彁(幽霊文字)

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彁(幽霊文字) - (2023/11/19 (日) 09:53:24) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2099/03/18(木) 05:47:18
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 1 分で読めます

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Q.縺薙?貍「蟄励?隱ュ縺ソ繧堤ュ斐∴繧



#center(){&sizex(7){彁}}




「彁」とは、&font(#0000ff){この世に存在するはずがなかった}漢字である。
世間一般的には「&font(#800080){幽霊文字}」と呼ばれている。
人類の歴史上存在しなかったはずのこの漢字について、一部では何者かが人類の歴史に干渉した証拠ではとまことしやかに囁かれている。
本当の読み方、意味を知ったと言われる者は、皆
&color(red,black){この文字を書き残して失踪しており、}
依然としてこの文字の真相は分からないままとなっている。

追記・修正はヤツらに気づかれないようにお願いします。

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#comment
#areaedit(end)
}



































はい、後半は嘘です。しかしこの字が幽霊文字と呼ばれているのは&font(#ff0000){事実}なのだ。


【幽霊文字の誕生】
なぜこんな一見存在しそうな字ができたか。その理由はJISコードにある。


JISコードは漢字を一文字ずつ数字コードに割り当て、ワープロソフトの利便性を上げるために開発された。
たまにwebページが途中で切れた時に表示される;&10774 ←こんな感じのコードである。
しかしこのコードが最初に作成された時、漢字の専門家に依頼しなかったり、変な資料を参照したりした結果


#center(){&font(#ff0000){なんだこりゃ?辞書にも載ってないし、いつ誰が使うんだこんな字?}}


という漢字が大量に収録されるという事態が発生してしまったのだ。5万字近くの漢字を網羅した中国の『康煕字典』や日本の『大漢和辞典』にさえ載っていない。こうしてJISコードに収録されたよくわからない字の総称が「幽霊文字」である。


【ルーツ探訪】

当然こんな字が野放しにされる訳もなく、漢字の専門家が中心になって幽霊文字の発生理由が探られる事になった。その結果、

・きわめてマイナーな地名や人名に使われている字と判明((例として垈が挙げられ、山梨県で「藤垈」、「大垈」、「相垈」といった地名に使われている))
・「𡚴」のつもりで、製版のために「山」と「女」の部分を紙で切り貼りした際、写り込んだ重なり影を誤認して「妛」という字に
・中国などの古文書にたまたま同じ字があった((彁以外の出典がわからない文字は全てここに属する))

などなど様々なルーツが解明される事となった。しかし……。




#center(){&font(#0000ff){唯一、古文書でも使われておらず、使用例が全く見当たらない漢字が存在した。}}




何もかもが不明な、漢字のオーパーツ、あるいはミッシングリンク……それこそが、「彁」なのである。



もっともこの字は、別の字を写し間違えて収録した結果生まれた字ではないかと言われており、有力な説としては「『&bold(){彊}』の間違い」というものがある。
実際、かつて朝日新聞のデータベースで「彁」を検索したところ、&font(i){1923年の記事で1件だけヒットする}も、調べたところ&font(b){紙面の「彊」の字がかすれて「彁」っぽく見えたのが誤登録されただけ}と判明、修正されるというできごとがあった。


しかし、調査を経て誤りと分かった時点で、既にJISコードに収録されてから約20年も経ち、その間にUnicodeといった国際的な文字コードにも「彁」が入ってしまっており、今さらコードの修正は不可能であった。
結果としてこの字はそのまま残され、今では世界中のコンピューターで(フォントさえ入っていれば)表示できる文字となっている。



こんな複雑な経緯を持つ字だが、JISコードに登録されてるので「か」か「せい」で変換すれば割と&font(#ff0000){サクッと}出てくる。この「か」と「せい」という読みも便宜上つけられたもので正式な読みではなく、旁からの連想とみられる。



【アニオタ的用法】
現在この字は「幽霊文字として紹介される」のが一般的な用法である。


しかしここでは更に一歩進んだ用法を紹介しよう。


1、[[暗号]]
この字以外にも語源こそ解明されたが未知の部分が多い幽霊文字は数十字存在する。
そこでそれらをカナなりアルファベットなりに当てはめれば、普通の人には意味さえわからない暗号が完成する。
スパイごっこやヒワイな相談事などにどうぞ。


2、創作物の人名
当然ながらこの字は人名に使うことはできないし、これからも未来永劫使用不可であろう。
そこでワナビにオススメなのがこの字を人名や地名、技名に使うことである。
厨二度が増すだけでなく世の親御さんから、


「キー! あなたの作品のキャラと名前が同じせいでうちの子がいじめられたザマス!」


というクレームが来るのが回避できる。著作権対策にもいいだろう。
幽霊文字ということで[[幽霊キャラ>幽霊(萌え属性)]]の名前に使うのもいいかもしれない。




「彁」の字の有効利用法をもっと思いついた方は追記・修正お願いします。

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- ゆみかか  -- 名無しさん  (2018-08-21 14:48:32)
- ホラーものの人名に付けることでそいつが幽霊だと判断するギミックにも使える  -- 名無しさん  (2018-09-23 09:21:49)
- 太鼓の達人でこの字の曲あるね  -- 名無しさん  (2021-07-11 22:09:41)
- ↑その曲を作ったのはもぺもぺと同じ人だよ。  --    (2022-08-03 17:52:59)
#comment
#areaedit(end)
}