&font(#6495ED){登録日}:2017/02/13 (月曜日) 10:29:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- SCP-385-JPとは、怪異創作コミュニティサイト「[[The SCP Foundation]]」の日本支部によって生み出されたオブジェクトの一つである。 項目名は『星に願うな』。[[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(The SCP Foundation) ]]は堂々の「Keter」に指定されている。 SCP-385-JPは、直径876kmの彗星だ。 観測する限り、構造は塵が混じった氷の塊をイオンの尾が取り巻いているという、通常の彗星と変わらない。 しかし、何故か取り巻いているイオンが彗星から剥離することがなく、隕石などが衝突してもその形が崩れることがないのである。 …立体映像の類ではない事は、後述の件によって明らかとなっているのであるが、なぜ形状が崩れないのかは現在に至るまで判明していない。 このSCiPの異常性は、隕石や惑星などの物体が、彗星の範囲20km以内に接近した際に発現する。 なんと、この彗星には&bold(){現実改変}を行う能力が備わっており、&bold(){接近してきた物体から身を守る盾として様々な物品を自身の周囲に密集させる形で出現させる}ことが出来るのだ。 …知性どころか命から存在していない彗星に、なぜこのようなことが出来るのかは不明である。 なお、財団の調査によると、この彗星が出現させている物品は『&bold(){地球上に存在している人間の願望を反映した品物}』である可能性が指摘されている。 そして、物品を出現させればさせるほど、彗星の大きさは縮小し、其れとは引き換えに物品が出現する範囲が拡大していることも財団の観測によって明らかとなっている。 …文字通り、我が身を削って身を守ろうとしているのだろうか? 他人を傷つけることしか考えていない、[[何処ぞのロシア語のモールス信号を操るお星さま>SCP-1548]]にもぜひ見習ってほしい物である。 このような特性により、元々は&bold(){2876km}の大きさがあった彗星は現在の大きさにまで縮小した。 現在、彗星が物品を発生させる範囲は彗星を中心として2941278km四方であることが確認されている。 この試算が間違いないのならば、&bold(){彗星の軌道が火星に接近するのと同時に地球がすっぽりと物品が出現する範囲内に収まってしまう}ことを意味しているのである。 …買いそびれて悔しい思いをしていたフィギュアが不意に目の前に出現し、「ありがたい!」と思って手を伸ばした途端に空から大量に降ってきたフィギュアに押し潰されてしまったのでは元も子もないのである。 財団が20■■年に発見した時点では、&bold(){木星から■■km離れた地点}に存在していた。 公転軌道や公転周期など詳細な進行経路は不明であるが、SCP-385-JPは楕円軌道に沿った形で移動していると推測されといる。 そして、&bold(){約■■年後には地球に最接近する}ことが予測されているらしい。 *願い星の落とし物 財団の認知している限り、彗星は以下の物を出現させてきた。 |&bold(){発生物}|██社のキャンディ| |&bold(){SCP-385-JPのサイズ及び出現範囲}|全長2876km。出現範囲1291km。| |&bold(){備考}|社名は包装パッケージにより判明。&br()活性化発生の██日前、難病を患った少女を取り扱ったテレビ放送で、██社のキャンディを食べたいと発言していたことが明らかとなっている。| …空から降る一億(?)の飴玉。 |&bold(){発生物}|ダイヤモンドの原石| |&bold(){SCP-385-JPのサイズ及び出現範囲}|全長2726km。出現範囲3090km。| |&bold(){備考}|特になし。| …大気圏突入で燃え尽きていたか、あるいは地上に降り注いで多くの人間を撲殺していたか。喉から手が出る一品なのに、地球に来なくてよかった気がする物品だ。 |&bold(){発生物}|人間の胎児と推測される生物| |&bold(){SCP-385-JPのサイズ及び出現範囲}|全長2683km。出現範囲5673km。| |&bold(){備考}|身体を確認したところ女児と判断された。| …願った人が気付いていないことをひたすらに祈ろう、こいつとはまた別の星に。ていうか生物まで出せるの!? |&bold(){発生物}|SCP-■■■に酷似した錠剤| |&bold(){SCP-385-JPのサイズ及び出現範囲}|全長2033km。出現範囲98732km。| |&bold(){備考}|[編集済]。衛星機器によりサンプル回収が実施されたが、発生物は32時間後に消失した。| …すべての病を一瞬で治癒させてしまう万能薬、『[[SCP-500]]』だろうか? |&bold(){発生物}|「ファイナルファンタジーⅦ 完全リメイク」とタイトルされたゲームソフトのパッケージ| |&bold(){SCP-385-JPのサイズ及び出現範囲}|全長961km。出現範囲1012233km。| |&bold(){備考}|映像分析からパッケージ内は空と判明。| …2015年の6月に、[[これと似た様な物>ファイナルファンタジーVII リメイク]]が制作されることが発表されたから、祈った人はもう少しお待ちください。 *財団の大作戦 さて、このままでは前述したとおりにいずれ地球が彗星から文字通りの『プレゼント攻撃』を受けることになりかねない。 そこで、財団は彗星から地球を守る作戦、通称『&bold(){プロトコル”流れ星”}』を考案したのだ。 この作戦は、本来は敵の弾道ミサイルを迎撃するためのミサイルである弾道弾迎撃ミサイル(ABM Anti-ballistic Missile)を彗星に衝突させ、彗星の軌道を人為的に変更して地球から遠ざけようとする作戦である。 しかし、前述したように彗星は様々な物品を出現させて身を守るため、予定通りにミサイルを命中させられるかどうかはわからない。 万が一、■年以内に彗星の軌道を変更できない場合に備えて、財団は彗星の特性を逆手に取った『二の矢』を用意しているのである。 『第二の矢』の内容は、打ち上げたABMを彗星に向けて断続的に接近させることにより、彗星の【身を削って物品を出現させ、自らの防壁とする】という特性を休みなく誘発させて彗星を消滅させるという物だ。 財団は、こちらの計画を英語で流星を意味する意味する『&bold(){プロトコル”メテオ”}』と命名した。 *She said that she would dance with me if I brought her red roses. 最近、明らかになったことがある。 財団が所有する人工衛星がもたらした情報によると、SCP-385-JPの大きさは現在&bold(){縮小傾向}にあり、このまま順調にゆくならば&bold(){問題なく消滅する}ことが仮定されたのである。 ただし、彗星の生み出した物品の方はそのまま残されてしまう可能性が高いため、今後はこの『彗星の置き土産』を何とかする必要に迫られるであろうことが指摘されている。 追記・修正は星空を見上げながら…。 ---- #right(){ SCP-785-JP – 星に願うな by to2to2 http://ja.scp-wiki.net/scp-385-jp この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。 } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - もしも…ロクでも無いSCPを望んだ奴らがいたとしたら…贈り物の中にはクソトカゲやらなんやらが居てもおかしくないのか… -- 名無しさん (2017-02-13 15:56:12) - なぜにFFⅦ・・・?ww -- 名無しさん (2017-02-13 18:57:33) #comment #areaedit(end) }