日本神話

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日本神話 - (2016/01/11 (月) 10:36:41) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/02/10(金) 15:38:13
更新日:2024/02/16 Fri 02:25:36
所要時間:約 7 分で読めます




昔も昔。《何か》がとりあえずの大地と自分にそっくりな《何か達》を産みました。

とりあえず作ってみた大地を《高天原(たかまがはら)》、《何か達》を神世七代といい、その最後に産まれたのがイザナギ(伊邪那岐)とイザナミ(伊邪那美)です。


全ては、ここからはじまった!


日本神話とは、本来なら口伝されてきた古来日本より伝わる神話、伝承の事。現在は古事記など文章化されている。

あまり細かく書くと容量と時間を食うため、簡単な説明にとどめる。

なお、人物・神物・地名は簡単なもののみ漢字にしてある。複雑なものは他にもいくつか漢字が当てられるため、やや片仮名が多く読み辛いかもしれないが容赦願う。


○あらすじ

○とても大いなる存在が、天津神(アマツカミ)をつくる。
ただし、この天津神は後期のものとは別格の扱いを受けている神世七代と呼ばれる。

神世七代の末たるイザナギ・イザナミが高天原から葦原中国(あしはらなかつくに。この世とあの世の間)におり、自分の国、八島をつくる。
そこでお互いの体を比べてチ○コがあるのとマ○コがあることを発見。せっかくだから出し入れしてみる
子どもが産まれる。

この子らも神であり、のちに一部は国津神と呼ばれる。
ただ、一人骨のない子も産まれ……

○炎纏いしヒノカグツチが爆誕。むしろ炎誕。
イザナミのマ○コを焼きながら産まれたため、イザナミ死亡。怒ったイザナギがヒノカグツチを十握剣にて殺害。

○イザナギ、寂しくなったので根の国(あの世)に突撃。
いくつかの約束をしてイザナミを現世に連れ帰る約束を結ぶも、その一つ、「現世到着まで振り返らない」という約束をうっかり破り、現世に着く直前で振り返ってしまう。

「腐ってやがる!早すぎたんだ……」

イザナギが現世に着いていれば普通に蘇れるはずが、
失敗したうえに(腐女子的な意味ではなく腐乱死体的な意味で)腐ってる姿を見られるという辱めを受けたことにイザナミがブチキレ、夫婦喧嘩勃発。

イザナギは根の国の兵士らに追われるわ、「年に百人(千~万人の別説あり)殺す」と殺害予告を受けるわ散々な目に遭う。
逆ギレしたイザナギは追撃を振り切って根の国の入り口を大岩で塞ぎ、「お前が人間を死なせるなら、俺はお前が死なせる人数より多く生んでやる」と啖呵を切ってイザナミと離婚する。

一応、別れの際には互いを愛おしむ言葉を口にしており、決して愛がなくなったわけではなかったのだが、お互いに色々な意味で酷い目に遭った2人はもはや住む世界が違うということを受け入れざるを得なかったのである。
まぁある意味、人間の命が有限なのは夫婦喧嘩のとばっちりであるとも言えなくもない(イザナミが死んでるように神も決して不死ではないが)。

ちなみに、この妻と彼女率いる腐乱死体軍団に追われた際に、その辺に生ってた桃を投げつけて何とか逃げ切ったとされており、これ以降桃さんは神の一席に加わったという。桃を神性な魔除けの食べ物とするのもこの伝承が由来らしい。

○根の国の穢れを流すため、風呂でイザナギが体を洗うとアマテラス(天照)ツクヨミ(月読)スサノオ(素戔嗚)が産まれる。彼らを三貴神と呼ぶ。

○スサノオ、やんちゃしすぎて高天原を追い出される。
アマテラスは高天原を治める器だとして、神々に推薦されたりして治世者に。
が、アマテラスに機織りに構わずイタズラをしてスサノオは追い出される。仕舞いには母恋しさに統治している海を荒れさせ、地の国(根の国とも)行きに。

ちなみに、織物小屋にいた機織りに動物の皮を剥いで投げ込んだ(サカハギという行為)ため、機織りはびっくりしてマ○コに異物突っ込んで死んだ。なにやってんだ。

この狼藉にとうとうアマテラスがキレ、引きこもる。日本初の引きこもりは主神である。
宴会を開いてアマテラスを出す下りは天の岩戸の話が詳しい。

○さて、地上
気がつけば沢山の神様がいた。
その末弟は底抜けのお人好しで因幡の白兎を助け、その優しさに惚れた女神に惚れた兄に疎まれ焼き殺され、それでも兄を恨まなかった優しい子。

オオナムチである。

その惚れてくれた女神のおかげで復活!

が、また殺されては叶わないと因幡の白兎は考え、生きたまま根の国に落としてみた。お前は鬼か。

根の国にはスサノオがいた。
しばらくスサノオの娘を含む三人で暮らしてみて、スサノオは自分すら超えるオオナムチを気に入り、娘と新たな名前オオクニヌシを贈る。

新たな名を得たオオクニヌシはその人徳で仲間を増やして八島を支配した。

○天津神の降臨
天津神「八島欲しい」
力比べを一度して負けた国津神は潔く(ただし、オオクニヌシに宮殿を与えて)天津神に八島を譲る。

が、未だに支配せずとも影響力あるオオクニヌシをどうこう出来ず、放置することに。
反逆者が出ることを恐れ、天津神は国津神を封印するも、神社を建てて祀ることになった。

が、今度は国津神と仲良くしていたまつろわぬ神々が暴れ出してしまい、天津神はヤマトタケルを派遣。
女装して有無を言わさず斬り回る。

○天孫降臨
アマテラスの孫、ニニギが葦原中国を支配するため降臨。アマテラスの孫が降臨するから天孫降臨。

ニニギの子孫、海幸と山幸。そのの子が神武天皇・初代天皇である。

○あれ?と思った方へ
ある程度有名処を押さえている……が、例えばヤマタノオロチの話を書いてはいない。

と、いうのもこのくだりは後付けである可能性が高いためである。
また、話も元々が口伝であるためもあり、資料によれば違うものも多い。

一二三などをはじめとするトンデモ学説も多く、その実態は未だにはっきりされていない。

更にアマテラスの性別も主に女とはあるもののとすることもあり、よくわからない。
もしかすると、イザナギ以外は皆女かも…

○そして
骨なし子は「蛭子」と名付けられ、舟に乗せて流された。
流された先には諸説あるが先にて名を戎に改めた。
この読みは「エビス」
流された子はその先にて誰からも愛される福の神、恵比寿神となったのである。


ヒノカグツチを殺したものの、ヒノカグツチに悪気はないと、我に返ったイザナギは後に新たな神を産んだ折「ヒノカグツチ」と名付けた。

イザナギが根の国に行った際、怨みから現れていないところを見ると父を怨んではいないようだ。


スサノオはイザナミを母と呼ぶがスサノオに母はいない


日本神話には他の地域の神話との明らかな違いがある。
それは神々による人造りの物語が存在しないこと。





追記・修正は影の薄いツクヨミ様に思いを馳せながらお願いします。

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