&font(#6495ED){登録日}:2012/09/02(日) 19:23:59 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 1997年に公開されたオーストリア映画。 監督はミヒャエル・ハネケ。 監督が「ハリウッドのスリラー映画のパロディ」と自称しているが、暴力に満ちた構成であるにも関わらず 暴力シーンを直接的に映さず、主人公家族がひたすらいたぶられるという不快感を掻き立てる映像に終始しており 「娯楽としての暴力映画」への批判も見て取れる。 また、途中で犯人二人が映画の観客に対して問いを投げかけるメタ描写があり、 虚構への挑戦を意図した意欲的な作品でもある。 カンヌ映画祭で上映された際はそのあまりの不愉快さに席を立った者が続出し、ロンドンではビデオが発禁にもなった。 2008年にはハリウッドでミヒャエル・ハネケ自身の手によりリメイクされた。 【ストーリー】 平凡な家族・ショーバー一家は夏の休暇を過ごすために湖のほとりにある別荘へと向かった。 穏やかな休日が始まったと思ったが、そこに隣に住んでいる二人の青年の一人が &font(#ff0000){「卵を分けてくれませんか?」} と尋ねてくる。 青年の愛想のいい態度に気を許し、最初は愛想よく家の中に招いた家族だったが、 渡した卵を割ったりぐだぐだと家に居座り続ける彼の様子に徐々に不快感を募らせる。 耐えかねて父親が一喝すると、青年はいきなり父親の足をゴルフクラブでへし折る。 さらにもう片方の青年も家に上り込み、そのまま一家は居間に監禁されてしまう。 恐怖する一家に二人はにこやかに告げるのだった。 &font(#ff0000){「明日の朝までに君たちが生きているか死んでいるか賭けをしよう」} 【登場人物】 ○ペーター 二人組のデブの方。 一見礼儀正しいが厚顔無恥で残虐。 ○パウル 二人組のヤセの方。 相棒への使いが荒い。 ○アナ 一家の妻。 か細く幸薄そうな顔して懸命に頑張るがその甲斐なく。 ○ゲオルグ 一家の主。 満身創痍の身で家族を守ろうとするがその甲斐なく。 ○ショルシ 一人息子。 幼いながら懸命に抗おうとするもそんなに甘くはなく。 【ゲームの内容】(別名・一家の無駄なあがき) ・ソファに座らされ、一方的にいびられる ・アナは脱がされ、犯されると思いきや何もされない ・ショルシが逃げ出して、発砲するも空砲 ・で、あっさり撃ち殺されるショルシ ・二人が家を出たので助けを求めるアナ ・通りがかった車に助けを求めるが、それが二人の車 ・残った夫婦の死に方を選ばされるアナ ・隙をついてアナがペーターを射殺 ・TVのリモコンで時間を巻き戻し ・時間を戻され、銃をパウルに奪われた挙句ゲオルグ射殺 ・アナはボートで湖に連れ出され、必死の抵抗も甲斐なく沈められる そして… 「卵を分けてもらえませんか?」 ゲーム再開 「追記修正を4個ほどさせていただけませんか?」 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - え、えげつねえ……なんだこの映画 -- 名無しさん (2015-04-24 17:58:54) - 娯楽性も何もあったもんじゃないひたすら不愉快なだけの映画。逆に言えばそれが最大の売り -- 名無しさん (2015-04-25 05:04:18) - 過剰にストレス展開を忌避し、理不尽や矛盾を嫌い、不愉快なキャラを非難し、悪人には報いを求める現代日本のアニヲタにとっては冗談抜きで発狂モンの内容だね …そしてそういう反応も監督の意図の内というのがますます… -- 名無しさん (2016-06-07 19:58:25) - 少なくとも金を払ってまで見に行きたくない映画No.1だと思うわ… -- 名無しさん (2016-06-22 23:26:24) - ある意味この映画を見せるという行為自体がファニーゲーム -- 名無しさん (2017-02-14 00:04:24) - 観客が2人組に殺意を向けるのを目的として作ってるから、そりゃもうクソみたいな展開のオンパレード -- 名無しさん (2017-05-29 00:07:03) #comment #areaedit(end) }