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岩谷尚文 - (2019/02/08 (金) 16:14:20) の最新版との変更点
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&font(#6495ED){登録日}:2019/02/07 (木) 22:11:18
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#center(){&color(blue){&bold(){&big(){だから誤解だって言ってるじゃないですか! 俺はやってない!}}}}
#center(){&blankimg(岩谷尚文1.jpg,width=530,height=330)}
#right(){出典:盾の勇者の成り上がり、2話「奴隷の少女」、キネマシトラス、 盾の勇者の製作委員会、&br()2019年1月9日から放送中、©2019 アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員会}
&big(){&big(){&big(){■}}&bold(){概要}}
『岩谷尚文』とは『盾の勇者の成り上がり』の主人公であり盾の勇者。
および外伝作品『槍の勇者のやり直し』『真・槍の勇者のやり直し』の主要人物。
CV:石川界人(アニメ) 、鈴木達央(ドラマCD)
ごく普通の現代日本から(他の勇者から料理系日常漫画世界と疑われている)異世界に召喚された青年。20歳の大学2年生。
容姿は平均以上のイケメンで、穏やかな目つきと表情が特徴。
ごく普通の家庭に生まれたがオタク文化にどっぷり浸かっており、部屋中に美少女フィギュアやポスターが大量にある(アニメでは少数)
そのため両親から早々に見放されており、甘やかしという名の放任主義の元で育つ。
その影響で自由に過ごせた代わりに、家庭の事は全て自分でやってきたため主夫でやっていけるくらい家庭的。
基本的に広く浅くゲームなどはやっているが、とあるネットゲームのサーバー三位のギルドで幹部になるほどだった。
ネット上での交友関係はとても広く、いわゆるネト充。このへんは天木錬とは対照的。
ファンタジーものも大好きで、元々動物好きだったのか特に亜人や獣人に強い関心を示している。これが盾の勇者に選ばれた理由の一つ。
本人は自覚がないが弟からは就職せず調理の専門学校に行けと言われているくらい料理が上手く、味覚も鋭い。
その味覚は一度食べただけで使われている食材を把握し、ある程度再現ができるほど。
料理の味は絶品というほどではないが、かなり上手いうえに一度食べたら病みつきになる中毒性の高い料理になる。
一度尚文の料理を食べると外食より尚文の料理を食べたくなるが、
当の尚文は料理の腕に自覚がないので、大勢の料理を作るのが面倒なので外食しに行ってくれと思っている。
他にも『酔い無効』というべき程、とにかく酔いに強い耐性を持つ。
乗り物酔いも含めお酒にも強く、生まれて一度も酔った事がない。
ルコルの実(ブドウのような実で、大樽いっぱいの水に一粒入れてやっと飲めるほどの高濃度の酒気をもつ果物)をいくら食べても平然としているほど。((このルコルの実を食べた元康は一粒食べただけでダウンしている。))
そのため友人たちと飲みに行っても、皆が酔いつぶれても自分だけが酔えず会話を楽しめないため、酒はあまり好きではない。
他にも商才にも恵まれており、行商で稼ぐこともある。
&big(){&big(){&big(){■}}&bold(){本来の尚文}}
性格は比較的穏やかであり、お調子者である。他の勇者からはチャラい系と思われていた。
口調はぶっきらぼうな感じなのだが、一度他人を信用すると口調も真面目で幼い系の口調に変わる。
信条は「やられたらやり返す」。それが善意であれ、悪意であり、されたことは返す。
これらのことから槍の勇者の元康から「世界を映す鏡の様な方」と評されている。
つまり人や世界が尚文に優しくすれば尚文はとことん優しくなるし、尚文に厳しいと彼もまた冷徹な人間へと変貌してしまう。
本編・外伝でも幼女が周囲にいるが、本人の好みのタイプは「自分を守ってくれる年上の女性」
外伝ではサディナ、ラーサズサ、エクレール=セーアエットなどが尚文の好みのタイプである。
特にサディナの母性にメロメロになりやすく、外伝では幾つものループで彼女と恋仲になり、彼女に性的な意味で食われている。
反面本編の尚文は後述の影響で女性というだけで警戒心を持つため、上記の好みは封印されている。
また外伝では尚文は元々オタクなため自分をロリコンだと思っていたが、実際に幼女と触れ合うと恋愛感情は一切なく、
むしろ父性愛が湧き出て来たため、自分はロリコンではなかったことに驚いていた。
&big(){&big(){&big(){■}}&bold(){本編の尚文}}
異世界に召喚され、王女であるマルティ=S=メルロマルクに裏切られ、身ぐるみを剥がされたうえ強姦魔の汚名を着せられてしまう。
また他の勇者である北村元康・天木錬・川澄樹もマルティのウソ泣きに騙されてしまい、尚文を庇う事はなく無一文で異世界に放り出されてしまう。
ちなみに他の勇者が尚文を庇わないのはお互いの性格を知らず、仲良くなかったからである。
そして何故仲良くないのかというと王族が裏から手を回し、勇者の仲間たちが勇者間の信頼関係が出来ないようお互いに接触させないようにしていたからであった。
以後王女や勇者への憎しみによって、目つきは鋭くなり人間不信に陥ってしまった。
この時のストレスによって一時的に味覚障害も患ってしまう。
国中悪評しかなく、尚文も他人を信じられなくなっていたので、奴隷としてラフタリアという亜人の女の子を購入している。
なおラフタリア以外にも2名ほど購入候補がいたが、それらを選ぶか否かは尚文追放の主導を元康がするか、それ以外がするかで変わる。
いずれも尚文とラフタリアとの関係に勝るとも劣らない信頼関係を築くことになる。なおラフタリア以外は男なのでホモっぽい関係になる。
恋愛面は上記の通り冤罪の一件で女性不信になっており、また全てが片付いたら早々に元の世界に戻りたいと思っていたため、全くの無関心になっている。
ラフタリアをはじめ、何人かの女性に好意を寄せられているものの、当の本人はそれが好意だと全く思っていないほど鈍感になっている。
その後は損得勘定でしか動かないといいつつ、根がお人よしなので他の勇者の後始末をしていたら国内での信頼を勝ち取っていった。
最終的に神を僭称する存在を倒すべくラフタリアと共に神となり、倒した後は同じく世界侵略しようとしている神を倒すべく分身を残し旅立っていった。
&big(){&big(){&big(){■}}&bold(){槍の勇者のやり直し}}
北村元康が過去に戻ったため分岐した世界。
基本的には未来の知識を持つ元康によって王女に裏切られる際に助けてもらい、
自分を信じる人が最初からいるため人間不信にならないし、目つきも悪くならない。
そのかわり正気の尚文は奴隷を買う事に抵抗感があるので、終盤のループまでラフタリアと出会う事がなかった。
シルトヴェルト編では元康とエクレールと共に脱出、メルロマルクからの刺客を倒しつつ盾の勇者を信仰する亜人の国に向かう。
しかしその後タクト戦う事になり、最終的にはメルロマルクとの戦争にまで発展する。
フォーブレイ編ではついに錬・樹も冤罪事件の時点で仲間にすることに成功し、四聖勇者勢ぞろい(とエクレール)でフォーブレイへと旅立っている。
ここでは持ち前のリーダーシップから自然と四聖勇者のリーダーとして活躍し、
周りが見えない錬にアドバイスしたり、樹の空回りしがちな正義感を抑えたり、暴れる元康を鎮めたりしている。
帰還編では元康が本編を再現しようとする話なのだが、その際にやりすぎてしまうと奴隷すら買わず、決闘時点でカーススキルを発現させてしまう。
また元康が頻繁に足長おじさんとしてラフタリアに接触し過ぎると決闘時に正体を見破ってしまい、
元康に親しげに話しかけたせいで尚文がラフタリアを寝取られたと勘違いしてしまい、暴走してラフタリアを殺してしまう。
最終ループでは奴隷を買う事が出来ず、魔物と戦えないため釣りで生活しようと別の村に移動するため、近隣にいたサディナと出会い奴隷にする。
そして肉食系のサディナに決闘後に襲われてしまう。
&big(){&big(){&big(){■}}&bold(){伝説の盾}}
尚文が召喚された時から持っている伝説の盾。
持ち主の防御力が極めて高くなり、強化していけば他の勇者の攻撃すら正面から受け止められるほど固い。
反面、盾の勇者の攻撃力は全然伸びず、それどころか攻撃すらできない。
関節技も攻撃に入るため当初尚文が戦闘中に魔物に出来る攻撃は、相手を押さえつけたり殴ったりすることだけだった。
途中からカウンタースキル付きの盾が使えるようになってからそれで攻撃している。
また盾以外の武器も持つことは出来ない。
相性がいいのは弓の勇者である樹で、彼が遠距離攻撃に集中し尚文が樹への攻撃を防ぐのがベストな戦法になる。
追記・修正は強姦魔にされてからお願いします。
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- ループとか書いてあるけどどういう構造なのか分かんないな。盾と槍と真槍があってそれぞれパラレルってこと? -- 名無しさん (2019-02-08 09:09:25)
- この手の話でいつも思うのは何故盾とか支援職を軽視して虐待するのかという 魔王軍に押されっぱなしの劣勢でンな遊びしてる場合か馬鹿ってのが先に立つな -- 名無しさん (2019-02-08 13:36:38)
- 他の面では粗大ゴミだけど、虐待理由に痛みを伴う回復術を乱発させるためって理由付けてるだけマシなヤツとかあるな 他の面ではどうしようもない粗大ゴミだけど -- 名無しさん (2019-02-08 13:38:15)
- ↑2 この手の話にそういう疑問を持つだけ無意味定期。実際のゲームで支援職がないとすぐパーティ壊滅するとか、実際の軍隊は戦闘部隊の何倍もの支援部隊があるとか知らないと理解できないし。そういった「リアルさ」はある意味ジャガイモ警察的なところがあるんじゃないかね? -- 名無しさん (2019-02-08 15:05:15)
- 幾ら隔離されていて互いの人となりを知らなかったにしても、暴行されかかった女がよく装備剥いで逃げ出す余裕があったな。と誰も疑問に思わないのが何とも -- 名無しさん (2019-02-08 16:14:20)
#comment
#areaedit(end)
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&font(#6495ED){登録日}:2019/02/07 (木) 22:11:18
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます
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#center(){&color(blue){&bold(){&big(){だから誤解だって言ってるじゃないですか! 俺はやってない!}}}}
#center(){&blankimg(岩谷尚文2.jpg,width=620,height=370)}
#right(){出典:盾の勇者の成り上がり、6話「新しい仲間」、キネマシトラス、盾の勇者の製作委員会、&br()2019年1月9日~6月26日まで放送、©2019 アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員会}
*&sizex(5){&big(){&big(){■}}&bold(){概要}}
『&ruby(いわたになおふみ){岩谷尚文}』とは『[[盾の勇者の成り上がり]]』の主人公であり『盾の勇者』。
および外伝作品『槍の勇者のやり直し』『真・槍の勇者のやり直し』の主要人物。
CV:石川界人(アニメ) 、鈴木達央(ドラマCD)
ごく普通の現代日本((他の勇者から“料理系日常漫画世界”と疑われている))から異世界に召喚された青年。20歳の大学2年生。
容姿は平均以上のイケメンで、穏やかな目つきと表情が特徴。
ごく普通の家庭に生まれたが、オタク文化にどっぷり浸かっており、彼の部屋には美少女フィギュアやポスターが大量にある(アニメ版では少数)。
そのため両親から早々に見放されており、甘やかしという名の放任主義の元で育った。
その影響で自由に過ごすことはできたものの、家事などは全て自分でこなしていたため、主夫でやっていけるくらい家庭的。
基本的に広く浅くゲームなどをやっているが、とあるネットゲームのサーバー三位のギルドで幹部になるほどだった。
ネット上での交友関係はとても広く、いわゆる「ネト充」。このへんは天木錬とは対照的。
ファンタジーものの作品が大好きで、元々動物好きだったのか、特に亜人や獣人に強い関心を示している。これが盾の勇者に選ばれた理由の一つ。
本人は自覚がないが、弟からは就職せず調理の専門学校に行けと言われているくらい料理が上手く、味覚も鋭い。
その味覚は一度食べただけで使われている食材を把握し、ある程度再現ができるほど。
彼が作る料理はかなりの美味らしく、店が開けるレベルと称されている。
一度尚文の料理を食べると外食より尚文の料理を食べたくなるが、当の尚文は料理の腕に自覚がなく、大勢の料理を作るのが面倒なので外食しに行ってくれと思っている。
また『酔い無効』というべき程、とにかく“酔い”に強い耐性を持っており、乗り物酔いやお酒に異様に強い。
生まれて一度も酔った事がないらしく、異世界で登場する「ルコルの実((ブドウのような実で、大樽いっぱいの水に一粒入れてやっと飲めるほどの高濃度の酒気をもつ果物))」をいくら食べても平然としていた。
(この「ルコルの実」を食べた元康(漫画版ではラルク)は一粒食べただけでくちから泡をふき気絶している。)
この体質のため、友人たちと飲みに行き皆が酔いつぶれても自分だけが酔えず会話を楽しめないため、酒はあまり好きではない。
このほか、いわゆるクラフト技術に長けており、薬の調合やとある商人から教わった宝石のアクセサリー類の制作技術を会得してからは、それを行商などに役立てている。
上記のギルド幹部の経験で商才も開花させており、ギルドの一員であった経営者からスカウトを受け、大学卒業後の進路は内定していた。
*&sizex(5){&big(){&big(){■}}&bold(){本来の尚文}}
性格は比較的穏やかで、お調子者。他の勇者からは「チャラい系」と思われていた。
口調はぶっきらぼうな感じだが、一度他人を信用すると口調も真面目で幼い系の口調に変わる。
信条は「やられたらやり返す」。それが善意であれ悪意であれ、されたことはかならずやり返す。
これらのことから《槍の勇者》の元康から「世界を映す鏡の様な方」と評されている。
つまり、人や世界が尚文に優しくすれば尚文はとことん優しくなるが、尚文に厳しく接すると彼もまた冷徹な人間へと変貌してしまう。
本編・外伝でも彼の周囲にはいろんな幼女があらわれるが、本人の好みのタイプは「自分を守ってくれる年上の女性」。
外伝では、サディナ、ラーサズサ、エクレール=セーアエットなどが尚文の好みのタイプである。
特にサディナの母性にメロメロになりやすく、外伝では幾つものループで彼女と恋仲になり、彼女に性的な意味で食われている。
反面、本編の尚文は後述の影響により「女性」というだけで警戒心を持っているため、上記の好みは封印されている。
また外伝では尚文は元々オタクなため、自分をロリコンだと思っていたが、実際に幼女と触れ合うと恋愛感情を抱くことは一切なく、
むしろ父性愛が湧き出て来たため、自分はロリコンではなかったことに自覚し驚いていた。
ただし、特殊なパターンだとガチでロリコンに目覚めるという展開もあるらしい……((公式設定資料集のサイドストーリー「もしもメルティが最初に尚文の仲間だったら」では、二人っきりで行動を共にし続けた結果、お互いに強い絆で結ばれるようになる。))
*&sizex(5){&big(){&big(){■}}&bold(){本編の尚文}}
『盾の勇者』として異世界に召喚されるも、王女である「[[マルティ=S=メルロマルク]]」に裏切られ、身ぐるみを剥がされた上、“強姦魔”の汚名を着せられる。
他の勇者である[[北村元康]]・[[天木錬]]・[[川澄樹]]もマルティのウソ泣きに騙され、尚文を庇う者は誰もおらず、尚文は無一文で過酷な異世界に放り出されてしまった。
ちなみに、他の勇者が尚文を庇わないのはお互いの性格を知らず、仲も良くなかったため。
そして何故仲が良くないのかというと、王族が裏から手を回し、勇者の仲間たちが勇者間の信頼関係が出来ないようお互いに接触させないようにしていたからであった。
勇者同士だと武器の反発により経験値が入らない仕様になっているのも、勇者同士が接触しなかった理由の一つ。
これ以降、尚文は[[王族>オルトクレイ=メルロマルク32世]]や勇者への憎しみにより極度の人間不信に陥る。
目付きは悪くなり性格も捻くれ、嫌悪する相手の不幸を喜ぶ悪癖が付いてしまった。
さらに精神的・身体的に余裕のない状態に置かれたストレスにより、一時的に味覚障害を患い、何を食べても味を感じなくなった。
上記の一件から世間に悪評が広まったことと人間不信に陥ったことで、信頼できる仲間をつのるなど到底望めない状況だったが、
自身の武器が『盾』であることと、ほかの武器を所持できないという勇者の特性により、攻撃手段が非常に乏しかった。
街周辺の草原に現れる弱い魔物でさえもやっとの思いで倒せる程度の攻撃力しかなく、
レベルアップして強くなるためにはほかの誰かに攻撃を担当してもらう必要があった。
そんな詰みかけの状況の尚文に、「奴隷商」を名乗る怪しい男が話しを持ちかける。
その男の提案に乗り、尚文は「[[ラフタリア]]」という持病のある亜人の少女の奴隷を購入する。
なお、他にも男の奴隷がいたのにわざわざ女のラフタリアを買ったのは、マルティに騙されたことに起因する女に対する屈折した感情からである。
やさぐれていた尚文は、怯えるラフタリアに魔物との戦闘を強要するものの、
彼女に死なれては元も子もないため、食事や薬など必要な処置はきちんと与えていく。
ほしがる料理や道具を買い与え、持病を治す薬を飲ませたり、トラウマの影響で夜泣きする彼女を抱きかかえ一晩中あやしたり、伸びた髪を切って整えてあげるなど、
保護者のように接していった。
一方のラフタリアは見捨てられさらに無体な主人に転売されることへの恐れもあり、はじめは尚文に不信感を抱きつつ彼の言うことに従っていたが、
面倒見のよい尚文の本質に気づいてからは、徐々に心を開き笑顔を取り戻していく。
戦闘にも徐々に慣れていき、ある一件を経て精神的にも大きく成長。尚文のために戦うことに前向きになったことで、急速にレベルアップを重ねていく。
同時に、レベルが上がれば身体年齢も比例して上がるという獣人の特性によって幼女から美少女へと急成長するが、
ステータスしか見ていなかった尚文はストレスによる認識障害もあったのか、身体的成長は認識できておらず、
ラフタリアが心身ともに成長していることにほとんど気付いていなかった。
そんな中、ラフタリアの美貌に目を付けた元康から『自分が勝ったらラフタリアを奴隷から解放しろ』という条件でいきなり決闘を申し込まれる。
自身に何もメリットがないため拒否する尚文だったが、国王の鶴の一声で強制的に決闘に参加させられる。
攻撃手段に乏しい尚文は『盾』のスキルをトリッキーに用いて有利に戦闘を進めるが、不可視の風の魔術を用いたマルティの不意打ちを喰らい、敗北を喫してしまう。
物言いも認められず、ラフタリアは奴隷契約から強制解放されるが、独善的で一方的な言い分で自身を尚文から奪おうとする元康たちをラフタリアは拒絶。
彼らから聞かされる尚文の悪評も一蹴し、絶望から錯乱する尚文自身から拒絶されても、ラフタリアは尚文の《剣》として傍にいることを宣言する。
自分と、自身の無罪を心から信じ、一緒に居ようとするラフタリアの信頼を受けた尚文は、信じられない心地で改めてラフタリアを直視する。
そこにいたのは、やせ細りすべてを諦めた目の幼い獣人ではなく、美しい容貌の強い意志の籠った目をした獣人の少女だった。
そんな彼女からもう一度、自分を信じ一緒にいたいと望む言葉をかけられた尚文は、気付けば彼女に縋り付いて涙していた。
こうして初めて心から信頼し信頼してくれる人を得た尚文はトラウマから解放され、
ラフタリアと共に立ち上がり、《盾の勇者》として戦っていく。
その後も言葉上はそれまでとあまり変わらず、損得勘定でしか動かないなど、偽悪的に振る舞うものの、
生来のお人よしから危機に陥っている村を助けたり、他の勇者の尻拭いなどもついついやってしまったり、
ゲーム感覚で派手な活躍はしつつも足元やアフターフォローには意識が回らない他の勇者たちよりも、世間から信頼されるようになっていった。
#region(物語の終盤では……(ネタバレ))
物語の終盤では「神を僭称する存在」を倒すため、ラフタリアと共に“神”に等しい力を得る。
最後の敵を倒した後、同じくさまざまな世界を侵略しようとしているほかの神を倒すべく、分身を残し旅立っていった。
分身の一体は異世界に永住し、もう一つの分身は現代の日本へラフタリアと共に帰還した。
異世界の尚文はラフタリアを第一夫人とし、メルロマルクの女王となった[[メルティ>メルティ=メルロマルク]]、サディナとの間に子供を作る。
日本に帰った尚文はラフタリアと結婚したが、諦めきれないアトラとの三角関係になっている。
#endregion
なお、ラフタリア以外にも2名ほど奴隷の購入候補がいたが、それらを選ぶか否かは尚文追放の主導を元康がするか、それ以外がするかで変わる。
いずれも尚文とラフタリアとの関係に勝るとも劣らない信頼関係を築くことになる。なお、ラフタリア以外は男なのでホモっぽい関係になる。
恋愛面は上記の通り冤罪の一件で女性不信になっており、また全てが片付いたら早々に元の世界に戻りたいと思っていたため、関心はまったくない。
ラフタリアをはじめ、何人かの女性に好意を寄せられているものの、当の本人はそれが好意だと全く思っていないほど鈍感になっているが、
とある一件以降は、ラフタリアたちからの想いに向き合うようになった。
また、キチンと自己紹介をしていない相手の名前はまともに覚えようとせず、相手の役職や言動からくるイメージで妙なあだ名をつけるくせがある。
例:
エクレール→「女騎士」(女騎士のテンプレのような姿から。)
ウィンディア→「谷子」(魔物を庇おうとしたときの姿が『風の&font(b){谷}のナウシカ』のあのシーンを連想させたため。)
フォウル→「アルプス」(妹が立てるようになった時のセリフがまんま『アルプスの少女ハイジ』のあのシーン。)((ただしフォウルは既に名前を名乗っていたので、「アルプス」の呼び名が定着することはなかった。))
書籍版では周囲からのフォローもあり、ちゃんと名前を呼ぶようになっている。
*&sizex(5){&big(){&big(){■}}&bold(){槍の勇者のやり直し}}
《槍の勇者》・北村元康が過去に戻ったため分岐した世界。
基本的には未来の知識を持つ元康によって、王女に裏切られる際に助けてもらい、
自分を信じてくれる者が最初からいるため人間不信になることはなく、目つきも悪くならない(稀に元康の脳内に登場してツッコミを入れることはあるが)。
ただし、キレた時は本編の尚文のような威圧感を見せている。むしろ普段のギャップもあって余計に怖く感じる。
正気の尚文は奴隷を買う事に抵抗感があり、そもそも元康やフィロリアル達が仲間になっているため、奴隷を求める必要性も無かったため、
終盤のループまでラフタリアと出会う事はなかった。
・シルトヴェルト編
元康とエクレールと共に脱出、メルロマルクからの刺客を倒しつつ盾の勇者を信仰する亜人の国に向かう。
しかしその後タクトと戦う事になり、最終的にはメルロマルクとの戦争にまで発展する。
このループではエクレールといい雰囲気になっていた。
が、恋仲になるという事はなく、その後のエピソードで途中から一緒にループを継承してきたガエリオン(♀)と親しくなる。
手を出さないようにと何度も念を押した元康の願いもむなしく、ガエリオンと関係を持ってしまったため、
その腹いせに次のループで元康はとんでもないことをやらかしてしまう……。
・メルロマルク編
本編に沿った行動をするものの、本編以上に善行を行い過ぎた結果、メルロマルク国内で革命が起こるほどの大騒動になってしまう。
この騒動を抑え革命軍を納得させるため、国民の支持の厚い尚文がメルロマルクの新しい国王となる。
なお、その騒動の弊害でエクレールは獄中死してしまう。
その後は元々敵対関係だった樹に加え、中立的な立場だった錬とも関係が悪化。四霊が全て復活してしまう大惨事となってしまう。
・フォーブレイ編
ついに錬・樹も冤罪事件の時点で仲間にすることに成功し、四聖勇者勢ぞろい(とエクレール)でフォーブレイへと旅立っている。
ここでは持ち前のリーダーシップから自然と四聖勇者のリーダーとして活躍し、
周りが見えない錬にアドバイスしたり、樹の空回りしがちな正義感を抑えたり、暴れる元康を鎮めたりしている。
・帰還編
元康が本編を再現しようとする話だが、その際にやりすぎてしまうと奴隷すら買わず、決闘時点でカーススキルを発現させてしまう。
また元康が頻繁に足長おじさんとしてラフタリアに接触し過ぎると、決闘時にラフタリアが正体を見破ってしまい、
元康に親しげに話しかけたせいで尚文がラフタリアを寝取られたと勘違いしてしまい、暴走してラフタリアを殺してしまう。
最終ループでは奴隷を買う事が出来ず、魔物と戦えないため釣りで生活しようと別の村に移動するため、近隣にいたサディナと出会い奴隷にする。
そして肉食系のサディナに決闘後に襲われてしまう。
*&sizex(5){&big(){&big(){■}}&bold(){伝説の盾}}
尚文が異世界に召喚された時から持っている、伝説の盾。
「盾」と呼ばれてはいるが、可能性を信じることで「壁」や「城」など様々に変化させることができる「守り」のチカラ。
装備した者は自身の防御力が極めて強化され、身体に直接攻撃されても受けるダメージは大きく減少し、
強化していけば他の勇者の攻撃すら正面から受け止められるほど強固なものとなる。
反面、攻撃力は全然伸びなくなり、攻撃魔法やアイテムなどの間接的な攻撃方法も使用不能。
『他の武器を持てない((薬品や調理器具などは本来の用途であれば普通に使えるが、攻撃に用いようとすると落としてしまう))』という四聖勇者共通の特性もあって、攻撃性能はからっきし。
関節技の威力も攻撃力依存のため、当初の尚文が行える攻撃手段は、相手を押さえつけたり殴ったりすることだけだった。
のちにカウンタースキル付きの盾が使えるようになり、以降はそれで攻撃している。
相性がいいのは『弓の勇者』である樹で、彼が遠距離攻撃に集中し、尚文が樹への攻撃を防ぐのがベストな戦法。
過去の盾の勇者は多少の攻撃力を有しており、尚文ほどの防御特化では無いことが明らかになっている。
適性魔法は「回復」と「補助」。
勇者専用の魔法は「オーラ」系で、味方の全能力バフという優れもの。
なお、回復系魔法にはダメージを与えるものもあるらしいが(『ダイの大冒険』の「マホイミ」みたいなもの?)盾の勇者である尚文には一切使うことが出来ない。
◇おもな使用スキル
・エアストシールド
一定時間、周囲の空間の任意の位置に盾を1枚出現させる。空中に出現させて足場にしたりなど、防御以外の活用も可能。
つづけてもう一枚盾を出現させる「セカンドシールド」、さらに一枚出現させる「ドリットシールド」というスキルもある。
・シールドプリズン
一定時間、対象の周囲に盾でできた檻を出現させる。対象を外部の攻撃から守ったり、逆にとらえたりできる。
◇強化方法
・エネルギーブースト
勇者専用のEP(エネルギーポイント)を使用し、スキルや魔法、武器を強化する。
勇者以外の存在も「気」を習得することで同様の力を発揮出来る。
・強化方法の共有
この強化の存在を認識することで、他の武器の強化を利用した時の倍率が上がる。
#region(強化方法について(ネタバレ))
勇者の武器の中で、盾のみ独自の強化方法が不明のままだったが、
その強化方法とは「人々を信じる事――信頼を受ける事」であった。
実は、この強化方法はヘルプに載っていなくても自動で発動するという特殊な強化方法だった。
「[[三勇教]]」の教皇戦で他の勇者たちよりもレベルが低いにもかかわらず、実力は他の勇者たちとほとんど変わらなかったのは、
尚文以外の勇者が好き勝手やった結果信頼を落として弱体化し、逆に尚文は信頼を得ていったため。
『槍の勇者のやり直し』では、元康がその可能性に感付いている様子が見られる。
#endregion
*&sizex(5){&big(){&big(){■}}&bold(){余談}}
作者の別作品『ディメンションウェーブ』では、『ウェーブ』の主人公絆†エクシードが宝箱から見つけたキャラとして、
絆が雇用するようになったペンギン型生物『ペックル』の&bold(){盾の勇者『ブレイブペックル』}が登場。
ディフェンスに長け装飾細工や料理も出来る優れた従者で、絆が乗騎を得た際ついでにひよこ乗騎に乗っているが、ストレスが溜まりやすくグレやすいという欠点が存在。
入手から少し後絆の妹がダンジョンで入手した&bold(){赤髪の人形}を無理やり押しつけられ続けた結果、
一回&bold(){暴走して「ダークフィロリアル」を使うボスキャラ化し}、激戦の末正気に戻された後、アライグマっぽい「ラフぬいぐるみ」を得て心が癒された。
ちなみにブレイブペックルが発見された場所には盾・剣・槍・弓が記されており、盾以外の武具を身に着けた生き物がいる可能性が示されている。
&s(){どう見ても尚文です。ありがとうございました。}
追記・修正は強姦魔にされてからお願いします。
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,9)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- ループとか書いてあるけどどういう構造なのか分かんないな。盾と槍と真槍があってそれぞれパラレルってこと? -- 名無しさん (2019-02-08 09:09:25)
- この手の話でいつも思うのは何故盾とか支援職を軽視して虐待するのかという 魔王軍に押されっぱなしの劣勢でンな遊びしてる場合か馬鹿ってのが先に立つな -- 名無しさん (2019-02-08 13:36:38)
- 他の面では粗大ゴミだけど、虐待理由に痛みを伴う回復術を乱発させるためって理由付けてるだけマシなヤツとかあるな 他の面ではどうしようもない粗大ゴミだけど -- 名無しさん (2019-02-08 13:38:15)
- ↑2 この手の話にそういう疑問を持つだけ無意味定期。実際のゲームで支援職がないとすぐパーティ壊滅するとか、実際の軍隊は戦闘部隊の何倍もの支援部隊があるとか知らないと理解できないし。そういった「リアルさ」はある意味ジャガイモ警察的なところがあるんじゃないかね? -- 名無しさん (2019-02-08 15:05:15)
- 幾ら隔離されていて互いの人となりを知らなかったにしても、暴行されかかった女がよく装備剥いで逃げ出す余裕があったな。と誰も疑問に思わないのが何とも -- 名無しさん (2019-02-08 16:14:20)
- 項目が悪いのではなくて作品項目がないから今一解らないのよね。上のループもそうだけどどうして裏切られたのかも解らないから疑問だけ増えちゃう -- 名無しさん (2019-02-08 20:20:21)
- ↑4 それに関しては説明ついてて、盾以外の三勇者が元の世界で異世界に酷似してるゲームをプレイしていて、そのゲームでは軒並み盾役が産廃だったから。で、ステータスなんかのせいで、異世界がゲームの世界だと誤認している状態だからだよ -- 名無しさん (2019-02-08 21:00:30)
- 「本当なんです!信じてください!」 -- 名無しさん (2019-02-13 08:45:45)
- 作品の方でも書いたけど「男アンジュ」ってのはこいつの事を言うんじゃなかろうか。 -- 名無しさん (2019-02-13 11:26:10)
- 冒険開始からあんなんなったら普通尚文みたく人間不信にもなるよなと思うだけに、某竜探索の11番目みたいなRPGの主人公たちにはやっぱりとんでもない聖人力が求められるんだろうなーとも思ってしまう。 -- 名無しさん (2019-02-15 20:38:15)
- ↑10作品そのものの記事にもあるが、盾(web版)の終盤にアレな目に遭った元康がある欲望を抱いてるが故に"時間遡行"の能力を持つ武器(槍)が宿った。そこで欲望を叶える為にもお義父さん(尚文)を助けながら色々やるのが槍の話。沢山のifがあるから新鮮味や盾本編がいかに奇跡的なバランスで構築された√であるかを垣間見る事が可能になる -- 名無しさん (2019-02-16 02:47:06)
- アニメ版の尚文は原作より幾分かマイルドになっている印象が強い。作中2回目(ソウルイーターとグラスが出現した)の波の後でオルトクレイに呼び出された際にクズ呼ばわりしなかったり、マインとオルトクレイに死刑を言い渡したのが女王からだったのでそれに待ったをかけて改名を提案したり等がその例。 -- 名無しさん (2019-06-13 08:54:36)
- 男版アンジュって呼ばれてるけど、本家のアンジュはかなり高慢ちきで偉そうだったのに対し尚文はかなり優しいぞ、実際直接殺した奴も正当防衛だし。周りが選民思想に凝り固まった屑国民じゃなかったのも大きいな。 -- 名無しさん (2019-10-27 09:37:08)
- まあアンジュの場合元皇女っていう立場だった事もあるよな。尚文はネトゲの首脳陣の一人と言う事以外は一般人だし。というかこの二人の共通点もいくつかあってそのうちのひとつに「異世界の人間と敵対してたが後に和解」「その異世界人の代表が前の自分の鏡写しのような人物(アンジュならサラ子、尚文なら絆)」というところに気づいた。 -- 名無しさん (2019-11-01 09:38:26)
- 異世界かるてっと2期では尚文だけ正統派勇者なんだよな他は元ゲーマーの魔王、元社畜の幼女、引きこもりだし -- 名無しさん (2019-12-07 17:58:18)
- 強化方法が正統派のそれなんだよなぁ… 本当黒幕の謀略がなかったら他の三勇者と切磋琢磨して王道な勇者の成長しとったんやろなぁ -- 名無しさん (2020-02-02 12:27:36)
- ↑ -- 名無しさん (2020-02-21 06:43:15)
- ↑3正統派もクソも、そもそも他4人は勇者ですらないだろ 魔王、軍人、自称騎士、冒険者 まあ、クズマさんは結果だけ見れば勇者っぽいけど -- 名無しさん (2020-02-21 06:45:44)
- ↑6原作そのままだとアニメ視聴者が引いてしまう -- 名無しさん (2020-07-03 08:19:56)
- ジオウとのクロスでソウゴとウォズに庇われたおかげであまり人間不信にならずに -- 名無しさん (2020-09-24 22:31:41)
- ↑途中で送信してしまった。最初から庇って助けてくれる仲間が居ればあそこまで人間不信が酷くならずに済んだと思う -- 名無しさん (2020-09-24 23:01:22)
- いせかるだとラインハルトとユリウスには会話はないけど仲良さげなシーンあるから 、一応そこまでにんけ -- 名無しさん (2020-10-19 19:43:11)
- 最近作者の別作品で、「赤毛の女人形を見ると憤怒に捕われる料理のうまい盾勇者ペンギン型生物」が登場したぞ。 -- 名無しさん (2021-04-04 17:22:22)
- 中の人的に異世界転移したGV。ただガンヴォルトよりも恵まれてはいる。いやガンヴォルト君はマジで… -- 名無しさん (2021-05-01 00:00:14)
- ↑2そしてやはり赤毛の女人形を見るとブチ切れて女性キャラを豚呼ばわりする槍勇者ウサギ型生物が登場した件 なおこの作者の作品は世界観のリンクがみられる物がいくつかある(上の方で出てる絆はその別作品主人公の並行存在と思われるし、それとも違うまた別作品の主人公が弓勇者の生きていた世界出身であることが示唆されてたり) -- 名無しさん (2021-08-11 17:56:11)
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