ウォーシップガンナー2 鋼鉄の咆哮

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ウォーシップガンナー2 鋼鉄の咆哮 - (2019/04/18 (木) 11:59:33) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/02/14(火) 15:43:43
更新日:2021/03/12 Fri 13:19:52
所要時間:約 3 分で読めます







アジア極東少国家、ウィルキア王国でクーデターが発生

首謀者・ヴァイセンベルガー将軍は、世界への侵略を宣言した…




ウォーシップガンナー2 鋼鉄の咆哮(くろがねのほうこう)は、マイクロキャビンが原作の、コーエーが開発した2006年に発売された第二次世界大戦期を題材にしたPS2用海戦アクションゲーム。
鋼鉄の咆哮シリーズのPS2版第4作、Windows版も含めた発売順では第6作となる。

2009年に若干の修正(ゲームバランス調整や兵装追加)が行われたPSPへの移植版が発売され、現在はダウンロード版もある。


【概要】

パッと見、超硬派ゲームに思えるが、実際にはこのゲーム、超バカゲー(褒め言葉)である。


このゲームの売りの一つは、自分で好きな艦を設計できる事。駆逐艦から巡洋艦、戦艦から潜水艦までの多種多様な船体に、自在に武装を並べることが可能。
(大型の砲は戦艦しか搭載できない、逆に戦艦に魚雷は搭載できないなど、細かい制限はある)

その船体も現実のものから、架空のもの、果てはアヒル戦艦のようなネタまで様々。


そして用意されている武装も、現実の砲はもちろん、超大和型の50cm砲、果てには61cm砲や80cm砲、100cm砲という超巨砲から、
現代の武装である対空・対艦ミサイルVLS(垂直発射装置)、空母用の「兵装」である航空機もWWⅡから現代のものまで。
近未来兵器のレールガンやレーザー兵器も登場する。

種類も戦闘機から爆撃機、ヘリコプターまで幅広く網羅されている。

さらに後半以降は160cm砲、核ミサイル、ドリル、ビーム、火炎放射砲などなどの奇想天外な兵装が登場し、最早硬派さのカケラもないバカゲーと化す。

海戦画面は非常に美しく、敵艦の数もありえないぐらいに大量。わらわらと群れを成して襲ってくる敵艦をひたすら1隻で無双する姿はまさしく「軍艦無双」。

アクション性も非常に高くバカゲーでありながら極めて良ゲーであり、前述の「艦船を設計出来る」ということによってプレイスタイルは無限大。
(因みに劇中で手に入る「特殊設計図」を使えば史実艦の製作がワンタッチで行えるので、一部マニアには便利)

  • 戦艦で大艦巨砲主義を追求する

  • 駆逐艦で水雷屋の意地を見せる


と、無難な制作も出来るし、


  • 架空戦記のごとく戦艦にイージスシステムを搭載したミサイル戦艦

  • 最高速度200kt超の超高速フリゲート

  • 果ては空母で砲戦というマゾプレイ


等々…このシステムのお陰で自機を制作できるシューティングゲームとも言える。

この設計が一番楽しく、むしろ戦闘はただのオマケだ…と言う人も。


そして、ボスはこのゲームの顔とも言うべき超兵器。レーザー兵器を主力とする艦、70ノット越えの戦艦、波動砲、果てはイカとやりたい放題。こんな愉快なバケモノ兵器を相手に、自分で設計した艦が火を噴く。


第二次世界大戦が題材の筈なのに、ここまでくるともう何のゲームなんだか…。


どちらかと言えばマイナーゲームであるものの「鋼鉄の咆哮」シリーズのファンサイトやプレイ動画などもそれなりに存在し、二作品だけだがやる夫化(鋼鉄のやる夫の咆哮・やる夫のウォーシップガンナーPORTABLE)もされているので、これらを利用して原作の雰囲気を掴んでみるのもいいかもしれない。

余談だが鋼鉄の咆哮シリーズにおいて、ウォーシップガンナー2のみ他の作品と比べると違う路線のゲームバランスになっている。
そのため別ゲーと言われる事も多々ある(PSP版では「鋼鉄の咆哮」の文字はないため更に拍車を掛けている)
他のシリーズ、特にPC版をやり込んでいたプレイヤーにはあまり楽しめないかもしれない。

【主な登場人物】


ストーリーモードにおけるプレーヤーの分身たちである。
プレーヤーは主人公たちの属するウィルキア解放軍を指揮して、ヴァイセンベルガー率いるウィルキア帝国軍と戦っていくことになる。
序盤の二つのステージの行動によって、三人の副官候補から一人が選抜され、その後のストーリーやステージ展開が変化していく。

  • シュルツ
本作主人公。解放軍の中核となり、激戦に身を投じていくことになる。
冷静沈着で決断力もあり、高いリーダーシップで仲間たちからの信頼も厚い好青年。

  • ナギ
オペレーター。本作のヒロインその一。
平時の情報収集や戦闘時のナビゲート、場合によっては副官代行も果たす多彩な女性。
シュルツに気がある節をたびたび見せ、おまけシナリオでは盛大にはっちゃける。

  • 筑波貴繁
日本海軍将校。副官候補その一。
実直・豪快と古きよき時代の日本人を体言した初老の軍人。

  • エルスティーネ・ブラウン
ドイツ人兵器学者。ヒロインその二で副官候補その二。
選んだシナリオに関わらず参入する、片メガネがチャーミングな美人。世界中の兵器に通じた解放軍の知恵袋。
彼女の超兵器研究がストーリーの鍵となっていく。

  • クラウス・ヴェルナー
シュルツの後輩で、若く優秀なウィルキア軍人。副官候補その三。
彼が副官に選択しなければ早期に離脱して、その後復帰もないので忘れられがちになる。


【本作登場の超兵器】


超高速巡洋戦艦ヴィルベルヴィント
超巨大潜水艦ドレッドノート
超巨大強襲揚陸艦デュアルクレイター
超巨大爆撃機アルケオプテリクス
超巨大航空戦艦ムスペルヘイム
超巨大双胴戦艦ハリマ
超巨大氷山空母ハボクック
超巨大列車砲ドーラ・ドルヒ
超巨大レーザー戦艦グロースシュトラール
超巨大攻撃機フォーゲルシュメーラ
超巨大ドリル戦艦アラハバキ
超巨大戦艦ヴォルケンクラッツァー
超巨大海上要塞ヘル・アーチェ
超巨大戦艦リヴァイアサン
超巨大潜水戦艦ノーチラス
究極超兵器フィンブルヴィンテル



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