黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(MTG)

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黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(MTG) - (2020/10/31 (土) 01:56:57) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/06/02 Thu 08:41:58
更新日:2024/03/28 Thu 09:58:01
所要時間:約 5 分で読めます




強者が弱者を蹂躙する時、そこに私がいるだろう。


概要

黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmaneとは、マジック:ザ・ギャザリングに登場する、ナカティルというナヤ次元のレオニン*1である男性プレインズウォーカーアジャーニではない。
その容貌は『左眼の潰れた、直立した大柄な雄ホワイトライオン』と言えば大体その通り。 ファンからの愛称は『アジャにゃん』

彼はナカティルのとある群れの王であるジャザル/Jazalの弟だが、ナカティルは彼の体が死の色とみなす白色である事から「縁起が悪い」として忌避しており、そのせいかしばしば死の危機に瀕し、その都度ジャザルに助けられていた。
黄金のたてがみ/Goldmaneという(二つ)名もジャザルに与えられた、白い体毛が太陽の光を透かすと黄金色に見えるさまを称えてのもの。*2
しかし年に一度の祝祭の夜、群れを襲撃した悪鬼達によってそのジャザルが殺害されてしまう。アジャニのプレインズウォーカーの灯が点ったのは、この事への怒りからであった。
以来、アジャニはジャザルの死で離散してしまった群れの再建と、兄の仇を討つ事を目指したのをきっかけに旅を続けている。その中で知り合った他のレオニン族からは単なる客人以上の歓迎を受けており、またエルズペスなど多くの知人・友人も得ている。



ゲームでの性能

を代表するPWという扱いから登場頻度は高く、魂の光/Soul's Lightという魔術の使い手である事の再現として、主にライフに関連した能力と、クリーチャーや他のPWを支援する能力を持つ。
登場時の色は基本的に白だが、他の登場PWとの色バランスの兼ね合いから緑白となる事もあり、1度だけ赤白で登場した事もある。

Ajani Goldmane / 黄金のたてがみのアジャニ (2)(白)(白)
プレインズウォーカー -アジャニ(Ajani)
[+1]:あなたは2点のライフを得る。
[-1]:あなたがコントロールする各クリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置く。それらのクリーチャーは、ターン終了時まで警戒を得る。
[-6]:白のアバター(Avatar)・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。それは「このクリーチャーのパワーとタフネスはそれぞれ、あなたのライフの総量に等しい。」を持つ。
初期忠誠度:4

ローウィンで初登場した時のアジャニ。レアリティはローウィンではレア、基本セット2010及び基本セット2011では神話レア。
能力はそれぞれライフゲイン、クリーチャーパンプ、セラのアバター召喚と中々優秀だが、特に2つ目の能力が頭一つ抜きん出る効果。

[-1]:あなたがコントロールする各クリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置く。それらのクリーチャーは、ターン終了時まで警戒を得る。

まさに白ウィニーに入れろと言わんばかりの内容である。
クリーチャーが除去されていなければ、このアジャニが出る頃には2、3体は並んでいるはず。それらクリーチャーに警戒を発動ターン中与えつつ持続的な強化を撒き、攻撃しても相手ターンのブロックへ回せる。

  1. 1能力も持久戦に貢献する上、-6効果とシナジーするため使う価値は十分。

  • 6能力はセラのアバター召喚。+1効果で増やしたライフが10も残っていれば十分に強いが、削られていなければとんでもないパワーとタフネスを叩き出す。

基本的にウィニーは-1能力を使うものの、クリーチャーの数が少ないならライフゲインしつつ-1能力の回数を稼ぐという選択肢もある。臨機応変に使おう。

余談だが、同じ白のプレインズウォーカーである「遍歴の騎士、エルズペス」とは相性が良い。二枚並べるなら他のクリーチャーを並べろ、と言われるだろうがエルズペスのトークン生成とアジャニのライフゲイン&クリーチャーパンプの組み合わせは中々しぶとい。もし5ターン粘られたら破壊不能化した大量のクリーチャー(・トークン)が+1/+1カウンターガン積みかつ警戒持ちで殴り込んでくるというとんでもない状況になる。実用性はともかく、中々ロマンがあるのではないだろうか。


Ajani Vengeant / 復讐のアジャニ (2)()()
伝説のプレインズウォーカー — アジャニ(Ajani)
[+1]:パーマネント1つを対象とする。それはそれのコントローラーの次のアンタップ・ステップの間にアンタップしない。
[-2]:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。復讐のアジャニはそれに3点のダメージを与え、あなたは3点のライフを得る。
[-7]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーがコントロールするすべての土地を破壊する。
初期忠誠度:3

アラーラの断片で登場したアジャニ。時系列的には初出時より前、ジャザルの死から間もない頃であり、そのためか赤が混ざっている。アジャニの中で唯一直接相手を死亡させうるのが特徴的。

能力はそれぞれアンタップの制限、《稲妻のらせん/Lightning Helix》、1人限定の全土地破壊と攻撃的。
特に小マイナス能力が強力であり、スタンダードから下環境まで活躍し、青白コントロールがこれのために色を足す事例もあった。


Ajani, Caller of the Pride / 群れの統率者アジャニ (1)(白)(白)
伝説のプレインズウォーカー — アジャニ(Ajani)
[+1]:クリーチャーを最大1体まで対象とし、それの上に+1/+1カウンターを1個置く。
[-3]:クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで飛行と二段攻撃を得る。
[-8]:白の2/2の猫(Cat)クリーチャー・トークンをX体生成する。Xはあなたのライフの総量である。
初期忠誠度:4


基本セット2013のアジャニ。基本セット2014でも再録された。
能力はいずれもクリーチャー特化であり、プラス能力でクリーチャーを強化しつつ小マイナス能力で重い一撃を通すか、奥義の数の力で押し切るかになるだろう。当時は白ウィニーで採用されることがあった。


Ajani, Mentor of Heroes / 英雄の導師、アジャニ (3)()()
伝説のプレインズウォーカー — アジャニ(Ajani)
[+1]:あなたのコントロールするクリーチャーを1体、または2体か3体対象とする。それらの上に3個の+1/+1カウンターを望むように割り振って置く。
[+1]:あなたのライブラリーの一番上から4枚のカードを見る。あなたはその中からオーラ(Aura)・カード1枚かクリーチャー・カード1枚かプレインズウォーカー・カード1枚を公開してあなたの手札に加えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
[-8]:あなたは100点のライフを得る。
初期忠誠度:4

テーロス・ブロック第3セット「ニクスへの旅」で登場したアジャニ。この辺りから他のPWとの兼ね合いで緑が入りだす。この時の他の白PW枠はエルズペス
100点のライフを得るというあまりにもシンプルな奥義が際立つが、手札補充、割り振れる強化とバランスのいい能力が揃っている。
環境ではタルキール覇王譚期以降のアブザン*3系デッキでよく採用された。


Ajani Steadfast / 不動のアジャニ (3)(白)
伝説のプレインズウォーカー — アジャニ(Ajani)
[+1]:クリーチャーを最大1体まで対象とする。ターン終了時まで、それは+1/+1の修整を受けるとともに先制攻撃と警戒と絆魂を得る。
[-2]:あなたがコントロールする各クリーチャーの上に+1/+1カウンターをそれぞれ1個、あなたがコントロールする他の各プレインズウォーカーの上に忠誠(loyalty)カウンターをそれぞれ1個置く。
[-7]:あなたは「いずれかの発生源があなたかあなたがコントロールするプレインズウォーカーにダメージを与えるなら、そのダメージを1点を残してすべて軽減する。」を持つ紋章を得る。
初期忠誠度:4

基本セット2015で登場した、M15枠初かつ1年ぶりに白単なアジャニ。+1能力は単体強化、-2能力はカウンター配置、奥義はダメージの軽減。色拘束が緩く4マナなのも程良い重さ。
シングルシンボルなのはテーロスでの旅の果て、大切な友のエルズペスを不当な仕打ちで以て殺めたテーロスの神々に対し、信心を捨てる程の怒りを覚えた事の表現か。
  1. 1能力は回避こそ効かないが迎え撃ちつつしぶとく戦え、-2能力はトークン含むクリーチャーやPWをどんどん出すデッキに相性抜群。また奥義もランプに多い少数精鋭で攻めるデッキによく刺さる。


Ajani Unyielding / 不撓のアジャニ (4)()()
伝説のプレインズウォーカー — アジャニ(Ajani)
[+2]:あなたのライブラリーの一番上からカードを3枚公開する。これにより公開されたすべての土地でないパーマネント・カードをあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
[-2]:クリーチャー1体を対象とし、それを追放する。それのコントローラーは、それのパワーに等しい点数のライフを得る。
[-9]:あなたがコントロールする各クリーチャーの上に+1/+1カウンターをそれぞれ5個と、あなたがコントロールする他の各プレインズウォーカーの上に忠誠(loyalty)カウンターをそれぞれ5個置く。
初期忠誠度:4

カラデシュ・ブロック第2セット「霊気紛争」で2年半ぶりに登場したアジャニ。+2能力は限定的サーチ、-2能力は剣を鋤に、奥義はカウンター配置。
  1. 2能力はドローがやや不確実だが、出てすぐこの能力から入ればそうそう落ちない。ドローしやすくするなら構築段階から占術持ちを入れるなどのフォローをしたい。
  • 2能力はソーサリー・タイミングかつ1ターンに1回かつ相手のライフが回復するが、追放なので破壊不能を貫通でき、厄介なブロッカーをどかすのに便利。
そして奥義だが、横に並べないと活きづらく、勝利へ直結する事もそう無く、十分に活きる状況ならそもそも発動前に勝利しがちなのが悩みどころ。6マナな手前出るのが遅くなりがちというのもあり、どうにも活かしづらい。
これ込みで活用したいならフレンズ*4に採用し、プレインズウォーカーを+2能力で引きつつ出していき、奥義発動後に他のPWのマイナス能力や奥義を連発するのがベターか。
と、良くも悪くも緑白らしく堅実にアドバンテージを稼ぐPWだが、ボード・アドバンテージにあまり貢献しないのが難点。登場当時のスタンダードに-2能力の効かない機体・アーティファクトが多かったのも向かい風となっている。
とはいえ、《ニッサの誓い》を軸にしたフレンズか、要追放除去相手を想定してサイドに少数採用してみるのも悪くないかもしれない。


Ajani, Valiant Protector / 勇敢な守護者、アジャニ (4)()()
伝説のプレインズウォーカー — アジャニ(Ajani)
[+2]:クリーチャー最大1体を対象とし、それの上に+1/+1カウンターを2個置く。
[+1]:クリーチャー・カードが公開されるまで、あなたのライブラリーの一番上からカードを1枚ずつ公開する。そのカードをあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
[-11]:クリーチャー1体を対象とし、それの上に+1/+1カウンターをX個置く。Xはあなたのライフ総量に等しい。ターン終了時まで、そのクリーチャーはトランプルを得る。
初期忠誠度:4

霊気紛争のプレインズウォーカーデッキに登場したアジャニ。
  1. 2能力は群れの統率者、アジャニの+1能力を丁度2倍にしたような効果。サイズの伸びが良いため、小型のクリーチャーでも大型に育てやすい。白に多い二段攻撃持ちや、歩行バリスタのような+1/+1カウンターを扱うクリーチャーとの相性も抜群。
  2. 1能力はクリーチャーの掘り当て。追加のクリーチャーが欲しい時に+2能力の代わりとして使うのが主な使途か。唱えるマナが別途必要ながら忠誠度を増やせ、出したクリーチャーを落とされなければこちらのクリーチャーをどんどん増やせるため、どんな相手も物量で押し切れる。
小型を引いてしまっても+2能力で強化すれば良いので自己完結性も高く、こちらから入っての忠誠度5も簡単には落ちない。非大型クリーチャーを非クリーチャーからのトークンに委ね、大型クリーチャーを出したい時に確実に引き当てるというロマンティックな運用も可能。
奥義は1体にライフ総量分の+1/+1カウンターを置いてそのターン中トランプルを付与。アジャニらしさ満点のフィニッシャー作成能力だが、+2能力だけでは発動まで4ターン掛かり、6マナという重さを勘定すると発動までに勝負が付きやすい感が否めない。
また劣勢時だと修整に伸び悩み、また除去耐性が付かないので処理も楽、と勝利へのつながりやすさはどうにも不安定。持久戦へのプレッシャーにはなるのが不幸中の幸いか。
いずれも単純ながら確実に戦場を強固にでき、特にビートダウン系デッキとの相性が良い。総合すると終盤の息切れ対策として期待できる一枚であり、PWデッキ産らしからぬパワーの持ち主と言えなくもない。


Ajani, Adversary of Tyrants / 暴君への敵対者、アジャニ (2)(白)(白)
伝説のプレインズウォーカー — アジャニ(Ajani)
[+1]:クリーチャー最大2体を対象とし、それらの上に+1/+1カウンターをそれぞれ1個置く。
[-2]:あなたの墓地から点数で見たマナ・コストが2以下のクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
[-7]:あなたは「あなたの終了ステップの開始時に、絆魂を持つ白の1/1の猫(Cat)クリーチャー・トークンを3体生成する。」を持つ紋章を得る。
初期忠誠度:4

基本セット2019で白単としては4年ぶりに登場した、ブロック制廃止後初のアジャニの片方。忠誠度能力は2体までの単体強化、小型クリーチャーのリアニメイト、トークン生成紋章の獲得、と白ウィニー向け。
当時のスタンダードではやはり白ウィニーに多く採用され、ローテーション後は加えてトークン生成と全体強化を軸としたセレズニア(緑白)デッキでも採用。ラヴニカの献身期には+1/+1カウンターとのシナジーを持つ《成長室の守護者》と併用するタイプも登場した。
忠誠度能力がシンプルかつ腐りにくいのもあり、ウィニー特化でなくとも白がある程度濃ければとりあえずで採用できるのは優秀と言えるだろう。


Ajani, Wise Counselor / 賢明な助言者、アジャニ (3)(白)(白)
伝説のプレインズウォーカー — アジャニ(Ajani)
[+2]:あなたは、あなたがコントロールしているクリーチャー1体につき1点のライフを得る。
[-3]:ターン終了時まで、あなたがコントロールしているクリーチャーは+2/+2の修整を受ける。
[-9]:クリーチャー1体を対象とし、それの上に+1/+1カウンターをX個置く。Xはあなたのライフ総量に等しい。
初期忠誠度:5

基本セット2019のプレインズウォーカーデッキに登場したアジャニ。ライフゲイン、全体修整、単体強化といずれもクリーチャーありきの内容。
  1. 2能力などでライフを稼いでから、奥義を除去耐性か回避能力持ちに積んでも良いが、そこまでのんびりできないならどんどん-3能力を使って攻め、盤面のアドを握るのも手だろう。
手札アドを稼ぐのが苦手な白のため、クリーチャーの安定供給を考えるならデッキを多色化し、その手段を増やしたいところ。


Ajani, the Greathearted / 寛大なる者、アジャニ (2)()()
伝説のプレインズウォーカー — アジャニ(Ajani)
あなたがコントロールしているクリーチャーは警戒を持つ。
[+1]:あなたは3点のライフを得る。
[-2]:あなたがコントロールしている各クリーチャーの上に+1/+1カウンターをそれぞれ1個と、あなたがコントロールしている他の各プレインズウォーカーの上に忠誠(loyalty)カウンターをそれぞれ1個置く。
初期忠誠度:5

灯争大戦に登場した、霊気紛争以来の緑白アジャニ。灯争大戦のPW共通の忠誠度能力でない能力は《セラの祝福》。忠誠度能力はライフの固定値回復と、自分のクリーチャー及びPWへのカウンター配置。
元々アンコモンとして登場予定だったとあってかそう派手な能力は無いものの回復シナジーや全体強化、他PWの奥義への加速などに活かせ、サポートとして優秀ないかにもアジャニらしい内容となっている。
クリーチャー兼PWには両方のカウンターを置け、自身にもクリーチャーになっていれば+1/+1カウンターが乗るなど、実用性度外視の独創性に富んだ戦法・戦術の種になりえる一枚。……かもしれない。


Ajani, Strength of the Pride / 群れの力、アジャニ (2)(白)(白)
伝説のプレインズウォーカー — アジャニ(Ajani)
[+1]:あなたは、あなたがコントロールしているクリーチャーの総数とあなたがコントロールしているプレインズウォーカーの総数の合計に等しい点数のライフを得る。
[-2]:《アジャニの群れ仲間/Ajani's Pridemate》という名前で「あなたがライフを得るたび、アジャニの群れ仲間の上に+1/+1カウンターを1個置く。」を持つ白の2/2の猫(Cat)・兵士(Soldier)クリーチャー・トークンを1体生成する。
[0]:あなたのライフが、あなたの初期ライフ総量よりも15点以上多いなら、群れの力、アジャニと、対戦相手がコントロールしている各アーティファクトと各クリーチャーをそれぞれ追放する。
初期忠誠度:5

基本セット2020に登場したアジャニ。忠誠度能力はライフ回復、トークン生成、自身と相手の追放。
回復とそこからシナジーを得られるクリーチャーの生成を自前で備えるという回復シナジーの軸にしろと言わんばかりの内容が最大の特徴。奥義も構築段階からしっかりケアすれば十分に狙える上、忠誠度を溜める必要が無いため理論上出して即発動できるのが嬉しいところ。
とはいえ条件が厳しい事には変わりが無く、コントロールが強い環境となると投入はそうそうできない。これまたライフ回復に富む白単信心なら安定した活躍を見込めそうなのが不幸中の幸いか。《アジャニの群れ仲間》をしっかり育てて確実に勝ちを狙いたい。


Ajani, Inspiring Leader / 鼓舞する指導者、アジャニ (4)(白)(白)
伝説のプレインズウォーカー — アジャニ(Ajani)
[+2]:クリーチャー最大1体を対象とする。あなたは2点のライフを得る。それの上に+1/+1カウンターを2個置く。
[-3]:クリーチャー1体を対象とし、それを追放する。それのコントローラーは2点のライフを得る。
[-10]:ターン終了時まで、あなたがコントロールしているクリーチャーは飛行と二段攻撃を得る。
初期忠誠度:5

基本セット2020のプレインズウォーカーデッキに登場したアジャニ。PWデッキ産にしては中々のカードパワーの持ち主。
  1. 2能力は終盤の延命とライフ回復シナジーに貢献し、クリーチャーをコントロールしていなくてもとりあえずでライフ回復目当てに起動できるのが嬉しいところ。
  • 3は回復量固定の《剣を鋤に/Swords to Plowshares》。無制限追放の強さを考えれば2点回復は安いデメリットである。これで脅威を取り除いてから+2能力で強化したクリーチャーをぶつけるのが定石か。
奥義はそのターン中だが飛行と二段攻撃を与えるというもの。回避能力だけでなくパワーを実質2倍にするという中々派手な内容で、事前に並べておけたならゲームセットは目前。
また、同時収録のカードに相性の良いものがあるため、PWデッキ同士の対戦では中々強力。奥義を目指すかそれ以外でアドバンテージを刻むか、状況を見ながら見極めたい。


余談

アジャニは概要で説明したようにレオニンなのだが、小説「Forsaken」で諸事情あって居間の隅で寝ていた時の姿をチャンドラに「世界で一番大きな飼い猫」と評されている。やっぱり猫じゃないか

白ウィニーの使い手は追記、修正お願いします。

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