&font(#6495ED){登録日}:2009/09/03(木) 21:48:56 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 2 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- アメリカを代表するアメリカンコミック。1939年に設立された。 当初の社名はタイムリー(Timely)で、後にアトラス(Atlas)を経て1957年からマーベル(Marvel)((現在の日本語表記ではマーベルが一般的だが、以前はマーヴル、マーヴェル、マーブルの表記揺れが見られた。マーベルに固定しつつあるのは日本ではチョコのイメージが強いマーブル(Marble)と混同されるのを避ける為だろう。))に変更された。 DC COMICSと並んで二大アメコミ出版社と称されるほど人気は高い……というか、80年代以降は業界第一位の座を守り続けている。 しかし、80年代後半から人気に反比例して経営は悪化していき後述の買収劇に発展した。 また、DCの様にずーっとヒーローコミックを出版していた訳ではなく50年代には怪奇・犯罪コミックに傾倒していた。 しかし、60年代の初めまでに怪奇コミックが売れなくなり、破れかぶれに出したスパイダーマンがまさかの大ヒット((元々は廃刊予定の怪奇コミックスの最終号に唐突に登場した読み切り作品が最初。マッチョヒーローに対するアンチテーゼというかパロディだった。))したこと等により62年にファンタスティック・フォーを生み出し、スパイダーマンの連載を開始する等、ヒーローコミックへの回帰を果たした。 65年までにX-MENやハルク、ソー、アイアンマン…etc.のキャラクターが生み出され、1940年の戦時下に誕生した愛国ヒーローであったキャプテンアメリカが復活する等、現在も実写映画で新たな魅力を放っているキャラクター達が誕生している。 所謂、伝統的で古臭いDCに対して貧乏生活に悩むスパイダーマンやアル中に追い込まれるアイアンマン等、後に他社も真似するようになった妙な人間臭さや生活に根付いたリアリティーを持ち込んだ斬新な手法はMARVELのお家芸であった。 80年代からはチーム制であることを活かした複雑な人間関係と差別問題に根付く思想をストーリーに盛り込めるX-MENが大人気となり、歴代のヒーローコミックでも最高の売上を記録することになった。 原案は主にスタン・リー。 元々は創立者の甥っ子で、十代にして編集に加わって数多のヒーローのオリジンを担当した。 文字通りのアメコミの重鎮であり、MARVEL関連の実写映画シリーズでのカメオ出演(という名のお約束)で実写映画シリーズからのファンにも親しまれていたが2018年に逝去している。 スタン・リーといえば“キング”ジャック・カービーの作画が挙げられるが、アメコミの制作スタイル故に、その後も世代毎に多くのライターが物語を描き、多くのアーティストがイラストを描くため、一人のキャラに多彩なタッチで描かれている。 ストーリーも担当者によって様変わりし、90年代のスパイダーマンの様に後に丸ごと黒歴史化する位にやり過ぎた時代なんてのも出てきたりする。 日本の漫画と違って、キャラクターの所有権は漫画作者ではなく出版社にあるのがアメコミの特徴。 この特徴を生かして、色々なキャラが全て同じ世界に住んでいるため、 ヒーローが共闘したり、漫画の違うヴィランが手を組んだりすることも少なくない。 これを一般に“クロスオーバー作品”と称される。 また、出版社が違えどもDC COMICSのキャラクターとMARVEL COMICSのキャラクターが共演することもあった。 日本では実写映画が有名。 タイトルによって配給会社が異なり、同じ配給会社の作品間でリンクを設けている場合が多い。 ソニー配給のスパイダーマンの再リブートは特例で、ディズニー配給のアベンジャーズと同一世界観になっている。 ディズニー(パラマウント):アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、アベンジャーズ、アントマン、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー、ドクター・ストレンジ、キャプテン・マーベル、デアデビル、ゴーストライダー ソニー:スパイダーマン FOX:X-MEN、デッドプール、ファンタスティック・フォー 2009年8月31日、ディズニーにより買収された。 ミッキーとスパイダーマン、さらにはダースベイダー(MARVEL同様ディズニーに買収された)が共演する日も近いかもしれない。 ディズニー製作のMARVEL映画は世界観が同一となっており、原作同様異なる映画間でのクロスオーバーが行われる。 2014年にはMARVEL原作のディズニーアニメ映画「[[ベイマックス]]」が公開され、アカデミー賞を受賞するヒット作に。 超マイナーヒーローだったベイマックスの知名度を押し上げることに成功した。 主なMARVEL COMICSの作品 -[[X-MEN]] 80年代以降のMARVEL、延いてはアメコミ全般の流れに影響を与えた人気シリーズ。 ウルヴァリンはこのファミリーの一人。 宿敵のマグニートーもコミックのみならずダース・ベイダーに優るとも劣らない支持を受けるヴィランとして有名。 -[[スパイダーマン>スパイダーマン(アメコミ版)]] MARVEL中でも一番人気を誇るポップな蜘蛛男。 日本でも東映との提携時に生み出された特撮版で馴染みがあった。 -[[ファンタスティック・フォー]] 62年からのヒーローコミックへの回帰と共に生み出されたメタ的な意味でもMARVELの元祖ヒーロー。 宿敵のDr.ドゥームも有名でやっぱりコミックスを越えた人気を誇るヴィラン。 -[[キャプテン・アメリカ>キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー]] 本来のデビューは第二次世界大戦で、MARVELに於いてはヒーローの中のヒーローとして扱われている皆のキャップ。 -デアデビル 盲目だが他の感覚が異様に鋭い弁護士ヒーロー。 一言で言うと地味なバットマンだったが、後に[[DKR>バットマン:ダークナイト・リターンズ]]を生み出すフランク・ミラーのストーリーによりシブ好みのファンの支持を受けるようになった。 -[[アイアンマン]] 近年の実写映画シリーズにてMARVELの顔にまで大出世した鉄の社長。 アメコミの方ではアル中で破滅したりと問題児であった。 -ゴースト・ライダー 燃え上がる髑髏の頭のバイカーヒーロー。現在は車に乗っている。 この世の物ではないためやってることは地味だが、実はチート中のチート。 -[[ハルク>インクレディブル・ハルク(映画)]] MARVEL随一の怪力無双キャラ。 日本でも往年のドラマシリーズ『超人ハルク』で知られていた。 -[[マイティ・ソー]] [[北欧神話の雷神>ソー(北欧神話)]]その人…という設定の最強ヒーロー。 魔法のハンマー、ムジョルニアが武器。 -アベンジャーズ キャップ、社長、ンーさんによって最初に結成され、以降は様々なヒーロー達が所属した最強チーム。 他の有名なメンバーとしてはジャイアントマン(アントマン)、ワスプ、ファルコン、ヴィジョン、スカーレットウィッチ等。 -キャプテン・マーベル クリー人の能力を持つ女性ヒーロー。DCのシャザムとは名前が被っていた。 早い話がMARVEL版スーパーマンである。 単身で宇宙に飛び立ち宇宙戦艦の艦隊を壊滅させたりする圧倒的な戦闘力を誇る。 -Dr.ストレンジ 超能力や科学兵器ではなく魔術で戦う変わり種のヒーロー。 魔法のイメージは米国でもやっぱりチートなのか、何でも出来ちゃうワイルドカード的な扱いをされている。 -ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー スターロードやロケット・ラクーン、ガモーラ、グルート、ドラックスら宇宙の荒くれ者が集まったチーム。 歴史は意外と古いものの長らくマイナーチームの座に甘んじていたが、映画化されると一転人気チームへと昇りつめた。 -[[パニッシャー>The Punisher]] 妻と子の為に人外をも殺してのける復讐鬼と化した型破りなヒーロー。 時にどっちが悪党なのか解らなくなる程の制裁も加える手法はリアルでも物議を醸した。 -キック・アス 08年に誕生したヒーローに憧れる少年を主人公にしたメタ的な視点を含むコミック。 実写映画がヒットした。 -[[ベイマックス]] 元々は日本を守るローカルヒーロー「ビッグ・ヒーロー・シックス」のキャラクター。 人気が出ず打ちきりになっていたシリーズだったが、何故かディズニーが路線を変えて映画化してヒットした。 etc.... 追記・修正はアメコミ好きの人がお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 買収って映画部門だけじゃないの? -- 名無しさん (2014-07-21 07:07:03) - アメコミ高いしどこから手をつけていいのか、わかんねぇ -- 名無しさん (2014-11-09 11:44:36) - ディズニーに買収されて以降、これの映画は字幕推奨になっちゃった -- 名無しさん (2014-11-09 12:26:09) - ディズニーの公開予定の日本人主役の映画って人気なかったMARVEL COMICが元らしいね -- 名無しさん (2014-11-19 19:49:49) #comment #areaedit(end) }