狩野俊介

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狩野俊介」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2012/02/21(火) 22:52:57
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

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狩野俊介とは太田忠司が書く作品の小説シリーズの主人公。

太田忠司の推理小説の作品群の主人公の中でも最も年少の部類に入るキャラクターで初登場時は12歳(シリーズを追って13歳になった)であり、
推理力はともかく知識自体は普通の中学生程度なので、彼の推理に対し周りの人達のフォローや突っ込みが入る事もしばしばある。
そんな彼の推理の際の決めセリフは「間違ってたらごめんなさい」、このセリフが出たらまず正解の推理が出る。
また、証拠が足りないからと犯人をヨウ素デンプン反応の科学反応を利用して嵌めた策士な一面もある。
このように基本的に冷静かつ優秀な探偵の卵である彼だが、オムライスに目が無いと言う子供っぽい一面もありその辺も中学生らしい性格である。
&font(#ff0000){但し彼が物語冒頭でオムライスを食べていたらかなりの確率で事件が発生するので、&br()その辺はトーマスにおけるココアやSF戦争モノのサラダみたいなモノかも知れない。}
ちなみに探偵としてのスタイルはどちらかと言えば安楽椅子探偵寄り、40を越えた大人で足と経験を頼りにする相棒兼里親の野上英太郎とは対になっている。

そんな彼のキャラクター造形としてはとにかく薄幸のナイーブな少年の一言。
捨て子で生まれ育ちが孤児院と言う只でさえ孤独な環境な上に、
なまじ同世代の子供より頭が良い上大人受けが良い地味な性格な為もともと友達が少ないタイプだったが、
小学生時代にある殺人事件を解決して以降『調子に乗るな』『ウザい』と同級生に敬遠され半ばイジメられた苦い過去を持ってしまい、
基本的に気を許した人間と相棒の猫ジャンヌ以外には若干排他的かつ厭世的な一面を見せる。
とはいえそれらは基本的には彼のどこまでも優しく真面目過ぎる性分のおかげ、本質的には友人思いかつお人好しな動物好きと言う何処にでもいる中学生である。
また女性の扱いは苦手な方な為、同じく真面目で不器用な性格の親友兼里親の野上英太郎と一緒にパワフルな女性陣に振り回される事もしばしば。
また基本的には臆病かつナイーブだが勇気もあり、
小鳥を結果的に殺してしまった先輩に「自分を殴っても良いから自首してくれ」と言って本当に犯人に殴られたり、
「子供は命をかけてまでしないと大人に訴える事ができないのか」と狂言誘拐の片棒まで担いで友人の両親に主張したりと漢を見せる事も多い。

彼の周囲の人間

・野上英太郎
彼の一番の理解者の一人で里親。このシリーズのワトソン役でもあり『狩野俊介の肖像』以外の全作品に出ている。
また実年齢は初登場で44〜45歳と推測できる。今作屈指のコーヒー党でビールも好き。
嫁さんに先立たれて以降嫁さんの影は未だに彼を縛っている。おかげで女性にはプライベートだと結構ヘタレ。

・芙蓉明子
俊介と野上行き付けの喫茶店『紅梅』の看板娘、通称『アキ』。
野上に恋する元気娘であり、ややネクラで真面目な二人に対するムードメーカー的存在。俊介にとっては姉の様な関係。

・遠島寺美樹
2巻で初登場時は無駄に子供っぽい我が儘かつ礼儀知らずなキャラだったが、
3巻で中学生になって以降は本当に同じキャラかと思う程覚醒し普通の性格になった。
基本的には礼儀正しく真面目だが俊介にはツンデレな、いわゆるテンプレヒロインキャラであり色々な場面で俊介をフォローする場面も多い。

・久野徹
ピアノが得意な親友、但しものすごい地味で登場回数も少ない。
後、名前の読みが地味に一定しないキャラクターの一人(名字が『くの』『ひさの』の2通りになっている)

そんな狩野俊介の活躍を見たいなら小説を手に取ろう、中古本屋なら一冊100円程度で購入可能。
ちなみに建て主のオススメは『銀扇座事件』。
推理小説に慣れてない人はもちろん慣れてる人もまず等しく引っ掛かるトリックは、何故この話だけが上下巻で構成された作品なのかよく解る。

また、そんな彼の活躍は小説以外でもコミックでも一応見る事ができる。
オススメはサスペリアミステリー版のコミック、地味に入手困難だが一度は目にして頂きたい作品。
作品に漂う昭和臭と魅力的にデフォルメされたキャラは一見の価値がある。

さてさてこの狩野俊介というキャラクター、知らない初見さんには表紙や挿し絵を見てびっくりされるかも知れない。

何故なら



&font(#ff0000){某バーローにそっくり}


&font(#ff0000){某バーローにそっくり}


&font(#ff0000){某 バ ー ロ ー に そ っ く り}



大事な事なので三回言いました。
髪型も体格ももう眼鏡を外して茶髪にしたバーローそのものであり、初見の人は間違い無くパクりと言うだろう。
但し彼の登場の方が某国民的バーローよりずっと先なので誤解無き様に、つまりラミアとシグナムの関係みたいなモノである。
ちなみに、表紙や挿し絵を担当していた人の一人である末次徹郎氏によるウホッな二次小説作品もある。
何しとんねん、公式絵師。
また、現在発売されている創元版のイラストは文学少女シリーズの竹岡美穂氏が担当している。


追記・修正間違ってたらごめんなさい

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- 優しい子だよね。観察力も鋭いし。  -- 名無しさん  (2014-12-22 18:41:47)
- この記事突っ込みどころがありすぎる  -- 名無しさん  (2016-03-18 07:39:38)
- つっこみ1 表紙がバーローににているってどこが?  -- 名無しさん  (2016-03-18 07:40:20)
- つっこみ2 野上さんがへたれって、この手のシリーズで珍しくワトスン役が事件解決しているんだぞ。プライベート限定にしても不器用ながら中学生を引き取ってきちんと育てている。  -- 名無しさん  (2016-03-18 07:41:58)
- つっこみ3 『銀扇座事件』は確かに名作だが、初めてシリーズに触れる人に読ませる作品じゃない  -- 名無しさん  (2016-03-18 07:43:02)
- つっこみ4 オムライスを食べたら事件が発生するって、食べようが食べまいが事件は(一部短編を除いて)絶対に発生するわ。なにしろミステリー小説だからな。コナンで「元太が鰻重を食べたがると高確率で事件が発生する」って言っているようなもんだぞ。  -- 名無しさん  (2016-03-18 07:46:06)
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