VF-31 カイロス/ジークフリード

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&font(#6495ED){登録日}:2018/09/08 (土) 18:30:20
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&font(#6495ED){所要時間}:約10分で読めます

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[[マクロスΔ]]に登場する[[可変戦闘機(VF)]]。劇中の時点で、Sv-262 ドラケンIIIと並ぶ最新鋭機。

*スペック
ペットネーム:カイロス(A型)、ジークフリード(J、C、F、E、S型)
開発:スーリヤ・エアロスペース、ケイオス・ワルキューレ・ワークス
全高:3.85m(ファイター)
   15.33m(バトロイド、頭部レーザー機銃含まず)
全長:19.31m(ファイター)
全幅:14.14m(ファイター、ジークフリード)/13.70m(ファイター、カイロス)
エンジン(主機):新星/P&W/RRステージIIC熱核タ    ービンエンジン×2
        FF-3001/FC2(ジークフリード)
        FF3001A(カイロス)

【武装】
マウラーROV-127E 12.7mm対空ビーム機銃
(S型×4、C型、E型、F型×2、J型、A型×1)
ラミントンLM-25s 25mm / LM-27s 27mmレールマシンガン(ミニガンポッド)×2
(ジークフリードはLM-25s、カイロスはLM-27s)
ガーバー・オーテックAK/VF-M11 アサルトナイフ×2
ハワードLU-18A ビームガンポッド×1
エンジン上面ランチャー×2
ビフォーズCIMM-3B マイクロミサイル×36
フォールドウェーブシステム(ジークフリード)
MDP-001W シグナス×16(ジークフリード、脚部マイクロミサイルと選択装備)


*概要
[[マクロスΔ]]の舞台となるA.D.2060年代では、新統合軍の戦力は既に衰退の道を辿っており、新型機の開発も停滞していた。本機の1世代前に当たる[[VF-25 メサイア]]、[[VF-27 ルシファー]]はフロンティア船団及びギャラクシー船団の独自開発の機体であり、船団の護衛という任務をこれらの機体に取られてしまうという体たらくに。
この状況を危惧した新統合政府は、新星インダストリー、LAIを含む計4社による合弁企業『スーリヤ・エアロスペース』に開発を依頼し、復権を図った。
星間複合企業ケイオスでの運用は、その評価試験も兼ねている。
ラグナ支部ではワルキューレのメカニック担当、&font(#ff69b4){マキナ・中島}を中心にしたメカニックチームにより自由に改造されている。ちなみにマキナからの愛称は『ジクフリちゃん』。

S.M.S.ウロボロス支社で開発された高性能試作機[[YF-30 クロノス>マクロス30 銀河を繋ぐ歌声]]の制式採用型。YF-30の特徴である『マルチパーパスコンテナユニット』やVF-25で制式採用された『ISC(慣性蓄積コンバーター)』『EX-ギアシステム』など、VF-25以降の機体で確立された技術をしっかりと継承している。
しかし、カイロスに関しては量産という生産体制に合わせて希少物質であり調達が困難なフォールドクォーツの代わりに人口クォーツの&bold(){フォールドカーボン}を使用しているため、YF-30よりも機体性能は低下している。(ただしVF-25よりは確実に上)
なお、YF-30の特徴であった強化型フォールドウェーブシステム、"F.D.R.(フォールド・ディメンショナル・レゾナンス・システム)"は同じくフォールドカーボンの採用に伴いオミットされている。
つまり[[マクロスシリーズ]]では珍しい[[ガンダム>RX-78-2ガンダム]]→[[ジム>ジム(MS)]]方式の量産化。

ペットネームの『ジークフリード』はドイツの英雄叙事詩『ニーベルンゲンの歌』の主人公から、『カイロス』はギリシャ神話の機会(チャンス)の神の名から取られている。

*バリエーション
**ジークフリード
戦術音楽ユニット・[[ワルキューレ>ワルキューレ(マクロスΔ)]]の護衛、支援を専門とする特殊部隊、&bold(){Δ小隊}が使用する特注仕様の機体。そのため必然的に主戦場は民間人も多数いる市街地となり、適切な装備が施されている。
また平時でもワルキューレのライブの際、バックダンサーとしてバトロイドでダンスを踊り、ファイターでエアショーも行うなど、戦闘以外の任務にも用いられる。
ちなみにコクピットには後部座席がある。ワルキューレのメンバーを乗せることが多く、彼女らの専用のパイロットスーツもある。

カイロスからの変更点は以下の通り。

・カイロスの機体色はほぼグレー1色だが、ジークフリードは配色が5機共異なり、非常に派手。これはライブでの見栄えだけでなく、戦闘時に避難する民間人に対し『ワルキューレとΔ小隊が来た』という安心感を与えるためである。

・主戦場である大気圏での機動性強化のため、前進翼を装備。上から見た時のシルエットは三角形、あるいは"Δ"型に見える。

・運用目的がワルキューレ及び周辺の民間人の護衛、ヴァール化した兵士の鎮圧であるため、極力被害を防ぐために火器の威力が低下している。そのため空中騎士団の機体との戦闘では火力不足に陥ってしまい、撤退を余儀なくされることも。

・基本的に脚部マイクロミサイルの代わりに小型無人飛行端末(マルチドローンプレート)、&bold(){MDP-001W シグナス}を装備する。ワルキューレの持つ端末からの操作が多いが、本機のエネルギーを使用して充電するのが主な役割。

・フォールドウェーブシステムの搭載。カイロスにはコストの都合で搭載できなかったが、本機には純度の高いフォールドクォーツが使われている。ワルキューレと作戦を共にするため、生体フォールド波を多く得られることから装備された。実際にその恩恵は大きく、劇中では[[ハヤテ・インメルマン]]と&color(red){フレイア・ヴィオン}の共鳴により、空中騎士団最強のエース、"白騎士"の駆るSv-262Hsを撃墜できる程に性能が強化されたことがある。

〔VF-31J〕
制宙支援機。Δ小隊の5番機。カラーリングは白地に&color(blue){青}。パイロットはΔ小隊の新入りで本作の主人公の[[ハヤテ・インメルマン]]。カメラアイは赤いバイザー型。頭部機銃は1門。ジークフリードの運用データを元に作られた機体で、5機の中では最も新しい機体。
ハヤテはAIのサポートとヘルメットの着用を嫌っているため、&font(#ff69b4){マキナ}と&color(yellowgreen){レイナ}を中心とするメカニックによって操縦系やコクピット周りに改修が加えられている。具体的には、緊急時にEX-ギアのヘルメットが自動装着される機能。惑星ラグナでの戦闘で、反応弾の爆発に巻き込まれかけた際に機能し、ハヤテは一命を取り留めた。余談だがこのシーンはかの有名な[[柿崎速雄]]のTV版での死亡シーンのオマージュ。

〔VF-31J改〕
消滅したVF-31JとVF-31Fの代わりに最終決戦にてハヤテに与えられた、VF-31Jの同型機。戦死したメッサーのパーソナルマークを引き継いでいる。
さらに黒いラインが入り、[超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか]版のVF-1Aを連想させる機体色になる。

〔VF-31C〕
戦術支援機。Δ小隊の4番機。カラーリングは白地に&font(#9B3B65){えんじ色}。パイロットはΔ小隊の紅一点、ミラージュ・ファリーナ・ジーナス。カメラアイは縦2列のバイザー型。頭部機銃は2門。バランスに優れた性能で、僚機のサポートを得意とする。

〔VF-31E〕
早期警戒・電子戦機。Δ小隊の3番機。カラーリングは白地に&color(gold){黄色}。パイロットはΔ小隊のムードメーカー、チャック・マスタング。カメラアイは緑色の単眼型。頭部機銃は2門。[[前作>マクロスF]]のRVF-25のポジションにあたる機体。専用の折りたたみ式レドームを装備しており、鎮圧ライブでは何とこれを&bold(){ステージ代わり}に使うこともある。

〔VF-31F〕
制宙支配機。Δ小隊の2番機。カラーリングは白地に黒。パイロットはΔ小隊のエース、メッサー・イーレフェルト。カメラアイは水色のツインアイ。頭部機銃は2門。メッサーの高い技量に合わせて高機動戦闘に対応している。
メッサーの死後、失ったJ型に代わってハヤテの乗機となる。先達の機体を若手の主人公が受け継ぐという展開は、[[超時空要塞マクロス]]で[[VF-1S>VF-1 バルキリー]]が[[ロイ・フォッカー]]から[[一条輝]]へと受け継がれた展開を思い出させる。

〔VF-31S〕
指揮官機。Δ小隊の1番機。カラーリングは白地に&color(green){緑}。パイロットはΔ小隊の隊長、アラド・メルダース。カメラアイはオレンジ色のバイザー型。頭部機銃は4門。まさしく隊長だけの特別仕様の機体で、指揮系統の強化と各種武器の威力向上が行われている。
ちなみに指揮官用の機体に"S"と付くのは歴代可変戦闘機の伝統。

**カイロス
こちらは純粋な戦闘と量産に特化した機体。劇中ではΔ小隊と同じくマクロス・エリシオン所属のα小隊、β小隊、γ小隊の機体として運用されている。
〔VF-31A〕
緑色の単眼型のカメラアイを装備。頭部機銃は1門。Δ小隊結成前にアラドが搭乗していた。

【追加装備】
〔スーパーパック〕
歴代可変戦闘機に採用される宇宙用装備。
上記の通りジークフリードはマイクロミサイルを装備しないため、本作ではマクロスシリーズの戦闘の華であるミサイルを使った戦闘はこの装備の時によく見られる。

〔プロジェクションユニット〕
宇宙空間や屋外でワルキューレの歌の効果を高める
ための特殊装備。マルチバーパスコンテナのおかげでスムーズな装備が可能。

〔フォールドブースター〕
[[VF-17>VF-17 ナイトメア]]以降おなじみの単体フォールドを可能とするための装備。ヴァールの発生現場への急行に役立っている。

〔アーマードパック〕
劇場版で&font(l){やっとこさ}登場した最早説明不要の重装ユニット。両腕部のガトリング砲、肩、胴、脚のミサイルなど今まで以上に射撃武装が充実している。さらに実弾だけでなく背部にはYF-29で完成されたMDEビーム砲を装備。そして機動性確保のための大型ブースターユニットを装備し、VF-25の物と同じく変形も可能という、あらゆる面で隙の無い性能を誇る。
劇中では最終決戦となる大規模戦闘に用いられ、S型、E型、A型が装備した。

〔リル・ドラケン〕
劇場版で装備。本来は敵であるSv-262用の無人支援戦闘機([[ゴースト>ゴースト(マクロスシリーズ)]])だが、&bold(){銀河標準規格}により、手を加えずに装備が可能。劇中では鹵獲されたVF-31Fに装備された。
ちなみにプラモデルで再現するには細かい改造が必要。


*商品展開
作品の放送に合わせ、様々な会社、様々なブランドで立体化された。特にプラモデルシリーズは&bold(){マクロスモデラーズ}という名で多数のブランドがある。

【バンダイ】
[[ガンプラ]]でおなじみの&font(l){変態企業}楽しい時を創る企業。低価格とハイクオリティを両立。

〔メカコレクション〕
手のひらサイズ、手頃な価格と作りやすさ、ハイディテールを両立したプラモデルシリーズ。
&bold(){唯一}無改造でΔ小隊全機が揃えられる。
ただし裏面はシールが付属せず&bold(){真っ白}なのでこだわる人は塗装が必要。

〔1/72スケールモデル〕
以前のシリーズでも発売された3段変形を再現したプラモデル。今作からバトロイド形態での&bold(){腰部の可動}と、変形のための&bold(){ロック機構}が使われ、以前からの不満点が解消された。
パッケージには各機のパイロットの他、ワルキューレのメンバーも描かれる。(J型→&color(red){フレイア}、C型→&font(#ff69b4){マキナ}、F型→&color(gold){カナメ}、S型→&color(purple){美雲})&color(yellowgreen){レイナ「解せぬ」}
残念ながらA型、E型は未発売。欲しい人は頑張って改造しよう。
スーパーパックは別売りのものとセット販売のものがある。
J型(マクロス35周年記念仕様)も発売中。

〔DX超合金〕
以前からおなじみのハイクオリティフィギュア。
こちらはE型&bold(){のみ}未発売。
付属品としてパイロットスーツ姿のワルキューレメンバーのフィギュアも付属。(1/72のパッケージと同じ組み合わせ。)&color(yellowgreen){レイナ「解せぬ」}
スーパーパックやリル・ドラケンと言った追加装備は別売り。

【ハセガワ】
航空機プラモの開発に長けた老舗メーカー。通称&bold(){飛行機のハセガワ}。
スケールは1/72。
造形は文句なしだが、組み立てには塗装と接着剤が必要で、可動も一切無しの玄人仕様。
A型、J型、C型、F型、J型(35周年仕様)が発売中。

【トミーテック】
実在の飛行機やエースコンバットシリーズの飛行機を発売している、『&bold(){『技MIX』}シリーズで登場。
A型、J型、C型、S型が発売中。
本シリーズは1/144という小ささでありながら何と&bold(){全パーツ塗装済み}。ただし接着剤は必要。変形機構は再現されていないが、別売りのファイター形態とバトロイド形態を組み合わせることでガウォーク形態を再現できる。

【アオシマ文化教材社】
&bold(){&color(red){まさかの美少女化}}。
近年の美少女プラモブームの波に乗ったものと思われるが、スナップフィットや色分けの細かさはあのバンダイにも匹敵する程の出来。
支援ユニットのVF-31本体と素体となる美少女に別れる形となっており、変形機構は2つが合体することで再現。

ファイター→分離状態のVF-31
ガウォーク→VF-31が差し替えで変形し、その上に美少女が跨る。
バトロイド→美少女とVF-31が合体し、パワードスーツのような形に。脚部はそのまま合体するが、腕部はサブアームのようになる。

素体の女の子もこだわった造形をしており、特にガウォーク形態を後ろから見ると…
とりあえず、&color(blue){&bold(){お前のような文化教材があるか。}}

*ゲームでの登場
***スーパーロボット大戦シリーズ
スーパーロボット大戦X-ΩにJ型、C型が期間限定で参戦。スーパーパックを常備している。

***マクロスΔスクランブル
PS Vita専用ソフト。タイトルがタイトルのため当然全機種が使用可能。劇場版公開前の作品なのでリル・ドラケンやアーマードパックは付けられないが。
初回封入特典や円盤の特典では機体に[[ワルキューレ>ワルキューレ(マクロスΔ)]]メンバーのイラストが描かれた痛車ならぬ&bold(){痛バルキリー}が使用可能。

***歌マクロス スマホDEカルチャー
A型以外の全機種を選択可能。ライブ中の『バルキリーモード』時に戦闘シーンを見られる。
2018年のエイプリルフールイベントでは&color(yellowgreen){レイナ}のイタズラによりなんとバトロイド形態のVF-31Jが
#center(){&color(red){&bold(){『ルンがピカッと光ったら』を踊り出す。}}}
まさに&color(blue){インメルマンダンス}。
モーションは使い回しのため物凄く&bold(){キレッキレ}であり、腹筋をやられてゲームオーバーになった人も多いはず。
追記・修正よろしくお願いします。

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#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
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- >5機の中では最も最新型 ←これ「頭痛が痛い」みたいで気になるので追記がてら直していい?  -- 名無しさん  (2018-09-08 19:03:16)
- ↑了解しました。よろしくお願いします  -- 名無しさん  (2018-09-08 19:33:42)
- ↑というわけで修正しました。あとこっちは事後報告で申し訳ないが「1命を〜」も漢数字に直しました  -- 名無しさん  (2018-09-08 19:55:29)
- アーマードパックはE型も装備してましたよ…  -- 名無しさん  (2018-09-09 11:38:08)
- ワルキューレを乗せる機体がジークフリードってのは一級の皮肉だろうか。元ネタが同じシグルズはワルキューレに関わって破滅へ一直線だったわけだが…  -- 名無しさん  (2018-09-09 12:04:46)
- 全機とあるがメカコレはA型出てない件、あと大体シリーズの末期に出たせいかA型はプレミアついてるの多いよな  -- 名無しさん  (2018-09-10 10:56:59)
- カイロスの性能はクォーツ使ってないからジクフリやドラケンに劣るけどVF25と同等なんだよな。  -- 名無しさん  (2018-11-18 18:21:17)
- ↑ 最高速度はマッハで0.5ほど早いんだよな。まあパイロットの技量次第で何とかなるけどね。  -- 名無しさん  (2018-11-28 19:24:34)
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