NEX(デュエル・マスターズ)

「NEX(デュエル・マスターズ)」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

NEX(デュエル・マスターズ) - (2021/11/17 (水) 19:26:12) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/02/04(金) 01:14:12
更新日:2023/12/09 Sat 16:57:28
所要時間:約 15 分で読めます




NEXとはデュエル・マスターズに登場するカテゴリーの一種である。

【概要】

初出はDM-32神化編
ほとんどがアーマード・ドラゴンで構成されており、いずれも太陽を象ったような独特の紋様を持ち合わせている。

何故NEXかは不明だが、NEXを軸に組まれた構築済みデッキは宣伝文に「絆」が入り、NEX同士のシナジーもなかなか強いため英単語の「Nexus」から取ったとする説がある。


【解説】

ボルシャック・NEX SR 火文明 (6)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 6000+
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中から、名前に《ルピア》とあるカードを1枚、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。
■このクリーチャーは、自分の墓地にあるファイアー・バード1体につき「パワーアタッカー+1000」を得る。
■W・ブレイカー
DM-32で登場した新たなボルシャック。「ルピア」とはドラゴンをサポートする種族ファイアー・バードの1シリーズであり、仲間を引き連れて登場するヒーロー性たっぷりの能力を持つ

出すだけで仲間を増やしてボードアドバンテージを稼げるため、わかりやすく強力で初心者に優しい
一方で盤面の状況や後の展開を考慮して様々な「ルピア」を選ぶ必要もあり、上級者向けな一面も。
小学生と大きいお友達をどちらも満足させる優秀な子。

「ボルシャック」の名を冠しているが、このカードだけ恒例の「友の哀しみを力に変える能力」が、ファイアー・バードのみを対象にしている。
友達減ったとか言わない。むしろ文明を超えた友情が芽生えている。


【派生カード】

神化編

超竜サンバースト・NEX P(R) 火文明 (7)
進化クリーチャー:アーマード・ドラゴン 11000+
■進化−自分のアーマード・ドラゴン1体の上に置く。
■このクリーチャーがバトルに勝った時、このクリーチャーをアンタップしてもよい。
■パワー12000以上のクリーチャーとバトルする時、このクリーチャーのパワーは+11000される。
■W・ブレイカー
NEXの名を持つ進化ドラゴン。《無限掌》内蔵効果と、強獣相手へのパワーアップ効果を持つ。

パワー12000以上の相手にはなんと22000となるため、よほどの相手でなければ軽々と打ち倒してしまう。さらに無限掌効果により、バトルゾーンを壊滅させてしまうことも。

ただし、アンタップキル能力は無いため、実際はあまり活躍させられないことがしばしば。それでもほぼブロックは不可能なので、アンブロッカブルとしての運用が可能。


神羅ライジング・NEX SR 火文明 (6)
進化クリーチャー:ルナティック・エンペラー/アーマード・ドラゴン 13000
■究極進化 - 自分の進化アーマード・ドラゴンまたは進化ファイアー・バード1体の上に置く。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手は自身のパワーが一番小さいクリーチャーを1体選んで破壊する。
■ゴッドスレイヤー(このクリーチャーがゴッドとバトルする時、バトルの後、そのゴッドを破壊する)
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが破壊された時、相手は自身のパワーが一番小さいクリーチャーを1体選んで破壊する。その後、自分のパワーが一番小さいクリーチャーを1体破壊する。その後、進化ではないドラゴンを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。
ゴッドメタの能力を持つ究極進化NEX。このクリーチャーのみが持つ「ゴッドスレイヤー」は、バトルしたゴッドを、バトルの後問答無用に破壊する効果を持つ。

バトルでの勝利も含めれば2体リンクのゴッドをまとめて墓地送りにしてしまうことも可能。
他に、バトルゾーンに出た時と破壊された時に相手のクリーチャーを1体破壊する効果と、自分のパワーの1番小さいクリーチャーを破壊して、非進化のドラゴンをリアニメイトする能力を持つ。
が、実際のところ、そのゴッド対策偏重スペックに加え、ただでさえ厳しい究極進化が「アーマード・ドラゴン」「ファイアー・バード」と制限があり、使いにくい。


ボルシャック・クロス・NEX SR 火文明 (9)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 12000+
■スピードアタッカー
■パワーアタッカー+5000
■T・ブレイカー
■誰もコスト4以下のクリーチャーを召喚できない。
「ボルシャック」と「NEX」の両方に属する大型ドラゴン。コスト9と重いが、その分強力。これほど巨大なドラゴンがスピードアタッカーで殴ってくるのは脅威である。
さらに、コスト4以下のクリーチャーの召喚を禁じる能力を持つ。

ファイアー・バードを呼び出せなくなるのは辛いが、相手の軽量獣の数量作戦や、《光牙忍ハヤブサマル》等の軽量シノビを封じることができる。


神羅サンシャイン・NEX UC 火文明 (5)
進化クリーチャー:アーマード・ドラゴン/ルナティック・エンペラー/サムライ 11000
■究極進化−自分の進化クリーチャー1体の上に置く。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりにクリーチャーではないカードを1枚、手札から捨ててもよい。
NEX究極進化第2弾。手札と引き換えにバトルゾーン留まると言う、少し火文明としては異質な能力を持つ。
場持ちが良いので、後述の「究極進化MAX」の進化元として使える。パワーも高いので、そのままアタッカーとして運用しても優秀。


超神羅ロマノフカイザー・NEX SR 火文明 (7)
進化クリーチャー:アーマード・ドラゴン/ルナーズ・サンガイザー 25000
■究極進化MAX−自分の究極進化クリーチャー1体の上に置く
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のクリーチャーを2体破壊する。その後、カードを2枚相手のマナゾーンから選び、持ち主の墓地に置く。
■ワールド・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、自分の山札を見る。その中からアーマード・ドラゴンまたは名前に《ロマノフ》とあるクリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。
究極進化MAXを持つNEX。神化編のトリを飾るクリーチャーである。

25000という圧倒的な基礎パワーとワールド・ブレイカーに加え、バトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーとマナを2枚ずつ破壊すると言う強力な能力を有する。
さらにバトルゾーンを離れる時、「アーマード・ドラゴン」または「ロマノフ」1体を山札からバトルゾーンに出すことができる。
どちらにも優秀なクリーチャーが多数いるので、非常に強力な能力である。相手はこの巨大なクリーチャーを何としても破壊したいのだが、そうすると代わりの強獣が飛び出てくるので始末に負えない。

総じて非常に強力なクリーチャーであり、弾の最後を飾るのにふさわしいNEXである。NEXにロマノフと言うのは不思議な感じだが、これは背景ストーリーによるもの。


砲撃要塞フォートレス・NEX P 火文明 (3)
■城-自分のシールドをひとつ選び、このカードを付けて要塞化する。 その要塞化されたシールドがシールドゾーンから離れた時、このカードを自分の墓地に置く。 (「S・トリガー」能力を使う場合は、このカードを墓地に置く前に使う)
■バトルゾーンにある自分のドラゴンはすべて、タップされていないゴッドを攻撃できる。
■自分のドラゴンがバトルする時、そのターン、そのドラゴンのパワーは+5000される。
ついに城に登場したNEXの名前を持つカード。

能力的には完全に対ゴッドカードとして設計されているのが見て取れる。
しかしその能力を受け取れるのはドラゴンだけであるし、ゴッドが流行っていない環境だと厳しい所もある。

むしろ注目したいのは、自分のドラゴンをバトルの際に大きくパンプアップしてくれる能力。
+5000という数値は魅力的であり、強制バトル持ちやブロッカーを持つドラゴンと組むと面白い。


覚醒編以降


NEXのサイキック・クリーチャー。詳しくはリンク先を。


聖霊龍騎スターダスト・NEX VR 光/火文明 (6)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/エンジェル・コマンド 7000
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーまたは、自分の、名前に《ルピア》とあるクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップしてもよい。
多色クリーチャーとなったNEX。このクリーチャーか《ルピア》を出すと相手クリーチャーをタップすると言う、非常に堅実な能力を有している。遊戯王で登場するよく似た名前のモンスターとは関係無い。


ボルシャック・ギルクロス・NEX SR 火文明 (9)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 9000+
■スピードアタッカー
■パワーアタッカー+5000
■T・ブレイカー
■誰もサイキック・クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない。
エイリアンと化したNEX。元ネタの《ボルシャック・クロス・NEX》が禁止した「コスト4以下のクリーチャー」が、対象が覚醒獣に変更されている。
流行りの覚醒獣対策として優秀な1枚。自身も攻撃時パワー14000のスピードアタッカーであり、フィニッシャーとしても十分。
難点は自身のコストが重いこと。普通に出していては覚醒獣に間に合わないので、工夫が必要。


真実の名 ラゴン・NEX VR 火文明 (7)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/アンノウン/ハンター 7000+
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中から《アチョッピ・チョーナン》、《ステッピ・ジナン》、《フエッピ・サンナン》のいずれかを1体選び、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。
■ハンティング
■W・ブレイカー
エピソード2でも登場したNEX。
元祖NEXに比べコストは上がったが、その分パワーは向上。パワーの上昇効果はハンティングに変更。
所持種族も増加し、追加された種族はいずれも優秀。レアリティも下がっているため比較的入手しやすい。
しかしリクルートできるファイアー・バードは僅か三種類であり、本家より自由度は低くなった上に、今後の強化も見込みにくいというのが相当痛い。

結果的に本家よりかなり使いにくいが、踏み倒せるファイアー・バードはそこまで悪くはないのが救い。
上記でも述べたが種族数は増加しているので、ハンターやアンノウンのサポートと組んで使っていく方法も良いか。


竜魔神王バルカディア・NEX  P 光/闇/火文明 (15)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド/アーマード・ドラゴン 25000
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■進化GV-自分のエンジェル・コマンド、デーモン・コマンド、アーマード・ドラゴンのいずれか3体を重ねた上に置く。
■相手は呪文を唱える事ができない。
■このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊し、自分の山札を見る。その中からドラゴンまたはコマンドを1体選び、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。
■ワールド・ブレイカー
バルカディアスとNEXの合体系クリーチャーという、ある種の究極的カード。

能力は呪文封じ+アタックトリガーで一体確定除去+ドラゴンorコマンドのリクルート+ワールド・ブレイカー という滅茶苦茶さ。
だが、こんな能力を持っているため進化元の用意は簡単では無く、コストもかなり重いので召喚は難しい。
幸いにも種族的に踏み倒し手段やコスト軽減手段は多いので、そこら辺を生かして場に出していきたい。




・・・・・・そのまま時は流れ、アーマード・ドラゴンの姿は徐々にフェードアウト。その代わりにコマンド・ドラゴンが活躍するようになる。それと共にNEXの姿も消えたかのように見えたが・・・・・・。




ドラゴン・サーガ以降

爆竜 NEX VR 火文明 (6)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/フレイム・コマンド 6000
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を見せる。それがファイアー・バードであれば、バトルゾーンに出す。それ以外であれば、山札の一番下に置く。
■自分のファイアー・バードはすべて「スピードアタッカー」を得る。
革命編で久しぶりに登場した新しいNEX。種族はアーマード・ドラゴン/フレイム・コマンド。すっかりコマンド・ドラゴンが主流になった中、久しぶりに登場したアーマード・ドラゴン/フレイム・コマンド、そしてNEXである。
今流行りのclipとアタックトリガーの両方を標準装備をしたクリーチャーである。山札の上がファイアー・バードならば踏み倒す事が可能。

3つめの効果に関してだが、残念ながら小型システムクリーチャーが主となるファイア・バードは必ずしもビートダウンに向いている訳では無い。しかしそれでもスピードアタッカー付与という効果が強力なのは変わりはない。《翔竜提督ザークピッチ》や《爆翔イーグル・アイニー》などの比較的攻撃力のあるファイアーバードと組ませてみると良いかもしれない。何気に進化クリーチャーも出せるのがポイントだろうか。忘れがちだが進化ファイアー・バードには打点の高いクリーチャーも多い。
決してハイスペックとは言い難いが、堅実な効果を持っていると言えよう。歴代NEXとの効果の噛み合わせも良好。同弾収録のメガ・マナロック・ドラゴンなどハイスペックなクリーチャーの陰に隠れがちだが、この《爆竜 NEX》もまた色々と使い道を考えられる面白いカードでは無いだろうが。


ボルシャックライシス・NEX P 火文明 (15)
クリーチャー:メガ・アーマード・コマンド・ドラゴン/ハンター 25000
■ダブル・シンパシー:ドラゴン(このクリーチャーの召喚コストは、バトルゾーンにある自分のドラゴン1体につき2少なくなる。ただし、コストは0以下にならない)
■ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
■自分のドラゴンすべてに「スピードアタッカー」を与える。
■自分のドラゴンが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それがドラゴンなら、バトルゾーンに出してもよい。
DMEX-08「謎のブラックボックスパック」で収録されたNEX。大きさも派手さもNEX史上最高クラスのカード。
自身を含めた自軍のドラゴンへのスピードアタッカーの全体付与やバルガ系統のドラゴンを連想させる山札からの踏み倒しを与える強烈なポートを持ち、しかもこのクリーチャーの攻撃力はワールド・ブレイカー。

能力がドラゴン全体でも最強クラスの性能の代わり、コスト設定は15と普通にプレイした場合は召喚できない欠点を持つ。
ダブル・シンパシーによってコスト軽減が可能だが、軽減の対象に出来る種族がそもそも軽くないドラゴンなので大きく活かせる可能性は低い。
しかし、種族自体がドラゴンとハンターと踏み倒し手段に優れた種族であるため、そこを活かした踏み倒しで場に出すことが基本的な戦略になるだろう。


聖霊龍騎サンブレード・NEX P 光/火文明 (6)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/エンジェル・コマンド 6000
■このクリーチャーを召喚する時、コストを2少なくしてもよい。そうしたら、相手は自身の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとしてシールドゾーンに置いてもよい。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の手札を1枚捨ててもよい。そうしたら、カードを2枚引く。
高額デッキとして話題を呼んだDMBD-15「レジェンドスーパーデッキ 蒼龍革命」に収録されたNEX。独特な性能を持つ。
召喚時にコスト軽減を任意で発動可能で実質4コストで召喚できるドラゴンだが、このコスト軽減を選択した場合は相手が任意でシールドを追加するというデメリットが発生する。
相手を助けるデメリットが痛いコスト軽減だが、スピードアタッカーを持っているドラゴン及びコマンドであるために革命チェンジや侵略に繋げられることを考えると便利な能力でもある。
cipでは手札交換を行うが、これも革命チェンジや侵略を行う上で重要となる手札の整理として役立つだろう。


ボルシャック・モモキングNEX KGM 火文明[ジョーカーズ] (6)
スター進化クリーチャー:ジョーカーズ/アーマード・ドラゴン/レクスターズ 9000+
■スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
■パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
■このクリーチャーが出た時または攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それがレクスターズまたは火のクリーチャーなら出す。それ以外なら墓地に置く。
■攻撃中、このクリーチャーのパワーを、自分の墓地にある火のカード1枚につき+2000する。
スター進化クリーチャーとしてモモキングと《ボルシャック・NEX》が合体したクリーチャー。
アタックトリガーによるレクスターズか火のクリーチャーの山札からの踏み倒しと墓地の火のカードによるパンプアップを行う。
そして、パンプアップを活かせるようにパワーの数値でブレイク数が変動するパワード・ブレイカーとなっている。

踏み倒しやスター進化による場の進化元を残す能力などによって、場にクリーチャーを展開する力に非常に優れている。
種族もアーマード・ドラゴンに加えて新章以降の主役格であるジョーカーズも所持しているため、種族サポートを活かした多種多少な戦略も考えられる。


【総評】

これらNEXはいずれも汎用性が高く、そして面白いクリーチャー群である。カードパワーのインフレに伴いかなり地力が高い。真面目な構築ならばメタゲームでも良い線行く位の強さである。さすが主人公補正




出て来い!俺の相棒!修正・追記!!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/