&font(#6495ED){登録日}:2012/02/19(日) 13:27:52 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 2 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#ffdc00){キエル・ハイムから、}} #center(){&font(#ffdc00){キエル・ハイムへ。}} 『[[∀ガンダム>∀ガンダム(アニメ)]]』の登場人物。 CV:高橋理恵子 北アメリアのイングリッサ領ビシニティで鉱山を営むハイム家の長女で、[[ディアナ・ソレル]]と並ぶ本作のメインヒロイン。 因みに、当初の予定では数話で退場する構想(ディアナ様とニコイチだしね…)だったそうなのだが、キエルも共に物語に登場し続けることになったのが作品の方向性にも影響を与えることになった。 長い縦巻きロールの金髪が特徴の美人で、活発な印象の妹の[[ソシエ・ハイム]]とは髪色などが全く違うこともあってか作劇上は全く似ても似つかないように見える程。(実際の顔立ちなどは似ているのかもしれないが。) 因みに、浮き世離れしてる位にお嬢様お嬢様な見た目をしているが、当人は妹に負けず劣らずのお転婆な所があり、この辺は如何にも田舎のお嬢様である。(月の女王ながら実は昔の人間らしくバイタリティーがあって活発なディアナとはその辺でも共通項がある。) 勉強の為に街に出されたものの、勉強よりも社会に出ることを望み、イングリッサ領主の息子で若くして実質的な政治を担当していた[[グエン・サード・ラインフォード]]の秘書官となり、月より地球への入植を望むムーンレィスの女王私設軍ディアナ・カウンターとの交渉にも付き添う。 そして、そのムーンレィスの[[ディアナ・ソレル]]とは容姿から声まで瓜二つだが、血縁関係などは一切なく偶然。 ……後にこのことがキエル自身の運命を大きく変えていくことになる。 グエンの策でハイム家の使用人から偶然にも乗り込んだホワイトドール(∀ガンダム)に乗り込みミリシャの主力として戦うことになった[[ロラン・セアック]]を女装させる事になった時は、 淑女のなんたるかを叩き込み、立派? なローラ・ローラへ仕立て上げた。 因みに、ロランからは崇拝するディアナに瓜二つの上に地球に来た直後に命を助けられた恩人という想いも重なったのか&b(){初恋の&ruby(ひと){女}}として想いを寄せられていたのだが、キエル自身がロランのそうした想いに気付いた様子はなかった。(ロランは後にミリシャでの活動を通じてキエルと親しくなったと思っていたが、それは入れ替わっていた月の女王ディアナその人であった。) ディアナと二人きりになった際、ディアナの遊び心からお互いの衣服を交換し、 その後ミリシャとディアナ・カウンターの戦いが激化したことで戻れなくなり、ディアナ・ソレルとして振る舞うことになる。 初めは見様見真似だったが、ディアナの過去と想いを知り、平和的な解決を目指す。 そして、地球人に向けて演説を行った際は、 ディアナ本人も驚く演説を披露し、統治者としての才能を開花していく。 しかし、そもそもディアナの地球帰還作戦の意味を理解出来ていないフィル・アッカマン等からはキエルの平和的外交を「軟弱」と非難され、実権を奪われることになった。 また、親衛隊の[[ハリー・オード]]には入れ替わりを見破られてもいたが、ハリー自身が本物のディアナと接触しキエルがディアナの意思と同調する者と認めたらこともあり、二人のディアナを守ることを決意してキエルの元に戻ったことで真の意味で気を許せる存在に。 キエルとしてもハリーの紳士的な態度と、自分をディアナの偽物と疑いながらも尽力してたことを悟るとともに惹かれて行き、己の恋を自覚するまでになった。 その後、月を目指す本物のディアナやロランと合流するも、ハリーの思惑もあり、人質として先んじて共に月へと向かうことに。 また、この際にハリーに自分の想いを伝えるが、「私はディアナの親衛隊であるから」と拒まれ、更に「ディアナの身代わりになって欲しい」と頼まれる。 それがハリーやディアナの為になるならと、身代わりになることを選び、ディアナとして[[ギム・ギンガナム]]と接触。 月でも二人のディアナの存在は策謀の主であったアグリッパ・メンテナーを動揺させ、結果的に物語の開始当初から月への帰還までの陰謀を潰えさせることになった。 &font(l){そして御曹司が端から見れば暴走としか云えない真似をして最終盤に突入するのである。} 戦後は月の1000年女王として冷凍睡眠に戻ることを拒み、地球で死ぬことを望んだ本物のディアナに代わり、ディアナの意思を継ぐものとして、同じく事情を知るハリーを傍らに置いて、ディアナとして月を統治したと思われる。 尚、前述の通りキエルとしてはハリーへの恋心を抱えていた訳だが、月のシステムが以前のままならばディアナとして近い将来には冷凍睡眠に入ることになるので、この場合には二人の恋は信念に上書きされてしまったということになる。 ……が、劇中での戦いを経て、地球と共に歩むことを決意した月が冷凍睡眠により生き永らえることを放棄し、昔ながらの子を作り世代を重ねていく方法に立ち返ったのならば、女王ディアナの夫としてハリーの名が記録されることになるのかもしれない。 ……また、これによりキエル・ハイムという人間が消えてしまったことになるのだが、ロランと共に隠棲したディアナが反対にキエルの名を表向きにでも引き継いだのかどうかは不明である。 エピローグの様子から、ソシエは当然にしても母親であるハイム家の奥様方に後悔したような様子は見られないので、全てを知った上で送り出した可能性の方が高いのだろうか。 ◆名言集 (ディアナ様って、お寂しかったんだ…) (ディアナ・ソレル、ありがとうございます。それが、それが…あなたのお心でしょうか?) 「全ての命を分かち合う全ての人々よ。武器を大地に置いて、私の言葉を聞いてください。私は戦いを望みません!」 「ムーンレイスも地球に帰還して、地球の再生と、二度と誤った歴史を歩まないように、手を貸したいのです!」 「私たちは、この目も、鼻も、唇も同じです。この体も、地球人、ムーンレイスの違いはありません。同じ、人類だからです!」 「志の高さで守ってみせよ」 「あのような市井の女と、ムーンレィスを束ねる私を同じ女と思うな。貴下ら男達は、女王たる私に従えばよい!!」 「…長寿であることがめでたいものではないと思い至りました」 「地球と月の平和の為に」 「ディアナ・ソレルからディアナ・ソレルへ」 「「また、お会いいたしましょう」」 「狼さーん、ここよー」 「私はディアナ様から、絶え間ない緊張と責任を感じながらも、そこからお逃げになろうとなさらないから、あのように美しいと学びました」 「ハリー大尉にとって、キエル・ハイムは、ディアナ様の影武者にもならない女でしょうか?」 「好きだとおっしゃってくだされば、アグリッパを暗殺する事だってやってのけましょうに」 「いいえ、エゴではありませんよ」 「ならば、ここでもうひとつの大罪を犯し、地球人とムーンレイスの暴走の果ての無残さを示しましょう」 「「死にませい!」」 「存じております、その為に赤いサングラスをお外しになれないのでしょ、いやしいお方、女王もご存知ですよ」 (これが、冬眠と覚醒を繰り返してきた人の姿というのか…) 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 多分というか絶対、キエルお嬢さんがターンAの登場人物で一番チート -- 名無しさん (2018-04-11 16:19:22) - ディアナ様への嫉妬に狂って、最終戦争の引き金を引いた場面とかすごく好き -- 名無しさん (2020-05-08 19:41:24) - 比較対象としてはリリーナに並ぶ女傑。リリーナと違って自分の色恋に素直な点はリリーナに軍配が挙げられる要因だがヒロインとしてのポイントは高いか。多分キエル目線での∀とかスピンオフで出たら面白いと思う。 -- 名無しさん (2021-08-18 09:31:07) #comment #areaedit(end) }