鳥人間コンテスト2011

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鳥人間コンテスト2011 - (2016/08/27 (土) 16:51:43) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/08/20(土) 00:51:11
更新日:2023/07/08 Sat 15:28:41
所要時間:約 5 分で読めます




風を……、風を拾うんだ……!



数々の感動や笑いを生み出し、言わずとしれた鳥人間コンテストだが、2011年は『色んな意味』で今までとは違った。


<ディスタンス部門・出場チーム>

●京都大学ShootingStars
自慢の頭で、なにやらムズかしい仕掛けの秘密兵器を搭載した機体を引っ張り出したが「バネが切れる」というアクシデントでドボンした。


●芝浦工業大学Team Birdman Trial
2人乗りの機体。パイロットの先輩の顔面が崩壊していた。曰く自転車漕いでたら盛大に事故ったらしい。
後輩はリア充だった。10キロ飛べたら彼女に「いいこと」してもらうつもりだったが、あえなくドボン。いいことはお預けに。


●間寛平withチームエアロセプシー
世界一周マラソンを達成した間寛平さんが参加。
身体能力測定の結果40kmの飛行は可能だったが、重いペダルを漕ぎ続ける筋肉はなく序盤の順調な飛行の後に風に煽られ修正できずに無念の撃墜。
だが鳥の見る景色を少しでも堪能したことは満足していた模様。


●愛媛大学二宮翔会
彼女いない歴21年のパイロットがいるチーム。
1キロ越えたらちゅうしてあげる、ということでパイロット俄然やる気に。
一時は墜落しかけるが欲望の力で立て直した。


しかし力及ばずドボン。ちゅうの夢は叶わず。


●東京工業大学Meister
昨年王者として大トリで登場。
正パイロットが事故にあう不運。
代役は昨年優勝パイロットだったが仕上がり不足なためか、東北大の記録(≒昨年の自己記録)の半分にも満たずにドボン

どうしてこうなった。


●東北大学Windnauts
ぶっちゃけこの項目は東北大学いや、
東北大のパイロット「中村拓磨」のために作られた。

開始直後、GPSの故障によりパイロットと設計担当との通信不能。しかもそのまま風に流され大旋回。

遂にはプラットホームに向かって逆走する形となり、誰もがドボンを覚悟した。


しかし、「中村」は驚異的な体力と精神力と魂で、機体は正ルートに復帰。この時点で実質10キロほどを飛んでいた。

その後も風に流される中、彼は叫ぶ。


直進するッ…!!
聞こえる?桂?GPSの信号が無い
なんも聞こえない!!無線が!

対岸は見える…だがこれはダメなんだろ?
GPSが無いと俺は運転も出来ねぇのかよッ!
帰ってこれるのかこれでッ…!?

へへっ…悪いねヘボパイロットで…
エンジンだけは一流のところ、見せてやるぜ!!

フルパワーだぜ!信じらんねえ!!


俺の人生は晴れときどき大荒れ…!いいね、良い人生だよ

風をッ…風を拾うんだ…!


けど…!!

東北大だろ! ウインドノーツだろ!!

左足がっ攣ってる!!うぅぅああああああああああああ!!!!!

アァーッ痛いッ!!ゥアアアアアア!!!!

回れっ回らんかぁああ!!!!!

観客&視聴者「なんだよこの展開…」

桂っ今何キロォ!?
\ドォボーーーーーーーーーーオ!!!/








クソーッ!まだまだ飛びたかった……







まさに主人公



……結果は王者 東工大のまさかのアクシデントもあり、18,000m越えという他のチームを寄せ付けない圧倒的な記録で見事優勝。

中村は悔しさのあまり、着水後に泣き崩れてしまうが、逆走した分を含めると、その総飛距離はなんと約35km。

鬼気迫る中村の意地と気合が生み出した壮絶なフライトは、視聴者の記憶に強く焼き付いたことだろう。

特に上記の中村の叫びはネット界隈で人気を博し、コピペにまでなっている。



追記・修正は両足つって叫びながらお願いします

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