アノマロカリス(古代生物)

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アノマロカリス(古代生物) - (2019/05/22 (水) 21:22:26) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/04/15(金) 20:01:28
更新日:2024/01/19 Fri 02:41:28
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アノマロカリス(学名:genus Anomalocaris)とは、約5億2,500万から約5億50万年前の古生代カンブリア紀の海に棲息していた動物である。
◆特徴
頭には大きな眼1対が左右に飛び出している。下面には、パイナップルの輪切りのような口。
胴体には左右に大きく横に張り出した、ひれのようなものが13対ほどある。
そして最大の特徴が口の前方にある2本の触手。

実はアノマロカリスの化石は最初はこの触手部分だけが見つかっており、エビの腹部と考えられていた。

しかし、いくら探しても頭に当たる部分が見つからないので「奇妙なエビ」という意味の「アノマロカリス」という名前を付けられた。

さらに口部分はクラゲの一種、胴体部分はナマコの一種と思われており、それぞれペユトイア、ラガニアと呼ばれていた。

そしてある日、何かに噛みつかれ甲羅が欠損したサンヨウチュウの化石が発見された。学者たちは首を傾げた。発見されている肉食動物と思われる生物の口に比べるとその欠損した箇所は大きすぎたからだ。だがある学者がペユトイアの化石が何かの口だと仮定しあわせると一致した。
その後、再検討された結果、アノマロカリス・ペユトイア・ラガニアは実は一つの巨大な生物であることが判明。
アノマロカリス・カナデンシスと名付けられた。
(ただし、ラガニアはその後の更なる研究の結果アノマロカリスに類似した種ではあるが、別種ということになっている。)

何故こんなことが起きたか、理由の1つにアノマロカリスの大きさが上げられる。
アノマロカリスは平均60cm、中には2m程のものもおり、この時代では最大級の大きさであった。
触手部分だけで他の生物とほぼ同じサイズであったことから勘違いされたといわれている。


またその大きさ故か天敵が居らず、当時の食物連鎖の頂点に立っていたとされる。
しかし、カンブリア紀の中期と後期の間を境にその後は全く見られなくなった。その時期には地球環境に大きな変化は無く、温暖な気候が続いていたと考えられているため、なぜ突如として絶滅したのかは謎に包まれている。
一部では「スカイフィッシュはアノマロカリスが進化した生物」と言われている。

バージェスモンスターの中でもハルキゲニアやピカイアと並んで最も有名な生物の一つであり、人気も高い。

そのためか、どういう時に使うかは判らないがAAも作られている。

これ↓
ργπλχξ

そしてやはりぬいぐるみが存在する。


古代生物にワクワクする人は追記・修正お願いします。

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