パメラ・ボーヒーズ(13日の金曜日)

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パメラ・ボーヒーズ(13日の金曜日) - (2013/05/31 (金) 15:26:09) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/04/13(金) 08:40:52
更新日:2023/11/08 Wed 08:29:17
所要時間:約 3 分で読めます





ホラー映画「13日の金曜日」第一作目の登場人物。

物語も佳境に入ったところで、若者たちが次々と殺されていくクリスタル・レイクのキャンプ地に車で乗り付けた中年の婦人。

落ち着いた態度で惨劇にパニクるアリスを助け出した。



以下ネタバレ

















実は惨劇の実行犯。そして、

ジェイソン・ボーヒーズのお母さんである。



もともとは奇形児であるジェイソンに対し普通の子となんら変わらない態度で接することのできる優しい母親だったが、ジェイソンがキャンプ・クリスタルレイクの湖で溺死(正確にはまだ生きていたが、周りはそう判断した)して以来、子供たちをちゃんと見ていなかったキャンプ場の職員を恨むようになり、精神に異常をきたしてしまう(これが原因で夫エリアスと離婚している)。

狂気にとらわれた彼女は復讐のためにキャンプ場の職員を殺害し、その結果封鎖されたキャンプ場をジェイソンの墓標として考えるようになっていた。

しかし本編である1980年6月13日金曜日、周辺住民が再びクリスタルレイクをキャンプ場として復興しようとやって来たのを知った彼女は、再び殺人に手を染める。

彼女には「kill mom(殺してママ)」とのジェイソンの囁きが幻聴として聞こえており、ジェイソンのお願いを聞くという形で殺人を犯していた。

あのジェイソンの母親だけありなかなかの怪力の持ち主で、5、60代は確実だというのに斧を顔面に深々と突き立てるという荒業をやってのけていた。

だが、最後の最後で生き残りのアリス・ハーディに鉈で首を切断され、絶命。
生き延びていたジェイソンはこの光景を目撃しており、自身と母親の復讐のために殺人を行うようになる。



ジェイソンが殺人鬼へと至る大きな要因となった人物ではあるが、いかんせんジェイソンの印象が強いために息子ほどの知名度は無い。
その後の作品でも「母親」ぐらいにしか呼ばれておらず、しかも一作目の日本語字幕でポリーズ婦人と邦訳されている始末。

あの「スクリーム」でも半ばネタにされ、殺人鬼ゴーストフェイスが標的に「13日の金曜日の犯人は誰だ?」と問題を出すシーンがある。
パニクっていたとは言え、標的は間髪入れず「ジェイソン」と答えてしまった。
まぁあの状況では……


彼女の命は一作目で失われたが、その後の作品にも度々登場している。

◆PART2
序盤と終盤にミイラ化した彼女の生首が登場。
序盤では前作の生存者アリスの家の冷蔵庫の中にあった。
終盤ではジェイソンの住処に安置されていて、生首の他、当時彼女が着ていた衣類や火のついた蝋燭や白骨化したアリスの死体が並べられていた。

◆PART3
終盤、湖に逃げた最後の生存者を湖に引きずり込む……という夢を生存者が見る。
言うまでもないがこれは一作目のラストでジェイソンがアリスを湖に引きずり込んだシーンのパロディである。

◆フレディvsジェイソン
フレディ・クルーガーが変身した偽物が登場。ジェイソンがエルム街へ行くように仕向けた。
ちなみにノベライズ版だとジェイソンも彼女が本物かどうか怪訝しているが、「自分も何度も死んだり生き返ったりを繰り返してるから、母さんも生き返ってもおかしくないか」みたいな感じで納得している。

◆リメイク
1〜3までを組み合わせて再構成したものなので冒頭のみの登場。原作通りの最期を迎えた。

また、「ジェイソンX」ではメタルジェイソンを引き付けるためにホログラムとして登場する案があったと、オーディオコメンタリーで語られている。





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