シーモア=グアド

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シーモア=グアド - (2020/08/07 (金) 06:38:43) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/06/20(月) 13:22:09
更新日:2024/03/06 Wed 21:25:37
所要時間:約 3 分で読めます




私が新たな「シン」となれば
おまえの父も救われるのだ!


CV:諏訪部順一
年齢:28歳

FINAL FANTASY Ⅹ』の主要人物。

グアド族の族長にしてエボン四老師の一人。
前族長ジスカル=グアドと人間の女性の間に生まれた混血児。

これはジスカルがグアド族と人との差異をなくそうとした政策の一つであり、今でこそシーモアは「人とグアドの架け橋」とグアド族から期待されている。

だが当時はグアド族の中で内乱が起こっており、更に純血主義者が多かったグアド族の大半はシーモアと母を迫害し、ジスカルは妻子を迫害から守り内乱を静めるためやむなくシーモアと母を遠島する。

その後シーモアは母と共に召喚士になり、ザナルカンドに辿り着いた後母が生け贄となって究極召喚を得た。
元々、召喚獣の祈り子となる人間との絆を深め、かつ究極召喚に必須の「祈り子と精神を一体とする」高等な召喚術を身に着ける為の旅であったが、
大幅に工程を省略しても究極召喚を会得できたシーモアは、召喚士として極めて高い素質を持っていたのは明らかである。


しかし、人種差別による迫害を乗り越え過酷な旅を乗り越えたシーモアを待っていたのは唯一の支えの母との別れ、
永遠に繰り返される「死の螺旋」という残酷な真実だった。

そしてシーモアは歪んでいき、運命から何もかもを憎むようになる。
考え付いた結論は「シン」に成り代わりスピラの全てを破壊するというものだった。


シーモアの母は余命幾許も無く、何とか息子が世間に認められるようにと自身が究極召喚獣の祈り子になったが、それは最早愛情を通り越し執念に近い。
また、妻子を想ってはいたジスカルはそんな妻へのせめてもの償いにとその旅を支援したが、それが逆に
「自分達を救いもしない癖に、母をただ死へ追いやった」
と言う認識をシーモアに与え、余計に父親への憎悪を募らせる原因となる。


そして本編開始の一年前、彼の父親にしてグアド族長のジスカルを謀殺。
ジスカルはあくまでも急死ということになり、自分が新たなグアド族長となり、スピラ滅亡計画を開始する。


本編開始後、ティーダ達の前に初めて姿を現したのはルカでの老師就任の挨拶にて。
この時は話す機会などはなく、遠目で見てるだけ。
本格的に知り合うきっかけとなったのはミヘン・セッションだが、シーモアは既にユウナに究極召喚をさせる相手として目をつけていた。


立場が違う者への理解も示す物腰の柔らかな老師、という仮面を被っていたので、ユウナ・ワッカ・ルールーは全幅の信頼を置いていたが、
アーロンをはじめキマリやティーダは不快感の方が強かった(ティーダも最初は正しい主張をしている人と思っていたような描写はあるが胡散臭さを感じ取っており、ワッカも老師という立場から信頼こそしていたもののダブルスタンダードな言動が多いシーモア個人の事は初めから気に入ってはなかった)。

順調に計画を進めていたもののグアドサラムにおいてジスカルの幻光体がユウナに真実を伝えたために本性が露見、口封じのためマカラーニャ寺院にてティーダ一行を殺しにかかる。
アニマまで召喚して戦うものの、究極召喚としては使わず途中で引っ込めたこともあり結局敗北し死亡。
(究極召喚は祈り子と召喚士が精神を完全同調させる必要があり、既に息子への後悔しかない母とスピラに対する憎悪を滾らせているシーモアがこの戦いで心を一つに出来るか怪しいので、そもそも使えなかった可能性が高い。)

しかし、強い思念により死人となり復活する。
その後は完全にストーカー化。グレートブリッジ、ガガゼト山、シンの体内にて戦う事になるが姿がだんだんオサレになっていく、小林幸子みたいになる。

グレートブリッジではアーロンの旧友であるキノック、ガガゼト山では和解したばかりだったビラン、エンケを含めたロンゾ族の殆どを殺害する*1など、
パーティーメンバーにゆかりがあるキャラを殺す機会も多い悪役として登場する。


劇中では、ユウナに対しては殆ど狂気じみた感情を向けている。
自分と同じ混血でありながら父を誇り真っ直ぐに生きるユウナを、彼は羨望と妄執が混じった状態で追い求めたが、
最終的にはそのユウナに異界送りされた。
その結末も、彼にとっては大方予想した通りのもので、どこか満足したような口調ですらあった。


  • 戦闘面
ボスとしては通常、異体、終異体、最終異体の計4回戦う事になる。
最初の戦闘はお供のグアドガードが全ての攻撃をかばい、アイテムでサポートしてくるのでさっさとグアドガードを倒したい。
この時点ではラ系魔法で攻撃してくるが完全ローテーション行動な上攻撃も然程苛烈でもないのではげますやヘイストでパーティを強化しておこう。
因みにアイテムによるサポートは盗むと使わなくなるので序盤はリュックで盗んでおくと楽。
ある程度HPを減らすとアニマを召喚してくるのでこちらもシヴァを召喚して対抗する事になるがムービーで見せた強さはどこへやら普通に戦う連発→ダイアモンドダストで倒せるのでそんなに強くない。
アニマを倒すと再びシーモアとの戦闘に戻り、序盤と同じくラ系魔法で攻め立ててくるようになり、ローテーションなのも同じ。
ただしこの段階では連続魔で放ってくるため運が悪いとバ系魔法を貫通してダメージを与えてくるのでさっさと倒してしまいまい。

異体はグレートブリッジにて戦う事になるがブレイク→砕きのツメのコンボにさえ気を付ければそこまで強くはない。
ただしヘイスト等の強化魔法を3種類以上かけるとデスペラードで全体解除させられるので強化するなら「はげます」か「集中」で。
この形態から召喚獣を問答無用で即死させる「一撃の慈悲」を使ってくる(戦闘システムの都合上必ず一度は行動できるので召喚ボンバーは有効)
因みにお供の幻光異体はHPがなくなると強制でシーモア本体のHPを吸収して復活するのでたまーにこの行動でシーモアが死ぬ。

そして終異体は恐らくFF10のボスの中で屈指の強敵。
こちらを必ずゾンビ状態にしてくる「滅びのヤリ」→「アレイズ」で即死コンボに加えて「リフレク」→自分に「フレア」でパーティー全体に高い火力で攻め立ててくる上に「デスペル」でこちらの強化状態を解除してくる。
そして無強化だと全体に4500前後のダメージを与えてくる「完全なる破壊」……と直前までのボスとは比べ物にならない強さを誇る。
対策としてはとにかく聖水や万能薬を使ってゾンビ状態を解除し、ヘイストやシェルによる強化耐性を維持させるため沈黙耐性がない点を突きサイレスを使い沈黙状態にさせる事。
ワッカのサイレスバスターなら確実に沈黙状態にできるが1ターンしか持たないためタイミングを見極める事。
リフレクをデスペルで解除すると必ずかけ直すので沈黙を入れられなかった場合の保険としては悪くない。


最終異体はシンの体内で戦う事になり、その名の通りシーモアの最終形態なのだが……ぶっちゃけ全然強くない。体内のその辺でエンカウントするキングベヒーモスの方が強いレベルである。
対策という対策も特に必要なく適当に強化して殴っていれば勝てる。
一応最大火力自体はそこそこあるが最大火力を出させないよつにするのもとても簡単なので対策と言えるかも微妙。
ただし戦闘BGMの「シーモアバトル」はFFシリーズ屈指の名曲。
何故かルカシアターの音楽スフィアとして追加されないので最終異体を倒すとゲーム中で聴く事ができなくなるので注意。
余談だがこの時アニマを召喚すると特別な台詞が聞けるので余裕があるなら召喚してみよう。

「全てが私を拒むか……それもよかろう。」


「この項目を追記・修正するのは、やはりあなたか…。それもよかろう。」

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