村人/魔戦士(FE)

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&font(#6495ED){登録日}:2017/04/20(木)00:20:20
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村人と魔戦士は、[[ファイアーエムブレムシリーズ]]に登場する&ruby(クラス){兵種}である。

『外伝』『覚醒』『if』『Echoes』に登場するが、それぞれ能力の特徴や使える武器等が微妙に異なる。
共通する特徴としては剣を使うことと、物理職でありながら魔防や魔力に優れている点が挙げられる。

&bold(){目次}
#contents

*【[[外伝>ファイアーエムブレム 外伝]]・[[Echoes>ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王]]】
村人は育成の幅が広い最下級職、魔戦士は傭兵系の最上級職として登場。
本作は育成やクラスチェンジのシステムが非常に独特なことで知られている。

その特徴の1つ目が3段階クラスチェンジ制であり、他にこのシステムが採用されているのは『[[暁の女神>ファイアーエムブレム 暁の女神]]』のみ。
[[ソルジャー>ソルジャー(FE)]]→[[アーマー>アーマーナイト/ジェネラル(FE)]]→バロン等他作品では別系統の兵種が同系統扱いされたりするが、基本的に使える武器の種類は変化しない。
傭兵系も同じく[[傭兵>傭兵/勇者(FE)]]→[[剣士>剣士/ソードマスター(FE)]]→魔戦士という過程を辿るが、武器は一貫して剣のみである。
村人のみクラスチェンジ先が傭兵・[[ナイト>ソシアルナイト/パラディン(FE)]]・ソルジャー・[[アーチャー>アーチャー/スナイパー(FE)]]・[[魔道士>魔道士/賢者(FE)]]の5種類に分岐し、傭兵系以外は武器の種類も変わる。
素の能力は最弱レベルだが、唯一4段階クラスチェンジが可能で育成の幅が広い。

もう1つの特徴がクラスチェンジ時のステータス補正の付き方。
他作品では一定値だけステータスが上昇するが、本作ではその兵種の基本値に達するまで底上げされる。
クラスチェンジした時点で既にその兵種の基本値を超えていた能力に関しては一切上昇しない。
そのため、個人の成長率で兵種の弱点を、兵種の補正値で個人の弱点を補える形になると理想的である。


魔戦士系は傭兵時代から一貫して技・速さがずば抜けて高い上、魔戦士になると魔防までトップクラスになる。
合計値がずば抜けて高く、少々成長がヘタレても平均以上の能力が保障されるという、かなりの優遇職である。

しかし最も優遇されているのは、&bold(){この系統のみ魔戦士から村人にクラスチェンジできる}という点だろう。
これにより、全能力がカンストするまで村人→傭兵→剣士→魔戦士→村人…という過程をひたすら繰り返せる。
この「魔戦士・村人ループ」は初期兵種が村人か傭兵系のユニットにのみ許された特権であり、大きな強みと言える。
本作は後に『[[聖魔>ファイアーエムブレム 聖魔の光石]]』や『覚醒』以降に採用されたフリーマップを初めて導入した作品でもあり、経験値の心配もない。
能力がカンストした後は&bold(){射程1~5}の弓が撃てるアーチャー→スナイパー→ボウナイト系を目指すと最強になれる。

ちなみに何故魔戦士だけ村人になれるか不明であったが、Echoesによれば力を求め剣と黒魔法の達人となったが、&bold(){心と体を病んでしまったため村人に戻っていく}のだという。


リメイク版の『Echoes』では新キャラとして女性の村人[[エフィ>エフィ(FE)]]が登場。
こちらはクラスチェンジ先をソシアルナイト、[[ペガサスナイト]]、魔道士、[[シスター>僧侶・シスター/司祭(FE)]]から選択することが可能。
[[シルク>シルク(FE)]]共々シスターとして使うと特に役立つ。

その他のユニットの詳細は[[傭兵/勇者>傭兵/勇者(FE)]]や[[アーチャー/スナイパー>アーチャー/スナイパー(FE)]]の項目を参照。

*【[[覚醒>ファイアーエムブレム 覚醒]]】
村人・魔戦士共に男性専用兵種として登場。
『外伝』で村人や傭兵系ユニットが男性のみであったためか。


「村人」は『外伝』と違い上級職の存在しない独立した兵種となり、武器も剣から槍に変更された。
しかし、レベル10以上になれば「チェンジプルフ」を使うことで他の兵種に転職することができる。
村人は成長率補正・上限値共に低い最弱の兵種のため、兵種スキルを習得したら早めに転職してしまった方が良い。
スキルはレベルアップ時に全ての成長率判定が20%上がる「良成長」と、自分よりレベルが高い相手との戦闘時に命中率・回避率が15%上がる「下克上」。
上級職はレベル+20として計算し、村人や魔戦士、[[マムクート>マムクート(FE)]]といった上級職が存在しない特殊職はレベル上限が30であるため、「下克上」と相性が良い。

仲間になる村人は序盤に解禁される外伝マップで加入する[[ドニ>ドニ(FE)]]一人で、サブ資質は傭兵と[[戦士>戦士/ウォーリア(FE)]]。
初期値こそ貧弱だが、「良成長」によるダントツの成長率と転職後の「武器節約」や「太陽」習得で主力になれる。
子世代の父親としても優秀で、特にデジェル・[[ンン>ンン(FE)]]・[[ノワール>ノワール(FE)]]が「[[疾風迅雷>疾風迅雷(FE)]]」を習得できるようになるのが嬉しい。
「下克上」「カウンター」等の男性専用スキルを継承させておくのも手。


魔戦士はDLCマップ「王対王 聖戦編」を購入し、クリア後の報酬である「魔戦士の巻物」を使うことで転職できる。
本作では男性であれば誰でも魔戦士に転職でき、巻物自体もマップを繰り返しクリアすることで何度でも手に入る。
剣に加えて斧と魔法も使えるようになり、状況に応じて幅広い活躍が見込めるようになった。
やはり魔防がトップクラスに高く、魔力も物理メインの兵種の中では最高レベルである。
同じDLC職である[[花嫁>花嫁(FE)]]とは性別・装備共に対の関係となっている。

スキルは「魔防+10」と自分から敵に攻撃した際に攻撃力が10上がる「居合一閃」の2つ。
基本的には男性ユニットは女性ユニットに比べて力に優れる反面、魔防に劣る人材が多い。
そのため、成長率補正とスキルの両面で弱点を補い、長所を伸ばせる優秀な兵種と言える。

役割の類似したスキルとして、パラディンの「聖盾」や各武器の専門職が使う「○(武器の名前)の達人」系がある。
「魔防+10」は「聖盾」に比べて弓を半減しない点やダメージの減少幅で劣るが、技の高さや確率に依存しない安定感がある。
「居合一閃」は相手から攻撃された時に発動しない点で達人系スキルに劣るが、攻撃力の上昇幅が倍の数値で攻める時に強い。

バランスの良い能力や強力なスキルから基本的に誰がなっても強い兵種であり、使い所を選ばない。
魔力がからっきしでも、魔防を強化しつつ「手斧」を使えるだけで魔法系との戦闘で極めて有利となる。

外見的には刀を背負い、肩に狐のお面を掛ける等和風の印象が強くなっているほか、赤いスパークを身に纏う。
ユニットとしてはスパークに興味を示しそうな[[ウード>ウード(FE)]]や村人繋がりでドニ、武器は「キルソード」が似合うか。
能力的にもウードは初期兵種が剣士でありながら[[母親>リズ(FE)]]の影響で魔法系の能力にも優れるため、相性が良い。
ドニも「下克上」を活かせることや魔力・魔防も含む成長率の優秀さ等で兵種の性能をフルに発揮できる。
魔符で「下克上」を持つ男性ユニットは[[リーフ>リーフ(FE)]](有料版)とチャップが存在する。

他の兵種と同様、レベルがカンストした状態で「チェンジプルフ」を使うと兵種そのままでレベル1に戻れる。
特に魔戦士や花嫁に転職した場合、再度DLCマップに挑まずとも何度でも育成をやり直せるのはありがたい所。
多くの男性が魔力と魔防をカンストさせるため、ここでも「魔戦士ループ」を経験することになるだろう。


ちなみに、「王対王 聖戦編」では巻物以外の報酬として魔戦士となった[[アルム>アルム(FE)]]も仲間にできる。
原作での彼は魔戦士になれなかったが、作品を代表する男性キャラとして選ばれたということか。
このアルムは特別に[[ヴァルキュリア>ヴァルキュリア(FE)]]のスキルである「魔防の叫び」を習得している。
が、叫び系の大半が上述の女性専用スキルに含まれるため、男性ユニット自体叫び役に向かない。

*【[[if>ファイアーエムブレムif]]】
『覚醒』に引き続き、村人は序盤の外伝、魔戦士はDLC経由で使えるようになる。
本作ではどちらも男性専用職ではなくなり、初期村人枠も女性ユニットのモズメとなっている。
また村人は白夜王国の兵種として位置付けられ、大商人・兵法者という上級職も登場している。
兵法者は剣・槍・斧を扱うことができ、お互いに被ダメージを+10する「死線」を覚えられる。
大商人は槍に加えて弓も扱えるようになり、幸運%の確率で換金アイテムの小判を拾える「左うちわ」と小判を消費して与えるダメージを10増やし、受けるダメージを10減らす「お大尽」のコンボが強力。

ドニが強すぎたためか、モズメの成長率は彼に比べて大きく抑えられている。
それでも「良成長」補正により高い成長率を誇るが、力や守備がややヘタレやすい。が、モズメの真価は成長率ではなく、職資質と自力習得できるスキルにある。
パラレル資質は弓使いで、隠れ資質は薬商人。
力・速さを伸ばしたいなら、「パラレルプルフ」で弓使いに転職後、弓聖にクラスチェンジするのがオススメ。
元々本作は弓が強い上、スキル「先手必勝」「弓の達人」で弱点である力も補える。
更に村人資質で覚える事ができる「死線」と「お大尽」と合わせれば、与えるダメージを最大で29も上げることができる。
成長次第では1戦闘でラスボスを撃破する事も可能と攻撃に特化したスキルの持ち主なので、頑張って育てよう。
クラス資質の関係上、暗夜編では特に貴重な人材である。

なお結婚すると子供には村人の素質が引き継がれるが、夫がマリッジプルフを使った時は弓使いになる。
キャッスル戦でモズメ以外の親世代が「良成長」や「下剋上」を習得していたら100%改造なので継承しないように。

「魔戦士の巻物」は2ルート以上購入した際の特典かDLCマップ「王族最強戦」クリア後の報酬として入手できる。
複数入手するには「王族最強戦」に繰り返し挑むしかないが、戦力が固定されているため力押しではクリアできない。

力・速さ・魔防に優れHPの上限値がやや低く、武器レベルの上限は剣A・斧B・暗器B。
魔法の代わりに本作から新登場した「暗器(手裏剣)」を使うようになった。
本作は『覚醒』より魔法の性能が抑えられた一方、暗器の性能が優秀なため、優遇と言える。
また本作では弓や魔法も3すくみに組み込まれ、暗器は魔法に強いため、&s(){[[対魔忍>LiliTH]]}対魔法要員としてより磨きがかかっている。
刀を背負い、青い忍装束を着た外見通り白夜王国の兵種「[[上忍>アサシン(FE)]]」に近い能力を持つが、こちらは斧が使える点や剣レベル、力等で勝る。
しかし、上忍にも暗器の武器レベルがSまで上がり、戦闘時に回避や命中、必殺等に補正が付くメリットがあるため、上位互換ではない。
下級職のユニットでも早い段階から上級職並み成長率補正が受けられるので、育成面を考えるなら上忍よりも優秀である
忍者系をはじめとする白夜勢のほか、[[ゼロ>ゼロ(FE)]]や[[ベルカ>ベルカ(FE)]]にも似合うか。

一方スキルは『覚醒』で強すぎたためか、弱体化している。
「魔防+10」は相手から攻撃された時のみ魔法のダメージを4軽減する「精神統一」となり、「居合一閃」も攻撃力の上昇値が10から7になった。
とは言え、それでも十分強く、特に「居合一閃」は「○の達人」系が自分から攻撃した時のみ発動するようになったため上位互換となっている。
また、偶数ターンに受ける魔法ダメージを4軽減する「偶人の空蝉」、自分が受けた能力減少の回復速度が2倍になる「心頭滅却」も追加された。


なお、本作では上級職が存在しない兵種のレベル上限が40に引き上げられてる。
そのため、レベルがカンストすると相手が上級職レベル20であっても「下克上」が死にスキルとなってしまう。
魔符や[[捕獲ユニット>牢屋(FEif)]]等「サポーター名鑑」に登録したユニットならレベルが低い状態で再度スカウトするのも手。




追記・修正は魔戦士ループを終えてからお願いします。

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