いくばくかの余裕の中で話を聞いたところによれば、「壊れたる神」は自らの信徒に対してSCP-610の収容違反の発生を予言し、彼らに命じたという。 &bold(){財団を、助けよと。} そして1/4、&bold(){SCP-2217から発射された放電攻撃が着弾し、半径5Km以内のSCP-610はすべて消滅。}これにより収容状態は回復された。 もちろんここでは財団職員や「壊れた神の教会」のメンバーも巻き込まれたが、この電撃によってダメージを受けたのはSCP-610、および感染者の体内のSCP-610の要素のみであった。 さらにこの少し後、「壊れたる教会」の派閥の指導者であるロバート・ブマロは、SCP財団のO5評議会、世界オカルト連合の事務総長、境界線イニシアチブの「法廷」に対してビデオメッセージを送った。 >まだ手遅れではないと、君たちも分かっているだろう。ここは私たちの世界でもある。 >私たちは、君たちと同じ程度に、にくにくしきものたちを滅ぼしたい。 >そして私たちには、君たちを助ける事が出来る。 >私たちはお互いを助ける事が出来るのだ。鑕へ来たまえ。 > >&bold(){話をしよう、私たちはこの世界を救える。 } これを受けた指導部が、具体的に何を思ったのかはわからない。 だがSCP-2217-A1での「にくにくしいもの」による殺戮、そして今回の大規模収容違反。 それらの動きと内情について、恐らく他のどの団体よりもよく知っているだろう「壊れた神の教会」の行動と声明。 そしてメカニトたちの教典には、「にくにくしいもの」の襲来にまつわる伝承が残されていた。それらがいつ現れ、どのようにことが起きるのか。 5/14日、O5評議会はこれらの不穏な情勢がXK-クラス世界終焉シナリオに繋がるとして、「壊れた神の教会」との一時休戦及び協力の締結について議論し、&bold(){全会一致でこれを可決。} これに伴い、SCP-2217は「Thaumielクラス異常存在」として再分類。SCP-610の大増殖による世界の破滅、すなわち「XK-610-Ω」を阻止するため、四つの組織が手を組んだのだ。 このシナリオを防止するための試みが実行されている間は、全ての秘匿プロトコルは無効となる。 これはLV-Zero「捲られたベール」シナリオ、つまり財団の存在や保有しているオブジェクトが一般社会に明らかになる危険性が高い。 だが、XK-610-Ωの危険性と天秤にかければ、それは許容されなければならない。 だからといって放置していいわけではないので、財団はこれに先立って手を打った。 [[SCP-8900-EX]]における「アンニュイ・プロトコル」、あれと同じようなことをやったのだ。 記憶処理化合物や無害なEクラス異常存在、EX指定されたものの一般公開されるには至っていない異常な存在の、民間人に対する緩やかな曝露を。 この世の中には、人知を超えた異常なものがある、という事実の幾ばくかを明かしてでも、そのシナリオは阻止されねばならない。財団はそう結論したのだ。 「三頭政治」が実行していることからすると、世界オカルト連合と境界線イニシアチブも、恐らくは似たようなことを考え、そのリスクを受け入れたのだろう。 8/25現在、SCP-2217は「三頭政治」の制御下にあり、プロジェクト・アンニュイは45%まで進行している。 そして、XK-610-Ωの発生日もわかっている。 &bold(){2019/12/31。}それが人類社会の命運を握る決戦の時だった。 彼らは、間に合ったのだろうか。 *おまけ **恋昏崎新聞社『 Xデー迫る 国内諸勢力の動き 』 日本支部の要注意団体に&bold(){「恋昏崎新聞社」}という異空間に本社を持つ超常存在を扱う組織向けの新聞を発行する新聞会社がある。 この新聞社の構成員は大半が何らかの理由で元々いた組織を脱退した元・GoI構成員であり、殆どが財団に私怨をもって動いている。 発行する新聞の内容も基本財団の活動批判などマイナスイメージを作るのが目的のものが多い。 しかし、そんな財団嫌いな新聞社も迫るサーキックとの最終決戦を前に流石に財団批判を一旦置いといて、 日本国内の各超常組織の情勢を細かく調査し超常社会全体での情報提携の為に発行したのがこの文書(&bold(){GoIフォーマット})である。 既に名の知られた大手の正規要注意団体、メジャーな準要注意団体だけでなくまだ関連作品の少ないマイナーな団体も要所に登場しており 多数の異常存在を扱う財団世界の日本情勢を見られる逸品に仕上がっている。 それぞれの団体の動向のうち目立ったものを抜粋すると――― ・&bold(){日本超常組織平和友好条約機構(JAGPATO)} 財団、GOC、日本政府が加盟する日本国内での調停役。迫る一大決戦に各超常組織に協力を求めているが、 我が強い団体の返答は三者三様で中々足並みは揃わず苦労しているらしい。 ・&bold(){財団・GOC} 決戦に向け軍備を強化しつつ国内での隠れサーキック信者の炙り出し・摘発する&bold(){「肉狩り」}に力を注いでいる。 ・&bold(){[[日本生類創研>日本生類創研(SCP Foundation)]]} お馴染み国内やらかしマッドサイエンティスト。11月の時点で国内戦闘へは不介入を宣言し中立の立場を示しているものの、 &bold(){サーキックが生み出す超生物に興味がないわけがなく、確実にサンプル採集用の人員やドローンがこっそり混じってくるだろう}とJAGPATOからは危惧されている。 ・&bold(){東弊重工} 同じくお馴染み国内超技術パラテック業者。JAGPATOとは休戦協定を結び、&bold(){決戦に向けて[[SCP-1079-JP]]の改良型の生産、供与を合意。} メカニトの強化外骨格を見た開発者たちが&bold(){「俺らならもっと凄いの作れる!」と職人魂に火がついた模様。} ・&bold(){[[如月工務店>如月工務店(SCP Foundation)]]} 善意とも悪意とも図れない手腕で建造を繰り返す『鬼』たち。 その閉鎖性から新聞社も動向を探れずにいたが、サーキック侵攻予測地に「不審な土木業者」の目撃情報が相次いでおり、 酩酊街の[[案内人>SCP-1922-JP]]も&bold(){「奴らにとっては“建材”が山ほど手に入る稼ぎ時」}と不安視していた。 ・&bold(){[[酩酊街>酩酊街(SCP Foundation)]]} 忘却されし者たちが流れ着く雪と歌と酔いの異界。 サーキックが引き起こすウイルスによるパンデミックから大量のシェルター・避難所が必要になった際には 街を避難所として快く開放してくれた。しかも&bold(){人数制限無し}と相変わらず愛を込めてくれている。 &bold(){&font(l){行くのは良いけど籠ってる内に忘れられそう}} ・&bold(){トリスメギストス・トランスレーション&トランスポーテーション(Ttt)} 辺境の山神から超メジャー神話の有名神まで、多くの神々が運営する現代の神界と人間界を橋渡しする翻訳・情報整理会社。 なお構成員はあくまで地球の神々でありヤルダバオートやMEKHANEに対する認識は不明。 地球と人類の危機に神々も&bold(){黄泉の一画を改装して}膨大なスペースの避難所を提供してくれた。 …が、場所が場所だけに&bold(){「五体満足で帰れるのか?」、「食事したら黄泉戸喫(よもつへぐい)にならね?」と各組織はビビりまくっている。} ・&bold(){[[石榴倶楽部>石榴倶楽部(SCP Foundation)]]} 人肉をザクロと称するカニバリズム愛好家たち。その活動内容から他団体からサーキックとの関連を疑われているが、本人たちは明確に関係を否定。 &bold(){「サーキシズムと純粋なカニバリズムを一緒にしないでくれ」}と『肉狩り』を行う各所から睨まれている現状には不服な模様。 ・&bold(){遠野妖怪保護区} 蒐集院や[[大日本帝国異常事例調査局(IJAMEA)>大日本帝国異常事例調査局(SCP Foundation)]]などが過去の大戦時に戦力として使役していた妖怪たちが静かに暮らせるよう保護する元蒐集院の一派。 しかし、最近は財団がJAGPATOを通して「ぬっぺふほふ」や「寝肥」といった体が肉塊系の妖怪をサーキックとの関連を疑って 身柄を引き渡すよう申告しており&bold(){「“肉々しい”だけでなんでもかんでもサーキックと繋げるな」}とこちらも『肉狩り』に憤慨している。 …が、Xデーが近づくにつれて肉系妖怪たちの体調が著しく悪化しだしていた為渋々治療の為の生体検査を受け入れることにしたらしい。 また『神食』をするサーキックの侵攻に備え保護区の守護結界の強化を施すなど職員、妖怪ともども神経を尖らせている。 これ以外にも広告や関連トピックなどでメジャー、マイナー様々な団体の小ネタが散りばめられている為、実際に一度本家の記事も一読することをお勧めする。 追記・修正は人と神と肉の決戦に生き延びてからお願いします。 ---- #right(){CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-2217 - Hammer and Anvil by Ihpkmn http://www.scp-wiki.net/scp-2217 http://ja.scp-wiki.net/scp-2217 Xデー迫る 国内諸勢力の動き by snoj http://ja.scp-wiki.net/koigarezaki-news-1224 この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。 } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,181) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - Uncontainedとは珍しい表記だ Keterというよりは、未収容を強調したかったのかな -- 名無しさん (2017-02-10 18:56:31) - さあにくにくしいものの項目も作るんだ -- 名無しさん (2017-02-10 19:09:52) - 基本敵対している組織同士が「世界を救う」為に協力して一つの敵と戦う…なんて燃える展開なんだ… -- 名無しさん (2017-02-10 19:10:54) - ↑×3 オブジェクト自体の異常性は全く関係なく要注意団体との争いで収容できてないからだろうね -- 名無しさん (2017-02-10 19:12:03) - せめてあと2年くらい待ってくれないと東京オリンピックがががが -- 名無しさん (2017-02-10 19:33:17) - ちなみにサーキックが勝利した場合の未来はSCP-2480/2510を参照。ああなる位ならとりあえず話の通じる方に賭けるわな…… -- 名無しさん (2017-02-10 21:50:26) - 燃えるSCP -- 名無しさん (2017-02-10 22:20:21) - しかしこの戦いって財団が出来ることって後方支援や情報操作だけよな…有効な攻撃は教会しかできないだろうし財団が収容してる攻撃性能高そうな異常物体って軒並み言う事聞かないバーサーカーばっかりだし -- 名無しさん (2017-02-10 22:35:40) - 情報操作に関して言えばむしろ一番重要なのでは サーキックに勝とうが壊された虚構シナリオがはじまればそれはそれで世界終わるぞ -- 名無しさん (2017-02-10 22:37:51) - そこに乱入する東弊重工と日本生類創研と蒐集院と「博士」と負号部隊! -- 名無しさん (2017-02-10 22:44:02) - 蒐集院…そういや残党まだ残ってんだもんな連中 -- 名無しさん (2017-02-10 22:45:27) - 生類創研が遺伝子を弄くり、東弊重工謹製のナノマシンを埋め込み、蒐集院が呪術的強化を施し、負号部隊が鍛え上げた対決戦用人形実態を連れてきました!→downvoteq@ -- 名無しさん (2017-02-10 23:02:40) - ミス downvoteだ馬鹿野郎ってされるとこまで見えた -- 名無しさん (2017-02-10 23:03:17) - そもそも呪術以外全部日生研でできるだろ -- 名無しさん (2017-02-10 23:09:08) - そもそも世界中の要注意団体がこぞってサーキック共と戦争を始めるだろう。ロシア支部に存在するとある団体を除いては -- 名無しさん (2017-02-11 00:25:06) - ミート・サーカスか -- 名無しさん (2017-02-11 00:27:25) - ↑違う、腐敗卿の山という最近登録された要注意団体 -- 名無しさん (2017-02-11 00:42:47) - なにこの熱い展開 -- 名無しさん (2017-02-11 01:46:24) - 「くっ!これまでかっ!..ッ!誰だ!」「(無言で加勢)」←こんな感じか熱いな -- 名無しさん (2017-02-11 21:17:38) - この調子でサーキック系の記事の解説考察どんどん書かれてほしいな -- 名無しさん (2017-02-12 20:52:40) - ちなみにSCP-610、どう考えてもサーキック・カルトが絡んでいるとしか思えないんだけど、確かSCP-610の記事そのものにはサーキックに関する記述ないんだよね -- 名無しさん (2017-02-23 11:39:13) - ↑そもそも610はSCPの中では割と初期の古参で、サーキック・カルト自体は比較的最近出来た要注意団体。610を見た著者がサーキックを発想、構想して設定を作っていった。あと闇の娘とか吊られた王とか、610以外の初期の凶悪なのとも設定に交えて幅を広げていった感じもある -- 名無しさん (2017-02-23 23:00:12) - 直近のサーキック記事にはこんな感じの未来にならなさそうなものもあって気になったから色々見てみたら、そもそもこれってサーキックの設定ができる前に書かれた記事っぽいねこれ。むしろ2075とか2095以降の世界観はこれに影響を受けて作られたのかも -- 名無しさん (2017-03-05 02:45:40) - カルキストだけ明らかにぶっちぎりの危険団体だからなぁ -- 名無しさん (2017-03-11 20:35:35) - カルキストはゾンダーみたいなでしょ -- 名無しさん (2017-03-11 22:43:25) - 「壊れた神の教会」のメンバーが皆川亮二のARMSのドラッケン部隊で脳内再生される…… -- 名無しさん (2017-04-04 15:56:19) - 2019年はちょっと近すぎるなあ……期日過ぎたら賞味期限切れな感じ -- 名無しさん (2017-04-24 18:12:20) - 教会側が勝利した場合の未来はSCP-1961-JP参照 -- 名無しさん (2017-04-25 08:13:38) - 世界が滅んでは神秘も何もないからな・・・ -- 名無しさん (2017-04-26 22:15:12) - ↑2財団が、であって欲しいね -- 名無しさん (2017-05-21 15:39:04) - たしか捲られたベールシナリオ後のtale見たな、歯車仕掛け正教の要注意人物をなぞる形の -- 名無しさん (2017-06-18 18:12:36) - これの続きは、2019年に書かれるのだろうかw -- 名無しさん (2017-07-05 15:16:58) - 2019年12月31日? その年の3月5日に世界が終わるから関係ないじゃん -- 名無しさん (2017-10-07 22:06:16) - 最終的にでっかい肉塊みたいなのが出てきて最終兵器ジェラルド博士が突っ込んで敬礼。でもやっぱり生きてる博士 -- 名無しさん (2017-11-17 14:02:08) - 劇場版SCP「SCP-2217!壊れた神の鎚と鑕!」、2019年12月31日上映!…同時上映、「SCP-666½-J!ブライト博士の最悪な休日」 -- 名無しさん (2018-02-07 12:22:14) - ↑2幸運を。死にゆく者より敬礼を。 -- 名無しさん (2018-03-25 12:06:06) - 遂に壊れた神の教会が団結した日が現実に来ましたね…2019年の大みそかが楽しみだわ -- 名無しさん (2018-07-28 17:40:49) - 2019蟷エ3譛遺両?乗律 -- 名無しさん (2018-08-03 18:23:18) - 神は完全に壊れ、対抗していた他の団体も壊滅し、誰もが絶望していたその時、財団のあるJ博士がセグウェイに乗って現れた…!「あとは任せな!」 (2018-08-04 16:55:21) - ↑ジェラルド博士が指定されていないところで乗り物を運転することは禁止されています -- 名無しさん (2018-08-27 09:20:55) - 最後の「残された時間は3ヶ月と少し。」というところ、現在11月なので修正した方がいいのですかね… -- 名無しさん (2018-11-04 14:16:02) - まさか本気で言っているとは思わないが、「作中での現在時刻から見て3ヶ月後」ってことだからね?大体今2018年だよ? -- 名無しさん (2018-11-09 03:54:12) - やっぱりリアルXデーに記事が更新されるとk -- 名無しさん (2018-12-09 17:34:45) - とかは無いのだろうか... -- 名無しさん (2018-12-09 17:36:02) - そもそも今の時間が正確だと言う証拠はあるのか?なんて言ったら議論は終わりになっちゃうんだろうけど…… -- [削除済み]研究員 (2018-12-25 21:34:39) - ついに今年になってしまったか・・・ -- 名無しさん (2019-01-10 01:49:19) - この世界が2510の最後の世界線だとするとこの戦争に敗北すると全平行宇宙が終わるので責任重大ですね(白目 -- 名無しさん (2019-02-19 21:52:43) - はえーすっごい…なんか映画化できそうなレベル -- 名無しさん (2019-05-12 14:00:16) - ついに残り三ヶ月になりましたね。 -- 名無しさん (2019-09-03 16:37:05) - 残り2ヶ月...世界の運命や如何に! -- 名無しさん (2019-10-02 18:31:40) - 残り2か月 財団のベールが捲られるような一大決戦になるんだろうな -- 名無しさん (2019-10-29 21:45:49) - 残り一ヶ月… -- 名無しさん (2019-11-09 13:55:21) - 最悪世界滅亡しても機械仕掛けの神があるからへーきへーき -- 傍若 (2019-11-20 20:43:20) - これマジでX-dayに更新されたらお祭り騒ぎだな -- 名無しさん (2019-11-23 19:04:36) - ↑2 機械仕掛けの神でやり直せる程度ならいいんだけどな -- 名梨さん (2019-11-25 23:52:08) - ↑壊れた世界は別途直さなきゃいけないけど難しそうだな -- 名無しさん (2019-11-28 19:36:26) - とうとう一ヶ月を切ったぞ、さぁ如何する世界! -- 名無しさん (2019-12-02 07:38:16) - 多分25日にショックで寝込んじまうと思うから30日くらいに声かけてくれ。 -- ひとりぼっち (2019-12-02 09:25:19) - scp-2798の前例があるから記事更新を期待しちゃう -- 名無しさん (2019-12-02 13:36:34) - ↑×2 なんかすんげぇ巨人がアメリカのところから現れてもうそろそろ地球滅びそうになってるんだが… -- 名無しさん (2019-12-10 11:51:38) - 普段殺し会っていたようなような敵と協力して戦うとかいうくそ胸熱 -- 名無しさん (2019-12-10 12:20:09) - 残り二週間 -- 名無しさん (2019-12-16 12:39:28) - Xデーが2019/12/31、機械仕掛けの神が復旧完了するのが2020/1の見込み… -- 過保護提督 (2019-12-17 00:54:16) - もう来週か… -- 名無しさん (2019-12-24 09:01:06) - 現在12月26。あと5日。 -- 名無しさん (2019-12-26 21:18:51) - 次回財団世界死す! -- 名無しさん (2019-12-27 03:44:26) - 明日やんけ -- 名無しさん (2019-12-30 00:54:44) - ついに明日かあ… -- 名無しさん (2019-12-30 10:26:03) - とうとう終わりが近いなぁ.. -- 名無しさん (2019-12-30 17:03:41) - 決戦が明日に迫ってるから修正しときました -- 名無しさん (2019-12-30 22:33:59) - 明日やんけ! -- 名無しさん (2019-12-30 23:00:06) - 日本の「国体護持」みたいに2020/1/1に合わせて続編来るの? -- 名無しさん (2019-12-30 23:18:08) - 今日やんけ! -- 名無しさん (2019-12-31 11:01:59) - 開 戦 だ  -- 名無しさん (2019-12-31 11:50:00) - さあどうなる -- 名無しさん (2019-12-31 13:15:27) - ΩKは乗り越えられたのか? -- 名無しさん (2020-01-01 00:34:47) - 日本支部には某財団嫌いの新聞社の各勢力へのインタビューが投稿された模様 -- 名無しさん (2020-01-01 01:15:20) - 大丈夫だろうか -- 名無しさん (2020-01-01 01:19:29) - 無事新年を迎えられたということは世界は救われたのだろうか -- 名無しさん (2020-01-01 02:44:05) - どうやら誰もにくにくしいものにはなっていないな。新年は救われたようだ -- 名無しさん (2020-01-01 07:20:41) - ありがとう、担当。 -- 名無しさん (2020-01-01 08:41:13) - 「シガーロスちゃんか神の所行って汚染したら全部ひっくり返るんちゃうかしら…」 -- SCP-610-1(生き残り) (2020-01-01 09:25:37) - 決戦前にニッソと如月全然ぶれてないの草 -- 名無しさん (2020-01-21 17:52:33) - TTTが参戦せず避難所の提供だけに留まってるのは「神食」を警戒してるからかな -- 名無しさん (2020-02-01 13:29:34) - 何だかんだで頼れる酩酊街、一時休戦・共闘と熱い展開な東弊重工、相変わらずのニッソ、そして如月ェ… あと個人的にパチモン博士がどう動いていたのか気になる -- 名無しさん (2020-02-02 02:41:04) - ↑避難所に平然と逃げ込んでた説を提唱するw -- 名無しさん (2020-02-04 11:05:25) - 原作者が期限過ぎても全くこの話に関心がないようなので結末が出たとしてかなり後になりそう。最近は5000番コンテストに精を出してるようだ -- 名無しさん (2020-02-05 07:04:13) - 5000番コンテストにこれの続き出すか、その後には出ると思うから気長に待とう -- 名無しさん (2020-02-14 10:22:49) - 結局続き全然来ないな -- 名無しさん (2020-03-26 03:10:08) - 冷静に考えたら、人間だけでなく、地球の神や妖怪や亜人達に取ってもヤバイ自体なわけか・・・ -- 名無しさん (2020-04-16 12:56:16) - 間違えた。自体→事態 -- 名無しさん (2020-04-16 12:59:46) - 生物得意なニッソは本気出したらサーキックと良い勝負出来そうだし下手に参戦出来ないんじゃ・・・あいつら半分ギャグ団体の雰囲気だけどケテル生物量産できる技術は普通にあるからね -- 名無しさん (2020-05-10 04:11:52) - ↑緋色の鳥とか管理しきれてないあたりそこまでいい勝負できない気がする。サーキック関連の神はちょっとレベルが違うやばい奴な風格を醸し出してるし -- 名無しさん (2020-05-24 04:49:47) - これと「原始サーキック」をコラボさせたら更に熱い展開に -- 名無しさん (2020-06-14 13:19:06) - SCP-650-JPは娘を守る為に立ち上がれたのだろうか -- 名無しさん (2020-06-20 04:03:12) - ↑4「絶対に逃すな!←ごめん^^;」をやらかす組織なので…生物創り出すまでは上手いんだけどその後がガバガバだし研究者気質だから作戦行動に向いてなさそう -- 名無しさん (2020-07-07 14:14:07) - 誤字の修正を行いました。 -- 名無しさん (2020-07-17 20:27:53) - ラストエピソードは映画館で!前売り券を買うとにくにくしいキーホルダーが付いてくる! -- 名無しさん (2020-09-10 15:56:31) - ヘッドカノンを確定させるのを避けて結末は描かないみたいな方針だったりするのかな?要するに「結末はそれぞれの人次第でいいよ」みたいな? -- 名無しさん (2020-09-16 22:16:09) - fgo一部みたいに一年遅らせてもいいから続きを…二年でもいいから… -- 名無しさん (2020-12-23 03:33:18) - そもそも結末書く気あったのかな 書かれたの何年も前だし カリーニンの例とかで期待しすぎたか -- 名無しさん (2021-01-27 23:13:26) - もう三年か… -- 名無しさん (2021-03-21 20:58:24) - 3月末にちょっとCSS弄ったみたいだけどやっぱ続き書く気はないのかな -- 名無しさん (2021-04-08 03:08:06) - とうの昔にXデーを過ぎたのに、一向に「財団の報告書の更新が無い」ことそのものが結末だったりして -- 名無しさん (2021-04-10 10:32:53) - どの結末書いても文句言われるだろうしこれでいいのかもね サーキックカルトについては原著者がやや方針転換してるし -- 名無しさん (2021-06-16 01:12:25) - 6140だと近い未来のダエーバイトの復活が明らかになって(これよりは小規模だけど)同じような状態になってた なお結果 -- 名無しさん (2021-07-19 23:59:33) - 記事としては「いったい財団の明日はどうなるのか!?」で結末は書かないままの方がワクワクさせていいのかもね それはそれとしてtaleあたりで語られてほしい感じはある -- 名無しさん (2021-07-22 04:57:32) - 2217の後にサーキックの設定が生まれたなら、現状の解説の仕方はかなり悪いのでは?原文にはサーキックのサの字もない -- 名無しさん (2021-10-22 16:48:27) - リアルタイムで展開するつもりなかったなら数十年後とか数百年後とかもっと先の未来とかに設定することも出来たのに、なんで2019年なんて設定にしたんだろう -- 名無しさん (2021-11-06 20:32:49) - ↑そりゃこうやって話題性持たせれるからでしょ、ストーリー的にもタイムリミットが遠いと緊迫感ないし -- 名無しさん (2022-05-18 15:58:16) - オールスター感あってワクワクする -- 名無しさん (2022-08-19 13:46:23) - 全く関係ないけど、現実ではこの頃に「疫病」が流行り始めたんだったなぁ…… -- 名無しさん (2022-11-27 23:30:27) - 更新されないってことはみんな仲良くお肉になってしまったんだろうな -- 名無しさん (2023-10-09 00:01:06) - ↑普通に勝ったっぽい 以後の本家の報告書ではこの戦いに勝った後の収容が行われたオブジェクトとかがちらほら出て来る -- 名無しさん (2023-11-25 07:47:57) - ↑何それ知りたい -- 名無しさん (2023-11-30 19:18:01) - 『忘却のアディウム』で第二次肉の戦争についてやってるから、この戦いの後も生き延びたことが分かる -- 名無しさん (2024-01-20 19:26:53) #comment #areaedit(end) }

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