イアン・ヴァスティ

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&font(#6495ED){登録日}:2012/10/10(水) 10:29:05
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&font(#6495ED){所要時間}:約 13 分で読めます

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#center(){&bold(){&font(#393f4c){…そうさ、わしらは犯罪者だ。罰は受ける、戦争を無くしてからな。}}}





『[[機動戦士ガンダム00]]』の登場人物。

CV:梅津秀行
性別:男
誕生日:1月21日
年齢:37歳(00P)→52歳(1st)→57歳(2nd)→59歳(劇場版)
身長:167㎝
体重:60㎏
血液型:A型
所属:AEU(本編開始15年前)→[[私設武装組織 ソレスタルビーイング]]



[[私設武装組織 ソレスタルビーイング]]に所属する、[[プレトマイオス>プトレマイオス(機動戦士ガンダム00)]]の総合整備士。
[[チームプトレマイオス]]所属のガンダムの整備・装備開発も担当している。


見た目は眼鏡を掛けたメカが似合いそうなおじさん。
しかしそこはガンダムシリーズのメカニック。技術力は確かで作戦に合わせてキッチリ新武器を用意したり、
&u(){[[&font(#0000ff){忠告した傍から速攻で使い出すガンダム馬鹿}>刹那・F・セイエイ]]}が派手に壊した機体を次の戦闘までにしっかり修理している。

当然用意した武器や整備したガンダム等に一切の不良は無く、設計作成した武器はいずれも高性能。
果ては、無茶振りをされてもキチンと期限に合わせる等、まさに技術者の鑑である。

更には、装備だけで無くガンダム本体の設計も担当している上、火器管制まで行えるマルチな人物。
組織が組織なだけに少人数で行動せざるを得ない中、[[ハロ達>ハロ(ガンダムシリーズ)]]と黙々と整備する彼が居なければ世界の変革は為し遂げられなかっただろう。


職人気質の人間にありがちな気難しい性格ではなく、それなりに親しみ易い気さくなおっさん。
[[ロックオン・ストラトス]]や[[ラッセ・アイオン]]からは「&font(#393f4c,b){おやっさん}」と呼ばれ、年長者として[[沙慈・クロスロード]]に道を示す等、非常に頼れる人物。

元々はAEU所属の技術者で、ヘリオンシリーズの初期型である[[AEUヘリオン イニティウム>AEUヘリオン/AEUイナクト]]開発の主要スタッフでもあった。
ヘリオンのテストが最終段階に差し掛かり、正式配備も目前となった折、
データ収集を兼ねて戦闘を仕掛けてきた[[ガンダムアストレア]]とAEU部隊との戦闘を目撃。
当時のソレスタルビーイングは[[試験機>第2世代ガンダム(機動戦士ガンダム00)]]のデータ収集を目的とした運用試験の最中であり、
隠密行動を義務付けられた中での予定外の目撃者になってしまった為、同伴していた親友のジョイス・モレノ=JB・モレノ共々抹殺対象にされてしまう。
が、居合わせた当時のマイスター達の反対により、ソレスタルビーイングへの参加を条件に命を拾う事になった。

殆ど恐喝だが、当時の最新鋭機にして最強のMSと言えたヘリオン部隊を容易く壊滅した未知の技術に興味を持ち、
当人も前々から戦争に対して思うところがあった為、積極的に参加を決めた。


同じ技術者という関係で[[ルイード・レゾナンス]]と特に親しくなり、彼の妻でマイスターのマレーネ・ブラディからは[[赤ん坊>フェルト・グレイス]]の前で不用意に喫煙しないよう注意されたり、
女子高生の[[シャル・アクスティカ>フェレシュテ]]の若者の謎の造語に戸惑ったりする等、加入早々上手く溶け込む、中々コミュ力の高いおっさんでもある。&font(l){あんな年齢の嫁貰うくらいだし}

付き合いの長いモレノが本編にて戦死した際は、普段あまり見せない悲しみの表情を見せた。



#center(){&font(#393f4c){勝手に逝くな!馬鹿野郎……ッ!}}



【変態技術?】

上記の経歴を持つ故にMSの航空的な運用という部分に明るい。
[[ガンダムエクシア]]の追加ユニットにもその技術力が存分に活かされているが、彼を語る上で欠かせないのは「&font(#393f4c,b){肩}」だろう。

イアンがAEUヘリオンに於いて初めて投入した、肩部に大型スラスターを搭載する機構は大気圏内での安定性と機動性を両立するのに適しており、
下半身にオプションパーツやMAを装着できる等、拡張性にも優れていた。
後に[[ユニオンフラッグ>ユニオンリアルド/ユニオンフラッグ/ユニオンブラスト]]にも採用され、
[[ユニオン>ユニオン(機動戦士ガンダム00)]]のMSに対する運用思想の違いに影響しているものの、航空機としての特色が残るリアルドとの大きな違いとなり、
MSの運動性を大きく飛躍させた画期的な発想だった。

この設計思想は太陽炉搭載機にも継承されており、まず彼は[[ガンダムラジエル>セファーラジエル]]で試験的に導入。
後の[[ダブルオーガンダム]]や[[ダブルオーライザー>ダブルオーライザー/トランザムライザー]]の設計に活かされている。


また、ソレスタルビーイング加入後も、イアンは『00』という作品の根幹を為す[[GN粒子>GN粒子(機動戦士ガンダム00)]]を使って稼動するガンダムに関わっている。
1stまでは目に見える範囲では、機体の改良がそこまで急務では無かった事もあって、凄腕メカニックといった範疇に収まる活動だった。
だが、物語が進むに連れて計画が明らかになる中で、彼の作るメカも同じく爆発的な進化を遂げる事になる。

特に劇中でのGN粒子関連技術は目覚ましいモノを感じざるを得ない。


以下、彼を含むソレスタルビーイングのメカニックが作った可能性があるモノの『&font(#ff0000,b){極一部}』(追加があればよろしくお願いします)。



◆2292~2301年頃
・特定環境下に於けるGN粒子の毒性除去技術を確立
・粒子収束や磁場調整による粒子制御技術の大幅な発展
・厚さ3mのEカーボンをも両断する[[GNブレイド>ガンダムエクシア]](但し、未完成で、ヴェーダが認可する完成品は2307年にロールアウト)
・[[GNセファー>GNビット]]等、GN粒子の影響下でも使用出来る無線誘導兵器の開発及び改良


◆2304~2308年
・全身を覆いつつも機体の可動を極力邪魔しない[[GNフルシールド>ガンダムデュナメス]]
・火力と機動力を底上げする[[テールブースター>ガンダムキュリオス]]、[[ビームサーベルを出せるGNビームライフルと専用GNシールド>ガンダムナドレ]]
・爆発的な加速が可能な高機動追加装備[[アヴァランチユニット一式>ガンダム アヴァランチエクシア/アヴァランチエクシアダッシュ]]
此処まではまだ普通の域。


◆2311~2312年
・第4世代及び3.5世代ガンダムと支援機を開発
・ツインドライヴシステムの稼働に成功
・ダブルオーガンダムの[[トランザム>トランザムシステム(機動戦士ガンダム00)]]対策として[[オーライザー]]の仕様を変更
・最終決戦用にライザーソード制御用も兼ねた新素材製GNソードⅢ、[[長距離無線砲台GNライフルビットとGNビームピストルⅡ二挺>ケルディムガンダム]]、[[出刃包丁を見直したGNミサイルコンテナとGNキャノン>アリオスガンダム]]、&br()[[GNキャノンとGNフィールド発生機を製造>セラヴィーガンダム]]
・プトレマイオスⅡの建造、連動トランザム及びGNコンデンサーによる単独での大気圏離脱機能搭載
ダブルオーライザー関連で段々と変態技術がチラホラと見え始める。
またヴェーダの支援も失っており、資金・資材面でも徐々に苦しくなりつつある中での成果である。


◆[[劇場版>劇場版 機動戦士ガンダム00-A wakening of the Trailblazer-]]
・新型ガンダムを設計開発、追加装備も同様
・2ndの頃よりも資金難の状況下で開発、オマケに全ての機体に無線誘導兵器搭載
・『トランザムバースト』をGNコンデンサーで極短時間ながら再現可能に
・[[ダブルオークアンタ]]に、トランザムライザーが不規則に発生させた謎機能『量子ジャンプ』及び『クアンタムバースト』を実装
・↑に加えて出撃直前にヴェーダの小型ターミナルを急遽設置、連動可能にする
仲間の[[ティエリア・アーデ]]がヴェーダの情報をより深く開示してくれた影響で、殆どブラックボックスに近かったGN粒子の詳細が一層よく分かり、
太陽炉製造技術やGN粒子の脳量子波伝播能力関連の技術も革新的に進歩させた。
それまで何十年かかると言われたものをたった2年にまで短縮した辺り、前述した通り、彼がいなければ“来るべき対話”は成し得なかっただろう。
 
なお、「&font(#393f4c,b){格好良くないメカは勝てない}」という持論を持っており、
前述の空飛ぶ出刃包丁こと[[アリオスガンダム アスカロン>アリオスガンダム]]は彼の弟子、シェリリン・ハイドの作品……だったが、
空気を読まない研究者、ロベール・スペイシーの介入で本編では使いやすいGNHW/Mに改変された。
また、気遣いも確かで[[ダブルオークアンタ]]の頭部は[[刹那・F・セイエイ]]が嘗て駆っていた[[ガンダムエクシア]]に似せて作っている。

オマケに技術を手解きした弟子のシェリリンも居る。此方も「&font(#fcc800,b){格好良くないメカは勝てない}」持論や高い技術力を受け継いでおり、サポートチームを支えている。

[[リボンズ・アルマーク]]はツインドライヴ云々以前にコイツを始末すれば良かったんじゃ……な位、陰に日向に活躍しているイアン。

物語を通して幾らか危険な目にあったが、最終的には無事に生存。
刹那が去った後も、きっと戦い続けていることだろう。


しかし、ソレスタルビーイングの外でも目覚ましい技術革新を遂げている中で、長年活動してきた彼のセンスは徐々に時代遅れのものとなってきていると言及されている。
センスに関係した事ではないが、資金力の面でも、[[劇場版>ガンダムサバーニャ]][[の機体>ガンダムハルート]]は、
少々辛辣に言ってしまえば超エース達の技量に依存した商品未満の兵器にしか出来なかった。
こうした具合に、イアンに限った事ではないが、世界に於けるソレスタルビーイングの存在は小さいものとなって行かざるを得ず、嘗ての様な影響力は持てないとも言われている。

色々な意味で、世代交代の波は否応なく押し寄せているようで、作中ではより一層厳しい戦いが続いていくのだろう。



【犯罪?】

メカニックとしても人間としても一流なイアンだが、それらをぶち壊す位のネタ要素が存在したりする。
それは嫁との不釣り合いな年齢差と娘の存在である。

妻のリンダ・ヴァスティも支援機開発等を行う技術者で所謂職場結婚。
それだけなら大して珍しくもないが……2ndに於いて57歳のおっさんに32歳の若く美しい才媛の組み合わせ、年齢差25のそれは何とも犯罪の香りを感じる。
オマケにオペレーター兼メカニックを担当する娘の[[ミレイナ・ヴァスティ]]は2ndシーズン当時14歳……即ちリンダさん17歳で子供を作り、18歳で産んだ事になる上、片割れは42歳。
これにはトレミーの皆様も驚くばかり。
娘に近付く男に強く警戒している彼だが、まぁこんだけ年喰ってから出来た娘なら当然可愛くて仕方ないだろう。

[[リア充]]爆h……あ、したか。

余談だが、アタックをかけたのはリンダの方からである。

以下感想
[[アレルヤ・ハプティズム]]&font(#ff8c00){「犯罪ですよ…」}
[[スメラギ・李・ノリエガ]]&font(#8b008b){「冗談はそれくらいにして」}



【台詞集】

#openclose(show=クリックにて展開){

「何だアイツは?大急ぎでこんな島くんだりまで運んで来たんだぞ。少しは感謝ってもんをだな……」

「&font(#393f4c){まさか各国の諜報機関が協力してくれるとは…。良かったじゃないか…}」
「&font(#8b008b){良い様に使われただけです}」
「&font(#393f4c){だが大いなる1歩でもある……}」
「&font(#8b008b){…ですね}」

「&color(blue){整備を手伝う}」
「&font(#393f4c){部屋に戻って休んでいろ。人の仕事を取るんじゃない}」

「……わしらはもう事を始めた。後悔すら許されぬ所業だ……」

「&font(#ff8c00){少し急ぎます。加速Gに注意して下さい}」
「&font(#393f4c){年寄り扱いするな}」
「&font(#ff8c00){フッ…。ご無礼…}」

「お前らが話してる間に、あのスローネって機体調べておいたぜ」

「&font(#393f4c){あのスローネって機体だが、システムや装甲は我々と同じ技術が使われていた}」
「&font(#ff8c00){やはり同型機…}」
「&font(#ff3399){でも、GNドライヴが違う}」
「&font(#20b2aa){違うって、太陽炉が?}」
「&font(#393f4c){機能的には同じだが、炉心部にTDブランケットが使用されていない。ドライヴ自体の活動時間は有限…。}
 &font(#393f4c){言ってみればコイツは、“疑似太陽炉”だな……}」

「ガンダム同士で戦うだなんて…下手すりゃ共倒れだぞ…!」

「アンタの事だ、予測はしとるんだろ?」

「&font(#302833){遂にGNアームズの投入か……}」
「&font(#393f4c){そうしなきゃならん程状況が切迫してるんだろうよ……}」

「ご苦労さん。中々の戦果だ」

「敵さんが来る前に整備を終えるぞぉ、急げよ!」

「勝手に逝くな!馬鹿野郎……ッ!」

「&font(#8b008b){クリス!!}」
「&font(#393f4c){リヒティ!!}」

「&font(#c70067){これが、オーガンダム……。初めて太陽炉を積んで、稼働した機体……}」
「&font(#393f4c){太陽炉は取り外して、既に機体に装着してある。だがコイツを使ってもマッチしなかった……。}
 &font(#393f4c){エクシアの太陽炉でも、上手くいくかどうか……}」

「生きていたか刹那…!これでエクシアの太陽炉が試せる……!」

「80を超えれば、安定稼働領域に入る…」

「&font(#4b0082){これで…今ある全ての組み合わせは、試した事になる…}」
「&font(#393f4c){何故だ?何故安定しない!?何が足りないっていうんだ!?}」
「&font(#302833){あとは、エクシアの太陽炉だけか……}」
「&font(#393f4c){奴らが動き出す前に何とかせにゃならんというのに……!}」

「&font(#393f4c){よし。アジトへ戻る間に、エクシアの太陽炉のマッチングテストを行う}」
「&font(#4b0082){シミュレートでは、エクシアはオーガンダムの太陽炉と、連動率が高かった筈だが…}」
「&font(#393f4c){実際に試してみなけりゃ分からんさ。トランザムと共に、イオリア・シュヘンベルグから送られてきた…新たなガンダムの主機関理論。}
 &font(#393f4c){机上の空論か、200年後の科学水準を見越しての予見か……}」

「&font(#393f4c){エクシアとオーガンダムのマッチングは、今迄で最高の同調指数を弾き出してはいるが…70%以上の数値が出ない。}
 &font(#393f4c){安定領域まであと10%なんだが……}」
「&font(#4b0082){トランザムで強制的に起動を掛ければ……}」
「&font(#393f4c){馬鹿言うな!そんな事すれば、オーバーロードして最悪自爆だ!}」
「&font(#4b0082){ならばもう一度…システムの再点検を}」
「&font(#393f4c){えぇい…ッ!勿論やるさ!}」

「&color(blue){ツインドライヴシステム……行けるか?}」
「&font(#393f4c){刹那!ダブルオーはまだ…!}」
「&color(blue){トランザムを使う!}」
「&font(#393f4c){無茶だ!刹那、止せ!}」
「&color(blue){トランザム…始動!}」

「&font(#393f4c){やりやがった…!}」
「&font(#ff3399){駄目です!粒子融合率…73%で停滞!}」
「&font(#393f4c){トランザムでも駄目か…!}」

「き、起動した!二乗化のタイムラグか?!」

「&font(#393f4c){ツインドライヴ…起動したは良いが、安定には程遠い。トランザムを使用するなよ!}」
「&color(blue){了解}」

「&font(#1e90ff){あの……。良いんですか?こんな秘密事項、僕に見せちゃって…}」
「&font(#393f4c){人手が足りないんだ。宇宙技師の2種免持ってるんだろう?}」
「&font(#1e90ff){あ、まぁ…}」
「&font(#393f4c){それにな…“働かざる者食うべからず”ってな}」
「&font(#1e90ff){分かりましたよ…。えっと……}」
「&font(#393f4c){イアンだ。イアン・ヴァスティ……}」
「&font(#1e90ff){……イアンさん。あなたは、どうして此処にいるんですか?}」
「&font(#393f4c){嫌と言う程戦場を見てきて、戦争を無くしたいと思ったからだ。此処にいる連中も同じだ。}
 &font(#393f4c){戦場の最前線へ送られた者、軍に体を改造された者、家族をテロで失った者、ゲリラに仕立て上げられた者…。}
 &font(#393f4c){皆戦争で大切なものを失ってる。世界にはそういう現実があるんだ……}」
「&font(#1e90ff){でも……}」
「&font(#393f4c){…そうさ、わしらは犯罪者だ。罰は受ける、戦争を無くしてからな}」

「&font(#ff8c00){スメラギさん!}」
「&font(#393f4c){おっ!}」
「&font(#8b008b){サイズ合わないの。きつくて……}」
「&font(#ff3399){あっ…!すぐに、他の用意します!}」
「&font(#393f4c){わしはそのままが良いなぁ}」
「&font(#f8b500){セクハラです!パパ!}」

「&font(#393f4c){コイツは…!}」
「&font(#302833){これが奴らのやり方か…!}」
「&font(#393f4c){アロウズめ…!}」

「&font(#393f4c){刹那、トランザムは使うなよ?}」
「&color(blue){了解}」

「&font(#1e90ff){イアンさん!僕にも手伝わせて下さい!}」
「&font(#393f4c){…覚悟はあるんだな?}」
「&font(#1e90ff){あの人達を守りたいんです!}」
「&font(#393f4c){…ッ!分かった、ついてこい!}」
「&font(#1e90ff){はい!}」

「突破されたか…!撃て!攻撃だ!」

「何してる!?撃て!」

「どうした!?早く!!」

「撃てなかったか……。良いさ、それで……」

「刹那!トランザムは使うなと言っただろうが!ツインドライヴが稼働状態にあるから良いようなものの……」

「アレルヤの奴…刹那に続いて機体をこんなにしやがって…!尚且つ彼女を連れて戻ってきただとぉ?ったく……!」

「まさかツインドライヴの粒子放出量に機体が悲鳴を上げるとは……。だが、オーライザーがあればそれもカバー出来る。
 いや…現存するどのガンダムをも凌駕する機体になる……」

「&font(#393f4c){おぉ、コイツか!}」
「&font(#ff3333){形式番号、GNR-010。機体名、オーライザーよ}」
「&font(#393f4c){よくやってくれた、リンダ!コイツがあれば、ダブルオーは無敵だ!}」

「&font(#393f4c){そうか、会うのが初めての奴もいたなぁ。わしの嫁だ!}」
「&font(#ff3333){リンダ・ヴァスティです}」
「&font(#1e90ff){わ、若い……!}」
「&font(#ff8c00){犯罪ですよ…}」
「&font(#393f4c){どういう意味だ?}」
「&font(#8b008b){冗談はそれくらいにして}」
「&font(#393f4c){何だよ、冗談って!?}」

「アニューは凄いぞぉ。宇宙物理学、モビルスーツ工学、再生治療の権威で操船技術や料理に長け、おまけに美人だ。どうだ、なかなかの逸材だろう?」

「&font(#393f4c){……これが…!イオリアが予見したツインドライヴの――}」
「&color(blue){――真の力だというのか……!?}」

「何てこった!ツインドライヴはわしらの想像を遥かに超えている!こりゃとんでもない代物だぞぉ……!」

「&font(#ff3333){気を付けてね、ミレイナ}」
「&font(#f8b500){はいですぅ!}」
「&font(#ff3333){あなたも}」
「&font(#393f4c){分ぁかってるさ…!}」

「&font(#1e90ff){イアンさん!しっかりして下さい!イアンさん!}」
「&font(#393f4c){あっ…。オーライザーの…調整は終わった……}」
「&font(#1e90ff){オーライザー?}」
「&font(#393f4c){コイツを…ダブルオーに……}」
「&font(#1e90ff){そんな事より、早く医務室へ…!}」
「&font(#393f4c){わしの事はいい……。オーライザーを…届けるんだ……。そうでないと、わしらは全員やられる……!}」
「&font(#1e90ff){イアンさん……!}」
「&font(#393f4c){守るんだ…。皆を…仲間を……!}」

「オーライザーは…?戦闘は?―――重力?何時の間に地上に…」

「ん?……ッ!?な…ッ、何じゃこりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッッ!!!???」

「&font(#393f4c){つまり…ダブルオーライザーを起動させ、ラグランジュ3の敵を退けたものの、}
 &font(#393f4c){アロウズが衛星兵器を使用したのを知り、そいつの破壊ミッションに突入。見事打ち倒したが敵の奇襲を受けて地球圏に落下、地上に不時着。}
 &font(#393f4c){しかも、刹那の乗ったダブルオーライザーと逸れてしまったと…。そういう事だな?}」
「&font(#f8b500){その通りですぅ!!}」
「&font(#393f4c){最悪じゃないか!!}」

「&font(#393f4c){何てこった…。こんな時に、敵さんに襲われでもしたら……。んっ?}」
「&font(#ff4500){皆さん。食事をお持ちしました}」
「&font(#f8b500){わ〜いですぅ!!}」
「&font(#393f4c){呑気だろ、それ!!}」

「&font(#8b008b){イアン、アフリカタワーに着く前に、火器管制を使えるように出来る?}」
「&font(#393f4c){んん……。やるしかないだろ……}」

「&font(#393f4c){コイツを着ていけ}」
「&font(#1e90ff){んっ?}」
「&font(#393f4c){頼むぞ、命を守れ……}」
「&font(#1e90ff){……ッ!はい!}」

「&font(#393f4c){行けるぞぉ!}」
「&font(#ff3333){はい!}」

「遂にあれを使ったか!ティエリア……!」

「待ち兼ねたぞぉ、リンダ!!」

「&font(#393f4c){あれは完成したか!?}」
「&font(#ff3333){だから此処に来たのよ}」

「&font(#393f4c){おぉ…ッ!}」
「&font(#ff3333){ツインドライヴ専用にカスタマイズされた、新型GN粒子放出機関}」
「2年かけて、2基しか出来ませんでしたけどね」
「時間も人も足りないから……」
「&font(#393f4c){よくやってくれた……!}」

「&font(#393f4c){高濃度粒子領域内で、脳量子波による意識の共有を行い、戦闘空域で人々の想いを繋げる……}」
「&font(#ff3333){戦いを止めさせる為の機体……}」
「&font(#393f4c){それが…刹那の望んだガンダム。ダブルオークアンタ……!}」

「クッ…!分かってる!わしらは最善を尽くすしかない…!刹那の回復も!」

「&font(#f8b500){アーデさん。ミレイナは、アーデさんがどんな姿になろうとも……アーデさんが大好きです!!}」
「&font(#393f4c){何だとぉッ!?}」
「&font(#ff3333){あらあら。良かったわねぇ、素敵な彼氏が出来て}」
「&font(#393f4c){リンダ!!}」
「&color(blue){フッ…}」
「&font(#393f4c){笑い事じゃねぇだろ!}」

「&color(blue){クアンタで出る}」
「&font(#393f4c){言われなくても!}」

「&font(#393f4c){諦めるのはまだ早い!}」
「&font(#ff3333){最後の最後まで信じましょう!}」

「&font(#393f4c){何だ…?}」
「&font(#ff3333){あなた……}」

}



【[[スパロボ>スーパーロボット大戦シリーズ]]】

『00』が参戦した作品には大体登場。

スパロボでもやらかしたイアンさん。
第2次Zでは系統が違うはずなのに[[サンドロック>ガンダムサンドロック/サンドロック改]]と[[ヘビーアームズ>ガンダムヘビーアームズ/ヘビーアームズ改]]を宇宙戦に対応させたり、
[[Wの5博士>ガンダム開発者(新機動戦記ガンダムW)]]と面識があったり…この人別の意味でスゲェよ…
 
しかし、一番の功績はダブルオーのトランザムにリミッターを付ける事でオーバーロードを気にする事無くバンバン使えるようにした事だろう。
これにより、刹那も文句を言われる事無くトランザムが出来るように。
その所為か、刹那の[[変革>イノベイター(機動戦士ガンダム00)]]がダブルオーに乗ってる内から始まる。

余談だが、ダブルオー初出撃時に「&font(#393f4c,b){いざと言う時はトランザムで何とかしろ}」と刹那にアドバイスした。
それ原作でアンタが一番反対してた事では…。


後、嫁の件では当然他作品の人達からも驚かれるが、
[[シン>シン・アスカ]]「&font(#cc0000){何かが間違ってる!}」
[[バナージ>バナージ・リンクス]]「&font(#1E90FF){こんなのが許されるなんて…!?}」
[[九郎>大十字九郎]]「&font(#8B008B){こんなに若いのに、こっちの親父さんと…は、犯罪だ…}」
とまで言われた。&font(l){最後の人はイアンをどうこう言える立場ではないと思う。}
と思ったら、BXでは「&font(#FF7F50){んー…アリ、だね!}」と言ってくれる人も現れた。良かったねおやっさん。


なお、第2次Zの破界篇から再世篇への移行に際して、原作の4年の時間経過が1年で片づけられたので、
ユーザーからは「&font(#ff0000,b){スパロボのおやっさんは完全に犯罪だ}」とからかわれる羽目に。
まあ、普通に考えれば原作より歳の差が小さいと考えるべきだろう。でないと完全にアウト。

……と思っていたら、シリーズ最終作の第3次Z天獄篇において衝撃の事実が発覚した。
DLC『強き事は美しき哉II』にて、イアンの娘であるミレイナがスメラギに対して「&font(#f8b500,b){うちのママより一つ下なだけ}」と述べている。
これは原作設定の通りなのだが、改変せずそのまま引っ張ったが為にえらい事になった。

というのは、Zシリーズでは1st→2ndの時間経過が1年なので、グラが2ndでも年齢は1つしか増えていない計算になる。
よってスメラギは1stの26歳から1年弱なので、天獄篇の時点で27歳。リンダはその一つ上なので28歳。
ミレイナは劇場版の時点で16歳だが、1st→2nd→劇場版への流れが1年少々なので天獄篇の時点でまだ14歳。

つまり、Zシリーズにおいてはイアンが38~39歳、リンダが13~14歳の時にミレイナが生まれた事になる。おいおい……。

&bold(){と、思われていたが}
とあるシナリオでスメラギさんの年齢について33歳だと言及されるシーンが存在する。因みに原作の劇場版と同年齢。
リンダは34歳となり、19~20歳の時にミレイナが生まれた事になる。結果的に原作よりマシになった。

曖昧にされていたZシリーズに於けるスメラギさんの年齢が言及されたのは恐らくここの兼ね合いによるものだと思われる。
ガチ犯罪にならなくてよかったね、おやっさん!



#center(){&font(#393f4c){……わしらはもう追記・修正を始めた。後悔すら許されぬ所業だ……。}}

#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
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}
#include(テンプレ3)

#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- この人とアストナージはまさに変態技術者だな  -- 名無しさん  (2013-12-02 13:55:17)
- スパロボでアストナージに変わる技術者になってくれるな!アストナージもスパロボでありえなかったしw  -- 名無しさん  (2014-01-20 08:33:53)
- 数少ない人員と予算と資材で何とかするというところは某サルサミル坊やに通ずるな &br()しかしこのおっさん四十代のとき半袖短パンスタイルなんだよなぁ……  -- 名無しさん  (2014-01-20 09:51:15)
- アストナージやウリバタケと一緒に参戦したらどんな魔改造を施すやらw  -- 名無しさん  (2014-01-20 10:03:17)
- 今度久しぶりに逆シャアやるみたいだし、共演ワンチャン?ていうか普通に有得そうだなw  -- 名無しさん  (2014-01-20 10:13:46)
- アストナージが手伝ってクァンタを作ったとか言い出したりしてw  -- 名無しさん  (2014-01-27 12:56:21)
- やんちゃ坊主がそのまま大人になったって感じの人。好奇心が子供に近いからいろいろ変態技術やってけるんだろうが・・・奥さんは犯罪です。  -- 名無しさん  (2014-03-08 23:30:22)
- 再世編のあれは…イアンとリンダが出会ったのが三年前倒しにされていたと考えるしかない。っていうか、そうしないとCEROどころじゃねえよ!  -- 名無しさん  (2014-03-08 23:37:19)
- どっかでリンダとは内縁だって書いてたような気がするんだけど  -- 名無しさん  (2014-03-09 00:09:46)
- ↑×2 違う。3年前倒しされた上でリンダの年齢は2ndシーズン準拠じゃないとおやっさんは15歳に手を出した事になるw  -- 名無しさん  (2014-03-09 00:44:08)
- UXでは九郎ちゃんに犯罪者扱いされた…wなんていうか、もうwwww  -- 名無しさん  (2014-03-09 01:05:01)
- 梅津さんの声がまた親しみやすさを出してるような気がする。好きだわおやっさん。  -- 名無しさん  (2014-03-09 01:26:31)
- ↑2九郎ちゃんの相手は1000年を超える上に古本だろ!いい加減にしろ!  -- 名無しさん  (2014-04-28 15:30:54)
- もしもあの時沙慈君じゃなくてこの人が乗っていたらオヤジのヌード全開!?  -- 名無しさん  (2014-05-09 09:33:18)
- ↑どう考えても俺得、それはともかく粒子運用については雪崩エクシアの時点で自力でトランザム直前まで行ってたんだよな  -- 名無しさん  (2014-05-09 14:13:40)
- 裏設定だとCB加入前の時点で既に別に家庭があったと聞いたんだが…  もし本当なら世界の歪みもいいトコだよな  -- 名無しさん  (2014-05-17 17:42:22)
- ↑そんな設定どこにもないぞ。誰から聞いたんだそんなトンチンカンな話  -- 名無しさん  (2014-06-01 10:13:21)
- イアンが時代遅れというより、CB独占技術だった太陽炉の流出をきっかけに全世界の研究者と資金力がそっち方面に駆り出された結果だと思う。ノーベル賞クラスの科学者が束になってやってることを限られた予算と人員でリードし続けているのだから恐ろしい  -- 名無しさん  (2014-06-08 22:01:03)
- 実は真っ先にイノベイターになっていたんだったりしてw  -- 名無しさん  (2015-01-14 11:06:45)
- 天獄篇のスメラギさんは劇場版00と同じく33歳らしいよ あるシナリオで明言されたそうな  -- 名無しさん  (2015-06-12 16:45:18)
- 13歳でも合意年齢超えてて犯罪じゃないから……(震え声)  -- 名無しさん  (2015-06-12 18:56:34)
- いやほら、世界から見たら、CBなんて前代未聞のテロリストなんだから、今更犯罪の一つや二つ……しかし、こう言いたい。「犯罪ですよ」  -- 名無しさん  (2015-06-15 11:52:54)
- これが犯罪っていうのなら赤川次郎作品のカップルの大部分はこれに当てはまるぞ  -- 名無しさん  (2015-06-15 13:19:00)
- >「カッコよくないメカは勝てない」という持論を持っており  たぶん、ジェイデッカーの冴島総監と気が合いそうw  -- 名無しさん  (2015-06-15 14:15:06)
- スメラギさんは犠牲になったのだ、おやっさんの犠牲にな…  -- 名無しさん  (2015-06-15 22:24:22)
- とうとうスパロボBXであの年齢差を肯定してくれる人が…  -- 名無しさん  (2015-10-11 14:27:29)
- シャア「先生と呼んでいいかな?」  -- 名無しさん  (2016-07-10 11:32:39)
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