&font(#6495ED){登録日}:2012/02/11 (土) 17:44:04 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- プロパンガスまたはLPガスは家庭用及び、自動車用燃料の一つであり、ガス燃料の一つでもある。要は、外にあるガスボンベの中身はこれである。 [[都市ガス]]が発達している日本は、全世帯のうち、地方部を中心に約四割近くが、LPガス会社と契約している。 都市ガス会社と違い、大手から中小零細企業まで参入しているため、料金がまちまちでトラブルに発展する場合も散見される。 なお、カセットコンロの燃料もこれである。 一言に液化石油ガスと言われるが、確かに原油を精製した段階で出る[[ブタンガス]]であったり、天然ガスの不純物がプロパンガスの原料だったりする。 主成分はブタンガスであるから、ブタンガスであれば、全てプロパンガスの原料となる。 無論、プロパンガスにする際もガス自体は無色無臭であるので、精製してから匂いを付けて、ボンベに詰める。 前述通り、プロパンガスは会社ごとに料金が違うし、都市ガスと違って、ボンベを運ぶ際の運送代がかかるため、料金は都市ガスに比べると高い。 あとは、タクシーの燃料として使われている。 関東地方のLPガスは2012年2月現在、1リットルあたり、95円程度。ただ、原油が高騰する前は、同60円程度であった。 家庭用と違って、タクシー用が安いのは、タンクローリーによる運搬だけだからである。 業界最大手は、&font(#ff7800){オレンジ色}のカセットコンロ用ボンベでお馴染みの岩谷産業株式会社。ブランド名は「iwatani」。 家庭へのプロパンガス契約は、子会社のマルヰガスが担当している。一度は「MARUI GAS」と書かれた運送トラックを見たことがあると思う。 第二位はJX日鉱日石エネルギーである。といってもピンと来ない? 以前は日本石油・三菱石油が合併して、日石三菱になり、新日本石油に改称。もう一方は共同石油がジャパンエナジー・JOMOに改称。 2009年に新日本石油とジャパンエナジーが合併して、上記のようなやたら長い名前になったが、「ENEOS」と言えば誰にでも分かるでしょう。 その後、九州石油も吸収合併したため、LPG事業では二位となったのはそのため。 他に、都市ガス事業者の子会社がLPガスを精製、販売を行っている。マルヰ、ENEOS、都市ガス事業者のLPGでは、あまりトラブルは起きない。 中小の業者は不透明な価格設定が多いため、注意しよう。 プロパンガスの長所は、災害時に都市ガスに比べて復旧できる時間が、比較的早い。 実際、[[東北地方太平洋沖地震]]の際は、都市ガスが使えない地域が多かったため、日本LPG協会が被災地に大量のガスボンベを供給したのはそのため。 ただ、阪神・淡路大震災の時と比べると、都市ガスの復旧は一月くらいと比較的早かった。しかしながら、避難所ではプロパンガスの方が、重宝したという。 災害時に備えるには、カセットコンロとカセットボンベをある程度備蓄することが必要。 現在のカセットコンロは、ボンベの形状は各社共通であるため、コンロとボンベのメーカーが違っても、問題はない。 なお、プロパンガスは都市ガスの火力調整用に添加されている。 追記・修正願います。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - プロパンよりブタンの方が多いのにプロパンガスである。 -- 名無しさん (2014-03-29 16:09:42) #comment #areaedit(end) }