ボード・ビュラード/ミッション・ルース(FSS)

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ボード・ビュラード/ミッション・ルース(FSS) - (2016/10/27 (木) 22:01:14) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2011/10/01 (土) 23:51:36
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#center(){「ばぁ!!」}



◆ボード・ビュラード

ボード・ビュラードは永野護の漫画作品『[[ファイブスター物語>ファイブスター物語(FSS)]]』の登場人物の一人。
ボード・ビュラードは偽名であり、本名はミッション・ルース。

初登場は第1話「運命の3女神 ラキシス編」で、章の主人公であるレディオス・ソープ([[天照帝]])の相棒役を務めていた。
物語全般としても、特に重要な役目を持たされた人物であり、序盤以降はやや影が薄かったが「シバレース」編にて明かされた「純血の騎士」の血統に連なる人物の一人として再登場。
個人の過去のエピソードが描かれると共に「純血の騎士」の血族が関わって来た過去と、関わるであろう未来が交錯する「魔導大戦」開幕の予感を読者に知らしめた。

詳しくは下記に譲るが、その人物設定からキャラクタープロフィールには「水戸黄門野郎」と記述されており、マジに大体の説明はそれで付いてしまう。
また、嘗て上映されたアニメ映画版では[[若本規夫]]がボード役を担当しており、その豪快かつ快活な性格を見事に表現していた。



【人物】

本名は前述の通りミッション・ルース。
アドラー星の第一国家であるトラン連邦共和国の現職大統領であり、名だたる名君、名政治家として星団中に名前を響かせている。
共和国の中でも特殊な位置付けにあるレント自治区がレント王国であった時代のレント国王ジェスター・ルースを祖先(曾祖父)とする、由緒正しい王家の人間ではあるが、彼自身は父の後を継いで政治の道に進み、更には自身の境遇への反発(後述)からか、貴族や騎士を始めとして特権階級に偏重した国家体制を改革。
彼の代で完全な共和制への移行を成し遂げているとされる。
……そうした事情もあってか、貴族や特権階級からの反発こそあるものの、国民からの支持は凄まじいものがある様で、10期以上の再選を勝ち取っている。
……現実の政治家にも見習って欲しいものである。

少し話が逸れたが、一方で「休暇」と称してよく姿を消してしまう事でも有名だが、その辺は学生時代より苦楽を共にして来た側近(仲間)達が本人の留守中にも国家を上手い具合に回しているので無問題らしい。

……まあ、何故か「休暇」から帰った後には「休暇」に行く前に発生していた筈の国家レベルの諸問題が、公には出ないものの何かしらの交流やら根回しやらで「解決」するみたいなので、その辺は国民も口に出す事は矢張り無いものの、ある程度は了承しているらしい。
全く呆れる話だが、一度等は任期期間(約10年)丸々姿を消していた時期すらあったそうだが、それでも再選されているとの事。

性格は基本的に飄々としており、快活に振る舞うのが常。
その人柄からか“あの”[[ログナー]]に個人的に頼られたり、ヤーボ・ビートやちゃあともほぼ初対面にも関わらずにあっと言う間に打ち解けている。
本来は思慮深い人物なのだが、基本的には「嘘」を吐くにしても決して他人を傷つけもしなければ、策謀を巡らす事もない人物であり、それはミッション・ルースの時にもボード・ビュラードの時にも変わらない様だ(※両者の違いは立場のみ)。

物語全体の主人公である[[天照帝]]のたった4人の「本当の友達」の1人であり、彼の死の間際の遺言が天照に星団侵攻を決意させたとされる。



【騎士能力】

ボード・ビュラードとは、政治の道に進む事で生家を捨てたミッション・ルースが自らの決意を示すかの様に名乗った名前であるが、実はルース家とはレント国王家の名前であると共に、初代剣聖ナッカンドラ・スバースから続く、超帝国の「純血の騎士」の家系であり、かの剣聖デイモス・ハイアラキやアトール皇帝ボルサはこのルース家から誕生している。
勿論、ルース家の名声が高いのには星団で初めてファティマに「マスター」と呼ばれた人物でもある前述のジェスター・ルースの存在もあるのだが、矢張り強力な騎士やダイバーを輩出して来た家系の本家の長男たるミッションに対する周囲からの期待と、騎士能力を持たずに生まれて来た事への失望から来る冷遇は凄まじいものがあったらしい。
特に気位の高い生まれながらの「貴族」である実母スジャータからは「全てを裏切った男」とまで罵られたらしく、前述の様にそうした境遇への反発が国民主体への政治体制への改革の原動力となっている可能性は高い。

……しかし、読者ならばご存知とは思うが、ミッション・ルースは「騎士」でもある。
彼の内にも流れる「純血の騎士」の血は、有り得ないとされる事態ながらも、既に成人していた彼を「騎士」へと生まれ変わらせたのだ。
尤も、遅くに発生した騎士の力は弱く、国家警備隊であるSPIの隊員程度にしかなれなかった為に、結局は母親との溝を決定的に広げる羽目になってしまったらしいのだが……。

……まあ、矢張り読者ならばご存知だろうが、実はこれにも後日談がある。
自らを「最弱ランクの騎士」と呼ぶボード・ビュラード(ミッション・ルース)は、実は作中でも恐らくは最強クラスの騎士の1人である。
バランシェ邸にて、後の自らのパートナーである幼き日のメガエラを助けるべく覚醒した彼の能力は、先祖である初代剣聖ナッカンドラ・スバースのパートナーであったザ・インタシティをして「彼の生まれ変わり」と言わしめたからだ。

……まあ、ボード自身には関係の無い話でしか無いだろうが。
更に余談となるが、SPIは現在のトランの国防の中枢を担う騎士団であり、ボード・ビュラードの隠れ蓑のままである。



【搭乗MH】

●クルマルス3・ビブロス

名工ゼビア・コーターがファティマ搭載型として誕生させた、星団史上初のMHシリーズの1騎。
初代剣聖ナッカンドラ・スバースからボードに引き継がれた機体であり、主に合わせてか名前を偽りブランジの名で呼ばれる事もある。
クルマルスは他にバイロン(1)、ヴァイ・オ・ラ(2)が存在しており、本来は骨董レベルの機体の筈なのだが、ボード(ミッション・ルース)を始め、何故か高名且つ強力な騎士が愛用している。
※バイロン=アビエン・ヒートサイ。
※ヴァイ・オ・ラ=ママドア・ユーゾッタ。



【パートナー】

●バランシェ・ファティマNo.40

◇メガエラ

正式には「ブルー・メガエラ」と呼ばれる最高ランクのフローレス・ファティマ。
通称おでこちゃん。
育成期間中の幼少期にボードに命を助けられた事で彼を「マスター」とする。
因みにボード(ミッション)が任期期間中、丸々消えていたのは本編でも描かれた彼女を娶った時期の事である。



【関連人物】

・ルビール・レイス
学生時代からの友人にして片腕。
現在はトラン連邦判事長。
若い頃はイケメンだったが、現在は髭も生やして貫禄のあるお姿をしている。

・ナデジダ・リーフ
若く見えるが、やっぱり学生時代からの仲間。
ボードに自覚を持って欲しいのか敬称や役職で呼ぶのが常。

・サーパ・ビュラード(ルース)
メガエラを娶るエピソードにて「おしり突っついてよし」と書かれていた知的美人。
ビュラードは旧姓で、現在はルース。
つまりはボードの奥さんであり、ビュラードの姓名は彼女の旧姓から頂戴したもの。
やっぱり学生時代からの同士で、当時から恋人であったか結婚していた可能性が高い。

※本編でも触れられていたレイスは勿論、リーフ、サーパも「騎士」である。
……にも関わらずにボードを支えてトランの共和制への完全移行を成し遂げた傑物揃いだったりする。


・マロリー・ハイアラキ(ルース)
ボードの歳の離れた妹。
兄とは違い、ルース家の強力な騎士の血を生まれつきに発生させていた……が、そんな自分にも優しく聡明な兄を心から尊敬しており、兄を苦しめない為に叔父である剣聖デイモス・ハイアラキに弟子入りすると云う名目で彼女もまた生家を捨てている。
ハイアラキの名を継いだ後は、コーラス王家の一つマイスナー家王子の許嫁となると共に、その腕を買われてコーラス王家の代理人として「魔導大戦」開始後のハスハに下り立っている。
本編ではヤンキー気質で口が悪かったが、上記の設定の通りに本当の彼女は兄萌えのツンデレである。

・ウェイ・ルース
星団歴4000年代のボードの子孫で、生き写しと言って良い程に似ている。
コーラス6世の反乱軍に参加しているが、騎士能力は低く、どちらかと云えばムードメーカーや参謀役との事。
絶対絶命のピンチをメガエラに救われる……。





追記修正はレモンソースのレアチーズケーキを半分平らげてからお願いします。

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- 実は騎士になってからファティマを得るのに20年もかかった人。その理由も内密に引き合わせても2~3日でこわしてしまうという規格外過ぎる理由(恐らくファティマの扱いも規格外過ぎて処理能力の限界を越えてしまう)挙げ句「オレ様に釣り合うファティマは核爆級のメガトンパンチくらいの奴でなきゃダメ」とかほざいてたらある意味ではホントに核爆級のメガトンパンチ(最高ランクのフローレスファティマ)が来たという色んな意味で凄い人。  -- 名無しさん  (2016-10-27 22:01:14)
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