&font(#6495ED){登録日}:2020/06/04 Thu 23:54:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 当項目では&bold(){舌を武器にする}ものや&bold(){その用途}について説明する。 *現実世界における舌と創作世界における舌 本来舌というものは多くの生物にとって味を感じたり食物を飲み込むために 必要な器官に過ぎず、 そもそも&bold(){生物の急所の一つ}である。 特に人間にとっては食べ物を飲み込んだり味を感じたりするのに加えて言葉を話すために必要かつ重要な器官であり、 事故や病気などで失おうものなら&bold(){食事に支障が出る}し&bold(){言語に不自由が出る}ようになってしまう。 その中で&bold(){舌を捕食に使う生物も存在}しており、中でも有名なのは[[カメレオン]]やカエル、アリクイ等で 実際に長い舌を使って獲物を捕食する際に使っているがあくまで捕食器官であり、 舌それ自体に攻撃力は全くなく、寧ろ急所である事に変わりはない。 しかしそんな舌も創作の世界においてはその限りではなく、 &bold(){舌を武器にするキャラクター}が登場する。 創作においては先述したカメレオンやカエル、アリクイといった長い舌を持つ生物をモチーフとしたキャラが この武器を持ち合わせていることが多い。 その用途も人間などを含めた生物を捕食する際に使うだけでなく、長い舌であれば&bold(){相手を締め付けたり}、それほど長くなくとも&bold(){舌が酸を帯びていて}舐めて攻撃したりといったことに使われることが多い。 また、稀ではあるが舌自体が&bold(){血などを吸い取る捕食器官}となっていたり、 舌にさらに口が存在していて&bold(){勢いよく飛び出させて攻撃}するケースもある。 だが武器に使うとはいえ現実世界の生物同様&bold(){急所であることは変わらない}ことが多く、 締め付けなどで相手を追い詰めたつもりが逆に舌を切断されるなどして 一気に劣勢になってしまうという展開はザラである。 その意味で舌は相手を殺傷するというよりも精神的な意味で 相手にダメージを与えるといったものが正しい使い方かもしれない。 *舌を武器にするキャラクター **漫画 -&bold(){[[鬼太郎>ゲゲゲの鬼太郎(キャラクター)]]}([[ゲゲゲの鬼太郎>ゲゲゲの鬼太郎(原作)]]) リモコン下駄やチャンチャンコなど先祖伝来の品が敵に奪われそうになると「カメレオン舌」が巻き付いて取り返す。 作中ではリモコン下駄を奪ったまくら返しをグルグル巻きにした。 -&bold(){[[桃白白]]}([[ドラゴンボール>ドラゴンボール(DRAGON BALL)]]) ご存じ初期ドラゴンボールにおける凄腕の殺し屋。 ブルー将軍を処刑する際にベロで殺して見せようと宣言、 実際に舌でこめかみを貫いて殺害している。 -&bold(){トード}([[X-MEN]]) 同作に登場する敵のミュータントの一人。 &ruby(ヒキガエル){トード}という名前の通り長い舌を持っており、戦闘時にはこれを武器に使う。 -&bold(){寿老人}(暁!!男塾) [[ソドム七福神軍団]]の一人で、元[[神拳寺]]の修行僧。舌を長く伸ばす神拳寺超究極奥義・&ruby(ぜっとうきょう){舌濤驚}を使う。 -&bold(){[[蛙吹梅雨]]}([[僕のヒーローアカデミア]]) 蛙の個性を持つため、舌を長く伸ばして攻撃する事も可能。まんまトード。 -&bold(){&ruby(ゾンビ){屍生人}の一部}([[ジョジョの奇妙な冒険]]) 吸血鬼・屍生人は人間以上に随意的な肉体操作が可能となっている。舌もその対象のようで、第1部のアダムスさんがポコを狙って舌を伸ばしてきたことがある。 関連があるかは不明だが、[[ジャスティス>エンヤ婆(ジョジョの奇妙な冒険)]]の操る死体に[[ポルポル>ジャン=ピエール・ポルナレフ]]に尖った舌を飛ばしてきた個体がある。 -&bold(){[[トーキング・ヘッド>トーキング・ヘッド(ジョジョの奇妙な冒険)]]}(〃) 他人の舌と[[&font(#0000ff){一体化しないで}>嘘]][[&font(#0000ff){本当のことをしゃべらせる}>嘘]]スタンド能力。 [[&font(#0000ff){近距離パワー型}>遠隔操作型(ジョジョの奇妙な冒険)]]なので[[&font(#0000ff){ナイフを動かす以上のパワー}>嘘]]がある。 -&bold(){世の中ナメ郎}([[ボボボーボ・ボーボボ>ボボボーボ・ボーボボ(漫画)]]) ペロペロキャンデーを一舐めで消滅させる吸引力とスピード(&font(#ff0000){秒間5000回})の舌を操る「レロレロ真拳」の使い手。 単純に舐め殺したり、舌を延長させて縛ったりいなしたり、舐めた部分に追加効果を与えたりの技が特徴。 使用時はすごい[[顔芸]]。 -&bold(){三虎}([[トリコ>トリコ(漫画)]]) 舌を太く長く伸ばし、舌に触れたものを一瞬で消滅させる能力を持つ。 「触れたもの」とは物体のみならず空気すら例外ではなく、舌が通った跡は一瞬で真空状態となる上、 舌が通った場所には触れた物体を一瞬で喰らい消滅させる奥義&bold(){王食晩餐・ハングリースペース}が発生、 例え舌そのものを躱しても真空空間に触れてしまえば対象の味を覚えた空間そのものが対象を追尾し始める。 しかもハングリースペースは不可視であるため、戦闘が長引けば戦場には無数の目に見えない即死トラップが散らばり続ける事になる。 -&bold(){キャベツ}([[コロッケ!]]) またしてもカエルの特徴を持ったキャラクター。 舌の先端を丸めた状態で勢いよく長く伸ばす事で打撃を見舞う技「びよーんパンチ」を始めとした、長い舌を活用した技を持つ。 **小説 -&bold(){お戒}(自来也忍法帖) キスを介して相手の舌を男根に変えさらにその舌でキスするとお口が女陰になってしまいさらにその口を見る相手を発情させる迂遠な忍法「舌轆轤」を用いるくノ一。 -&bold(){ルフィナお貝}(外道忍法帖) キスした瞬間に舌を切り離し相手を窒息させる忍法「とかげ舌」を用いるくノ一。 -&bold(){虫籠右陣}(忍びの卍) 舌で舐めた女体の感度を女陰並にして色狂いに変える忍法「ぬれ桜」を持つ忍者。[[感度3000倍>対魔忍アサギ]]みたいなもん。 なお登場作品「忍びの卍」自体は&bold(){エロゲーのノベライズとかではない。}60年代の新聞の連載小説である。 **ゲーム -&bold(){[[ヨッシー>ヨッシー(マリオシリーズ)]]}(マリオシリーズ) ご存じ任天堂が誇るマリオシリーズにおける代表的なキャラクター。 設定上は恐竜なのだがカメレオンのように長い舌を持ち、 これで相手を飲み込んでタマゴにしたり飲み込んだ敵を利用して 火を噴いたりすることが可能である。 -&bold(){[[ベロリンガ・ベロベルト>ベロリンガ/ベロベルト]]、[[カクレオン]]、[[ゲッコウガ]]}(ポケットモンスターシリーズ) ベロリンガはポケモン界におけるザ・舌なポケモン。 長い舌を持ったピンク色のサンショウウオのような姿であり、これを相手に巻き付けたり舐めたりして攻撃する。 ダイヤモンド・パールでは進化系のベロベルトも登場している。 カクレオンはカメレオンがモチーフで、姿を背景に溶け込ませる「へんしょく」が注目されがちだが アニメなどのメディアでは舌を伸ばして巻きつけるなどして攻撃する描写も多く、ゲームでもベロリンガ同様「まきつく」等を覚える。 ゲッコウガは蛙と[[忍者]]をモチーフにした人気ポケモン、マフラーのようなものは首に巻き付けた舌である。 設定上や演出上では舌を武器に使うことは少ないが「したでなめる」等の技もちゃんと覚える。 スマブラでもちょっとだけ攻撃に使うほか、映画『[[名探偵ピカチュウ>名探偵ピカチュウ(映画)]]』では天井から忍び寄り舌で絡め取るという忍者らしい使い方をしていた。 舌技としてそのものズバリ上記の「したでなめる」というわざもあり、威力が低いが確率で麻痺させられるためストーリーで使われると結構鬱陶しい。 上記以外にもカビゴンやヒメグマ系統など意外と色々なポケモンが覚える。特にゴース系統が使うイメージが強いだろう。 なお初代世代では威力固定のナイトヘッドを除き、&bold(){ゴーストタイプの技がこれしかなかった。} %%ちなみに青版ですごい形相で舌を出してるゴルバットはしたでなめるを覚えない%% 余談だが、アリクイモチーフかつ「ほのおのムチ」というわざを持っている[[クイタラン]]だが 実は「舌のように使う炎」であって舌そのものを武器にしてる訳ではなかったりする。エンニュートがどう使っているのかは不明。 -&bold(){チリー・ウィリー、チリー・ビリー}(バンジョーとカズーイの大冒険2) ホットアイスやまに住んでいるドラゴンの兄弟。 それぞれ氷、炎と属性が違うがある程度追い詰めると舌で攻撃してくる。 ちなみにどちらかを先に倒すと残った方の舌の攻撃が早くなるという特徴がある。 -&bold(){[[バルラガル]]}(モンスターハンターフロンティア) 他のモンスターやプレイヤーを捕食するモンスターがいるが血を吸うタイプも存在する。 このバルラガルはその吸血するモンスターの一種だが噛みついて吸うのではなく、 長い舌を伸ばして標的に突き刺してそこから吸い取るのである。 その意味では後述するギマイラと同じ用途といえるかもしれない。 -&bold(){[[スエゾー>スエゾー(モンスターファーム)]]、[[バクー>バクー(モンスターファーム)]]}(モンスターファームシリーズ) おなじみシリーズの顔である黄色い目玉と巨大な犬のモンスター。 それぞれ技「ベロビンタ」を覚える。見た目に反してどちらも威力が高い大ダメージ技。 ビンタの仕方がそれぞれ違い、スエゾーは左右に振って、バクーは上下に振ってビンタする。 またスエゾーの方はガッツダウン技である「なめる」を覚える。 -&bold(){リッカー}([[バイオハザード2]]以降) 「舐める者」という名前の這ってくるクリーチャー。 名前通り長い舌が特徴だが、槍のように突き刺したり天井から巻き付けてきたりといった攻撃法がある。別に舐めてはこない。 **実写作品 -&bold(){[[エイリアン>エイリアン(『ALIEN』シリーズ)]]}(エイリアンシリーズ) ご存知宇宙生物。 舌の先にインナーマウスと呼ばれる第2の口がついており、勢いよく飛び出させて攻撃に使う。 その威力は高く、人間の頭部程度なら頭蓋骨ごと簡単にぶち抜くし、プレデターのマスクにすら穴を開ける破壊力である。 -&bold(){サボテンダー}([[ウルトラマンA]]) サボテンとハリネズミの合体超獣。 長く伸びる舌を持っており、小型時はこれを伸ばして焼き鳥を盗み食いしたり、巨大化時はエースの首に巻き付けて苦しめた。 が、エース相手にそんな切ってくれといわんばかりのものを出したのが運の尽き。ダブルビームで口元からきれいに焼き切られてしまった。 -&bold(){ブラックガロン}([[ウルトラマンレオ]]) 恐怖の円盤生物第5号。 長く伸びる舌をレオの首に巻き付けたりして苦しめた。 しかし最大の急所でもあり、レオチョップで舌をぶった切られると、そのまま苦しみながら爆死してしまった。 -&bold(){ガビシェール}([[ウルトラマン80>ウルトラマン80(作品)]]) ウルトラシリーズでは毎度おなじみなオイル目当てでコンビナートを襲う怪獣の一種。 200mも伸びる管状の長い舌を使ってコンビナートを地底から襲ってはオイルを吸い取っていた。 作中ではオイルを吸い取るだけでなく80の首を締めあげるのにも使ったが舌を武器にする者の宿命か 弱点でもあったようで切断されて弱体化してしまった。 -&bold(){[[ギマイラ>ギマイラ(ウルトラ怪獣)]]}(ウルトラマン80) 複数に枝分かれした長い舌を使い、島の住民の血を吸い取っていた。 後に『[[ウルトラマンタイガ]]』に再登場した際には血ではなく人間の持つ夢を吸い取るという設定に変更されている。 -&bold(){トロンガー}([[ウルトラマンダイナ]]) 『ウルトラマンダイナ』に登場した怪獣。 心臓を破壊されない限り死なないとされるほどの不死身の生命力を備えた怪獣で非常に執念深く、 作中では自分を傷つけた異星人チュラサを殺害している。 手から放つ光線や後頭部の触手などを使うが最大の武器は強酸を帯びた舌でこれを勢いよく飛び出させて攻撃する。 見た目は[[某狩猟宇宙人>プレデター(異星人)]]だが能力的に言えば上記のエイリアンのようである。 -&bold(){[[ディノゾール>ディノゾール(ウルトラ怪獣)]]}([[ウルトラマンメビウス>ウルトラマンメビウス(作品)]]) 『メビウス』最初の怪獣。 その舌は「断層スクープテイザー」と呼ばれ、長く伸ばすことで宇宙空間の水素をかき集めて食料とする。驚くべきはそのスケール。長さはなんと&bold(){1万m}。それでいて太さは僅か&bold(){1オングストローム(0.0000001mm=1千万分の1mm)}しかない。見えねえよ。この舌を振り回して辺りの物体を切り刻むことから「宇宙斬鉄怪獣」の名を持つ。 一度倒されてから復活した「ディノゾール リバース」は頭が2つに増えた為、断層スクープテイザーも2本に増えた。 -&bold(){[[死神カメレオン>死神カメレオン(ショッカー怪人)]]}(仮面ライダー) 舌を武器とするライダー怪人の第1号。設定上は、先端が鋭い刃になっているという。 『仮面ライダー』では他にも、長さ15m(1.5mとも)の帯電した舌を持つ[[毒トカゲ男>毒トカゲ男(ショッカー怪人)]]や、高熱の舌を相手に巻き付けて融かす[[イモリゲス>イモリゲス(ショッカー怪人)]]がいる。どいつもこいつも作中では「長い舌を武器にする」以上の描写が無かったけどね。 -&bold(){ガメレオジン}([[仮面ライダー(新)]]) スカイライダーと最初に戦ったネオショッカーの怪人。 口から舌を伸ばしてスカイライダーの首に巻き付けて動きを封じ、 その隙に戦闘員のアリコマンドが四方から襲いかかるという珍しい連携を披露した。 そしてこの時に「話し合いは終わりだ!これからは、殺し合いだ!」 「(改造された)そんな姿でどう生きていく?死んだ方が身のためだ!」という名台詞を残す。 新しいアクションと怪奇路線への復古という初期の番組としての 『仮面ライダー(新)』がどのような方向性だったかを示した存在とも言えるだろう。 -&bold(){[[メ・ガルメ・レ]]}([[仮面ライダークウガ]]) [[グロンギ族]]のカメレオン種怪人。ゲゲルや戦闘時には長い舌を使用する。この舌は先端が吸盤になっており、これでリント(人間)を高所へ吊り上げてから頸を折って殺していた。 [[ヒーローズ版>仮面ライダークウガ(漫画)]]では舌先が鋭くなっているらしく、突き刺す・切り裂くといった使い方をした。力も強く、[[ズ・ザイン・ダ]]を雁字搦めにして締め上げ、全身骨折させて殺した。 追記・修正は舌を伸ばしてからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - トリコのラスボスと、モンスターファーム の一部モンスター -- 名無しさん (2020-06-05 00:19:47) - リッカーがいない・・・ -- 名無しさん (2020-06-05 00:26:48) - 世の中ナメ郎とかいうメインウェポンにしてるのご存じない?なお途中から使わんもよう -- 名無しさん (2020-06-05 00:29:51) - 暁男塾の寿老人も舌使い -- 名無しさん (2020-06-05 00:41:12) - スピーシーズのイメージが強い -- 名無しさん (2020-06-05 00:53:55) - マテリアル・パズルのエイキはここに書いて大丈夫かな。舌を使った必殺技があるけど、メインが足技なんだよな -- 名無しさん (2020-06-05 02:36:10) - 舌が武器と言ったらリッカーだろ!! -- 名無しさん (2020-06-05 03:49:12) - 梅雨ちゃんは入るかな? -- 名無しさん (2020-06-05 07:03:08) - 現実だと猫とかヤギあたり中々強力 -- 名無しさん (2020-06-05 08:25:58) - トリコの三虎は多種多様な舌技の使い手。 -- 名無しさん (2020-06-05 08:38:37) - 実写トードは伸びる舌、口から吐く粘液、壁貼り付きと地味な能力ばっかなのに、トリッキーに立ち回って格好よかったなぁ -- 名無しさん (2020-06-05 08:57:16) - ウルトラ怪獣ならディノゾールだな、1万メートルとかいうあれを舌と呼んで良いのか議論の余地があるか -- 名無しさん (2020-06-05 09:08:47) - 昭和ウルトラマンに迂闊に舌攻撃なんかしたら大体が部位破壊の犠牲になるんだ……。 -- 名無しさん (2020-06-05 09:38:21) - 迂遠な忍法で笑った -- 名無しさん (2020-06-05 10:22:07) - 迂遠というかそれどういったタイミングで使うんだよ… -- 名無しさん (2020-06-05 10:28:23) - 右陣の説明を見てエロゲかと思ったらエロゲじゃなかった。でもエロゲで探したら同じようなのありそう。 -- 名無しさん (2020-06-05 10:31:21) #comment(striction) #areaedit(end) }