あかほりさとる

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あかほりさとる - (2015/12/07 (月) 11:05:17) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2012/01/25(水) 23:37:05
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&font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます

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あかほり さとる
本名 赤堀 悟
通称&font(#ff0000){外道}、帝王、あほさるなど

日本の脚本家・小説家でありSATZ社長。
[[愛知県]]出身で明治大学[[農学部]]農業経済学科卒。

妹は各種ゲームアンソロの4コマ漫画などでお馴染みだった漫画家の奥谷かひろで、妻も漫画家の北川みゆきである。


大学在学中の1986年に、小山高生主宰の脚本学校「アニメシナリオハウス」を受講。翌年に脚本家集団「ぶらざあのっぽ」発足にも携わる。
その翌年にアニメ「ホワッツマイケル」でデビュー。
その後、アニメのみならず様々なメディアミックス展開に関わっていき、アニメ脚本家、漫画家、小説家、ラノベ作家、ラジオドラマ、ドラマCD、ゲーム脚本、と様々な分野で活躍した。

その結果、90年代アニメブームの仕掛け人・アニメシーンの影の立役者の一人として、いつしか&font(#ff0000){毀誉褒貶を一身に受ける存在}となる。
特に、らいむいろ戦奇譚で&font(#ff0000){エロゲライターデビュー}した時は業界に衝撃が走った。


あかほりの作風は、良くも悪くもストレートでご都合主義が多い。

また、彼の手掛けた小説では、やたら擬音や極端な改行が頻出するのも特徴。
これらの技法は当時としてはあまりにも掟破りで、「ただの行稼ぎ」「小説としてはどうなのよ?」と酷評も多かった。
しかし、これに対しては「小説読む人が余りにもいないから、いっそ漫画みたいな小説なら読むんじゃね?」と反論している。
現在のラノベではこういった擬音・改行が使われることが珍しくもなくなり、何だかんだで彼の作風は業界に定着することとなった。
なお勘違いされがちだが、実はいわゆるあかほり文体をつかわなくても普通に小説を書ける。
実際シュラトのノベライズでは普通の文体で書いている、戦略的にファン層を拡大する作風を考えそれを成功させた辺り
相当な力量の持ち主であるといえる。


そして、なんといっても外道。
〆切を無視して飲みに行ったり、ラジオで放送禁止用語をバンバン吐いたりとやりたい放題の限りを尽くし、武勇伝には事欠かず。
よく一緒に仕事をした人間からネタにされている他、本人も認めており、イベントでファンとの「外道!」「外道じゃねえ!」というやり取りがお約束になっている。


また、あかほりは1990年代後半の頃の声優ブームに貢献した偉大な人物の一人でもあった。

現在、[[シャフト>シャフト(アニメ会社)]]における[[斎藤千和]]、[[京都アニメーション]]の[[白石稔]]や[[今野宏美]]など、
特定のアニメ制作会社が半ばお約束のように特定の声優をお抱えとして起用する事例がよく見受けられるが、
彼もまた自分の作品に特定の声優を専属的に起用したパイオニアである。

あかほりの場合は[[水谷優子]]がそれにあたり、アニメに頻繁に出演させていたほか、一緒にラジオ番組をやるほどであった。


あかほりが手掛けた作品の画期的だったところは、従来のヲタ向け作品がどうしてもある程度の教養や前提条件となる知識を必要としていたのに対し、それらを廃して分かりやすく楽しめるようにしたことであろう。

数多の人気声優を起用して人目を惹きつけ、半年程度の放送で完結するご都合主義ながらも楽しめる物語を続々と量産する…。
それは、さながら「あかほりフォーマット」とでも呼べるようなものであった。

よく言えば多彩、悪く言えば節操の無いあかほりは作家性と呼べるものは皆無に等しく、&font(#ff0000){アニメ界の秋元康}と呼ぶ声もある(むしろビーイングかも)。


しかしながら、その明快なフォーマットは当時多くの人間を惹きつけたのは否定しようのない事実であるし、
結局それらは現在のアニメ業界にも脈々と受け継がれ、殆どの萌えアニメはあかほり作品の影響から逃れられていないのが原状である。


アニメをガチヲタに占有させず、「ライトヲタ」が台頭するきっかけを作った。
そういう観点から見ても、あかほりは注目に値する人物と言えるのではないか。

等というのはあかほりさとる本人が意図的に作っている自己宣伝によって作り出されたイメージに近い。
じっさいのあかほりさとるはこども向けアニメーション制作などで習得したテンポの良い展開と物語内での合理性を簡潔に守った上で
商業作品においてエンタメ性を重視した完成度の高い作品を提供している一方で、彼がメインで作る話は驚くほど暗くて救いがない。

セイバーマリオネットJでは、男性しか居ない社会で女性復活という題材のあとに、女性が復活したあとに居場所と使命をなくした
女性を模した人形であるヒロイン達のその後を書いたり、主人公が相討ちになるシュラトのノベライズでは最後にヒロインが心を閉ざし
MAZE☆爆熱時空では、近親相姦で許されぬ兄弟愛を抱いた主人公が、異世界に召喚された結果一つに融合。お互いに会うことはもう出来ない状態に置かれたり、
陰陽探偵少女遊RANTO☆魔承録では主人公の登場により平和な日常と家族と友人を全て失った為ヒロインが主人公を憎悪、拒絶したり。
そして言わずもがなの『[[宇宙の騎士 テッカマンブレード]]』である。

徹底したエンタメ路線と、徹底した設定レベルから組み込まれた暗い鬱展開を志向する作家性という、相反する要素を併せ持つのが「小説家のあかほりさとる」といえるかもしれない。

作品リスト

○[[サクラ大戦シリーズ]]

◆二文字アルファベットシリーズ
○[[NG騎士ラムネ&40]]
○[[VS騎士ラムネ&40炎]]
○KO世紀 ビースト三獣士
○SMガールズ セイバーマリオネット
 ・SMガールズ セイバーマリオネットR
 ・[[SMガールズ セイバーマリオネットJ>セイバーマリオネットJ(アニメ)]]
 ・SMガールズ セイバーマリオネットZ
 ・セイバーマリオネットi

◆シリーズ外単作
○[[宇宙の騎士 テッカマンブレード]]
○[[かしまし ~ガール・ミーツ・ガール~]]
○[[吉永さん家のガーゴイル]](アニメプロデューサー)
○爆れつハンター
○MAZE☆爆熱時空
○神to戦国生徒会
○[[これが私の御主人様]](外道協力)
○あぶらみぶらざあずシリーズ
○らいむいろシリーズ
○あかほり外道アワーらぶげ(アニメ原作)




加筆修正は外道と呼ばれてから……

#center(){&font(#ff0000){「外道じゃねぇ!」}}

……外道と呼ばれてからお願いします!

#center(){&font(#ff0000){「無視かコノヤロー!」}}

だって&font(#ff0000){外道}だしー(はぁと)

#include(テンプレ2)
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}
#include(テンプレ3)

#openclose(show=▷ コメント欄){
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- この人の作品って、ほとんどファンタジーで作品が未完のままが多いけど、セイバーマリオットのように当時、苦手ジャンルだったSFを乗り越えた事が良い。セイバーjは哲学的要素もあり、登場人物の葛藤が上手く表現できてて、原作もアニメも両方最高の仕上がりだと思う。  -- 名無しさん  (2014-12-18 18:58:45)
- テッカマンブレードのシリーズ構成だと知ったときとシュラトの小説版を読んだときは「これほんとにあかほりか?」と思ったもんだ  -- 名無しさん  (2015-05-05 10:02:22)
- 本当の意味で賢い人なんだよ。だからこそブレードみたいな傑作も描ける。豚用の作品は、それが金になるから次々と産み出してただけ。  -- 名無しさん  (2015-05-05 10:39:49)
- あかほりさとるに作家性がないとか嘘だろってかんじなのでちょっとなおした  -- 名無しさん  (2015-12-03 21:22:33)
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