レザージャケット(衣服)

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&font(#6495ED){登録日}:2012/04/11(水) 04:30:25
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#center(){いつの時代も}


#center(){男たちの側には}


#center(){&font(#ff0000){革ジャンがあった。}} 




レザージャケットとは、皮革によって構成された外套(ジャケット)のことである。

その歴史は古く、人類が太古の昔より動物の毛皮を利用するところが起源と言っても差し支えないかもしれない。

本項目ではいくつかの著名なレザージャケットの種類を紹介するとともに、その歴史や用途の解説、及び変遷を記述していく。



・ライダースジャケット
一言「革ジャン」と聞けば、おそらく大多数の人はこれを思い浮かべるだろう。
名前が示すように、バイクに乗る状態を想定して作られたレザージャケットである。
生まれたのは1910年代。

ライディング時の姿勢を考慮して、着丈は基本的に短くされていて、袖が長く伸びた形をしている。
 
着脱のスムーズさを考慮して、袖部分にファスナー が取り付けられているものが多い。

主にシングルタイプとダブルタイプがあり、前合わせが被らないのがシングル、レザーを重ね合わせるのがダブルである。

シングルはそのシンプルな形から、
ダブルはその左右非対称のデザインから、
それぞれがさまざまなファッションブランドより制作されており、その普及も伺える。

元々はライディング用のアイテムであったわけだが、
50年代の映画「The wild one」にてマーロン・ブランドが、革ジャンを着込んだ暴走族のヘッド「ジョニー」を演じたのが火付け役となり、
たちまち「不良のアイコン」となった。

やがてそれは不動のものとなり、「反骨」を表すパンク、ロックにも用いられるようになった

なお、かの撃墜王[[エーリヒ・ハルトマン]]が着用していたジャケットもライダースジャケットである。
ナチスドイツ空軍は制式のフライトジャケットを定めておらず、パイロットは私費で購入した思い思いのジャケットを着ていたのである。
ハルトマンのそれは、占領下のパリで購入したものであった。


☆主にライダースジャケットを制作しているブランド

→Schott
長い歴史を持つ老舗。現在は比較的気軽に新品が買える。
よく勘違いされるが、マーロン・ブランドが着用していたワンスターはSchott製ではない。
浅井健一のコラボワンスターがあった。
 
→VANSON
ハードな革が特徴。JACK ROSEとのコラボレーションアイテムが最近では有名か。
衣類の人気も高い。

→Langlitz Leather
Schottなみの歴史を持つ。
創業者ロス・ラングリッツがバイクレーサーであり、ライディングに適したライダースを作り続けてきた。
カスタムオーダーができる。
国内(ラングリッツ・ジャパン)で買おうとするとべらぼうに高い。

→Lewis Leather
UKライダースのデファクトスタンダード。
パンク・ロッカー御用達。
極度にタイトなシルエットを描いたライダースジャケットが特徴。
ザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトが本ブランドのNo.391“LIGHTNING”を着用。
 


・フライトジャケット
飛行機乗りが着る、軍から支給されるジャケットがフライトジャケットである。
さまざまな種類があるが、皮革製のフライトジャケットもいくつかあり、それらはどれも高い人気を誇っている。

著名な例で言えば…

映画「トップガン」では、トム・クルーズが「G-1フライトジャケット」を、
同じく映画で「大脱走」ではスティーブ・マックィーンが「A-2フライトジャケット」を着用している。
(それぞれ米軍の物語である)
A-2は[[ビル・クリントン]]元大統領がしばしば着用していたことでも有名。

他にはA-1、B-3、B-6などあるが書ききれないため割愛。

レザー・フライトジャケットの特徴は、何と言ってもそのミリタリーテイスト。
所属飛行隊や階級を表すためのものが施されていたり、あるいは作戦成功数や撃墜数をペイントしてあったりする。

名実共に「戦闘服」であり、この言い様のない雰囲気はライダースジャケットとはまた一風違う。
 
モノによっては、例えばG-1は所属艦隊や搭乗機体を表すパッチがメッタ貼りされていたり、
A-2には専用のネームタグやユーモラスなペイントや戦争を皮肉ったジョーク、あるいはハーケンクロイツを割ったアイコンが描かれていたり。

このあたりは画像検索などでさまざまな男らしさを放つフライトジャケットを見ることができる。

やがて航空機が発達し、さらに高高度を飛ぶようになると、従来のレザージャケットでは氷結してしまうため、
ナイロンに取って代わられていく。
レザーが用いられたのは30年代~50年代までであった。

(G-1、A-2は記念的意味も込めて、現在も軍から支給されている。)
 

☆フライトジャケット(レプリカ)を製作しているブランド

→THE REAL McCOY'S
ミリタリーラインのリアルマッコイが製作。
創設者である岡本博が、忠実なレプリカを目標として興したブランド。
現在岡本はリアルマッコイからは離れているが、そのクオリティの高さは業界トップクラス。

→AVIREX
トム・クルーズのG-1が欲しいならこちら。
比較的安価なフライトジャケット・ブランド。

→BUZZ RICKSON'S
スカジャンで有名な東洋エンタープライズのミリタリーライン。
ポパイとコラボしたアイテムとか出てます。


・そのほかのレザージャケット
ライダースでもなく、フライトでもない。
形状にもよるがスポーツジャケット、レザーテーラード、レザーカバーオール、レザーコートなど様々なタイプがある。



・「レザー」のよさ
●高い耐久性(すべての衣料素材の中で最高の耐摩耗性を誇るため、バイクレース用のツナギは必ず革製)
●高い耐風性(物理的シャットアウトで風を防ぐ)
●着込むほどに自分の体に馴染む
●手入れをすると美しくなる(経年変化)
●男臭い!
 
フライトジャケットがレザーからナイロンへ移行したように、現在はレザーを選ばなくとも保温性やスタイリッシュさを手軽に手にすることができる。

しかし、皮革ならではのこの圧倒的存在感、独特の美しさ、長年共にすることのできる耐久性とそこに付随する愛着は、どんな衣服や素材にも負けないであろう。


・レザー素材
基本的にレザージャケットは牛革や馬革などが多かったが、最近は着やすさを重視するために羊革など柔らかい革を使用したものも多い。
また、一口に牛革といっても、カウ、ステア、バッファローなど、牛の種類や部位、年齢によって呼び方も性質も異なる。


・萌えアイテムとして
男臭い革が逆説的に女の子のかわいらしさを際立たせる。
巨乳の女の子が着ればおっぱいがぱつんぱつんに張り出し、たまらなくエロい。
峰不二子やキューティーハニーのレザー姿で目覚めたヤツもいるハズだ。


・使用時の注意
ただしレザーは上記の通り男臭さ・セクシーさを際だたせる素材のため、使用にはセンスと経験を要求される初心者には敷居が高いシロモノでもある。

また高温多湿な日本の環境では通気性の悪さで蒸れやすい欠点がある上カビにも注意する必要があり管理が大変。
しくじれば共用の剣道着や着ぐるみに勝る凶器となる。
 
さらに全身をレザーで固めるようなマネをすれば場所によってはフォー!でアッー!な勘違いの元になったりするので気をつけよう。
ライダーとかはそれでいいんだけど。

国・地域・本人の着こなしによってはジャケットだけで常時お尻がバッチコイ扱いの可能性もあるので注意。
そのため着用シーンや人を選ぶ。かっこいいからと迂闊に着用してると尻を狙われたりロアナプラのような不帰点へ連行されたりする事も…?

その辺、ファッション誌や王様の仕立て屋などでいろいろと勉強してから挑戦した方が無難である。




リアルレザーが大好きな方、革ジャンが好きな方、不良な方、ロックな方、フライトジャケットが好きな方、
レインボーフラッグを掲げる方etc…からの追記・修正をお待ちしております。

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- バンソン買ったけど…いいわこれ  -- 名無しさん  (2014-11-03 09:08:23)
- 着こなせればカッコイイのだが….、カラ松のような中二病が着ると痛さの象徴になってしまう、不憫!  -- 名無しさん  (2016-01-26 00:01:12)
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