PARANOIA(TRPG)

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PARANOIA(TRPG)」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2012/01/28(土) 18:24:45
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます

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#center(){&font(#ff0000){警告!}}


#center(){一部の文章のクリアランスはUV(ウルトラバイオレット)となっています。}
#center(){市民、不自然な空白ではカーソルを駆使するのです。}
#center(){なお、上記の文章も同様にUVです。}
#center(){クリアランスが足りない、もしくはクリアランスが何か分からない者は}



#center(){すみやかに&font(#ff0000){自決}しなさい。}








おはよう市民、幸福ですか?

市民アニヲタ1「はい、コンピュータ、幸福は義務です!」

よろしい、素晴らしいことですね
では、ただいまからブリーフィングを始めます、ようこそPARANOIAへ!

アニヲタ「コンピュータ、PARANOIAの説明を画面の外のコミー共にしてやった方がよいのではないでしょうか?反逆者と言えど、説明を受ける機会はだれしにもあります」

……わかりました市民アニヲタ、本来ならば反逆的な思想のあなたもコミーも直ちに処刑ですが、今回に限り例外を認めましょう。



#center(){&font(#ff0000){Cleared for all citizens in Aniota Complex!}}


 
PARANOIAは完璧な&font(#ff0000){TRPGゲーム}であり、幸せと楽しさは市民としての当然の義務です。
市民、幸せですか?

アニヲタ「はいコンピュータ!幸福は義務です!」

よろしい、PARANOIAの舞台は、とある未来の地下シェルター都市「アルファ・コンプレックス」です。
この世界は、核戦争が起こってしまった外の世界から人々を守るため、外界との接触を禁止。
完全で全能たるコンピュータが管理する素晴らしい民主主義社会です。
そうですね市民?

アニヲタ「はいコンピュータ!この世界は完璧です!放射能汚染は恐ろしいですからね!」

市民、放射能汚染とはなんですか?

アニヲタ「えっ」

それはあなたのクリアランスには閲覧を許可されていない情報です、&font(#ff0000){あなたは反逆者ですね?}

アニヲタ「いや、そんな、待ってくださいコンピュータさ」

&font(#ff0000){ZAPZAPZAP……(レーザー銃の射殺音)}
 

&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){この都市は事実上の閉鎖状態に陥っている。なぜならば市外では核戦争が起き、「悪辣な共産主義者」「放射能によって変異したミュータント」「スパイによる秘密結社」(まとめて「反逆者」)が都市に潜んでいるからである…と、ゲームマスター演じる都市を支配するコンピューターが信じ込んでいるためである。}}}
&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){彼(彼女)は完全に狂っており、少しでも気に入らない行動を取る人間がいれば直ちに反逆者と判定し、処刑してしまう。}}}


おはよう市民、幸福ですか?

市民アニヲタ2「はい!すがすがしい気分ですコンピュータ!前のクローンは薄汚い反逆者でしたが、私は違います!」

素晴らしい、幸福は義務です。
ならば次の説明に移りましょう。

&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){基本的に市民は上記のように何でもない事や不慮の事故ですぐに死ぬ。そのため慈悲(笑)深いコンピューターは、市民一人につき5人分の残機を用意している。}}}
&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){1ミッションで複数名の1人が出動することはザラ。さらにクローンは階級を一定値まで下げられるものの、反逆の疑いはなくなるのだ。}}}
 
市民、あなたにはトラブルシューターチームの一員となって、この都市の問題を解決してもらいます。

アニヲタ2「素晴らしい奉仕ですね、コンピュータ!もちろんお受けします!」

しかし気をつけて下さい市民、そこかしこに反逆者はいるのですから。

アニヲタ2「もちろんですコンピュータ!」

もちろん&font(#ff0000){あなたもミュータントであり反逆者。}お分かりですね?

アニヲタ2「……は、はい?」

&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){プレイヤー達はゲームマスター演じるコンピューターの命令を受け、プレイヤー4人で1組のトラブルシューター・チームとしてこの脅威に立ち向かう。但しこの任務は、様々な理不尽たる理由のため完遂は事実上不可能なものとなっている。}}}
&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){任務を遂行し、反逆者を狩りだすことはトラブルシューターにとってコンピューターに忠誠心を示し階級を上げる好機である。トラブルシューティングの大半も、反逆者絡みのものだ。}}}
&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){しかし任務の対象となる存在が実際には存在していないことがほとんど。}}}
&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){おまけにプレイヤー全員が、実は「ミュータント」かつ「共産主義者」かつ「秘密結社のスパイ」に所属している本物の反逆者という出自なのだ。よって、反逆者が存在しなかった場合、チームの仲間から反逆者の証拠を(むりやり、あるいは隠密裏に)得て、告発しなければならない。}}}


わかりましたか市民。
ですから、このゲームに協力プレイなんてものは存在しないのです。

仲間の足を存分に引っ張って、無様に死にましょう。

仲間に濡れ衣を着せて数を減らしましょう。

反逆者は「見つからなかった」のではなく&font(#0000ff){「常に、どこかに、いる」}のが正しいのです。

アニヲタ2「わかりましたコンピュータ!周りは皆敵です!」

よくできました。
つまりあなたは自分が反逆者と認めたのですね?

アニヲタ2「あっ、ちょっ」

&font(#ff0000){ZAPZAPZAP……}
 

アニヲタ3「…………」

おや市民、不幸そうですね?

アニヲタ3「め、めっそうもない!私は常に幸福です!」

では、幸福な市民は[[はっぴぃにゅうにゃあ]]をエンドレスで歌えますね?

アニヲタ3「」

&font(#ff0000){歌えますね?}

アニヲタ3「は、はいっ!ただちに!」

ンデンデンデー(ヽ´ω`)

このように、幸福に見えない市民には、私やその役目を担う市民によって幸福になるためのジョーク、歌唱、&font(#ff0000){ねむらなくてもつかれないくすりの支給}などの措置が取られます。
市民アニヲタを見てください、幸福そうでしょう?
では、市民が歌っている間に我が完璧で幸福な項目の続きを書きましょう。
 
あなた方が入手できる情報は色で分けられた階級(セキュリティ・クリアランス)により制限されています。これはルールブックでも徹底されており、たとえ完全にルールを理解していても上位クリアランスの内容について言及すると、プレイの先読みだろうが基本ルールだろうが反逆者とみなされますので、注意することです。
この都市は私を頂点とする絶対階級社会です。
上の者にとって下の&font(#ff0000){クズ共}は捨て駒であり、鉄砲玉なのです。
従わなければ「反逆的兆候」として報告されます。
よって、1人だけ階級が上の人物が参加していると他の3人から集中攻撃に合いやすく、高位階級になればなるほど死亡率や反逆者として告発される確率が上がります。
市民、気をつけることです。



&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){そして、なんとも面倒臭いことに、コンピュータは事あるごとにトラブルシューターに問いかける。}}}

&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){「市民、幸福は義務です。」}}}

&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){「あなたは幸福ですか?」}}}

&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){コンピューターは常に正しい。よって、上記の妄想に差し挟むような返答はまさに反逆的性向を持つという証拠になる。}}}



さて、説明は以上です。
市民、もういいですよ。

アニヲタ3「わ、わかりましたコンピュータ。幸福な時間をありがとう(の、喉が……)」

このようにPARANOIAはブラックユーモアに溢れた完璧で、幸福で、素晴らしいTRPGです。
しかし、忌まわしいコミー共の陰謀により、日本語版のプレイガイドは発売していません。
市民、素晴しい和訳を各自で行うのです。

アニヲタ3「あれ?コンピュータ、たしか&font(#ff0000){原作者に許可を取った無料の翻訳サイトが一つあっ……}い、いえ、コンピュータ様は絶対です。頑張って和訳うわぁぁ」

(どこからか振ってきたドリルが眉間に激突)

悪質な反逆者は処刑されました。
それでは、PARANOIAで幸福な生活を楽しみましょう。
良いですか、


#center(){&font(#ff0000){幸福は義務}}


なのです。


アニヲタ4「コンピュータ様、追記・修正は必要ですか?」

市民、追記・修正とは何ですか?
それはあなたのクリアランスには閲覧を許可されていない情報です、&font(#ff0000){あなたは反逆者ですね?}

アニヲタ4「えっ」

&font(#ff0000){ZAPZAPZAP……}

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- トテモコウフクナコウモクダナー  -- 名無しさん  (2013-07-09 23:04:19)
- アニヲタはあと残機2か……  -- 名無しさん  (2013-07-19 17:37:11)
- 幸福ですぅぅぅ!!  -- 名無しさん  (2013-08-02 18:34:27)
- 多分TRPG界でもっとも自由なTRPG  -- 名無しさん  (2013-11-06 17:39:43)
- ボカロの曲の題材にもなったな  -- 名無しさん  (2014-04-04 17:55:58)
- 日本語訳がとうとう2014年12月に発売予定となったな  -- 名無しさん  (2014-07-23 14:15:49)
- この作品そのものが、アメ公の自国を皮肉ったブラックジョークというね…  -- 名無しさん  (2014-07-23 14:24:46)
- 実はこの記事の記述は「パラノイアのごく一部の要素を大げさに取り上げた」だけでしかない。「もっとも自由」なんてのは大嘘で、実際には頭を使い、他人と協力しながらいざと言う所で出し抜き、とかなり綿密な行動を取る必要が有るスタイルが主流。すぐに裏切って撃ちあうようなZAPスタイルはむしろ異端。……ただ、ネタ混じりに正確に書き直すほど知識はないんだよなぁ。誰か詳しい人書きなおしてくれねぇかな。  -- 名無しさん  (2015-11-11 21:31:22)
- はい!イエス! 私はとっても幸福です! コンピュータ様!  -- 名無しさん  (2015-12-30 15:30:04)
- 幸福なのは義務なんです、幸せですか?義務ですよ?  -- 名無しさん  (2015-12-30 17:43:01)
- 興味本位で手を出したらサークルが解散してしまった……悲しい……。  -- 名無しさん  (2016-03-26 19:57:10)
- マニュアル内にもセキュリティクリアランスがあって、うっかりその内容をプレイ中に漏らすと…という徹底振り  -- 名無しさん  (2016-07-15 18:04:26)
- ある程度の口プロレスが求められるという意味でも、自分の死に様を見てゲラゲラ笑うスタンスが必要という意味でも、本当に上級者向けのゲーム  -- 名無しさん  (2016-10-24 03:43:29)
- コンピュータ様を抜きにしても普通にヤバ過ぎるアルファ・コンプレックス。こんな街で幸福になんてなれるか、俺は地上に帰るぞ!  -- 名無しさん  (2018-12-09 19:58:16)
- 海外の記事なんかを見ればわかるとおり、本来は制限の中でなんとか協力してミッションを達成する頭脳ゲーム的な遊び方を想定されている  -- 名無しさん  (2019-07-08 10:41:43)
- ↑3 口プロが原因で、セッション崩壊したり、友情崩壊したりとかしないんだろうか?((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル  -- 名無しさん  (2019-07-08 12:04:18)
- ↑2 それはディストピアの重々しい面を強調したストレートスタイルだな。他にもZAPスタイル、クラシックスタイルとある。その辺追記はしたいが、これに追記するの大変なんだよなぁ  -- 名無しさん  (2019-07-08 16:21:49)
- UV様がルールだから、セッション崩壊はしない。崩壊しているように見えるなら、それは君が反逆者だということだ。そしてそもそもこの程度で友情が崩壊するような面子と遊ぶべきゲームではない。だから上級者向け。  -- 名無しさん  (2019-07-08 16:24:14)
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