戦闘メカ ザブングル

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戦闘メカ ザブングル - (2015/01/29 (木) 21:45:09) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2011/02/16(水) 23:40:03
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&font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます

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惑星ゾラと呼ばれる地球、しかし人々はゾラの名前を忘れて、久しい・・・。

砂塵渦巻く地の果てで、熱血ジロンと美女2人!

「戦闘メカ ザブングル」は1982年に放映された、日本サンライズ制作、富野由悠季監督の『ロボットアニメ』。

翌年には総集編の「ザブングル・グラフィティ」が劇場公開。
併映は「ドキュメント・太陽の牙ダグラム」。

「機動戦士ガンダム」「伝説巨神イデオン」に続く、富野監督の、世間で言う『リアルロボットアニメ』路線第3作目にあたる。
西部劇風な舞台で生命力溢れる登場人物達がコミカルかつパワフルに暴れまくる、冒険活劇であり、シリアスだった「ガンダム」「イデオン」とは(一見)ガラリと作風が変わっている。

宮崎駿氏の「未来少年コナン」を意識していたとか・・・。


〈あらすじ〉
「惑星ゾラ」と呼ばれる植民星。
“イノセント”と呼ばれる特権階級と、どんな罪でも三日逃げ延びれば無罪放免という“三日の掟”に人々(シビリアン)は支配されていた。

両親の仇・ティンプを討つ為、運び屋・キャリング・カーゴから新型ウォーカーマシン“ザブングル”を盗み出す少年・ジロン・アモス。
“こだわり”を捨てない彼の生き方は、サンドラットやアイアン・ギアー、ソルト等様々な人々に影響を与え、やがてイノセントの支配を覆す大きな力となっていくのだった・・・。


〈主な登場人物〉

■ジロン・アモス
ドマンジュウとかメロン・アモスとか散々な云われようの主人公。
いわゆる美形キャラとは真逆な容姿ながら、行動力と男気、肉体的にも精神的にも人間離れしたタフさを持ち、エルチとラグをはじめ、作中ほぼ全ての女子からモテモテ。
オトコは顔じゃない、生活力だ!な、時代だった。

■ラグ・ウラロ
少年少女のブレーカーグループ〈サンドラット〉のリーダー。
男まさりというか、ほとんんど男の子みたいなのだが、実は「女には優しくしろ、って親父に言われた」というジロンの言葉にコロリと参ってしまう、純情娘。
乳首ポロリというよりしょっちゅう丸見え。
…大らかな時代だった。

■エルチ・カーゴ
運び屋・キャリング・カーゴの娘で、父の死後は跡目を継ぎ、アイアン・ギアーを指揮する。
お嬢様ながらもやはり一筋縄ではいかない根性の持ち主で、ナイフの達人でもある。パンチラ要員。
文化的なイノセント(というよりビエル様)に憧れているが、中盤、そのイノセントに洗脳されてしまう。

■ブルメ
サンドラットのメンバー。
チビで皮肉屋だが何気に美形。ラグに惚れている。

■ダイク
サンドラットのメンバー。気は優しくて力持ち。ジロンにサブキャラ認定される。

■チル
同じくサンドラット。明るく逞しい幼児だが、時代のせいかロリな香りはあまりしない。
中の人は後のちびまる子。

■コトセット・メムマ
アイアン・ギアーのメカニック。
当初はマトモだったが、終盤には狼男になったり、ラグに抱き付かれニヤケたり、アイアン・ギアーをジャンプさせたり。
中の人はアストナージ。

■ファットマン・ビッグ
名前に反してマッチョマン。エルチの忠実なボディガード、男純情。

■ティンプ・シャローン
ジロンの両親の仇。
流れ者のブレーカーだが、実はイノセントと通じている。後半はやはりギャグキャラ化してしまう。
 
■キッド・ホーラ
キャリング・カーゴの片腕だったブレーカー。怒ってもタレ目。
エルチに振られ、アイアン・ギアーを追い出された後も、しつこく追い回す。やはり男純情。
まだストーカーという単語が広まっていない時代だったのだ・・。
ICBMの爆発に巻き込まれても黒焦げ&尻丸出しで済むくらい頑丈(アニメだからね!)。

■マリア・マリア
惑星ゾラには珍しく、身を守る為にさえ銃を持とうとせず、孤児達の世話をしていた少女。
ラグ達に「変な子」扱いされる。
終盤には戦闘に参加する決意を固める。
ついでにブルメの頭を蹴っ飛ばしていた。

■ビリン・ナダ
反イノセント組織・ソルトのメンバー。
マリアとコンビを組む事が多い。
何気に美少女。

■アーサー・ランク
イノセントのリーダー。だが象徴的存在で、実権は側近のカシム・キングに握られている。
イノセントの本来の役割に忠実で、ジロン達の味方につく。
ジロン曰わく「美形キャラ」。
テレビ版と劇場版で生死が別れる。
 

〈ウォーカーマシン〉
本来はブルーストーンの採掘用重機。
ブルーストーンを巡っての抗争が絶えない為、大抵武装してあり、戦闘に特化したタイプも多数存在する。
開発・製造の技術はイノセントが独占している。
人型が多いのは、「再び人類がこの地に自分達の足で立てる様に」という願いから。
動力はガソリンエンジンで、操作はハンドルやレバー、アクセルで行う。まさに自動車感覚。
というかボスボロット感覚(ボロットも同じ操作をするから)。
 

■ザブングル
キャリング・カーゴが見栄でイノセントから二台購入した最新型ウォーカーマシン。
純粋な戦闘用ウォーカーマシンであり、ザブングル・カーから上半身がブングル・スキッパー、下半身がブングル・ローバーという飛行機に変形、
合体する複雑な変型合体機能と、従来よりはるかに人型に近いシルエットを持つ。

ジロンが搭乗した機体、通称サブザブングル(またはザブングル2)は前輪と主翼を壊したため変形不能に。後にカラス・カラスとの戦闘で大破して、ラグ機の部品取りになった。

頭部がコクピットなのだが、キャノピーを破壊されて危うく放り出される場面も。ウォーカーマシンはちゃんとシートベルトを付けて操縦しましょう。
 
■ウォーカーギャリア
ジロンがイノセントから前借りと言う名前で強奪した、
元祖?二代目主役メカ。
ザブングルに比べるとかなりシンプルな変型合体機能になり、マッシブなシルエットになった。
今では当たり前な主役メカ交代だが、当時は(劇中でも)「パターン破り」と大騒ぎしていた。

もっとも同時期の『タイムボカンシリーズ 逆転イッパツマン』でも逆転王→三冠王乗り換えイベントはあったが。

ICBMを投げ返したとんでもないウォーカーマシン。
 
■アイアン・ギアー
カーゴ一家が所有する交易船(ランドシップ)。
巨大ウォーカーマシンに変型するうえに、そのままジャンプまでしてしまった反則兵器。

「グレタ・ガリー」
「ギア・ギア」
という同型艦も敵として登場。それも当時は(劇中でも)「パターン破り」と騒がれた。



〈その他〉
放送当時にバンダイから発売されていたプラモデルは、[[ガンプラ]]ブームの熱気が覚めやらぬ時期に発売され、ダグラムと人気を二分した(実際はダグラムの後塵を拝していたが…)。
特に1/100スケールシリーズ(+1/1000アイアン・ギアー)は、タミヤのスケールモデルをインスパイアした白箱、アニメ設定にはない細部のアレンジと緻密なディテール、ドラム缶やバイクなどの豊富な小物が特徴。
しかし、1/100ウォーカーギャリアは発売中止になってしまい、終了から数年後にペーパークラフト(一応変形可能)として発売され、ファンの怒りを盛大に買ったものの、
2008年にR3(リアルロボットレボリューション)シリーズの第4弾として発売され、あくまで「1/100ウォーカーギャリアのプラモ」を求め続けてきたファンの20年以上にも及ぶ心の渇きは癒された。
ちなみに、1/144全種(ギャロップ・クラブ・トラッド11はセット販売)と1/48ホバギーは再販がかかったが、1/100のうちガバメント・プロメウス・オットリッチは[[金型紛失で再販されていない>大人の事情]]。





「で、俺は何やりゃいい?」

「サブキャラだからな、追記・修正でもしといてよ」



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- 富野作品で一番すき  -- 名無しさん  (2013-08-06 20:31:26)
- なんかギャグってことで妙な目で見られるけど、間違いなく名作。歌も名曲だと思うよ  -- 名無しさん  (2013-09-08 08:58:15)
- ↑ウォーカーギャリアの曲が格好良すぎて困る  -- 名無しさん  (2014-02-18 19:41:49)
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