ensemble(ゲームブランド)

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ensemble(ゲームブランド) - (2020/01/30 (木) 18:24:29) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2013/12/03(火) 18:00:57
更新日:2024/02/17 Sat 08:38:39
所要時間:約 6 分で読めます




ensemble(アンサンブル)

株式会社ウィルプラスのアダルトゲームブランドである。

姉妹ブランドに『chorus』(コーラス)がある。
最近、新たに「ensemble SWEET」が作られた。

非常にCGの完成度が高くて綺麗なことで有名。

女装主人公の作品をよく出すことも特徴で、男の娘好きにはたまらない。
主人公が女装の『乙女シリーズ』とそうでない作品の『お嬢様モノ』にシリーズ分けされており、
前者はストーリーに直接の繋がりはないものの世界観は共有していて、過去作のキャラクターがゲスト出演する場合もある。
後者も『Golden Marriage』以降は乙女シリーズと同一の世界観であることを窺わせる描写がある。
姉妹ブランドのensemble sweetの作品についても、いくつか同一の世界観であるような描写があり、女装ものである『乙女騎士♥いますぐ私を抱きしめて』では乙女シリーズのキャラクターが登場した。

特に、『乙女が彩る恋のエッセンス』は歴代主人公と人気投票上位キャラがゲストとして多数登場し、作品の売りの一つであった。
加えて、期間限定でぱれっとクオリアの『オトメ*ドメイン』とのコラボシナリオも配信されている。

また、『想いを捧げる乙女のメロディー ~あふれる想いを調べにのせて~』も歴代キャラの客演を売りとし、こちらではお嬢様モノからの客演も行われた。声優被りのついで撮りばかりだが

そして、10周年記念には歴代主人公が集結する『シャイニー・シスターズ』を全年齢で発売。
特典付きの豪華版は数分で受付終了するほどの人気であった。

一方で、製作ペースが早いからかCG以外は全体的に作り込みが浅いことも少なくなく(品質だけを言えば安定していて雑な塗りや超展開などは少ないが、地味に変な設定などは多い)、
シナリオ重視やガチの女装物好きには好まれないこともある。

軽くプレイしてさっくり終わらせたい層などにはちょうど良いと思われる。

その他の特徴として
  • FDの発売時には本編とFDセットになった本編同梱版が発売される。
    『お嬢様は素直になれない』は本編同梱版は出さないと言っていたが、結局出した。
    また、間をおいて乙女シリーズ+お嬢様モノ+それぞれのFDがセットになった『乙女達の恋物語』も発売されている。
  • 複数の作品にまたがって出演している声優が多い。
    特に有栖川みや美の出演率が非常に高く、『乙女が彩る恋のエッセンス』以前のほぼ全作品で攻略ヒロインを演じている。
    『想いを捧げる乙女のメロディー』では体調不良により当初予定されていた役を演じられなくなり初の不在になったが、後のFD発売時に追加されたパッチでボイスが追加されたサブキャラを演じている。
  • 『桜舞う乙女のロンド』以降、「まっじで!?」の台詞を作中の誰かが発することが多い。
    主人公の台詞であることが多いが、ヒロインやサブキャラの場合もあり。
    元々は『お嬢様はご機嫌ナナメ』のメインヒロインの口癖。

ensemble

乙女シリーズ
〇花と乙女に祝福を
〇花と乙女に祝福を ロイヤルブーケ
〇乙女が紡ぐ恋のキャンバス
〇乙女が紡ぐ恋のキャンバス ~二人のギャラリー~
〇桜舞う乙女のロンド
〇桜舞う乙女のロンド ~あなたと見る冬桜~
〇乙女が奏でる恋のアリア
〇乙女が奏でる恋のアリア ~君に捧げるアンコール~
〇乙女が彩る恋のエッセンス
〇乙女が彩る恋のエッセンス ~笑顔で織りなす未来~
〇想いを捧げる乙女のメロディー
〇想いを捧げる乙女のメロディー ~あふれる想いを調べにのせて~
〇乙女が結ぶ月夜の煌めき
〇乙女が結ぶ月夜の煌めき Fullmoon Days
〇シャイニー・シスターズ ~女装主人公アイドルプロジェクト~

お嬢様モノ
〇黙って私のムコになれ!
〇お嬢様はご機嫌ナナメ
〇Golden Marriage(ゴールデンマリッジ)
〇Golden Marriage ~Jewel Days~
〇恋する気持ちのかさねかた
〇恋する気持ちのかさねかた ~かさねた想いをずっと~
〇お嬢様は素直になれない
〇お嬢様は素直になれない ~大好きをキミだけに~
〇恋はそっと咲く花のように
〇恋はそっと咲く花のように ~二人は永遠に寄り添っていく~
〇Secret Agent~騎士学園の忍びなるもの~(予定)

ensemble sweet
〇彼女はエッチで淫らなヘンタイ
〇エッチでヘンタイ!ヤキモチお嬢様!!
〇恋するお嬢様はエッチな花嫁
〇ウブな処女(おとめ)のエッチなお願い
〇乙女騎士♥いますぐ私を抱きしめて

chorus
おキツネ様の恋するおまじない

追記修正よろしく




























さて、ここからが本題だが、このメーカーはかつて悪評が絶えなかったことで、悪い意味で有名。


処女作の『花と乙女に祝福を』は主人公が女装して女子高に潜入する、と典型的な女装モノの作品。
良シナリオと綺麗なCGで女装作品の中でも成功例に挙げられる良作となり、世にensembleの名を知らしめた*1


しかし、その次に出したFDの『花と乙女に祝福を ロイヤルブーケ』で、攻略不可だった実妹とのにゃんにゃんを期待した紳士達に

妹とはセックスしません!

と、まさかのお預け。
実妹という関係性から実装されなくてよかったという声がなかったわけでもないが…
また、それ以外に関してもFDであることを踏まえてもかなり短い。
しかもヒロインたちがキャラ崩壊気味なうえ、一人はHシーン無しのサブキャラに降格している。

とはいえ、サブキャラの一人を主人公として描いた番外編的なシナリオは評価されている。


次回作の『黙って私のムコになれ!』で汚名返上を期待するファンも多かったが、中身はキャラもストーリーもスカスカの特大の地雷。
タイトルからも察することが出来るが、ヒロインの性格すらも非常にやばかった(主人公もだが)。
余りの酷さに中古ショップに溢れ返り、ワゴンの常連になったほど。
しかも、この作品は質の悪いことに年間売り上げで上位に食い込むほどの大ヒットになってしまった。
こうもぼろくそに書くと少しはフォローしたいところだが…まあシナリオ以外は良質だと思う。シナリオ以外は。


その次の作品の『乙女が紡ぐ恋のキャンバス』は、再び女装主人公がモデル。
今作は前回の悪評で堪えたのか評判は決して悪くなかった。

…のだが、後に製作に参加したシナリオライーターの一人がツイッターにて、
自分の書いた内容がディレクターに改竄されるわ、報酬が支払われないわ、上層部が腐ってるなどを暴露。

※ただし、この件は一方的過ぎる発言だった上に、複数ライターの内このライターのみが暴露しまくっており、全部を鵜呑みにして良いかは不明。
特に報酬に関しては詐欺になりかねないからか、ブランド側は明確に否定している。
この件に関する公式サイトの回答:http://www.ensemble-game.com/nettopic.html

更にほぼ同時期に家庭版に移植した『花と乙女に祝福を~春風の贈り物~』に苦情を言ったりした。
他にも自分たちが女装・男の娘を流行らせたとドヤ顔で言ったとか。


騒動に事欠かないメーカーである。


とはいえ、作品自体に罪は無く普通に面白いので(黙ムコは論外だが)、ゲームをやるときは色眼鏡をかけずにプレイしよう。
特に『お嬢様はご機嫌ナナメ』は萌えゲーアワード2013にて純愛系作品賞・金賞を受賞するなど、評価が高い。
また、『桜舞う乙女のロンド』以降は作風の変化や悪い噂が少なくなったことから、何かしらの変化があったのではとも言われている。

それからも人気が出そうなキャラのシナリオを期間限定で追加(もちろん短い)したりなど、
軽いジャブみたいなものを仕掛けてくることもあったりするのだが…
一応、後に発売されるファンディスクの本編同梱版や、複数作のセット販売『乙女達の恋物語』には期間限定シナリオも収録される(ただし、ダウンロード版には収録されないので注意)。
また、歴代主人公の共演シナリオ「乙女シリーズ主人公コラボ」は例外で、期間限定で何度か復刻されたのみ。

黙ムコ以後は最初に書いた通り、ブランド相応の品質を維持し続けていて安定している。
…本編作品では。

FDは先に述べたロイヤルブーケに続き不評であり、「ファンdisる」などと揶揄されることもあった。
『乙女が紡ぐ恋のキャンバス ~二人のギャラリー~』では人気投票上位のキャラクターのみで進行し、それ以下のキャラクター達の出番は皆無((一応、あるルートのエンディングで、上位に入れなかった攻略ヒロイン1人とサブキャラ1人がかろうじて一枚絵に登場している)。
さらに人気投票1位のサブキャラがせっかく攻略対象になったはいいものの、シナリオは無理のある展開で内容が薄くキャラ崩壊が酷いと、本編ファンからはかなり不評。

『桜舞う乙女のロンド ~あなたと見る冬桜~』は「ミニ」ファンディスクと銘打ってロープライスであることを考慮しても内容があまりにも薄く、登場キャラは主人公と人気最上位の二人だけであり、1時間もあれば終わる短さである。
おまけは充実している*2ので、こちら目的と考えればまあ…。

とはいえ、『Golden Marriage ~Jewel Days~』、『乙女が奏でる恋のアリア ~君に捧げるアンコール』以降はFDの出来も良好で、特別批判されることはない。
実は『君に捧げるアンコール』でもサブに降格されたヒロインがいるのだが、人気投票最下位のためか全くと言っていいほど話題にならない





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