泉七羽(仮面ライダーアマゾンズ)

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泉七羽(仮面ライダーアマゾンズ)」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2019/07/18 Thu 14:33:10
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 11 分で読めます

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#center(){&font(#afdfe4){心配してないと思うの?仁が出てく時…私が何とも思わないと思う?}}




&ruby(いずみ){泉} &ruby(ななは){七羽}は[[仮面ライダーアマゾンズ]]の登場人物。
Season1の2人いる主人公の内、&color(LIME,red){『野生』}側の主人公である[[&color(LIME,red){&bold(){鷹山仁}}>鷹山仁/仮面ライダーアマゾンアルファ]]サイドのメインヒロイン。




演:東亜優



#contents()


*概要

25歳(Season1) → 30歳(Season2)。
仁のパートナーの女性。
社会的にはヒモである仁を経済、身体ケアなどの様々な面でサポートしている。
具体的にはどんなことをしているのかというと……。

・仁の養鶏、菜園の手伝い。
・戦闘後に疲弊した仁の体力回復の為の料理作り。
・駆除班のトラックに情報収集用の盗聴器のセット。
・有事の際の仁の救出。
・薬草等による仁の負傷部の治療。

など、様々な形で仁を献身的に支えている。こういった経緯から仁も彼女には頭が上がらず彼女の事を「七羽さん」と呼んでいるが、ごくたまに呼び捨てで呼ぶこともある。
また戦いに赴く前にお守り替わりとして「いってきます」のキスをしている。



アマゾンとなった為に働くことのできない仁を経済的に支えているのだが、&bold(){作中で何かしらの仕事をしている描写が一切ない。}
また仁の「金ないけど」という発言からさほど大きい稼ぎの仕事ではない模様。何かしらの家で出来る内職の様な物だろうか?&footnote(野座間製薬の内部構造を仁から聞くまでは知らなかったと取れる発言をしていたところから少なくとも野座間製薬での職歴やそこでの仁との交流はない事は推測できる。)

そもそも10歳以上年の離れた仁とどうやって出会ったのかなども作中では明かされていない。七羽曰く「(仁は)泣いてた私のそばにいてくれた」らしいが……。


仁はバイクでの移動が一般的だが七羽はピックアップトラックでの移動が主。
駆除班達の前に荒っぽいアクセルワークで現れ、仁を回収しながら去っていく姿はかなりワイルド。


アパートの部屋は菜園と鶏小屋のある屋上に続く階段がある。部屋にはどことなく[[クスクシエ>仮面ライダーOOO]]を連想させるような民族風のインテリアなどが多くあり、本人もそういった服でいる事が多い。


性格は基本的にリアリストで仁の野生的な生き方に共感している。
また仁が鈍いのか七羽が鋭いのか、彼の考えていることなどは基本七羽にはお見通しである。
一方で[[&b(){&color(red,springgreen){水澤悠}}>水澤悠/仮面ライダーアマゾンオメガ]]の「誰かを殺すくらいなら殺された方がマシ」という優しい考えも悪くないとしている&footnote(ただし現実を見ていない絵空事じみた発言である事に呆れを多少見せてはいる。)


そんな彼に七羽は仁が持っていたアマゾンズドライバーの予備を「喰われないで抵抗する為(=自力で生き残る為)の力」として与えたことで「仮面ライダーアマゾンズ」の物語は大きく動き出す…。



*本編での行動
 
 
以下ネタバレ注意。
 
 
**Season1


作中では一貫して「戦いから帰ってきた仁の介抱」、「有事の際の仁のサポート」という立ち位置でいる一方で、悠には自分の力で生きるにはどうするのかを教えたり、戦いに身を投じて彼を心配し、戦いから解放しようとする[[美月>水澤美月(仮面ライダーアマゾンズ)]]にも&font(#afdfe4){「一度人に牙をむいた獣はね?二度と元には戻らないのよ。」}と諭している。


そんな傍目からは異質に映る仁と七羽の日常だったがトラロックの話が出てきたことで事情は変わっていく。
アマゾンの大量駆除が短時間でできるという理由でトラロックを肯定する仁。
しかしアマゾン細胞をこの世に生み出した者の責任として自分も毒の雨の中に倒れる覚悟をしているため、七羽とも別れなければならない。
一人旅を勧めることでそれとなく今生の別れを告げる仁だったが、七羽はその思惑に気が付いていた為、Episode13「M」にて悠との激闘でボロボロになった仁のもとに駆け付け、彼にやさしく寄り添ったのだった。



&b(){&color(lime,red){あれ?一人旅は?}}


&font(#afdfe4){……来てほしかったんでしょ?}


&b(){&color(lime,red){……ハハ……七羽さんは何でもお見通しだ……!}}

&font(#afdfe4){まったく……バカなんだから!}




**Season2



3月に配信されたSeason2のPV動画だが、悠・美月は最初から登場し、仁も放送直前の最新版PVにて登場。


&font(#ff0000){しかし七羽はキャスト欄にクレジットこそあるもののPVには一切出てこない。}
またSeason2の主人公である[[&b(){&color(red,blue){千翼}}>千翼/仮面ライダーアマゾンネオ]]が母親のことを思い出すシーンの中で出てくる女性は&font(#ff0000){どことなく彼女に似ている。}

仁と連れ添っているわけではないようだが一体彼女はどこへ消えたのか……



#openclose(show=空白の5年間){
彼女自身の初登場はEpisode7「THE THIRD DEGREE」のラストだったが、[[Episode8「UNDER WRAPS」>UNDER WRAPS(仮面ライダーアマゾンズ)]]にてseason1以降の動向が語られた。

詳しくは当該項目を参照してほしいが、七羽はトラロックの薬剤の影響で度々正気を失う仁を元の部屋に置いておくわけにはいかず、アパートを引き払って野宿をしながら生活していた。
しかし仁の精神崩壊は時折七羽本人を認識できなくなることすらあり、仁は狂気のままに彼女に襲いかかることもあった。
正気に戻った後にすぐに仁は謝罪し、七羽も&font(#afdfe4){「大丈夫」}とそれを受け入れる。
だが、トラロックの薬害は良くなる傾向が見えず、ある時仁は&font(#ff0000){狂気のままに七羽に飛びかかり彼女を押し倒す……}


滅びへと近づくような日々を送る2人だが、ある日仁が目を覚ますと何故か意識が元に戻っていた。
しかし逆に七羽の体に異常が起きていた。


&font(#ff0000){そう、彼女は仁との間に子供を授かっていたのだ。}


&b(){そしてこの子供こそが千翼である}。
しかしアマゾン細胞を持つ仁がアマゾンを増やしかねないような行為に及ぶわけがない。
仁は自分がとんでもないことをしたことに戦慄しながら……


&b(){&color(lime,red){なんで……なんでそんな奴についてきた!!}}

&b(){&color(lime,red){動くなッ…!}}

&b(){&font(#afdfe4){ずっと、泣いてるのが分かったから。ほっとけないでしょ?}}


七羽は「いいお母さんになる」と言って、新しい命を受け入れようとしていた…
が、仁はアマゾンの子ならば例外なくその命を刈り取るつもりでいた。

それを見越していた七羽は彼が頼った星埜始、そして仁の存在を感知してやってきた悠にあることを依頼した。


それは端的に言えば&font(#ff0000){仁の説得と時間稼ぎ}。
千翼が生まれた後、七羽は急いで病院から千翼を引き取り、廃墟の中で幼い千翼と隠れ住んでいた。
始・悠はなんとか仁に千翼殺害を思いとどまるように働きかけるが、仁は頑として譲らない。
最終的に悠と仁の戦闘の中、悠が仁の目を負傷させ、追跡を困難にさせた事で七羽は千翼と共に過ごす時間を得たのだった。


歯の発育のスピードなどに異常さを感じる七羽だったが、愛する息子・千翼との時間を楽しく過ごしていた。
が、食人衝動&footnote(赤ん坊の時に七羽に嚙り付いた際に滴った血の味を覚えたような描写がある。)に駆られた千翼が七羽に嚙り付こうした際に、アマゾンを駆除しに来た[[4C>特定有害生物対策センター/4C(仮面ライダーアマゾンズ)]]によって保護され、&font(#ff0000){この際七羽は謎の腕に襲われている}
(この時の記憶が曖昧だった為、千翼は&b(){&color(red,blue){「自分が母(七羽)を食ってしまったのではないか?」}}と思うようになっている。)


と、ここまでで七羽のseason2に至るまでの動向は明かされたが、現在の七羽は行方どころか生死すらも明確にされていない。

その後千翼自身が&font(#ff0000){溶原性細胞のオリジナル}であることが明らかとなり、凍結処分時に[[&b(){&color(yellow,black){イユ}}>イユ/カラスアマゾン]]を「欲しい」と思ったことで暴走し、多数の4C隊員が殺傷された中で胴体を真っ二つにされた野座間製薬のスパイだった加納は最期の力(口調がいつも通りなのでそうは見えないが)で令華に報告をしていた。


&bold(){ただし一点、不確かな為に橘局長にはまだ報告していなかったことが……。}


&b(){オリジナルは……&font(#ff0000){「1体ではない」}かも…。}




}




#openclose(show=現在の七羽は…){


加納の見立ては間違っていなかった。
&font(#ff0000){オリジナルは全部で2体存在し、千翼以外のもう1人のオリジナル。それこそが七羽だったのだ}。


&b(){&font(#afdfe4){クラゲアマゾン}}として覚醒しており、「身体を透明化する能力」「鋭い触手による刺突能力」等のアマゾンの能力をふるっていた。
また泣いているようにも見える顔の部分にうっすらと七羽の顔が映ったり、背中に触手を集めてできたかのような虹色の翼が現れることもある。
理性はほとんど失われており、自分に攻撃してくるものには容赦なく襲いかかるが、戦闘で圧倒した悠にとどめを刺そうとした際に美月が七羽の名を叫んだことで攻撃をやめて退散するなど、七羽の意識が完全に消えているわけではないようだ。
またアマゾンとなっても、仁には彼女の匂いが分かるらしい…。
アマゾン細胞の感染ルートについては感染元が仁なのか、胎児の頃の千翼なのか等は明かされておらずいつアマゾンとして覚醒したのかも不明。
悠は&b(){&color(red,springgreen){「母親の七羽さんに影響がないわけがなかった」}}と七羽のアマゾン化について考慮しなかったことを後悔するような言葉と共に&b(){&color(red,springgreen){「(千翼ではなく)七羽さんが先に感染した可能性すらある」}}と、感染ルートについて予想している。


ちなみに七羽は自分の体が人でなくなりつつある自覚はあったようで、隠れ家として使っていた倉庫の壁に「6枚の虹色の羽を持った幼子のような天使」の絵を描いており、
仁に「自分と千翼が人ならざる存在として多くの人を傷つけるようになったら(天使のいるあの世へと)送ってほしい」という旨のメッセージとして残していた。
もっとも仁は未だに目がよく見えておらず、翼にはあまり意識を向けず、幼子の方を見て「千翼だけを指している」と解釈したようだが。


人をアマゾン化させるのに必要な存在として[[マモル>マモル/モグラアマゾン]]に匿われていたが、オリジナルを倒すためにやってきた旧駆除班メンバー(+美月)に触手攻撃を行い、志藤の腹をぶち抜いて彼に重傷を負わせた。

その後圧裂弾によって隠れ家を破壊させられたため、アマゾンの本能から放浪を始める。

悠との戦闘やボロボロになった仁との邂逅&footnote(仁はこの時はクラゲアマゾン=七羽とは気が付かず、戦闘態勢に入るもなぜか七羽の匂いがすることに動揺し、彼女を追ってきた悠と美月に真相を明かされる。)を経て、どこかの海の砂浜……Season1のラストでは仁を優しく介抱する側だった海岸にて、とうとう仁と相対する……。


}



#openclose(show=再会と悲劇の果てに){



&b(){&color(lime,red){&color(whitesmoke){この眼}で良かったと思ったのは初めてだ……見たくないからなぁ!}}


&b(){&color(lime,red){けど……「匂い」だけはどうしようもない……。}}


&b(){&color(lime,red){アアアアアァァァ、マアアァァァ……ゾオオオオオォォォォォン!!!}}


&b(){&color(lime,red){アアアアアアアアァァァァァァァアアアアアアアア!!!!!}}


自分のせいで起きてしまった惨劇と愛する者との悲しすぎる再会。
仁は絶望と後悔の叫びをあげながらクラゲアマゾンとの戦闘を開始する。


&b(){&color(lime,red){なんでそんな奴についてきたぁぁぁぁ!!}}


触手の刺突で仁を圧倒しようとするクラゲアマゾンだが、仁も怯まずに突っ込んでくる。
そこにオリジナルを追ってきたマモル、そしてそのマモルを追ってきた駆除班も戦闘に加わり、仁は邪魔をしてくるマモルに標的を変えその間にクラゲアマゾンは仁を援護する駆除班4人と戦闘に。


モグラアマゾンを蹴散らした仁は再びクラゲアマゾンを攻撃し始め、遂に彼女の腹を貫き、大ダメージを与えた。
そして駆除班も福田が4Cから持ってきた圧裂弾をクラゲアマゾンに撃ちだす。


弾はオリジナルを庇ってきたマモルによって軌道がずれて地面へ。
しかし圧裂弾は爆発すれば周囲がえぐれるほどの威力がある為、軌道からずれても爆発に巻き込まれればほぼ確実に死ぬ為、この時点でオリジナルとの決着は既についたのだった。


爆心近くにいる仁と七羽だったがこの時仁は不思議な場所にいた。
精神世界のようなところでアマゾンの姿ではない七羽とともにいるのだ。

&b(){&font(#afdfe4){仁。……ごめんね。}}


&b(){&color(lime,red){……なんで……?}}


&b(){&font(#afdfe4){最後にわがまま、聞いてもらった。}}


七羽の背中にあの虹色の翼が現れる。
その瞬間、仁はあの「絵」の真意を理解したのだった。


&b(){&color(lime,red){そうか、あれは七羽さんでもあったってわけか!…やられたな!}}


七羽は千翼のことを告げて彼を「いいお父さん」と優しく告げた。
涙を流す仁。すると突然七羽は翼を翻して仁の背中を押した……。



&font(#ff0000){七羽は最期の力で仁を爆炎から庇い、彼を生き延びさせ、自身は圧裂弾の爆炎の中でその命を散らしていったのだ……。}

その後「もう1人のオリジナル」である千翼も生き延びた仁と、4Cでの激闘から追ってきた悠との戦いで命を落としたが、その場所はかつて七羽が千翼と隠れ住むのに使っていたあの「絵」がある倉庫の前だった。

&font(#ff0000){死闘の後に2人が置いたのか、倉庫の中には彼女が描いた絵の天使に見下ろされながら千翼・イユのネオアマゾンズレジスターと七羽のストールが置かれていた……。}

}




**劇場版

#openclose(show=映画版ネタバレ注意。){

Season2から2年の歳月が経った[[仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判]]では既に故人となっているため直接の登場はないが、切子聖園に拘束されている仁の前に幻想のような姿で現れる。
仁は&b(){&color(lime,red){「俺を置いてくからこうなるんだ」}}(season2ラストで自分だけ死なせてくれなかったことに不平をつぶやいていた。)と返したりしている。


その後もたびたび幻影として仁の前に現れたのちに、悠との最後の死闘で腹をぶち抜かれて致命傷を負って倒れている仁のもとにやってきて優しく寄り添う。
仁はそんな七羽に&bold(){&color(lime,red){「これで良かったんだよな。」}}と呟き、そして…


&b(){&color(lime,red){やっと言える……『ただいま』}}


&b(){&font(#afdfe4){…おかえり。}}



仁はアマゾンを殺しきれないことへの未練ではなく七羽のもとに行ける喜びを述べて安らかな顔で眠りにつき、七羽もそれに優しく答えた。&footnote(ちなみにこれが劇場版における七羽の唯一のセリフである。)。


}





*余談
・彼女を演じた東亜優は[[仮面ライダードライブ]]にてジャッジ・ロイミュードの被害者遺族の1人である岡島秋絵役で18話・19話にゲスト出演している。

・劇場版は通常版である2D版とシーンに応じた座席稼働や匂い等の演出を施した4DX版があるのだが、4DXにおける七羽の登場シーンでは芳香が出ており、それがSeason2で仁がたびたび言っていた「七羽の匂い」なのではないかと話題になった。

・役回りに関しては劇中の展開を鑑みれば、『[[真・仮面ライダー 序章]]』のヒロインである[[明日香愛>財団(真・仮面ライダー 序章)]]のオマージュとも言える。





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#openclose(show=▷ コメント欄){
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- 俺は連れてかないとか厳しいのは相変わらずだな・・・・  -- 名無しさん  (2019-07-18 15:40:12)
- ななはさーん  -- 名無しさん  (2019-07-18 16:58:31)
- 一条さん、橘さん、響さん、名護さん、伊達さん等々の偉大な先人達同様、個人的に何だかさん付けして呼んでしまう人  -- 名無しさん  (2019-07-18 17:16:36)
- ここまで悲しい運命を辿った仮面ライダーのヒロイン(?)は他にいないだろ…劇場版のラストで本当に二人で救われたんだと信じたい  -- 名無しさん  (2019-07-19 10:21:54)
- 総じていい女  -- 名無しさん  (2022-08-05 22:42:18)
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