Death Stranding

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&font(#6495ED){登録日}:2020/03/03 (火) 01:40:01 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&big(){&bold(){&color(red,black){あなたをビーチで待っている。}}}} 『Death Stranding』とは、コジマプロダクションより2019年11月8日に発売された、PS4用ゲームである。 2021年9月24日にはPS5にて、2002年3月30日にはWindows/Steamにて様々な追加要素を追加したディレクターズカット版が発売。オリジナル版を所持していれば低価格でアップデートできる。 *&sizex(5){【ストーリー】} 以下、公式サイトより引用 >「デス・ストランディング」は世界を変えた。人類は分断され、孤立した。サム・ポーター・ブリッジズは、未来への希望を手に、世界を再び繋ぐために歩きはじめる。 *&sizex(5){【ゲームシステム】} ところで、現実世界には「&ruby(ぼっか){歩荷}」という職業がある。 山道や荒野のように道路が敷設されていない、敷設できない土地で、大きな荷物を背負って運ぶお仕事のことであり、日本にもこの職業についている方がいる。 本作の主人公・サムの仕事も実質的にはこの歩荷と同じ。 広大なオープンワールドの中で大きな荷物を背負ったサムを操作し、その荷物を傷つけないように目的地まで&bold(){&color(red){徒歩で}}配達する、それがこのゲームの目的である。 シェルターからシェルターに依頼を受けて荷物を配送するという所謂お遣いゲー的な要素をメインとして作り込んでいるのだが、本作のポイントは&bold(){そのお遣いゲーとしての作り込みが物凄い点}にある。 そもそも舞台であるアメリカ合衆国は&bold(){大災害により文明が崩壊に追い込まれた[[ポストアポカリプス]]状態}にあり、 本来あったはずの道路や建造物は後述の"時雨"によってすべて失われている。 このため、上述の歩荷のように道なき道を歩くことを余儀なくされる。 大地のデコボコ感や傾斜は現実の自然そのままであり、&bold(){どの場所に足をつけば転ばないか、安定して渡れるルートをどう確保するか}といった、山登りで求められるものと同様の工夫が求められる。 オドラデクセンサーで地形の状態などをハイライトできるため、基本的にはセンサーを積極的に焚き、黄色・赤で表示される地形をむやみに通らないのがセオリー。 梯子や縄などの道具でルートを開拓することもできるが、これらの道具も同じ荷物として持つことになるため、これをいくつ持っていくか、どこで駆使するか、という判断も必要。 さらに、その荷物それぞれに重量や大きさ、重心の概念があり、運び方そして積み方次第でバランスの崩しやすさも変わってくる。 運搬中のテクニック、出発前の荷物選定の双方で工夫のし甲斐があるため、絵面に反してけっこう奥の深いゲームである。 それに加えて、「BT」と呼ばれる未知の存在や配送物を奪いにかかる「ミュール」と呼ばれる集団などが立ちはだかることもあり、それらをステルスプレイでやり過ごしたり非殺傷武器で撃退したりして身の安全と荷物を守り抜く必要がある。 ポストアポカリプス?マッドマックスかよ?と思うかもしれないが、そんなことはない。 このゲームは、ポストアポカリプスとなった要因、人々の価値観、世界観が以前のフィクションとは類を見ないものと化しているのである。 ポストアポカリプスものにありがちなパターンとして、「世界は人間の戦争/人工ウイルスの流出によって崩壊した……」のような人間の自業自得的な設定付けがなされるが、本作において文明社会が崩壊した責は人類にはない。 その原因はずばり、【デス・ストランディング】という自然現象である。 このことから、重い世界観設定に反して、人心は多少乱れてはいるものの明確な悪人は(一部除き)ほぼ登場しないことも本作の特徴である。 *&sizex(5){【デス・ストランディングって?】} ・「死者がBTとなる」 死んだ人間を48時間以内に火葬しなければ、死体はネクローシス(壊死)という現象によってタール状の黒い液体に覆われて溶けた後、『beached Things』……BTという幽霊のような存在となる。 BTからは後述の対消滅による絶大な危険が起こる他、上述したタールはカイラリウムと呼ばれる反重力物質でできており、これは通常の人体に触れると深刻な健康被害を及ぼす。 本作のアメリカでは、カイラリウムの海がアメリカ中部と西部を分断し、タールベルトと呼ばれる一大地形を形成している他、 カイラル粒子の雲の影響により、北米アメリカ以外の他の都市がどのような状態か把握する手段が完全に消えてしまった。 しかも、BTは普通の人間には知覚することが出来ない。 研究の末…人類は脳死の母親(スティルマザー)と繋がれた胎児、つまり生まれても死んでもいない赤子「BB」を通して、死者であるBTを感知することでようやくこの脅威に対処することができるようになった。 ・「生きた人間がBTに捕食されると、対消滅が引き起こされる」 対消滅とは、要するに核爆発クラスの大爆発である。 つまり、人が死ぬたびに都市が消し飛ぶクラスの爆発の危険性が生まれる。 逆に言えば、死体が一つあれば容易に都市1つを危険にさらすテロ行為が可能ということでもあり…… ゲーム中では死体をリアルタイムで計1日分放置しているとBT化し、またそれがNPCと接触するとゲームオーバーとなる。 ・「時雨(ときう、タイムフォール)が降る」 一見、普通の雨のように見えるが、こいつは最初に[[当たった物質の時間を急激に加速させる>ホワイトスネイク(ジョジョの奇妙な冒険)]]というとんでもない性質がある。 対象が物であれば劣化し、生物であれば成長や老化を早める。 カイラリウムを8~9割ほど無害な固形にしたカイラル結晶だけがこの影響を受けないのだが、大量使用による汚染を懸念されて効果を低減するコーティングを施す程度しか取れない。 つまり、建物や建造物は雨が降るたびに一気に風化し、そして時雨を凌ぐ手段も知能もない野生動物は生きることすらできなくなってしまっている。 実際野生動物は本作のオープニング以降は一切オープンワールドに姿を現さず、よってこの手のオープンワールドゲームでお約束となる狩人要素はありえないのである。 それ故に、食糧事情は極めて困難。&color(silver){時雨を上手いこと活用して特製の酒を醸造しているタフな小麦農場もあるが} なお、寒冷地では「時雨」の代わりに「時雪」が降るが、これも影響するところはほぼ同じである。 ・「人間の居住地は基本的にシェルター」 以上のことより、人間はシェルター以外の建造物に住むことは困難なうえ、外に出ることすら容易ではなくなってしまったため、シェルター間の交流、物資のやり取り、情報発信手段など様々な問題を抱えている。 そのシェルター間のやりとりを請け負うのが、本作の主人公サムといった運送者…「ポーター」である。 ……ここまで読んで全くわけがわからないって?大丈夫だ、プレイしていったら分かるようになる。 *&sizex(5){他のポストアポカリプスフィクションと異なる点} *&sizex(5){【人間の死後が明確に描写されている】} ある意味、本作を象徴する点。 上記のBTに加え、個人が持つあの世「ビーチ」と称される空間が存在することが明確に描写されており、 「ビーチ」を通して通信する技術「カイラル通信」をアメリカ北米大陸に東西横断して繋ぐことが本作の最重要目的となっている。 後述の分離過激主義者も、死の概念の崩壊による宗教破壊によって生まれたようだ。 ビーチの元ネタは恐らく日本の三途の川だと思われる。 *&sizex(5){【倫理観、価値観が、ほとんど現代世界に準じる】} 世紀末でお馴染の無法ヒャッハーが溢れる……なんてことはない。 本作のアメリカ人は限りなく現代人ほぼそのままなうえ、後述の例外を除いて大抵の人は殺傷や無益な争いを好まない。 理由は単純で、殺したら遺体がBTになり、大破壊を招く災厄と化すため。 本作の前半から登場する敵勢力「ミュール」も、大抵はわざわざ非殺傷武器で武装しているうえ、その成り立ちからそこそこ多くの人から同情されているくらいである。 そしてアメリカ社会とのつながりを「束縛」と解釈する者たちも少なくなく、現代以上に他人との関わりを良しとしない「ブレッパーズ」(備える者たち)&s(){つまり俺ら}も数多く存在する。 そういう者たちは都市シェルターから距離をとり、個人用シェルターにて少人数、あるいは一人で暮らしている。&s(){当然ながら一癖ある連中ばかりである} *&sizex(5){【仕事の報酬が「いいね」】} 貨幣の概念が崩壊しているため、仕事の報酬で貰えるのは「like(いいね)」という評価点。&s(){[[やりがい搾取]]ではない…のだが、主人公に対する給料の描写がないことや世界を繋げるという漠然とした企業理念を顧みるにマジでやりがい搾取かもしれない。} 荷物が綺麗な状態で配送したり、指定された時間よりも早く届けるなど、優秀なポーターであるほどたくさんのいいねが貰えるというわけだ。 本ゲームにおいてはミッションスコア兼経験値としての役割を果たしており、 交通の弁の不便な場所に資材を投資して建設物を建てることが、プレイヤー自身の攻略上で助けになるのは勿論のこと、他のプレイヤーが利用することによるいいね稼ぎ…すなわち経験値稼ぎにもなるのである。 なお、いいねを集めることで上昇するランクはその達成方法や配送種別により5つの分野((多物量配送・壊れ物配送・時間制限配送・配送外の落とし物保護やその他配送、そして建設物による他プレイヤーへの貢献))に分かれており、分野ごとに一定ランクに達した時の恩恵が異なる。 ただしポーターとしての過酷な仕事と上述のカイラル物質によって精神を侵され、いいねを得ること「だけ」に快感を見出した人間たちの集団もいる。それが上述した敵の「ミュール」である。&s(){サムも手っ取り早くレベルを上げたがるプレイヤーによっては似たような末路を辿る} そして精神汚染が深刻化したミュールは、配達物を[[殺してでもうばいとる>アイスソード(ロマサガ)]]テロリスト同然の存在になってしまうことも少なくない。 ミュールは現実のSNSにおけるいいね中毒者がモデルかと思われる。 *&sizex(5){【本作の敵、分離破壊主義者(ディメンズ)】} 他人との繋がりがテーマである本作における最大の敵。「繋がりは義務を要求し、個人を縛る鎖だ」と主張。 「他人とつながること」をブレッパーズ以上に拒絶する過激派で、自殺の幇助、&bold(){核兵器の使用}、危険な化学物質の略奪、旧世代の兵器の確保など、さまざまなテロ活動を行っている。 最悪なことに、ディメンズにはデスストランディングに関わる能力を高レベルで持つ者も関わっており、ゲーム冒頭の対消滅も彼らが原因とされている。 ゲーム中ではミュールが非致死性武器で気絶させてくる(受けたダメージは血液残量まで時間で回復する)のに対し、 ゲーム後半のフィールドよりテロリストが登場し、殺傷武器を用いて遠距離から血液ダメージを与えてくる(血液袋やクリプトビオシスが残っていない限り回復しない)。 ……さて、世界観に関してはこれ以上書くとネタバレになってしまうのでここまでにしておこう。 ここから先の世界に関しては、ぜひプレイして自身の目で確認してほしい。 *&sizex(5){&big(){&big(){■}}登場人物} 「ネットが世界を覆いつくしても、争いは絶えなかった。無理矢理世界を繋げても、また綻びが生まれる。同じことを繰り返すだけだ」 ・サム・ストランド(サム・ポーター・ブリッジズ) 演:ノーマン・リーダス 日本語吹替:[[津田健次郎]] 本作の主人公にして、シェルター間の配送を請け負うポーターにして、アメリカ大統領ブリジットの養子。 過去には「伝説の配達人」と呼ばれた男だが、本作開始時点では「とある事件」からブリジット及びブリッジズから離れ、「ただのサム」としてポーターをやっていた。 BTを見ることが出来ずとも気配を感じることが出来る「DOOMS」であると同時に、''例え死んだとしても「繋ぎ目」から生還できる特異体質者「帰還者」''である。ブリッジズが彼の雇用にやたらと積極的なのはこれが理由。 「とある事件」により大きく心を痛めており、プロローグの時点でも上記のセリフを吐くなど他者との繋がりに関してかなり懐疑的になっているのだが、義姉アメリの危機と、ブリッジズメンバーの脅迫染みた説得に応じ、アメリカの運命を左右する配送に携わる。 ポーターとして数十キロの荷物を背負い、時に道なき道を、時に時雨により荒廃した廃墟を、時に山や谷を歩くその姿は、まさしくナイスミドル。 そしてシェルター間の配達を完了するついでに、ブリッジズが開発した通信技術「カイラル通信」を用いて、シェルターもの間にいくつもの橋(Some Bridges)を掛けることとなる。 ……ここまで書くと立派なものだが、 ・独り言が多い。しかも無駄にバリエーションが多い ・プライベートルーム内で時折奇行に走る ・接触恐怖症のため、他人と握手も出来ない。なのに事あるごとにブリッジズメンバーに迫られてキョドる ・後述のBBに対する扱いが完全に親戚のおっちゃん と、彼は「職場に一人は居るコミュ障で窓際の弄られおっさん」であり、ある時はプレイヤーに笑いを、あるいは共感を与える。 ぶっちゃけ本作のヒロインでもある。 #region(彼の抱えるブラック労働環境) ・手錠型の端末をオープニングの気絶中に取り付けられ、以後自分の意思では外せない ・サポートという名の監視。シャワー中でもお構いなし。 ・義母を看取ったあと、遺体を背負って徒歩で焼却場まで運ぶよう強引に頼まれる。 ・義母の遺体と共に、赤子(BB)の焼却も命じられる。そのBBのお蔭で窮地を脱した後は雇用説得のダシに使われる。 ・アメリカ北米大陸東西横断に挑戦。一人で。 ・苦労をしてシェルター間の配送、危険地帯への突入を終えても、労いの言葉が貰えるとは限らない。 ・BTが彼の体液に弱いと判明後は、毎日寝るたびに500ml献血。小便や大便、シャワーの廃液も武器に加工。 ・ミュールやテロリストから荷物の奪還を依頼される #endregion #region(「とある事件」とは) サムにはルーシーという妻がいた。 彼女はサムとの間に子供を身ごもっており、性別検査で女子と判明したため「ルイーズ」の名前を与える予定であった。 BB-28に「ルー」と名付けたのはこれが理由である。 だが、何を血迷ったか&bold(){サムの義母ブリジット、もといアメリは夢の中で彼女を絶望に叩き落し、自殺させた}。 ルーシーの死を聞いて急ぎ病院に戻るも、これまたブリジットの手先である分離過激主義者たちに妨害されてしまう。 結果的に病院を中心に大規模な対消滅が発生し、帰還者であるサムだけが生き残る事態に。 サムは妻と娘を失った身でありながら、対消滅の責任を糾弾され世間からの批判をその一身に浴び、人知れず姿を消したのだった。 なお、この件に関してのメンタルケアの類は一切受けていないし、ゲーム通してブリジットから謝罪されることもなかった。 それでいて、手錠をかけて監視し、無理矢理ポーターへと業務復帰させられているのだ。 とんだブラック企業である。 #endregion ・BB-28 サムが装着することとなるBB。 生きた胎児を利用した装備で、この胎児と機器で“繋がる”ことによってサムはBTを視認できるようになる。 もちろんBBは赤子なので彼女(彼?)にも意思がある。 本来、DOOMS能力者であるサムにはBBが使えないはずだが、何故かこれを使うことができた。 しかし、前例がない機能を利用する代償か、時折謎の記憶がサムの脳裏にフラッシュバックされるという現象に見舞われる。 赤子なので、サムが無茶な道を歩こうとして転がり落ちたり、川に流されたり、 あるいは、生きた人間の殺傷を行うとストレスを感じて泣いてしまう。 赤子よろしくあやすことで症状を抑えることが可能だが、放置したり何度もストレスを与えると中毒状態に陥り、BBとしてのBTを感知する機能が使えなくなってしまう。 BBの状態は左下のゲージで表示されており、中毒に近づくほど減っていく。 「宇宙飛行士((デスストランディング ねんどろいどもあ ルーデンス ミニフィギュア))をつけてあげるね」 「人類はどこへでも行ける 宇宙へもね」 「もう少し待ってくれ」 「これが終わったら行きたい所にどこへでも連れて行ってやる」 ・クリフ 演:マッツ・ミケルセン 日本語吹替:[[山路和弘]] サムがBB-28を装備した時に浮かび上がる謎の男性。 脳死母とも思われる女性を傍らに、優し気にBBに話しかけるその姿から、BBの父親であることが推測される。 そして、本ゲームのプロモーションにおける「黒い涙を流しているマッツ・ミケルセンのポスター」が、当時非常に話題になったことでも有名。 クリフとは「崖」の意味。橋を意味するブリッジズとは対極の名前でもある。 #region(既に故人かと思いきや) 彼と彼が率いる亡霊たちと、WW1、WW2、そして[[ベトナム戦争]]の銃声の飛び交う激戦区の中で戦う場面があり、 この間だけは、プレイヤーもといサムも身を守るために殺傷武器を使用し、クリフと戦うこととなる。 サムが持っているBB-28を奪おうとするその姿は、奪われた我が子を取り戻さんとする父親の姿そのものである。 #region(とはいえ、いまいちサムとの会話が噛み合わないのだが…) それもそのはず、クリフが探し求めている「BB」は、サムが持っている「BB-28」ではない。 そもそも、BB-28に付いていたルーデンスのフィギュアは、イゴールが兄弟の証として持っていたものだ。 では、クリフが探し求め、ルーデンスのフィギュアを取り付けたBBはどこにあるのか? それは、&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){ほかならぬ主人公サム、もといBB-1のことである}}。 #endregion #endregion 「大丈夫、ゲームと同じだよ。 またリセットしてやり直すだけだ」 ・デッドマン モデル:ギレルモ・デル・トロ 声:Jesse Corti 日本語吹替:石住昭彦 ブリッジズにおいてBBのメンテナンスを担当をする監察医。額に縫い傷のあるダンディなおっさん。 BBをあくまで「道具」とみなし、サムに対してあまり感情移入しないよう忠告しているものの、どこか自分自身に言い聞かせているような節もある。 デッドマンという呼び名には何らかの理由があるようだが……? 話し相手にボディタッチしたがる癖があるためサムとは相性が悪い。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){実質本作のヒロインである。サムとの濃厚密着シャワーシーン(+壁ドン)もあるし。}} 「アメリカという国があって、誰もがどこまでも、自由に行けた。 お前のような運び屋はいなかった」 ・イゴール ブリッジズ死体処理班の人間であり、BB-28の元の所有者だった人物。 発見が遅れ、ネクローシス寸前となった死体を急いで死体焼却所まで持っていく、BTに捕まったトラックの運転手を謝罪の言葉とともに射殺する、BTに捕まった際に自殺によって被害を防ごうとするなど、責任感の強い人間であったことが伺える。 しかし、その自殺を何者かによって妨害されたことにより、結局はアメリカ最大のシェルターをも巻き込む大規模な対消滅を引き起こしてしまうことに。 BBのポッドについていたねんどろいどのルーデンスは、自分の兄弟との思い出の品でもあったようだ。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){しかしこのルーデンスのせいでクリフからBBを奪った敵と認識されてしまうことに}} 「アメリカを再建するの。また世界を繋がらなければ、人類は皆、滅びてしまう」 ・ブリジット モデル、声:リンゼイ・ワグナー 日本語吹替:[[井上喜久子]] アメリカ合衆国初の女性大統領にして最後の大統領。 物語冒頭では既に末期癌に侵されており、サムとの束の間の再会の後に命を落とす。 その際、アメリカ再建を強く訴えかけるために点滴チューブをブチブチと引きちぎってサムに詰め寄ったり、サムが無理矢理つけられた手錠型端末を見て仲間に加わったと解釈して笑顔を浮かべたりするシーンは軽くホラー。 CVの井上喜久子氏は、別の世界では大統領になっていれば世界が変わっていたとも称される偉大な女性軍人を演じたことでも有名である。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){コメント欄に怨嗟の声が溢れている通り、彼女は劇中とんでもないことをやらかす。というか実質全ての元凶}} 「こんな形で再会するとは、皮肉なもんだ。お互い死ねない者同士だからな」 ・ダイハードマン 演:トミー・アール・ジェンキンス 日本語吹替:[[大塚明夫]] アメリカ再建機関「ブリッジズ」の長官にして、アメリカ大統領ブリジットの片腕。 怪しげな骸骨のような仮面がトレードマークの黒人。 オープニングにて、サムにブリジットとの面会の場を用意し、彼女の火葬後は義姉アメリを次代アメリカ大統領として紹介した。 本作におけるオペレーターポジのキャラでもあり、サムの行動に突っ込みを入れたり、時に激しく叱りつけたりもする。 「ダイハードマン」とは「死なない男」の意味であり、主に過酷な戦場から幾度も生き抜いた兵士に与えられる称号である。 CVの大塚明夫は、最早語るまでもなく別の世界では幾度も世界を救った伝説の英雄を演じていることで有名。 上記のセリフは、ダイハードマンの初登場時、つまりCVが発覚する際のセリフでもある。一部のプレイヤーには思うところがあるかもしれない。 「今の私たちに必要なのは孤立じゃなくて繋がること。そして結び目(KNOT)を作ることよ」 ・アメリ モデル:リンゼイ・ワグナー 声:Emily O'Brien 日本語吹替:[[井上喜久子]] ブリジット大統領の娘にして、サムの義姉。 そして「アメリカ」の名を持つ女性でもある。 本作におけるヒロインであり、まだ幼いサムにお守りを渡したのも彼女。 肉体が「ビーチ」にあるという特異体質であり、年を経ても外見が変わらない。 しかし現在分離破壊主義者にアメリカの西の端にて囚われており、サムの前でホログラムとして姿を現すことが出来てもその場から身動きが取れないという。 故に、サムは「アメリを助けるついで」に北米大陸横断配送に挑むこととなる。 「食べる?」 ・フラジャイル 演:レア・セドゥ 日本語吹替:[[水樹奈々]] MGS4のオールドスネークのようなぴっちりスーツが特徴の若き女性。 オープニングでサムに危うくバイクで轢かれそうになるも、彼女がDOOMS能力者であったがために難を逃れる。サムのバイクは大破したが。 その正体は、ブリッジズとは異なる民間配達業者「フラジャイル・エクスプレス」の社長であり、高いレベルのDOOMS能力者。 ゲーム中盤からは、彼女のDOOMSとしての能力を活かして配送センター間をワープすることが出来るようになる。ただし、持ち物は持っていけず、ワープ元の施設に預けていくことになる。 フラジャイルとは「壊れ物」の意味。その名前に恥じず、フラジャイル・エクスプレスは壊れ物を大切に運ぶことを誇りとした立派な会社だったようだが…… 「君の結び目からの帰還回数も記録的だが、 私はビーチ訪問の記録保持者だ」 ・ハートマン モデル:ニコラス・ウィンディング・レフン 声:Darren Jacobs 日本語吹替:[[大塚芳忠]] ブリッジズのメンバー。古生物学者の男性。 DOOMS能力者であり、死んだ際に他人のビーチに侵入できる。レベルは不明。 現在はBTの調査研究を担当している。 21分毎に心停止し、その3分後には装着しているAEDで蘇生する(1日に60回死に、60回生き返る)……という極めて過酷な特異体質の持ち主。 その3分で「ビーチ」を訪れ、何かを探しているらしい。 こう書くとちょっと面白い体質の男だが彼にかかる負担は面白いどころの話ではなく、彼は全面マット張りされた研究室から出ることはできず((心停止でぶっ倒れても怪我しないように))、鑑賞できる娯楽作品は21分以内で済む短編映画&短編小説のみ、さらにはAEDの打ちすぎで心臓がハート型に歪曲し心筋症を患うetc…と、生き様は相当にハード。 会話中も頻繁に“死ぬ”ためサムをヒヤヒヤさせている。 「私の子よ。私はこの子のママ」 ・ママー 演:マーガレット・クアリー 日本語吹替:[[坂本真綾]] ブリッジズのメカニック担当。 縁なし眼鏡をかけた若い女性。子持ちのママであるらしく、兵器開発と子育てを並行して行なっている。 ぼやっとした気怠げな喋り方だが頭脳は優秀。 新しい武器を作れるようになると、彼女から説明が入る。 「ロックネ」という妹がおり、彼女と意識をお互いに共有できるDOOMS能力の持ち主。 「気を付けて 中身は こ・わ・れ・も・の」 ・ヒッグス・モナハン 演:トロイ・ベイカー 日本語吹替:三上哲 分離破壊主義者でテロリスト集団のリーダー。常に黄金の仮面を身につけている異様な風貌の男。 フラジャイル曰く「レベル7か、それ以上」の能力を持つ能力者で、BTを操り、時雨を人為的に引き起こす他、フラジャイルと同じテレポート能力も持つ。 テロリストを率いて各地で対消滅テロを引き起こしており、サムの行く先々で姿を現しては巨大BTをけしかけ「GAME OVER」にしようと目論む。 演者とCVはどちらも別の世界で伝説の傭兵に忠を尽くした男のひとつの姿と同じであり、同様に作中でも屈指の謎めいた男。 %%素顔はオネエっぽい。%% 「やあ、サム!サム・ブリッジズ!」 ・プレッパー達 現実にも少なからず存在している、国家に頼らず生存術や物資の備蓄、避難訓練などに日常的に取り組んでいる人のこと。 それぞれの信条があるからこそ、都市シェルターではなく個人用シェルターに住んでいる。 彼らの協力を得るためには、サムは配送を通して信頼を勝ち取らねばならない。 余談だが、攻略に関係のない僻地に住んでいる隠しキャラのようなプレッパーは、殿堂入りという言葉を多用する雑誌編集者やら、映画監督やら、%%カズヒラ・ミラーのモノマネをする%%コメディアンやら、三浦大地そっくりの音楽家やら、何かと一癖ある連中が多いが、これは監督の知り合いを通じたカメオ出演であることが所以である。 『ピザを届けてください』 ・ピーター・アングレール 演:??? 日本語吹替:??? 複数いる「プレッパーズ」のひとりで、アメリカ中部、レイク・ノットシティの付近に住んでいる。 不定期に「ピザが食べたい」とメールを飛ばし、たびたびサムにピザ配達依頼を頼んでくる。 中には無理難題じみた難易度のものもあるため、道中での国道・インフラ整備などといった対策を万全にしておくことが必須となる。 どういうわけか配達しても顔を一切出さず、好感度にも変動がないムッとくるキャラクターだが、彼の配達依頼と重要依頼の双方を最後までこなすと……? *&sizex(5){&big(){&big(){■}}サムの配達を助ける乗り物・施設} ・[[モンスターエナジー]] 本作はモンスタービバレッジ社とコラボしており、 プライベートルームで仕事前に口にすることでスタミナの最大値を底上げし、 外で飲めばスタミナを一気に最大値まで回復することが出来る。 また、水をろ過してモンエナに変換する装置を持っている為、川の中に入ったり時雨に打たれたりしていると所持しているモンエナの量が少しずつ回復する。 なおプライベートルーム内では、&bold(){サムは仕事前に最大5本のモンエナを飲むことができる}。&s(){やっぱりブラック企業じゃねえか。} 時雨農場の依頼をこなすとゲーム内オリジナル飲料のビールに代わるが、飲み過ぎにより酔っぱらって暴れてしまうとモンエナに戻る。&s(){サムはいつだって監視というサポートを受けているのだ。} ・リバーストライク、トラック バッテリー充電式のタイヤで動く乗り物。修理可能。これを使用できるようになると世界が一気に広がる。 リバーストライク(前二輪・後一輪の三輪バイク)はスピード・走破性が高く、ちょっとした川や崖ならブーストダッシュからのジャンプで飛び越えることができる。反面、荷物は積めるが防水処理はされてなく吹き曝しで、時雨で荷物ケースや車体が劣化してしまう。また、川を渡ろうとするとスピードと燃費が一気に悪化したり、最悪の場合はそのまま水没してしまう。 荷物を積めなくなるがバッテリー容量または防御力が強化されるタイプもある。 トラックはスピードや走破性は控えめだが荷台により大量の荷物を積み込めるうえ、運転席と荷台に屋根があるのでサムと大量の荷物を安全に運べるという利点がある。国道が復旧してからが本領発揮の晩成型。 「ミュール」が使っているものを奪って使うこともできるが、こちらは荷台に屋根がなく積載量も控えめで、修理などもできない。%%シェルター入り口前に乗り捨てて配達の邪魔をしたことのあるサムは反省するように%% ・フローター 電力ではなくカイラル結晶をわずかずつ消費しながら浮遊してサムを追従する荷台。 乗り物を使わずに多くの荷物を運ぶことができ、サムが乗りスケボーのように斜面を高速で降りることもできる。 しかし操作感が独特で、慣れるまでは転倒して荷物をばら撒いてしまう事も多々ある。 ・発電機 アイテムを使う事で建設できる電柱のような装置。 近くに寄るとサムが装備する補助機械や乗り物の充電をしてくれる。 交通の不便な場所に建ててくれたプレイヤーにはぜひとも「いいね」を送ってあげよう。 ・セーフハウス マップ上にプライベートルームを作れる。ポストと同じ倉庫機能の他、体力回復や車両修理ができ、他のセーフハウスや「シティ」に瞬間移動することができるようになる。 うまく設置すれば中継地点や移動時間の短縮など大きな助けになる。ただし、輸送に関しては自力で賄わなければならない。 また、建造物の配置コストである「カイラル通信量」や強化コストも高く、設置位置はある程度慎重に考えるべきだろう。 ・各種[[非殺傷武器>非致死性兵器]] 縄で敵を拘束する武器であるボーラガンが前半に解禁される。 また背後から敵を気絶させる縄(ストランド)も、構え中に相手の正面からの攻撃を捌いてカウンターできるスグレモノ。 後半で登場するアサルトライフルやショットガン、グレネードランチャーも初期モデルは殺傷武器しか無いが、 強化版はゴム弾の他、催眠ガスやスリップオイルを撒き散らすグレネードランチャーなどの非殺傷版も登場する。 …人間を1人でも殺したらマジで大破壊につながるような世界なので、万が一分離過激派やミュールを殺したりしたら、 ダイハードマンから心にくるきついお説教を受けた後、オープニングで行った遺体運搬作業をもう一度行う羽目になる。 ・血液武器 サムの体質を利用した対BT兵器。%%カイラル結晶稼ぎのためにキャッチャーBTを狩るプレイヤーの必需品%% 前半では血液グレネード系を主に使うことになるが、 後半ではハンドガン・アサルトライフル・ショットガンといった殺傷武器の強化版で、血液弾への切り替えができる。 また実はストランドやボーラガンの縄はサムの血が染み込ませてあるという設定のため、 ボーラガンもBTの動きを止めたりもできる。 追記、修正は、繋がりを掛けてからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,5) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 正直言って、登場人物のほとんどが好きになれない(特にアメリとヒックス)。デッドマンは好きになったけど -- 名無しさん (2020-03-03 05:51:24) - 最序盤は悪路をハシゴやロープ程度しかない装備で踏破しなくてはいけなかったりと不便さばかりが目につくものの、カイラル通信を繋いで新しい装備を入手してできることが増えていく度にどんどん楽しくなっていくというスルメゲー。国道やジップライン網を完成させた日にはもはや序盤の不便さには戻れないw -- 名無しさん (2020-03-03 07:00:01) - プレイしてないんだけど、過去の小島作品世界と関連するような描写ってあるの?ないなら大塚さんと井上さんのとこの記述削った方がいいような -- 名無しさん (2020-03-03 07:24:01) - いい湯だな、を歌った衝撃でしばらくは固まった -- 名無しさん (2020-03-03 07:41:39) - まさか抱きしめるとは思わなくてアメリに全弾叩き込んだのは自分だけじゃないはず -- 名無しさん (2020-03-03 11:32:53) - 作中の多くの挿入歌を手がけるLow Roarは発売前は泣かず飛ばずドン底の無名バンドだったが、突如ソニーから何に使うのかは言わず楽曲を提供して欲しいと言われ、お金になるのならと承諾。発売後はアルバムも飛ぶように売れて人気バンドになったとか -- 名無しさん (2020-03-03 14:40:34) - ババア唯一の功績はサムの養母であること。死んでからあんなに印象悪くなるとは思わんかった。リサイクルのとき毎回出てきて鬱陶しいし…… -- 名無しさん (2020-03-03 15:09:20) - ゲームシステムがわかんないんですけど -- 名無しさん (2020-03-03 18:26:27) - 良くも悪くも究極のお使いゲーだよね。合う人には合うけど合わない人にはとことん合わない。加えて本格的に面白くなるまで時間が掛かる。賛否両論起こるのも致し方ないかなと -- 名無しさん (2020-03-03 18:40:54) - アメリ嫌われ過ぎてワロタ。でもサムの奥さんの死の真相を知ったらそうなるよね -- 名無しさん (2020-03-03 23:19:03) - ↑3 各拠点から配達の依頼を受けてそれを指定された場所まで運ぶ。以上。その目的地まで運ぶまでの過程を楽しむゲーム。(どんなルートを通るか、どんな装備を使うか、どれだけ楽に、どれだけ速く運べるかetcetc) -- 名無しさん (2020-03-03 23:50:13) - 小島監督の[お遊び]が再び見られて内心嬉しい -- 名無しさん (2020-03-04 16:18:36) - システム的にはほぼほぼお使いゲーで、敵と戦うときはTPSって感じ。ただ、シナリオボス以外は殆ど全く戦う必要は無い。上記米のようにどのように運ぶかってとこがキモだから、プレイ動画とかはあんまり楽しめないタイプだと思う。 -- 名無しさん (2020-03-06 14:32:52) - MGS等と世界観の関連は無いけど、明らかに意識したセリフを吐いたりするからな… -- 名無しさん (2020-03-06 14:34:20) - 怪作なのか、名作なのか。 -- 名無しさん (2020-04-02 23:36:23) - 最終的にアメリがめっちゃ嫌な奴って思えてデッドマンが一番好きになるってゲームだったわ個人的に -- 名無しさん (2020-04-18 13:34:19) - ↑4の通りなんだが、物語が佳境に入ると結局TPSの比重が増してきちゃうのがちょっとなぁと感じた。 -- 名無しさん (2020-04-24 02:19:20) - ???「やぁ サム! サム・ブリッジズ!」 -- 名無しさん (2020-07-13 22:49:37) - 正直「不思議なゲーム」としか言いようがない。要素を切り分けたらわりーと馴染みのある遊びばかりなんだが、つなげ方が独特で。 -- 名無しさん (2020-09-22 22:45:45) - 好きなゲームじゃないという人の気持ちはすげえ理解できる。個人的に神ゲーだった -- 名無しさん (2020-09-22 23:43:05) - MGSで人生の盛り上がりを捧げた監督が、〆として作ったとしても違和感がないぐらいに、死が漂っている気がする。もちろん監督が作ってきたゲーム、MGS以外でも生死をテーマの一部としてる作品はあるけど、今作は死に向き合って生きる時代となったと諦めじみた演出が多い。ゲームの評価としては…マインクラフトとかの箱庭ゲー好きな人ならハマると思う、自分はそのテの大いなる目標がないゲームが苦手だから、ストーリークリア後はできなかった -- 名無しさん (2020-09-23 11:14:38) - トラックやバイクを作成した時にカラーリングを変更できるけど、EVA初号機カラーにするのは誰もが通る道。 -- 名無しさん (2021-03-04 18:03:09) - 立ちションするとBBめちゃくちゃ喜ぶの毎回草生える -- 名無しさん (2021-05-09 01:59:44) - BTが出ない純粋な登山が楽しめるモードがあったらいいな -- 名無しさん (2021-05-10 13:59:55) - PS5向けにディレクターズカット版が出るみたいらしい。何が追加されるやら分からんがこのゲーム一度やっちゃうともういいかなって思えちゃうし・・・ -- 名無しさん (2021-06-25 00:07:41) - しかし、アメリ(ブリジット)は何故サムの奥さんを自殺に追い込んだのだろう?独占したかったのか? -- 名無しさん (2022-06-20 18:44:20) - 確かにずーっと小島監督作品のプレイ動画をずーっと投稿し続けてる歴史ある投稿者ではあるがこういった記事で名指しするべきじゃあないんじゃない? -- 名無しさん (2022-06-20 19:09:25) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2020/03/03 Tue 01:40:01 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 25 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&big(){&bold(){&color(red,black){あなたをビーチで待っている。}}}} 『&bold(){Death Stranding}』とは、コジマプロダクションより2019年11月8日に発売された、[[PS4>PlayStation4]]用ゲームである。 2021年9月24日にはPS5にて、2022年3月30日にはWindows/[[Steam]]にて様々な追加要素を追加したディレクターズカット版が発売。オリジナル版を所持していれば低価格でアップデートできる。 2023年に実写映画化が発表された。 *&sizex(5){【ストーリー】} 以下、公式サイトより引用 >「デス・ストランディング」は世界を変えた。人類は分断され、孤立した。サム・ポーター・ブリッジズは、未来への希望を手に、世界を再び繋ぐために歩きはじめる。 *&sizex(5){【ゲームシステム】} ところで、現実世界には「&bold(){&ruby(ぼっか){歩荷}}」という職業がある。 山道や荒野のように道路が敷設されていない、敷設できない土地で、大きな荷物を背負って運ぶお仕事のことであり、2022年現在の日本にもこの職業についている方がいる。 本作の主人公・サムの仕事も実質的にはこの歩荷と同じ。 広大なオープンワールドの中で大きな荷物を背負ったサムを操作し、その荷物を傷つけないように目的地まで&bold(){&color(red){徒歩で}}配達する、それがこのゲームの目的である。 シェルターからシェルターに依頼を受けて荷物を配送するという所謂お遣いゲー的な要素をメインとして作り込んでいるのだが、本作のポイントは&bold(){そのお遣いゲーとしての作り込みが物凄い点}にある。 そもそも舞台であるアメリカ合衆国は&bold(){大災害により文明が崩壊に追い込まれた[[ポストアポカリプス]]状態}にあり、本来あったはずの道路や建造物は後述の"時雨"によってすべて失われている。 このため、上述の歩荷のように道なき道を歩くことを余儀なくされる。 大地のデコボコ感や傾斜は現実の自然そのままであり、&bold(){どの場所に足をつけば転ばないか、安定して渡れるルートをどう確保するか}といった、山登りで求められるものと同様の工夫が求められる。 オドラデクセンサーで地形の状態などをハイライトできるため、基本的にはセンサーを積極的に焚き、黄色・赤で表示される地形をむやみに通らないのがセオリー。 梯子や縄などの道具でルートを開拓することもできるが、これらの道具も同じ荷物として持つことになるため、これをいくつ持っていくか、どこで駆使するか、という判断も必要。 さらに、その荷物それぞれに重量や大きさ、重心の概念があり、運び方そして積み方次第でバランスの崩しやすさも変わってくる。 運搬中のテクニック、出発前の荷物選定の双方で工夫のし甲斐があるため、絵面に反してけっこう奥の深いゲームである。 それに加えて、「BT」と呼ばれる未知の存在や配送物を奪いにかかる「ミュール」と呼ばれる集団などが立ちはだかることもあり、それらをステルスプレイでやり過ごしたり非殺傷武器で撃退したりして身の安全と荷物を守り抜く必要がある。 ポストアポカリプス?マッドマックスかよ?と思うかもしれないが、そんなことはない。 このゲームは、ポストアポカリプスとなった要因、人々の価値観、世界観が以前のフィクションとは類を見ないものと化しているのである。 ポストアポカリプスものにありがちなパターンとして、「世界は人間の戦争/人工ウイルスの流出によって崩壊した……」のような人間の自業自得的な設定付けがなされるが、本作において文明社会が崩壊した責は人類にはない。 その原因はずばり、【デス・ストランディング】という自然現象である。 このことから、重い世界観設定に反して、人心は多少乱れてはいるものの明確な悪人は(一部除き)ほぼ登場しないことも本作の特徴である。 *&sizex(5){【デス・ストランディングって?】} ・「死者がBTとなる」 死んだ人間を48時間以内に火葬しなければ、死体はネクローシス(壊死)という現象によってタール状の黒い液体に覆われて溶けた後、『beached Things』……BTという幽霊のような存在となる。 BTからは後述の対消滅による絶大な危険が起こる他、上述したタールはカイラリウムと呼ばれる反重力物質でできており、これは通常の人体に触れると深刻な健康被害を及ぼす。 本作のアメリカでは、カイラリウムの海がアメリカ中部と西部を分断し、タールベルトと呼ばれる一大地形を形成している他、 カイラル粒子の雲の影響により、北米アメリカ以外の他の都市がどのような状態か把握する手段が完全に消えてしまった。 しかも、BTは普通の人間には知覚することが出来ない。 研究の末…人類は脳死の母親(スティルマザー)と繋がれた胎児、つまり生まれても死んでもいない赤子「BB」を通して、死者であるBTを感知することでようやくこの脅威に対処することができるようになった。 ・「生きた人間がBTに捕食されると、対消滅が引き起こされる」 対消滅とは、要するに核爆発クラスの大爆発である。 つまり、人が死ぬたびに都市が消し飛ぶクラスの爆発の危険性が生まれる。 逆に言えば、死体が一つあれば容易に都市1つを危険にさらすテロ行為が可能ということでもあり…… ゲーム中では死体をリアルタイムで計1日分放置しているとBT化し、またそれがNPCと接触するとゲームオーバーとなる。 ・「時雨(ときう、タイムフォール)が降る」 一見、普通の雨のように見えるが、こいつは最初に[[当たった物質の時間を急激に加速させる>ホワイトスネイク(ジョジョの奇妙な冒険)]]というとんでもない性質がある。 対象が物であれば劣化し、生物であれば成長や老化を早める。 カイラリウムを8~9割ほど無害な固形にしたカイラル結晶だけがこの影響を受けないのだが、大量使用による汚染を懸念されて効果を低減するコーティングを施す程度しか取れない。 つまり、建物や建造物は雨が降るたびに一気に風化し、そして時雨を凌ぐ手段も知能もない野生動物は生きることすらできなくなってしまっている。 実際野生動物は本作のオープニング以降は一切オープンワールドに姿を現さず、よってこの手のオープンワールドゲームでお約束となる狩人要素はありえないのである。 それ故に、食糧事情は極めて困難。&color(silver){時雨を上手いこと活用して特製の酒を醸造しているタフな小麦農場もあるが} なお、寒冷地では「時雨」の代わりに「時雪」が降るが、これも影響するところはほぼ同じである。 ・「人間の居住地は基本的にシェルター」 以上のことより、人間はシェルター以外の建造物に住むことは困難なうえ、外に出ることすら容易ではなくなってしまったため、シェルター間の交流、物資のやり取り、情報発信手段など様々な問題を抱えている。 そのシェルター間のやりとりを請け負うのが、本作の主人公サムといった運送者…「ポーター」である。 ……ここまで読んで全くわけがわからないって?大丈夫だ、プレイしていったら分かるようになる。 *&sizex(5){他のポストアポカリプスフィクションと異なる点} *&sizex(5){【人間の死後が明確に描写されている】} ある意味、本作を象徴する点。 上記のBTに加え、個人が持つあの世「ビーチ」と称される空間が存在することが明確に描写されており、 「ビーチ」を通して通信する技術「カイラル通信」をアメリカ北米大陸に東西横断して繋ぐことが本作の最重要目的となっている。 後述の分離過激主義者も、死の概念の崩壊による宗教破壊によって生まれたようだ。 ビーチの元ネタは恐らく日本の三途の川だと思われる。 *&sizex(5){【倫理観、価値観が、ほとんど現代世界に準じる】} 世紀末でお馴染の無法ヒャッハーが溢れる……なんてことはない。 本作のアメリカ人は限りなく現代人ほぼそのままなうえ、後述の例外を除いて大抵の人は殺傷や無益な争いを好まない。 理由は単純で、殺したら遺体がBTになり、大破壊を招く災厄と化すため。 本作の前半から登場する敵勢力「ミュール」も、大抵はわざわざ非殺傷武器で武装しているうえ、その成り立ちからそこそこ多くの人から同情されているくらいである。 そしてアメリカ社会とのつながりを「束縛」と解釈する者たちも少なくなく、現代以上に他人との関わりを良しとしない「ブレッパーズ」(備える者たち)&s(){つまり俺ら}も数多く存在する。 そういう者たちは都市シェルターから距離をとり、個人用シェルターにて少人数、あるいは一人で暮らしている。&s(){当然ながら一癖ある連中ばかりである} *&sizex(5){【仕事の報酬が「いいね」】} 貨幣の概念が崩壊しているため、仕事の報酬で貰えるのは「like(いいね)」という評価点。&s(){[[やりがい搾取]]ではない…のだが、主人公に対する給料の描写がないことや、世界を繋げるという漠然とした企業理念を顧みるに、マジでやりがい搾取かもしれない。} 荷物が綺麗な状態で配送したり、指定された時間よりも早く届けるなど、優秀なポーターであるほどたくさんのいいねが貰えるというわけだ。 本ゲームにおいてはミッションスコア兼経験値としての役割を果たしており、交通の弁の不便な場所に資材を投資して建設物を建てることが、プレイヤー自身の攻略上で助けになるのは勿論のこと、他のプレイヤーが利用することによるいいね稼ぎ…すなわち経験値稼ぎにもなるのである。 なお、いいねを集めることで上昇するランクはその達成方法や配送種別により5つの分野((多物量配送・壊れ物配送・時間制限配送・配送外の落とし物保護やその他配送、そして建設物による他プレイヤーへの貢献))に分かれており、分野ごとに一定ランクに達した時の恩恵が異なる。 ただしポーターとしての過酷な仕事と上述のカイラル物質によって精神を侵され、いいねを得ること「だけ」に快感を見出した人間たちの集団もいる。それが上述した敵の「ミュール」である。&s(){サムも手っ取り早くレベルを上げたがるプレイヤーによっては似たような末路を辿る} そして精神汚染が深刻化したミュールは、配達物を「[[殺してでも うばいとる>アイスソード(ロマサガ)]]」テロリスト同然の存在になってしまうことも少なくない。 ミュールは現実のSNSにおけるいいね中毒者がモデルかと思われる。 *&sizex(5){【本作の敵、分離破壊主義者(ディメンズ)】} 他人との繋がりがテーマである本作における最大の敵。「繋がりは義務を要求し、個人を縛る鎖だ」と主張。 「他人とつながること」をブレッパーズ以上に拒絶する過激派で、自殺の幇助、&bold(){核兵器の使用}、危険な化学物質の略奪、旧世代の兵器の確保など、さまざまなテロ活動を行っている。 最悪なことに、ディメンズにはデスストランディングに関わる能力を高レベルで持つ者も関わっており、ゲーム冒頭の対消滅も彼らが原因とされている。 ゲーム中ではミュールが非殺傷武器で気絶させてくる((非殺傷武器でダメージを受けると血液ゲージに重なるように黄色い気絶ゲージが表示され、これがゼロになると気絶し荷物を奪われる。受けたダメージは時間経過により血液残量まで回復する))のに対し、 ゲーム後半のフィールドよりテロリストが登場し、殺傷武器を用いて遠距離から血液ダメージを与えてくる((基本的に施設で休憩するか、血液袋やクリプトビオシスを使わない限り回復しない。血液が残り僅かな場合、一定時間ノーダメージで凌ぐ事である程度は回復できる))。 //道端で仮眠を取っても回復できますが、リアル時間が掛かる上わざわざこれで回復する事も稀なので割愛します。 ……さて、世界観に関してはこれ以上書くとネタバレになってしまうのでここまでにしておこう。 ここから先の世界に関しては、ぜひプレイして自身の目で確認してほしい。 *&sizex(5){&big(){&big(){■}}登場人物} 「ネットが世界を覆いつくしても、争いは絶えなかった。無理矢理世界を繋げても、また綻びが生まれる。同じことを繰り返すだけだ」 ・サム・ストランド(サム・ポーター・ブリッジズ) 演:ノーマン・リーダス 日本語吹替:[[津田健次郎]] 本作の主人公にして、シェルター間の配送を請け負うポーターにして、アメリカ大統領ブリジットの養子。 過去には「伝説の配達人」と呼ばれた男だが、本作開始時点では「とある事件」からブリジット及びブリッジズから離れ、「ただのサム」としてポーターをやっていた。 BTを見ることが出来ずとも気配を感じることが出来る「DOOMS」であると同時に、''例え死んだとしても「繋ぎ目」から生還できる特異体質者「帰還者」''である。ブリッジズが彼の雇用にやたらと積極的なのはこれが理由。 「とある事件」により大きく心を痛めており、プロローグの時点でも上記のセリフを吐くなど他者との繋がりに関してかなり懐疑的になっているのだが、義姉アメリの危機と、ブリッジズメンバーの脅迫染みた説得に応じ、アメリカの運命を左右する配送に携わる。 ポーターとして数十キロの荷物を背負い、時に道なき道を、時に時雨により荒廃した廃墟を、時に山や谷を歩くその姿は、まさしくナイスミドル。 そしてシェルター間の配達を完了するついでに、ブリッジズが開発した通信技術「カイラル通信」を用いて、シェルターもの間にいくつもの橋(Some Bridges)を掛けることとなる。 ……ここまで書くと立派なものだが、 ・独り言が多い。しかも無駄にバリエーションが多い ・プライベートルーム内で時折奇行に走る ・接触恐怖症のため、他人と握手も出来ない。なのに事あるごとにブリッジズメンバーに迫られてキョドる ・後述のBBに対する扱いが完全に子供慣れしていない親戚のおっちゃん ・敵の基地のど真ん中にて、旧世代の梱包箱…つまり&bold(){段ボールにノリと勢いで飛び込む}。&s(){そして敵に見つかる} と、彼は&bold(){職場に一人は居るコミュ障で窓際の弄られおっさん}であり、ある時はプレイヤーに笑いを、あるいは共感を与える。 ぶっちゃけ本作のヒロインでもある。 ちなみに演じるノーマン・リーダスはある日突然ギレルモ・デル・トロから電話が掛かってきて「ヒデオという人物から依頼が来るので受けろ、&bold(){天才だから}」と言われたのが本作出演のきっかけであるそうな。 #region(彼の抱えるブラック労働環境) ・手錠型の端末をオープニングの気絶中に取り付けられ、以後自分の意思では外せない ・サポートという名の監視。シャワー中でもお構いなし。 ・義母を看取ったあと、遺体を背負って徒歩で焼却場まで運ぶよう強引に頼まれる。 ・義母の遺体と共に、赤子(BB)の焼却も命じられる。そのBBのお蔭で窮地を脱した後は雇用説得のダシに使われる。 ・アメリカ北米大陸東西横断に挑戦。一人で。 ・苦労をしてシェルター間の配送、危険地帯への突入を終えても、労いの言葉が貰えるとは限らない。 ・BTが彼の体液に弱いと判明後は、毎日寝るたびに500ml献血。小便や大便、シャワーの廃液も武器に加工。 ・ミュールやテロリストから荷物の奪還を依頼される #endregion #region(「とある事件」とは) サムにはルーシーという妻がいた。 彼女はサムとの間に子供を身ごもっており、性別検査で女子と判明したため「ルイーズ」の名前を与える予定であった。 BB-28に「ルー」と名付けたのはこれが理由である。 だが、何を血迷ったか&bold(){サムの義母ブリジット、もといアメリは夢の中で彼女を絶望に叩き落し、自殺させた}。 ルーシーの死を聞いて急ぎ病院に戻るも、これまたブリジットの手先である分離過激主義者たちに妨害されてしまう。 結果的に病院を中心に大規模な対消滅が発生し、帰還者であるサムだけが生き残る事態に。 サムは妻と娘を失った身でありながら、対消滅の責任を糾弾され世間からの批判をその一身に浴び、人知れず姿を消したのだった。 なお、この件に関してのメンタルケアの類は一切受けていないし、ゲーム通してブリジットから謝罪されることもなかった。 それでいて、手錠をかけて監視し、無理矢理ポーターへと業務復帰させられているのだ。 とんだブラック企業である。 #endregion ・BB-28 サムが装着することとなるBB。 生きた胎児を利用した&bold(){装備}で、この胎児と機器で“繋がる”ことによってサムはBTを視認できるようになる。 もちろんBBは赤子なので彼女(彼?)にも意思があるが、作中では&bold(){完全にモノ扱い}。もちろん主人公たるサムはそんなことはしない。 本来、DOOMS能力者であるサムにはBBが使えないはずだが、何故かこれを使うことができた。 しかし、前例がない機能を利用する代償か、時折謎の記憶がサムの脳裏にフラッシュバックされるという現象に見舞われる。 赤子なので、サムが無茶な道を歩こうとして転がり落ちたり、川に流されたり、 あるいは、生きた人間の殺傷を行うとストレスを感じて泣いてしまう。 赤子よろしくあやすことで症状を抑えることが可能だが、放置したり何度もストレスを与えると中毒状態に陥り、BBとしてのBTを感知する機能が使えなくなってしまう。 BBの状態は左下のゲージで表示されており、中毒に近づくほど減っていく。 「宇宙飛行士((デスストランディング ねんどろいどもあ ルーデンス ミニフィギュア))をつけてあげるね」 「人類はどこへでも行ける 宇宙へもね」 「もう少し待ってくれ」 「これが終わったら行きたい所にどこへでも連れて行ってやる」 ・クリフ 演:マッツ・ミケルセン 日本語吹替:[[山路和弘]] サムがBB-28を装備した時に浮かび上がる謎の男性。 脳死母とも思われる女性を傍らに、優し気にBBに話しかけるその姿から、BBの父親であることが推測される。 そして、本ゲームのプロモーションにおける「黒い涙を流しているマッツ・ミケルセンのポスター」が、当時非常に話題になったことでも有名。 クリフとは「崖」の意味。橋を意味するブリッジズとは対極の名前でもある。 #region(既に故人かと思いきや) 彼と彼が率いる亡霊たちと、WW1、WW2、そして[[ベトナム戦争]]の銃声の飛び交う激戦区の中で戦う場面があり、 この間だけは、プレイヤーもといサムも身を守るために殺傷武器を使用し、クリフと戦うこととなる。 サムが持っているBB-28を奪おうとするその姿は、奪われた我が子を取り戻さんとする父親の姿そのものである。 #region(とはいえ、いまいちサムとの会話が噛み合わないのだが…) それもそのはず、クリフが探し求めている「BB」は、サムが持っている「BB-28」ではない。 そもそも、BB-28に付いていたルーデンスのフィギュアは、イゴールが兄弟の証として持っていたものだ。 では、クリフが探し求め、ルーデンスのフィギュアを取り付けたBBはどこにあるのか? それは、&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){ほかならぬ主人公サム、もといBB-1のことである}}。 #endregion #endregion 「大丈夫、ゲームと同じだよ。 またリセットしてやり直すだけだ」 ・デッドマン モデル:ギレルモ・デル・トロ 声:Jesse Corti 日本語吹替:石住昭彦 ブリッジズにおいてBBのメンテナンスを担当をする監察医。額に縫い傷のあるダンディなおっさん。 BBをあくまで「道具」とみなし、サムに対してあまり感情移入しないよう忠告しているものの、どこか自分自身に言い聞かせているような節もある。 デッドマンという呼び名には何らかの理由があるようだが……? 話し相手にボディタッチしたがる癖があるためサムとは相性が悪い。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){実質本作のヒロインである。サムとの濃厚密着シャワーシーン(+壁ドン)もあるし。}} 「アメリカという国があって、誰もがどこまでも、自由に行けた。 お前のような運び屋はいなかった」 ・イゴール ブリッジズ死体処理班の人間であり、BB-28の元の所有者だった人物。 発見が遅れ、ネクローシス寸前となった死体を急いで死体焼却所まで持っていく、BTに捕まったトラックの運転手を謝罪の言葉とともに射殺する、BTに捕まった際に自殺によって被害を防ごうとするなど、責任感の強い人間であったことがうかがえる。 しかし、その自殺を何者かによって妨害されたことにより、結局はアメリカ最大のシェルターをも巻き込む大規模な対消滅を引き起こしてしまうことに。 BBのポッドについていたねんどろいどのルーデンスは、自分の兄弟との思い出の品でもあったようだ。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){しかしこのルーデンスのせいでクリフからBBを奪った敵と認識されてしまうことに}} 「アメリカを再建するの。また世界を繋がらなければ、人類は皆、滅びてしまう」 ・ブリジット モデル、声:リンゼイ・ワグナー 日本語吹替:[[井上喜久子]] アメリカ合衆国初の女性大統領にして最後の大統領。 物語冒頭では既に末期癌に侵されており、サムとの束の間の再会の後に命を落とす。 その際、アメリカ再建を強く訴えかけるために点滴チューブをブチブチと引きちぎってサムに詰め寄ったり、サムが無理矢理つけられた手錠型端末を見て仲間に加わったと解釈して笑顔を浮かべたりするシーンは軽くホラー。 CVの井上喜久子氏は、別の世界では[[大統領になっていれば世界が変わっていたとも称される偉大な女性軍人>ザ・ボス]]を演じたことでも有名である。 「こんな形で再会するとは、皮肉なもんだ。お互い死ねない者同士だからな」 ・ダイハードマン 演:トミー・アール・ジェンキンス 日本語吹替:[[大塚明夫]] アメリカ再建機関「ブリッジズ」の長官にして、アメリカ大統領ブリジットの片腕。 怪しげな骸骨のような仮面がトレードマークの黒人。 オープニングにて、サムにブリジットとの面会の場を用意し、彼女の火葬後は義姉アメリを次代アメリカ大統領として紹介した。 本作におけるオペレーターポジのキャラでもあり、サムの行動に突っ込みを入れたり、時に激しく叱りつけたりもする。 「ダイハードマン」とは「死なない男」の意味であり、主に過酷な戦場から幾度も生き抜いた兵士に与えられる称号である。 CVの大塚明夫は、最早語るまでもなく別の世界では幾度も世界を救った伝説の英雄を演じていることで有名。 上記のセリフは、ダイハードマンの初登場時、つまりCVが発覚する際のセリフでもある。 足跡を残すチュートリアルにて「お前が潜入捜査官だったら失格だが…」と付け足したりなど、[[一部のプレイヤーには思うところがあるかもしれない。>ソリッド・スネーク]] 「今の私たちに必要なのは孤立じゃなくて繋がること。そして結び目(KNOT)を作ることよ」 ・アメリ モデル:リンゼイ・ワグナー 声:Emily O'Brien 日本語吹替:[[井上喜久子]] ブリジット大統領の娘にして、サムの義姉。 そして「アメリカ」の名を持つ女性でもある。 本作におけるヒロインであり、まだ幼いサムにお守りを渡したのも彼女。 肉体が「ビーチ」にあるという特異体質であり、年を経ても外見が変わらない。 しかし現在分離破壊主義者にアメリカの西の端にて囚われており、サムの前でホログラムとして姿を現すことが出来てもその場から身動きが取れないという。 故に、サムは「アメリを助けるついで」に北米大陸横断配送に挑むこととなる。 #region(ゲーム感想欄やこの項目のコメント欄に怨嗟の声が溢れている…) #region(ネタバレその1) &bold(){アメリとブリジット大統領は同一人物である。} 若き頃にガンに侵され、&bold(){最高レベルのDOOMS「絶滅体」として覚醒した}と共に、肉体と魂が分離したのだ。 彼女(アメリ)はその力を使って、人類が絶滅する未来を観測してしまう。 その未来を憂いた彼女は、生物としての最後のあがきだと、人為的な絶滅を画策して&bold(){デスストランディングを引き起こす}。 つまり、&bold(){&color(red,black){本作のアメリカが無茶苦茶になったのは、全てアメリのせいである。}} ついでに言うと、その母性を利用し、ヒッグスを誑かして分離破壊主義者(ディメンズ)を結成させたのも彼女であるし、 サムの妻、ルーシーを夢の中で絶望に叩き落して自殺させたのも彼女、 妻の危篤を知り病院に駆けつけたサムに分離破壊主義者をけしかけて妨害したのも彼女である。 物語の終盤にて、アメリカを繋ぎ、アメリカ大陸中の人々との絆を繋いだサムとの対話を受けて、ここでようやく絶滅を思いとどまる。 &s(){ここで対話に踏み込まずリボルバーの弾を全弾アメリの脳天にぶち込んだプレイヤーも少なくないはず。} デスストランディングが終息し、サムが時雨でない普通の雨に打たれた景色を眺めたところで本作は幕を閉じる #endregion #region(ネタバレその2) 一方、ブリジットはなんとか人類絶滅に抗おうとし、アメリカ再建に奮起した。 …のだが、デスストランディングによって当時の大統領を謀殺するなど、&bold(){徐々に手段を選ばなくなっていく}。 決定的となったのが、インターネットが使えなくなったアメリカにて、「BB」を用いてネットワークを繋ぐことを画策し、 その過程で、自身に忠誠を誓う兵士クリフから赤子を取り上げようとする。 ダイハードマンの手引きにより、クリフは世界初のBB…つまりBB-01を持って逃げようとするのだが、ここでBB-01ごとクリフを撃ち殺してしまう。 BB-01はアメリの気まぐれによって救われるも、BBとしては役に立たなくなってしまう。 ブリジットは、BB-01を養子として引き取り、「サム」の名前を与えたのだ。 …つまるところ、&bold(){&color(red,black){サムの父親、もといクリフを殺したのは彼女である。}} それでいて、&bold(){「母性」というつながりで、サムを支配していたのだ}。 #endregion #endregion 「食べる?」 ・フラジャイル 演:レア・セドゥ 日本語吹替:[[水樹奈々]] MGS4のオールドスネークのようなぴっちりスーツが特徴の若き女性。クリプトビオシスが好物なのか、よくサムに勧めてくる。 オープニングでサムに危うくバイクで轢かれそうになるも、彼女がDOOMS能力者であったがために難を逃れる。サムのバイクは大破したが。 その正体は、ブリッジズとは異なる民間配達業者「フラジャイル・エクスプレス」の社長であり、高いレベルのDOOMS能力者。 ゲーム中盤からは彼女と協力関係を結び、そのDOOMSとしての能力を活かして配送センター間をワープすることが出来るようになる。ただし、持ち物はごく僅かな一部以外殆ど持っていけず、ワープ元の施設に預けていくことになる。 フラジャイルとは「壊れ物」の意味。その名前に恥じず、フラジャイル・エクスプレスは壊れ物を大切に運ぶことを誇りとした立派な会社だったようだが…… 「君の結び目からの帰還回数も記録的だが、 私はビーチ訪問の記録保持者だ」 ・ハートマン モデル:ニコラス・ウィンディング・レフン 声:Darren Jacobs 日本語吹替:[[大塚芳忠]] ブリッジズのメンバー。古生物学者の男性。 DOOMS能力者であり、死んだ際に他人のビーチに侵入できる。レベルは不明。 現在はBTの調査研究を担当している。 21分毎に心停止し、その3分後には装着しているAEDで蘇生する(1日に60回死に、60回生き返る)……という極めて過酷な特異体質の持ち主。 その3分で「ビーチ」を訪れ、何かを探しているらしい。 こう書くとちょっと面白い体質の男だが彼にかかる負担は面白いどころの話ではなく、彼は全面マット張りされた研究室から出ることはできず((心停止でぶっ倒れても怪我しないように))、鑑賞できる娯楽作品は21分以内で済む短編映画&短編小説のみ、さらにはAEDの打ちすぎで心臓がハート型に歪曲し心筋症を患うetc…と、生き様は相当にハード。 会話中も頻繁に“死ぬ”ためサムをヒヤヒヤさせている。 「私の子よ。私はこの子のママ」 ・ママー 演:マーガレット・クアリー 日本語吹替:[[坂本真綾]] ブリッジズのメカニック担当。 縁なし眼鏡をかけた若い女性。子持ちのママであるらしく、兵器開発と子育てを並行して行なっている。 ぼやっとした気怠げな喋り方だが頭脳は優秀。 新しい武器を作れるようになると、彼女から説明が入る。 「ロックネ」という妹がおり、彼女と意識をお互いに共有できるDOOMS能力の持ち主。 「気を付けて 中身は こ・わ・れ・も・の」 ・ヒッグス・モナハン 演:トロイ・ベイカー 日本語吹替:三上哲 分離破壊主義者でテロリスト集団のリーダー。常に黄金の仮面を身につけている異様な風貌の男。 フラジャイル曰く「レベル7か、それ以上」の能力を持つ能力者で、BTを操り、時雨を人為的に引き起こす他、フラジャイルと同じテレポート能力も持つ。 テロリストを率いて各地で対消滅テロを引き起こしており、サムの行く先々で姿を現しては巨大BTをけしかけ「GAME OVER」にしようと目論む。 演者とCVはどちらも別の世界で[[伝説の傭兵に忠を尽くした男のひとつの姿>リボルバー・オセロット]]と同じであり、同様に作中でも屈指の謎めいた男。 %%素顔はオネエっぽい。%% 「やあ、サム!サム・ブリッジズ!」 ・プレッパー達 現実にも少なからず存在している、国家に頼らず生存術や物資の備蓄、避難訓練などに日常的に取り組んでいる人のこと。 それぞれの信条があるからこそ、都市シェルターではなく個人用シェルターに住んでいる。 彼らの協力を得るためには、サムは配送を通して信頼を勝ち取らねばならない。 余談だが、攻略に関係のない僻地に住んでいる隠しキャラのようなプレッパーは、[[殿堂入りという言葉を多用する雑誌編集者> ファミ通レビュー]]やら、[[映画監督>キングコング 髑髏島の巨神]]やら、%%カズヒラ・ミラーのモノマネをする%%コメディアン((アメリカではメチャクチャ有名なコメディアン))やら、三浦大地そっくり&s(){というか本人}の音楽家やら、何かと一癖ある連中が多いが、これは監督の知り合いを通じたカメオ出演であることが所以である。 『ピザを届けてください』 ・ピーター・アングレール 演:??? 日本語吹替:??? 複数いる「プレッパーズ」のひとりで、アメリカ中部、レイク・ノットシティの付近に住んでいる。 不定期に「ピザが食べたい」とメールを飛ばし、たびたびサムにピザ配達依頼を頼んでくる。 中には無理難題じみた難易度のものもあるため、道中での国道・インフラ整備などといった対策を万全にしておくことが必須となる。 どういうわけか配達しても顔を一切出さず、好感度にも変動がないムッとくるキャラクターだが、彼の配達依頼と重要依頼の双方を最後までこなすと……? *&sizex(5){&big(){&big(){■}}サムの配達を助ける乗り物・施設} ・[[モンスターエナジー]](ブリッジズエナジー) 本作(無印版)はモンスタービバレッジ社とコラボしており、 プライベートルームで仕事前に口にすることでスタミナの最大値を底上げし、 外で飲めばスタミナを一気に最大値まで回復することが出来る。 また、水をろ過してモンエナに変換する装置を持っている為、川の中に入ったり時雨に打たれたりしていると所持しているモンエナの量が少しずつ回復する。 なおプライベートルーム内では、&bold(){サムは仕事前に最大5本のモンエナを飲むことができる}。&s(){やっぱりブラック企業じゃねえか。} 時雨農場の依頼をこなすとゲーム内オリジナル飲料のビールに代わるが、飲み過ぎにより酔っぱらって暴れてしまうとモンエナに戻る。&s(){サムはいつだって監視というサポートを受けているのだ。} DC版ではモンスターエナジーがブリッジズエナジーに差し替えられている。 ・ケースリペアスプレー 荷物ケースに噴きかける事で、時雨や外部からの衝撃で損傷したケースの耐久力を回復させる。&s(){どことなく[[救急スプレー>>ハーブ(バイオハザード)]]に似てる。} ケースの状態を保つことで、万が一荷物ケースを落としても中身の荷物に入るダメージを軽減してくれる。ただし、&bold(){荷物そのもののダメージを回復する手段はない。} ・リバーストライク、トラック、ロードスター バッテリー充電式のタイヤで動く乗り物。修理可能。これを使用できるようになると世界が一気に広がる。 リバーストライク(前二輪・後一輪の三輪バイク)はスピード・走破性が高く、ちょっとした川や崖ならブーストダッシュからのジャンプで飛び越えることができる。反面、荷物は積めるが防水処理はされてなく吹き曝しで、時雨で荷物ケースや車体が劣化してしまう。また、川を渡ろうとするとスピードと燃費が一気に悪化したり、最悪の場合はそのまま水没してしまう。 荷物を積めなくなるがバッテリー容量または防御力が強化されるタイプがある。 DC版では後部にフローターを接続した搭載量増加タイプが実装された。 トラックはスピードや走破性は控えめだが荷台により大量の荷物を積み込めるうえ、運転席と荷台に屋根があるのでサムと大量の荷物を安全に運べるという利点がある。国道が復旧してからが本領発揮の晩成型。 「ミュール」が使っているものを奪って使うこともできるが、こちらは荷台に屋根がなく積載量も控えめで、修理などもできない。%%シェルター入り口前に乗り捨てて配達の邪魔をしたことのあるサムは反省するように%% ロードスターはDC版で追加された車種で、時雨農場の南に建設出来るサーキット場のロードスターを使用したレースにてSランクを獲得することで作成可能になる。 速度は最速でリバーストライク以上トラック以下の積載力を持つが走破性は最悪。国道専用と割り切っていい。 レースは3種あり、全てのレースSランクを取ることでバッテリー強化型が作成可能になる%%が、そもそも国道には通電エリアがある上にLサイズ2個分を積むスペースがなくなるので要らない子%% よっぽど無茶な走行をしたり、長時間時雨に晒したり修理せず乗り回したりしない限り心配はいらないものの、前述の通り車両は劣化する。 煙を噴き始めたり車体表面のサビが酷くなってきたら、乗り換えるかシティやセーフハウスでの修理を考えよう。 ・フローター 電力ではなくカイラル結晶をわずかずつ消費しながら浮遊してサムを追従する荷台。 乗り物を使わずに多くの荷物を運ぶことができ、サムが乗りスケボーのように斜面を高速で降りることもできる。 しかし操作感が独特で、慣れるまでは転倒して荷物をばら撒いてしまう事も多々ある。 ・発電機 アイテムを使う事で建設できる電柱のような装置。 近くに寄るとサムが装備する補助機械や乗り物の充電をしてくれる。 交通の不便な場所に建ててくれたプレイヤーにはぜひとも「いいね」を送ってあげよう。 ・ジップライン スリングショットのような形状の建造物。 1個建てただけでは効果がなく、300m以内の範囲に2個目を建てることで間にレールを形成し、公園のターザンロープのようにレールを滑って移動できる。 間に障害物がなければ足場の悪い山肌や急斜面も全て無視して高速で移動できるため、作っておくと国道が敷設出来ない僻地への往復に重宝する。 DC版ではフローター1個分なら一緒に移動出来るようになった。 ・セーフハウス マップ上にプライベートルームを作れる。ポストと同じ倉庫機能の他、体力回復や車両修理ができ、さらにストーリー中盤からは他のセーフハウスや「シティ」に瞬間移動することもできるようになる((仕組みの都合上、ストーリーの進行度によっては移動できない時もある))。 うまく設置すれば中継地点や移動時間の短縮など大きな助けになる。ただし、輸送に関しては自力で賄わなければならない。 また、建造物の配置コストである「カイラル通信量」や強化コストも高く、設置位置はある程度慎重に考えるべきだろう。 ・各種[[非殺傷武器>非致死性兵器]] 縄で敵を拘束する武器であるボーラガンが前半に解禁される。 また、腰に下げている縄束(ストランド)も、構え中に相手の正面からの近接攻撃を捌いてカウンターしたり、&bold(){CQCもビックリな超絶技巧の縄捌き}で敵を&s(){梱包}無力化したりできるスグレモノ。&s(){どこで学んだんだそんな技術。} 後半で登場するアサルトライフルやショットガン、グレネードランチャーも初期モデルは殺傷武器しか無いが、 強化版はゴム弾の他、催眠ガスやスリップオイルを撒き散らすグレネードランチャーなどの非殺傷版も登場する。 ゴム弾でヘッドショットを決めれば、頭部をヘルメットで守っていないミュールなら一撃で気絶させることも。 …人間を1人でも殺したらマジで大破壊につながるような世界なので、万が一分離過激派やミュールを殺したりしたら、 ダイハードマンから心にくるきついお説教を受けた後、オープニングで行った遺体運搬作業をもう一度行う羽目になる。 ・血液武器 サムの体質を利用した対BT兵器。%%カイラル結晶稼ぎのためにキャッチャーBTを狩るプレイヤーの必需品%% 前半では血液グレネード系を主に使うことになるが、 後半ではハンドガン・アサルトライフル・ショットガンといった殺傷武器の強化版で、血液弾への切り替えができる。 また実はストランドやボーラガンの縄はサムの血が染み込ませてあるという設定のため、 ボーラガンもBTの動きを止めたりもできる。 ・コードカッター 中盤にママーが手錠端末を改造して仕込んでくれる対BT武器。 BTから伸びて繋がれている臍帯((へその緒))のような物を切断することができ、一瞬でBTを消滅させられる。 血液武器とは違いリソースの消費なくBTを倒せるため強力な武器だが、そのためにはBTに気づかれないようにかなり接近しなければならないためリスクも高い。 #openclose(show=ディレクターズカット版での追加装備){ ・自動追従ロボ DC版で追加された自動配送ロボの亜種。サムを追従するモードと荷台に載せた荷物を配送する(荷物がなければ近くのカイラル通信拠点に格納される)モードを使い分けることが出来る。 ロボの荷台が空の時はサムが載ることも可能で、近くの拠点まで連れて行ってくれる。 各エリアにつき1台しか配備出来ないが、手錠端末からロボを廃棄すると再度作成可能になる。%%必要な時に作成して使い捨てるイメージ。%% ・マニューバユニット バックパックの背面に取り付けることで、高所から落下してもジェットを噴射して落下速度を軽減してくれる。 このユニットに命と荷物を救われたサムも多いのではないだろうか。 ・荷物カタパルト 名の通り、ポッドに入れた荷物を&bold(){射出して遠くまでぶっ飛ばす}、大砲のような建築可能装置。 射出後はポッドの軌道を微調整したり、パラシュートを開いて減速し、荷物にダメージを入れることなく軟着陸させることができる。&s(){加速度によるGは大丈夫なのか心配。} 上手く使えば、険しい地形やBTの座礁地帯の向こう側へ荷物を飛ばして身軽になり、地形を突破した後改めて回収、なんてちょっとテクニカルな事も出来るかもしれない。 ・ジャンプ台 その名の通り、車両がジャンプする為の傾斜台。 身軽だったりスピードスケルトンを付けていたりと高速で走れる状態なら、サムもこれを使って大ジャンプを繰り出せる。 ジャンプ台から飛び立つ瞬間にジャンプボタンで、スロー演出と共にサムが派手な空中スタントを決め、飛距離も伸びる。こういったスリルも意外と好きなのか、BBから「いいね!」も貰える。 ・メーザー銃 電撃を放って敵をスタンさせる、バッテリー駆動の電気銃。 近~中距離から安全に敵を無力化したり、水で電撃を拡散させて水辺の敵を一網打尽にしたりできる他、ミュールのトラックに当てる事で強制停車させることもできる((すべての車両は、ミュールの電気槍や電磁スタンボムの放電などの電気攻撃を食らうとバッテリー残量やダメージ問わず一定時間走れなくなる))。 } 追記、修正は、繋がりを掛けてからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,9) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 正直言って、登場人物のほとんどが好きになれない(特にアメリとヒックス)。デッドマンは好きになったけど -- 名無しさん (2020-03-03 05:51:24) - 最序盤は悪路をハシゴやロープ程度しかない装備で踏破しなくてはいけなかったりと不便さばかりが目につくものの、カイラル通信を繋いで新しい装備を入手してできることが増えていく度にどんどん楽しくなっていくというスルメゲー。国道やジップライン網を完成させた日にはもはや序盤の不便さには戻れないw -- 名無しさん (2020-03-03 07:00:01) - プレイしてないんだけど、過去の小島作品世界と関連するような描写ってあるの?ないなら大塚さんと井上さんのとこの記述削った方がいいような -- 名無しさん (2020-03-03 07:24:01) - いい湯だな、を歌った衝撃でしばらくは固まった -- 名無しさん (2020-03-03 07:41:39) - まさか抱きしめるとは思わなくてアメリに全弾叩き込んだのは自分だけじゃないはず -- 名無しさん (2020-03-03 11:32:53) - 作中の多くの挿入歌を手がけるLow Roarは発売前は泣かず飛ばずドン底の無名バンドだったが、突如ソニーから何に使うのかは言わず楽曲を提供して欲しいと言われ、お金になるのならと承諾。発売後はアルバムも飛ぶように売れて人気バンドになったとか -- 名無しさん (2020-03-03 14:40:34) - ババア唯一の功績はサムの養母であること。死んでからあんなに印象悪くなるとは思わんかった。リサイクルのとき毎回出てきて鬱陶しいし…… -- 名無しさん (2020-03-03 15:09:20) - ゲームシステムがわかんないんですけど -- 名無しさん (2020-03-03 18:26:27) - 良くも悪くも究極のお使いゲーだよね。合う人には合うけど合わない人にはとことん合わない。加えて本格的に面白くなるまで時間が掛かる。賛否両論起こるのも致し方ないかなと -- 名無しさん (2020-03-03 18:40:54) - アメリ嫌われ過ぎてワロタ。でもサムの奥さんの死の真相を知ったらそうなるよね -- 名無しさん (2020-03-03 23:19:03) - ↑3 各拠点から配達の依頼を受けてそれを指定された場所まで運ぶ。以上。その目的地まで運ぶまでの過程を楽しむゲーム。(どんなルートを通るか、どんな装備を使うか、どれだけ楽に、どれだけ速く運べるかetcetc) -- 名無しさん (2020-03-03 23:50:13) - 小島監督の[お遊び]が再び見られて内心嬉しい -- 名無しさん (2020-03-04 16:18:36) - システム的にはほぼほぼお使いゲーで、敵と戦うときはTPSって感じ。ただ、シナリオボス以外は殆ど全く戦う必要は無い。上記米のようにどのように運ぶかってとこがキモだから、プレイ動画とかはあんまり楽しめないタイプだと思う。 -- 名無しさん (2020-03-06 14:32:52) - MGS等と世界観の関連は無いけど、明らかに意識したセリフを吐いたりするからな… -- 名無しさん (2020-03-06 14:34:20) - 怪作なのか、名作なのか。 -- 名無しさん (2020-04-02 23:36:23) - 最終的にアメリがめっちゃ嫌な奴って思えてデッドマンが一番好きになるってゲームだったわ個人的に -- 名無しさん (2020-04-18 13:34:19) - ↑4の通りなんだが、物語が佳境に入ると結局TPSの比重が増してきちゃうのがちょっとなぁと感じた。 -- 名無しさん (2020-04-24 02:19:20) - ???「やぁ サム! サム・ブリッジズ!」 -- 名無しさん (2020-07-13 22:49:37) - 正直「不思議なゲーム」としか言いようがない。要素を切り分けたらわりーと馴染みのある遊びばかりなんだが、つなげ方が独特で。 -- 名無しさん (2020-09-22 22:45:45) - 好きなゲームじゃないという人の気持ちはすげえ理解できる。個人的に神ゲーだった -- 名無しさん (2020-09-22 23:43:05) - MGSで人生の盛り上がりを捧げた監督が、〆として作ったとしても違和感がないぐらいに、死が漂っている気がする。もちろん監督が作ってきたゲーム、MGS以外でも生死をテーマの一部としてる作品はあるけど、今作は死に向き合って生きる時代となったと諦めじみた演出が多い。ゲームの評価としては…マインクラフトとかの箱庭ゲー好きな人ならハマると思う、自分はそのテの大いなる目標がないゲームが苦手だから、ストーリークリア後はできなかった -- 名無しさん (2020-09-23 11:14:38) - トラックやバイクを作成した時にカラーリングを変更できるけど、EVA初号機カラーにするのは誰もが通る道。 -- 名無しさん (2021-03-04 18:03:09) - 立ちションするとBBめちゃくちゃ喜ぶの毎回草生える -- 名無しさん (2021-05-09 01:59:44) - BTが出ない純粋な登山が楽しめるモードがあったらいいな -- 名無しさん (2021-05-10 13:59:55) - PS5向けにディレクターズカット版が出るみたいらしい。何が追加されるやら分からんがこのゲーム一度やっちゃうともういいかなって思えちゃうし・・・ -- 名無しさん (2021-06-25 00:07:41) - しかし、アメリ(ブリジット)は何故サムの奥さんを自殺に追い込んだのだろう?独占したかったのか? -- 名無しさん (2022-06-20 18:44:20) - 確かにずーっと小島監督作品のプレイ動画をずーっと投稿し続けてる歴史ある投稿者ではあるがこういった記事で名指しするべきじゃあないんじゃない? -- 名無しさん (2022-06-20 19:09:25) - フィギュア買っちまった。あんなの反則だわ泣くに決まってる -- 名無しさん (2022-12-30 01:47:04) - 1984要素や、ところどころイラっとくる言動するキャラが一番の味方、主人公にとっての最愛の人が最大の敵 -- 名無しさん (2023-02-24 20:30:31) - 相談所に報告のあった違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-02-25 20:51:57) #comment #areaedit(end) }

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