娼年

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娼年 - (2017/08/22 (火) 18:51:06) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2012/10/16(火) 05:37:01
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&font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます

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『娼年』とは、2001年に発表された小説。著者は『池袋ウエストゲートパーク』等で有名な石田衣良。氏にとっては初の恋愛作品であり、長編作品である。
第126回直木賞候補作。


【あらすじ】
女性にもセックスにも楽しみを見いだせず、バーテンダーのバイトをして日々生活していた大学生の&font(#0000ff){リョウ}はある日、女性向けの会員制ボーイズクラブ『Le Club Passion』のオーナー・&font(#800080){御堂静香}に誘われ、&font(#ff0000){娼夫}の仕事を始めることになる。

様々な理由で男性を買う女達と接するリョウは、女性の欲望の向こう側にある"何か"を求めるようになり……
 

【特徴】
一般的には女性からの視点で描かれることが多い性的サービスの仕事を、20歳という多感な青年の目線から描いている。
その為、ラブシーンもそれなりに多く、主人公が相手をする女性の年齢の幅も非常に幅広い(最高齢でなんと&font(#ff0000){60、70代の女性}もいる)
特殊な性癖を持った人も多く、3Pから放尿プレイ、擬似NTR等がある他、半ば&font(#ffb74c){ホモォ}的な展開もあったりする。
しかし性的描写はあくまで物語を構成する要素の一つであり、基本的には主人公であるリョウの成長物語として書かれている。
 

【主な登場人物】
●森中 領(もりなか りょう)/リョウ
20歳。大学生。恋愛も大学生活もつまらないと感じており、週に1度しか大学に行かない。
バーでバーテンダーのバイトをしており、御堂静香の誘いによって&font(#ff0000){娼夫}の仕事を始めることになる。
洞察力に優れているが、性格は少々淡白。
娼夫の仕事をしていく中で、次第に女性の欲望の奥深さに魅せられていく。


●御堂 静香(みどう しずか)
40代。会員制ボーイズクラブ『Le Club Passion』のオーナー。
リョウの秘めたる才能を見出し、自身のクラブで働かないかと彼を勧誘する。
とある理由によりセックスを拒んでいるが……
 

●田島 進也(たじま しんや)/シンヤ
領の中学時代の同級生。ホスト。自信家で調子のいい男。
ホストとして働いている、リョウとは対照的な所謂『肉食系男子』


●咲良(さくら)
『Le Club Passion』で働く、すこしふくよかで、優しい印象のある女の子。
聴覚を失っており、耳が全く聞こえない。
 

●平戸 東(ひらと あずま)/アズマ
『Le Club Passion』で働く、VIP向けの特別な娼夫。リョウに対して売れっ子になると断言する。
長髪と可愛らしい顔だちが特徴的な美少年で、痛みに快楽を感じるマゾヒスト。


●白崎 恵(しろさき めぐみ)/メグミ
リョウのゼミの同級生。リョウにバーでの飲み放題と引き換えに、ゼミのノートと代返を任されている。
少しおせっかいな、普通の女の子。
 

【余談】
続編である『逝年』が2008年に発表されている。
また、『娼年』『逝年』の両作とも、幸田育子の作画で漫画化され『オフィスユー』(集英社)で連載されていた。




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