BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣

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&font(#6495ED){登録日}:2018/07/19 (木) 00:45:51 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 16 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&color(deepskyblue){駆け足の"きれい"は}&color(hotpink){過ぎていく}} 『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』は、2017年3月30日に[[コーエーテクモゲームス]]より発売されたPSvita、PS4用ゲームソフトである。 #contents() *【概要】 ジャンルは「ヒロイックRPG」。もっとわかりやすく言うと[[魔法少女]]系RPG。 同社のゲームブランドであるガストによる企画『ガスト美少女祭り』の第3弾として発表された。 「年一で[[アトリエシリーズ]]を出す企業」だったガストが、コエテクの後ろ盾を得て送り出した当時の完全新規IPである。 女子高を舞台とした青春劇であるため、&bold(){登場人物は全員JK}という潔い作品。 イラストレーターの[[岸田メル]]がキャラクターデザインに加えて監修を務めている事で話題となった。 マップ風景の質感や舐めるようなカメラアングルなど、彼の&font(l){性癖}こだわりが随所に散りばめられている。 シリーズ構成に時雨沢恵一、五十嵐雄策、夏海公司という電撃文庫の&s(){クセの強い}看板作家たちを迎えており、 美少女たちは時にシリアスに、時にトチ狂って生き生きと動く。 音楽面や美少女を愛でるゲームとしては評価が高いがRPG作品としては粗も多く、トータルでの評価が分かれやすい作品。&footnote(お陰で「ゲーム付きサントラ」「ゲーム付き[[百合]]ラノベ」などと呼ばれる事も。この辺りの批評は[[続編>BLUE REFLECTION TIE/帝]]の製作に生かされている) その尖りきったコンセプトのおかげで根強いファンを得て続編プロジェクトの立ち上げに成功。 『ガスト美少女祭り』企画における最大の成果物となった *【ストーリー】 星ノ宮女子高等学校。 都心からやや離れた郊外に位置する、全国有数の女子高校である。 普通科と特待科を有し、特待科には様々な分野に秀でた多くの才能あふれる生徒たちが集まってくる。 主人公・白井日菜子もその一人。 将来を嘱望される天才バレエダンサー&font(l){  }のはずだった。 一年前、海外のバレエコンクール本選を前にして、足に重い怪我を負ってしまうまでは。 彼女は怪我の後遺症で、二度とバレエを踊れなくなった。 星ノ宮の特待科への入学の話はなくなり、代わりに普通科に入れてもらえることが決まったが、バレエを失った彼女は学校に行くことさえできなかった。 いつか足が治るかもしれないと信じて、動かない足を無理に動かしては絶望する日々を送っていた。 やがて春が終わり、夏が来る。 彼女は初めて星ノ宮の制服に袖を通す。 学校には、彼女が想像もしないような出会いが、待っていた。 *【ゲームシステム】 日常パートと戦闘パートを交互に挟みながらストーリーを進めていく形式。 日常パートでは様々なキャラクターと交流を深め、彼女達の抱える悩み、問題に触れていく事になる。 戦闘を攻略して問題を解決した後は各キャラ個別の『絆エピソード』(いわゆるサブストーリー)が発生し、 メインストーリーとは異なる彼女達の悩みに応えていく事になる。放課後デートをして好感度を上げていく事で進行可能。 戦闘パートでは悩みに直面したキャラクター達の深層心理の世界&bold(){『コモン』}に入り、 魔物を倒しつつ各キャラクターの抱く感情、想いが結晶化した存在&bold(){『フラグメント』}を回収しに向かう。コモン内部での挙動はアトリエシリーズに近い。 戦闘はアクティブタイムバトル方式を採用しており、タイムライン上の敵味方の行動順を上手くコントロールするのがポイント。 ストーリーを進めると&bold(){『原種』}と呼ばれる巨大な怪物が襲来し、これを撃退しなければならない。この原種を全員倒す事がゲームの主目的である。 原種戦ではリフレクター以外のキャラも戦闘に参加し、『サポートスキル』を用いて後方支援をしてくれる。 ただしパーティメンバーがダメージを食らいまくると&bold(){逃げる}。&font(l){命の危険の前には友情など無力なのである。}しばらくすると帰ってくる。 *【用語】 ・リフレクター コモン内部に存在する魔物や現実世界に侵攻してきた原種と戦い、世界の平和を維持するための存在。要は魔法少女的なアレである。 人間の感情をエネルギー源として戦うため、コモン内部でしか変身出来ない。 ・コモン 人間の集合的無意識の世界。 喜びや悲しみなど、人間なら誰しも持っている感情をベースに形作られている。 『喜』『怒』『哀』『恐怖』の4つの世界に分かれており、時には隣り合った2つの感情が混ざりあった世界も生まれる事がある。 リフレクターとなった者だけがこの世界に入り込む事が出来る。 内部には感情が産んだ魔物がウヨウヨしているため、こいつらをぶちのめしながら探索を行っていく事になる。 ・フラグメント 人間の強い感情が結晶となってコモン内に出現したもの。作中では「想いの欠片」などと表現されている。 人間の感情は移ろいやすいため、よっぽど強い感情でもない限り存在し続ける事は稀。基本的には出現と消失を繰り返す。 ずっとコモン内に出続けていると興味を持った魔物達が攻撃をし始め、フラグメントの持ち主の精神に悪影響が表れる。最終的には&bold(){マインドクラッシュ}される。 フラグメントの持ち主の感情を理解する事で「固定化」が行われ、フラグメントを装備品として装着出来るようになる。 コモンで採取したり魔物を倒せば回収できる素材を使って強化することも出来、組み合わせ次第ではチートレベルの威力を発揮する。 ・原種 巨大な化け物。コモンではなく現実世界に出現する。 リフレクターと同様人間の感情をエネルギーにして暴れまわる。 こいつらが出現している間には、現実世界でもリフレクターの力を発揮する事が出来る。 放っておくと世界を滅ぼしにかかる迷惑な存在だが、&bold(){全員倒せば何でも一つ願いが叶う}とされている。 #region(正体) [[100万年周期で世界の支配権を賭けて戦う>仮面ライダー剣]]「[[神候補>アンデッド(仮面ライダー剣)]]」。 前回の&s(){バトルファイトの}優勝者は「想いの力」に目をつけ、強い思いの力を持つ人類を利用することで圧倒的な勝利を収める。 そして次の戦いに備え、世界を人類の繁殖に適した環境に作り変えた。これが現在の地球である。 #endregion ・星ノ宮女子高等学校 ゲームの舞台となる学校。 普通科と特待科の2クラスに分かれている。 普通科では一般的な高校と同様の授業が実施されているが、特待科では芸術的な才能を持つ生徒達に向けた特別なカリキュラムが組まれている。 世界に22箇所存在する「特異点」の一つであり、コモンに入る事が出来たり原種が攻め込んできたり、リフレクターと関わりが深い地域。 この影響で校舎の敷地内にいる人間の感情が暴走しやすくなっており、 &bold(){大体いつも生徒の誰かしらが笑い転げたり号泣したりブチ切れたり恐慌状態に陥ったりしている}。ちょっと学校が心配である。 *【登場人物】 3人の固定パーティメンバーと、原種戦のみに参加するサポートメンバーに分かれる。 **[パーティメンバー] ・白井 日菜子 (CV:[[高田憂希]]) 主人公。ユズとライムからは「ヒナちゃん」と呼ばれている。 かつては将来有望を通り越した天才バレエダンサーだったが、怪我が原因でバレエの道を閉ざされてまう。 齢16にしてすべてを失いしばらく登校拒否状態だったが、夏を目前にして初登校。 登校初日に同級生のユズとライムと出会い、二人に流される様にして魔法少女『リフレクター』になる。 当初は化け物と戦っていく事に難色を示していたが、 「原種を全て倒せば何でも一つ願いが叶う」というライムの言葉を受け、足を治療するためにリフレクターとして戦い続ける事を決意する。 こんな過去があるため精神的にかなり参っており、物語の序盤では人間関係にも無頓着で割と刺々しい言動が目立つ。 「努力する天才」であったが故に、ただの「バレエを奪われた&bold(){バレエ廃人}」になってしまった彼女がリフレクターの活動を通じてどのように再起、成長していくかが物語の見所である。 故に本編を最大限に楽しむには彼女の過去を良く知ることが肝要なのだが、本編ではキャラ紹介程度にサラッと流されてしまうという難点がある。 &bold(){本当の意味で過去を知りたければ初回特典の短編小説が必須}(だった)。現役ベテランラノベ作家の手で描かれる彼女の努力と挫折は単なるあらすじ密度が段違いであり、本作の残念な点の一つとして挙げられるほど。 2021年に[[続編>BLUE REFLECTION TIE/帝]]が発売され、そこで過去と現在の心境が描かれることで大きく緩和されたが、可能ならばなんとかして読みたいところである。 リフレクター変身時には、&color(deepskyblue){蒼}と&color(hotpink){ピンク}を基調としたチュチュのような衣装を身に纏う。そして何故か眼が&color(deepskyblue){オッド}&color(hotpink){アイ}に。 露出が大きくなると分かりやすいが、[[結構なサイズのものをお持ち>巨乳]]。 武器は&bold(){剣}。普通に斬ったり払ったりする他、エネルギー弾を飛ばして攻撃する事も出来る。 技名はバレエ用語から取ったものが多い。 近接武器なので技モーションも若干激しく、ちょくちょく&bold(){パンツが見えてしまう}。 ゲーム上ではどちらかと言うとサポート寄り。 続編の彼女とは使い勝手が大きく異なるので、ポロロッカした人は注意しよう。 ・司城 夕月 (CV:高野麻里佳) 日菜子のクラスメートでリフレクターの一人。通称「ユズ」。 日菜子が学校に通い出すちょっと前に編入してきた転校生。 ライムと共に日菜子をリフレクターに誘った。要するに&bold(){ヒロインでありながらマスコット}の役割も兼任する。 知り合ったばかりのはずの日菜子をとても大切に思っている。 ライムとは&bold(){双子じゃないけど同級生の姉妹}という珍しい関係。 明るく天真爛漫な性格で、一度仲良くなった相手はあだ名で呼ぶ事が多い。 リフレクターの活動のためには手段を選ばない傾向にあるライムの行動を諌める役目も担っている。 アニメ観賞が好きで、映画を見に行く事もある。 年齢に対してやや幼い印象を受けがち。だが&bold(){勝利ポーズで揺れる程度にはある。} リフレクター変身時には&color(violet){紫色}の衣装に変化。武器は&bold(){杖}で、魔力の弾を放って攻撃する。 ゲーム上では最も頼りになる子、それ故に&bold(){本作をRPGとしてクソゲーにしている戦犯}。 なぜならスピードタイプの彼女はパーティで最初に行動する事が多いのだが、全体攻撃スキル『グレイプウェイブ』を習得するとこれを開幕ぶっぱするだけで9割方戦闘が終わってしまうのである。 ただひたすらに&bold(){あざといポーズとともに&color(#FFC9D2){揺れるちっぱい}を眺める作業}が許せるかはあなた次第。&s(){許せるなぁ…} ・司城 来夢 (CV:秦佐和子) 日菜子のクラスメートでリフレクターの一人。通称「ライム」。 ユズと同じく転校生。日菜子の事が大好きなのも一緒。 クールでドライな性格。行動理念の最上位に&bold(){「日菜子」}と&bold(){「原種の討伐」}が据えられており、それ以外の事に対してはあまり気を払わない。 そのため「何を考えているのか分からない」「ちょっと怖い」といった印象を周囲に与えてしまう事も。 ユズ同様にアニメ観賞が趣味。自分のイメージに合わない事は自覚しているのか、指摘されるとちょっと恥ずかしがる。 リフレクター変身時には&color(lime){緑色}の衣装に変化。武器は&bold(){熊のぬいぐるみ}。 3人の中で&bold(){一番貧相な肉体と一番高い露出度}を併せ持つ。変身バンクの時だけ微妙に揺れる所にスタッフの拘り&s(){妄執}が見られる。 ゲーム上では鈍足な代わりに攻撃力が伸びやすい、パーティのメインアタッカー。 …なのだが、普段はユズちゃんのせいであんま出番がない。 戦闘力の高さに反して、ぬいぐるみそのものの見た目は非常に愛くるしい。&bold(){中盤までは。} **[サポートメンバー] ・森川 更紗(CV:加隈亜衣) 準メインキャラクターその1。日菜子の同級生。特待科所属。 バレエをはじめとした様々なダンスに秀でており、 中学時代には日菜子と競い合っていた天才バレエダンサー。日菜子とはライバル兼親友兼理解者みたいな間柄。 彼女にとって日菜子は目標であり憧れの存在であったため、日菜子が怪我で再起不能になった話を聞いた時には大いに動揺していた。 動揺が転じて日菜子にキツい事を言ってしまう事もあるが、日菜子のためにリハビリの本を読んだりするなど根の部分では優しい心の持ち主。 多忙な麻央の代わりに文化祭の実行委員会に出席するなど、人当たりもいい。 ヤンレズその1。 サポートスキルは『勇壮の舞踏』。味方単体の攻撃力を上昇させる。 バレエのステップで味方を鼓舞してくれるが、脚を高く上げる動きのせいで&bold(){かなり際どい}。 絆エピソードもバレエに関するもの。 そんな重要人物なので、続編にも回想シーンで名前とシルエット(と一言)が登場する。 ・蜷川 麻央(CV:内山夕実) 準メインキャラクターその2。日菜子の同級生。 幼少期から天才子役として芸能生活を送っており、現在に至るまで女優業を続けている。 そのため抜群の演技力を誇る。 女優としての実力もさる事ながら、それを鼻にかけず人当たりも良いため、いつもクラスの中心にいるような存在。 身長170cmとかなり背が高い。 サポートスキルは『コールエクスキュート』。 電話で呼び出した&bold(){ドローン軍団で爆撃}を行い、敵単体にダメージを与える。 原種戦時には学校の敷地外の時間が止まっている、という設定があるため、ドローンがどこからやって来るのかは作中最大の謎。 絆エピソードでは文化祭実行委員会の活動を通じて、彼女の在り方が描かれる。 千紘と並んで岸田メル氏の好きな登場人物なのだとか。 ・斎木 有理(CV:[[佐倉綾音]]) 準メインキャラクターその3。日菜子の同級生。特待科…ではなく&bold(){特殊教育課程}に進んでいる。 &bold(){IQ300}という僕の考えた最強キャラみたいな頭脳の持ち主。 サヴァン症候群の症状を発しており、理系分野において圧倒的な才覚を持つ。 作中ではなんか難しそうな論文を書いており、Nature的な学術雑誌に掲載されていた。 星ノ宮女子高等学校を中心として空間に揺らぎが発生している事を見抜き、 独力でリフレクターやコモン、原種などの存在に気付くなど、知力に関しては他の追随を許さない。 加えて&bold(){日菜子よりデカい}(日菜子の主観なので主観フィルター入っている可能性あるが)。 一方で感情というものに疎く、自分が感情表現するのも他人の感情を推し測るのも苦手。 ついでに生活力や社会常識も皆無であり、ポンコツとか世間知らずといったレベルを超越している。 端的に換言すれば、「 &bold(){あ ざ と い} 」。 だからかは知らないが、真夏なのに&bold(){長袖。水着を着せても長袖}。 [[天才はいついかなる時でも厚着>シュウ・シラカワ]]をしなけれならない決まりでもあるのか? サポートスキルは『絶命のクーゲル』。 なんと&bold(){マシンガン}を取り出して敵単体に攻撃する。射撃時にしゃがみ込むのだが、 &bold(){Vita版では処理能力の問題でスカートの奥が丸見え}になるという特殊なバg…仕様が存在する。 絆エピソードは特殊な形式になっており、他のキャラとの会話を通じて感情を理解していく。 #region(その後のネタバレ) ED後の一度リセットされた世界でも…というよりむしろそっちの方で深くリフレクターに関わる事となり、「澪」ではAASAの一員として登場、「帝」の靭こころと物理的に並び立つシリーズを繋ぐ人物へと昇格した。 「燦」でリフレクターとして実装される可能性にも期待できそうである。 #endregion ・西田 早苗(CV:千本木彩花) 日菜子のクラスメート。 日菜子とは同じ中学出身で、同い年ながらバレエで活躍する日菜子をずっと慕っていた(直接の面識は無かったようだが)。 日菜子の登校初日に出くわし、日菜子と学校生活を送れる事を喜んでいた…が、&bold(){喜びの感情が昂り過ぎて暴走してしまう}。日菜子のコモンデビューのきっかけとなった。 初対面でこんな感じだからヤンレズ疑惑をかけられがちだが、別にそんな事は無く普通にいい子。 料理部に所属しており、中々の腕前を持っている。 原種戦で使用するサポートスキルは、味方全体のHPを回復する『応急丁寧手当』。 モーションではリフレクター一人にしか治療を施していないように見えるが、ちゃんと全員回復する。 絆エピソードでは&bold(){ラッパーになる}。 ・真田 凛(CV:伊藤はるか) 日菜子のクラスメート。 片想い中の他校の先輩とどう接していけば良いのか悩んでおり、日菜子達に相談にのってもらう事に。このゲームでは珍しいノンケ。 テニス部に所属しており、先輩達からも信頼されている様子。 運動部なので身体を動かす機会が多いのだが、食べる事が好きでしょっちゅう買い食いや食べ歩きをしているせいで体型はぽっちゃり気味。 原種戦でのサポートスキルは、敵単体にダメージを与える『サービスエース』。 テニス部らしくサーブショットで攻撃するが、ジャンプする際にテニス部らしく&bold(){パンチラする}。 アンスコを穿いている訳でもないのに、躊躇無くジャンプし生パンツに包まれたお尻を披露してくれる。 絆エピソードでは文化祭で行うテニス部の出し物を決めるために奔走する。 ・鳴宮 圭(CV:[[徳井青空]]) 日菜子のクラスメート。 なかなかクラスに馴染めない(馴染もうとしない)日菜子を見かねて、日菜子と仲良くなろうとする。 困っている人を見かけると黙っていられない性格で、とにかく何とかしてあげたくて色々世話を焼いてくるタイプの子。 ちょっと抜けている所があるのでトラブルに発展しそうになる事もあるが、とにかく真っ直ぐな人柄ゆえに周囲からの人望は厚い。 バスケ部に所属しており、かなり運動神経に恵まれている。 日菜子と知り合って間もない頃はバレエダンスをバレーボールと勘違いしたり、 怪我をしている日菜子にスポーツ勝負を挑んだりするなど、地雷をことごとく踏み抜いていく。 サポートスキルは『パワーシューター』。 バスケのチェストパスを行い、凛と同じく敵単体へダメージを与える効果を持つ。シュートではなくパスで攻撃。 絆エピソードでは&bold(){バスケ部の先輩にタメ口を利いていた}事が原因で人間関係に思い悩む。そりゃそうなるわな…。 ・一之瀬 亜子(CV:花守ゆみり) 日菜子のクラスメート。 ジャーナリスト志望で、学校一の情報通でもある。 日菜子達が魔法少女であると見抜いた(?)事がきっかけで知り合い、どこかミステリアスなユズとライムの私生活に迫ろうと日菜子と共に双子の尾行をする。 かなり厳格な父親がおり、お小遣いが少ない事を嘆いている。 放送部に所属しており、昼休みの全校放送を行う事も。 ゲーム内では他の登場人物をゲストに招き、各キャラにちょっとしたインタビューを行っていく(例えばユズが参加した際には一発ギャグ10連発を披露し、見事に滑り倒した)。 サポートスキルは『激励のオンエア』。味方全体の待機時間を短縮する。 放送を使って味方を応援してくれるが、更紗以上に脚を高く上げる動きのせいで&bold(){本当に際どい}。 絆エピソードでは&bold(){YouTuberになる}。 ・菅本 しほり(CV:[[小松未可子]]) 日菜子のクラスメート。 お洒落が大好きでファッションや美容の話に詳しく、友達の相談にのる事も多い。 その容姿やスタイルからかなり異性にモテるが、それが原因で同性の友達を敵に回す事もある。 本人に悪気は無いのだが、男友達(彼女持ち含む)の方が勝手に惚れてしまう…という罪作りな少女。 サポートスキルは『ミラクルコスメ』。コスメをばら撒いて味方単体の速度を上昇させる。そういう使い方なの? 絆エピソードでは&bold(){日菜子のパンツを強奪}し、&bold(){自らそのパンツを穿こうとする}。 ヤンレズその2。 ・井上 千紘(CV:[[諏訪彩花]]) 日菜子のクラスメート。 恥ずかしがり屋で引っ込み思案な女の子。 人と喋る事が苦手で、途切れ途切れに言葉を発する。ぶっちゃけコミュ障。 他人に対して悪意を抱く事が無く、自分をいじめていた女子に対しても気遣いが出来るほど心優しい性格。 手先が器用で、ぬいぐるみやスマホケースを自作しては日菜子にプレゼントしてくれる。 作中では彼女が学校の敷地内に設置した小さなぬいぐるみを探すイベントが存在する。&bold(){見つけても特に何も起こらないが}。 サポートスキルは『不思議なトイ』。味方全体の戦闘不能状態を回復する(生き残っているキャラはHPが回復する)。 &bold(){かざすだけで瀕死の人間を復活させるぬいぐるみ}を量産できる異能の持ち主。 絆エピソードでは人見知りを改善しようと奮闘する。 ちなみに岸田メル氏の好きな登場人物の一人でもある。 理由は&bold(){「頭のおかしい子が好き」}だから。 ・多谷 史緒(CV:白城なお) 日菜子の同級生。特待科所属。 ピアノの実力者で、幼少期から続けていたためか絶対音感を獲得している。本人のピアノにかける情熱も尋常ではない。 無意識の内に考えている事が口から出てしまう、という欠点を持っている。 本音を建前で隠す事が出来ない上に本人が結構マイペースな性格の為、話し相手は大抵の場合イラッとする。 SEの父親がおり、&bold(){『デスマーチ』}や&bold(){『トリアージ』}など妙なカタカナ語に詳しい。 特にデスマーチは半ば彼女の信条となっており、「追い詰められれば追い詰められるほど良い成果が生まれる」という危険な思考に繋がってしまっている。 サポートスキルは『コンプリートハーモニー』。味方全体にHPがじわじわ回復する効果を付与する。 ピアノを演奏して味方を癒しているとの事だが、スキルモーションは演奏というより指揮っぽい。 絆エピソードではストイックさに磨きがかかり、日常生活に支障を来し始める。 ・三井 香織(CV:清水彩香) 日菜子のクラスメート。 ギャルっぽい見た目に反して、スマホゲーとまとめサイト巡回が趣味のライトオタ。 中学時代には陸上部に所属していたものの、本編の時点で既にやめてしまっている。 何をやってもあまり長続きしない、無気力系キャラ。 梨佳とは中学時代からの友達。陸上への復帰をしつこく誘ってくる梨佳には辟易しているが、 中学時代よりも実力の伸びている彼女に複雑な感情を抱いているあたり、なんだかんだ言って未練はある様子。 サポートスキルは『レイジキッカー』。缶蹴りの要領で空き缶を蹴り飛ばして敵単体を攻撃する。 ローアングル気味なせいで&bold(){しっかりパンツが見える}。 絆エピソードでは&bold(){コスプレイヤーになり、ショタコン疑惑が発生}。 ・芳村 梨佳(CV:[[茅野愛衣]]) 日菜子のクラスメート。 中学時代から陸上を続けており、本編でも陸上部に所属している。 部内では特別足が速い訳ではないものの、走っている最中の爽快感や自己ベストを更新する達成感などを楽しんでいる。 香織とは中学時代からの友達。陸上をやめてしまった彼女に戻ってきてもらいたいようで、しょっちゅう声をかけている。 割とどこにでもいる普通の女の子であり、自分にこれといった個性、特徴がない事を気にしている。 そのため「普通」という言葉に対して抵抗があり、誰かに「普通だね」などと言われると怒る。 しかし本人の思いとは裏腹に、勉強にせよ部活にせよ普通の結果しか出ない事が目下の悩み。 サポートスキルは『普遍のアナライズ』。&font(l){スキル名にまで「普遍」とか入れられててかわいそう…。} タブレットPCを使って分析を行い、戦況を理解&bold(){したつもりになって}味方単体の防御力を上げる。 陸上選手というよりマネージャーっぽい能力。 絆エピソードでも普通に部活に打ち込む。 *【原種】 デザインはイラストレーターの[[Yocky>https://twitter.com/Yockyy]]。 ・イェソド 第1の原種。[[アルテマな兵器>アルテマウェポン]]が腐ってゾンビになったようなやつ。 お供の破壊可能部位は「タイト」「ダティ」「デジャ」。 最初の相手であると同時に最後の相手でもある。ある意味印象深い。 ・コクマー 第2の原種。ドリル戦車みたいなやつだが、ドリルの数がとにかく多い。 お供の破壊可能部位は「イース」「ウェス」。 ・ティファレト 第3の原種。[[第15使徒>アラエル(新世紀エヴァンゲリオン)]]をメカニカルにしたような機械の翼の化物。 お供の破壊可能部位は「ゴンブル」「ヴァスパ」「イガイト」「ラクトル」。 「帝」にはティファレトの意匠をもった特別なボスエネミーが登場するが…? ・ネツァク &bold(){Q.「フィギュア化希望?」(K.Kさん、ド田舎在住)} &bold(){A.「ふざけないで」(M.Hさん、月ノ宮在住)} 第4の原種。大きな馬上槍を携えた空飛ぶ女性型&bold(){巨大ロボット}。 お供の破壊可能部位は「サンドラゴ」「ウィンドラゴ」。 PVやOPでもしょっちゅうでていたあいつ。日菜子たちをこれまでにない危機に追い込んだ。 …が、パワーアップイベントのかませになってしまい最後に出てきたのに最初に殲滅された。 でも&bold(){本編以外なら本気出す}とばかりに他所では大暴れしており、 [[リディー&スールのアトリエ>不思議シリーズ(アトリエ)]]ではDLCで最終最強のボスエネミーとして登場、 「澪」では第15特異点のリフレクターと住民たちを消滅させた。 ロボ型エネミーのリューク系の親玉だろうか? ・??? #region(続編にも関わる重大なネタバレ) 本作には登場しない、存在しないはずの第6の原種。「帝」のED時点でも詳細不明。 リセット後の世界で駒川詩に余計な知識を吹き込んだ、&bold(){狂言回しを愛されない悪役に転落}させた元凶。 #endregion ・ダアト 大剣を携えた巨人であり、[[前回の戦いの優勝者>相川始]]。 つまり厳密には原種=&bold(){神候補ではなく、当代の神そのもの}。 全ての原種を打ち破った少女たちに最後の試練を与える。 他の原種に相当する部位は「イバナン」と「イバイメ」。 #region(真意) まぁ早い話が[[人類を見限っており>闇の力(仮面ライダーアギト)]]、人類補完計画の類を検討。 リフレクターたちを試金石としていた。ダアトを滅ぼせば眷属たる人類も滅びるが、如何とする。 その問いに日菜子は「倒すのではなく跳ね返す(=reflect)」ことを宣言。 決戦の末に宣言どおりに自らを滅ぼすことなく翻意させた日菜子を讃え、再会を予言して神は何処かへ去っていった。 そして巻き戻った世界に原種が現れることはなく、[[犠牲になった過去のリフレクターも蘇り>BLUE REFLECTION RAY/澪]]、再び人が時に苦しみ、時に喜ぶ日常の世界が少女たちの手に取り戻された。 #endregion #region(その後) …と思いきや、続編「燦」の時点で本当に行方不明となっていた事が発覚。 結果、神の消えた世界は魔物で溢れかえり、人類は再びの世界リセットを余儀なくされる。 謎の原種の存在といい未回収の伏線も多く、今度こそ世界は安定したのだろうか? ダアトに一体何があったのか…? #endregion *【続編について】 続編は3つのコンテンツで一セットとなっており -TVアニメ「[[BLUE REFLECTION RAY/澪>BLUE REFLECTION RAY/澪]]」(2021年放映) -家庭用「[[BLUE REFLECTION TIE/帝]]」(2021年発売) -ソシャゲ「BLUE REFLECTION SUN/燦」 の3本で構成される。 時系列は「幻」→「澪」→「燦」→「帝」の順だが、「澪」は「幻」の要素もそれなりに関わってくる。 *【余談】 アトリエシリーズで知られる浅野隼人氏が音楽を手掛けていることでも有名。 同氏はこの作品への参加を最後にコエテクを退社しており、 サントラのライナーノートにて&bold(){「悪い意味ではなく、多分僕にとって一番胸の張れる、かつ、それこそ卒業アルバムとも言えるような一番恥ずかしいCD」}とのコメントを残している。 そんな経緯のあるこのゲーム、戦闘曲を中心に&bold(){音楽面の評価が非常に高い}。 評価の一例として、『みんなで決めるゲーム音楽ベスト100』にて通常戦闘曲の『OVERDOSE』が&bold(){2017年新曲部門第2位}、総合部門でも&bold(){第13回6位}にランクインしている。 ランキング上位は大体マリオやゼルダ、ゼノブレイドなどの目玉タイトルが独占していた中、プレイ人口で圧倒的なハンデを持つ本作が最上位に食い込んだのは驚異的である。 他にも軽やかでしっとりとした透明感のある日常パートのBGM、激しさの中に切なさを感じさせるボス戦闘曲など、本作の雰囲気に非常にマッチしている名曲が多い。 当初はサントラ自体がプレミアムボックス限定の付属品であったため、CD単体にかなりのプレミア価格がついていた程の人気を誇る。 一応現在はガストショップで購入可能……なのだが、正確には全曲封入のサントラではなく厳選+描き下ろし曲のセレクション盤((人気の高い戦闘曲はすべて封入されている))であるため、未収録曲やOP・EDも聞きたい方はやはり中古ショップやオークションのお世話になる必要がある。 一部の曲は&bold(){公式サイトから試聴可能}なので、興味の湧いた方は是非一度聴いてみてほしい。 追記・修正は女子高出身の人がお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 難易度はヌルゲーの部類に入るぐらい簡単。 -- 名無しさん (2018-07-19 08:28:26) - BGMは文句なし。シナリオもまあいい。キャラは最高。あとは戦闘が面白ければ神ゲーだった -- 名無しさん (2018-07-19 09:06:27) - 浅野隼人さんの楽曲は本当に素晴らしい。どの曲もキレイの一語で、夏の日の雨上がりの午後のような爽やかさがあって、それでいてどこか物悲しくて泣けるんだ。 -- 名無しさん (2018-07-19 19:43:07) - 裏技でキャラ全員下着姿にできるが一人ひとりプロポーションが異なり下着のデザインも違うというこだわりよう。見えないところにまでこだわり続ける日本人のものづくり精神を感じました(違 -- 名無しさん (2018-07-19 21:09:57) - もう……コンプリートもハーモニーもないんだよ……! -- 名無しさん (2018-07-22 00:23:11) - キャラシナリオが突飛な部分が多かったのと、ザコの強さに妙な波があったのと、素材集めがタルかった以外は結構良ゲー -- 名無しさん (2018-08-24 14:23:16) - 全てが綺麗なRPGだった。アトリエシリーズやりたくなる。 -- 名無しさん (2018-08-24 14:59:11) - 続編の発売日決まったな -- 名無しさん (2021-07-10 09:43:19) - ゲーム性の面で言えば完全にクソゲーだけどEDを見ると爽やかで深い喪失感に見舞われる不思議なゲーム。 -- 名無しさん (2021-07-10 10:01:50) - いい意味でも悪い意味でも「ゲーム付きサントラ&二次元グラビア」。帝はいい意味でも悪い意味でも尖った部分が削れてしまった。澪は…普通の深夜向け魔法少女かなぁ -- 名無しさん (2022-03-03 06:29:45) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2018/07/19 (木) 00:45:51 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 23 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- ---- #center(){&color(deepskyblue){駆け足の"きれい"は}&color(hotpink){過ぎていく}} ---- 『&bold(){BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣}』は、2017年3月30日に[[コーエーテクモゲームス]]より発売された[[PSVita>PlayStation Vita]]、[[PS4>PlayStation4]]用ゲームソフトである。&color(silver){&del(){密かにSteamでPC版が買えるけど}} #contents() *【概要】 ジャンルは「ヒロイックRPG」。もっとわかりやすく言うと[[魔法少女]]系RPG。 同社のゲームブランドであるガストによる企画『ガスト美少女祭り』の第3弾として発表された。 「年一で[[アトリエシリーズ]]を出す企業」だったガストが、コエテクの後ろ盾を得て送り出した当時の完全新規IPである。 女子高を舞台とした青春劇であるため、&bold(){登場人物は全員JK}という潔い作品。 加えて、&bold(){入浴JK・濡れスケJK・パンイチJK(の尻)・食い込みを直すJK・廊下で下着を脱ぎだすJK・床に下着がある脱衣所のJK(の脚)}などが拝めるという、オーバートップクリアマインド並みに加速した潔さを誇る。 なお、&bold(){CERO:&color(blue){C}}。男がいないからだろうか。 また、魔法少女がテーマであるため、きっちり変身バンクもある。ただ、さすがに毎回はやらない。 イラストレーターの[[岸田メル]]がキャラクターデザインに加えて監修を務めている事で話題となった。 マップ風景の質感や舐めるようなカメラアングルなど、彼の&font(l){性癖}こだわりが随所に散りばめられている。 シリーズ構成に時雨沢恵一、五十嵐雄策、夏海公司という電撃文庫の&s(){クセの強い}看板作家たちを迎えており、 美少女たちは時にシリアスに、時にトチ狂って生き生きと動く。 音楽面や美少女を愛でるゲームとしては評価が高いがRPG作品としては粗も多く、トータルでの評価が分かれやすい作品。&footnote(お陰で「ゲーム付きサントラ」「ゲーム付き[[百合]]ラノベ」などと呼ばれる事も。この辺りの批評は[[続編>BLUE REFLECTION TIE/帝]]の製作に生かされている) その尖りきったコンセプトのおかげで根強いファンを得て続編プロジェクトの立ち上げに成功。 『ガスト美少女祭り』企画における最大の成果物となった *【ストーリー】 星ノ宮女子高等学校。 都心からやや離れた郊外に位置する、全国有数の女子高校である。 普通科と特待科を有し、特待科には様々な分野に秀でた多くの才能あふれる生徒たちが集まってくる。 主人公・白井日菜子もその一人。 将来を嘱望される[[天才]]バレエダンサー&font(l){  }のはずだった。 一年前、海外のバレエコンクール本選を前にして、足に重い怪我を負ってしまうまでは。 彼女は怪我の後遺症で、二度とバレエを踊れなくなった。 星ノ宮の特待科への入学の話はなくなり、代わりに普通科に入れてもらえることが決まったが、バレエを失った彼女は学校に行くことさえできなかった。 いつか足が治るかもしれないと信じて、動かない足を無理に動かしては[[絶望]]する日々を送っていた。 やがて春が終わり、夏が来る。 彼女は初めて星ノ宮の制服に袖を通す。 学校には、彼女が想像もしないような出会いが、待っていた。 *【ゲームシステム】 日常パートと戦闘パートを交互に挟みながらストーリーを進めていく形式。 日常パートでは様々なキャラクターと交流を深め、彼女達の抱える悩み、問題に触れていく事になる。 戦闘を攻略して問題を解決した後は各キャラ個別の『絆エピソード』(いわゆるサブストーリー)が発生し、 メインストーリーとは異なる彼女達の悩みに応えていく事になる。放課後デートをして好感度を上げていく事で進行可能。 戦闘パートでは悩みに直面したキャラクター達の深層心理の世界&bold(){『コモン』}に入り、 魔物を倒しつつ各キャラクターの抱く感情、想いが結晶化した存在&bold(){『フラグメント』}を回収しに向かう。コモン内部での挙動はアトリエシリーズに近い。 戦闘はアクティブタイムバトル方式を採用しており、タイムライン上の敵味方の行動順を上手くコントロールするのがポイント。 ストーリーを進めると&bold(){『原種』}と呼ばれる巨大な怪物が襲来し、これを撃退しなければならない。この原種を全員倒す事がゲームの主目的である。 原種戦ではリフレクター以外のキャラも戦闘に参加し、『サポートスキル』を用いて後方支援をしてくれる。 ただしパーティメンバーがダメージを食らいまくると&bold(){逃げる}。&font(l){命の危険の前には友情など無力なのである。}しばらくすると帰ってくる。 *【用語】 ・リフレクター コモン内部に存在する魔物や現実世界に侵攻してきた原種と戦い、世界の平和を維持するための存在。要は魔法少女的なアレである。 人間の感情をエネルギー源として戦うため、コモン内部でしか変身出来ない。 ・コモン 人間の集合的無意識の世界。 喜びや悲しみなど、人間なら誰しも持っている感情をベースに形作られている。 『喜』『怒』『哀』『恐怖』の4つの世界に分かれており、時には隣り合った2つの感情が混ざりあった世界も生まれる事がある。 リフレクターとなった者だけがこの世界に入り込む事が出来る。 内部には感情が産んだ魔物がウヨウヨしているため、こいつらをぶちのめしながら探索を行っていく事になる。 ・フラグメント 人間の強い感情が結晶となってコモン内に出現したもの。作中では「想いの欠片」などと表現されている。 人間の感情は移ろいやすいため、よっぽど強い感情でもない限り存在し続ける事は稀。基本的には出現と消失を繰り返す。 ずっとコモン内に出続けていると興味を持った魔物達が攻撃をし始め、フラグメントの持ち主の精神に悪影響が表れる。最終的には&bold(){マインドクラッシュ}される。 フラグメントの持ち主の感情を理解する事で「固定化」が行われ、フラグメントを装備品として装着出来るようになる。 コモンで採取したり魔物を倒せば回収できる素材を使って強化することも出来、組み合わせ次第ではチートレベルの威力を発揮する。 ・原種 巨大な化け物。コモンではなく現実世界に出現する。 リフレクターと同様人間の感情をエネルギーにして暴れまわる。 こいつらが出現している間には、現実世界でもリフレクターの力を発揮する事が出来る。 放っておくと世界を滅ぼしにかかる迷惑な存在だが、&bold(){全員倒せば何でも一つ願いが叶う}とされている。 #region(正体) [[100万年周期で世界の支配権を賭けて戦う>仮面ライダー剣]]「[[神候補>アンデッド(仮面ライダー剣)]]」。 前回の&s(){バトルファイトの}優勝者は「想いの力」に目をつけ、強い思いの力を持つ人類を利用することで圧倒的な勝利を収める。 そして次の戦いに備え、世界を人類の繁殖に適した環境に作り変えた。これが現在の地球である。 #endregion ・星ノ宮女子高等学校 ゲームの舞台となる学校。 普通科と特待科の2クラスに分かれている。 普通科では一般的な高校と同様の授業が実施されているが、特待科では芸術的な才能を持つ生徒達に向けた特別なカリキュラムが組まれている。 世界に22箇所存在する「特異点」の一つであり、コモンに入る事が出来たり原種が攻め込んできたり、リフレクターと関わりが深い地域。何やら順番があるらしく、17番目とのこと。 この影響で校舎の敷地内にいる人間の感情が暴走しやすくなっており、 &bold(){大体いつも生徒の誰かしらが笑い転げたり号泣したりブチ切れたり恐慌状態に陥ったりしている}。ちょっと学校が心配である。 #region(おまけ) ちなみに、順番付けされた22個で1セットの要素というと、[[タロットカード]]を思い出す人もいるのではなかろうか。 そこで、17番目のアルカナ「星」の特徴を列挙してみよう(by [[Wikipedia]])。 ・寓意は希望・願いが叶う・絶望からの再生または絶望・無気力・高望み ・メインは女性+役割の違う[[双子]]のごとき2つの壺で、背景は大いなる意志を示す大きな星と個々のパーソナリティを示す不揃いな星々 ・デザインが意味するのは「異なる2領域が明確に繋げられている」「霊的な直感と肉体の統合」「女性による内面の変革」 &bold(){あらやだピッタリ。} #endregion *【登場人物】 3人の固定パーティメンバーと、原種戦のみに参加するサポートメンバーに分かれる。 **[パーティメンバー] ・[[白井 日菜子>白井日菜子]] (CV:[[高田憂希]]) 主人公。ユズとライムからは「ヒナちゃん」と呼ばれている。 かつては将来有望を通り越した天才バレエダンサーだったが、怪我が原因でバレエの道を閉ざされてまう。 齢16にしてすべてを失いしばらく登校拒否状態だったが、夏を目前にして初登校。 登校初日に同級生のユズとライムと出会い、二人に流される様にして魔法少女『リフレクター』になる。 当初は化け物と戦っていく事に難色を示していたが、 「原種を全て倒せば何でも一つ願いが叶う」というライムの言葉を受け、足を治療するためにリフレクターとして戦い続ける事を決意する。 ちなみに、変身時はバレエのようなポーズを取りながら変身する。 こんな過去があるため精神的にかなり参っており、物語の序盤では人間関係にも無頓着で割と刺々しい言動が目立つ。 「努力する天才」であったが故に、ただの「バレエを奪われた&bold(){バレエ廃人}」になってしまった彼女がリフレクターの活動を通じてどのように再起、成長していくかが物語の見所である。 故に本編を最大限に楽しむには彼女の過去を良く知ることが肝要なのだが、本編ではキャラ紹介程度にサラッと流されてしまうという難点がある。 &bold(){本当の意味で過去を知りたければ初回特典の短編小説が必須}(だった)。現役ベテランラノベ作家の手で描かれる彼女の努力と挫折は単なるあらすじ密度が段違いであり、本作の残念な点の一つとして挙げられるほど。 2021年に[[続編>BLUE REFLECTION TIE/帝]]が発売され、そこで過去と現在の心境が描かれることで大きく緩和されたが、可能ならばなんとかして読みたいところである。 リフレクター変身時には、&color(deepskyblue){蒼}と&color(hotpink){ピンク}を基調としたチュチュのような衣装を身に纏う。そして何故か眼が&color(deepskyblue){オッド}&color(hotpink){アイ}に。 露出が大きくなると分かりやすいが、[[結構なサイズのものをお持ち>巨乳]]。 武器は&bold(){剣}。普通に斬ったり払ったりする他、エネルギー弾を飛ばして攻撃する事も出来る。 技名はバレエ用語から取ったものが多い。 近接武器なので技モーションも若干激しく、ちょくちょく&bold(){パンツが見えてしまう}。 ゲーム上ではどちらかと言うとサポート寄り。 続編の彼女とは使い勝手が大きく異なるので、ポロロッカした人は注意しよう。 ・司城 夕月 (CV:高野麻里佳) 日菜子のクラスメートでリフレクターの一人。通称「ユズ」。 日菜子が学校に通い出すちょっと前に編入してきた転校生。初登場時、ライムとともに直前にはいなかった席にいきなり出現するという&bold(){露骨な怪しさスタートダッシュ}を決めてくる。 ライムと共に日菜子をリフレクターに誘った。要するに&bold(){ヒロインでありながらマスコット}の役割も兼任する。 知り合ったばかりのはずの日菜子をとても大切に思っている。 ライムとは&bold(){双子じゃないけど同級生の姉妹}という珍しい関係。 明るく天真爛漫な性格で、一度仲良くなった相手はあだ名で呼ぶ事が多い。 リフレクターの活動のためには手段を選ばない傾向にあるライムの行動を諌める役目も担っている。 アニメ観賞が好きで、映画を見に行く事もある。 年齢に対してやや幼い印象を受けがち。だが&bold(){勝利ポーズで揺れる程度にはある。} リフレクター変身時には&color(violet){紫色}の衣装に変化。武器は&bold(){杖}で、魔力の弾を放って攻撃する。ある意味一番「魔法少女」をしている。 ちなみに、杖は真ん中から分割でき、スキルによっては両手持ちで魔力弾を放つ。 他にも[[リボン]]のようにもなったりするため、新体操もモチーフとなっていると思われる。ただし、日菜子と違って実際にやっていたかは不明。 ゲーム上では最も頼りになる子、それ故に&bold(){本作をRPGとしてクソゲーにしている戦犯}。 なぜならスピードタイプの彼女はパーティで最初に行動する事が多いのだが、全体攻撃スキル『グレイプウェイブ』を習得するとこれを開幕ぶっぱするだけで9割方戦闘が終わってしまうのである。 ただひたすらに&bold(){あざといポーズとともに&color(#FFC9D2){揺れるちっぱい}を眺める作業}が許せるかはあなた次第。&s(){許せるなぁ…} ・司城 来夢 (CV:秦佐和子) 日菜子のクラスメートでリフレクターの一人。通称「ライム」。 ユズと同じく転校生。日菜子の事が大好きなのも一緒。 クールでドライな性格。行動理念の最上位に&bold(){「日菜子」}と&bold(){「原種の討伐」}が据えられており、それ以外の事に対してはあまり気を払わない。 そのため「何を考えているのか分からない」「ちょっと怖い」といった印象を周囲に与えてしまう事も。 ユズ同様にアニメ観賞が趣味。自分のイメージに合わない事は自覚しているのか、指摘されるとちょっと恥ずかしがる。 リフレクター変身時には&color(lime){緑色}の衣装に変化。武器は&bold(){熊のぬいぐるみ}。 3人の中で&bold(){一番貧相な肉体と一番高い露出度}を併せ持つ。変身バンクの時だけ微妙に揺れる所にスタッフの拘り&s(){妄執}が見られる。 ゲーム上では鈍足な代わりに攻撃力が伸びやすい、パーティのメインアタッカー。 …なのだが、普段はユズちゃんのせいであんま出番がない。 戦闘力の高さに反して、ぬいぐるみそのものの見た目は非常に愛くるしい。&bold(){中盤までは。} **[サポートメンバー] ・森川 更紗(CV:加隈亜衣) 準メインキャラクターその1。日菜子の同級生。特待科所属。 バレエをはじめとした様々なダンスに秀でており、 中学時代には日菜子と競い合っていた天才バレエダンサー。日菜子とは[[ライバル]]兼親友兼理解者みたいな間柄。 彼女にとって日菜子は目標であり憧れの存在であったため、日菜子が怪我で再起不能になった話を聞いた時には大いに動揺していた。 動揺が転じて日菜子にキツい事を言ってしまう事もあるが、日菜子のためにリハビリの本を読んだりするなど根の部分では優しい心の持ち主。 多忙な麻央の代わりに文化祭の実行委員会に出席するなど、日菜子以外にも人当たりもいい。 ヤンレズその1。 サポートスキルは『勇壮の舞踏』。味方単体の攻撃力を上昇させる。 バレエのステップで味方を鼓舞してくれるが、脚を高く上げる動きのせいで&bold(){かなり際どい}。 絆エピソードもバレエに関するもの。 そんな重要人物なので、続編にも回想シーンで名前とシルエット(と一言)が登場する。 ・蜷川 麻央(CV:内山夕実) 準メインキャラクターその2。日菜子の同級生。 幼少期から天才子役として芸能生活を送っており、現在に至るまで女優業を続けている。 そのため抜群の演技力を誇る。 女優としての実力もさる事ながら、それを鼻にかけず人当たりも良いため、いつもクラスの中心にいるような存在。 [[身長]]170cmとかなり背が高い。 サポートスキルは『コールエクスキュート』。 電話で呼び出した&bold(){ドローン軍団で爆撃}を行い、敵単体にダメージを与える。 原種戦時には学校の敷地外の時間が止まっている、という設定があるため、ドローンがどこからやって来るのかは作中最大の謎。 絆エピソードでは文化祭実行委員会の活動を通じて、彼女の在り方が描かれる。 千紘と並んで岸田メル氏の好きな登場人物なのだとか。 ・斎木 有理(CV:[[佐倉綾音]]) 準メインキャラクターその3。日菜子の同級生。特待科…ではなく&bold(){特殊教育課程}に進んでいる。 &bold(){IQ300}という僕の考えた最強キャラみたいな頭脳の持ち主。 サヴァン症候群の症状を発しており、理系分野において圧倒的な才覚を持つ。 作中ではなんか難しそうな論文を書いており、Nature的な学術雑誌に掲載されていた。 星ノ宮女子高等学校を中心として空間に揺らぎが発生している事を見抜き、 独力でリフレクターやコモン、原種などの存在に気付くなど、知力に関しては他の追随を許さない。 加えて&bold(){日菜子よりデカい}(日菜子の主観なので主観フィルター入っている可能性あるが)。 一方で感情というものに疎く、自分が感情表現するのも他人の感情を推し測るのも苦手。 ついでに生活力や社会常識も皆無であり、ポンコツとか世間知らずといったレベルを超越している。 端的に換言すれば、「 &bold(){あ ざ と い} 」。 だからかは知らないが、真夏なのに&bold(){長袖。水着を着せても長袖}。 [[天才はいついかなる時でも厚着>シュウ・シラカワ]]をしなけれならない決まりでもあるのか? サポートスキルは『絶命のクーゲル』。 なんと&bold(){マシンガン}を取り出して敵単体に攻撃する。射撃時にしゃがみ込むのだが、 &bold(){Vita版では処理能力の問題でスカートの奥が丸見え}になるという特殊なバg…仕様が存在する。 絆エピソードは特殊な形式になっており、他のキャラとの会話を通じて感情を理解していく。 #region(その後のネタバレ) ED後の一度リセットされた世界でも…というよりむしろそっちの方で深くリフレクターに関わる事となり、「澪」ではAASAの一員として登場、「帝」の靭こころと物理的に並び立つシリーズを繋ぐ人物へと昇格した。 「燦」でリフレクターとして実装される可能性にも期待できそうである。 #endregion ・西田 早苗(CV:千本木彩花) 日菜子のクラスメート。 日菜子とは同じ中学出身で、同い年ながらバレエで活躍する日菜子をずっと慕っていた(直接の面識は無かったようだが)。 日菜子の登校初日に出くわし、日菜子と学校生活を送れる事を喜んでいた…が、&bold(){喜びの感情が昂り過ぎて暴走してしまう}。日菜子のコモンデビューのきっかけとなった。 初対面でこんな感じだからヤンレズ疑惑をかけられがちだが、別にそんな事は無く普通にいい子。 料理部に所属しており、中々の腕前を持っている。 原種戦で使用するサポートスキルは、味方全体のHPを回復する『応急丁寧手当』。 モーションではリフレクター一人にしか治療を施していないように見えるが、ちゃんと全員回復する。 絆エピソードでは&bold(){ラッパーになる}。 ・真田 凛(CV:伊藤はるか) 日菜子のクラスメート。 片想い中の他校の先輩とどう接していけば良いのか悩んでおり、日菜子達に相談にのってもらう事に。このゲームでは珍しいノンケ。 テニス部に所属しており、先輩達からも信頼されている様子。 運動部なので身体を動かす機会が多いのだが、食べる事が好きでしょっちゅう買い食いや食べ歩きをしているせいで体型はぽっちゃり気味。 原種戦でのサポートスキルは、敵単体にダメージを与える『サービスエース』。 テニス部らしくサーブショットで攻撃するが、ジャンプする際にテニス部らしく&bold(){パンチラする}。 アンスコを穿いている訳でもないのに、躊躇無くジャンプし生パンツに包まれたお尻を披露してくれる。 絆エピソードでは文化祭で行うテニス部の出し物を決めるために奔走する。 ・鳴宮 圭(CV:[[徳井青空]]) 日菜子のクラスメート。 なかなかクラスに馴染めない(馴染もうとしない)日菜子を見かねて、日菜子と仲良くなろうとする。 困っている人を見かけると黙っていられない性格で、とにかく何とかしてあげたくて色々世話を焼いてくるタイプの子。ただ、とにかく自分の考えを優先しがち。 ちょっと抜けている所があるのでトラブルに発展しそうになる事もあるが、とにかく真っ直ぐな人柄ゆえに周囲からの人望は厚い。 バスケ部に所属しており、かなり運動神経に恵まれている。 日菜子と知り合って間もない頃はバレエダンスをバレーボールと勘違いしたり、 怪我をしている日菜子にスポーツ勝負を挑んだりするなど、地雷をことごとく踏み抜いていく。 サポートスキルは『パワーシューター』。 [[バスケ>バスケットボール]]のチェストパスを行い、凛と同じく敵単体へダメージを与える効果を持つ。シュートではなくパスで攻撃。 絆エピソードでは&bold(){バスケ部の先輩にタメ口を利いていた}事が原因で人間関係に思い悩む。そりゃそうなるわな…。 ・一之瀬 亜子(CV:花守ゆみり) 日菜子のクラスメート。 ジャーナリスト志望で、学校一の情報通でもある。 日菜子達が魔法少女であると見抜いた(?)事がきっかけで知り合い、どこかミステリアスなユズとライムの私生活に迫ろうと日菜子と共に双子の尾行をする。 かなり厳格な父親がおり、お小遣いが少ない事を嘆いている。 放送部に所属しており、昼休みの全校放送を行う事も。 ゲーム内では他の登場人物をゲストに招き、各キャラにちょっとしたインタビューを行っていく(例えばユズが参加した際には一発ギャグ10連発を披露し、見事に滑り倒した)。 サポートスキルは『激励のオンエア』。味方全体の待機時間を短縮する。 放送を使って味方を応援してくれるが、更紗以上に脚を高く上げる動きのせいで&bold(){本当に際どい}。 絆エピソードでは&bold(){YouTuberになる}。 ・菅本 しほり(CV:[[小松未可子]]) 日菜子のクラスメート。 お洒落が大好きでファッションや美容の話に詳しく、友達の相談にのる事も多い。 その容姿やスタイルからかなり異性にモテるが、それが原因で同性の友達を敵に回す事もある。 本人に悪気は無いのだが、男友達(彼女持ち含む)の方が勝手に惚れてしまう…という罪作りな少女。 サポートスキルは『ミラクルコスメ』。コスメをばら撒いて味方単体の速度を上昇させる。そういう使い方なの?一応、香水は一旦気中に撒いてそこをくぐるように浴びて香りをつけるので、そんな感じなのだろう。 とまあ、本編中はまだよくある女の子と言ったところなのだが…… 絆エピソードでは&bold(){日菜子の下着姿を観察したり、スカートを覗いたり、更衣室で自らの下着と交換してその下着を身につけようとする}。 ヤンレズその2。むしろこっちはガチと言っても問題ない。 ・井上 千紘(CV:[[諏訪彩花]]) 日菜子のクラスメート。 恥ずかしがり屋で引っ込み思案な女の子。 人と喋る事が苦手で、途切れ途切れに言葉を発する。ぶっちゃけコミュ障。[[某エロゲ>つよきす]]の西崎さんみたいな子。 他人に対して悪意を抱く事が無く、自分をいじめていた女子に対しても気遣いが出来るほど心優しい性格。 手先が器用で、ぬいぐるみやスマホケースを自作しては日菜子にプレゼントしてくれる。 作中では彼女が学校の敷地内に設置した小さなぬいぐるみを探すイベントが存在する。&bold(){見つけても特に何も起こらないが}。 サポートスキルは『不思議なトイ』。味方全体の戦闘不能状態を回復する(生き残っているキャラはHPが回復する)。 &bold(){かざすだけで瀕死の人間を復活させるぬいぐるみ}を量産できる異能の持ち主。 絆エピソードでは人見知りを改善しようと奮闘する。 ちなみに岸田メル氏の好きな登場人物の一人でもある。 理由は&bold(){「頭のおかしい子が好き」}だから。 ・多谷 史緒(CV:白城なお) 日菜子の同級生。特待科所属。 ピアノの実力者で、幼少期から続けていたためか絶対音感を獲得している。本人のピアノにかける情熱も尋常ではない。 無意識の内に考えている事が口から出てしまう、という欠点を持っている。 本音を建前で隠す事が出来ない上に本人が結構マイペースな性格の為、話し相手は大抵の場合イラッとする。 SEの父親がおり、&bold(){『デスマーチ』}や&bold(){『トリアージ』}など妙なカタカナ語に詳しい。 特にデスマーチは半ば彼女の信条となっており、「追い詰められれば追い詰められるほど良い成果が生まれる」という危険な思考に繋がってしまっている。 サポートスキルは『コンプリートハーモニー』。味方全体にHPがじわじわ回復する効果を付与する。 ピアノを演奏して味方を癒しているとの事だが、スキルモーションは演奏というより指揮っぽい。 絆エピソードではストイックさに磨きがかかり、日常生活に支障を来し始める。 ・三井 香織(CV:清水彩香) 日菜子のクラスメート。 ギャルっぽい見た目に反して、スマホゲーとまとめサイト巡回が趣味のライトオタ。 中学時代には陸上部に所属していたものの、本編の時点で既にやめてしまっている。 何をやってもあまり長続きしない、無気力系キャラ。 梨佳とは中学時代からの友達。陸上への復帰をしつこく誘ってくる梨佳には辟易しているが、 中学時代よりも実力の伸びている彼女に複雑な感情を抱いているあたり、なんだかんだ言って未練はある様子。 サポートスキルは『レイジキッカー』。缶蹴りの要領で空き缶を蹴り飛ばして敵単体を攻撃する。 ローアングル気味なせいで&bold(){しっかりパンツが見える}。 絆エピソードでは&bold(){コスプレイヤーになり、ショタコン疑惑が発生}。 ・芳村 梨佳(CV:[[茅野愛衣]]) 日菜子のクラスメート。 中学時代から陸上を続けており、本編でも陸上部に所属している。 部内では特別足が速い訳ではないものの、走っている最中の爽快感や自己ベストを更新する達成感などを楽しんでいる。 香織とは中学時代からの友達。陸上をやめてしまった彼女に戻ってきてもらいたいようで、しょっちゅう声をかけている。 割とどこにでもいる普通の女の子であり、自分にこれといった個性、特徴がない事を気にしている。 そのため「普通」という言葉に対して抵抗があり、誰かに「普通だね」などと言われると怒る。 しかし本人の思いとは裏腹に、勉強にせよ部活にせよ普通の結果しか出ない事が目下の悩み。 サポートスキルは『普遍のアナライズ』。&font(l){スキル名にまで「普遍」とか入れられててかわいそう…。} タブレットPCを使って分析を行い、戦況を理解&bold(){したつもりになって}味方単体の防御力を上げる。 陸上選手というよりマネージャーっぽい能力。 絆エピソードでも普通に部活に打ち込む。 *【原種】 デザインはイラストレーターの[[Yocky>https://twitter.com/Yockyy]]。 ・イェソド 第1の原種。[[アルテマな兵器>アルテマウェポン]]が腐って[[ゾンビ]]になったようなやつ。 お供の破壊可能部位は「タイト」「ダティ」「デジャ」。 最初の相手であると同時に最後の相手でもある。ある意味印象深い。 ・コクマー 第2の原種。[[ドリル]][[戦車]]みたいなやつだが、ドリルの数がとにかく多い。 お供の破壊可能部位は「イース」「ウェス」。 ・ティファレト 第3の原種。[[第15使徒>アラエル(新世紀エヴァンゲリオン)]]をメカニカルにしたような機械の翼の化物。 お供の破壊可能部位は「ゴンブル」「ヴァスパ」「イガイト」「ラクトル」。 「帝」にはティファレトの意匠をもった特別なボスエネミーが登場するが…? ・ネツァク &bold(){Q.「フィギュア化希望?」(K.Kさん、ド田舎在住)} &bold(){A.「ふざけないで」(M.Hさん、月ノ宮在住)} 第4の原種。大きな馬上槍を携えた空飛ぶ女性型&bold(){巨大ロボット}。 お供の破壊可能部位は「サンドラゴ」「ウィンドラゴ」。 PVやOPでもしょっちゅうでていたあいつ。日菜子たちをこれまでにない危機に追い込んだ。 …が、パワーアップイベントのかませになってしまい最後に出てきたのに最初に殲滅された。 でも&bold(){本編以外なら本気出す}とばかりに他所では大暴れしており、 [[リディー&スールのアトリエ>不思議シリーズ(アトリエ)]]ではDLCで最終最強のボスエネミーとして登場、 「澪」では第15特異点のリフレクターと住民たちを消滅させた。 ロボ型エネミーのリューク系の親玉だろうか? ・??? #region(続編にも関わる重大なネタバレ) 本作には登場しない、存在しないはずの第6の原種。「帝」のED時点でも詳細不明。 リセット後の世界で駒川詩に余計な知識を吹き込んだ、&bold(){狂言回しを愛されない悪役に転落}させた元凶。 #endregion ・ダアト [[大剣]]を携えた巨人であり、[[前回の戦いの優勝者>相川始]]。 つまり厳密には原種=&bold(){神候補ではなく、当代の神そのもの}。 全ての原種を打ち破った少女たちに最後の試練を与える。 他の原種に相当する部位は「イバナン」と「イバイメ」。 #region(真意) まぁ早い話が[[人類を見限っており>闇の力(仮面ライダーアギト)]]、人類補完計画の類を検討。 リフレクターたちを試金石としていた。ダアトを滅ぼせば眷属たる人類も滅びるが、如何とする。 その問いに日菜子は「倒すのではなく跳ね返す(=reflect)」ことを宣言。 決戦の末に宣言どおりに自らを滅ぼすことなく翻意させた日菜子を讃え、再会を予言して神は何処かへ去っていった。 そして巻き戻った世界に原種が現れることはなく、[[犠牲になった過去のリフレクターも蘇り>BLUE REFLECTION RAY/澪]]、再び人が時に苦しみ、時に喜ぶ日常の世界が少女たちの手に取り戻された。 #endregion #region(その後) …と思いきや、続編「燦」の時点で本当に行方不明となっていた事が発覚。 結果、神の消えた世界は魔物で溢れかえり、人類は再びの世界リセットを余儀なくされる。 謎の原種の存在といい未回収の伏線も多く、今度こそ世界は安定したのだろうか? ダアトに一体何があったのか…? #endregion *【続編について】 続編は3つのコンテンツで一セットとなっており -TVアニメ「[[BLUE REFLECTION RAY/澪>BLUE REFLECTION RAY/澪]]」(2021年放映) -家庭用「[[BLUE REFLECTION TIE/帝>BLUE REFLECTION TIE/帝]]」(2021年発売) -ソシャゲ「BLUE REFLECTION SUN/燦」 の3本で構成される。 時系列は「幻」→「澪」→「燦」→「帝」の順だが、「澪」は「幻」の要素もそれなりに関わってくる。 *【余談】 アトリエシリーズで知られる浅野隼人氏が音楽を手掛けていることでも有名。 同氏はこの作品への参加を最後にコエテクを退社しており、 サントラのライナーノートにて&bold(){「悪い意味ではなく、多分僕にとって一番胸の張れる、かつ、それこそ卒業アルバムとも言えるような一番恥ずかしいCD」}とのコメントを残している。 そんな経緯のあるこのゲーム、戦闘曲を中心に&bold(){音楽面の評価が非常に高い}。 評価の一例として、『みんなで決めるゲーム音楽ベスト100』にて通常戦闘曲の『OVERDOSE』が&bold(){2017年新曲部門第2位}、総合部門でも&bold(){第13回6位}にランクインしている。 ランキング上位は大体マリオやゼルダ、ゼノブレイドなどの目玉タイトルが独占していた中、プレイ人口で圧倒的なハンデを持つ本作が最上位に食い込んだのは驚異的である。 他にも軽やかでしっとりとした透明感のある日常パートのBGM、激しさの中に切なさを感じさせるボス戦闘曲など、本作の雰囲気に非常にマッチしている名曲が多い。 当初はサントラ自体がプレミアムボックス限定の付属品であったため、CD単体にかなりのプレミア価格がついていた程の人気を誇る。 %%一応現在はガストショップで購入可能……なのだが、正確には全曲封入のサントラではなく厳選+描き下ろし曲のセレクション盤((人気の高い戦闘曲はすべて封入されている))であるため、未収録曲やOP・EDも聞きたい方はやはり中古ショップやオークションのお世話になる必要がある。%% 2021年にブルーリフレクション帝発売を記念してガストショップで一般販売された。 一部の曲は&bold(){公式サイトから試聴可能}なので、興味の湧いた方は是非一度聴いてみてほしい。 追記・修正は女子高出身の人がお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 難易度はヌルゲーの部類に入るぐらい簡単。 -- 名無しさん (2018-07-19 08:28:26) - BGMは文句なし。シナリオもまあいい。キャラは最高。あとは戦闘が面白ければ神ゲーだった -- 名無しさん (2018-07-19 09:06:27) - 浅野隼人さんの楽曲は本当に素晴らしい。どの曲もキレイの一語で、夏の日の雨上がりの午後のような爽やかさがあって、それでいてどこか物悲しくて泣けるんだ。 -- 名無しさん (2018-07-19 19:43:07) - 裏技でキャラ全員下着姿にできるが一人ひとりプロポーションが異なり下着のデザインも違うというこだわりよう。見えないところにまでこだわり続ける日本人のものづくり精神を感じました(違 -- 名無しさん (2018-07-19 21:09:57) - もう……コンプリートもハーモニーもないんだよ……! -- 名無しさん (2018-07-22 00:23:11) - キャラシナリオが突飛な部分が多かったのと、ザコの強さに妙な波があったのと、素材集めがタルかった以外は結構良ゲー -- 名無しさん (2018-08-24 14:23:16) - 全てが綺麗なRPGだった。アトリエシリーズやりたくなる。 -- 名無しさん (2018-08-24 14:59:11) - 続編の発売日決まったな -- 名無しさん (2021-07-10 09:43:19) - ゲーム性の面で言えば完全にクソゲーだけどEDを見ると爽やかで深い喪失感に見舞われる不思議なゲーム。 -- 名無しさん (2021-07-10 10:01:50) - いい意味でも悪い意味でも「ゲーム付きサントラ&二次元グラビア」。帝はいい意味でも悪い意味でも尖った部分が削れてしまった。澪は…普通の深夜向け魔法少女かなぁ -- 名無しさん (2022-03-03 06:29:45) - すまんけどソシャゲは肌に合わん...コンシューマーの続編が出るか否かは燦の売上に掛かってるからユーザーは沢山課金して買い支えてくれ -- 名無しさん (2023-10-04 20:14:09) - コンシューマーは両作やってアニメも見た。全部良かったし本当に好きな作品。でも故にソシャゲは無理だし勿体ないな…この続きがコンシューマーなら飛びついてやってた、原点のコレはそれくらい異端な魅力を発揮した力作だった -- 名無しさん (2024-02-03 23:08:25) #comment #areaedit(end) }

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