モビルアーマー(ガンダムSEED)

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モビルアーマー(ガンダムSEED)」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2010/09/10 (金) 18:17:36
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モビルアーマー(以下、MA)とは、ガンダムシリーズに登場する兵器。
本項目では『[[機動戦士ガンダムSEED]]』シリーズのMAについて記述していく。


*■概要
コズミック・イラ(以下、C.E.)におけるMAは、それ以前から戦闘兵器として存在していた「宇宙戦闘機」から派生する形で生み出された機動兵器カテゴリーの一種。
一言で表すと「汎用重戦闘機」といった代物であり、『1st』等の宇宙世紀シリーズにおける「非人型の巨大機動兵器」といったMSの存在を念頭においたMAの概念とは若干毛色が異なる。

そのため獣型の[[バクゥ>モビルバクゥ]]なども作中ではMSに分類されている。


その起源は古く、本編開始から30年以上前のC.E.35における大西洋連邦月面軍事基地「プトレマイオス」建造発覚と共に最初のMAシリーズが公のものとなり、以後、連合宇宙軍の主力兵器としてC.E.70頃まで開発が続けられていた。

しかし、ザフトが新たな機動兵器としてMSを実戦投入して以降、機動性・火力・装甲といった兵器としての根本的な性能差が浮き彫りとなり、C.E.71(『SEED』)の時点では「MSに比べると旧世代の代物」という立ち位置に。
更に大戦終盤には連合もザフトに対抗する形でMSの実戦投入を本格化させたことで、戦闘の形も「MA対MS」から「MS対MS」へと移行。
MAは爆撃や後方支援作業などの限定的な用途での運用が主流となっていった。

とはいえMAの研究開発が完全に途絶えたというわけでもなく、C.E.73(『DESTINY』)の大戦期には連合によって汎用量産機としてのMS開発と並行する形で、一般のMS以上の性能を発揮しうる巨大機動兵器としてのMAが開発され、MAという兵器はMSとは異なる形で進化を続けることとなった。
なお、これによりMAの定義も曖昧になっていったが、現在は概ね「非人型機動兵器の総称」といった宇宙世紀シリーズなどに近いところに落ち着いてきている。


ちなみに、その開発経緯からC.E.のMAの殆どは地球連合軍によって開発された物であるが、ザフトも可変MS開発の過程などで少数ながら独自のMA開発を行っている。
更に、後述のキメラやマーズタンクなど作業用の民間機なども存在している。



*■各MA紹介
**◆[[メビウス・ゼロ]]

『SEED』時代の最強のMA。メビウス零式と呼ばれる事もある。
「ゼロ」と呼ばれる通り、技術的にはメビウスより旧式である。
当初の連合の戦力で、ガンバレルよって唯一[[ジン>ジン(MS)]]とタメを張れる機体だった。
しかし、ガンバレルの使用に高い空間認識能力が要求され、必然的に乗り熟せるパイロットが限られた。更にその数少ないパイロットも月面エンデュミオンクレーターでの戦闘時にその殆どが死亡(一説によると、敵の殲滅と施設破棄を兼ねて内部にあった[[サイクロプス>サイクロプス(ガンダムSEED)]]を作動させた結果とも言われている)。
本編開始時には、ほぼ[[ムウ・ラ・フラガ>ムウ・ラ・フラガ/ネオ・ロアノーク]]の専用機となっている(後に、モーガン・シュバリエにもその適性があった事が判明)。
ガンバレルは[[ドラグーン・システム]]の原型となっている。
なお、後に本機をほぼそのまま[[ストライカーパック>ストライカーパックシステム]]化した「ガンバレルストライカー」が開発されている。



**◆[[メビウス>メビウス・ゼロ]]

ゼロの簡易量産機。
火力はガタ落ちしているが、旋回能力に勝っている。ジンとの戦力比は、当初5:1だったが、後に3:1に改められた。
よく勘違いされるがゼロのデチューン版であり、ゼロの強化前ではない(似た認識をされている機体に[[ジンワスプ>ジンのバリエーション(専用機以外)]]がある)。

ガトリング砲を固定装備し、オプションとしてリニアガン、4連装ミサイル、ビーム砲のいずれか1つを装備する。
SEEDの時点では核ミサイルも本機から発射した。
血のバレンタイン…というか、戦争の本格化と核攻撃関連の元凶。

『[[ASTRAY>機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]』第1話では[[劾>叢雲劾]]も搭乗。
『X ASTRAY』では、[[ハイペリオン>ハイペリオンガンダム]]が敵軍に突撃。ダメージを与えた後にメビウス隊の一斉砲火で止めを差すという戦法が描かれた。

 

**◆ミストラル

メビウス系以前に連合が量産していた機体。
一応MAにカテゴライズされるが、殆ど作業用ポッドみたいな物。
いわゆるC.E.世界の「[[ボール>ボール(機動戦士ガンダム)]]」。
丸い本体部分の左右に計四本のアームを持つ他、下部にはモージュルコンテナを搭載可能。
更に機体を上下に分割することで下半分を荷台代わりにして大きな物資を運ぶことも出来る。
武装は上部の機関砲四門のみと貧弱で勿論戦闘ではまるで役にも立たないが、強行偵察型ジンの狙撃ライフルを弾く程度の装甲は持っている。
[[アークエンジェル>アークエンジェル(ガンダムSEED)]]にも搭載されており、ユニウス7の氷を採取する為に出撃した。



**◆キメラ

ロウ・ギュールのジャンク屋グループが使用するミストラルの改造機。
基本は通常のミストラルと変わらないが、各機に独自のカスタマイズが行われている。
『ASTRAY』序盤から使用されたが、船にMSがそろってきてからは登場することは無くなった。

ロウ機:アーム部分をジンのものと取り替え更にその右手首部分を[[ドリル]]に取り替えた[[魔改造]]機。とある傭兵との戦いで両腕は損壊。
リーアム機:左前のアームをグラップルアームに変更。
樹里機:前のアーム二本をバケットアームに変更。上部には作業ライトを追加。



**◆[[エグザス>メビウス・ゼロ]]

ゼロ直系の発展機。劇中ではネオ・ロアノーク専用機として登場した。
火力がかなり強化されており、ビーム兵器やミサイルランチャーが搭載され、ザフトの最新鋭機にも引けを取らないスペックを持つ。

後に『Dアストレイ』にてモーガン機も登場。

 

**◆[[ザムザザー>ザムザザー/ゲルズゲー/ユークリッド]]

『DESTINY』から登場した新型MA。3人乗り。┌(`ф´┐)┐

椰子蟹に似たフォルムを持ち、通常MSの3倍はあろうかという巨体を誇る。最大の特徴は背面に搭載された『陽電子リフレクター』。
これは所謂ビームシールドで、その名の如く、陽電子砲すら弾く耐久性を見せる。
だが正面からの攻撃を防ぐには、大きく前のめりになる必要があるのでいちいち大変。
劇中では洋上の空を飛ぶミネルバを相手にしていたため、相手の挙動に応じてのシールドの展開が可能だったが、後述のゲルズゲーも含めて不意打ちや索敵範囲外からの攻撃への対処能力は未知数。

また、大型故に火力も高い。初登場時にはミネルバのタンホイザーを防ぎ[[インパルス>インパルスガンダム]]の片足を引き千切り、撃墜寸前まで追い詰めた。
しかし[[シン>シン・アスカ]]が本編中初の[[S.E.E.D>SEED(能力)]]を発動。射撃をシールドでかいくぐられ、肉薄されて[[ビームサーベル>ビームサーベル(ガンダムシリーズ)]]を突き刺され撃墜された。

「これからはMAの時代だよ。ザフトの真似事をして作った蚊蜻蛉のようなMSなぞ…」とか言ってたが。
後に宇宙仕様となったものが数機量産されている。



**◆[[ゲルズゲー>ザムザザー/ゲルズゲー/ユークリッド]]

『DESTINY』から登場した新型MA。3人乗り。

[[ストライクダガー>ストライクダガー(MS)]]の上半身に蜘蛛のような多脚の脚を持つアラクネみたいな機体。
何処に3人乗っているかは謎、ただしザムザザーと同じ3人乗りシートなので、MS部分でないことは確かである。
下半身にコクピットハッチらしきものがあるため、そこにコクピットがある説が濃厚。
ダガーが両手に保持したビームライフルや前脚に内蔵したビーム砲が武器。
ザムザザーと同様に陽電子リフレクターを装備し、ガルナハンの渓谷では、基地に据えられたローエングリンの「盾」を担当。こちらもミネルバのタンホイザーをも防ぐ活躍を見せる。
しかしリフレクター展開前に懐に潜り込んだ[[セイバー>セイバーガンダム]]に撃墜される。
月面基地でも複数機が登場している。

『Dアストレイ』でも試作機が登場。
しかし、「醜い機体にビームシールドを積んだ」と[[カナード>カナード・パルス]]の怒りを買い、ボコボコにされた。
その後もワラワラ出てくることもあったが特に活躍はしていない。



**◆[[ユークリッド>ザムザザー/ゲルズゲー/ユークリッド]]

『DESTINY』にて初登場。何人乗りかは不明。たぶん3人。
見た目はエルメスに少し似ている。
量産されたゲルスゲーやザムザザーと共に地球軍本部や月面で防衛にあたっていたが、これといった活躍の機会はなくやはり的みたいな物だった。
連ザⅡ+にも出演していない為か影が薄い…のだが、スパロボではザコ敵としてよく登場する。
 


**◆ペルグランデ
型式番号:TSX-MA717/ZD

…なんだこれ。まきびし?
究極のゲテモノ。3人乗り。
トゲがたくさんついた黄色い機体。
NJC(核エンジン)と[[PS装甲>フェイズシフト装甲(ガンダムSEED)]]、更に6基の大型ドラグーンを搭載。
パイロットの脳みそを外科手術で3人とも繋ぎ、擬似的に超空間認識能力持ち(ムウ的なニュータイプ)にして、運用する。なにそれこわい。
つまり、一人は縦の動きに専念。一人は横の動きに専念。一人は奥行きの動きに専念。といった制御方法。
分離式のコクピットを持つが、使うとドラグーンの制御は出来なくなるため緊急脱出時にしか使えない。

因みにコレを作ったのは[[アズラエル>ムルタ・アズラエル]]んとこの企業。
「これ、ビジネスの世界じゃ常識ですよ?」



**◆プロトカオス
型式番号:XMF-P192P

『DESTINY ASTRAY』に登場。初のザフト製MA。VPS装甲搭載。
元々、MS開発に傾倒したことからザフトでは普及していなかったMA系兵器の実用性を検証するために建造された機体であり、[[カオスインパルス>カオスインパルス/アビスインパルス/ガイアインパルス]]を経て[[カオス>カオスガンダム]]の原型となった。
カオスとの差異としてはカリドゥス改がモノアイになり機動兵装ポッドが4基に。頭部や腕部などのMS的な要素は無い。
そのため全体的にメビウス・ゼロに似たシルエットになっている。

6機建造されたらしいが内3機は高速機動試験で修復不能なほどに損壊し廃棄され、残った3機はアーモリーワンに保管されていた。
主なパイロットはコートニー・ヒエロニムス。



**◆マーズタンク
型式番号:GSW-M02

『⊿ASTRAY』にて設定された機体。
火星圏オールトレール・コロニーで運用されている作業用MA。
円盤状の本体から作業アーム兼用の三本の足が生えた独特なシルエットをしており飛行時には足を折り畳む(低重力の火星では単独飛行可能)。
中央からアームを伸ばし先端のセンサーユニットを露出する。
完全な作業用機体であるため武装は無いが、この機体を基に火星製戦闘用MS2号機「ガードシェル」が開発された。



*□ゲームでの活躍

**◆連合VSZAFTシリーズ
ゼロは初代から、ザムザザーとゲルズゲーは連ザUの家庭版で登場。
ちなみにメビウスも動くだけのターゲットとしてならちらっと登場している。


ゼロ(コスト200)はガンバレルを使った全方位攻撃が嫌らしいが、操作性がスカイグラスパー系同様にもはや別ゲー。
メイン射撃はリニアガンなのだが、誘導は皆無で動く的にはなかなか当たらない。
こんな扱い辛いMAで戦ってたフラガさんパネェ。

一方ザムザとゲルズは高コスト機で、操作も普通のMSと謙遜ない。違いを挙げるならこちらはダウン状態にならないという事くらいか。
パイロットが1人乗りしてるけどツッコんではいけない。
 
弱点は、如何せん体が大きいので攻撃を食らいやすく、接近されると弱い。囲まれたりなんかするともう目も当てられない
リフレクターを展開することで射撃武器全般を防ぐことはできる(ザムザは張ったまま動ける)。また一応格闘も使えるのである程度の迎撃には対応出来る。
近付かれる前に持ち前の高火力で封殺してしまおう。


**◆BATTLE DESTINY
ゼロ、エグザ2色、ザムザが登場。ゲルズゲェ………。メビウスはやっぱり敵限定
いずれも操作法は連ザとあんま変わらないが、ゼロ&エグザはR長押しでターゲットに向かって行く仕様もあり、リニアガンが当て易くなった。
………が、エグザは何故かリニアガンからビームを発射する。どういうことなの……?。

エグザスは僚機に使わせると非常に強力で、
自分はミーアザクで離れたところから応援→ゲージが溜まったらSP攻撃→再び応援……を繰り返すだけでドンドン敵が消えて行く。







蒼き清浄なる追記・修正のために…

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- ユークリッドは一人乗りですよ  -- 名無しさん  (2013-12-16 20:40:44)
- ベルグランテはガンダム史上屈指のマジキチ機体だと思う  -- 名無しさん  (2013-12-16 21:17:15)
- そういえば、メビウスはジンよりスピードがあるらしいが本当か?  -- 名無しさん  (2014-01-28 21:09:05)
- 連合のMA特化路線は結構好きだった  やられ役だったけど・・・  -- 名無しさん  (2014-04-07 01:46:25)
- ZAHTが核エンジンつんでとにかくMSの性能上げることにこだわるのに対して大型機にガンガン武装積むコンセプトの連合の違いはわりと面白い  -- 名無しさん  (2014-04-09 21:53:32)
- ┌(`ф´┐)┐←これかわいい  -- 名無しさん  (2014-08-12 13:12:38)
- ↑3メビウスは前衛をダガーに任せて一撃離脱に徹すればけっこう強いらしいからたぶん本当じゃないかな  -- 名無しさん  (2014-08-12 13:19:29)
- 連合はわざわざマルチロール機運用しなくていいからな…  -- 名無しさん  (2014-08-12 13:31:18)
- スレチで済まないが、ジェネシスなら兎も角レクイエムはリフレクターで防げそうなんだがなぁ。アルザッヘルには配備されなかったのか…  -- 名無しさん  (2014-08-12 17:25:47)
- デストロイもここに入る気がする。  -- 名無しさん  (2014-08-12 19:09:17)
- 人型の利便性を活かす機会が無かったからデータ採集の結果兵器に手足要らないやってなったんだろうな  -- 名無しさん  (2014-08-12 20:50:45)
- 連合はMAとMSを運用するとしたら、先ずメビウスを突撃させて、敵数を減らすか掻き乱して、取りこぼしはダガー隊に迎撃させるか再度メビウスによる一撃離脱が良いと思う。あとは、積載量の強化かオプション兵装を増やして爆撃機バージョンを作るかだな。  -- 名無しさん  (2014-09-06 20:34:58)
- ↑4 アルザッヘルのあれは奇襲攻撃に近かったからな、まさかプラントがレクイエム修復するとは思ってなかったんでしょう  -- 名無しさん  (2014-09-06 20:43:47)
- ぶっちゃけMAの時代ってのは間違いじゃないんだよなあ。明らかにMSより強い。  -- 名無しさん  (2014-10-28 23:57:13)
- フォビドゥンのMA型への進化体があればなぁ  -- 名無しさん  (2014-11-09 18:03:28)
- ハイ・ローミックスでいえば、量産MSウィンダムあたりがローで、大型MAでハイなんだろうなぁ。ザフトはフリーダムとかザクは突撃銃とか、単機で火線をなるべく多く取り付けるように注意しているので、兵器の質の面でも負けたくないという意思はあると思う。  -- 名無しさん  (2014-11-12 22:22:38)
- マンパワーがZAFTより確保しやすくて質と量を両立できるなら対艦巨砲主義に立ち戻るのもさもありなん  -- 名無しさん  (2015-03-11 19:36:16)
- もっと活躍して欲しかった・・・  -- 名無しさん  (2015-06-11 19:46:03)
- エグザスはウィンダム+ネオガンバレルストライカーみたいな方がよかった  -- 名無しさん  (2015-11-10 15:42:42)
- 設定通り、SEEDのMAは近未来的デザインの戦闘機だったけど、DESTINYは今迄のガンダムシリーズにあったようなメカの怪物になってたな。  -- 名無しさん  (2016-10-28 21:40:17)
- モビルアーマーどころか量産型のモビルスーツもあんまり活躍してないし・・・  -- 名無しさん  (2016-10-28 21:42:42)
- ↑2 敵側は連合になったからな。  -- 名無しさん  (2016-10-28 21:48:49)
- ↑2イザークや炒飯がオクレ達圧倒したり、ムラサメがオクレ倒したり活躍してるのでは…ストフリもグフに拘束されてるし  -- 名無しさん  (2017-01-08 23:50:46)
- ペルグランデの最後の一人は斜めじゃなくて奥行きかと(斜めは縦と横の複合したものでしかないから3軸にならない)  -- 名無しさん  (2018-10-16 14:08:25)
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