登録日:2014/10/22 Wed 10:48:17
更新日:2023/01/21 Sat 16:53:20
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理解できない神秘の力に魅せられるのはわかるが……やはり戦いで必要なのは理論と知識だと思うがね。 ---アクア闘士 サンダーボルト
《アクア闘士 サンダーボルト》はデュエル・マスターズのクリーチャーである。
概要
DMX-18「三段変形!龍解オールスターズ」で登場した新規の一体。
見た目がイラストレーターの都合か《アクア傭兵 スタローン》に似ている。
効果としては限定条件下でドローできる3コストクリーチャー。
ただし限定条件下でドローする3コストなら《アクア・シャークス》《
アクア操縦士 ニュートン》《アクア鏡師 パワードミラー》がおり、そのうちニュートン以外は条件が厳しすぎたり都合のいいタイミングで引けないといった欠点が存在するため目立っていないうえ、殿堂入りだが条件なしの《
アクア・ハルカス》すらいる(もっともハルカスさんはボルバルマスターズやクゥリャンのせいで1枚のため、ニュートンが優先されるのは仕方がない)。
だが、こんかいのサンダーボルトさんは一味違う。
アクア闘士 サンダーボルト 水文明 (3) |
クリーチャー:リキッド・ピープル閃 2000+ |
相手の呪文の効果またはクリーチャーの能力によって、このクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに出し、カードを2枚引いてもよい。 |
自分の手札が5枚以上あれば、このクリーチャーのパワーは+4000され、「W・ブレイカー」を得る。 |
まさかの2体目の
リキッド・ピープルマッドネス。
これまでのリキッド・ピープルのマッドネスといえば《電脳提督アクア・ジーニアス》しかおらず、しかもジーニアスといえば7コスト。どう見てもウィニー種族リキッド・ピープルのクリーチャーとは思いづらい重量級である(強いんだけどね)。
それに対してサンダーボルトは小型であり、リキッド・ピープルのデッキに投入しやすいメリットを持つ。さらに手札枚数によっては小型でWBP6000を期待できるのである。
フレイバーテキストはマッドネスを「理論」、手札補充を「知識」に見立てているのだろうか。
ジーニアスとサンダーボルトの比較
ぶっちゃけそれぞれに強みがあり、リキッド・ピープルのデッキには両方いれちゃえばいいと思うのだが、それぞれにメリットとデメリットが存在しており、その特性を活かしてデッキに投入する枚数を決めたほうがいい。
ジーニアスは最高で3枚をドローできるが、ドローできるのは「リキッド・ピープル」限定。一応リキッド・ピープル閃は引けるとはいえ、最近増えつつある
クリスタル・コマンド・ドラゴンを混ぜるには向いていないし、リキッド・ピープルオンリーでデッキを組むことは可能だが他のクリーチャーをサポートで使おうとすると、そいつらはおっこってしまうデメリットがある。
サンダーボルトは2枚だが種族を限定しない。
ジーニアスの効果を見てみよう。
電脳提督アクア・ジーニアス 水文明 (7) |
クリーチャー:リキッド・ピープル/ハンター 6000 |
相手の呪文の効果またはクリーチャーの能力によって、このクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに出してもよい。 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から3枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中からリキッド・ピープルをすべて手札に加え、残りを好きな順序で自分の山札の上に戻す。 |
W・ブレイカー |
ジーニアスは「マッドネス」と「手札補充」が別記されている。
つまり、普通に出しても「手札補充」が可能となる(出すタイミングがあるかはデッキ構築次第だが)。
一方、サンダーボルトは「相手の呪文の効果またはクリーチャーの能力によって、このクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに出し、カードを2枚引いてもよい。」と一文に集約されている。
そのため、サンダーボルトを3コストで召喚しても、こいつは手札を補充できない。そこまでできたら強すぎるんだけど。この違いもあって、素直に使えるとは言いがたい。
サンダーボルトは手札が5枚以上あればジーニアスと同じスペックを得られる。
しかし、ジーニアスと違い常に5枚キープしておく必要がある。これは少々厳しい。この条件を発動し続けるには、《龍波動空母 エビデゴラス》《龍素記号iQ サイクロペディア》《理英雄 デカルトQ》といった手札補充要員をがんがん積んでおく必要があるだろう。
…もっとも、一回Wブレイクしてしまえばそれ以上の仕事は期待しなくていいかもしれない。
ぶっちゃけリキッド・ピープルといえば《
超閃機 ジャバジャック》《
超閃機 ヴィルヴィスビード》《クリスタル・スーパーパラディン》《クリスタル・アックス》といった連中が存在しているわけで、それらに進化してしまえば問題ない。
少なくとも、ハンデス耐性に乏しかった水文明にとって、マッドネスだけで十分な性能だったりするので、このくらいで丁度いいだろう。
リキッド・ピープルによらない能力として
リキッド・ピープル閃には珍しく、このクリーチャーは文明、種族を問わないハンデス対策として使えるマッドネスだったりする。
つまり、水を差し込んでいる速攻にハンデスメタを放り込むという使い道も考えられる。
たとえば先の環境で構想された赤青や、ジェスタールーペを頼るジェスターソード、そして長らく生き残っている青単速攻にもこのカードの投入余地があると言える。
…というか青単一体何度強化されるんだろうね?