シンドローム/バディ・パイン

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シンドローム/バディ・パイン - (2023/10/25 (水) 08:53:29) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2021/09/26 Sun 01:22:24
更新日:2024/04/22 Mon 08:17:43
所要時間:約 3 分で読めます




シンドローム/バディ・パインとはディズニーヴィランズの一人。

CV:ジェイソン・リー/宮迫博之、岩田光央(少年時代)

概要

Mr.インクレディブルに登場するディズニーヴィランズ。
企業の社長でロケットブーツを発明するほどの優秀な頭脳の持ち主であり、その頭脳を生かして武器商人になった。
Mr.インクレディブルを雇った張本人にして、ヒーロー行方不明事件の黒幕。
彼はヒーローを増悪しているが……。






ネタバレ注意



その正体


「インクレディブルボーイでもない。俺はあんたの力になりたかっただけなんだ! なのに、あのときあんたは何て言った?」



その正体は、元Mr.インクレディブルの熱狂的なファン。15年前の少年時代は彼のサイドキックになる事を希望してインクレディボーイと名乗り、執拗に彼に付き纏って鬱陶しがられていた。
ある日、インクレディブルとヴィランの戦闘に乱入してまで自分をアピールした結果、戦いを邪魔されたインクレディブルを怒らせてしまい、「飛んで帰れバディ、相棒はいらん」と突き放され、さらに警察に突き出す時にも「この子のママにたっぷりお説教するように言っといてくれ」などと冷たくされた事で、努力を否定されたと感じ取り、ひどい人間不信に陥り、特にスーパーヒーローに対してはそれまでの憧れの反動で激しい憎しみを抱くようになった。
成長し、成功を収めてもその恨みは治まらず、己の才能とそれまでに稼いだ資金を使って自分を認めなかった全てのヒーローを抹殺し、自分を唯一無二のヒーローとして世界に知らしめる計画を立案。ヒーロー保護法の元で燻っていたかつてのヒーロー達を甘い言葉で勧誘し、発明したロボットの相手をさせて次々と殺害していった。

さらに、仇敵Mr.インクレディブルの拉致にも成功し、最終計画として「悪のロボットを倒すヒーローシンドローム」のマッチポンプ作戦を実行しようとするが……。


装備

ゼロ・ポイント・エネルギー

グローブの指先から放つ拘束光線。命中した瞬間、相手は一切の身動きが取れなくなり、空中に拘束される。
拘束する力はかなり強く、辛うじて目線を動かすくらいしか出来なくなる。
跳びかかってきたところを固定し、振り回して投げ飛ばしたりと戦闘でも用いられる。
巨体のボブを含む一家4人を軽々と持ち上げていた辺り、重さも無視出来るらしいチート装備。

  • オムニドロイド
シンドロームが開発した人工知能搭載のロボット。
球体に五つ足を持つ、デザインとしては旧式。
パーツ配置を地球に例えると、赤道上に等間隔に格納可能な蛇腹状の爪を備えた歩行脚(アーム)を五つ備え、北極と南極に格納可能な頭部を持つ。
ボブが最初に戦ったものは直径3mほどのサイズ。球体のボディを利用した転がりによる体当たり鋭いアームによる攻撃以外は特に目だった機能のないシンプルなものだった。ただしこの時点でボブのジャンプの軌道を予測して叩き落す、マグマの高温にも耐える、ボブの渾身の一撃で凹みもしない、などすさまじい性能を有していた。
後にシンドロームが計画の最終段階の為に作り上げたものは球体状のボディだけでも10m以上はあろうかというかなり巨大なものになっていた。
武装も相応に強化されており、センサーからビームを放つ、脚部のクローがロケットにより射出可能になっている。大幅にサイズアップしているにも関わらず運動能力は全く低下しておらず、その巨体で跳躍すらしてみせた。

搭載した人工知能が戦闘を通じて学習し、あらゆる敵に対する弱点を見抜いて自動攻撃する。
が、上述のマッチポンプ作戦を実行した際にはその学習能力が仇となり、茶番劇用にシンドロームが持っていたリモコンを「自らの行動を阻害するもの」と見なして弾き飛ばし、そのままシンドロームをKOしてしまった。

あらゆる攻撃が通用しない極めて強力な防御力を有するが、弱点はボディと同じ材質で作られた自身のクロー。
島での初戦では、ボブに誘導されるまま自身をズタボロにしてしまい敗北。
最終決戦でも、射出したクローを逆に自分に撃ち込まれて機能停止した。

ちなみにオムニドロイドはいくつか開発されていたようで、シンドロームは開発したドロイドとヒーローを戦わせ、破壊されるごとに新型を投入してヒーローを殺害し、着々と性能を高めていた。




余談

何気に、ディズニー、ピクサー作品のヴィランの中でもトップクラスの人数を殺している極悪人であると同時にヴィラン屈指の悲惨な最期を迎えた人物でもある。
インクレディブルが協力を拒んだことで歪んだとされているが、その時の出来事を見てもインクレディボーイ時代の彼がやった行為ははっきり言って協力どころか戦闘行為を妨害する迷惑行為でしかなく、逆恨み以外の何物でもないため同情の余地はない。関係ないヒーローを大量虐殺してのマッチポンプを選んでしまった時点で彼にヒーローの資格はなかったのであろう…

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