登録日:2009/07/20 Mon 07:04:06
更新日:2025/04/12 Sat 23:02:59
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『Magic the Gathering』とは、1993年8月からWizards of the Coast社により発売されている
トレーディングカードゲーム。
正式表記は原語となる英語では「Magic: the Gathering」、
日本語では「マジック:ザ・ギャザリング」。
略記・略称は「
MtG
」「
MTG
」「マジック」「ギャザ」等複数ある。
当記事では正式表記や同ブランドの他の
ゲームを考慮し、ブランドや世界観は「マジック」、カードゲームは「MtG」と略記する。
【概要】
ウノや
麻雀の様なテーブルゲームに、トレーディングカード要素を世界で初めて掛け合わせたカードゲームである。
その事から
「トレーディングカードゲームの元祖」「世界初のトレーディングカードゲーム」
とも言われる。
1993年にMtG…そしてTCGの最初のセットである「アルファ(LEA)」、その改訂版である「ベータ(LEB)」を発売。
それぞれ一千万枚ずつを半年かけて売る予定だったところ、初のセットでありながらわずか六週間で完売した。
初発売から30年以上経った2025年時点でも新商品が発売され、手厚いサポートが続いているところからも、人気の凄まじさが窺える。
その魅力は未だ後発TCGの追随を許さないと評される程高度かつ多様な戦略性と、背景設定となる小説や美しいイラストが主。
現在日本国内においては、
- ライバルとなるTCGの増加
- 一時期あったブームの終焉
- 新規参入による多局化
- 多くのイラストが非日本人向け
- 「ローテーション」の概念が採用タイトルの少なさもあって理解されづらい
- 一部の超高額カードの存在
などの点で「ハードルが高そう」「マニアックなTCG」という先入観を持たれがちである。
しかし実際には、他TCGと比べてもルールの総量こそ膨大だが個々の項で見れば覚えやすい。
比較的見かけてかつ複雑なのは接死+トランプルやスタック、立ち消えの処理など程度。
あとは似たような単語でも「カードを引く」と「手札に加える」、「対象とする」と「選ぶ」は違う処理、という辺りまで覚えておけば良し。
ルールが複雑な部分をその都度経験者に聞くだけで十分に適切なプレイができる。
これは
- ルールが徹底した整備の果てに高い規則性を有している事
- 要求予算的問題の手前プレイヤー層に大人が多く、相手か隣の人、最悪主催者に聞けば回答してくれる
というのが大きい。
また各セット正式発売前に、触ったことの無いカードセットでシールドを行う
プレリリース大会
が開催されている。
つまり「みんな初めて触れるのでメカニズムやシナジーについてなどでgdgdになりながら対戦する」こともある。
実は予算をクリアして妥当なフォーマットを選べば容易に参入可能なTCGであるのだ。
とはいえその予算の壁だけは「遊べる株券」などと揶揄される程にトレーディング成分(≒コレクター需要)が強い手前、中々下がりそうもないのはご愛嬌。
上記のプレリリースは通常3000円、同じくデッキを持っていなくてもプレイできるドラフト系のショップイベントは参加費1500円が基本。
それでもパック購入料金込みと考えれば安いのだが。
後述するビデオゲーム化作品である『
Magic: the Gathering Arena(MtGA)』では同一のカードゲームを無課金から手軽に楽しめる。
現在ではそちらから始めてみるのもいいかもしれない。「ワイルドカード」のおかげでカードが等価だから高価なカードも簡単に手に入るし。
【カードセットとローテーション】
MtGでは1995年6月発売の「アイスエイジ(ICE)」以降、連続する3つのエキスパンションの組み合わせを「ブロック」と呼称していた。
そしてブロックが変わるごとに、物語の舞台となる次元を変えていた。
他のTCGがアニメや漫画などで展開する部分である「物語のストーリー」も、このブロックごとに主役や敵役を変えて展開。
英語版のみだが小説としても順次発売されていた。
一部のストーリーは公式サイトや、公式訳を行なっている人のサイト、カードショップのコラム等で断片的にだが私訳されている。
英語が分からずとも興味があれば読んでみるのも一興。
またストーリーの主軸となるブロックとは別に「
基本セット」が毎年発売されていた。
こちらは初心者・入門者向けに基本的な性能を持つカードが多く、それ故再録カードが多め。またストーリーにも基本的に関わらない。
とはいえ(再録新規問わず)普通に環境で使われるようなカードが収録されていることも多い。
このセットの区切りである「ブロック」制だが、現在では様々な経緯を辿って変化している。
2015年発売の「戦乱のゼンディカー(BFZ)」以降のエキスパンションは2セット1ブロックで、は大型セット1つに小型セット1つが続く形態へと変化。
10月と1月、4月と7月の組みで発売されるようになり、そして10月頃のセット発売に合わせて後述のローテーションが行われていた。
一時期は4月にもローテーションを行っていたが、環境が早すぎる回転により過度に不安定化。批判が続出したため、そちらは間もなく廃止された。
また古参勢にとってはお馴染みだった基本セットも2015年の「マジック・オリジン(ORI)」を最後に廃止。
これには今まで基本セットが担当していた初心者向け部分を、基本無料ゲームの『マジック・デュエルズ』で代替できていたというのもあった。
が、ストーリーへの絡みが少ないゆえにスタンダード環境への調整役を担えていた基本セットが無くなった事は小さくない問題を起こす。
端的に言うと「スタンダードに必要なカードがエキスパンションの背景世界に合わず再録できない」といった問題が発生。
更に
- 背景ストーリーでの「ゲートウォッチ」の出しすぎ
- 2セットで一つの舞台を使うことによる物語の高速化
- これらから来るカード枚数やパワーの差によるスタンダード環境のバランスの歪みすぎ
といった状態に批判が相次いだため、更なる制度変革を敢行。
結果2018年発売の「基本セット2019(M19)」で基本セットが復活。
また「イクサラン・ブロック」後に発売された「ドミナリア(DOM)」からブロック制を廃止。
以後のエキスパンションは大型セットとしてのみ発売するようになった。
1セットに収まらない大作ストーリーや所謂メガサイクルは従来のように2セット以上にまたいで展開・収録するのはそのままである。
さらに2021年以降「夏発売のセットはスタンダードで使える期間が少ない」という問題を解決するため更に着手。
「秋に短期間で2つのセットを発売し、それ以外のセットの発売も速める」という手法を取るようになった。
そのため「イニストラード:真夜中の狩り(MID)」の発売から「イニストラード:真紅の契り(VOW)」発売までは2か月という短期間となっている。
これらセット名でわかる通り舞台が同一でストーリーも地続きであり、事実上2セットブロックが復活したといえるかもしれない。
だたし、これらの後は同じ舞台が連続で続くとは限らない。
なお、2021年は基本セットの代わりに『D&D』とのコラボセット「フォーゴトン・レルム探訪(AFR)」が発売。
2022年も「ニューカペナの街角(SNC)」が代わりに発売され、その後も通常セットが発売され続けていたため基本セットは再び音沙汰なしになってしまったが、2024年には基本セットの後継と言える「ファウンデーションズ」が発売された。
また、これらとは別に不定期で特殊カードセットが発売されることがある。
代表的な特殊セットは以下の通り。
2024年11月発売のスタンダードで使える特殊な本流のセット。
新規のプレイヤー向けのセットであり、発売停止状態だった
基本セットの後継ポジションにあたる。
通常のブースターに加えて、完全初心者が1からマジックを学べる「ビギナーボックス」、基本的なカード350枚以上入りの「スターターコレクション」、2パック開封して混ぜると40枚のデッキが作れる「ジャンプスタート」、といった新規プレイヤー向け製品も販売される。
なんと2029年まで
5年間スタンダードで使用可能なのが保証されているので、後述するスタン落ちが勿体なくて参入してなかった人も参入しやすくなっている。
マジック以外の作品とコラボレーションのためのセット。2021年発売の「Secret Lair x Stranger Things」が初出。全てのコラボがユニバースビヨンドというわけではなく、例えば「フォーゴトン・レルム探訪(AFR)」などはユニバースビヨンドではないが「ダンジョンズ&ドラゴンズ」とのコラボレーションセットである。
かつてはスタンダード使用不可で、セットによってはモダンで使用可能だったが、モダンなどの下環境に与える影響が大きすぎる、逆に下環境のカードパワーで使うにはカードパワーが低すぎて使える場所がないなど、デザイン上の問題が発生したため、2025年発売予定の「マジック:ザ・ギャザリング ── FINAL FANTASY™(FIN)」以降はスタンダード使用可能な本流のセットとなる。
人気の高い過去カードを集めた再録セット。2013年発売の「Modern Masters(MMA)」が初出。1パック1000円~1500円。
神ジェイスや
ヴェリアナ、《
タルモゴイフ》《魂の洞窟》などのトップレアも収録されている。
が、リミテッドの調整なのか微妙なレアもちらほらあったりする。《解放の樹》なんかが出たりして目も当てられないなんてことも…。
2018年12月の「アルティメットマスターズ(UMA)」を以て一段落付いていたが、2020年8月の「ダブルマスターズ(2XM)」で復活。
2022年現在でも時折発売されている。
モダン(とエターナル)にスタンダード(とパイオニア)を経由せず新カードを供給する目的で開発されたセット。通称「モダホラ」。
セラにウルザ、スリヴァーなど古参ファンおなじみの面子からラガバンのようなド脇役まで様々なキャラクターやクリーチャー達がカード化されている。
完全新規カードだけでなく《嘘か真か》などのエターナルからの再録カードも収録される。当然全てモダンリーガルとなる。
上記のマスターズ・シリーズ内の「モダンマスターズ」系が担っていた「モダン環境の調整」という役割も受け継いでいる。
調整どころか環境をぶっ壊しまくり、毎回セット内からモダン禁止が出てしまっているが。
「モダンホライゾン(MH1)」は2019年6月に、「モダンホライゾン2(MH2)」は2021年6月に、「モダンホライゾン3(MH3)」は2024年6月に発売された。
パックを二つ開封して混ぜるだけで40枚のデッキが完成して対戦を楽しめるセット。
最初のジャンプスタート(JMP)が2020年7月に、ジャンプスタート2022(J22)が2022年12月に発売されたほか、「団結のドミナリア(DMU)」、「兄弟戦争(BRO)」、「ファイレクシア:完全なる統一(ONE)」、「機械兵団の進軍(MOM)」、「ファウンデーションズ(FDN)」では同形式のジャンプスタート・ブースターとして発売された。
- ミステリーブースター(Mystery Booster)
収録枚数
1815枚
のセット。2020年3月発売。2024年8月にはセットの全内容が公開されず、総枚数も「1800枚以上」とさらにミステリーになった「ミステリーブースター2(MB2)」が発売された。
元ネタはデュエルマスターズの「
ブラックボックスパック」。
両者共に頭の10枚が「各色のコモンかアンコモン2枚ずつ、計10枚」で固定、他の5枚も「特定のテーマに沿ったカード」でスロットが固定されているため、ドラフト戦の戦略が他の人に伝わりやすいという超上級者仕様となっている。
開発に用いる仮のカードを模した「プレイテスト・カード」が収録されているほか、2では
MTGアリーナ限定のカードがどんぐりホログラム付きのアン・カードとして収録されている。
公式大会では使えないカードが収録されたセット。全セットに「Un」から始まる名前(「Unglued(UGL)」など)が付いてる。
収録カードは全て通常の黒枠とは異なる銀枠となって
いた。
何故公式大会では使えないかというと、ハチャメチャな能力・処理の所謂
ジョークカード
を詰め込んだセットだからである。
例としては「
カードパックを買って中のカードを使う
」「
ピンク色のマナ
」「
カードをビリビリに破る
」「
指をトークンにする
」…
そのせいもあってか、厳密なルールに従うと無意味な能力を持つカードもある。クリーチャーの能力であるトランプル付きの火力スペルとか。
とはいえメカニズムの一部は(テキストの修正を経て)黒枠に導入されたりもしている。実は黒枠様の新規メカニズムの導入試験という側面もあるのだ。
上のトランプル付き火力スペルも、後にルールに沿ったテキストで黒枠に導入されている。
2022年発売の「Unfinity(UNF)」では何とカードが黒枠で収録。これにより「銀枠セット」から「アン・セット」へと総称が変わった。
もちろん公式大会で使えないジョークカードは収録されており、それらは「どんぐり銀枠」と呼称され、旧来の銀枠と合わせ「アン・カード」としている。
…逆に言うとどれだけ効果がハチャメチャに見えてもどんぐり銀枠で無ければエターナルなら使える。
入手困難な過去のブロックからセレクションしたカードを1つのセットにまとめたもの。
過去のカードでリミテッドをするために、現代基準でセット内容を再精査してまとめ直すという側面もある。
MOやMtGAでは下環境に向けての再録の側面が強い。特にMtGAではパイオニア制定に向けての動きも兼ねている。
2015年にMO限定で発売された「Tempest Remastered(TPR)」が第1段。
その後MtGA限定で「アモンケットリマスター(AKR)」「カラデシュリマスター(KLR)」が発売。
そして「時のらせんリマスター(TSR)」ではテーブルトップ版(=紙版)も発売された。
【スタンダード】
スタンダードとは、一定期間に発売された本流のセットに収録されたカードのみが使用できるフォーマット。
他TCGでは「レギュレーション」などとも呼ばれる区分けである。
MtGの基軸を成すフォーマットであり、大会も多く開催されている。
スタンダードでどの期間までのカードが使えるかはルール上決まっているが、
上記ブロック制のゴタゴタに巻き込まれる形で他フォーマットに比べると結構な頻度で改変される。
2024年9月時点のルールでは9月頃のセットの発売が年度初めとカウントされ、そして年度初めと共に前々々年度発売のセットが使用不能となり、スタンダードのカード
プールは最新3年度分のセットに狭まる。
その後セットが発売されると使用可能セットも増え、次年度の秋に再度ローテーション。
これを繰り返す形となる。
例外的に2024年11月発売の「ファウンデーションズ」のみは2029年まで使用可能となっている。
2027年以降は年度の始まりがその年の最初の本流のセット発売時に変更になり、それに伴い2026年秋のローテーションは行われない。
団結のドミナリア(2022年9月発売)
兄弟戦争(2022年11月発売)
ファイレクシア:完全なる統一(2023年2月発売)
機械兵団の進軍(2023年4月発売)
機械兵団の進軍:決戦の後に(2023年5月発売:スタンダード使用可能な特殊セット)
エルドレインの森(2023年9月発売)
イクサラン:失われし洞窟(2023年11月発売)
カルロフ邸殺人事件(2024年2月発売)
サンダー・ジャンクションの無法者(2024年4月発売)
サンダー・ジャンクションの無法者 ビッグスコア(サンダー・ジャンクションの無法者に付属するカードセット)
ブルームバロウ(2024年8月発売)
ダスクモーン:戦慄の館(2024年9月発売)
ファウンデーションズ(2024年11月発売)
霊気走破(2025年2月発売)
タルキール:龍嵐録(2025年4月発売)
以下に実例として、2024年8月に起こったカードセット追加やローテーションの動きを示す。
- ローテーション前(2024年7月~8月)のスタンダード
イニストラード:真夜中の狩り
イニストラード:真紅の契り
神河:輝ける世界
ニューカペナの街角
団結のドミナリア
兄弟戦争
ファイレクシア:完全なる統一
機械兵団の進軍
機械兵団の進軍:決戦の後に
エルドレインの森
イクサラン:失われし洞窟
カルロフ邸殺人事件
サンダー・ジャンクションの無法者
サンダー・ジャンクションの無法者 ビッグスコア
↓
イニストラード:真夜中の狩り←ローテーションにより使用不可
イニストラード:真紅の契り←ローテーションにより使用不可
神河:輝ける世界←ローテーションにより使用不可
ニューカペナの街角←ローテーションにより使用不可
団結のドミナリア
兄弟戦争
ファイレクシア:完全なる統一
機械兵団の進軍
機械兵団の進軍:決戦の後に
エルドレインの森
イクサラン:失われし洞窟
カルロフ邸殺人事件
サンダー・ジャンクションの無法者
サンダー・ジャンクションの無法者 ビッグスコア
ブルームバロウ←追加
このローテーションによりスタン内セットに再録されなかったカードがスタンダードの公式大会で使用できなくなることを、俗に「スタン落ち」と呼ぶ。
より汎用的には「ローテ落ち」もしくは単に「落ちる」とも言う。
ローテーションの無いTCGと比較され批判される事もある。
が、それらのTCGでも公式大会の場では
メタゲームの変遷に従い、3年も4年もキーカードが同じデッキを使い続けることはまず無い。
そのため、実際の内情の大差は無いに等しい。
また、これがスタンダード環境のインフレのある程度の抑制やカード資産格差の解消、つまり環境のパワーの安定へ貢献している面もある。
そしてウィザーズにとっては新しいカードを買わざるを得ない状況を作り出せるため、懐が温まる
とはいえ、これが初心者の参入障壁を高く感じる一因になっている事も否めないが…。
ローテーションにより適宜購入する必要はあるが、スタンダードのデッキの構築費用は他TCGと比べて著しく高額とも言い切れない。
勿論、その時の環境に左右される面はある。
ちなみに使用可能カードに関しては「どのセットに収録された物であれ、名前が一致しているのなら、そのフォーマットが禁止しない限り使用可能」。
ローテーションに合わせて全カードを最新セットのものに更新する必要はない。
例えば《進化する未開地》というカードがある。
これは2028年初頭のローテーションまでスタンダードで使用可能なセット「タルキール:龍嵐録(TDM)」に収録されている。
だが、このカードはそれ以前のセットにも何度も収録されているのだ。
初出の「エルドラージ覚醒(ROE)」収録のものでも、「イクサラン(XLN)」収録のものでも、特殊なレイアウトの枠を持つ「フォーゴトン・レルム探訪(AFR)」のものでも、もちろん「タルキール:龍嵐録(TDM)」収録のものでも、とにかく《進化する未開地》という名のカードであれば使用可能。
そのため「昔から持っているから」と旧枠版カードを使用したり、逆にとにかく最新版のカードで揃える等といった自己表現の手段にもなる。
もちろん好きなイラストで選んでもよい。
特に基本土地はセット毎に3種類以上入っている事からイラストの種類も非常に多い。
そのどれかに統一したりだとか、次元ごとに統一したりとか、一部で限定販売されたレア基本土地を使う人も多い。
もちろんスタンダード以外のフォーマットでもこのルールは遵守されている。
「全て旧枠のモダンデッキ」「全て新枠orM15枠のレガシーデッキ」なんてのもその気になれば組める。
カードの言語もこの「どのセットに~」の範疇であり、日本語版と英語版を混ぜて使っても問題ない。
極論59枚日本語の中に1枚だけフランス語版や簡体字中国語版を挿しても良いのだ。日本語名あるのに英語名でばかり覚えられてるカードもある。
ただ流石に日英以外の言語のカードを日本で使うと、読めないため相手に嫌がられる可能性が高い。
基本日英の二言語以外は使わない方がプレイ面では安全である。海外客も来るグランプリ以上の公式大会に出ようと思っている人は英語版統一が理想。
「どーしても日本語版と英語版だけじゃ揃わない!」という場合、日本語版のオラクルを書いた紙を用意するといい。
そのうえで「これはこういうカードです」と、出したカードに重ねて使えば混乱はしないけど、オラクルと言いつつ変なことは書かないようにね。
先述したようにMtGの基軸に据えられているフォーマットだけあって、公式のプッシュもアツい。
カードプールの狭さと新しさに由来する必要予算の低さと、覚えるべきカードの少なさから初心者にも勧めやすい。
メタゲームが回転しやすい分、地味に予算が掛かることもあるけど。
2020年10月頃までの1年間は禁止カードが頻出して色々と大荒れだったり、以降もMtGA参入による環境解析の高速化やメタの固定化、アグロ志向でカードプールが大味気味だったり…など風当たりが強かった時期もある。まぁTCGではよくあること。
小型大型、公認非公認問わず大会も盛ん。
金曜夜に多くのショップで開催される「フライデーナイトマジック(FNM)」は割とカジュアル目な公認大会なので、始めたばかりのプレイヤーはこの辺りを足がかりにしてみよう。
一方で賞金が掛かる大型の「公式大会」は海外からの出稼ぎ客まで集う魔境である。
もちろんショップレベルの「公認大会」であれば魔境とまでは行かないが、公式大会直前の大手ショップのイベントでは大会調整を兼ねた魔境レベルのプレイヤーが集まることもある。
製品形態
各エキスパンションでブースターパックが販売されるが、ブースターパックにもいくつか種類がある。
そのセットの基本的なブースターパック。後述する
リミテッドに対応したパックでもある。
2025年現在では、
レアか神話レアのカード 1枚
アンコモンのカード 3枚
コモンのカード 7枚(低確率で1枚がスペシャルゲストに置換される 5色のうち4色以上を含む)
foil仕様のいずれかの稀少度のカード 1枚
いずれかの稀少度のカード 1枚
基本土地かコモンの
2色土地 1枚
トークンカードやアートカード 1枚
の構成になっていることが多い。
本流のセットでのみ低確率で封入されるスペシャルゲストは、過去のカードがそのセットの世界観に合わせた新規イラストで再録されている。別のカードセットという扱いなので同名のカードがスタンダードに含まれていない限りスタンダードで使用できない。リミテッドで引けた場合は使用可能。
かつてはリミテッド向けのドラフト・ブースター(15枚入り)と、開封専用のセット・ブースター(12枚入り)に分かれていたが、2024年2月発売のカルロフ邸殺人事件(MKM)からプレイ・ブースターに一本化された。
名前通りコレクション用のパック。15枚+トークン・カード1枚入り。フォイルや拡張アート版などのコレクション性の高いカードが封入されているほか、レア以上のカードも5枚入っている。
「プレイブースターの一部のカードのイラスト違いを収録」という形態であるため、コレクターブースターでしか手に入らないカードは存在しない。
なおコレクター向け製品ということで1パックの値段がプレイ・ブースターの数4~5倍するのでリミテッドで遊ぶには向いていない。
統率者戦用の構築済みデッキセット。カード100枚入り。テーマが異なる数種類のデッキが販売される。
厳密には別のカードセットという扱いなので、同名のカードがスタンダードに含まれていない限り収録カードはスタンダードで使用できない。レガシーとヴィンテージでは使用可能なほか、(当たり前だが)統率者戦でも使用可能。
【スタンダードの先】
先述のローテーションにより、お気に入りカードがスタン落ちしてスタンダードでは使えなくなった…というのは良くあることである。
そういったカードを使い続けたい人向けに、スタンダードと別にローテーションの無いフォーマットが存在する。
通称「下環境」。
またレガシーとヴィンテージはまとめて「エターナル」とも呼ばれる。
以下に代表的なものを挙げる。
公式サポート中フォーマット
「ラヴニカへの回帰(RTR)」(2012年10月発売)以降の本流のセットに収録されたカードが使用可能。
「スタンダードとエターナルの中間であったモダンが、セット増加に伴ってエターナルに寄りすぎ、その役割を担いきれなくなってきた(要約)」
という状況を受け、モダンとスタンダードの中間として公式に制定されたフォーマットである。
禁止カードについては制定された2019年の間は調整の意味も兼ねて毎週更新されていた。
その後2020年から本格始動。同年2月のプレイヤーズツアー(旧プロツアー)やグランプリからは公式大会でも採用されている。
「第8版(8ED)」(2003年7月発売)以降の本流のセット、そして「モダンホライゾン」などモダン使用可能な特殊セットに収録されたカードが使用可能。
カード枠(フレーム)のレイアウトが所謂旧枠から新枠へ変わった部分が区切り。
ただあくまでも使用の可否は「カード枠がどれか」ではなく「そのカードがどのエキスパンションに収録されているか」で判断されているため、例えば「ヴィンテージマスターズ(VMA)」のカードは新枠でも使用不可能な物が多数存在する。
2011年5月からの試験運用の後、同年8月に制定されたフォーマットである。
禁止カードの選定基準は「安定して3ターンキル」が出来るか否か。
再販が少なくかつ4積みされやすいカードともなれば1枚1万を余裕で超えるが、エターナルと比べればそれでも遥かに安上がり。
上述のパイオニアの歴史が浅い事もあってか、フォーマット別で見たプレイヤー人数は多い方。
禁止カード以外、
MtGのカードとして印刷された全てのカードが使用可能。
他タイトルで言えば『
遊戯王OCG』の大会ルールや『デュエマ』の「アドバンス」に近い。
2004年9月20日に後述のタイプ1.5と置き換わって制定されたフォーマットである。
禁止カードの選定基準は「安定して2ターンキル」が出来るか否か。
ここまでくると再録禁止カードの多用からデッキが札束化、
盗まれようものならほぼ社会問題になる。
とはいえ、莫大な予算を要求されるのは
Tier1デッキを組もうとする時くらい。
仲間内で遊びたいとか公認大会に出たいぐらいのデッキであればそれなりに安価で組めたりもする。
調べたら安価なデッキレシピ等も紹介されているので参考にすると良い。
日本では割と人気のあるフォーマットなため、平日大会の開催頻度も高め。だが実は海外では不人気なフォーマットだったりする。
MtGのカードとして印刷された全てのカードが使用可能。レガシーと異なる点は、MtGであることを放棄しているようなごく一部の禁止カード以外に
禁止カードが存在しない。
禁止カードが存在しない代わりに、1デッキに1枚しか入れられない制限が付く「制限カード」が存在する。
真の魔境なフォーマットである。使用可能カードの種類数も公式フォーマットで一番多い。
デッキが
同じ厚さの1万円札より高い
のも珍しくない。
安物のデッキですら「60枚中必須級の9枚(所謂
パワー9)だけで1枚数百万+残り51枚も1枚3万程度の取引」=デッキ一つで車が買えるレベルは当たり前。
全て美品で揃えようものならば豪邸が買えてもおかしくない。
もしカードの盗難等があれば大問題必至なため、
大会には当然の如く警備員が配置される。
ただプレイヤーによっては自分が見ている所であれば沼へのご招待とばかりに気軽にデッキを貸してくれたりする人も多い。
こんな状態なので「
新規参入があまりにも少なすぎる」という理由もある。
おかげでデッキ一つで時価数千万円・顔見知りによるデッキ強盗殺人が発生…などの事例もある。
ここまで来るとやるプレイヤーの方も壊れており、
「一度組めれば制限カード改定の回数がレガシーより少ない(=1つのデッキをそのままでより長く使える)分逆に安い」
「仮にP9買っても売ればそれ以上の値段で帰ってくるから資産に計上できる」
とか言い出す始末。
もはや億万長者が資産目当てで購入する芸術品、「遊べる株券」と揶揄されるのもむべなるかな。
その性質上、Tier1デッキの複数所持は相当難しく、名前だけで使ってるデッキを特定されるのもほぼ当たり前になる。
「Aさんは【エルドラージ】、Bさんは【オース】、Cさんは【サルベイジャー】」とか試合前に分るのもザラ。
なおレガシーとヴィンテージはこれまで時折言われていた「エターナル」に分類され、全てのカードセットのカードやプロモーションカードを使うことができる。
この分類方法は2011年以前は強さの指標となる「レーティング」が別部門集計だった名残である。
全フォーマット合計『オーバーオール』の他、「スタンダード&エクステンデッド(廃止済み)&ブロック構築(廃止済み)」の『構築』、そして「レガシー&ヴィンテージ」である『エターナル』と分かれていたのだ。
そこから転じて収録セットによる使用禁止指定が無いフォーマットを「エターナル」、そのカードプールを「エターナルプール」と呼称する事もある。
現実での参戦が厳しいぶん、どちらもデジタルである『Magic Online(MO)』上では非常に人気の高いフォーマットになっている。
禁止されていない、コモンで収録されたことのあるカード全てが使用可能。
カードプールの元こそエターナルだが、コモン限定なためかイベント規定上では構築にもエターナルにも含まれていない。
元はMOなどで非公式に扱われていたが、テーブルトップでプレイする人も多かったため2019年6月28日に公式化したフォーマット。
たかがコモンと侮るなかれ、MtGの長い歴史上コモンでもパワフルなカードはかなり存在する。
実際にそのゲーム速度はレガシーにも匹敵する。
安上りで熱い勝負ができるとあってMtG初心者でも参入しやすく、変わった勝負がしたい通な上級者にもおすすめ。
他では全然目立たないあんなカードやこんなカードが、意外な活躍をすることもしばしば。
で、ごく一部はコモンの癖に高騰した。
詳しくは当該項目参照。
MtGA限定フォーマット。
直近2年度分の本流のセットのカードと、「再調整」が行われたカードとアルケミー専用のカードセットが使用可能。
「再調整」されたカードは《A-○○》と表記され、通常版は使用できなくなる。
テーブルトップでは不可能な「ランダムでカードを生成する」などの挙動をするカードが多数追加されるのが特徴。
このフォーマットの追加によって
アリーナ独自:アルケミー、ヒストリック
テーブルトップ準拠:スタンダード、エクスプローラー(後述)
という形で大まかに定義されるようになった。
MtGA限定フォーマット。
パイオニアのカードプールが揃うまでの代替フォーマットであり、MtGAに実装されているパイオニア範囲のカードが使用可能。まだまだカードプールが違うため、禁止カードはパイオニアとは別々に管理されている。
ヒストリックとの違いはアルケミーで調整されたカードが無調整で使用可能なこと。
過去のカードの追加は
過去のブロックを1セットに纏めた「リマスター・セット」
よく使われるカードをセットにした「エクスプローラー・アンソロジー」シリーズ
の2つで行われる。
2024年12月発売のMtGA限定セット「パイオニアマスターズ」によって、パイオニア環境で使われているカードの大部分がMtGAに実装されたため、将来的には廃止されパイオニアになる予定。
MtGA限定フォーマット。
MtGAでリリースされている殆どのカードが使用可能だが、アルケミーで調整を受けたカードに関しては調整後が用いられる。2021年10月時点では概ね「カラデシュ」以降+αが使用できる。
現状はパイオニアとスタンダードの中間のようで少し違うカードプールが楽しめるフォーマットになっている。
が、このフォーマットはアリーナで実装されているカードが全て使える都合上、
過去へも未来へもカードプールが拡充される
特殊な形式になっている。
当面はまずパイオニア範囲を全て含むようにカードプールを拡充していく予定とのこと。
MTGA限定フォーマット。
「ヒストリックのパワー基準に合わず禁止されたカードも使用可能にする」というコンセプトで創設されたフォーマットで、文字通りMTGAでリリースされているすべてのカードが使用可能。要するにMTGA版ヴィンテージであり、あちらと同様に禁止カードの代わりに制限カードが存在している。
ヒストリックと異なり、紙に存在するカードは調整版があっても紙のままの性能となる。
こうなった理由は、「タルキール覇王譚」をMTGAに実装するに伴い
フェッチランドもそのまま実装することになったこと、リミテッド再現のためにそのまま実装されたボーナスシート枠がヒストリックで事前禁止される例が複数生じ、それらのカードを使える場所が極めて限られていたことが主。
要するにMtG版バトルロイヤル。ルール上3人以上ならOKだが、4人でプレイされることが多い。
公式とも非公式とも言い切れないが、一応「ルールブックにルールが記載され、公式大会では扱わないが公認大会としては開催可能」という「カジュアル変種フォーマット」と定義されている。
多人数戦としては最もメジャーで、公式でもよくフィーチャーされる。
日本国外では欧米圏を中心に通常構築(≒スタンダード~ヴィンテージ)を差し置いて人気。
ルールは非常に独特なので、該当項目参照。カードプールはエターナルと同様で、禁止カードはレガシーに近い特有のリストを使っている。
更に変種フォーマットとして
最初から1VS1の「デュエルコマンダー」
土地以外の各マナ総量3マナ以下&メインデッキ50枚の「タイニー・リーダーズ」
上記と逆に5マナ以上の「ヒュージ・リーダーズ」
スタンダードプール&デッキ60枚の「ブロール」(MtGアリーナでは「スタンダード・ブロール」)
プレインズウォーカーとインスタントorソーサリーのペアを統率者として指定する「オースブレイカー」
など多種多様に存在する。
2VS2のチーム戦。正確にはフォーマットというよりは対戦形式に近い。
手札やクリーチャーは共有しないがライフは共有(=頭は2つあるが体は1つ)。故に双頭巨人。
呪文や能力の対象に味方を取ってフォローするプレイも可能。
デッキも「同名のカードは片方のプレイヤーしか使えない」ため、いかに色を被らせる事なく役割を分担出来るかがキーポイント。
こちらはAはA、BはB、CはCと1VS1を3人で分担し、2勝した方がチームとして勝ちという形式。
国別対抗戦のワールドマジックカップで毎年使われていた。
3人が同一フォーマットのパターンと、スタンダード+モダン+レガシーの2パターンが有る。
3人が同一フォーマットの場合、双頭巨人戦同様に同名のカードは1人しか使えないというルールが存在。
そのため、チームスタンダードやチームモダンではどのデッキにどれを入れるのかが非常に悩ましい。
スタンダードはデッキの選択肢自体が少なく、またその選択肢内で同じカードが使われている事が多いためである。
モダン以下では多色デッキが多いので、フェッチランドの配分が重要になる。
《Momir Vig, Simic Visionary Avatar》という特殊なカードを用いて行うMO限定のフォーマット。
Momirは1ターンに1度、任意のマナと手札1枚をコストに支払ったマナと同等のマナ総量を持つランダムなクリーチャーのトークンを生み出す。
デッキに入れられるのは基本土地のみで、Momirの能力を起動することで生み出されるクリーチャー達を使って相手を倒す…
…という一見するとかなり地味なフォーマットに思えるかもしれない。
しかしMomirによって生み出されるクリーチャーは古今東西、これまでのMtGで生まれたあらゆるクリーチャーからランダムに選ばれる。
そのためヤバすぎるデメリットを持つクソクリーチャーを引き当てての悶絶や普通なら見向きもされないクソクリーチャーが大化けしたり…
と、このフォーマットにしかない中毒性を秘めている。
特に「7マナで起動して《
触れられざる者フェイジ》を引き当て即死」というのはあるある過ぎるネタ。
あと「一生1/2から成長しない《タルモゴイフ》」なんてのも。
ストレージからクリーチャーをかき集めてコスト毎に分別すればテーブルトップでも一応可能だが、完璧なプレイにはやはりMOでのプレイが望ましい。
両者共に公式フォーマットである。
基本は未開封のプレイ・ブースター(もしくはドラフト・ブースター)を6パックその場で剥き、それに基本土地を合わせてメイン40枚以上のデッキを作る形式。
基本土地に関しては何枚でも外部から入れられる。
またパックから出てきたなら、基本土地以外にも通常構築にある4枚制限が適用されない。
最も運要素が強く、通常6枚の(神話)レア枠から何枚「出たら勝ち」と言えてかつ使える色のカードを引くかの勝負と言っても過言ではない。
レア枠から《機知の戦い》とか《無限への突入》とか、Foil枠から基本土地が出たら泣くしか無い。全部喰らったことがある人もいる
全員同じカードプールで構築する「デュプリケイテッド・シールド」
12パック剥いて40枚以上で構築する「スーパー・シールド」
等、こちらも変種が豊富。
剥いたパックから1枚取る→取らなかったカードを隣の人に渡し、逆の隣の人からカードを受け取る→渡されたカードの束から1枚取って隣に回す→…
をプレイ・ブースター(もしくはドラフト・ブースター)3パック分行って、ピックしたカードと基本土地で40枚以上のデッキを作る。
カードプールの作り方以外のルールはシールドと同様。
自分が取らなかったカード、人から回ってきたカード内容から他の人のカードカラーを予測できる。そのため戦う前から戦略が渦巻く。
プロ曰く「一番MtG力が問われる」との事。
シールドより多いパック数から自分が必要としやすいカードを選べるため、同じパック数でのシールドよりデッキのパワーが高くなりやすい。
基本的には卓内で協調して全員のデッキを強くしようとするのだが、どこで裏切って人にカードを使わせないかという点まで勝負内容。
ちなみに大会出禁世界王者である渡辺裕也は「45枚全カードのピック順とピック方針、何枚目で何と何の2択で迷ったか」をすべて記憶しているとか。
変形版に
本来やらない組み合わせでブースター・ドラフトする「カオス・ドラフト」
一定のカードプールから15枚を引き抜き、それをパック代わりにする「キューブ・ドラフト」
が存在する。
前者はほとんどのグランプリのサブイベントとして定着。
後者も非公式な方式でありながら世界選手権で使われたことがある。
またMOでは
パワー9と十手と神が飛び交う
お祭りイベントである「ホリデー・キューブ」が年末に恒例行事として開催されている。
非公式フォーマット
+
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... |
お互いの承諾の元でなら何でも使用可能。要するに話し合いで決めるフォーマット。
ローテーションに一切影響されないのと色々信用が揺らいでいる故、初心者はスタンダードよりもこちらの方が良いと主張する人も近年増えつつある。
当然の事ながら公式ではなく、また行き過ぎると0キル1キル上等となりかねずその線引きでもこれまた揉めやすい。
大体は4枚制限はあり、禁止カードはヴィンテージ準拠、ヴィンテージ制限カードを一部解禁というルールに落ち着くと思われるが、これすら取り払ったパターンは
TYPE0
と呼ばれる。
4枚制限を廃し「コンスピラシー(CNS)」の策略カードまで組み込んだTYPE0デッキともなれば、
先攻取った人の勝ち
レベルのパワーを有しうる。
非公式フォーマットの中では(カジュアルを除けば)最もメジャー。
簡単に言えば「1基本セット+2ブロック」を任意に選択して構築する。
昔のスタンダードで輝いたカードを活躍させやすいという層を中心に人気。
地味に公式でも似たルールが採用された事がある。詳しくは該当項目参照。
ブロック制が廃止された以降は「任意1基本セット+2ブロック」ではなく「当時のスタンダードで組めたデッキ」を基準にしている模様。
MtG界隈の大手カードショップ「晴れる屋」と「BIG MAGIC」が共同提案し、パイオニアの制定までその立ち位置にあったフォーマット。
モダンに倣い、基準となるカード枠が再び変更された「基本セット2015(M15)」以降のエキスパンションと基本セットが使用可能。
2019年10月時点で禁止カード、制限カードが存在しない。
そのため 金玉《 宝船の巡航》と《時を越えた探索》を大手を振って使える。
「イニストラードを覆う影(SOI)」の墓地落としが併用出来る事も含め、結構えげつないデッキが使用可能。
《血染めの月》が無い上に友好色フェッチランドが使える事もあり、3~4色デッキを遠慮なく事故も気にせず使えるのも魅力。
前述したようにパイオニアの制定を受け、2019年10月を以て大会開催は終了した。
「リミテッド・エディション(1ED)」の「アルファ(LEA)」「ベータ(LEB)」
「アラビアンナイト(ARN)」「アンティキティー(ATQ)」「レジェンド(LEG)」「ザ・ダーク(DRK)」…
これらで
英語版として印刷されたカードのみ使用可能
という鬼畜縛りフォーマット。
使用可能セットに「アンリミテッド・エディション(2ED)」や「フォールン・エンパイア(FEM)」を加える場合もある。
また、他言語版や「コレクターズ・エディション」を容認する例も多い。というかそうでもしないと組めない人が多すぎる。
現在は「再販でも良いけど絵は最古のセットの絵でかつ旧枠のやつ(例外2枚あり)」なら使用可能というルール(CFBルール)が主流の模様。
禁止・制限カードは主催者にもよるが黎明期のヴィンテージのそれに近い。
そのためアンティ関連のカードや《Chaos Orb》などのMtGである事を放棄しているカードが使えてしまうことも。
原形ルールはプレイする以前にそのためのカードを揃えられないという完全な神々の遊び。
だが、CFBルールならデッキを選べば現実的な金額で参戦できる。
なおゲーム自体は意外にもスローペースで進む。カードプールの関係でコンボパーツがほとんどなく、クリーチャーの質もそこまで高くないことが主因。
上述の「フォールン・エンパイア(FEM)」より後に発売された「第4版(4ED)」から旧枠最後のエキスパンションとなった「スカージ(SCG)」までとポータル・スターター系列のカードが使用可能なフォーマット。カードプールとしてはモダンとオールドスクールの中間であり、廃止されたフォーマットである「エクステンデッド」の第二期のカードプールに近い。そのため、禁止カードも当時のエクステンデッドに近いものとなっている。なお、使用するカードそのものには制限はなく、イラスト違いだろうが新枠だろうが使用可能。
いわゆる「昔のマジック」という意味では日本においてはオールドスクールよりもこちらの環境が馴染み深いだろう。大半のカードが安上がりなのも長所。
旧枠時代初出かつモダンリーガルのカードのみ使用可能
なフォーマット。
ぱっと見レガシーかヴィンテージなのに実はモダンという不思議な感覚が味わえる。
何気ないコモンが再録されてモダンリーガルになるだけで激震が走る
など意外と奥深い(?)のかもしれない。
日本発祥であり、通常のモダンよりも安く参入できることもあってカルト的な人気を集めつつある。
「モダンホライゾン」系をモダン以上に注視しているだろうフォーマット。
「リミテッド・エディション(1ED)」の「アルファ(LEA)」のカードのみ
が使用できるというオールドスクールをも超えるイカれた世界のフォーマット。
デッキ構築や一部対戦ルールも当時の物を再現するため「下限40枚」「同名カード4枚制限なし」「フェイク・アンティあり」「マリガンなし」「先攻ドローあり」辺りが新鮮なルールだろうか。
一応「ベータ(LEB)」と「アンリミテッド・エディション(2ED)」を使ってもよい(が、アルファで欠落している2枚は禁止)というルールもあるが、どっちみちオールドスクールよりも参入障壁の高い天上人の遊びなことに変わりはない。
MO限定フォーマット。
MOにおいて0.02tix(=2セント≒3円)以下で手に入るカードのみが使える超安上がりフォーマット。
カードプールが目まぐるしく移り変わるため、デッキを組むにはPD公式のカードプール一覧とにらめっこする必要がある。
各フォーマットを出禁となっているスーパーパワーカードである《宝船の巡航》と《ギタクシア派の調査》ですら2023/8月~9月シーズンに使用可能という時期があったほど。
他フォーマットに比べると圧倒的に安い為、じわじわ人気を延ばしている模様。
もともとは0.01tix以下だったのだが「イコリア:巨獣の棲処(IKO)」が追加されたシーズンで、0.01tix以下のカードが5000枚を下回る事から2倍になった。
それでも高くて1枚3円程度で買えるため、この上なく揃えやすい。
あと「パワーカードがPDで使えるようになる→みんなが買おうとする→値段が高くなる→カードセット追加によるプール変更時に0.02tixを上回って使用不能になる」というメタによるローテーションが発生する面白い傾向がある。
所謂カジュアルでしか出来ない、MtGの原則ガン無視フォーマットでは一番メジャーだろうフォーマット。
適当に作った数百枚(枚数は適当)、土地抜きのデッキを共有ライブラリーとして使用。
マナはデュエマのように「全カードをその色のマナが出る土地として使える」「多色カードを土地として使う場合はタップイン」というルール。
共有ライブラリー故にサーチカードは最初から抜いておいた方が無難。特に「土地を持ってくる」系のカードは何を持ってくるんだという話になる。
プール構築の感覚はキューブ・ドラフトに近く、ちゃんとバランスを考えてタワーを作ると意外に面白いとか。
シールド戦の後に、6パック分をタワーにするってのもあり。
もっとカオスにするなら「メンタルマジック」というルールもある。これは手札からプレイするカードをマナ・コストが全く同じ適当なカードとして使って良い(追加ルール「カードタイプはプレイするカードに準拠」を付け加える事も大半。)というもの。ただし、プレイヤー間で1ゲーム中に使用するカードが被ってはならない。
例えば(青)のインスタントである《送還》なら《Ancestral Recall》として唱えられるということ。
マジックの生みの親リチャード・ガーフィールドはこのメンタルマジックが好みとのこと。
- 禁止解除モダン/レガシー/パウパー、制限解除ヴィンテージ。
読んで字のごとく禁止や制限を解除したフォーマット。
禁止解除レガシーと制限解除ヴィンテージは同じ物では?とツッコミが入ると思うが、前者は「パワー9だけは禁止枠のまま」なのが区別点。
デッキは当然1キル上等のパワーを持つのでピッチカウンターは満載で。
もしかしたら0キルも成立するかもしれない。
非公式のリミテッド・フォーマットで、最安・最速で遊べるフォーマット。
お互いブースターパックを1パック開封し、その中から3枚一組の束を4つ作る。
束がそのまま手札になり、マナは無限に使えてライフを5点削れば勝ち。これを4戦1マッチというシンプルかつスピーディーなルール。
参加費は1パック分400円ですぐに遊べる敷居の低さが魅力で、公式でも紹介されている今非常に熱いフォーマット。
ワンパン即死も頻繁に起こる超大味なフォーマットでもあるが、そこが面白いと何度も遊ぶファンも多いとか。
同じようなフォーマットとして各基本土地3枚+パック1つの15枚の合計30枚をデッキにして10ライフでプレイする「ミニマスター」もある。
パックを開けたら表を見ずに土地を混ぜて即試合開始となるため、アドリブ力がフルに問われる。
こちらは基本土地がダブつくため、基本土地は(3)or(4)でサイクリング可能という追加ルールを使うこともある。
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廃止フォーマット
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現行のレガシーの位置にあったフォーマット。
違うところは「タイプ1(現ヴィンテージ)の制限&禁止カードがそのまま禁止カード」という雑な1点のみ。
タイプ1がヴィンテージとして名称変更されたタイミングで、レガシーと置き換わる形で廃止された。
4ブロック+3基本セットで行われる拡張版スタンダードなフォーマット。年1回スタンダードと同じタイミングでローテーションもある。
タイプ1.5の延長で「タイプ1.75」と呼ばれた事も。
途中でルール改正があり、それ以前は8ブロック+4基本セット、ローテーションは3年に1回と、ちょっと古いカードがメインのフォーマットであった。
プレイ人口の減少とモダンの制定で役割を終えたと判断されて廃止に。
1ブロック(3エキスパンション)のみで構築するフォーマット。
MOではさらに1つの基本セットのみで構築する、基本セット構築がサポートされていた。
1ブロックが2エキスパンションとなってからは公式大会(グランプリやプロツアー)での採用が行われず、ブロック制の廃止と共に完全に役割を終えた。
一応公式大会の採用が無かった時期でも、個人やショップレベルのイベントであれば開催する事は可能だった。集まるかどうかは別として。
あと最新セットのブロックを使うとは指定されてなかったので、昔のブロック構築を開催する事も可能だった。集まるかどうかは別として。
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【基本ルール】
構築戦ではメインデッキ60枚以上、サイドボード最大15枚を、基本土地以外は最大4枚まで入れて構築する。
リミテッドではピックしたカードと基本土地で40枚以上のメインデッキを作り、ピックした残りのカードはサイドボードとなる。
ちなみにリミテッドではピックさえできれば4枚以上同名のカードを入れることが可能。
最初期は4枚制限が無く、メインの下限も40枚であった。
テーブルトップにおいては上限が無いため、メイン240枚なんてタワーデッキで大型大会に出た人も。
基本的には3ゲーム勝負で2ゲーム勝った方が「マッチの勝利」となる。
初期ライフは20点でゲームが始まり、このライフが0以下になるとゲームに敗北する。
他にもライブラリー(山札)が0枚のところからカードを引こうしたり(=ライブラリーアウト)、毒カウンターを10個以上置かれても敗北。「敗北する」と書いてある特殊敗北条件を満たしてもその通りになる。
対戦相手が(全員)敗北すると勝利する。また誰かがカードに「勝利する」と書いてある特殊勝利条件を満たして勝利すると、他のプレイヤーは敗北する。
選択肢のない
無限ループが発生したときや、残っているプレイヤーが全員同時に敗北した場合は引き分けになる。また、マッチやゲームが始まる前なら合意の下で引き分けにしても良い。
初期手札は7枚。詳細は後述するが、土地ゲーなこともあってマリガンがある。
「基本セット2020(M20)」期のルール改正以降は
「何度目のマリガンでも最初に7枚引き、キープ決定後にマリガン回数と同じ枚数の手札をライブラリーの下に望む順番で置く」
というルールになっている。
なお、この通称「ロンドン・マリガン」までには
最初期:無し。
初期:手札がノーランドorフルランドの時のみ1度だけ可能。相手に手札を公開後7枚引き直し。。
「パリ・マリガン」:任意にマリガン可能。マリガン時の手札公開がなくなり、するたびに最初に引ける枚数が1枚減る。
「バンクーバー・マリガン」:マリガン時の手順はパリ・マリガンと同様。
キープ宣言後、手札が初期枚数より少ないプレイヤーはライブラリートップを見てそれをトップかボトムに置く。
という変遷を辿っている。
統率者戦では当初
「手札から不要なカードを追放した後、その枚数-1枚を引く。これをキープまで繰り返した後、追放したカードをライブラリーに戻してシャッフル」
という「部分的パリ・マリガン」が採用されていた。
しかし通常ルールでのロンドン・マリガン採用以降はそちらに
「1度目のマリガンをマリガンした回数に計上しない(=1度マリガンしてからキープしても手札7枚でスタートできる)」
という「フリー・マリガン」を付け足したものを採用。
「機械兵団の進軍:決戦の後に(MAT)」期現在も採用されている。これは他の多人数戦でも共通。
a.アンタップ・ステップ
b.アップキープ・ステップ
c.ドロー・ステップ(1ターン目の先攻のみ省略)
d.第1メイン・フェイズ
e.戦闘フェイズ
f.第2メイン・フェイズ
g.終了ステップ
h.クリンナップ・ステップ
といった流れで進行。
インスタントでないカードをプレイするのはメイン・フェイズ中かつスタックが空の時(=ソーサリー・タイミング)にしか行えない。
土地は1ターンに1枚のみ、メインフェイズにて手札から戦場に出せる。
<用語>(2024年現在)
ゲーム領域
ゲーム中にメインデッキを置く場所。2勝(以上)先取のマッチでは各ゲーム間にメインデッキとサイドボードの間でカードの入れ替えを行える。
入れ替えと書いてあるが、サイドボードから入れるだけ入れてメインから抜かないというのも適正。
具体的には構築戦では「メインが60枚以上、サイドが15枚以下」リミテッドでは「メインが40枚以上」を満たしていればその中でどう入れ替えてもOK。
例えば
『相手がライブラリーアウト狙いなので、サイドボード全入れの75枚デッキで2ゲーム目を戦う』
『リミテッドでデッキを2つ使い分ける』
などもOK。
設定上では「書庫」などと呼ばれ、魔導書を収めた本棚として表現される。
上限は7枚で、それ以上は他プレイヤーのターンに持ちこせない。
もちろんカードの能力で無制限になったり5枚までになったりする。
設定上では「魔導書」などと呼ばれ、プレインズウォーカーが書庫から取り出した魔導書や、持っている知識の量として表現される。
そのためフレーバーテキストやカード名が指す「知識」とは、基本的にゲーム中の手札のことと等しい。
所謂フィールド。一部の多人数戦でなければルール上は全プレイヤーで1つを共有している。
文字通り墓地。使用したソーサリーやインスタント、破壊されたパーマネントなどが置かれる。
しかし【
ドレッジ】や【
リアニメイト】といったここからクリーチャーを呼び戻すのが勝ち手段のデッキにとっては
第二の手札。
まるでデジャヴュだな
ヴィンテージでの【ドレッジ】ともなればあっという間に「ライブラリーの枚数<墓地の枚数」となる。
他には自分のライブラリーをわざと一気に落とし、ライブラリーアウトor残りライブラリーごくわずかという状況に移行。
その後出したor出ているパーマネントの能力で特殊勝利するデッキもある。
ゲームから追放されたカードはここに置く。他TCGにおける「除外」や「ロストゾーン」に相当する。
ここから使えたり、ここのカードをゲームに引き戻すカードは現在でもほぼ無い。第二の墓地にするのが厳しい再利用の最も困難な領域である。
続唱やブリンクのように「一時的に退避させて、すぐに特定の場所に戻す」というニュアンスでその退避先に一瞬だけ使ったり、《払拭の光》のように「自身が戦場を離れるまで○○を追放する」能力に使ったりすることもある。
後述する「衝動的ドロー」や、
出来事のように、追放領域から呪文を唱えることを許可する能力もある、
統率者戦で統率者を置くスペース。
墓地でも手札でも追放領域でもライブラリーでも無いので、専用のスペースが設けられている。
一部のカードにこの統率領域を参照する物がある。
統率者を用いないフォーマットでは9割9分9厘、プレインズウォーカーの奥義などで出る事のある「紋章」の置き場所にしか使用されない。
呪文を唱えたり能力を使う際、処理待ちとして使う領域。
呪文や能力は使用を宣言するとこのスタックに置かれる。
スタックに置かれた後、各プレイヤーは更に呪文や能力を起動することが可能(俗に「対応する」と称される)で、追加の能力や呪文を宣言すると後から宣言したものが、スタック上で前のものの上に積まれていき、
両者が呪文を唱えたり能力を起動しないと合意した時点で上(最後に宣言した呪文や能力)から1つずつ処理(解決)される、なおスタックは解決が始まったら1山全部処理されるわけではなく、1つ解決するたびに新しい能力や呪文を積む事も可能。
文章で説明すると非ッ常に分かり辛いが、スタックを巡る駆け引きはMtGの最大の醍醐味ともいえる要素でありスタックの理解度の高さはそのまま実力に直結すると言っていい重要な要素。
シンプルな例を挙げると
プレイヤーAが戦場でタフネス2の《灰色熊》をコントロールしていたとする。
これにプレイヤーBがダメージ3点を与える《稲妻》を《灰色熊》を対象として宣言したとする。
するとまずは《稲妻》がスタックに積まれる。何もしなければ《灰色熊》は3点ダメージを受けて死亡する。
ここで《灰色熊》を死なせたくないプレイヤーAが《稲妻》に対応してパワーとタフネスを3増やす《巨大化》を《灰色熊》に唱えたとしよう。
この場合はスタックは《稲妻》→《巨大化》の順で積まれ、上から《巨大化》→《稲妻》の順で解決される。
結果的に《灰色熊》はタフネスが3増えた後に3ダメージ受けるので、生き残ることが出来る。
逆にプレイヤーAが先に《巨大化》を《灰色熊》に唱えたところに対応してプレイヤーBが《稲妻》を唱えると、
スタックは《巨大化》→《稲妻》の順で積まれ、《稲妻》→《巨大化》の順で解決される。
この場合は《灰色熊》はタフネスが3増える前に3ダメージ受けるので、死亡する。(《巨大化》は適正な対象がいなくなったので立ち消えする)
このように同じカードの組み合わせでもスタックの積まれ方、カードを切るタイミング1つで結果が大きく変わっていくのである。
+
|
スタックあれこれ |
上の「スタックは解決が始まったら1山全部処理されるわけではなく、1つ解決するたびに新しい能力や呪文を積む事も可能」の部分で有名な例が。
「打ち消せない《対抗呪文》である《最後の言葉》がカウンター合戦に弱い」という物。
「《稲妻》→《対抗呪文》→《最後の言葉》」までスタックに積み上がったら《最後の言葉》のみ解決。
《対抗呪文》が打ち消されてスタック上が《稲妻》のみになった段階で、もう一度《対抗呪文》を唱えて通れば《稲妻》が打ち消されて、
結果的には《最後の言葉》をカウンターしたのと同じ挙動になるためである。
スタックは理解しててもたまにバグのような挙動が起こる。例えば《師範の占い独楽》。
これは「ライブラリーの上から3枚を見て並べ替える」「ライブラリーの一番上のカードを引いて自身を一番上に置く」という2つの能力を持っている。
こいつで先に前者の能力を起動。その解決を開始する前に後者の能力を起動すると「ライブラリーの一番上と独楽を入れ替える→ライブラリーの上3枚を並べ替える」となるため、まずライブラリーの一番上に《師範の占い独楽》が置かれる。
そこから前者の能力を解決し始める事により、ライブラリーの2枚目か3枚目に《師範の占い独楽》を仕込む事も可能である。
また前後前と3回能力を起動すると「ライブラリーの上3枚を並べ替える→ライブラリーの一番上と独楽を入れ替える→ライブラリーの上3枚を並べ替える」となり、
結果的には「ライブラリーの上3枚から任意の1枚を引いて、《師範の占い独楽》と残りの2枚を好きな順番でライブラリーの上に置く」となる。
両方ともに「独楽が手元に無いのにライブラリーを並べ替える」という謎の現象が起こる事に違和感を覚える人が非常に多いが、
「独楽のそれは解決時に独楽が手元に無いといけないとは言っていない」ので問題なく解決される。
【アイアンワークス】というデッキではこれ以上にバグ臭い挙動を起こす。
あまりにも難解かつ大会運営を阻害するレベルで遅いデッキだったためにモダンで禁止となった。
|
これはゲーム領域
ではない
のだが、ゲームの外部にあるカードを参照する能力や呪文が存在するので記載する。
トーナメントでは
サイドボード
にあるカードのことを指す。カジュアルプレイではゲーム外ならなんでも良いのだが、トーナメント同様にサイドボードにあるカードにしかアクセスできないとすることが多い。
《願い》などゲームの外部から呪文を唱えることを許可するカードや、
相棒メカニズムのようにゲームの外部から手札に加えることができるカードが存在する。
特定の状況でのみ絶大な効果を発揮するカード(シルバーバレット)をサイドボードに仕込んでおいて、適宜《願い》などで回収する戦法を俗にウィッシュボード戦略という。構築BO1戦では、サイドボードとデッキの入れ替えを考慮しなくてよいので、サイドボードをウィッシュボードに特化させる戦略がとれてしまい、それが強すぎたので、アリーナの構築BO1ではサイドボードの枚数が7枚に制限されている。
カード・タイプ
プレイヤーが召喚し、手下とする被造物。
ごく一部を除いてエルフや
ゴブリン、
吸血鬼といった種族を少なくとも1つ持っており、場合によっては職業を合わせ持つ。
それらはゲーム中においてクリーチャー・タイプと呼称される。
一部はストーリー上での重要人物をカード化した
「『伝説の』クリーチャー」
として存在する。
それらは「レジェンド・ルール」により
1種につき1体までしかコントロールできない
。代わりに基本的に強力。
某覇者とかヤーグルとかネタにしかならない伝説のクリーチャーもいるのはご愛嬌
MtGのMtGたる所以の一つともされるカード群。事故の大体はこれの引きや偏りが極端。土地岡さんとかネタにされる人もいる。
基本的に1ターンに1枚しかプレイできない。「基本的に」だが。
プレイヤーはこれからマナを生み出し、そのマナで各種呪文を唱える。
かつては自力ではマナを出せない土地も出ていたが、現在はMtG全体の方針として「マナ能力を持たない土地は作らない」となっている。
そのため、最低でも無色マナは出せるか、マナを出せる別のカードにアクセスできるようにデザインされている。
タップすると1色の1マナが出てくる各種の「基本土地」と、基本でない土地がある。
基本土地については「同名のカードはメインサイド合計4枚までしかデッキに入れられない」のルールが適用されないという例外を持っている。
基本でない土地にはさまざまな種類があり、2色のうち好きな方のマナを出すことができる「
デュアルランド」、マナを支払うことで一時的にクリーチャーになる「ミシュラランド」、ライブラリーから条件に合う土地を探して戦場に出す「
フェッチランド」などがある。
これら基本でない土地は、基本土地より強力な分デメリットがあることが多く、無色マナしか出すことができなかったり、タップ状態で戦場に出たり、タップするたびにダメージが入ったりする。対戦相手から狙われることも多く、基本でない土地対策カードも多い。
クリーチャーと同じように伝説の土地もある。
使い切りの呪文その1。
自ターンのメインフェイズ中かつスタックが空の時にのみ使用可能。代わりにマナ効率が良く、派手な効果を持つものも多い。
伝説のソーサリーは長らく概念上の存在だったが、「ドミナリア(DOM)」でようやく登場した。
これは伝説のクリーチャーか伝説のプレインズウォーカーをコントロールしていないと唱えられないというものであり、そこは他の伝説のカードと異なる。
使いきりの呪文その2。
瞬速を持つソーサリーになりそこなったもの
優先権さえ回ってきていれば相手ターンや戦闘フェイズ等、好きなタイミングでスタックの状態を問わず使用可能。
とにかく取り回しに優れる。
その分ソーサリーに比べて効果が控え目だったり、限定的な傾向が強い。
打ち消しはルールの都合上全てインスタントであり、その他はパンプなどの堅実な効果が中心。
伝説のインスタントもあるが、ソーサリーと同様に伝説のクリーチャーか伝説のプレインズウォーカーをコントロールしていないと唱えられない。
特殊なアイテムや機械など。所謂置物その1。
後述のエンチャントに比べ、自身をタップしたり生け贄に捧げて起動する能力(=起動型能力)を持つ傾向が強い。
クリーチャーにつける「装備品」や、操縦者たるクリーチャーをタップすると一時的にクリーチャーになる「機体」など、サブタイプも様々。
ゴーレムのようなクリーチャーでもあるカードや、そしてやはり伝説のアーティファクトも存在する。
アーティファクトの各色との関係は概ね決められており、カードデザインもそれに沿って作られることが多い。
利用:黒(利用できるものは何でも)・青(技術の結晶)
破壊:緑(自然の大敵)
両方:白(時に秩序の敵、時に味方)・赤(壊すのも作るのも大好き)
結界などの持続する呪文。所謂置物その2。
前述のアーティファクトに比べ、常に発動する能力(=常在型能力や誘発型能力)を持つ傾向が強い。
イメージ的には実体があるのがアーティファクト、実体がない・薄いのがエンチャントといったところ。
1ターンごとに1つずつ能力が誘発する
英雄譚も、他のカードやプレイヤーに付ける「オーラ」であるサブタイプ持ちも、クリーチャーでもあるエンチャントも、くどいようだが伝説のエンチャントも存在する。対戦相手のものや異なる種類のものも含めて、戦場に同時に1つしか存在できない「ワールド・エンチャント」も存在する。
「装備品」と「オーラ」の違いは、「装備品」はつけられているクリーチャーが戦場からいなくなってもアーティファクトとして戦場に存在し続けるが、「オーラ」は付けられているパーマネントが戦場からいなくなると墓地に置かれる。
モダンホライゾン3において部族/Tribalから改称された。クリーチャーではないカードにクリーチャー・タイプを持たせるためのカード・タイプ。
同族単体では存在せず、併せ持った他のカード・タイプと同じ挙動をする。
例えば「同族・ソーサリー・ゴブリン」であればソーサリー・カードとしてもゴブリンとしても扱われる。
「墓地からソーサリー・カードを手札に戻す」はもちろん「墓地からゴブリンであるカードを手札に戻す」でも回収可能。
一時期使われたが、ウィザーズとしてはもう使いたくないとのこと。
元々はプレイヤーの事のみを指していた概念。
設定上では「探求者」や「冒険者」とも呼ばれる、「プレインズウォーカーの灯(Planeswalker's Spark。単に「灯(The Spark)」とも)」が灯った人。
平行世界の一つであるPlane(次元)を渡り歩く者(walker)という意味である。
プレインズウォーカー以外は基本的に次元が複数あるとは思っていない。
プレインズウォーカーの中にはセットの舞台となった次元のその時代に居合わせる者もいる。
そういう者は(ごく一部の例外を除いて)プレインズウォーカー・カードとしてゲーム内に収録される。
ただしプレインズウォーカーというカード・タイプは「ローウィン(LRW)」(2007年10月発売)まで無かった。
それ以前では代わりに様々な形の伝説のクリーチャーとして収録されている。
ゲーム的には、「忠誠度」という値を上げたり下げたりすることで起動型能力を起動できるパーマネント。対戦相手のコントロールするプレインズウォーカーを攻撃して、忠誠度を下げることもできる。忠誠度が0になると墓地に置かれる。
基本的には「忠誠度プラス能力、忠誠度マイナス幅が小さい能力、忠誠度を大幅にマイナスする能力」の3つを持つが、忠誠度消費が一番大きい能力に付いては「奥義」と呼ばれることが多い。
PWが持つ能力のなかで「そのゲーム中継続して扱われる能力」に関しては「紋章」とまとめられている。例えば「あなたは「あなたがコントロールするクリーチャーは+1/+0の修整を受ける。」を持つ紋章を得る」という形で。
この手の初出である《遍歴の騎士、エルズペス》の「アラーラの断片(ALA)」版のみ「残りのゲームの間~」と印刷されていたが、オラクル更新で他のカード同様に紋章を使う文章に置き換えられている。
紋章を消す手段はゲームを終わらせる以外に基本的にはなく、無理やりなところでも「《解放された者、カーン》の奥義でゲーム自体をリスタートする」しかない。
プレインズウォーカーは当初、レジェンド・ルール以上に厳しい制限があった。
「イクサラン(XLN)」期のルール改正で他の伝説のパーマネントと同様の扱いとなり、それ以前のプレインズウォーカーも伝説を持つように変更された。
要は
神ジェイスと
神童ジェイスが同時に出ているどころか、それが敵味方それぞれから睨み合う形勢もありえるようになった。
上にもあるように、設定上は一応ゲームをプレイするプレイヤーもプレインズウォーカーの一人。
だが「プレインズウォーカーを破壊する」の効果でプレイヤーを敗北させることは出来ない。
ただし「プレイヤーを破壊する」は有効らしい。存在するの銀枠のみだけど。
なおこの破壊に対応して「プレイヤーを再生する」「プレイヤーに破壊不能を持たせる」も一応有効とのこと。両者とも該当するカードは無いが。
「機械兵団の進軍(MOM)」から登場したカード・タイプ。
戦場に出るに際して、対戦相手一人を「守る者」に指定する。そのバトルを攻撃することで「守備値」を減らすことができ、守備値を0にすることで第2面を唱えることができるが、「守る者」は攻撃をブロックして守備値の減少を防ぐことができる。
フレーバー的には次元そのものを表している。
ソーサリーとインスタント以外は戦場にある間、「パーマネント」と総称されて扱われる。
例えば「土地でないパーマネント」とは「戦場にあり土地でない、クリーチャーかエンチャントかアーティファクトかプレインズウォーカーかバトル」を指す。
そして土地以外のカードは全て「呪文」でもある。スタック上にあるなら尚更重要になる。
他のTCGを知る人はクリーチャーやアーティファクトなども「呪文」である事に違和感を覚えるかもしれない。
だが「呪文を唱えてそれらを生み出す」と解釈すれば合点がいくだろう。
つまりクリーチャー呪文は一言で表すと「召喚術」や「錬成術」にあたるという訳だ。
実際マジック公式サイト内には以下の文章がある。
「マジックの世界では、あなたは魔法使いになり壮大な
ファンタジー世界の主人公。呪文を駆使して相手と戦います。」
最初期のクリーチャー・カードには「○○の召喚/Summon ○○」と表記されているのも、前述の「何かを生み出す呪文」という解釈にぴったり合致する。
なお『
遊戯王』の《
デーモンの召喚》はMtGの《奈落の王》とこのフレーバーを元ネタとしたカードである。
<MtGの大原則>
“カードはルールに勝つ”
他の大原則は割愛するが、これだけはMtGの面白さを語るにあたって外せない。理由はその他の項に少々。
実際、多くのカードはルールを超越・書き換える能力を有している。それはささいなものから、ゲームを破壊しかねない強大なものまで様々。
例えば
《白金の天使》(7)
アーティファクト・クリーチャー - 天使
あなたはゲームに敗北することはなく、あなたの対戦相手はゲームに勝利することはない。
飛行
4/4
……むちゃくちゃでしょ?
でもこいつ自体はクリーチャーでアーティファクトでもあるから壊されやすいし、タフネスも4だから死亡しやすい。
だが何らかの方法で破壊不能と被覆か呪禁を持たせるとほぼゲームセット。
そんなドヤ顔コンボを決めるのもMtGの楽しさの一つ。
ちなみに逆も存在する。
《深淵の迫害者》(2)(黒)(黒)
クリーチャー - デーモン
あなたはゲームに勝利することはなく、あなたの対戦相手はゲームに敗北することはない。
トランプル・飛行
6/6
……こっちもむちゃくちゃ。だが本体が4マナ6/6飛行トランプルとパワフル。
これで序盤から相手を攻撃し、相手のライフがマイナスになった所でこれを能動的に処分する、という戦法を取れば十分にエースカードとなる。
相手からしたらこれに殴られながらも、時間がたったら守らなければいけないという謎の展開になる。
他にも「ソーサリーをインスタントと同様のタイミングで唱えられる」や、それに対抗した「ソーサリーを唱えられる時にしか呪文を唱えられなくする」…
などなど、ルールを基本原則から覆すような能力はたくさんある。
あんまり歪めるようだと銀枠でしか出せなかったり公式で使用が禁止されるが。
魅力的な特殊勝利条件もいっぱい。
-
「死闘により死屍累々。はい、勝利!」
-
「とあるクリーチャーに触られると『お前はもう、死んでいる』」
-
「5色土地と生物がそろえば何でもできる。だから戦は(中略」
-
「俺たち四つ(同カードです)が全部出たら何でも(以下同文」
-
「狂人が作った扉を、うすのろが開いてしまう。そしてうすのろはやがて考えるのをやめる」
-
「世界なんて争いも罪もいっぱい!じゃあみんないなくなればいいじゃない!」
-
「ライフ1?山札0?残念、俺の勝ちだ。このカードがあるからさ!」
- 「ギルドも思想も関係ない!争いは辞めてみんな仲良く!~HAPPY END~」
-
「信心の力で未来はすべて見通した。あなたの未来はもう来ない」
こっちもそそりそうな敗北条件の山。
-
「ライフロスが嫌?じゃあ山札でいいよ。空になったら負けるけどね!」(※元祖です)
-
「インチキはだめよ!ちゃんと手札から召喚してね!」
-
「ライフ13になったら負けね!何故って?13って忌み名だからね!」
-
「マナ後払いでいいよ!ただし支払わなかったら死ぬけどね!」
-
「三つ願いを叶えてやろう。ただし四つ目でお前の命を頂く」
- 「Time is money.追加ターンはそれだけ価値のあるものだ。そのターンで勝てよ?」
自分も相手もそんなカードを使えるなら、静かにゲームが進むわけも無く。
- 《地ならし屋》+《明日の標》=
「ずっと俺のターン!」
- 《通電式キー》+《Time Vault》=
「1ターン目からずっと俺のターンするけどいいかな?」
- 【ベルチャー】=
「1ターン目だけど50ダメージだぞ、死ね」
- 【ストーム】=
「1ターン目から呪文10回唱えたので2点ドレイン10発だ、死ね」
- 【クロノステイシス】=
「ゆっくり死んで逝ってね!」(別名「ずっとお前のターン」)
- 【玉虫アルター】【MoMa】=
「ソリディアで貴様の精神力を蒸発させたる」
- 【感染】=
「一撃毒殺」
- 【バベル】=
「デッキの残り枚数200枚あるから僕の勝ちです」
- 【MUD】=
「MtGさせない」
- 【双子】=
「とりあえずクリーチャー1億体でアタック」
- 【Super Crazy Zoo】=
「対応して《稲妻》打ちます、『自分に』」
- 【the spy】=
「自分のデッキ土地入ってないんで全部墓地に落としますね」
- 【Doomsday】=
「5枚を詰将棋するのが楽しいんだよね」
- 【続唱計略】=「
追加ターン!相手の場札を6枚吹き飛ばす!ちなみに今は『2ターン目』だ
」
以上が簡易的なゲーム説明と、特徴が強烈なデッキの解説である。
<各色の特徴>
MtGは土地からマナを生み出して戦う。土地の種類毎に生み出せるマナの色は決まっており、デッキの特徴のおおよそはその色から決まる。
以下にそんな色の色々な特徴と代表的なカードをそれぞれ紹介する。
理想:秩序統一
人間:騎士・兵士・執政者・クレリック
弱点:行き過ぎた全体主義・教条主義
白は正義や秩序、平和や平等などを司る色であり、対応する基本土地は《平地》。
5色の中で単体で最もバランスがとれている。
【
白ウィニー】のような超短期決戦デッキから《
神の怒り》などの全体除去をも駆使する究極のコントロールデッキまで、白なら
単色でも組める。
しかし逆に言えば器用貧乏になりがちで、また平等も重んずるため一方的かつ瞬間的に大きくアドバンテージを稼ぐのが苦手。
そのため一見するとマナレシオの良いカードも、選べる対象などの条件に阻まれがち。
ドロー系のカードが他色に比べ少ないのもあってカードの切り所は重要になる。
とはいえトークン生成にライフ回復、エンチャントの破壊、(一時的)追放、そして全体除去はかなり得意。
クリーチャーも飛行や先制攻撃、二段攻撃に絆魂、警戒を持つものが多く、横並べしやすいなど質はまずまず。
クリーチャー・タイプは天使や騎士など神聖さを感じさせるものが多く、人間も大多数は白に存在する。
理想:全知全能
人間:技工士(工匠)・魔導士(ウィザード)
弱点:頭でっかち・スロースターター
青は精神や知識、水や大気などを司る色であり、対応する基本土地は《島》。
様々な呪文を使った駆け引きを得意とし、インスタント以外をインスタント同様のタイミングで唱えられる能力も自前・付与問わず多い。
クリーチャー・タイプはマーフォーク(≒魚人)やフェアリー、スフィンクスなどの水や空と縁の深い存在が多い。
ほとんどは飛行や瞬速などと持つのと引き換えにマナ総量当たりのP/Tが控え目。
対してインスタントやソーサリーによるドローやバウンス、
打ち消しはすこぶる豊富。
相手を妨害しつつ相手の妨害を躱す、
コントロールに分類される
陰気臭くて狡猾テクニカルでトリッキーな戦法に長ける。
特に打ち消しは他のTCGだと存在しないかできても非常に高コストな傾向にあり、MtGの華の一つとされる。
打ち消しを筆頭としたインスタントタイミングでの攻防が生み出す「対話」は濃厚そのものであり、これを求めてMtGを嗜むプレイヤーも少なくない。
そんなプレイヤー達曰く、「
青は最もMtGらしい色なのです」との事。
代表的な記事ありカードは《
対抗呪文》《
選択》
金玉《
宝船の巡航》など。
代表的なPWは若く陰気な、精神操作魔法の天才《
ジェイス・ベレレン》…は色々あって表舞台から姿を消しつつあるため、青黒から青単に転身しつつある忍者PW《
漆月魁渡》がメイン枠として扱われるようになってきている。
理想:唯我独尊
人間:無頼漢(ならず者)・暗殺者・傭兵・邪術士
弱点:歪んだ力による尻ぬぐいや代償・ボッチ
黒は腐敗や死、悲しみや恐怖などを司る色であり、対応する基本土地は《沼》。
【
スーサイドブラック】のように勝利の為なら自分のライフ(命)をも「残り1点まではかすり傷」と言わんばかりにコストにする。
最終的に勝てば良いという思考であり、相手のクリーチャーや手札どころかプレインズウォーカーまで
直接
破壊できるのが最大の特徴。
ただしクリーチャーでないアーティファクトに触れるのだけはかなり苦手。
クリーチャー・タイプは
ゾンビや
吸血鬼、デーモン、…他に形容のしようがないホラーなど、おぞましい化け物が多い。人間もならず者や邪術士といったろくでもない連中ばかり。一方で白の騎士と対になる「黒い騎士」がいたりも。
持つ能力も接死や威迫など対クリーチャーや対プレイヤーに特化している。
そんなクリーチャー達はかつてこそパワー>タフネスな奴(「頭でっかち」とも)が多かった。
が、最近はそれでは赤と丸被りであるとして、パワー<タフネスな奴(「尻でっかち」とも)と半々気味になりつつある。要は両極端。
理想:自由奔放
人間:無政府主義者・傭兵・蛮族・戦闘狂
弱点:視野狭窄・刹那主義
赤は炎や雷、混沌や激情などを司る色であり、対応する基本土地は《山》。
とにかく極めて攻撃的かつ刹那的。
特に
「火力」と俗称されるクリーチャーやプレインズウォーカー、プレイヤーに直接ダメージを与える呪文や能力は黎明期から今も赤に最も多い。
性能も断トツで優秀。赤相手にタフネス3以下は速攻で焼かれて死ぬものである。
そんな具合なのでデッキ自体はアドバンテージ確保や持続力に乏しくなりがちで、攻め切れないと息切れしたところをそのまま逆転勝ちされやすい。
あとアーティファクトの扱いも得意としていたり、エンチャントに触れるのが凄く苦手という特徴もある。
かつてはできる事がフレーバーの関係で少なめだったが、黒から「一時的なマナ加速」が、「衝動的ドロー」「捨ててから引くルーティング」が青あたりから移動してきたおかげで
瞬間的に選択肢を増やすことが得意となっており、やれることの幅が大きく広がっている。
クリーチャー・タイプはゴブリンや
オーガ、ドラゴンが多く、マナをつぎ込むと「パワーだけ上昇」したりと、ことごとく攻撃的。
速攻を持つクリーチャーも赤が一番多く、P/Tはほとんどがパワー>タフネスな「頭でっかち」が多い。
理想:現状維持
人間:修行僧・ドルイド・狩人
弱点:世間知らず・生命最優先(敵までも)
緑は自然や純粋さ、成長や調和などを司る色であり、対応する基本土地は《森》。
土地とクリーチャーの展開を得意としており、クリーチャーの質も高い。
序盤から
マナ加速し、相手に先んじて高性能クリーチャーをどんどん叩きつけ、その圧倒的な力で全てをねじ伏せるのは緑の王道戦術。
マナ加速をせずともクリーチャーのP/Tが他の色の同マナ・コスト帯のそれと比べどちらも1以上高い事が珍しくない。赤と同じようにマナをつぎ込むとパンプアップするクリーチャーも多いが、緑なら「パワーもタフネスも上がる」というマッチョっぷり。
クリーチャー・タイプはエルフやビースト、エレメンタルやワームといった自然に住む者達が多い。
能力にしてもトランプルや到達を中心に戦闘向き。
また自然の色とあって憎き人工物たるアーティファクトの破壊に長ける他、クリーチャーが絡めば大体の事をこなせる。
格闘、パワー依存の火力、最大パワー分のコスト軽減、ドロー、呪禁付与での立ち消えによる実質的な打ち消し、等々…
対飛行の効果を持つインスタントやソーサリーも多い。
しかしクリーチャーの絡まない事、特に相手のクリーチャーやプレインズウォーカーに直接触れる事は不得手で、飛行持ちも5色のうちで最少。
またデッキも一枚一枚に強く依存する所謂
グッドスタッフになりがち。
どうにか高マナフィニッシャーを唱えたのに打ち消されたり、出せても攻撃前に除去を食らってそのまま敗北する事もよくある。
代表的な記事ありカードは《
ラノワールのエルフ》《
極楽鳥》《
甲鱗のワーム》様など。
代表的なPWは自然を崇拝する筋肉ダルマ《
野生語りのガラク》…はこれまた一時的
闇堕ちの解消を経て代表格から一歩引いた立場にいる。
その後は《
ニッサ・レヴェイン》と《ビビアン・リード》が代表格となったが、ニッサはストーリーの都合でプレインズウォーカーの灯を失ったためビビアンがメイン格として扱われている。
【無色/Colorless】
厳密には色ではない(=有色としては扱われない)が一応。
対応する基本土地は《荒地》だが、これは基本土地タイプを持たず、リミテッドでの無限支給の対象外。収録セットも大きく限定されている。
主な無色であるカードは
- ほとんどの土地
- アーティファクトの大部分
- エルドラージの一族、一部のファイレクシアン
- ウギン関連
の4種がある。
ゲーム的にはどれも「無色」だが設定上は全くの別物なのでそれぞれのカテゴリで特性が全く異なっているのも特徴。エルドラージとウギンなんて敵同士だし。でもゲーム内では同じ色なので手を組んで暴れまわったがな!
クリーチャー・タイプもそれに連動して構築物や飛行機械、エルドラージが多い。
あらゆる色のデッキで使えて、色事故の心配もない代わりにカードパワーは抑え気味。だってそうでないとぶっ壊れまっしぐらだし、実際ぶっ壊れててやらかしたことも多々ある。
土地カードはマナコストがないため、そのマナ能力にかかわらず無色として扱われる。《平地》《島》《沼》《山》《森》などもそれぞれ色マナを出すが、それ自体は無色のパーマネントとして扱われる。
「ゲートウォッチの誓い」からは、マナコストに無色マナを含むカードが登場した。これは無色マナでしか支払えないので、このカードを採用する際は無色マナの捻出方法を考えておかないと色事故が起きる。
各色の関係性
各色はカラーパイ(古くはカラーホイールとも)において白青黒赤緑と並んでいる。
通常のカードの裏面に描かれた5色の点も、このカラーパイに沿って描かれたものである。
そしてこの並びを基準として、相互に「友好色」か「対抗色」の関係にある。
カラーパイを五角形に並べた時、その中で
とある色から見て隣り合う2色が「友好色」、向かい合う2色が「対抗色」である。
かつての傾向として、友好色同士は複数の色のマナを出せる土地や多色カード等のサポートが充実していた。
逆に対抗色ではその色同士で妨害しあったり、その色に対する土地渡りやプロテクション等の有利に戦える能力を持つクリーチャーが多かった。
しかし現在は基本的に、色数毎のその組み合わせに差を設けずデザインする方針が掲げられている。
これにはデッキ構築の自由度を広げる意味合いもある。リミテッド、特にシールドで対抗色濃いと割り合い悲惨だったし…
とはいえその方針となって以降も、特定の色数または組み合わせを推奨するセットは存在している。
単色推しの「テーロス(THS)」「エルドレインの王権(ELD)」
友好色対抗色の概念が強い時代にあえて対抗色を強調した「アポカリプス(AOC)」
友好も対抗も対等に重視し、長く続く礎となった「ラヴニカ:ギルドの都(RAV)」
3色の組み合わせを推奨した「アラーラの断片(ALA)」や「タルキール覇王譚(KTK)」
その流れを汲む「イコリア:巨獣の棲処(IKO)」「ニューカペナの街角(NSC)」
などなど…
また対抗色の概念が薄れきってはおらず、
色対策カードは未だに対抗色を対象とするものが多い。
現在、2色の組み合わせについてはラヴニカ次元のギルドの名称
ある色とその色の友好色2色による3色の組み合わせ(=弧3色)についてはアラーラの各次元名
ある色とその色の対抗色2色による3色の組み合わせ(=楔3色)はタルキール次元の各氏族の名称
で呼ばれることが多い。以下はその内訳である。
- 友好色→白青=アゾリウス、青黒=ディミーア、黒赤=ラグドス、赤緑=グルール、緑白=
メロンセレズニア
- 対抗色→白黒=オルゾフ、青赤=イゼット、黒緑=ゴルガリ、赤白=
スケベボロス、緑青=シミック
- 弧→白青黒=
ドロマーエスパー、青黒赤=クローシスグリクシス、黒赤緑=スイカジャンド、赤緑白=ナヤ、緑白青=バント
- 楔→白青赤=
トリコロール・ラッカジェスカイ、青黒緑=アナスゥルタイ、黒赤白=マルドゥ、赤緑青=シータティムール、緑白黒=ドランアブザン
これらはデッキ名として取り込まれることもある。
たとえば《秘密を掘り下げるもの》をメインとした青黒赤のデッキなら【グリクシスデルバー】、といった形。
4色デッキには特に一般的な名称は無い。【4cデルバー】など色数で呼ばれたり、【ダークジェスカイ】などの3色+1色(白青赤+黒)といった名称がつけられたり、オリジナルの名称がつけられることが多い。
「統率者2016(C16)」のメイン統率者サイクルや《創造の座、オムナス》等、4色カードが存在しないわけではないが、そのカードが使われていないデッキで特定の名称が取られることはほぼない。
単純にMtGで4色デッキがメジャーになり続けることがあまりないため、統一的な名称がそこまで必要とされていないという事情もある。
一部のカードの一番下には、コメントのようなテキストが記載されている。それがフレーバーテキスト(FT)である。
ゲームには影響しないもののマジックの世界をより深く知る事ができる。内容はカードの能力に関係する事から、古典文学、歴史考察、皮肉など様々。
例えばアーティファクト1つか土地1つを破壊する呪文である《破砕》なら
「計画には数日。建設には数週。完成には数ヶ月。 破壊には数秒。」(「ミラディン(MRD)」再録時)
など。
FTにはストーリーの断片を示しているものや、キャリアーサイクルのように複数枚にまたがるものもある。
中には「君がいたあらゆる場所」などの非常にポエミーな物もある。
その中でも以下の《Now I Know My ABC's》の非公式日本語訳はマジックに関係ない書籍でも紹介された事がある。
「The quick onyx goblin jumps over the lazy dwarf」→「歴戦経る素早い黒小鬼、怠けドワアフ達をひらり。裃の鵺、棟誉めて夜露誘う」
両者ともにすべての文字(英語版はA-Z、日本語版はあ-ん)を使い切って書かれている。
なおプレインズウォーカーはストーリーに関わるが、原則としてプレインズウォーカー・カード自体にはFTが書かれない。
と言っても能力の関係でどうしてもカードテキストが圧迫されて書くスペースが無いという単純な理由である。
むしろ文章欄の余白を
埋めるために生まれたのがフレーバーテキストなので当然と言えば当然だが。
【次元】
ストーリーは「次元」と呼ばれる世界が舞台となる。
次元は1つではなく多数のものが存在し、現在まで様々な個性を持つ次元が登場している。
次元同士は「久遠の闇」と呼ばれる純粋な霊気で満ちた空間で隔てられ、それらと全ての次元をひっくるめて「多元宇宙/Multiverse」と呼ぶ。
この次元を移動できるのが「プレインズウォーカー」である。プレイヤーもプレインズウォーカーの一人という設定。
基本的にセット・ブロック単位で1つの次元を舞台とし、セットが変われば新しい次元を舞台に新しいストーリーが展開される。
過去に登場した次元を再び舞台とすることは「再訪」と呼ばれる。
一応背景ストーリー的には「軸」となるストーリーや主人公ポジションのキャラクターはいくつか存在しており、2024年現在は「メインとなるキャラクター達が様々な理由で各次元を訪問していく」という体でストーリーが描かれている。
詳細は
次元/Plane(MtG)を参照。
【ビデオゲーム】
紙媒体のゲームとして誕生したMtGだが、これまでに何度かビデオゲーム化もしている。
その内2021年3月現在も継続的にアップデート、サポートが続けられているのは『
Magic Online(MO)』と『
Magic the Gathering Arena(MtGA)』の二つ。
MtGAの登場以降、それまで「
紙アナログ」などと呼ばれていた紙媒体でのゲームは「テーブルトップ」が正式名称となった。
2002年からサービスが開始され、MtGに存在するほぼすべてのカードを網羅している老舗オンラインDCG。
基本無料ではあるが無料で出来ることがほぼ無い。大会参加費も徴収されるし、パック買うのも有料。
実物を使わない事しかテーブルトップと違わない
と言っても過言ではない環境。
しかし大会で上位に入賞するとパックを貰え、そのパックを大会参加費に当てる事も可能な。
そのため、理論上は初期投資以外の課金をせずにプレイし続ける事が出来る。
ただし2002年に誕生したという事もあってUI周りはかなり古臭く、また後発DCGのような派手な演出が無い質素そのものの仕上がり。
プレイヤーの間では「MOはMtGのビデオゲームではなくシミュレーター」と評されがち。
それでも現在でも公認大会が頻繁に開催されており、活気は衰えていない。
MOから始めて現実の大会で優勝するにまで至ったプレイヤーもいるなど、未だに人気のあるタイトルである。
またMtGAは対応フォーマットがまだ少なくカードプールも狭い事から、MtGAに無いそれを求めてMOを嗜むプレイヤーも少なくない。
ちなみに1セットに収録されているカードを基本土地含め全て揃えると、テーブルトップ版のカードに交換してくれるサービスもある。
あくまでも交換なので、これを頼むとMO側からカードが消滅する上、英語版のカードにしか交換出来ない。
全てをFoilで揃えていると、交換後のカードも全Foilで来るんだとか。
また交換には新セット導入から約6ヶ月という期限があるので、たとえば「ミラディンの傷跡(SOM)」(2010年10月発売)のカードを2021年に全部揃えた所で交換は不可となっている。
- Magic the Gathering Arena(MtGA)
2018年からサービスが開始されたオンラインDCG。近年の後発DCGに合わせる形で基本無料として作られている。
収録されているカードの範囲は2021年10月時点でもパイオニアより狭いながら、ターンの進行をある程度自動化できたりなど機能面は充実。
神話レア+一部のレアの登場や能力にエフェクトがあったりと、シミュレーターと揶揄されるMOに比べて相当グラフィカルであり遊びやすくなっている。
更にMtGAを使った大規模な大会も行われており、MOと並行して展開されている。
しかし無課金プレイの容易なDCGの避けられぬ性か、はたまた手軽にできるゆえに短時間で遊びたいという需要からか…
これまでのMtGとは異なり、一般的なDCGで主流の1本勝負なメイン戦(BO1)がMtGAでも主流になっている。
そのためメイン戦で強いデッキが幅を利かせるという差異もあったりする。
もちろんBO3もフルサポートされているが、サイドボーディングの奥深さを味わえないBO1に押され気味なのはもったいないとの声も。
またスタックの処理などに手間が掛かりすぎたりする機能面は明確な欠点。
挙動をもっさりとさせがちな演出をスキップ・早送りしたりオフにすることができなかったりと細かいところで気が効いてなかったりもする。
日本語で版では加えて翻訳の関係か、主にカード名やタイプの指定にバグを抱えていたりも。
MOとは別系統の不満・批判の芽が出ており、まだまだ課題は多い。
MOにもMtGAにも不満や批判の声が少なくないため、それを根拠にしばしば「ウィザーズはビデオゲーム作りが下手」と揶揄されている。
『デュエプレ』にまで伝播してません?
また柔軟性からくるカジュアル需要やカード市場の広大さ(特に再録禁止カードの存在)などと合わさり、未だにテーブルトップの需要も根強。
MtGの明日は、どっちだ。
と、MtG自体のビデオゲーム化こそあまり捗っていないものの、マジックの世界観が凝っていることもありビデオゲーム化の需要はそこそこある。
これまでにも
TCGが原点なのにTCGでないゲームもいくつか存在している。
例を挙げると
戦略アクションゲームである『マジック:ザ・ギャザリング バトルグラウンド』
パズルゲームである『Magic: Puzzle Quest』
対戦型RTSの『マジック:マナストライク』
など。
一応マナを使って呪文を唱えるなど、本家MtGの要素も反映されてはいる。
【コラボレーションカード】
MtGは他のデジタルゲームやTCGに出張という形でコラボしている事は多かった。
が、MtG側では大抵他の作品の要素をモチーフにしたカードが出るという程度で、大掛かりなコラボするという事はまず無かった。
ところが2017年の「HASCON」イベントでのプロもカードで、ウィザーズの親会社であるハスブロ社のIPとコラボした銀枠カードが登場。
さらに2019年には『
マイリトルポニー』とのコラボ銀枠カードセットが発売された。
これを機にコラボデッキ、コラオカードの実装の流れが加速していく。
そして2021年にはコラボのためのブランドである「
ユニバースビヨンド
」が発表。
独自の世界観を保ちつつ他社作品とのコラボを行うという方針が決定した。
MtGがアメリカン『[[ヴァイスシュヴァルツ]]』となった瞬間
+
|
主なコラボ作品 |
1974年にTSR社から発売された世界最初の TRPG。
1997年にTSR社がウィザーズ社に買収されて以降はそちらの制作で販売されている。
前述のプロモ以外でも何回かコラボカードが登場している。
「フォーゴトン・レルム探訪(AFR)」「統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い(CLB)」はセット単体を使った豪華なコラボである。
御存じハスブロ社の代表的作品で、世界中で大人気のロボット作品。
様々な物体をスキャンし、その姿に変形できるロボット生命体の戦いが描かれている。
2017年のプロモカードの登場以来、度々コラボカードが登場している。特に初期シリーズの『 G1』をモチーフにしたカードが多い。
後に統率者デッキセットも販売される予定。
ハスブロ社の誇る代表商品の一つ。
発泡ウレタンの先端に軟質樹脂の弾頭を付けたダーツと呼ばれる弾を「ブラスター」と呼ばれる銃にセットして発射する玩具である。
ちなみにネット上で弱体化したというネットスラングの方の「ナーフ」の元ネタだったりする。
前述のプロモで《Nerf War》というソーサリーがコラボカードとして登場している。
ハスブロ社の代表的作品の一つで、アメリカで大人気の女児向け玩具及びアニメ作品。代表作多すぎ
ポニーと呼ばれるキャラクターが繰り広げられる日常や冒険を描いた物語で、子供向け作品ながらも毎回教訓を織り交ぜた作風となっている。
ケモナー必修の作品でもある
「Ponies: The Galloping(PTG)」のカードセットでコラボカードが登場している。
2010年より放映されている、同名のグラフィックノベルを原作とするアメリカのドラマ。
文明が崩壊し、ゾンビが蔓延る世界におけるパニックホラーや人間ドラマが描かれたホストアポカリプス作品の名作として知られている。
「Secret Lair(SLD)」でコラボセットセットがリリースされている。
が、限定販売品初の完全新規の黒枠カードかつサポートカードの多いゾンビテーマだったことから情報公開時に色々と話題が沸騰。 発売当時はエターナルやEDHのプレイヤーを中心に大荒れになったりした。
現在では別の入手手段も存在している。
最早言うまでもない東宝の代表作にして怪獣映画の金字塔シリーズ。
水爆実験の影響で目覚めた古代生物ゴジラによる破壊と、それに立ち向かう人類の抵抗が描かれている。
シリーズによっては人類の味方にもなる事もあり、単なる人類の敵としては語れない魅力も持つ。デッキやセットの販売は行わず、怪獣をテーマにしたパック「イコリア:巨獣の棲処(IKO)」にコラボカードが封入されている。
BOX特典1枚、基本ゴジラシリーズ15枚、日本語版限定ゴジラシリーズ3枚の計19枚が存在し、それぞれ入手方法が微妙に違う。
なので一部のカードは普通に入手するのも困難だったりする。
ちなみにこのコラボから「既存カードの代替バージョンのカード」がコラボに活用されるようになってきた。
これにより「イラストだけ違って名前とミスマッチ」「それを防ぐには新規カードとして刷らなければならない」という事が軽減された。
Netflixで配信されているSFドラマ。
捜査ドラマと超自然的な要素をホラー、SF、子供のような感性で描いたSFドラマとして制作された作品。
キャラクター性やシナリオ、演出などが評価され、Netflixの代表作として世界的に知られている。
『ウォーキング・デッド』と同じくエターナルのみで使用できる新規カードが「Secret Lair(SLD)」でコラボカードセットとしてリリースされている。
またこれらは正確には「ここで新規登場したマジックのカードの代替バージョンカード」であり、後に別の手段でマジック版を入手できる。
この方式も以後活用されるようになった。
RiotGamesが運営、開発している世界で一番遊ばれているMOBAのオンラインゲーム。
5対5のプレイヤーがチャンピオンと呼ばれるキャラクターを操作し、お互いの陣地に設置された「ネクサス」の破壊を目指すアクションゲーム。
その中でも原作ではなく、スピンオフ作品のアニメである『Arcane』を元にしたコラボとなっている。
「Secret Lair(SLD)」でコラボカードセットとして販売されている。
全てが新規カードではなく既存マジックカードの代替バージョンカードとなっている。
カプコンの誇る対戦格闘ゲームの金字塔にして人気のシリーズ。
世界中の格闘家の中から1キャラを選んで、1対1のアツい格闘バトルを繰り広げる。
人気の高い『 スト2』のキャラが『ストレンジャー・シングス』と同じ形で「Secret Lair(SLD)」でコラボカードセットとしてリリースされている。
ゲームズワークショップ社のプラモデル兼ミニチュアゲーム兼SF作品。
西暦40000年を舞台にした過酷なる宇宙戦争が描かれている。
本作は代替でもない新規コラボカードによる構築済みデッキ「ウォーハンマー40,000統率者デッキ(40K)」がリリースされている。
「 帝国」「 渾沌」「 ティラニッド」「 ネクロン」の4種族がそれぞれ中心の4種類となっている。
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【メディア展開】
また、MtGのカードや対戦ではなくマジックの世界観を扱う漫画やアメコミも存在している。
日本では『
電撃!ピカチュウ』で知られる小野敏洋先生が手掛けた『MAGIC URZA & MISHRA』や萌えチャンで有名な『燃え尽きぬ炎』などが有名。
また、アニメシリーズがNetfilxで配信予定。製作総指揮は『アベンジャーズシリーズ』でおなじみのルッソ兄弟が手掛ける。
こちらもMtGではなくマジックの世界観を扱う予定。
【その他】
MtGはリチャード・ガーフィールドらがボードゲーム『コズミック・エンカウンター』から発想を得て誕生した。
「ルールを超越する特殊能力」「拡張セットによるルールや特殊能力の拡張」などにトレーディングカードを掛け合わせてデザインされている。
また、カード自体も元々は同じくウィザーズ発の
TRPG『DECKMASTER』の、ゲーム中の処理のダイスに代わる解決手段となるサプライからである。
裏面の「DECKMASTER」はその名残。
公式記事『やり直し』で「マロー」ことマーク・ローズウォーターに「裏面から取り除きたい」と評されていたが
その方向から見れば、MtGは簡易的なTRPGとも言えるだろう。
実際、既存TRPGのシステムをベースにマジックの世界が舞台のシナリオを手掛け、楽しむ者もおり、その相性は非常に良い。
先述したようにプレイヤーは比較的社会人が多い為、初心者の質問にも快く答えてくれる事が多い。
その年齢層の高さもかえって参入障壁を高くしていたりするのだが。
世界にはカリスマ・プレイヤーやプロギャザリングプレイヤーも存在する。
カリスマ過ぎて【
スライ】や【
シュナイダーポックス】【ヤソコン】の様にプレイヤーの名前を冠するデッキ(タイプ)もある。
更にポイント制の「プロツアー」制度もある。
ランクを上げていくと大会に出るだけでギャラがもらえるため、上り詰められれば専業で飯を食える世界である。
一時期色々あったが、現在でも形式を変えながら続いている。
プロの中には日本人ももちろんおり、
黒が好きすぎて(周囲から勝手に)「組長」と称された
藤田憲一
禁止カードならぬ「禁止プレイヤー」にされてしまったあずにゃん大好き
渡辺雄也
クリーチャー嫌いの悪魔のデッキビルダー
で寿司ドラフトでも有名な「ヤソ」こと
八十岡翔太
カードショップ『晴れる屋』の名物社長にして
[[サイコパス]]として知られる「トモハッピー」こと
齋藤友晴
漫画『
デュエル・マスターズ』に実質
本人役で登場した「NAC」こと
中村聡
など、個性豊かすぎるメンツが大勢いる。
以前は日本人詐欺、現在は引退詐欺でプロツアートップ8に入ってた殿堂入り詐欺師
中村修平
なんかも(主に日本国外で)有名。
また、
スクウェア・エニックスのアーケードカードゲーム『
LORD of VERMILIONⅡ』には10体のキャラクターが(イラストはそのままに)参戦している。
3D化した彼らがボイス入りで「対抗呪文」「踏み
荒らし」「残酷な根本原理」等を使用するのはファン必見である。
なお、PWが元のカードは名前の「プレインズウォーカー」が省かれている。
例えば元イラストが《プレインズウォーカー、
ニコル・ボーラス》のものでも、こちらでの名前は単に「ニコル・ボーラス」となっている。
ウィザーズとタカラトミーが製作したTCG『
デュエル・マスターズ』は、MtGを低年齢層(主に小学生)向けに簡略化して製作されたもの。
マナや召喚酔いなど、MtGの用語とギミックを一部取り入れている。
あとNACがいる
ウィザーズが登録商標している「タップ」「アンタップ」などの語を用いているのも当のウィザーズが関与しているため。
その経緯からデュエマ側はMtGを
「兄貴分」
としており、
ある闇鍋パックでは
プレインズウォーカーなど一部のMtGのカードが参戦した。
逆にデュエマ側のギミックがMtGに導入されることもある。
デュエマのぶっ飛び要素だったサイキック(=両面カード)やG・リンク(=合体カード)の採用決定
に度肝を抜いたプレイヤーも少なくないはず。
G・リンクは実際にはMtGのアン・セットの奴が最初の発端なんだけどね。
追記・修正はプレインズウォーカーの灯を持つ方がお願いします。
- 旧Wiki時代から、未だに白の項目だけないんだよな。確かに一番不人気な色とはいえ、カワイソス。 -- 名無しさん (2013-07-07 10:23:48)
- MTGはよく知らないけど白って不人気なんだ。カッコ良さそうなのに -- 名無しさん (2013-08-29 13:36:35)
- ↑不人気というよりなんでもそつなくこなす優等生な色なせいで、他の尖った能力の色の人気に比べると地味なイメージ。2chでもカルト的存在感ある黒スレや色の割にはまともな赤スレとかに比べるとスレ板少ないし -- 名無しさん (2013-08-29 14:49:58)
- 定期的にやらかす色でもあるけどそのへんも青にインパクトで負けてるしね。クリーチャーの強さも筋肉もりもりマッチョマンな緑に負けてるし -- 名無しさん (2013-08-29 16:57:52)
- 定期的にやらかす、確かにあるかも。白はハンドアドバンテージを稼げるカードの総数は一番少ないけど、その少数が大会で実績を残しているよな。イーオスのレインジャーとか、石鍛冶の神秘家とか。 -- 名無しさん (2013-08-29 17:24:27)
- ただし、天使は人気だよな白って。セラの天使はもちろん、アクローマにアヴァシンに悪斬。強さとセクシーさが人気の秘訣と思われ -- 名無しさん (2013-09-01 04:54:46)
- 白…キレイ。青…(中身が)きたない。黒…(見た目が)きたない。赤…(汗)くさそう。緑…くさい。 -- 名無しさん (2013-09-09 03:10:08)
- とうとう白の項目が立てられたみたいだね。他の色の項目を立てた人とは別みたいだけど -- 名無しさん (2013-11-03 17:30:07)
- 誰かスタンのとこ更新してー -- 名無しさん (2013-11-03 21:30:01)
- ↑現在の状態に合わせて更新したよ。しかしとうとうエンチャントでもありクリーチャーでもあるカードが出たのか -- 名無しさん (2013-12-05 11:57:55)
- やっぱカードゲームといえばMTGが一番楽しいな。
色の役割・戦略・駆け引き・イラストにフレーバーテキスト、どれも奥が深くて大人になった今でも楽しく遊べてるわ。 -- 名無しさん (2013-12-15 04:44:04)
- 大人向けというか、子供にオススメできない。おもに金銭的理由で。 -- 名無しさん (2014-01-21 13:07:01)
- 映画化の話が出たな。 -- 名無しさん (2014-01-21 13:22:03)
- ↑オリジナルの物語になるのかな?原作に従うなら、ウェザーライトサーガを希望 -- 名無しさん (2014-01-21 15:04:20)
- これだけ長くやってて、いまだにリミテッド環境でやらかすのはどういう訳なんですかね(AVRやGTCを見つつ) -- 名無しさん (2014-01-24 12:44:31)
- ↑4 小学校の時にめちゃくちゃ流行ったけど、地震とか有名カードは2000円とかだったからなぁ。 生ける屍なんかプレミアついて1万超えたことあったし。 -- 名無しさん (2014-01-31 21:26:44)
- ここ一年くらいでの昔のカードの値段高騰がヤバい。ローウィン~ゼンディカー辺りの比較的新しめの土地とかが特に凄まじい -- 名無しさん (2014-03-02 06:21:29)
- 昔漫画の影響でポータル三国志が欲しかったけど、どこにも売ってなかったのがスゲェ悲しかった。 -- 名無しさん (2014-03-13 11:56:44)
- 個別項目作った方が良いのって何かあるかね -- 名無しさん (2014-03-26 14:12:31)
- ↑ポータル三国志とか? -- 名無しさん (2014-04-01 00:28:16)
- 倦怠の宝珠、アヴァシン、聖トラフトが発掘不可にあるから、どんなのだったか覚えてる人いれば作り直せんかなー -- 名無しさん (2014-04-11 14:38:41)
- 新しく個別項目作るとき今は(MtG)って着けてるけど、ある方が良いんだろうか、ないほうが良いんだろうか -- 名無しさん (2014-04-16 22:32:17)
- 有ってデメリットもないし、あった方が良いんじゃね。 -- 名無しさん (2014-05-15 21:55:09)
- ↑そう言えば最後の辺りで伝説のクリーチャの項目なかったけ?新しいのだとイマーラ不遇ぷりを書きたい。 -- 名無しさん (2014-05-19 02:43:26)
- あれ、デュエマだけじゃなくて遊戯王も最初はMtGを更に分かりやすくしたものじゃなかったか? -- 名無しさん (2014-05-28 21:51:31)
- 遊戯王つくったのが第6版ルールの完成前だったのが不運 -- 名無しさん (2014-05-28 22:17:58)
- 起源なのは確かだが、はたして今も頂点といえるのか -- 名無しさん (2014-07-06 11:55:55)
- >カードごとの裁定という概念が存在しない 。 Equinox「何言ってだこいつ」 -- 名無しさん (2014-09-03 00:33:16)
- 遊戯王はヘンテコな名前のカード多いけどこっちはどうなの?日本人モデルのクリーチャーいたハズだけど -- 名無しさん (2014-09-05 08:06:13)
- 神河ブロックのことかな?あれは日本がモデルのだからな。今田(こんだ)とか昌子とかあざみとか密(ひそか)とかいたよ -- 名無しさん (2014-09-05 08:13:03)
- タルキール出たし修正して大丈夫? -- 名無しさん (2014-09-28 06:27:48)
- 覇王「譚」な -- 名無しさん (2014-10-30 13:18:09)
- 黒のプレインズウォーカーはリリアナの方がいいんじゃないかと思う。ソリンは多色のイメージががが -- 名無しさん (2014-11-02 16:36:45)
- ガチデッキ組もうとするとお高いんでしょう? -- 名無しさん (2014-11-26 14:46:42)
- 赤単とかそれなりの値段で組めるデッキもあるよ -- 名無しさん (2014-11-26 17:05:52)
- ↑↑公式でコモン・アンコモンだけで組むのを前提にした財布に優しいデッキも「土地だけは妥協せずに多色地形(たいていこれが高くなる)を入れよう」と言うくらいだもんなあ(↑の赤単は多色地形入れる必要無いから安上がりになる) -- 名無しさん (2014-11-26 18:23:00)
- やはり土地は問題だな。生みの親であるRichard Garfield自身が「土地なくしたい」って言ってるぐらいだからな。 -- 名無しさん (2014-11-27 12:26:59)
- 今から始めるとして、各種色のページを見るとやっぱり使うのは青になりそうな予感。封殺好きだし -- 名無しさん (2014-11-27 13:27:43)
- 親和「安くて強ければいいというものではない」 -- 名無しさん (2014-12-01 16:26:11)
- 安くて強いデッキが出たら、今度はそれが高くなるだけなんだよね -- 名無しさん (2015-01-27 15:34:41)
- なんで土地限定パック出さないんだ -- 名無しさん (2015-02-02 06:12:03)
- 遊戯王以上に金掛かるとか破産不可避 -- 名無しさん (2015-03-10 09:31:55)
- ↑むしろMTG全フォーマットやってると値段的には遊戯王が涙出るくらい良心的に見える -- 名無しさん (2015-03-10 10:07:54)
- 他色にすると土地がネックになるだけで単色ならびっくりするくらい安く組める。スタン赤単なんか稲妻の一撃+少々のコスパ火力と疾駆クリで一応完成するし。嵐息吹や熟練扇動者入れるとちょっと高くなるが -- 名無しさん (2015-03-13 14:08:53)
- ↑18 頂点は流石に無いな、頂点を決める基準が裁定の少なさやルールの簡潔さなら、カードだけでプレイ出来てルールも分かり易いデュエマの方が上になるし、もっとも何が頂点だとか決めるのは無粋だよ -- 名無しさん (2015-09-19 22:51:32)
- 新年早々、100万円のカードゲーム福袋が話題ですね -- 名無しさん (2016-01-03 10:31:10)
- 昔カタログで見た黒15マナで99/99のクリーチャーの名前が思い出せない。 -- 名無しさん (2016-01-03 11:53:51)
- それはB.F.M. (Big Furry Monster)だな。アングルードのカードで気が狂ったようなデザインだが、それ以外にもたくさんあるから検索すると面白いかも。 -- 名無しさん (2016-01-03 12:21:38)
- ↑ サンクス -- 名無しさん (2016-01-03 14:50:46)
- なんで基本セットやめちゃうんだろ? -- 名無しさん (2016-01-14 21:11:52)
- 公式記事読め -- 名無しさん (2016-01-18 06:29:04)
- たしかゲームがPS3でダウンロード販売されてたよな。 あれの体験版やったけどよくできてた。 -- 名無しさん (2016-03-03 15:39:33)
- 黒の代表的なPWがソリン?リリアナだろJK -- 名無しさん (2016-03-07 23:14:39)
- ついに覚醒サイキックリンクを輸入してしまった……合体前のほうが強いってあたりまで踏襲しなくていいのよ? -- 名無しさん (2016-06-28 10:31:53)
- よくルールルールの類いでMTGの名前が上がるけど、正直調整そんな上手くないよな・・・ -- 名無しさん (2016-07-26 01:03:15)
- よくわからないけど、紙のカードでルール上のバグが出ることはかなりまれ。大体のバグはエラッタと曖昧だったルールの明確化で解決してる。・・・イクスリッドの看守と魂剥ぎは結局どうなったんだろう。 -- 名無しさん (2016-07-26 02:13:39)
- 「ライフとライブラリーの残り枚数は飾り」。なるほど、そこも含めて他のTCGに受け継がれたのか。 -- 名無しさん (2016-07-27 01:45:09)
- 黒のPWはリリアナで緑はニッサに書き換えていいんじゃないかね -- 名無しさん (2016-09-01 14:18:19)
- ボーラス様除く主だったPWが集合しとる壁紙(Planeswalker Wallpaperでググれば出てくる)で、中央の5人がソリン・ジェイス・ギデ・チャンドラ・ガラクだったりするし、まぁ単色に限定しなけりゃあながち間違いでもないんでない? オリジン及びGWの5人ならそりゃリリアナとニッサだけど -- 名無しさん (2016-09-03 00:12:31)
- スタンローテーションがまた2年間隔に戻るとのこと。まあ凄まじい勢いでプレイヤーが離れて行ってたから致し方なし -- 名無しさん (2016-10-20 20:30:21)
- そして今回の禁止カードである -- 名無しさん (2017-01-11 10:24:02)
- プロへの報酬減額騒動、スタンローテーションが行ったり来たり、そして今回の禁止。新社長になってからとも言われるがかなり混乱してるねえ -- 名無しさん (2017-01-11 10:39:10)
- おいおいおい、銀枠復活に基本セット復活に加えてついについについにドミナリアに帰還かよ!!!WotCやるじゃねぇか!!! -- 名無しさん (2017-06-15 00:55:42)
- 最近がバが多すぎて悲しくなる。明らかに目玉にしたかったであろうドミナリアでこんな大ガバするなんて -- 名無しさん (2018-03-09 10:39:04)
- なんか今アツいらしいし始めてみたい。ルールはデュエルズで一応覚えたんだけどいきなりプレリリースとか行っても大丈夫なのだろうか。 -- 名無しさん (2018-04-17 01:00:31)
- ターン毎に出来ることを印刷してプレリ行ってMtGデビューしたワシもいるしへーきへーき(当時DotP無かった) -- 名無しさん (2018-04-17 08:20:00)
- 初心者や始めてのプレーヤーと盛り上がるならなんかシールドが一番楽しそう…楽しそうじゃない?経験者の吟遊詩人スキルが試されるけど -- 名無しさん (2018-09-24 23:28:04)
- 緑のPWは、いまやニッサからビビアンになってしまった -- 名無しさん (2018-11-25 17:18:03)
- 前ショップ行ったら「オールドスクールやろうぜー」って声が聞こえてきて4度見位したあとに見学させてもらったことある。完全に神々の遊びだよあれ… -- 名無しさん (2019-01-13 10:26:43)
- 今のスタンセットが分かるナイスな項目じゃん、一時期(取り消し線引いてある辺り)ごちゃごちゃしてたから助かる -- 名無しさん (2019-01-28 11:36:45)
- オールドスクールまでいくとなー、なんかこう「ガンダムはファースト以外認めない」て初代信者みたいでなんかわりとヒク -- 名無しさん (2019-01-28 11:57:45)
- オールドスクールは理解できるけどなぁ。古いカードは他のルールだと最新までのバカでかいカードプールの中でしか使えなくて悪さしかさせてもらえてないわけだし。 -- 名無しさん (2019-01-28 13:13:35)
- アリーナで復権なるか -- 名無しさん (2019-03-28 15:47:14)
- ついに旧枠モダンが載っててワロタ -- 名無しさん (2019-05-31 09:23:57)
- 社長が変わってからキャラ物路線にいってしまったのが本当に惜しい次元と世界観を主役にここまでやってきたのに -- 名無しさん (2019-07-28 13:27:01)
- 冒頭のカードごとの裁定の概念、むしろ遊戯王くらいにしかないのでは……? -- 名無しさん (2019-07-28 13:45:53)
- 新規が気軽に始めるにはMTGAで良いのかな? MOは紙のTCG同様の課金必要ってあるし -- 名無しさん (2019-10-29 16:10:37)
- MOは初期投資があるし、ソフト自体が2000年代初期レベルのシステム周りだから、今となってはいろいろとお勧めしない… -- 名無しさん (2019-10-29 19:04:12)
- MOはトーナメントプレイヤーとモミールのためにあるようなもんだから -- 名無しさん (2020-03-31 21:45:08)
- ゴジラコラボかあ -- 名無しさん (2020-04-03 10:42:22)
- 現在に至るまでカードごとの裁定が存在しないなどという大ウソを削除しました。第6版でルールが整備されるまでは個別裁定は一般的でしたし、2019年4月のルール更新を伝える公式記事にも「中には、今でもごまかしや裁定が必要なものもあります」と言及されています。 -- 名無しさん (2020-06-12 13:21:25)
- M21期準拠で色々編集 まだ弄れそうならよろしくお願いします -- 名無しさん (2020-08-26 12:45:07)
- ゴジラコラボの次は指輪物語とウォーハンマー40Kのコラボらしい。コラボは嬉しいけど、MTGがだんだん海外版ヴァイスシュヴァルツになってこないか心配 -- 名無しさん (2021-02-27 10:46:27)
- 今の社長=親会社の方針でとにかく利益が上げること最優先状態だから、このツケはあとにくるんだろうな -- 名無しさん (2021-04-19 16:44:23)
- MTGのコラボがまた増えたわ・・。次はストリートファイターとフォートナイトとのこと。 -- 名無しさん (2021-08-25 00:40:16)
- AFRはこれ以上似合いのコラボ先ないからよかったけど、それ以外はちょっと……な感じ -- 名無しさん (2021-08-25 02:28:05)
- 色の「理想」を四文字熟語にしようとしてるせいで無理が出てるな。本願成就なんか黒だろうし。 -- 名無しさん (2022-01-02 02:03:19)
- タイプ0という非公式フォーマットもあるんじゃ。発売当初の四枚制限すらないルールじゃからゲームにならんのじゃがの! -- 名無しさん (2022-11-20 01:07:56)
- 新弾の伊藤潤二デザインカードいいなあ……シングルでも1.2k……いや、他のカードゲームに比べたらもしかしたら安いのか…? -- 名無しさん (2023-02-05 21:22:33)
- ストーリーを調べだすと沼りそう…… -- 名無しさん (2023-03-07 02:14:25)
- MTGをやろうと思ってアリーナに手を出したけど同世代にはやってる人が誰もいなくて寂しい、遊戯王であれば詳しい人いるから相談しやすいがMTGだとだとどうしてもネットと独学だより中々大変だ -- 名無しさん (2023-08-10 17:23:31)
最終更新:2025年04月12日 23:02