東條悟/仮面ライダータイガ

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&font(#6495ED){登録日}:2011/01/12 Wed 21:52:32
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます

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#center(){&font(#0000ff,b,14){ごめん。君は大事な人だから}


&font(#0000ff,b,20){君を倒せば僕はもっと強くなれるかも知れない}}



&ruby(とうじょう){東條}&ruby(さとる){悟}とは、『[[仮面ライダー龍騎]]』の登場人物である。
演:高槻純


●目次
#contents

*◆概要・来歴
本作の黒幕である[[神崎士郎]]がかつて在籍していた、清明院大学院の学生。25歳。
童顔で学生という事から意外に思われるが、[[城戸真司>城戸真司/仮面ライダー龍騎]]、[[秋山蓮>秋山蓮/仮面ライダーナイト]]よりも年上、[[浅倉威>浅倉威/仮面ライダー王蛇]]と同い年。
香川研究室に籍を置き、仲村創と共に[[香川英行>香川英行/オルタナティブ・ゼロ]]教授の下でミラーワールドの研究を行っていた。

&bold(){『龍騎』の物語を鬱なものへと決定づけた最大要因の一人。}

一見すると、どこか冴えない雰囲気こそあるものの、どこにでもいそうな物腰穏やかな好青年。
しかし、その本性は自身の意にそぐわない=[[「自分を好きにならない人間」の命を平然と奪い>草加雅人]]、それでいて殺した相手を想い心の底から悲しんで涙を流す───そんな極端な二面性を持った、情緒不安定かつ暴力的な危険人物。
ある意味では単純に凶暴な浅倉以上に不気味かつ、別の意味で手のつけられない手合いと言える。
そこは実際に脚本家も意識しており、曰く&bold(){「浅倉が昭和チックな危ない人だとすると、東條は現代的な危ない人」}とのこと。

詳しくは後述するが、劇中ではほぼ一貫して他者の言動を斜め上(あるいは下)に曲解して暴挙に出る傾向にあり、その行動を予測することはほぼ不可能。
事実、真司からは&bold(){&color(gainsboro,red){「浅倉の方がまだ分かりやすい」}}と言われ、浅倉も彼の不意打ちによって警察からの脱走に失敗した事などから&bold(){&color(gainsboro,#7014cc){「あんなにイライラさせる奴は久しぶりだ」}}と評し、一時期は元々のターゲットだった[[北岡秀一>北岡秀一/仮面ライダーゾルダ]]よりも&bold(){彼を倒す事を優先して執着したほど}(とはいえ、最終的には&bold(){&color(gainsboro,#7014cc){「所詮は小物」}}として北岡に再度狙いを定めたが)。

自分を高く買ってくれている香川教授に心酔しており、彼の提唱する「英雄」になればみんなから好かれるはずだと考え、英雄になることに妄執している。
[[佐野満>佐野満/仮面ライダーインペラー]]に対して&bold(){&font(#0000ff){「こんなに優しくしてくれたのは香川先生以外では初めて」}}と言ったこともあり、何かしらの暗い過去を持つことが示唆されているが、詳細は不明。
そこと関係があるかは不明ではあるものの、&bold(){&font(#0000ff){「○○かも」「○○かもしれない」}}といった、自分の感情に確証を持てていないような仮定系の語り口は、(悪い意味で)強烈な個性を放つ彼の特徴のひとつと言えるだろうか。
[[神崎士郎]]にはその強い「英雄」への憧れを買われ、&bold(){「許せないライダーは倒せばいい」}とタイガのカードデッキを与えられた。
このデッキは疑似ライダー「オルタナティブ」の開発に貢献しており、少なくとも香川からは一定の信頼を得ていた模様。

「英雄」になることへの一環として「[[ライダーバトル]]を止める」ことを目的としており、その鍵を握る[[神崎優衣]]の命を狙い、花鶏でバイトをするようになる。
その得体の知れない不気味さから真司は警戒し、オルタナティブの変身者だと考えていた。

龍騎とオルタナティブの戦いの中、&bold(){&font(#0000ff){「英雄的ではない」}}という理由で、仲間であった仲村の命を奪う(仲村は神崎への[[復讐]]を目的としていた)。
このことは香川教授からもやんわりとではあるが咎められており、また彼が家族を大切にしていることに疑義を呈した際は、
&bold(){「英雄になるということは、人の命に鈍感になるということではない」}とかなりキツめに叱責されている。

ここに至って流石の香川も彼の人間性に不安を覚えたのか、自身と家族の団らんの場に東條を招き、人の心の機微を学ぶよう促した。
しかし東條はこれに不満を持ち、香川の教え((神崎士郎に妻子を人質に取られ、葛藤の末に大義を選ぶ非情な決断を下したことについて「英雄は時に大切な人を見捨てる覚悟も必要」としたこと。家族を愛する香川にとっては正に“苦渋の決断”で、真司の助力で家族が救われたことに安堵していたのだが、東條は教授の真意を理解できなかったらしい。))を&bold(){曲解}して&bold(){&font(#0000ff){「大切な人を手にかければ「英雄」に近づく」}}と捉えてしまい、香川の命をも奪ってしまう。
香川の亡骸を両腕に抱き、笑いながら涙を流す東條の姿は、控えめに言っても&bold(){マジキチ}である。

本格的に暴走を始めた東條は浅倉との戦いに臨むが、完全に対策をされこてんぱんに痛めつけられ、惨めに敗走。
その後以前一度破った北岡にも浅倉とまとめて蹴散らされ惨敗し、満身創痍で彷徨っているところを佐野に介抱され、彼にしだいに心を開いていく。
佐野も当初は他のライダーを味方に付けようという打算から東條を助けたのであったが、東條の境遇に共感を覚えたのか、あるいは面倒をみているうちに情が移ったのか、彼を「友達」と認識するようになる。

が、東條はまたしても[[自身の歪んだ英雄観から佐野を手にかけてしまう>ガラスの幸福(仮面ライダー龍騎)]]。
その場にいた龍騎にタイガが抑えられ、インペラーは這う這うの体で逃げ延びようとするも、佐野のすぐそばにはファイナルベントを発動させる王蛇の姿が――。
大切な人を殺し、英雄にまた一歩近づいたと喜んでいた東條だが、浅倉から&bold(){&color(gainsboro,#7014cc){「奴の最期を見たのか?」「俺だよ、止めを刺したのは」}}と告げられ、激しく動揺するのだった。

第46話では、ミラーワールドでの活動時間の限界が近づいた仮面ライダーゾルダが咄嗟に放った台詞によって再び精神的に揺さぶられる。

#center(){
&font(#c0c0c0,#008000){ん? ヤバっ!}

&font(#0000ff,#c0c0c0){ん?}

&font(#c0c0c0,#008000){なあ、お前さ。絶対英雄になれない条件が1つあるんだけど、教えてやろうか?}

&font(#0000ff,#c0c0c0){へぇ、そんなのあるんだ。}

&font(#c0c0c0,#008000,b){英雄っていうのはさ、英雄になろうとした瞬間に失格なのよ。}
&font(#c0c0c0,#008000){お前、いきなりアウトってわけ。}
}

これは北岡にしてみれば毎度お馴染みの手口、つまりその場しのぎの皮肉であり軽口だった((よく勘違いされがちだが、北岡は「お前は英雄になれない」という意味で発言したわけではなく、東條の動揺を誘いその隙に逃げる為に発言しただけに過ぎず、状況によっては今回とは真逆の事を言って調子に乗った隙に逃げていた可能性もある。))のだが、
東條にとって「英雄」とは、確固たる理念や「〇〇できるようなヒーロー」になりたいという目標があるわけでもなく、
&bold(){&font(#0000ff){「英雄になればみんなに好かれるかも」}}という&bold(){極めて不安定な承認欲求に端を発するもの}であった。
その承認欲求に固執し、暴走を繰り返して恩師も手にかけ、「英雄になる」という唯一の支えすら不安定だった東條にとって北岡の言葉は心に突き刺さってしまう。

かくして元々不安定だった東條の精神は更に激しく掻き乱され、次に何をしていいか分からなくなってしまい、
いっそ全部無くなってしまったら良いと香川のミラーワールドに関する研究資料をストーブに焚べるなど、自暴自棄な行動を起こすようになる。

仮面ライダーとしての最後の戦いでは、他のライダー達を呼び出しておきながら小細工で皆殺しにする算段だったが、
ゾルダに不意打ちからのファイナルベントを躱され、あげく王蛇に素手で一方的にボコボコにされていた。
そして、ゾルダがベノスネーカーの攻撃を王蛇に誘導し怯んだ隙を突いて、命からがら逃げ出すという、英雄とは程遠い有様だった。

しかし抜け目なく自身の敗北を見越していた東條は、あらかじめ浅倉に渡した車に運転キーを回すと爆発する細工を仕掛けておいた。
結果浅倉はキーで車を始動させ、車中で炎に包まれることになった。
自分がますます英雄へ近づいたと香川の幻影と語り合いながら、先程のライダーバトルでボロボロの身体を引き摺り、街をさまよっていた。

そして、彼は信号待ちをしている見ず知らずの父と息子の姿を見た。
親子に香川とその息子の姿を重ねた彼は、[[青信号を渡っている途中5トントラックにはねられそうになった親子を咄嗟に庇ってはねられてしまい…>自己犠牲]]


#center{&bold(){&font(#0000ff){じゃあ…どうやって英雄に…なるのかな…}}

&bold(){&font(#0000ff){香川先生、次は僕…誰を…}}}


英雄とは何なのか、どうやったらなれるのか。それらの疑問にはとうとう答えを出せないまま、東條は事故死してしまった。
そして翌日の新聞の片隅には、&bold(){「親子を救った英雄」}と彼の勇気ある行動を讃える記事。

それは&bold(){絶対になることのないはずの英雄}になる為に人を殺していた男の、あまりにも皮肉すぎる最期だった……

「英雄になる」という夢自体は叶ったようなものだが、所詮は新聞の片隅の記事に留まっており、&b(){「みんなから好かれる」英雄になったとは言い難い。}

ちなみに、タイガを演じるスーツアクターの永瀬尚希氏は東條死亡の回に事故現場の野次馬として顔出しで出演した(「救急車まだかよ!?」と言っている人)。

本編最終話の「ライダーの戦いのない平和な世界」にも登場。
真司はガス欠のバイクを押して歩いていたが、東條が乗る自転車がバイクに衝突し、バイクを倒してしまった。
東條は&bold(){&font(#0000ff){「ああ、ごめんね……大丈夫だよね……?」}}と言い、その場を去っていった。&font(l){真司のバイクは壊れました。}


*◆&font(#0000ff,#c0c0c0){仮面ライダータイガ}
スーツアクター:永瀬尚希

白虎型モンスター「デストワイルダー」と契約した仮面ライダー。
基本カラーは&font(#808080){銀}と&font(#0000ff){青}。
銀部分はガイのそれと異なり、光り輝くいわゆる「白銀」のそれ。

近接攻撃に特化したライダーであり、龍騎や王蛇と同格のパワーを有する…のだが、虎だけに主に奇襲攻撃を得意とし、他にも不意打ちや裏切りといった卑怯な手段を用いる。というか大半がそれ。
とはいえ、この時点で生き残ってる面子の大半が不意打ち程度なら簡単に捌き切る実力者ばかりなので、正しいといえば正しいのだが。

タイガのカードデッキは香川の手によって&bold(){複数}コピーされており、ミラーワールドを見る為に使用されていた。
このデッキはオルタナティブ開発のために作られたと考えられる。

タイガのみ「仮面ライダー」の中で唯一右手でデッキをかざす。この変身ポーズが非常に複雑な為、覚えるのに苦労した方が多いとか。

胸部アーマーのモチーフは[[仮面ライダー1号>本郷猛/仮面ライダー1号]]のコンバーターラング(胸アーマー)。
「龍虎相打つ」との言葉通り、当初は龍騎と[[ライバル]]関係となるはずだったらしく(当時のゲーム版にはその名残と思しき台詞が見られる)、ファイナルベントも[[ライダーキック]]の発展形である龍騎に対し、タイガはライダーパンチの発展形と思しきものとなっている。
しかし、実際に龍騎と戦ったのは数回で、しかもほぼ不意討ちであった。



**【契約モンスター】
・&bold(){デストワイルダー}
身長:245cm
体重:280kg
特色 / 力:鋼のごとき筋肉、鋭利な爪

白虎型モンスター。5000AP。
逆三角形の体型、[[騎士]]を思わせる分厚い装甲が特徴。
伸縮自在の鉤爪「デストクロー」を武器として戦い、ダイヤモンドすら一撃で切り裂くという。
全身の「ワイルドマッスル」により100tもの錘([[戦車>戦車(近代兵器)]]2台分)を持ち上げるほどの怪力と、300㎞/hで走り続けるスピードを保有する。
ファイナルベントを使わずとも、引きずり攻撃をインペラーに仕掛けたこともある。

当時発売された『R&M』および仕様変更した後年の『装着変身EX』では、デストクローを取り外すと黒い拳が造形されている。
デストワイルダーのデザイン画でも拳が描かれたスケッチが存在していることから、これを採用したものと思われる。

東條の事故死後は野良モンスター化し人を襲い始める。
第47話にてフォークリフトを運転する作業員を襲っている際に蓮と真司が発見し、変身前の2人にダブルキックを受ける。
その後、ナイトサバイブ、龍騎サバイブと交戦の果てにドラゴンファイヤーストームで爆死した。
なお、蓮・真司共にモンスターどころの状況ではなかった((真司が追い詰められた末に「優衣のために戦う」と言って他のライダーを倒そうとヤケになっていた。蓮はもちろん北岡にも「相当ヤバい」と相手にされず、浅倉よろしくイライラしているところでのデストワイルダー戦だった))こともあり、デストワイルダーに対しての反応は特に無かった。


**【召喚機】
・&bold(){デストバイザー}
斧型の召喚機。
刃の付け根の虎の頭をスライドさせ、カードを装填する。普通の斧として使う事もできる。
必要に応じて手元に召還される。
後期のライダーでは珍しく玩具版も発売されており(ただし、音声パターンはダークバイザーやマグナバイザー、ベノバイザー同様に控えめ)、そちらでは「&ruby(びゃくしょう){白召}斧」の[[二つ名]]をもらっている。


**【所有カード】
・&bold(){アドベント}
デストワイルダーを召還する。

・&bold(){ストライクベント:デストクロー}
デストワイルダーの両腕を模した巨大な鉤爪。AP3000。
ライダーのボディも刺し貫く程の威力がある。
デカイので盾(籠手)としても使用出来る攻防一体の武器。
ちなみに、よく見ると肉球が造形されている。

・&bold(){フリーズベント}
相手を一瞬で凍結させるカード。主にミラーモンスターの動きを封じる際に使用され、ファイナルベントをも中断させることが出来るため、非常に強力。
一度タイガが王蛇を負かすことが出来たのはこのカードの恩恵があったからこそ。
しかし、一度に封じられる対象は1体だけなのか、後に再戦した王蛇はわざとベノスネーカーを囮にしてタイガにフリーズベントを発動させ、自身はすぐさまエビルダイバーを召喚して対応した事も。
『RIDER TIME 仮面ライダー龍騎』ではデストバイザーから放たれた氷の霧でドラグクローファイヤーを相殺するパターンを使用。

・&bold(){リターンベント}
[[仮面ライダーガイ>芝浦淳/仮面ライダーガイ]]の所持する「コンファインベント」と対をなす特殊カード。
[[無効化]]されたカードを再利用する。&s(){つまり「コンファインベント」がないといらない子…}
登場時期がずれていたことに加えてピンポイント過ぎるメタカードのためか、劇中未使用。
さらに、スピンオフ『[[RIDER TIME 仮面ライダー龍騎]]』でもチームを組んでいた((コンファインで敵のカードを封印しても、これを使えば相手に再使用のチャンスを与えてしまう。))為、結局未使用に終わった。
言ってしまえばタイガの個性付けなのだろうが。
現状では、海外で発売されたゲーム版『仮面ライダードラゴンナイト』でのみ使用可能(流用された『クライマックスヒーローズ』シリーズには未登場)。

・&bold(){ファイナルベント:クリスタルブレイク}
デストワイルダーが奇襲攻撃を行い、タイガの元へと相手を引きずって行き、デストクローを腹部や背中に突き立てる。AP6000。
性質上、デストワイルダーがタイガの元まで行かなければ技が決まらない関係で、引きずられる最中にデストワイルダーを攻撃するなりして怯ませればファイナルベントが中断される為、成功率が低い。
ゾルダはマグナバイザーで撃ち、王蛇に至っては&bold(){蹴り上げる}事でファイナルベントを回避している。
一応、引きずられるだけでも熱摩擦によるダメージは大きい模様だが。&s(){子供らしい遠慮のないごっこ遊びでやろうとするとまず引き摺れなくて挫折する}
しかも、デストワイルダーが敵を引き摺る動作の都合上、巨大なミラーモンスター相手にはそもそも通用しない可能性が…
登場が後半のためCG型のミラーモンスターとは対峙していない。&s(){製作側もファイナルベントの差別化やインパクトに苦労したということだろうか……}

しかし、契約モンスターが敵を引きずり回してタイガが致命傷を与える見た目のインパクトやタイガ自身のデザイン、多数のライダー(オルタナティブばかりだが)を屠る姿なども相まって人気が高い。


*◆TV本編以外の活躍
**『[[仮面ライダー龍騎スペシャル 13 RIDERS]]』
終盤にてインペラーと共に変身後の状態で姿を現すという形で、TV初登場。
龍騎とナイトの敵として2人を追い詰めた。
彼は戦う場合も戦わない場合も終わるまで生存している。


**映画『[[劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL]]』
既に脱落者となり、未登場。


**ゲーム版
PSゲーム版ではまだ当時本編には登場していなかった為か、キャラとファイナルベントが違っている。
彼の勝利時には、
&bold(){&font(#0000ff,#c0c0c0){「ミラーワールドは僕が閉じる!」「勇気があれば、誰でも英雄になれる!」}}と発言している。
恐らくはこちらの方が、初期に想定されていた東條=タイガのキャラであったと思われる。
こちらのヒロイックなタイガの方が好きという人も多いのでは?

ファイナルベントは[[突如現れたデストワイルダーが敵をタイガの方にぶん投げ、タイガはその投げられた相手をデストクローで突き刺す>霧島美穂/仮面ライダーファム]]というなんとも豪快な技。

『[[HERO SAGA]] MASKED RIDER RYUKI EDITION -IFの世界-』ではサバイブ化したリュウガの前に散る。


**『[[仮面ライダーディケイド]]』
初登場は第3話。
[[鳴滝>鳴滝(仮面ライダーディケイド)]]に召還された[[地獄兄弟]]が強制送還される間際に、[[仮面ライダーデルタ]]と共にシルエットが現れた。
でもそれだけ。しかも、この為にわざわざオリジナルのスーツアクター・永瀬尚希氏を起用した。
一応、一瞬ながら、ポージングは当時を思い出させてカッコいい。

再登場は『龍騎の世界』にて。[[光夏海]]の判決を決める為に他のライダーと戦っていた。
有罪派のゾルダと対立していた為、恐らくは無罪派だと思われる。

自分を羽交い締めにしていたゾルダを振り解き、クリスタルブレイクを決めようとしていたが、
運搬中のデストワイルダーがマグナバイザーの一撃でスッ転び、結局決められなかった上、シュートベントで現実世界へ吹っ飛ばされて出番終了。
その後は[[仮面ライダーディエンド>海東大樹/仮面ライダーディエンド]]に召喚もされず、『[[ライダー大戦>ライダー大戦(仮面ライダーディケイド)]]の世界』でも現れなかった。
シザースですら再登場したのに……


**[[仮面ライダーブレイブ>鏡飛彩/仮面ライダーブレイブ]] Surviveせよ! 復活のビーストライダー・スクワッド
[[財団X]]が開発した偽者の仮面ライダー『ビーストライダー・スクワッド』のメンバー。
明らかに悪玉ではない[[仮面ライダービースト]](の偽物)なども本作では完全に財団Xの傀儡になっている。
元の記憶が多少なりとも残っていたせいか、浅倉(の偽物)が出現した際には真っ先に臨戦態勢になった。
偽[[仮面ライダーダークキバ]]と共に[[ブレイブ]]を襲うが、ガシャコンソードで斬られ、消滅する。

恐らく裏モチーフは『[[仮面ライダーX]]』に登場した[[タイガーネロ]]。
([[サソード>神代剣/仮面ライダーサソード]]⇒[[サソリジェロニモ]]親子、ダークキバ⇒コウモリフランケン、ビースト⇒キマイラ、王蛇は不明)

**[[RIDER TIME 仮面ライダー龍騎]]
東條ではなく、戸塚(演:菅原健)という坊主頭の青年が変身者で、変身ポーズは簡略化されているが、しっかり右手でデッキを持っている。
第1話では芝浦淳、石橋(シザース)とともにチームを組んでいた。
このチームは[[手塚海之>手塚海之/仮面ライダーライア]]と結託し、それまで[[手塚海之>手塚海之/仮面ライダーライア]]と組んでいた真司、[[木村(ベルデ)>木村(RIDER TIME 仮面ライダー龍騎)]]、石田(インペラー)に同盟を持ちかけるふりをして奇襲したが、乱入した浅倉にベノクラッシュで襲われて倒され、消滅。
結局台詞が非常に少なく、&bold(){&font(#0000ff){「変身」}}と&bold(){&font(#0000ff){「いいところでモンスターか」}}程度。
あとは真司から「お近づきの印」として渡された缶ビールを真司にかけたくらいしか特筆事項は無し。&font(l){ちなみに真司は第2話で蓮にも同じことをされている}
少なくとも褒められた人間ではないのは確か。どうも英雄らしいタイガは希少な様子。


*◆立体化について
[[R&M>ライダーフィギュアシリーズ一覧]]・装着変身・[[S.I.C.]]・RAH・[[figma]]などなどがある。

R&Mは玩具のコンセプト上、クローを契約モンスターから外して装着する為FV再現の為には2つ買わなくてはいけなかった。
装着はR&Mに順ずるもののデザインとクロー保持が改善された。

S.I.Cはデザインアレンジは異常に格好よかったものの、質感を出す為にクローをダイキャスト製にした所、
クローの重量が本体の重量を上回ってしまいポーズはおろか2本の足で立たせることすら困難になってしまった(スタンド4個がかりで立たせたという猛者もいた)。

RAHとfigmaは海外版龍騎であるドラゴンナイトのアックス名義で発売。
特に当時のRAHは定価2万という高額商品の為、基本的には主役及び2番手ライダー位しか商品化されずそれ以外は基本的に限定販売行きなのだが、
タイガは王蛇やゾルダを限定に追いやってまさかの一般販売だった為多くのRAHファンを驚かせた。

figmaは最新のモデルだけに出来も良く、特にクローを従来までの下腕取り付け方式ではなく、
クロー付きの下腕を丸ごと付け替える方式になっている為、保持やポージングを安定させ安定させることができる。

遂に登場した[[S.H.F>S.H.Figuarts]]は、同シリーズの龍騎系素体の出来が良い為可動やプロポーションに問題は殆ど無いが、
先鋒の龍騎とナイトに付属したミラーモンスターがなくライダー単体での発売(同シリーズは王蛇以降ライダー単体発売)なので、
その点で先にfigmaを買ったユーザーからの購買意欲が分かれているようだ。

figmaとの明確な違いは、アドベントカードがタイガが劇中で使用したものが全てS.H.Fと同サイズに印刷され付属している事とデストバイザーが開閉する事。
なお、デストクローの取り付けが若干面倒なのが欠点。

2012年のホビー誌では、フィギュアーツ発売を記念して演じた高槻純氏がインタビューに出演した。
ヒゲを生やした姿が渋カッコイイ。


*◆余談
・演じた高槻純氏は過去に『[[ウルトラマンネオス]]』の主人公カグラ・ゲンキ役を演じており、『龍騎』においては[[手塚海之>手塚海之/仮面ライダーライア]]役の高野八誠氏に続くウルトラシリーズ2人目の出演者となった。&br()しかし、カグラは東條とはあまりにも正反対な好青年であり、ギャップを感じた方もいたことだろう。



追記・修正は英雄を目指してからお願いします。

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