新必殺仕事人(時代劇)

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&font(#6495ED){登録日}:2012/02/13(月) 06:51:57
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#center(){世の中は}
#center(){行くな戻るな居座るな}
#center(){寝るな起きるな立つな座るな}
#center(){生麦生米生たまご}
#center(){どじょうニョロニョロ 三ニョロニョロ}
#center(){合わせてニョロニョロ 六ニョロニョロ}
#center(){しっぽおさえりゃ 頭が逃げる}
#center(){頭おさえりゃ しっぽがはねる}
#center(){とかくこの世は悪党ぞろい}
#center(){悪人ヒョコヒョコ 三ヒョコヒョコ}
#center(){四ヒョコ五ヒョコ 六ヒョコ七ヒョコ}
#center(){八ヒョコ九ヒョコ 十ヒョコ……}


#center(){ええい面倒くせい!}
#center(){&font(#ff0000){殺}っちまえ!}





◆新必殺仕事人

『新必殺仕事人』は昭和56年(1981年)5月8日から昭和57年(1982年)6月25日まで、全55話がABC/テレビ朝日系列で放映された日本の時代劇。
「必殺シリーズ」の第17弾で、中村主水シリーズとしては第8弾に当たる。

シリーズのバラエティー化が決定的となる起点となった作品であり、所謂「必殺」と口にした場合に挙げられるイメージは本作によって完成させられたと言っても良いであろう。



【概要】

最高傑作と讃えられた『[[新必殺仕置人>新必殺仕置人(時代劇)]]』以降、燃え尽きたかの様にジリ貧となり、視聴率の低迷からシリーズの終焉が決定していた「必殺」を救った人気作『[[必殺仕事人>必殺仕事人(時代劇)]]』の直接の続編として制作された、文字通りのターニングポイントに当たる作品。

シリーズの顔である中村主水は勿論、お茶の間の人気者となった錺職の秀、何でも屋の加代の残留組3人に加えて、初登場となる三味線屋の勇次、おりく親子の「鉄壁の布陣」が本作にて出揃う事となる。

それに併せて、物語の描き方もそれまでの映画的な文法からお約束を繰り返す、ドラマ的なバラエティーの手法へとシフトチェンジ。
脚本の完成度自体は相変わらず高いものの、以前のシリーズとは空気の違う作風となった。


当初は、主水チームと勇次、おりく親子との間に溝がある等、緊張感も演出されていたが、秀・勇次の美形コンビが更なる女性人気を呼ぶ等、前作に引き続き番組の延長を繰り返す中でチームには不動の結束が誕生。
……この布陣は『必殺仕事人Ⅳ』まで引き継がれた上に、劇場版『主水死す』まで、裏渡世の縁が続いて行く事となった。

上記の様に、一般的に「必殺」が話題に出た場合にイメージに上がるのは本作から後のメンバーによる布陣であり、人気絶頂を迎えた本作放映中には初のオリジナル劇場版『必殺!』が制作されている。

秀・勇次コンビは後にスピンオフとなるシリーズで主役を務めている他、『必殺仕事人Ⅴ』以降の新たな美形仕事人コンビ竜・政の原型でもある。
そして、後のジャニーズメインで制作された『必殺仕事人2007』からの新シリーズへと続く美形仕事人の系譜の道筋を定着させたと言っても良い。


また、前作ではまだ淑やかだった加代が「何でも屋」を開業すると共にやけに豪快な性格になったり、主水の「オカマの上司」として有名な筆頭同心・田中が登場するのも本作が最初。

各人の仕事シーンも、臨機応変にバリエーションが変えられていた旧来の形態から、基本的に同一のパターンを踏襲する替わりに様式美を追求したスタイルに変化。
前作『必殺仕事人』の後半から定着した主水が別テーマにより〆を担当するパターンも、本作により完成している。



【物語】

仲間の左門の不幸を以て「仕事人」を解散、同心職に精(袖の下集め)を出していた主水の下に、何故だか行き倒れ寸前になっていた加代が姿を現した。
文無しの加代は主水と、同じく足を洗っていた秀に裏稼業の再開を持ちかけるも返事は芳しくない……。
そんな折、加代は何者かに強請られる三味線屋のおりく・勇次親子と出会うのだった。
おりくを強請っていたのが裏稼業の人間だった事から、別筋からの行き掛かり上、彼らを仕置きする為に再び仕事人として立ち上がる主水と秀。
……そして、同じく仕事人としての本性を見せたおりくと勇次親子と協力し、一味を仕置きするのであった。

たった一度の裏稼業の約束……。
しかし、それは主水と仲間達の新たな、長い戦いの始まりでもあった。



【主要登場人物】

◆[[中村主水]](演:藤田まこと)
ご存知昼行灯。
シリーズ最強の剣客で、チームリーダー、参謀として仕事人を支える。
途中から登場した筆頭同心・田中との絡みも長くお茶の間に愛されて行く事になる。


◆中村せん(演:菅井きん)
◆中村りつ(演:白木万里)
主水の姑と古女房。
各話のタイトルが「主水○○する」と、一気にドメスティック化するのも本作からで、〆が中村家のドタバタで終わるのもお約束となる。
勇次に三味線の稽古を付けられている生徒の一人で、事ある毎に男振りを比べられた主水が臍を曲げる描写も見られた。


◆錺職の秀(演:三田村邦彦)
前回から引き続いて登場の若手殺し屋。
主水とは確固たる信頼関係を結んだ為か、表立って反抗する事は無くなったものの、逆に腰が重い主水を叱責する場面が見られる様になった。
勇次とは性格の不一致から決して良好な関係とは言えないが、腕前は信用している。


◆勇次(演:中条きよし)
三味線の皮の張り替えを生業とする傍ら、母おりくと共に三味線弾きの師匠もしている苦みばしった大人の男。
実は、三味線の糸を武器にする凄腕の仕事人で、母おりく不在時にも主水チームに協力する事になる。
主水らとの関係は緊張感が漂うものであったが、後に互いの腕を認め合う仲間へと昇華する。


◆おりく(演:山田五十鈴)
上方から流れて来た仇っぽい三味線の師匠。
陽気で礼儀正しく、人当たりも良い女年増だが、実は長年に渡り裏渡世を生きてきた凄腕の仕事人である。
勇次とは実の親子では無く、粛清した仲間の子を贖罪として引き取っていた事実が第1話にて明かされている。
毎回の登場では無かったが、登場回や映画『必殺!』ではおりくの過去が事件に関わっていた。


◆加代(演:鮎川いづみ)
今作からお馴染み「何でも屋」として「仕事人」チームに加わる。
主水や秀とも砕けた関係になる他、初期には勇次にモーションをかけたりする描写も見られた。
かなり性格が豪快、且つ逞しくなるのは今作から。


◆筆頭同心・田中(演:山内としお)
本名:田中熊五郎。
途中から登場し、以降の主水シリーズでレギュラーとなる若い上司。
オカマキャラで有名だが、中の人の演技から自然発生した後付けであり、本作の時点では生真面目な公務員風である。



【殺し技】

◆主水→二本差しによる刺殺、裏技。

◆秀→特製の簪による刺殺。

◆勇次→特殊な三味線糸による絞殺。

◆おりく→三味線の撥による斬り技。








「これは冥殿が尻穴を売って作った金だ……手前ら、追記修正抜かるんじゃ無えぞ」





■必殺シリーズ
◆第17弾:新必殺仕事人

前作←
第16弾:必殺仕舞人
次作→
第18弾:新必殺仕舞人

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- 個人的に思い出の糸車は名曲  -- 名無しさん  (2014-11-10 01:13:43)
- 勇次はある意味最強、だってあの主水さんも適わない「せんとりつ」をメロメロにしちゃうんだから。(草履まで買ってもらっている)  -- 名無しさん  (2014-11-10 09:04:49)
- 殺しの美学というものをこれで知ったなあ  -- 名無しさん  (2017-06-03 09:56:31)
- 秀や勇次のまねをしたちびっこも多かったろうな。とにかく子供の目から見てもかっこいい  -- 名無しさん  (2019-09-23 13:42:42)
- 追記修正の部分、ばっちそうw  -- 名無しさん  (2020-05-05 16:15:03)
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