DRUMP

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DRUMP - (2013/11/06 (水) 15:22:47) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2013/11/06(日) 12:58:00
更新日:2022/01/02 Sun 08:15:26
所要時間:約 8 分で読めます




キミは目にする。新たなる伝説を、かつてないゲームを!

DRUMP(ドランプ)は、2013年11月に週刊少年ジャンプ49号に掲載された特別読切。
作者は『遊☆戯☆王』でおなじみのカズキングこと高橋和希で、実に9年ぶりの和希本人による新作である。
内容は初期遊戯王に近いゲームバトルで、読み切り掲載と同時に、ゲームのルール解説が公式サイトに掲載されたり、49号の付録としてトランプに貼るシールが付いて来たりと、かなりの特別待遇を受けている。ゲームプレイ動画が9回しか再生されていないことには触れてはいけない。

なお、漫画に登場したゲームは市販のトランプでできるので、下手すれば百均でゲームの準備が可能。良心的。
これならショット・ガン・シャッフルしても怒られない。
紙面ではプラスチック製のトランプに付属シールを張り、スリーブを着けて遊ぶことが推奨されているが、面倒ならトランプの10~Kに「頭」「翼」「胴」「尾」とマジックで書いてもおk。
トランプにスリーブなんて非ぃ科学的である。

え?ゲームのルールは漫画と違うって明記してある?そんなことは俺の管轄外だ。


●あらすじ
「ドラゴンの屍の痕跡」と呼ばれる遺跡の探検にやってきたロッソ、ネーロ、ビアンカの3人は、封印された謎のカードデッキ「竜羅旋風(ドランプ)」を発掘する。
その時、ロッソの左目に変化が生じ、封印された「ドラゴン」の声を聴く。
ロッソはドラゴンを救い出すため、ドラゴンを封印した魔女・スペーディアとのカードバトルに挑む。


●登場人物
ロッソ
主人公。オカルト系に思いっきり倒れこんでいる好奇心旺盛な少年。
竜羅旋風を発掘したことで右目がどっかの覇王のようになり、左目を塞ぐことで異世界が見えるようになる。

ビアンカ
空気ヒロイン。小鳥っぽい。

ネーロ
鉄男。オカルトは嫌いだがビアンカに惚れている。

ドラゴン
「冗談だ」
竜羅旋風に封印された魔物。
その気になれば人間界など一瞬で滅ぼせるらしいが、何を考えているかよくわからない。
アストラルポジション。

スペーディア
1000年前にドラゴンを竜羅旋風に封印した魔女。
ロッソ曰く1000年前の方が可愛かったらしいけど、正直あんま変わらない。


●竜羅旋風(ドランプ)
ロッソ達が遺跡で発掘したカードデッキ。
カードの構成自体は現代のトランプ(ジョーカーを除く52枚)と全く一緒。
1000年前に魔女・スペーディアが「キマイラ」「ヒドラ」「ペガサス」そして「ドラゴン」の4種の魔物の身体(パーツカード)と、生命力(フォースカード)を52枚の破片に分割して封印したもので、デッキの中にあるパーツカードを探し出し、それに見合うフォースカードを解放するという儀式(ゲーム)を行うことで、カードに封印された魔物が解放される。

  • フォースカード
A~9までのカード。カードの数値が魔物の生命力を表す。マナコスト及びシンクロ召喚を想像しよう。
Aは「1」「11」の両方として扱うことができる。
数字が大きいフォースをバンバン出していきたいところだが、後述のアタックによりそうもいかない。

  • パーツカード
10,J,Q,Kのカード。それぞれ「頭」「翼」「胴」「尾」の4種がある。エクゾディアを想像しよう。


キマイラ(10)
最弱の魔物。
現実的にこのゲームをやるとパーツはゴチャゴチャでDRUMPするのが当然なので、本当の意味でキマイラ(合成獣)を召喚するゲームだとか言ってはいけない。

ヒドラ(J)
手札のAのカードを捨てることで捨て札から特殊召喚(?)できるという「エクストラジャック」というルールを持つ。
早めにDRUMPを決めるには丁度いいが、点数勝負になると負ける。

ペガサス(Q)
これといった特徴はないのデース。

ドラゴン(K)
設定的にはこのゲームの主役で、最強の魔物。
だがこれを揃えるのは相当な運命力が必要であり、インチキでもしない限り召喚できることはないといってよい。

●遊び方
※このルールは漫画でやっているゲームとは異なる点がありますが、和希にはよくあることなのであまり気にしないでください。

真ん中によくシャッフルした1組のトランプ(竜羅旋風)を置く。フィールドには「頭」「翼」「胴」「尾」のパーツカードを置くモンスターパーツゾーンと、フォースカードを置くフォースゾーンがそれぞれ4つずつある。

じゃんけんなどで先攻後攻を決定。別にクラッシュタウンルールで決めてもよい。ファイナルターンがあるので、一概に先攻有利とはいえない。

初手5枚でゲームスタート。ターンの最初に1ドローする。
1ターンにつき、各フォースゾーンに1枚ずつフォースカードを置くことができる。
フォースカードは1枚目は表、2枚目以降は伏せて重ねる。一つのフォースゾーンには合計14までしかフォースを置けない。
1つのフォースゾーンに一定の数のフォースカードが貯まると、それを捨て札に置くことで手札のパーツカードを場に出せる。
コストはキマイラは10、ヒドラは11、ペガサスは12、ドラゴンは13。
これを繰り返し、「頭」「翼」「胴」「尾」のモンスターパーツゾーンを全て埋めれば「DRUMP」達成により勝利となる。
先攻プレイヤーがDRUMPした場合、後攻プレイヤーは最後に1ターンだけプレイすることができる。ファイナルターン!
そこで後攻がDRUMPすれば、判定に持ち込むことができる。
後攻が先にDRUMPしたら問答無用で勝ち。

ロッソは律儀にドラゴンのパーツを揃えていたが、実際にはパーツがバラバラでもDRUMP達成となる。
ただし、両者DRUMPの場合は
全部ドラゴン>全部ペガサス>全部ヒドラ>全部キマイラ>それ以外
の順番で優劣をつける。
両者役なしの場合はドラゴン13点、ペガサス12点、キマイラ10点、ヒドラ5点で点数勝負する。
流れ的にヒドラは本来11点のはずだが、特殊召喚ルールの代償としてこのようなことになっている。1kill狙いにはリスクはつきものである。
途中でデッキが切れた場合は、その時点までに置かれたパーツカードで点数勝負をする。

●リサイクル
手札のパーツカードを捨てることで、捨て札から好きなパーツをサーチするか、1ドローできる。
1ターンに2回まで可能。
相手がまだ出してない部位のパーツカードを捨てるとリサイクルされるので慎重に。

●エクストラジャック
手札のAのカードを捨てることで、捨札からヒドラのパーツを特殊召喚できる。
手は早くなるが点数勝負で不利になるのでよく考えて。

●アタック
相手のカードを割る手段。トランプゲームなんですが。
手札のフォースカードを相手のフォースゾーンに叩き込む。
叩き込んだカードとゾーンのカードの合計が14以上になれば暴発(バースト)し、フォースゾーンのカードはすべて捨て札となる。さらに豪華特典として1ドローできる。
しかし13以下であれば叩き込んだフォースを奪われ、召喚の足しにされてしまう。
アタックされたら、相手が出したカード以上の数値のカードを捨てれば「ブロック」できる。ガードではない。
ブロックされたらそれよりも大きい数字を捨てればブロックし返すことができ、ブロックし返されたらさらにブロックできる。
防御側が勝てばフォースゾーンのカードはそのままで、最終的に競り勝った方が1ドローする。
いくらボードアドバンテージと1ドローがかかっているからといって、相手がまだ出してないパーツカードを(ry
ちなみにAはアタックに使えば無条件で成功し、ガードに使ってもその場で終了するという最強キャードである。完ガではない。
このルールにより、フォースカードは小さい順に展開するのが定石となっている。
(2~4のフォースはパーツカードがないとバーストできない。でもうかつにパーツカードを以下略)


追記・修正はドラゴンの四肢を揃えたらお願いします。

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