&font(#6495ED){登録日}:2011/03/01(火) 16:05:29 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 某怪人図鑑にて「怪人にならないモチーフはない」という言葉が出てきたが、世の中には本当に「何でこんなモチーフの敵が!?!?」というものも多い。 [[機動刑事ジバン]]も、比較的そのようなものが多かったように思える。 しかし、そんな「変」な敵でも、そこは雨宮慶太氏のデザイン。確かに「生物」感のグロテスクさがあふれ出ていながら、スタイリッシュにまとめられたものも多かっただろうか。 ちなみに、1989年のテレビマガジン11月号のジバン特集では、これらの「どうしても異形でカテゴリに分けにくい」敵が「能力型」としてまとめられているのだ。 「ある超能力をつかえるように作られている。おもいがけない姿をしているものも多い」とか。 では、そんな愛しき「変な」怪人を紹介する。 ・ドロノイド カメレノイド([[カメレオン]])、ネコノイド([[猫]])、バラノイド等生物系の敵が続く序盤で、第三話にして&font(#ff0000){いきなりの無生物}。この時点で不安を感じた視聴者は少なくなかった筈である。 ちなみに、人間体(演:林家源平)はジャッカーの炊事当番ぞなもし。 泥だけに植物栽培が生きがいで、超音波発生器で有毒なガスを出すお化け野菜を育てていた。 戦闘時には口からガスを吐き、両肩と両腕から刃物を伸ばして相手を切り裂く。 ・カゼノイド 七話に登場。採取した人形にギバウィルスをベースにあらゆる雑菌をブレンドして誕生したバイオノイド。 表面上は風邪と大差ない凶悪なギバウィルスをばらまき感染した者を24時間以内に死に至らしめるという恐ろしい怪人…なのだが、&font(#ff0000){かかった人間はクシャミが連発して衰弱死する}という腰砕けな症状。 しかも人間体の名前は&font(#0000ff){ハクションおじさん}(演:平松慎吾)でごじゃるよカンちゃん。 戦闘時には口から各種ガスを吐き、[[頭突き]]を繰り出しまた両腕から触手を伸ばして攻撃する。 一度ジバンと戦い傷を負い、その時に人形の持ち主だったミコと出会ったことで良心に目覚め、最後はジバンエンドによって倒され元の人形に戻り、ジバンにギバウィルスの抗体ワクチンを託すのだった。 ちなみに風邪をモチーフにした怪人は『[[イナズマン]]』の『カゼバンバラ』が確認されている。というかカゼノイドに似ている。 ・アクムノイド 十話に登場。悪夢モチーフというから、どんなバイオノイドかと思ったら、巨大な脳みそにアレンジされてたところに、センスを感じる。 天童良作博士(演:立原博)にすり替わり、彼が発明したが人体に副作用があるために廃棄された天才バンダナに黒いアメーバ状の霧を吹き付け人々に悪夢を見せる。 悪夢の中では首だけが飛んで行動可能。[[両腕が伸び>伸びる腕]]、頭に三連式の機銃を内蔵。さらに体を[[スライム]]状に変形させ、三体に分身する。 悪夢の名を冠する脳みそモチーフの怪人は他に『[[超力戦隊オーレンジャー]]』の『[[バラナイトメア]]』がいる。こっちはロリコ…ではなく誘拐犯だったが。 ・キラーノイド 十四話で登場。ジバンを抹殺するために作られたバイオノイドで、雨宮デザインの鬼って感じ。炎をまとった獅子か狼か?ってデザインは、バイオノイド中一、二を争うんでは? 実際に胸の装置からの電磁シャワーでジバンを再起不能寸前まで追い詰めたし……。 [[剣]]が武器で、顔から発砲する。 ・チュウシャノイド 十九話に登場。[[毒]]を持っている生物を全部集めて作られ、片腕に[[サイコガン]]ならぬ注射器をつけたバイオノイド。黄色い&font(#FFCC00){毒バチ注射}や赤い&font(red){サソリ注射}、緑色の&font(green){マムシ注射}を使い、更に口から注射器を発射し、口の巨大なドラクネ注射を突き刺す。モチーフも蚊と、非常にわかりやすい。その他に目から黄色い光線を発射。 マスクが輸送中に誤って落としてしまったバイオ怪物の素を奪還すべく行動する。 ・カネノイド 二十話に登場。お金のデザインと、いかにもクリーチャーなデザインがベストマッチ!口から偽札を吐きまた目からの光線で札束を作り出し、街を混乱に陥れる。自身も一万円札に変身可能。 武器も金額によって威力が上がるコイン&お札[[爆弾]]とこだわりがある。ツリガネノイドと比較して欲しい。ただ、昨今偽金事件が頻発してるからナァ。今だとジバンどころか警察が総力あげて潰しかねねぇ。 ・ハンターノイド 二十二話に登場。100万円ハンターの故、あの方が!?!? というのは嘘。 右手が高性能銃、右目がスコープな[[コブラ>コブラ(登場キャラクター)]]も[[ゴルゴ>デューク東郷/ゴルゴ13]]もまっつぁおなジバンを倒すために誕生したスナイパー。左手親指が[[バナナマガジン>マガジン(弾倉)]]なのは、見てて感心! 隠し武器として口の中にビームガンを内蔵。 ・ジサツノイド [[ジサツ>自殺]]ってあーた。今では絶対に問題になりそうなバイオノイド。 ジバンはもちろん、人質まで道連れに心中しようとするし……とどめに座右の銘は「俺は死ぬことに誇りを持っている男だ! 」 スタイルは、[[エイリアン>エイリアン(『ALIEN』シリーズ)]]+スケルトン+[[ゾンビ]]で、いい意味で「死」をダイレクトに感じさせる名デザイン。 映画『大霊界』の画像も使って、子ども心にトラウマになった方も折られるのでは? ・バクハノイド 頭の中にダイナマイトならぬ頭全体が[[爆弾]]というボルガ博士も真っ青なバイオノイド。 ジサツノイドのすぐ後にこいつって……。美しいものを爆破せずにはいられないという根っからの爆弾魔。 口から吐き出す「バイオ爆弾」はロールパンみたい(ちなみに人間体時でも出せる)。 ・ダブルノイド W? 仮面ライダー? ではもちろんなく、甲殻類ベースの双頭のバイオノイド。二人組の漫才師に化け、仕組まれたデート番組の司会をした。ねるとんやツーショット等、時代を感じるナァ。 兄は火炎、弟は冷凍ガスを吐く。 ・カブキノイド 「絶景かな絶景かな」「しばらくしばらく」「世にバイオロンの種はつきまじ」等事ある事に見栄を切る、非常にやかましいバイオノイド。 体内で増殖した怪物細胞を散布、人間をバイオノイド化させる作戦のために作られたのだが、何故モチーフがカブキ!?しかもエビも入ってる、市川海老蔵か!? しかも、冒頭で怪物細胞紛失! かっこいいバイオノイドなのに、不敏な! [[同年の戦隊>高速戦隊ターボレンジャー]]には渡り鳥の名を語るお役者モチーフの怪人が登場した。 数十年後に歌舞伎モチーフのヒーローが現れたのは言うまでもない。 発砲も可能な巨大なキセルが武器。 ・シノビノイド ツチグモ+[[忍者]]みたいなデザインは、非常にカッケー!なおかつ説得力がある。雨宮氏監督映画、未来忍者を連想するのは、私だけ? ちなみにコイツが登場した回にはスペシャルゲストが…詳細はその目で確かめてほしい。 自分の分身であるバイオ下忍と共に戦う。こちらは見た目は普通の忍者。 ・ディストノイド ディスト……ってどういう意味だ!? 雑誌などでは早くから取り上げられていたが、特筆すべき超能力がない……。 というのも、この回は真珠という美少女とジバンのラヴロマンスがメインで、彼女の命を狙うのがこのディストノイド……という設定。 ちなみに、『テレビランド』の漫画では、アシュラノイドという阿修羅モチーフの怪人にすり替わってた。 このディストは『ディストーション(歪み)』?ううん…合ってるような合ってないような? モチーフは映画「宇宙水爆戦」のメタルーナミュータント。何故か水中でも行動可能で魚雷が武器。 ・チャンバラノイド [[カブトムシ]]+鎧武者というデザインが非常に渋い。カブキ、シノビとならんで、今すぐにでもタオの月とかに出れそう。 カブト虫+鎧武者モチーフは[[仮面ライダー555]]の『ライノセラスビートルオルフェノク』でも使われたモチーフ。 侍にあこがれているらしいが目つぶしを使ったり勝つためには手段を選ばない。流派は邪心流か? ・スイトルノイド 記憶を吸い取るからスイトルノイド……って、ニセハハノイドに告ぐ安易なネーミングでんがな! しかも「吸い取る」って動詞だし! 外見はヒルとドクロモチーフの怪人。眼から赤い破壊光線を発射する。 ・ツリガネノイド バイオ工場警護の為に送り込まれたバイオノイド。 釣り鐘がどんなカッチョいい怪人に?と期待してたら、まんま釣り鐘に手足くっつけただけやないかい!いくら年末ネタのバイオノイドだからってストレート過ぎ! ただ、実力は相当なもの。木槌でボディを打ちならして超低周波を発生させ、百回目に相手をバラバラにしてしまう除夜の鐘攻撃の前には、ジバンもピンチに! 身体についているツリガネ爆弾も強力だ。 そんなこと言ったら『百獣戦隊ガオレンジャー』のツリガネオルグさんに怒られますね……どうもスイマセンでした。 ・ニセハハノイド まゆみの偽のお母さんだから、ニセハハノイド……。 あまりのストレートなネーミングのインパクトが、かえって記憶に残ります。しかもこいつが最後の通常怪人とは…… 体内に爆弾を内蔵した[[自爆]]要員で、右手の指に銃を内蔵。 着ぐるみは上記ハンターノイドの流用。 ・ギバノイド ドクターギバの正体…もう本当に今更だがラスボスの名が「ギバ」ってどうなのよ。ちょっと安直すぎませんか? 一つ目から放つ光線と触手が武器。 //ダイギバノイドは劇場版。 もしももっと情報をご存知の方、「○○ノイドにもっと愛がある」方、追記・修正よろしくお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,7) } #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} #openclose(show=コメント欄){ - ギャバンに出ていたダブルモンスターにも、ノロイやらノットリやらがいたなあ。 -- 名無しさん (2013-07-22 09:18:03) - 全角空けより半角空けか中点にして下さい -- 名無しさん (2013-07-22 09:26:13) - アクムノイドはFCのSDヒーロー総決戦で首飛んでた。 -- 名無しさん (2013-10-28 12:50:01) - シャリバンの怪人なんて生き物モチーフが殆どいない。 -- 名無しさん (2013-10-28 17:09:09) - この時の経験が、牙狼に繋がるんだよ。 -- 名無しさん (2013-10-28 19:57:03) - ↑↑そしてモチーフ?なにそれ?おいしいの?なシャイダーへ… ダイレンジャーとか特に変なの多かった希ガス -- 名無しさん (2014-01-27 16:28:17) - バカトノイド「そうです!私が変なオジサンです!!アイ~ン。」 -- 名無しさん (2014-01-27 19:23:14) - このページの文章のセンスは一昔前のテキストサイトめいた懐かしさを感じる -- 名無しさん (2014-02-07 09:54:37) - 昔の方が発想が自由な気がする 今だったら放送禁止レベルの怪人もいるし -- 名無しさん (2014-02-10 10:15:09) - スイトルって動詞なのに…せめてバキュームとかキュウインとかにしてくれ -- 名無しさん (2014-06-07 19:03:43) - ディストってのは英語でDistortion(歪む)って意味です -- 名無しさん (2014-06-09 22:16:00) - ジサツノイドはビジュアルがトラウマすぎる。 -- 名無しさん (2014-08-30 00:15:03) - 仮面ライダーWのドーパントも変わったモチーフが多いな。幹部・首領クラスからしてテラー、タブー、クレイドール、ナスカ、ウェザー、ユートピアと珍しいものばかりだ。イエスタデイとかオールドなんか思いもよらなかった。 -- 名無しさん (2015-02-01 17:57:03) - ↑6個人的には昔のスパロボの攻略本にも通ずると思ったw主観的な表現多いと思ったけど、これも大分前のサルベージ記事だから許されてるのかなぁ。こういういい意味で私的で緩い文章は個人的に好きなんだけどね -- 名無しさん (2015-09-07 14:55:09) - えっ?自殺 -- 名無しさん (2015-09-08 09:44:22) - フォーゼの髪の毛ってモチーフも敵が星座題材だからこそできたんだろうなと思う。 -- 名無しさん (2015-12-18 13:06:44) - ニコニコで配信されていたときジサツノイド登場回は突っ込みがすごかったw -- 名無しさん (2016-09-13 15:41:17) - ↑ シンジュウノイドの間違いだろってツッコミには大笑いさせてもらったよ -- 名無しさん (2017-01-25 09:04:43) - ネタ扱いされてるけどさ…カゼノイドの話、内容は涙腺崩壊なんだよね… -- 名無しさん (2018-05-12 19:47:01) - カタナノイド、ヤリノイド -- 名無しさん (2020-02-03 21:20:22) - ギバノイドの名前は大目に見てあげましょう(汗) -- 名無しさん (2020-02-28 21:46:45) - ↑3 対バイオロン法を読み上げる時の「時には抹殺することも許される…!」って堪えながら読み上げるシーンがぐっときてせつない -- 名無しさん (2020-02-28 22:22:38) - 今、日本中でコロナノイドが暴れてるよ -- 名無しさん (2020-03-28 19:39:54) - ギバノイドにツッコミ入れるなら、映画版のこっちの方が偉そうなのに特になんてことなくただの怪人だったダイギバノイドにも触れてほしい -- 名無しさん (2020-03-28 20:06:33) - レーネツダガメス? -- 名無しさん (2020-05-03 21:10:49) #comment }