キック・アス(アメコミ版)

「キック・アス(アメコミ版)」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

キック・アス(アメコミ版) - (2018/05/02 (水) 23:28:01) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/06/06(水) 01:36:02
更新日:2024/01/21 Sun 01:30:04
所要時間:約 3 分で読めます




「KICK ASS!(ケツを蹴っ飛ばせ!)」


「キック・アス」は2008年から2010年にかけて、マーベルコミックスのアイコン・レーベルから出版されたアメリカンコミックシリーズ。

日本語翻訳版も販売されており、『キック・アス』『キック・アス2』『ヒット・ガール』『キック・アス3』を経て完結。
さらに同一世界観の『ウォンテッド』『キングスマン』など「ミラーワールド」シリーズも続々翻訳されている。

原作はマーク・ミラー、作画はジョン・ロミータjr。

劇中と同じくキック・アス自身のmyspaceを開設したり、YouTubeに格闘シーンをアップしたりと、インターネットを活用したプロモーションも話題を集めた。

コミック開始と同時に映画化の企画も立ち上がり、2010年に公開された。

非力で冴えないオタク野郎が憧れのスーパーヒーローを目指し、悪戦苦闘する……という物語はけして目新しくはないが、悪役のみならず主人公や(幼女を含む)その仲間達さえも文字通りに、血反吐を吐き、骨を折られ、肉を裂かれるゴアな描写を、残酷な現実として正面から描ききり、その上で少年(と幼女)の成長と酸っぱい青春の物語としても成立している。
幾度となくズタボロになりながらも諦めずに立ち上がるキック・アスの勇姿は、劇中同様、世界中のボンクラ達から絶大な共感と支持を得た。


て、いうかみんな、
ヒット・ガールちゃん目当てなのか?



◆(自称)ヒーロー達
※ネタバレ含みます※

  • キック・アス
本名:デイヴ・リズースキー

「初めて鏡の前に立った時はコミックなんてデタラメだと思った」
「マスクを被るのにトラウマなんていらないんだ」
「両親が射殺された経験もいらない」
「宇宙放射線やパワーリングもいらない」
「100%の絶望と孤独…必要なのはそれだけだ」

自称普通の高校生なアメコミオタク。
幼い頃に母を亡くし、父親と慎ましく暮らしていたが、「なぜ現実にヒーローはいないのか?」と常々疑問に思っていた。
やがて辛い現実から逃れる為にヒーローデビュー。
しかし「まず名前を考える」「コスチュームを買って服の下に着込んで学校に行く」「昼休みだけトレーニングをする」という貧弱なものだった為
しょっぱなからフルボッコにされたうえナイフで刺され、車ではねられ、辛うじてスーツを廃棄したものの全治数ヶ月の重傷で入院。
金属板を埋め込みリハビリを受けて復帰した結果、学校では「ゲイで変態プレイの結果大怪我した」ことになっていた。
それでも諦めずヒーロー活動を続けた結果、ある行動がきっかけとなって全米で大ブレイク。
「史上初のヒーロー」として認められた事で、デイヴは本当の悪との戦いに巻き込まれていく。

非力でオタクで非モテで非リア充な紛うことなき俺達だが、そのタフなメンタルだけは一級品。
不屈の闘志(だけ)で立ち上がり続け、遂に本物のスーパーヒーローとなる。


  • レッド・ミスト
本名:クリス・ジェノペーゼ

ネットでもてはやされるキックアスに倣ってヒーローデビュー。イカしたクルマ・ミストモービル持参でキックアスとチームを組む。
デイヴ以上のオタクで、どうしようもないヘタレだが、キック・アスと友情を育んでいく……
かのように見えたが……



  • ヒット・ガール
本名:ミンディ・マクレイデイ

物心ついた時からビッグ・ダディに殺人術を叩きこまれてきた恐るべき10歳。
その影響から誕生日に銃やナイフを欲しがるなど普通の女の子からはかなりズレている。
ビッグ・ダディの言葉を信じて疑わず、クソ野郎どもを愉しげに惨殺していくスーパーヒーローな幼女。
全てが終わった後、普通の女の子には……ならなかった。

好きな映画は『コマンドー』というまごうことなき俺達。
悪党どもは皆殺し!な精神ではあるものの、なるべく人殺しを避けるキック・アスを「シルバーエイジ?」と馬鹿にしつつも受け入れている。
戦闘面では全編通して最強無敗の彼女だが、メンタル面では全編通してキック・アスに救われていたりする。

実写で演じたクロエ・モレッツたんは今やハリウッド注目No.1の子役である。
くれぐれもお酒と薬には手を出さないでね!!



  • ビッグ・ダディ
本名:ディモン・マクレイデイ

ミンディことヒット・ガールの父親。
元警官のスーパーヒーローで、妻の仇であるジェノペーゼ・ファミリーに復讐する為、娘と共にクソ野郎どもの惨殺に精を出している
という設定のただのアメコミオタク。
文字通り頭のイカレたオッサン。


以下映画版ネタバレ
映画版では上記の「設定」が現実のものに。やったね!



追記・修正はクソ野郎どものケツを蹴っ飛ばしてからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/