SCP-2934

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&font(#6495ED){登録日}:2017/05/22 Mon 22:54:17 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&bold(){アイデア合格、技術面も合格。だがその男は些細なことを見落としていた。}} SCP-2934とは、怪奇創作サイトである「[[SCP Foundation]]」の本部において発見されたオブジェクトの一つである。 オブジェクトクラスはSafe。 *概要 SCP-2934が何かというと、&bold(){18歳程度と見られる白人女性の遺体}である。 ただし、この遺体、何者かの手によって大きく&font(#f00,b){「改造」}が施されている。 まず、遺体の両手首と足首が乱雑に切り落とされている。 傷の状態から、息のあるうちに鈍らな刃物で数日間かけて切断されたものとみられる。うへぇ… 続いて、遺体の顔に貼り付けられている物品。これは「ドリームキャッチャー」と呼ばれる装飾品である。 ドリームキャッチャーについて軽く説明すると、円盤を羽などの飾りとをヒモで結んで天井から吊り下げるもの。元々は北米のインディアンに伝わっていたもので、ベッドの上から吊り下げて魔除けとして使われていた。 この遺体には大小2つの円盤でできたドリームキャッチャーがくっつけられている。 顔に直接貼り付けられているのは大きい方の輪で、内部に複雑なヒモの紋様が付いている。そして大きな輪に小さな輪が付属しており、そちらにはレゴブロックで作られたアンテナらしき物体が取り付けられている。 この大小2つの円盤をまとめてSCP-2934-1と呼称する。 さらに、遺体のおでこが切開され、USBケーブルが突っ込まれている。 体内の方は脳の中心まで延びているが、どこにも接続されていない。 一方の体外の端はCPU基盤に繋がれており、それに取り付けられている液晶画面は、電源がないにも関わらず常に一定の文字列を表示している。 &font(b){「22 04 2011 LIFE 0 TRANSMIT READY」} これがその文字列。 USBケーブル・CPU基盤・液晶画面をまとめてSCP-2934-2と呼称する。 ついでに、遺体の口の中にはどういうわけか紙が4枚突っ込まれている。 うち3枚はそれぞれ''「KOMPETENCË」「BESIM」「AUTORITET」''と鉛筆で書かれており、残る1枚は中年男性の低解像度の顔写真である。 そしてこの遺体、一般的に使われる保存料を一切含んでいないにも関わらず、全く腐らない。皮膚が青白いことを除けば、たったいま死んだかのような状態を保ち続けているのだ。 SCP-2934は、いわば遺体をベースとして組み立てた、いびつな「マシン」なのである。 このマシンそのものは特にどうということはない遺体なのだが、これが起こす現象が問題。 *夢と権威者 SCP-2934の周囲700メートル以内にいる人間はSCP-2934の影響を受け、「SCP-2934-A」が発生する。 彼らが眠った場合、必ず特定の男性キャラクターが出てくる夢を見ることになるのだ。 この男性キャラクターは常に以下の特徴を持っている。 ・およそ50歳 ・身長180から200センチメートル ・後退した生え際 ・灰白色の髪色 ・太く濃い眉毛 ・幅広い顔と体格 ・幅広く高い鼻 ・比較的日焼けした血色の良い白人 ''なんかやたらと設定詳しいな!?'' そして夢を見た人たちは一様に、このキャラクターを「&ruby(ンドレッツ・ゲガ){Ndrec Gega}」と呼ぶ。 ついでにオブジェクトの口内に突っ込んであった写真を彼らに見せると、「そうです!この人がンドレッツ・ゲガです!」と言われる。 さて彼らがどんな夢を見ているのかというと、常に「ンドレッツ・ゲガ」が偉い立場にいて、自分に対して親身に接してくれ、最終的に自分にとって非常にプラスな展開になる、という流れが共通している。 実験結果が3例あるので、それぞれ要約するとこんな感じ。 ・「失業していた僕を、僕の母校の小学校校長になったンドレッツ・ゲガさんが個人秘書として雇ってくれました!ゲガさんは僕に3回も髪型の相談をしてくれて、とても僕のことを信頼してくださっているようです!」 byエージェント・バートン ・「私はクルーズ飛行船の一等航海士で、ンドレッツ・ゲガさんは船長でした。彼は私に3回も舵取りを任せてくれて、ヨーロッパコマドリとぶつかって危うく飛行船が墜落しかかると、ご自身で見事に立て直してくださりました。最後にはオスカー像の頭を私にくれました。」by D-163758 ・「あたしはシャンプー工場でオレンジジュースを入れる仕事をしてて、ンドレッツ・ゲガは工場の監督。視察に来るたびにいつもあたしを抱きしめてくれるわ。彼は生産ラインに向けてハッピーバースデーを歌うと能率が3倍に上がることを発見して、そのことに関するインタビューであたしのことをとても良く言ってくれたわ。おかげで今ではあたしはアメリカ大統領よ!」 by D-767449 …なにがなんだかわからないシュールさが出ているが、まあ夢だしこんなもんか。 夢を見た人たちに対して「もしンドレッツ・ゲガ氏が実在したとしたら、上司や政治的権威者になって欲しいですか?」と尋ねると、皆して肯定的な反応を返してくる。 彼らがンドレッツ・ゲガに抱く好意は無期限に続くようだ。 …ただし、これは「夢を1回見た時」の反応である。 というのも、SCP-2934の近くにいるままだと、ンドレッツ・ゲガは&font(b,red){毎日毎日必ず夢の中に押しかけてくる}。 最初は好意的だった被験者たちも、5日も続けると一転してすっかりノイローゼに陥ってしまうのだ。 しまいには不眠症になってしまう人も出たほどである。 ちなみにこの夢、すなわちSCP-2934-Aだが、 「SCP-2934を電波を遮蔽する物質で覆う」ことで発生率を大幅に下げられる。(注:SCP-2934自体から電波が出てるわけではない) さらに、「SCP-2934-1のアンテナがついた方の輪を取り外す」ことで完封可能。 特別収容プロトコルでは、アンテナを外した上で、何重にも電波遮蔽をして保管することになっている。 ついでに収容所には睡眠スペースを設けて、すぐ実験できるようにも工夫されている。 遺体と同じ部屋でなんて寝たくないって?そこは実験だから従ってもらうよ。 *マジかよ …ところで、夢の世界で話題沸騰中のンドレッツ・ゲガ氏。''なんと実在した。''(財団世界話) 夢の外の世界におけるンドレッツ・ゲガは、アルバニアの民主党員。 アルバニア北部のArrëz e Madhe県に属する町、Dorëzにおいて、2011年5月8日に行われた町長選挙に立候補していたのだ。 んでどうなったのかというと、''壊滅的大敗を喫した。'' 理由は簡単。Dorëz町民のほぼ全てが、町長選挙の3日前までに&font(,b){「ンドレッツ・ゲガが出てくる夢を&font(#f00){12日間も連続で}見た」}と証言したのだ。 そりゃもううんざりしたくもなるわ。 さらにひどいことに、このンドレッツ・ゲガ氏、大敗北の町長選挙の翌々日に亡くなっている。 高速道路を時速180kmで暴走した挙句、道端の街路樹に正面衝突したのである。 奇しくもこの時、彼の両手両足は衝撃でもげてしまったという。なんつー最期だ。 さて、SCP-2934の口内にあった4枚の紙を覚えているだろうか。 「KOMPETENCË」「BESIM」「AUTORITET」。 実はこれ、アルバニア語でそれぞれ「能力」「信頼」「権威」を表す単語である。 それらとンドレッツ・ゲガ氏の顔写真。 SCP-2934が「出力」していたのは、''「ンドレッツ・ゲガ氏に能力・信頼・権威を持たせる夢を周囲に見せ、現実のンドレッツ・ゲガ氏にもこれらの要素を付加することに肯定的になってもらうこと」''ではなかったか。 その出力のための「入力」を紙で行なったのだとすれば、その入力を行なったのは… …他ならぬ、町長選挙を間近に控えていたンドレッツ・ゲガ氏本人の仕業だとみてほぼ間違い無いだろう。 おそらくンドレッツ・ゲガ氏は、罪もない白人女性を拉致して殺めたのち、各種の「改造」を施して、SCP-2934を組み立てたのではないだろうか。 目的は、もちろん町長選挙での勝利。 しかし、同じ夢を何度も見させられた時の住民の反応を考慮に入れていなかったのが誤算だった。 結果としてこの作戦は完全に裏目に出て、ンドレッツ・ゲガ氏の野望は崩れ去った。 そして彼は敗北のせいで発狂して暴走し、手足を失って死んだのだ。あの遺体のように。 …こうして捉えると、この物語が完全に一人の男の自業自得なストーリーとして完結する。 もし貴方が何度もSCP-2934-Aを見させられたら。 あるいは、もし貴方がンドレッツ・ゲガの本性に気がついたなら。 おそらく、口から出る言葉は一つだろう。 さあみんなで叫ぼう、 #center(){&sizex(7){&bold(){SCP-2934&br()&br()&ruby(マジかよ、ンドレッツ・ゲガ最低だな){WTF I hate Ndrec Gega now!}}}} %%項目名オチじゃねえか!というのは言っちゃダメ%% &i(){「右も左もわからずアニヲタwikiを彷徨っていた私にゲガさんが声をかけてくれました}。 &i(){メンバー登録の仕方からテンプレの使い方までゲガさんが丁寧に3回も教えてくれて、おかげで私は項目の&bold(){追記・修正をお願いする充実した毎日}を送っています!」} #center(){&bold(){\マジかよ、ンドレッツ・ゲガ最低だな!/}} ---- #right(){ SCP-2934 - WTF I hate Ndrec Gega now! by Buttfranklin www.scp-wiki.net/scp-2934 ja.scp-wiki.net/scp-2934(翻訳) この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。 } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,25) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
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