&font(#6495ED){登録日}:2020/09/24 (木曜日) 23:22:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&sizex(5){&b(){&font(#4169e1,#cccccc){我々バイラムは…裏次元を征服し、この第3次元に辿り着いた!}}} &sizex(5){&b(){&font(#4169e1,#cccccc){お前達の俗悪なる文明を破壊し!我がバイラムは新しい理想郷を築くだろう!!}}}} 次元戦団バイラムとは「[[鳥人戦隊ジェットマン]]」に登場する[[悪の組織>スーパー戦隊の敵組織]]の名称である。 *概要 &bold(){「あらゆるものの始まりと終わりを支配する者」「神」}を名乗り、裏次元を征服して地球を侵略しにきた侵略者集団。 支配者の女帝ジューザが行方不明になって以来、幹部間の勢力争いが加速。 頂点の座を得るため、トランの発案で&b(){「ジェットマンを倒したものがバイラムの新しい首領になる」}という方針を定め、ゲーム感覚で地球侵略を目論む。 &b(){明確な首領ポジションが存在しないスーパー戦隊シリーズ初の悪の組織。} 明確な首領ポジションがいない悪の組織はその後アリエナイザーまで出て来ないのでかなりレアな組織体系である。 その為基本的に幹部4人が事実上の首領格を務め、同時にメンバー全員が対等な立ち位置に位置する。 だがバイラム最大の特徴として挙げられるのが&b(){&font(#ff0000){戦隊シリーズ屈指の幹部間の仲の悪さ。}} 内ゲバや揚げ足取り、足の引っ張り合い蹴落とし合いは日常茶飯事であり、信頼意識は皆無。&bold(){仲間の失態は嬉々として馬鹿するのがデフォルト}なので一致団結するような機会がほとんどない。 その一方で組織のチームワークの悪さを補うかの如く&bold(){&color(red){定期的にとんでもない強敵が出現する}}点も特徴。 また仲が悪いだけで次元獣を含めた個々の実力自体は非常に高いので、一致団結して協力する必要性が薄いとも言える。 総じて&bold(){チームワークを捨てて個の強さだけで1年間ジェットマンを苦しめ続けた}異色の侵略集団である。 拠点は次元間の狭間に浮かぶ移動要塞&bold(){「魔城バイロック」}。 *メンバー **首領 ・[[&b(){&font(#f1c232,floralwhite){女帝ジューザ}}>女帝ジューザ]] #center(){&b(){&font(#f1c232,floralwhite){見ていなさい。私はこの世界を地獄の底へ叩き落とす。今の私には、人間どもの苦しみや悲しみが必要なの!}}} 演:高都幸子 かつて&b(){&font(#f1c232,floralwhite){「万物の創造と破壊を司る者」}}として恐れられ、ラディゲ、グレイ、トランを従え、多くの次元世界を侵略したバイラムの首領。 当初は不在だったが番組中盤で帰還した。 ジェットマンを圧倒し、クセモノ揃いの幹部陣を従わせる実力者であったが、当の幹部たちには&bold(){死ぬほど疎まれている。} 帰還後はジェットマンとラディゲの共闘に敗れ、早々に物語から退場した不遇の首領。 当該項目参照。 **幹部 ・[[&b(){&font(#4169e1,#cccccc){裏次元伯爵ラディゲ}}>ラディゲ(鳥人戦隊ジェットマン)]] #center(){&b(){&font(#4169e1,#cccccc){おめでとう諸君!我等バイラム4幹部、心よりお祝い申し上げる!}} &b(){&font(#4169e1,#cccccc){我々は君たちの戦いぶりを非常に評価している!実に健気で愛らしい…}}} 演:舘大介(現・舘正貴) レッドホークのライバルであり、本作のラスボス。 ネタ性もある一方で&bold(){戦隊シリーズ最悪の敵}との誉れも高い名悪役。 当該項目参照。 ・&bold(){&color(red,floralwhite){マリア}} #center(){&bold(){&color(red,floralwhite){中々やるわね…人間にしては}}} 演:丸山真穂 バイラムの紅一点である女幹部。 冷酷で攻撃的なサディストであり、&bold(){&color(red,floralwhite){「ネクロット」}}というスティックを武器として用いる。 その正体は天堂竜の恋人・藍リエが洗脳された姿。ピアノの演奏が得意なのはリエだった名残。 49話でついに元の姿を取り戻し、ラディゲにブリンガソードで傷をつけ殺される。 だが、傷が最終回でラゲムになった際に大きく開いてしまうことになり、ジェットマン逆転の鍵になった。 ・[[&bold(){&color(red,BLACK){グレイ}}>グレイ(鳥人戦隊ジェットマン)]] #center(){&bold(){&color(red,BLACK){マリア、お前のピアノは素晴らしかった……}}} CV:日下秀昭 マリアに想いを寄せるハードボイルドなロボット幹部。 バイラムの中では&bold(){最も協調性が高い}クールな人物。 ブラックコンドルのライバル。 当該項目参照。 ・&bold(){&color(GHOSTWHITE,BLACK){トラン}} #center(){&bold(){&color(GHOSTWHITE,BLACK){面白そうだねえ…これからきっと楽しくなるよ!フフフ!}}} 演:久我未来 僅か&bold(){9歳}というバイラム最年少の子供幹部。 優れた頭脳を持つが物事をゲーム感覚でしか見ておらず、遊び感覚で地球侵略を推し進めては他者を見下して小馬鹿にする、&bold(){悪い意味で}子供っぽい生意気で残酷な性格の悪ガキ。 腕に装着したキーパッド&bold(){&color(GHOSTWHITE,BLACK){「メタルトランサー」}}によって発動するサイコキネシスで敵を翻弄する。 しかし子供であることが最大のコンプレックス。 #openclose(show=結果他人に見下されたり馬鹿にされたり情けをかけられたりしたため劣等感が爆発し…){ ・&bold(){&color(GHOSTWHITE,BLACK){トランザ}} #center(){&bold(){&color(GHOSTWHITE,BLACK){蛹を破り蝶は舞う。トランの殻を破った時、このトランザが天に輝く!!}}} 演:広瀬匠 他のバイラムメンバーに馬鹿にされた結果キレたトランが急成長し大人になった姿。 ただし肉体しか成長していないのでメンタル面は&bold(){更に悪化。}キザったらしく己の才能に驕りまくって他人を見下しまくる傲岸不遜の鼻持ちならないイケメンに変貌した。 より強化されたサイコキネシスに加え、&bold(){&color(GHOSTWHITE,BLACK){「魔剣ボルトランザ」}}によりジェットマンすら一蹴する圧倒的な戦闘力を獲得。 頭脳の方も成長し魔神ロボ・ベロニカやバイオキラーガンといった様々な凶悪兵器を開発し、一時はジェットマンを全滅に追い込んだ。 &bold(){「帝王」}を自称し圧倒的戦闘力で他の幹部を支配する暴君と化し、他の幹部を虐げ見下す横柄な態度を取り続けるも、高慢な性格が災いして[[最後は……。>帝王トランザの栄光(鳥人戦隊ジェットマン)]] } ちなみに演者はこの後金八先生に出演し、[[キバレンジャー>キバレンジャー/"吼新星"コウ]]と同級生になった。 **次元獣/バイオ次元獣 #center(){&b(){&font(#4169e1,#cccccc){ハハハハハ!次元虫は物体と同化し、次元獣に変身することができるのだ!!}}} バイラムの尖兵である怪物。今週の怪人枠。 「&ruby(じげんむし){次元虫}」という生物を特定の非生物に寄生させて作り出す。 作中では[[ゴミジゲン]]や[[ドライヤージゲン]]等の善良な次元獣も登場していた。 物語後半ではマリアが開発した&bold(){バイオ次元虫}を使い動植物の要素を付加して強化された&bold(){「バイオ次元獣」}が登場した。 **その他戦力 ・&bold(){次元虫(母虫)} 次元獣を産み落とす母体となる怪物。 外見は巨大な人間サイズの次元虫。 人間を長い舌で捕食し子供となる次元虫の詰まった卵嚢を産む。 地球侵略のトップバッターであり、無差別に長い舌で人間を貪り食ったが5人揃ったジェットマンのバードボンバーを受け爆散した。 ・&bold(){&color(orange,BLACK){グリナム兵}} &bold(){「グリナムの種」}という種状の物体から生まれるバイラムの戦闘員。 [[刀]]が武器。 体を蔦状に変化させて相手を捕縛できる。知能はさほど高くないが、人語を話す場面も見られた。 ・&b(){&color(#000000,#ff0000){魔獣セミマル}} #center(){&b(){&font(#4169e1,#cccccc){遂に…ついにこの手に全てを握る時が来た!}} &b(){&font(#4169e1,#cccccc){立てセミマル!愚かなる人類にお前の力を見せつけてやるのだ!!}}} ラディゲが&b(){&font(#4169e1,#cccccc){「究極の魔獣」「破壊の神」}}と呼ぶジューザの子供。 ジューザが身に宿し、忘れ形見として残していた卵から誕生し、ラディゲに育成され完全体へと変貌を遂げた。 幼体はイモムシのような姿で、成体は赤い昆虫の様な甲殻に覆われた背中に翼が生えた悪魔ようなのような外見。 人間の苦しみや悲しみを吸って成長する生態を持つ。 なおセミマルの支配権を握っていたラディゲは完全体に至ったセミマルを見てテンションが急上昇。 自分の勝利と栄光を確信して&bold(){他の3幹部相手にマウントを取りまくった。} &bold(){「その力は一瞬にして大地を割り、天を焦がす」}と恐れられる恐るべき戦闘力の持ち主で、武器はあらゆるものを破壊する手から出す念動波。 初陣であるジェットイカロス戦では評判通りの並外れた戦闘能力を発揮し、バードニックセイバーを叩き折ったうえ、ジェットイカロスの両腕を斬り、戦闘不能にまで追い込む実力を披露。 ジェットガルーダとの戦闘でも圧倒するが、ガルーダバーストでダメージを負ったために撤退。 合体ロボ・グレートイカロスとの戦いでも&bold(){&color(#ff0000){初陣のグレートイカロスを互角の勝負を展開する初登場補正をガン無視した強さ}}を見せつけるが、最後はバードメーザーに敗れる。 ・&b(){&color(#f1c232,#999999){魔神ロボ ベロニカ}} #center(){&bold(){&color(GHOSTWHITE,BLACK){貴様たちの悲鳴程、心地よい物はない…。最後だジェットマン!}}} 全高:92m 重量:500t 飛行速度:マッハ4 トランザが&bold(){&color(GHOSTWHITE,BLACK){「史上最強の魔神ロボ」}}と豪語する。対グレートイカロス用に開発した巨大人型生体ロボ。 「テストロボット・G2」を経て完成し、巨大なモノリス状の物体から出現する。 全体的に昆虫と悪魔の融合生物のような風貌だが、ロボットには珍しく相撲のような褌がついていたりどことなく和風っぽい。 操縦席は複座式で4幹部全員が搭乗するが主操縦は&bold(){当然の如く}トランザが担当。 内部に拘束した人間から吸収した生体エネルギーで動くため、&bold(){戦いが長引けば長引くほど捕らえた人間が苦しむ鬼畜設計。} 武器は斧の付いた形状の剣とシールドに加え、腹部から放つアンカーや光の翼も搭載した圧倒的な戦闘力でジェットマンを苦しめた。 …のだが、トランザが&bold(){&font(#ff0000){他の3幹部のマウントをとるだけのため為にわざと4人乗りに設計した}}せいで折角の勝機を仲間割れで逃すこともあった。 デザインは雨宮慶太氏が担当。 *余談 足の引っ張り合いから全滅したのは『[[仮面ライダーストロンガー]]』のデルザー軍団と似ており、脚本もメーンライターの[[井上敏樹]]の父親である伊上勝と、奇妙な縁を感じさせる。 余りに仲が悪すぎた反動と言わんばかりに。次回作『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の敵組織「バンドーラ一味」は和気藹々としたアットホームな組織になった。 追記修正よろしくお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - おお、やっとバイラムの記事が!歴代敵組織でも等身大の幹部は通常より威力低い設定の一人撃ちバズーカで退けられる程度にそんな強くなくて巨大戦力はセミマルやバイオ次元獣と強豪ぞろいって珍しい気がする -- 名無しさん (2020-09-24 23:48:17) - 歴代最高の戦闘力と歴代最低の結束力か… -- 名無しさん (2020-09-24 23:53:58) #comment(striction) #areaedit(end) }